JP2019127330A - 積載型トラッククレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性の低下及びコストアップを伴うことなくアウトリガビームの長いストロークを確保することができる積載型トラッククレーンを提供する。【解決手段】トラック車両に架装されるクレーン装置10は、アウトリガ装置36と、アウトリガ装置36の上面51Cの中央に固定された支持台31と、支持台31に設けられた旋回台32と、旋回台32と支持台31との間に介在され、旋回台32を旋回させる旋回モータ43を有する旋回装置70と、旋回台32に支持されたブーム装置30と、アウトリガ装置36、旋回装置70、ブーム装置30に作動油を供給する操作バルブ42及びオイルタンク49とを備える。旋回モータ43及び操作バルブ42は、支持台31より右側に配置されている。オイルタンク49は、支持台31より左側に配置されている。【選択図】図2

Description

この発明は、トラック車両に架装される積載型トラッククレーンの構造に関する。
トラック車両に架装される積載型トラッククレーンは、トラック車両のキャビンと荷台との隙間に架装される。積載型トラッククレーンは、アウトリガ及びジャッキ装置、旋回台、ブーム装置、ウインチ装置などを備え、これらは、油圧アクチュエータを介して駆動される。積載型トラッククレーンは、上記隙間に配置されるものであるから、アウトリガ及びジャッキ装置、旋回台等はコンパクトにレイアウトされた状態でトラック車両のフレームに固定される。したがって、積載型トラッククレーンの場合、オイルタンク及び操作バルブも上記隙間に効率的に配置される(たとえば特許文献1、2参照)。
実開平03−25490号公報 特開2013−75761号公報
従来の積載型トラッククレーンでは、オイルタンクは、アウトリガの張出方向において当該アウトリガと隣接して、すなわち、アウトリガボックスの後端面に配置されていた。そのため、オイルタンクを配置するために要するスペースの分だけアウトリガビームのストロークが小さくなり、その結果、アウトリガの張出長さが抑えられ、作業範囲が制限されてしまうという問題があった。
この問題を解決するため、たとえば、上記隙間に形成されるデッドスペースに合わせてオイルタンクを異形に設計し、移設することが考えられる。しかし、オイルタンクが特殊なものとなり、その結果、積載型トラッククレーンの製造コストが上昇すると共にメンテナンス性が低下するという新たな問題が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メンテナンス性の低下及びコストアップを伴うことなくアウトリガビームの長いストロークを確保することができる積載型トラッククレーンを提供することである。
(1) 本発明に係る積載型トラッククレーンは、トラック車両に架装されるものである。本発明に係る積載型トラッククレーンは、上記トラック車両のフレームに固定される一対のアウトリガボックスを有する外箱、上記各アウトリガボックスにスライド自在に内挿されたアウトリガビーム、及び当該アウトリガビームに設けられたジャッキを有するアウトリガ装置と、上記外箱の上面中央に固定された支持台と、当該支持台に設けられた旋回台と、当該旋回台と上記支持台との間に介在され、上記旋回台を旋回させる旋回モータを有する旋回装置と、上記旋回台に支持されたブーム装置と、上記アウトリガ装置、上記旋回装置、上記ブーム装置に作動油を供給する操作バルブ及びオイルタンクとを備える。上記旋回モータ及び上記操作バルブは、上記支持台より右側又は左側のいずれか一方に配置されている。上記オイルタンクは、上記支持台より右側又は左側のいずれか他方に配置されている。
上記構成によれば、オイルタンクは、外箱の上面に配置されている。つまり、オイルタンクは、アウトリガ装置の張出方向において当該アウトリガ装置と隣接して配置されていない。これにより、アウトリガビームのストロークを大きく維持できる。その結果、アウトリガビームの長いストロークを確保することができる。
また、上記構成によれば、オイルタンクと同様に外箱の上面に配置される旋回モータ及び操作バルブが、支持台に対してオイルタンクと反対側に配置される。そのため、オイルタンクを配置するための十分なスペースを確保することができる。その結果、オイルタンクを特殊形状にする必要がないため、メンテナンス性の低下及びコストアップを回避できる。
