JP2019126775A - 溶剤回収装置及び溶剤回収システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器の下流側にデミスタが設けられた、溶剤含有ガスから溶剤を回収する溶剤回収装置において、熱交換器で霧状の液滴となった溶剤がデミスタで再気化されるのを防ぐ。【解決手段】回収筒1は、溶剤蒸気を含有する被処理ガスから溶剤を回収するものであり、被処理ガスを冷却用の冷媒との熱交換により冷却する熱交換器20と、該熱交換器20を通過することによ記被処理ガスに含まれる霧状の液滴の溶剤を捕集するデミスタ30と、熱交換器20により冷却された被処理ガスとは異なる媒体によってデミスタ30を冷却する温度調節部40を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、気化した洗浄溶剤等の溶剤(以下、溶剤蒸気)を含有する被処理ガスから溶剤を回収する溶剤回収装置及び溶剤回収システムに関する。
半導体製造工程では、例えば洗浄工程において、有機溶剤が使用される。有機溶剤は、半導体製造工程における他の工程や、半導体製造産業以外の産業でも多く使用されている。
使用された有機溶剤の一部は、気化して溶剤蒸気として被処理ガスに混入される。溶剤蒸気を含有する被処理ガスは、人体や環境に悪影響を及ぼすため、そのまま大気中等に放出することはできない。そのため、溶剤含有ガスを大気中などに放出する前に、当該溶剤含有ガスから有機溶剤を回収することが行われている。
溶剤含有ガスからの有機溶剤の回収方法としては、熱交換器により溶剤含有ガスを冷却し、当該ガス中の溶剤蒸気を凝縮させて回収する方法が知られている(特許文献1参照)。この回収方法では、溶剤含有ガスの冷却により当該ガス中の水分が凍結して熱交換器内に付着し回収効率が低下するため、凍結水分を解凍する必要がある。
特許文献1の溶剤回収装置では、2つの熱交換器が設けられており、溶剤含有ガスは上記2つの熱交換器に選択的に且つ交互に導入され、これら熱交換器では、低温の冷媒により溶剤含有ガスを冷却し溶剤を回収する冷却サイクルと、冷却サイクルで凍結した水分を高温の冷媒により解凍する解凍サイクルとが交互に繰り返される。また、特許文献1の溶剤回収装置では、一方の熱交換器において冷却サイクルが実施されている場合は、他方の熱交換器において解凍サイクルが実施される。これにより、溶剤含有ガスから溶剤を連続的に回収するようにしている。また、特許文献1の溶剤回収装置では、上記解凍サイクルから冷却サイクルに切り替える直前に、解凍サイクルを実施していた熱交換器に低温の冷媒を供給し冷却し、すなわち予備冷却し、これにより、冷却サイクルへの切り替え直後から高効率で溶剤を回収するようにしている。
なお、溶剤含有ガス中の溶剤は、熱交換器で冷却され凝縮された際に霧状の液滴になる場合があり、この場合、熱交換器で回収できないことがある。そのため、特許文献2に開示の溶剤回収装置では、凝縮器すなわち熱交換器が設けられた回収筒内における該熱交換器の下流にデミスタを設け、溶剤の霧状の液滴を該デミスタで捕集し回収する。
特開平4−326901号公報 特開平11−9952号公報
特許文献1のように2つの熱交換器を有し該2つの熱交換器に選択的に且つ交互に溶剤含有ガスを導入する構成において、各熱交換器が設けられた回収筒内において特許文献2のように熱交換器の下流にデミスタを設ける場合、特許文献1のように一方の熱交換器の冷却サイクル中に他方の熱交換器の予備冷却を行ったとしても、予備冷却時に該他方の熱交換器の下流に設けられたデミスタの温度は下がらない。なぜならば、回収筒内に被処理ガスを流さない状態で熱交換器に低温の冷媒を供給してもデミスタは冷却されないからである。したがって、上述のように予備冷却を行ったとしてもデミスタの温度は下がらないため、冷却サイクルを行う熱交換器すなわち回収筒を切り替えた直後は、切り替え先の熱交換器で凝縮され該熱交換器の下流のデミスタに捕集された溶剤の霧状の液滴が該デミスタで再気化され、溶剤含有ガス中の溶剤濃度を十分低減することができない。
霧状の液滴となった溶剤がデミスタで再気化される問題は、被処理ガスが断続的に回収筒内に供給される場合には、溶剤回収システムに設ける熱交換器の数すなわち回収筒の数が1つであっても生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、熱交換器の下流側にデミスタが設けられた、溶剤含有ガスから溶剤を回収する溶剤回収装置において、熱交換器で霧状の液滴となった溶剤がデミスタで再気化されるのを防ぐことを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、溶剤蒸気を含有する被処理ガスから溶剤を回収する溶剤回収装置であって、前記被処理ガスを冷却用の冷媒との熱交換により冷却する熱交換器と、該熱交換器を通過することにより前記被処理ガスに含まれる霧状の液滴の前記溶剤を捕集するデミスタと、前記熱交換器により冷却された被処理ガスとは異なる媒体によって前記デミスタを冷却する温度調節部を備えることを特徴としている。
本発明の溶剤回収装置によれば、熱交換器により冷却された被処理ガスを用いずに温度調節部がデミスタを冷却するため、被処理ガスを当該溶剤回収装置に供給する前に、熱交換器のみならずデミスタを予備冷却することができる。したがって、被処理ガスの供給開始直後において、デミスタで捕集した溶剤が再気化することを防ぐことができる。
前記熱交換器は、前記冷却用の冷媒による冷却により凍結し該熱交換器内に付着した前記被処理ガス内の水分を、前記冷却用の冷媒より高温の高温冷媒で解凍し、前記温度調節部は、前記デミスタを加熱し、前記溶剤の捕集の際に凍結し該デミスタに付着した前記被処理ガス内の水分を解凍してもよい。
前記デミスタは、環状に形成され、前記温度調節部は、前記デミスタの外側から当該デミスタを冷却または加熱してもよい。
上記溶剤回収装置は、前記被処理ガスを導入する導入口と、前記熱交換器により冷却され前記デミスタにより前記霧状の液滴の溶剤が捕集された前記被処理ガスを排出する排出口が設けられた筐体を有し、前記熱交換器及び前記デミスタは、前記筐体内に設けられていてもよい。
前記筐体は、前記熱交換器と前記デミスタとの間に、該デミスタを覆う遮蔽構造を有してもよい。
前記筐体は、該筐体内で生じた液体を排出する排液口が設けられた底壁と、該筐体内における前記熱交換器が設けられた領域と前記デミスタが設けられた領域とを隔てると共に、孔が形成された隔壁と、上下に開口を有し上端が前記隔壁の前記孔に連通する筒状に形成され、前記底壁との間に隙間を有するように前記隔壁から前記底壁に向けて延在する筒状壁と、を有し、前記排気口は、前記筒状壁の下端と前記隔壁との間に形成され、前記デミスタは、前記筒状壁の下端と前記排気口との間の位置に、当該筒状壁の外側を覆うように設けられてもよい。
前記筐体内における前記デミスタが設けられている部分の断面積は、前記筐体内における前記熱交換器が設けられている部分の断面積より小さくてもよい。
前記温度調節部は、前記熱交換器で用いられた冷媒を用いて前記デミスタの温度を調節してもよい。
前記デミスタを通過するときの前記被処理ガスの流速は、前記熱交換器を通過するときの前記被処理ガスの流速より速くてもよい。
前記被処理ガスは、前記熱交換器を通過するときに下方向に流れ、前記デミスタを通過するときに上方向に流れてもよい。
別な観点による本発明は、上記溶剤回収装置を複数備えると共に、該複数の前記溶剤回収装置に選択的に且つ交互に前記被処理ガスを供給する被処理ガス供給部を備え、前記溶剤回収装置は、前記被処理ガスが供給されている場合には、前記熱交換器により該被処理ガスを冷却し前記デミスタにより前記霧状の液滴の溶剤を捕集する冷却処理を行い、前記被処理ガスが供給されていない場合には、前記冷却処理により凍結し前記熱交換器及び/または前記デミスタに付着した前記被処理ガス内の水分を解凍する解凍処理を行った後、前記冷却処理に切り替わるまでの間、前記熱交換器を冷媒により冷却し前記温度調節部により前記デミスタを冷却することを特徴としている。
本発明によれば、溶剤回収装置において、熱交換器で霧状の液滴となった溶剤がデミスタで再気化されるのを防ぐことを目的とする。