(2) 上記オイルタンクの下面にドレン口が設けられている。上記オイルタンクは、上記ドレン口が上記外箱の上面と対向しない位置に配置されている。
ドレン口が外箱の上面の真上に配置されると、ドレン口から排出される作動油を受けることができないという問題が生じる。上記構成によれば、オイルタンクは、ドレン口が外箱の上面と対向しない位置に配置されている。そのため、上記のような問題を回避できる。
(3) 上記旋回装置は、作動油を上記ブーム装置に供給するスイベルジョイントを有する。当該スイベルジョイントと上記操作バルブとが油圧管により接続されている。上記支持台の前面に上記油圧管が挿通される挿通口が形成されている。
仮に、挿通口が支持台の左右いずれか他方を向く面(オイルタンクを向く面)、つまり操作バルブと反対側の面に形成されている場合、油圧管が長くなり過ぎて配管に手間がかかる。一方、仮に、挿通口が支持台の左右いずれか一方を向く面、つまり操作バルブと同じ側の面に形成されている場合、挿通口と操作バルブとが近くなり過ぎて、配管に際して油圧管を曲げる必要がある場合などにおいて配管が困難になる。上記構成では、挿通口が支持台の前面に形成されている。支持台の前面は、支持台の左右いずれか一方を向く面と他方を向く面との間に位置する。これにより、油圧管を適度な長さとすることができるため、配管に手間がかからない。また、これにより、挿通口と操作バルブとの距離を適度な距離とすることができるため、油圧管を曲げる配管を容易に行うことができる。
本発明によれば、アウトリガの張出長を確保し、且つ積載型トラッククレーンを大型することなくタンクを配置することができる。
図1は、トラック車両20及びクレーン装置10の側面図である。 図2は、クレーン装置10の外観斜視図である。 図3は、ブーム装置30、旋回モータ43、及びオイルタンク49が除かれた状態のクレーン装置10の平面図である。 図4は、クレーン装置10の平面図である。 図5は、クレーン装置10の機能ブロック図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施形態は、本発明の一態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。また、以下の説明では、トラック車両20を後方から視て右方向及び左方向が定義される。
本実施形態では、図1に示されるトラック車両20と、トラック車両20に架装されたクレーン装置10(特許請求の範囲に記載された「積載型トラッククレーン」の一例)とが説明される。
[トラック車両20]
図1が示すように、トラック車両20は、エンジン21(図5参照)と、車軸に設けられたタイヤ22と、キャビン23と、荷台24とを備える。タイヤ22は、車軸を介してエンジン21によって駆動される。キャビン23は、トラック車両20の前部に配置されている。ハンドルやクラッチやアクセルやブレーキなどの運転装置が、キャビン23に設けられている。荷台24は、キャビン23の後方に配置されている。荷台24は、上方が開放された箱状である。荷物は、ブーム装置30によって上方から荷台24に積載される。
[クレーン装置10]
図1が示すように、クレーン装置10は、トラック車両20に架装されている。クレーン装置10は、キャビン23と荷台24との間に配置されている。図1及び図2が示すように、クレーン装置10は、アウトリガ装置36と、支持台31と、旋回台32と、旋回装置70と、ブーム装置30と、オイルタンク49と、油圧ポンプ41(図5参照)と、操作バルブ42と、レバー装置50とを備える。
[アウトリガ装置36]
図1が示すように、アウトリガ装置36は、トラック車両20のフレーム25に固定されている。図2が示すように、アウトリガ装置36は、外箱51と、アウトリガビーム52と、ジャッキ53とを備えている。
図2及び図3が示すように、外箱51は、一対のアウトリガボックス51A、51Bを備えている。一対のアウトリガボックス51A、51Bは、前後方向8に並んで配置されている。アウトリガボックス51Aが、アウトリガボックス51Bの前方に配置されている。アウトリガボックス51Aの左端及びアウトリガボックス51Bの右端に、開口54が形成されている。