本発明の実施の形態にかかる溶剤回収システムの構成の概略を模式的に示す配管系統図である。 図1の回収筒の構成の概略を模式的に示す図である。 溶剤回収システムの構成の概略を説明するための配管系統を示し、一方の回収筒での溶剤除去工程及び他方の回収筒での解凍工程を実施した状態の説明図である。 溶剤回収システムの構成の概略を説明するための配管系統を示し、一方の回収筒での溶剤除去工程及び他方の回収筒の予備冷却工程を実施した状態の説明図である。 溶剤回収システムの構成の概略を説明するための配管系統を示し、上記他方の回収筒での溶剤除去工程及び上記一方の回収筒での解凍工程を実施した状態の説明図である 溶剤回収システムの構成の概略を説明するための配管系統を示し、上記他方の回収筒での溶剤除去工程及び上記一方の回収筒の予備冷却工程を実施した状態の説明図である。 実施例及び比較例において、溶剤回収後に排出された被処理ガスに含まれる溶剤の濃度を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる溶剤回収システムの構成の概略を模式的に示す配管系統図である。
図1の例の溶剤回収システム100は、本発明の溶剤回収装置としての回収筒1、2と、冷熱源3と、熱源4と、水分離器5と、制御部6とを備える。溶剤回収システム100の回収筒1、2には、溶剤蒸気を含む被処理ガスが選択的に且つ交互に供給される。なお、回収筒1、2の構成は同様であるため、図面において回収筒2にかかる参照符号の付与を一部省略する。
回収筒1、2は、溶剤蒸気を含有する被処理ガスから溶剤を除去して排出するものであり、上記除去の際等に生じた液状の溶剤を含む液体を回収する。この回収筒1、2は、筐体10と、熱交換器20と、デミスタ30と、温度調節部40を有する。
筐体10は、被処理ガスを導入する導入口10aと、回収筒2から溶剤が除去された被処理ガスを排出する排気口10bと、が設けられたものである。また、筐体10には、導入口10a側に、すなわち、被処理ガスの流れにかかる上流側に、熱交換器20が設けられており、排気口10b側に、すなわち、被処理ガスの流れにかかる下流側に、デミスタ30が設けられている。
導入口10aには、主供給管50と当該主供給管50から分岐された枝供給管51aまたは枝供給管51bとを介して被処理ガスが供給される。排気口10bから排出された被処理ガスは、枝排気管52aまたは枝排気管52bとこれら枝排気管52a、52bが合流した主排気管53を介して溶剤回収システム100の外部に排出される。なお、枝供給管51a、51b、枝排気管52a、52bにはそれぞれ開閉バルブV1〜V4が設けられている。また、主供給管50、枝供給管51a、51b、バルブV1、V2及び制御部6により、回収筒1、2に選択的に且つ交互に被処理ガスを供給する被処理ガス供給部が構成される。
さらに、筐体10には、当該筐体10内で生じた液状の溶剤を含む液体を排出する排液口10cが設けられている。排液口10cから排出された液体は、枝排液管70aまたは枝排液管70bとこれら枝排液管70a、70bが合流した主排液管71を介して水分離器5に供給される。
熱交換器20は、冷媒が通流される不図示の冷媒流路が内部に形成された平板状の伝熱板21を複数有する。さらに、熱交換器20は、冷媒導入口22aが一端に形成され冷媒排出口22bが他端に形成された冷媒配管22を有し、該冷媒配管22により冷媒導入口22aと伝熱板21との間、伝熱板21間、及び、伝熱板21と冷媒排出口22bとの間が接続されている。
熱交換器20は、冷熱源3から低温冷媒すなわち冷却用の冷媒が供給されている場合、回収筒1、2に供給された被処理ガスを低温冷媒との熱交換により冷却する。この冷却により、被処理ガス中に含まれる溶剤蒸気は、凝縮され霧状の液滴の溶剤となる。
霧状の液滴の溶剤の大部分は、熱交換器20では回収されないが、一部は、伝熱板21に付着し、伝熱板21に沿って落下し、後述の孔14a等を介して、排液口10cから排出される。また、霧状の液滴の溶剤は、伝熱板21に付着する凍結水分に含まれることもある。凍結水分とは、被処理ガスに含まれる水分が低温冷媒との熱交換により凝縮された際に凍結したものである。
また、熱交換器20には、後述の予備冷却の場合にも、低温冷媒が冷熱源3から供給される。
さらに、熱交換器20には、伝熱板21に付着した凍結水分を解凍する場合に、上記低温冷媒より高温の高温冷媒が熱源4から供給される。
デミスタ30は、熱交換器20を通過することにより被処理ガス中に含まれることになった霧状の液滴の溶剤を物理的に捕集するものであり、当該デミスタ30に衝突した霧状の液滴の溶剤を集合・成長させて捕捉する。デミスタ30は、例えば、金属製のメッシュを用いたワイヤメッシュデミスタから構成される。デミスタ30に用いられるメッシュの空隙率は霧状の液滴の溶剤を物理的に捕獲可能な範囲に設定される。
温度調節部40は、デミスタ30の温度を調節するものであり、少なくともデミスタ30を冷却する。この温度調節部40は、熱交換器20を通過し該熱交換器20により冷却/加熱された被処理ガスを用いずにデミスタ30の温度を調節する。具体的には、温度調節部40は、例えば、熱交換器20に用いられた冷媒を用いてデミスタ30の温度を調節する。
温度調節部40は、冷媒導入口41aが一端に形成され冷媒排出口41bが他端に形成され冷媒が通流する冷媒配管41を有し、該冷媒配管を通流する冷媒により、筐体10におけるデミスタ30の配設部分の外側を冷却することにより、デミスタ30を冷却する。また、冷媒導入口41aには、熱交換器20の冷媒排出口22bと接続する接続管54が接続されており、温度調節部40の冷媒配管41には、熱交換器20の冷媒配管22を通流した冷媒が通流する。
冷熱源3は、主供給管55と、該主供給管55から分岐され熱交換器20の冷媒導入口22aに接続された枝供給管56aまたは枝供給管56bとを介して、回収筒1及び/または回収筒2に低温冷媒を供給する。また、冷熱源3は、温度調節部40の冷媒排出口41bに接続された枝回収管57aまたは枝回収管57bと、これら枝回収管57a、57bが合流した主回収管58とを介して、回収筒1または回収筒2で用いられた低温冷媒を回収する。なお、枝供給管56a、56b、枝回収管57a、57bにはそれぞれ開閉バルブV5〜V8が設けられている。また、冷熱源3が供給する低温冷媒は、例えばフロン系冷媒であり、低温冷媒の温度は、被処理ガスに含まれる溶剤蒸気の凝縮点以下であり、例えば−40〜−50℃である。なお、低温冷媒は、フロン系冷媒である場合、例えば、熱交換器20に供給される段階では液状であり、温度調節部40に供給される段階では気体状であるが、低温冷媒は熱交換器20に供給される段階から気体状であってもよい。
熱源4は、主供給管59と、該主供給管59から分岐され熱交換器20の冷媒導入口22aに接続された枝供給管60aまたは枝供給管60bとを介して、回収筒1及び/または回収筒2に高温冷媒を供給する。また、熱源4は、温度調節部40の冷媒排出口41bに接続された枝回収管61aまたは枝回収管61bと、これら枝回収管61a、61bが合流した主回収管62とを介して、回収筒1または回収筒2で用いられた高温冷媒を回収する。なお、枝供給管60a、60b、枝回収管61a、61bにはそれぞれ開閉バルブV9〜V12が設けられている。また、熱源4が供給する高温冷媒は、例えばフロン系冷媒であり、高温冷媒の温度は、被処理ガスに含まれる水分の凍結点以上であり、例えば50℃である。なお、高温冷媒として、フロン系冷媒以外の液体や気体を用いてもよい。
水分離器5は、回収筒1、2により回収された液体を、水と溶剤に分離する。分離された水は例えば不図示の排水管を介して排出される。また、分離された溶剤は、例えば不図示のタンクに蓄えられ再利用される。
制御部6は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。溶剤回収システム100に設けられた各開閉バルブ(以下、バルブと省略)V1〜V12には、制御部6により制御可能な電磁弁や空気作動弁が用いられ、各バルブV1〜V12と制御部6は電気的に接続されている。制御部6のプログラム格納部には、溶剤回収システム100における処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、各バルブV1〜V12を制御して、溶剤回収システム100における溶剤回収処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部6にインストールされたものであってもよい。