なお、一対のアウトリガボックス51A、51Bのそれぞれの構成は同一であるため、以下では、アウトリガボックス51Aの構成が説明され、アウトリガボックス51Bの構成は、原則省略され必要に応じて説明される。
アウトリガボックス51Aは、内部にアウトリガビーム52を格納可能である。アウトリガビーム52は、図2に破線で示されている。
アウトリガビーム52は、アウトリガボックス51Aに対して相対的にスライド自在である。アウトリガビーム52は、図2に破線で示される格納位置から、アウトリガボックス51Aから左方へ張り出した張出位置(不図示)へ、左向きへ移動する。また、アウトリガビーム52は、張出位置から格納位置へ右向きへ移動する。アウトリガボックス51Bに格納されたアウトリガビーム52も、張出向きが逆であることを除いてアウトリガボックス51Aに格納されたアウトリガビーム52と同様に移動する。なお、アウトリガビーム52は、作業者によって手動で移動されてもよいし、シリンダなどに駆動されることによって移動してもよい。
図2が示すように、ジャッキ53は、ジャッキ本体53Aと、ジャッキアーム(不図示)と、ジャッキフロート53Bとを備えている。ジャッキ本体53Aは、アウトリガビーム52の左端部から下方へ延びている。ジャッキ本体53Aは、アウトリガビーム52と一体に構成されている。ジャッキアームは、ジャッキ本体53Aに対して伸縮可能である。図2には、ジャッキアームがジャッキ本体53Aの内部に格納されることでジャッキ本体53Aに対して収縮した状態が示されている。右のジャッキアーム(アウトリガボックス51Bに対応するジャッキアーム)は、ジャッキシリンダ47(図5参照)により駆動され、左のジャッキアーム(アウトリガボックス51Aに対応するジャッキアーム)は、ジャッキシリンダ48(図5参照)により駆動される。ジャッキフロート53Bは、ジャッキアームの下端に取り付けられている。ジャッキアームがジャッキ本体53Aに対して下方へ伸長した状態において、ジャッキフロート53Bは接地する。
アウトリガ装置36は、接地状態と格納状態とに状態変化する。アウトリガ装置36は、走行時に格納状態とされ、ブーム装置30が操作される際に接地状態とされる。接地状態は、アウトリガビーム52が張出位置であり、且つジャッキアームがジャッキ本体53Aから下方へ伸長した状態である。格納状態は、アウトリガビーム52が格納位置であり、且つジャッキアームがジャッキ本体53Aに格納された状態である。
[支持台31]
図2が示すように、支持台31は、外箱51の上面51Cにおける左右方向9の中央部に固定されている。支持台31は、上面51Cから上方へ突出している。図3が示すように、支持台31の前面31Aに、貫通孔39(特許請求の範囲に記載された「挿通口」の一例)が形成されている。
[旋回台32]
図2が示すように、旋回台32は、上下方向7に沿った回動軸37周りに旋回可能に支持台31に支持されている。旋回台32の中心と回動軸37の中心とは一致している。旋回台32は、旋回モータ43によって旋回される。
[旋回装置70]
図2及び図3が示すように、旋回装置70は、スイベルジョイント71(図3参照)と、旋回モータ43(図2参照)とを備えている。
スイベルジョイント71は、旋回台32に固定された状態で旋回台32の内部に配置されている。スイベルジョイント71は、支持台31と旋回台32との間に介在されている。
旋回モータ43は、外箱51の後部(アウトリガボックス51B)の上方に配置されている。図2及び図4が示すように、旋回モータ43は、支持台31の右側に配置されている。旋回モータ43は、支持台31から右方へ突出した凸板29(図3参照)に支持されている。旋回モータ43は、ネジなどによって凸板29に固定されている。
[ブーム装置30]
図1が示すように、ブーム装置30は、ポスト33と、ブーム34と、フック35とを備える。
図2が示すように、ポスト33は、旋回台32から上方へ延びている。ポスト33の下端は、旋回台32に固定され、ポスト33は、旋回台32とともに旋回する。ポスト33の上端部33Aに起伏中心ピン(不図示)を介してブーム34が起伏可能に支持されている。
図1に示されるブーム34は、テレスコピック構造を備え、伸縮シリンダ44(図5参照)を介して伸縮される。ブーム34は、ポスト33に設けられた起伏シリンダ45(図2及び図5参照)によって、倒伏状態(図1に示された状態)と、倒伏状態から起こされた起立状態(不図示)とに起伏される。