図2は、回収筒1の構成の概略を模式的に示す図である。
回収筒1の筐体10は、例えば、図2に示すように、導入口10aが中心に形成された天壁11と、排液口10cが中心に形成された底壁12と、を有する。底壁12は、外側から中心の排液口10cに向けて下がる傾斜面12aにより形成されている。デミスタ30で生じた液体は、上記傾斜面12a上に落下し、該傾斜面12aに沿って排液口10cに導かれる。
また、天壁11と底壁12とを接続する円筒状の側壁13とを有する。天壁11と底壁12と側壁13とで囲われた空間は、熱交換器20の伝熱板21が設けられる熱交換器領域A1と、デミスタ30が設けられるデミスタ領域A2とを有する。
また、筐体10は、熱交換器領域A1とデミスタ領域A2とを隔てると共に孔14aが中心に形成された隔壁14を有する。熱交換器20を通過した被処理ガスは、隔壁14の孔14aを通過して、デミスタ領域A2に至る。隔壁14は、外側から中心の孔14aに向けて下がる傾斜面14bにより形成されている。
熱交換器20の伝熱板21で生じた液体は、直接孔14a上に落下し、または、隔壁14の傾斜面14bに落下する。傾斜面14b上に落下した液体は、該傾斜面14bに沿って孔14aに導かれる。
さらに、筐体10は、筒状壁15を有する。筒状壁15は、上下に開口を有し上端が隔壁14の孔14aに連通し側壁13より小径の筒状に形成されている。また、筒状壁15は、底壁12との間に隙間を有するように隔壁14から底壁12の排液口10cに向けて延在するように形成されている。
筐体10では、側壁13における筒状壁15の上端と隔壁14との間に、排気口10bが形成され、また、筒状壁15の下端と排気口10bとの間の位置に、筒状壁15の外側を覆うように、デミスタ30が設けられている。
したがって、被処理ガスは、デミスタ30を通過するときは鉛直方向上向きに流れる。なお、被処理ガスは、熱交換器20を通過するときは鉛直方向下向きに流れる。
また、筐体10では、上述のようにデミスタ30が設けられることにより、熱交換器20とデミスタ30との間に設けられた隔壁14と筒状壁15とによって該デミスタ30が覆われている。言い換えると、隔壁14と筒状壁15は本発明にかかる「遮蔽構造」を構成し、該遮蔽構造により、熱交換器20から落下した液体がデミスタ30に衝突するのを防ぐことができる。
さらに、筐体10の側壁13におけるデミスタ30の側方の部分には、温度調節部40の冷媒配管41が設けられている。したがって、回収筒1では、温度調節部40が、環状に形成されたデミスタ30の外側からデミスタ30を冷却または加熱する。
さらにまた、回収筒1では、筐体10内において熱交換器20が設けられている部分の水平断面の断面積は、円筒状の側壁13の内側壁面で囲われた領域の水平断面の断面積と略同一である。一方、筐体10内においてデミスタ30が設けられている部分の水平断面の断面積は、円筒状の側壁13の内側壁面と筒状壁15の外側壁面で囲われた領域の水平断面の断面積と略同一である。つまり、回収筒1では、筐体10内においてデミスタ30が設けられている部分の水平断面の断面積は、熱交換器20が設けられている部分の水平断面の断面積に比べて小さい。これにより、デミスタ30を通過するときの被処理ガスの流速が、熱交換器20を通過するときの被処理ガスの流速より早くなるようにしている。デミスタ30では大きな流速が求められ、熱交換器20では小さい流速が求められるからである。
なお、回収筒2の構造は回収筒1の構造と同様であるためその説明を省略する。
続いて、溶剤回収システム100による溶剤回収方法について図3〜図6を用いて説明する。なお、図3〜図6においては、開状態のバルブを白塗りで、閉状態のバルブを黒塗りで、被処理ガス等の流体が流通している管を太線で示すことで、その他の弁の開閉状態については説明を省略する。