フック35は、ワイヤロープ(不図示)の一端に接続され、ブーム34の先端部から吊り下げられる。ワイヤロープの他端は、ポスト33に設けられたウインチ38と接続されている。ウインチ38は、ウインチモータ46(図5参照)によって回転される。ウインチ38は、ワイヤロープを繰り出してフック35を降ろし、ワイヤロープを巻き取ってフック35を上げる。
[オイルタンク49]
図2に示されるオイルタンク49は、作動油を貯留するものである。図5が示すように、作動油は、操作バルブ42を介してアウトリガ装置36、旋回装置70、及びブーム装置30に供給される。
図2及び図4が示すように、オイルタンク49は、概ね直方体形状である。オイルタンク49は、外箱51の上面51Cに配置されている。オイルタンク49は、支持台31の左側に配置されている。オイルタンク49は、ネジなどによって外箱51に固定されている。
図3が示すように、オイルタンク49の下面の左後部に、ドレン口40が設けられている。通常、ドレン口40は、蓋(不図示)によって閉じられている。蓋が開かれることによって、オイルタンク49に貯留された作動油は、ドレン口40を介してオイルタンク49の外部へ排出可能である。オイルタンク49は、ドレン口40と外箱51の上面51Cとが上下に対向しない位置に配置されている。具体的には、オイルタンク49は、その右前部が前側に位置し且つその左後部が後側に位置するように、左右方向9に対して斜め向きとなるように配置されている。これにより、ドレン口40は、外箱51の上面51Cよりも後方に位置するようになる。つまり、ドレン口40は、外箱51の上面51Cと上下に対向しない位置となる。
[油圧ポンプ41]
図5が示す油圧ポンプ41は、エンジン21によって駆動されることにより、オイルタンク49に貯留された作動油を操作バルブ42へ送出する。図示されていないが、油圧ポンプ41は、支持台31の下方に配置されている。
図5が示すように、旋回台32を旋回させる旋回モータ43と、ブーム34を伸縮させる伸縮シリンダ44と、ブーム34を起伏させる起伏シリンダ45と、ウインチ38を回転させるウインチモータ46と、アウトリガ装置36を動作させるジャッキシリンダ47、48とは、油圧ポンプ41から供給される作動油によって駆動する。
[操作バルブ42]
図5が示す操作バルブ42は、油圧ポンプ41によってオイルタンク49から送出された作動油の方向及び流量を調整する。
図2及び図4が示すように、操作バルブ42は、外箱51の上面51Cに配置されている。操作バルブ42は、支持台31の右側に配置されている。操作バルブ42は、旋回モータ43より前方に配置されている。操作バルブ42は、ネジなどによって外箱51に固定されている。
操作バルブ42の内部に、流路(不図示)が形成されている。流路は、作動油の通路を形成するものである。流路は、複数のポートを介して外部と連数している。各ポートに、ホースの一端が接続されている。ホースの他端は、各油圧アクチュエータ(旋回モータ43、伸縮シリンダ44、起伏シリンダ45、ウインチモータ46、及びジャッキシリンダ47、48の各々)、油圧ポンプ41、及びオイルタンク49の各々に接続されている。
図3が示すように、操作バルブ42とスイベルジョイント71とは、複数のホース87(特許請求の範囲に記載された「油圧管」の一例)によって接続されている。複数のホース87は、操作バルブ42の左面に形成されたポート91から支持台31の貫通孔39へ向けて左方へ延びている。複数のホース87は、貫通孔39を挿通して、支持台31の内部に配置されたスイベルジョイント71に接続されている。複数のホース87からスイベルジョイント71へ流通された作動油は、それぞれ旋回モータ43及びブーム装置30(伸縮シリンダ44、起伏シリンダ45、及びウインチモータ46、)へ供給される。
図2が示すように、操作バルブ42とオイルタンク49とは、ホース(不図示)によって接続されている。当該ホースは、操作バルブ42の左面に形成されたポート(不図示)から支持台31の後方を通ってオイルタンク49に接続されている。
なお、説明は省略されるが、操作バルブ42及びジャッキシリンダ47、48、並びに操作バルブ42及び油圧ポンプ41のそれぞれも、図示しないホースによって接続されている。
各ポートと、各油圧アクチュエータ、油圧ポンプ41、及びオイルタンク49を接続するのは、ホースに限らず、例えば鋼管により配管されていてもよい。
油圧ポンプ41によってオイルタンク49から送出された作動油は、流路へ流通する。流路内の作動油は、操作バルブ42から対応する油圧アクチュエータへ送出される。油圧アクチュエータへ送出された作動油は、油圧アクチュエータから操作バルブ42へ戻る。操作バルブ42へ戻ってきた作動油は、オイルタンク49へ戻される。
流路に、複数のスプール85(図5参照)が配置されている。各スプール85は、各油圧アクチュエータに対応している。各スプール85が流路内をスライドすることによって、各ポートの開閉が切り替えられる。各ポートの開閉の切替によって、作動油の方向(流路から対応する油圧アクチュエータへの向き、または、対応する油圧アクチュエータから流路への向きのいずれか一方)と流量が切り替えられる。スプール85が開かれて作動油が対応する油圧アクチュエータへ供給されることによって、対応する油圧アクチュエータが駆動する。なお、各スプール85の一部は、操作バルブ42の外部に露出している。
[レバー装置50]
図3が示すように、レバー装置50は、アウトリガ装置36の前方に配置されている。レバー装置50は、クレーン装置10の左右両端部に配置されたレバー61、62と、レバー61、62を連結するロッド63とを備えている。レバー61の操作に連動してレバー62が動き、レバー62の操作に連動してレバー61が動く。レバー61、62及びロッド63は、複数のスプール85の各々に対応して設けられている。
各レバー62は、各スプール85(図5参照)における外部に露出した部分と連結されている。これにより、ユーザによるレバー61、62の操作に連動して、スプール85が操作バルブ42の流路内をスライドし、油圧アクチュエータが駆動する。
[実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、オイルタンク49は、外箱51の上面51Cに配置されている。つまり、オイルタンク49は、アウトリガ装置36の張出方向(左右方向9)においてアウトリガ装置36と隣接して配置されていない。これにより、アウトリガビーム52のストロークを大きく維持できる。その結果、アウトリガビーム52の長いストロークを確保することができる。
また、本実施形態によれば、オイルタンク49と同様に外箱51の上面51Cに配置される旋回モータ43及び操作バルブ42が、支持台31に対してオイルタンク49と反対側に配置される。そのため、オイルタンク49を配置するための十分なスペースを確保することができる。その結果、オイルタンク49を特殊形状にする必要がないため、メンテナンス性の低下及びコストアップを回避できる。
また、ドレン口40が外箱51の上面51Cの真上に配置されると、ドレン口40から排出される作動油を受けることができないという問題が生じる。本実施形態によれば、オイルタンク49は、ドレン口40が外箱51の上面51Cと上下に対向しない位置に配置されている。そのため、上記のような問題を回避できる。
また、仮に、貫通孔39が支持台31の左面に形成されている場合、ホース87が長くなり過ぎて配管に手間がかかる。一方、仮に、貫通孔39が支持台31の右面に形成されている場合、貫通孔39と操作バルブ42とが近くなり過ぎて、配管に際してホース87を曲げる必要がある場合などにおいて配管が困難になる。本実施形態では、図2及び図3が示すように、オイルタンク49を配置するためのスペースを十分に確保するために、貫通孔39が支持台31の前面31Aに形成されている。支持台31の前面31Aは、支持台31の右面及び左面との間に位置する。これにより、ホース87を適度な長さとすることができるため、配管に手間がかからない。また、これにより、貫通孔39と操作バルブ42との距離を適度な距離とすることができるため、ホース87を曲げる配管を容易に行うことができる。
[変形例]
上記実施形態では、旋回モータ43及び操作バルブ42が支持台31より右側に配置され、オイルタンク49が支持台31より左側に配置されていた(図4参照)。しかし、上記実施形態とは逆に、旋回モータ43及び操作バルブ42が支持台31より左側に配置され、オイルタンク49が支持台31より右側に配置されていてもよい。
上記実施形態では、操作バルブ42が旋回モータ43より前方に配置されていた(図4参照))。しかし、上記実施形態とは逆に、旋回モータ43が操作バルブ42より前方に配置されていてもよい。