(回収筒1での溶剤除去)
図3に示すように、枝供給管51aのバルブV1及び枝排気管52aのバルブV3が開状態とされ、回収筒1に被処理ガスが供給され該回収筒1で被処理ガスの清浄化を行うときは、枝供給管56aのバルブV5及び枝回収管57aのバルブV7が開状態とされ、低温冷媒が、冷熱源3から熱交換器20に供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒1において被処理ガスからの溶剤の除去が行われる。溶剤除去処理は例えば所定時間経過するまで行われる。
(回収筒2での解凍)
一方、回収筒1に被処理ガスが供給されているときは、枝供給管51bのバルブV2及び枝排気管52bのバルブV4が閉状態とされ、回収筒2には被処理ガスが供給されない。被処理ガスが供給されていない回収筒2については、まず、枝供給管60bのバルブV10及び枝回収管61bのバルブV12が開状態とされ、高温冷媒が、熱源4から熱交換器20に供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒2の熱交換器20及びデミスタ30が加熱されるため、該熱交換器20及びデミスタ30に付着していた凍結水分を解凍することができる。解凍処理は上述の溶剤除去処理が完了するより前に終了する。解凍処理は、例えば溶剤除去処理に要する時間より短い所定時間経過するまで行われる。
(回収筒2の予備冷却)
解凍処理が終了すると、次いで、回収筒2については、図4に示すように、枝供給管60bのバルブV10及び枝回収管61bのバルブV12が閉状態とされ高温冷媒の供給が停止されると共に、枝供給管56bのバルブV6及び枝回収管57bのバルブV8が開状態とされ、低温冷媒が、回収筒2の熱交換器20にも供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒2において、熱交換器20及びデミスタ30の予備冷却が行われる。
回収筒2の予備冷却は、回収筒1での溶剤除去処理が終了するまで行われる。
(回収筒2での溶剤除去)
回収筒1での溶剤除去処理が終了すると、図5に示すように、枝供給管51aのバルブV1及び枝排気管52aのバルブV3が閉状態とされ枝供給管51bのバルブV2及び枝排気管52bのバルブV4が開状態とされ、回収筒2で被処理ガスの清浄化が開始される。この際、枝供給管56aのバルブV5及び枝回収管57aのバルブV7は閉状態とされるが、枝供給管56bのバルブV6及び枝回収管57bのバルブV8の開状態が維持され、低温冷媒が、回収筒2の熱交換器20に供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒2において被処理ガスからの溶剤の除去が行われる。
(回収筒1での解凍)
一方、溶剤除去が終了した回収筒1では、枝供給管60aのバルブV9及び枝回収管61aのバルブV11が開状態とされ、高温冷媒が、熱交換器20に供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒1の熱交換器20及びデミスタ30が加熱されるため、該熱交換器20及びデミスタ30に付着していた凍結水分を解凍することができる。解凍処理は例えば所定時間経過するまで行われる。
(回収筒1の予備冷却)
解凍処理が終了すると、次いで、回収筒1については、図6に示すように、枝供給管60aのバルブV9及び枝回収管61aのバルブV11が閉状態とされ高温冷媒の供給が停止されると共に、枝供給管56aのバルブV5及び枝回収管57aのバルブV7が開状態とされ、低温冷媒が、回収筒1の熱交換器20にも供給されると共に該熱交換器20を介して温度調節部40に供給される。これにより、回収筒1において、熱交換器20及びデミスタ30の予備冷却が行われる。
回収筒1の予備冷却は、回収筒2での溶剤除去処理が終了するまで行われる。
以後、上述の工程が繰り返される。
本実施形態によれば、上述のように、回収筒1、2がデミスタ30の温度調節部40を有し該温度調節部40によりデミスタ30を冷却することができるため、被処理ガスの供給先の切り替えすなわち回収筒1、2の切り替えの前に熱交換器20のみならずデミスタ30を予備冷却することで、上記切り替え直後において、切り替え先の回収筒1、2のデミスタ30で捕集した溶剤が再気化することを防ぐことができる。したがって、上記切り替え直後から高効率で溶剤を回収することができる。
さらに、本実施形態によれば、高温冷媒が供給される温度調節部40によりデミスタ30を加熱することができるため、回収筒1、2の切り替え間隔が短く回収筒1、2の霜取時間を長くとれない場合であっても、デミスタ30の霜を完全に取り除くことができる。また、上述のようにデミスタ30を加熱することができるため、デミスタ30の霜取り時間が回収筒1、2の切り替え周期を制限している場合において、回収筒1、2の切り替え周期を短縮することができる。
また、筐体10内にデミスタ30を設ける場合、筐体10の外側から、すなわちデミスタ30の外側から、該デミスタ30を冷却/加熱し該デミスタ30を温度調節する構造が簡便であり低コストである。本実施形態では、上記構造を採用しつつ、デミスタ30を環状としているため、中実形状であってデミスタ30と同じ水平断面積を有するデミスタと比べて、その中心部分を所定温度まで迅速に冷却/加熱することができる。
さらにまた、本実施形態によれば、温度調節部40は、熱交換器20で用いられた冷媒を用いてデミスタ30の温度を調節する。したがって、温度調節部40で用いられる冷媒を熱交換器20とは別の冷媒とする場合に比べて、冷媒の使用量や冷媒の配管スペース等を削減することができる。
また、上述の例では、溶剤回収システムに設けられた回収筒の数は2つであったが、3以上であってもよい。また、溶剤回収システムに設けられた回収筒の数が1つであって、該回収筒に断続的に被処理ガスが供給される形態であっても、本発明は適用することができる。
図7は、実施例及び比較例において、溶剤回収後に排出された被処理ガスに含まれる溶剤の濃度(以下、排気溶剤濃度)を示す図であり、図7(A)及び図7(B)はそれぞれ比較例及び実施例における排気溶剤濃度を示す。また、図の横軸は任意の時点からの経過時間を示し、縦軸は排気溶剤濃度を示す。
実施例では、図3〜図6を用いて説明した溶剤回収システム100による溶剤回収方法で溶剤の回収を行った。比較例では、上記溶剤回収システム100と同様な構成を有するがデミスタ30の温度調節部40が設けられていない溶剤回収システムすなわち予冷時にデミスタ30が冷却されないシステムを用いて溶剤の回収を行った。
また、実施例及び比較例において、用いた有機溶剤はスリーエムジャパン株式会社製のFC−3283、溶剤回収前の被処理ガスの溶剤の濃度は約3000ppm、回収筒の切り替え間隔は7時間、予冷時間は1時間である。
図7(A)に示すように、予冷時にデミスタ30が冷却されないシステムを用いた比較例では回収筒の切り替え直後の排気溶剤濃度が200ppm以上と高い。それに対し、予冷時にデミスタ30を冷却する溶剤回収システム100を用いた実施例では、図7(B)に示すように、回収筒の切り替え直後の排気溶剤濃度が25ppm以下である。このように、予冷時にデミスタ30を冷却することにより、予冷時にデミスタ30を冷却しない場合に比べて、排気溶剤濃度を少なくとも1/8以下に低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、溶剤蒸気を含む被処理ガスを清浄化して排出する技術に有用である。
1、2 回収筒
3 冷熱源
4 熱源
5 水分離器
6 制御部
10 筐体
10a 導入口
10b 排気口
10c 排液口
11 天壁
12 底壁
13 側壁
14 隔壁
14a 孔
15 筒状壁
20 熱交換器
30 デミスタ
40 温度調節部
41 冷媒配管
54 接続管
100 溶剤回収システム
V1〜V12 開閉バルブ

Claims (11)

  1. 溶剤蒸気を含有する被処理ガスから溶剤を回収する溶剤回収装置であって、
    前記被処理ガスを冷却用の冷媒との熱交換により冷却する熱交換器と、
    該熱交換器を通過することにより前記被処理ガスに含まれる霧状の液滴の前記溶剤を捕集するデミスタと、