上記実施形態では、オイルタンク49の形状は、概ね直方体形状であった(図2参照)。しかし、オイルタンク49の形状は、図2等に示された形状に限らない。例えば、オイルタンク49は、円柱形状であってもよいし、周辺に配置される部材やホース等を避けるための凹部等を備えた形状であってもよい。
上記実施形態では、オイルタンク49は、その右前部が前側に位置し且つその左後部が後側に位置するように、左右方向9に対して斜め向きとなるように配置されていた(図3及び図4参照)。しかし、ドレン口40が外箱51の上面51Cと上下に対向する位置とならないことを条件として、オイルタンク49は、図3及び図4に示された姿勢以外の姿勢で配置されてもよい。例えば、ドレン口40がオイルタンク49の後面の下端部に形成されている場合、オイルタンク49は、左右方向9に沿って真っ直ぐ配置されてもよい。
上記実施形態では、貫通孔39は、支持台31の前面に形成されていた(図3参照)。しかし、貫通孔39が形成される位置は、支持台31の前面に限らず、例えば支持台31の右面や後面であってもよい。
7・・・上下方向
8・・・前後方向
9・・・左右方向
10・・・クレーン装置(積載型トラッククレーン)
20・・・トラック車両
21・・・エンジン
22・・・タイヤ
23・・・キャビン
24・・・荷台
29・・・凸板
30・・・ブーム装置
31・・・支持台
32・・・旋回台
33・・・ポスト
34・・・ブーム
35・・・フック
36・・・アウトリガ装置
37・・・回動軸
38・・・ウインチ
39・・・貫通孔(挿通口)
40・・・ドレン口
41・・・油圧ポンプ
42・・・操作バルブ
43・・・旋回モータ
44・・・伸縮シリンダ
45・・・起伏シリンダ
46・・・ウインチモータ
47・・・ジャッキシリンダ
48・・・ジャッキシリンダ
50・・・レバー装置
51・・・外箱
51A、51B・・・アウトリガボックス
52・・・アウトリガビーム
53・・・ジャッキ
54・・・開口
61・・・レバー
62・・・レバー
63・・・ロッド
70・・・旋回装置
71・・・スイベルジョイント
85・・・スプール
87・・・ホース(油圧管)
91・・・ポート

Claims (3)

  1. トラック車両に架装される積載型トラッククレーンであって、
    上記トラック車両のフレームに固定される一対のアウトリガボックスを有する外箱、上記各アウトリガボックスにスライド自在に内挿されたアウトリガビーム、及び当該アウトリガビームに設けられたジャッキを有するアウトリガ装置と、
    上記外箱の上面中央に固定された支持台と、
    当該支持台に設けられた旋回台と、
    当該旋回台と上記支持台との間に介在され、上記旋回台を旋回させる旋回モータを有する旋回装置と、
    上記旋回台に支持されたブーム装置と、
    上記アウトリガ装置、上記旋回装置、上記ブーム装置に作動油を供給する操作バルブ及びオイルタンクとを備え、
    上記旋回モータ及び上記操作バルブは、上記支持台より右側又は左側のいずれか一方に配置され、
    上記オイルタンクは、上記支持台より右側又は左側のいずれか他方に配置されている積載型トラッククレーン。
  2. 上記オイルタンクの下面にドレン口が設けられており、
    上記オイルタンクは、上記ドレン口が上記外箱の上面と対向しない位置に配置されている請求項1に記載の積載型トラッククレーン。
  3. 上記旋回装置は、作動油を上記ブーム装置に供給するスイベルジョイントを有し、
    当該スイベルジョイントと上記操作バルブとが油圧管により接続されており、
    上記支持台の前面に上記油圧管が挿通される挿通口が形成されている請求項1または2に記載の積載型トラッククレーン。

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JPH0312886U (ja) * 1989-06-22 1991-02-08
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JP2002332195A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Tadano Ltd 車載式クレーン

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