    前記熱交換器により冷却された被処理ガスとは異なる媒体によって前記デミスタを冷却する温度調節部を備えることを特徴とする溶剤回収装置。
  2. 前記熱交換器は、前記冷却用の冷媒による冷却により凍結し該熱交換器内に付着した前記被処理ガス内の水分を、前記冷却用の冷媒より高温の高温冷媒で解凍し、
    前記温度調節部は、前記デミスタを加熱し、前記溶剤の捕集の際に凍結し該デミスタに付着した前記被処理ガス内の水分を解凍することを特徴とする請求項1に記載の溶剤回収装置。
  3. 前記デミスタは、環状に形成され、
    前記温度調節部は、前記デミスタの外側から当該デミスタを冷却または加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の溶剤回収装置。
  4. 前記被処理ガスを導入する導入口と、前記熱交換器により冷却され前記デミスタにより前記霧状の液滴の溶剤が捕集された前記被処理ガスを排出する排気口が設けられた筐体を有し、
    前記熱交換器及び前記デミスタは、前記筐体内に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶剤回収装置。
  5. 前記筐体は、前記熱交換器と前記デミスタとの間に、該デミスタを覆う遮蔽構造を有することを特徴とする請求項4に記載の溶剤回収装置。
  6. 前記筐体は、
    該筐体内で生じた液体を排出する排液口が設けられた底壁と、
    該筐体内における前記熱交換器が設けられた領域と前記デミスタが設けられた領域とを隔てると共に、孔が形成された隔壁と、
    上下に開口を有し上端が前記隔壁の前記孔に連通する筒状に形成され、前記底壁との間に隙間を有するように前記隔壁から前記底壁に向けて延在する筒状壁と、を有し、
    前記排気口は、前記筒状壁の上端と前記隔壁との間に形成され、
    前記デミスタは、前記筒状壁の下端と前記排気口との間の位置に、当該筒状壁の外側を覆うように設けられることを特徴とする請求項4または5に記載の溶剤回収装置。
  7. 前記筐体内における前記デミスタが設けられている部分の断面積は、前記筐体内における前記熱交換器が設けられている部分の断面積より小さいことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の溶剤回収装置。
  8. 前記温度調節部は、前記熱交換器で用いられた冷媒を用いて前記デミスタの温度を調節することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の溶剤回収装置。
  9. 前記デミスタを通過するときの前記被処理ガスの流速は、前記熱交換器を通過するときの前記被処理ガスの流速より速いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の溶剤回収装置。
  10. 前記被処理ガスは、前記熱交換器を通過するときに下方向に流れ、前記デミスタを通過するときに上方向に流れることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の溶剤回収装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の溶剤回収装置を複数備えると共に、該複数の前記溶剤回収装置に選択的に且つ交互に前記被処理ガスを供給する被処理ガス供給部を備え、
    前記溶剤回収装置は、
    前記被処理ガスが供給されている場合には、前記熱交換器により該被処理ガスを冷却し前記デミスタにより前記霧状の液滴の溶剤を捕集する冷却処理を行い、
    前記被処理ガスが供給されていない場合には、前記冷却処理により凍結し前記熱交換器及び/または前記デミスタに付着した前記被処理ガス内の水分を解凍する解凍処理を行った後、前記冷却処理に切り替わるまでの間、前記熱交換器を冷媒により冷却し前記温度調節部により前記デミスタを冷却することを特徴とする溶剤回収システム。
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