JP2019126274A - カフェイン低減茶飲料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工程を煩雑にすることなく、茶本来の香味を維持しながらカフェインを選択的に除去することが可能な茶飲料の製造方法を提供する。【解決手段】重合度が7以上の糖分子を有する澱粉加工品の存在下で、茶抽出液を酸性白土および/または活性白土と接触させる。【選択図】なし

Description

本発明は、カフェイン含有茶抽出液から効率的にカフェインを除去することによる、カフェイン低減茶飲料の製造方法に関する。
茶飲料に含まれるカフェインは、覚醒作用等の生理効果を示すため、過剰摂取すると睡眠を妨げる可能性があり、また妊産婦や小児等はカフェインの過剰摂取を極力控えることが好ましいとされているため、消費者の中にはカフェインを含む飲料、特に、茶飲料やコーヒー飲料を敬遠するものもいる。
そのため、茶抽出液から各種の吸着剤を使用してカフェインを低減する様々な方法が検討されている。例えば、特許文献1には、カフェインを含有する水溶液から選択的にカフェインを吸着させる方法として、活性白土または酸性白土を使用する方法が開示されている。また特許文献2には、カフェインを含む茶類の抽出時および/または抽出後に、適量の活性炭を混合または添加することにより、カフェインが低減された茶類抽出液を得る方法が開示されている。しかしながら、これらの技術を利用して茶抽出液からカフェインを除去すると、茶の重要な呈味成分であるカテキン類、その中でも特に含有量の多いエピガロカテキンガレート(EGCG)等のガレート型カテキンも同時に除去されてしまい、飲みごたえや止渇性といった、茶飲料に本来求められる風味や機能までもが損なわれるため、必ずしも満足のいく方法とは言えなかった。さらに、一般的な茶飲料の製造方法と比較すると、歩留まりや生産効率が低下するため、製造コストの増大が課題になっており、安価で高品質な低カフェイン茶飲料を提供するために、より効率的なカフェインの除去方法が求められている。
そこで、より効率的且つ選択的にカフェインを低減する方法として、特許文献3のような、茶抽出液にサイクロデキストリン存在下で活性炭を作用させ、該茶抽出液中のカフェインを活性炭に選択的に効率よく吸着させる方法が開示されている。さらに、特許文献4には茶抽出液またはコーヒー抽出液と白土とを接触させる工程を2回以上設けることで、効率的にカフェインを除去する方法が開示されている。
特開平6−142405号公報 特開平8−70772号公報 特開平10−4919号公報 特開2017−18013号公報
しかしながら、特許文献3の技術を用いて茶飲料を製造する場合、茶飲料として望ましい香味成分が活性炭に吸着してしまい、茶本来の香味が損なわれるという問題があった。また、特許文献4における製造方法では白土との接触および除去を複数回設ける必要があり、製造工程が煩雑になる問題があった。
本発明は、工程を煩雑にすることなく、茶本来の香味を維持しながらカフェインを選択的に除去することが可能な茶飲料の製造方法の提供を目的とする。
本発明者らが上記の課題に鑑みて鋭意検討した結果、茶抽出液からのカフェインの除去においては、吸着剤として白土を使用した場合と活性炭を使用した場合とでは、澱粉加工品の存在がカフェイン除去効率に及ぼす影響が全く異なることを発見し、重合度が7以上の糖分子を有する澱粉加工品の存在下で茶抽出液を酸性白土および/または活性白土と接触させることで、従来技術では達成できなかった、カフェインの除去効率の向上と、風味品質の向上が同時に且つ簡便に達成できることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の〔1〕〜〔7〕に関するものである。
〔1〕茶飲料の製造方法であって、重合度7以上の糖分子を有する澱粉加工品の存在下で、茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を接触させる工程を含む、製造方法。
〔2〕前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.1〜10である、前記〔1〕に記載の製造方法。
〔3〕前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.25〜7.5である、前記〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.4〜5である、前記〔3〕に記載の製造方法。
〔5〕前記澱粉加工品が、デキストリン、オリゴ糖、水溶性食物繊維、β−サイクロデキストリン及びγ−サイクロデキストリンからなる群から選択される一種または二種以上である、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の製造方法。
〔6〕前記澱粉加工品が、澱粉加工品の固形分重量に基づき、重合度7以上の糖分子を25質量%以上含む、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載の製造方法。
〔7〕前記酸性白土および/または活性白土の量が、前記澱粉加工品及び前記茶抽出液の総重量に対して1〜20質量%である、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載の製造方法。
本発明により、工程を煩雑にすることなく、茶本来の香味を維持しながらカフェインを選択的に除去することが可能な茶飲料の製造方法を提供することができる。
本発明は、茶飲料の製造方法であって、重合度7以上の糖分子を有する澱粉加工品の存在下で、茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を接触させる工程を含む製造方法に関する。
本発明に用いられる茶抽出液の製造に使用する茶葉原料は、特に限定されないが、Camellia属、例えばCamellia sinensis等の生葉や生茎、あるいはこれらを原料として製造された煎茶、玉露、抹茶、釜炒り茶、番茶、ほうじ茶等の不発酵茶、烏龍茶のような半発酵茶、紅茶のような発酵茶、プーアル茶のような後発酵茶等を用いることができる。
本発明に用いられる茶抽出液の抽出方法としては、特に限定されないが、抽出用タンク等を用いたバッチ式抽出法や、抽出塔等を用いたカラム式抽出方法等の公知の方法を利用することができる。抽出の条件においても、特に限定されないが、例えば茶葉原料1重量部に対して3〜50重量部の水(0〜100℃)を混合接触させることにより、本発明の製造方法に用いられる茶抽出液を得ることができる。
本発明に用いられる茶抽出液は、茶葉を上記の方法で抽出したものだけでなく、市販されている茶抽出液の濃縮物、乾燥物や精製物、例えば、ポリフェノン(三井農林社製)やサンフェノン(太陽化学社製)、テアフラン(伊藤園社製)等から調製することもできる。これらの茶濃縮物、乾燥物や茶精製物は、茶葉を抽出して得られた茶抽出液と混合して用いても良い。
本発明に用いられる澱粉加工品は、澱粉を原料として製造されるものであり、例えば、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ等の澱粉類を酵素および/または酸を用いて分解することで製造されるデキストリン、オリゴ糖、水溶性食物繊維、サイクロデキストリン等を用いることができる。
本発明に用いられる澱粉加工品は、粉体状、液状等どのような形態のものを使用してもよい。
本発明に用いられる澱粉加工品は、重合度が7以上の糖分子を有していれば特に限定されないが、カフェイン除去率の観点から、澱粉加工品の固形分重量に基づき、重合度7以上の糖分子を25質量%以上有することが好ましく、30質量%以上有することがより好ましく、50質量%以上有することが更に好ましい。例えば、デキストリンであれば、パインデックス#100、マックス1000(松谷化学工業社製)や、サンデック#300(三和澱粉工業社製)、オリゴ糖であれば、パインオリゴ20(松谷化学工業社製)、水溶性食物繊維であれば、ファイバーソル2(松谷化学工業社製)等の市販品を用いることができる。
澱粉加工品中の糖組成はマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析(MALDI/MS)または高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析することができ、澱粉加工品の固形分重量中に占める重合度7以上の糖分子率を算出することができる。HPLCを用いて分析する場合、例えば、下記の条件を用いることができる。
使用カラム:MCI GEL CK04SS(三菱ケミカル社製)
カラム温度:80℃
移動相:蒸留水
流量:0.3mL/min
検出:示差屈折率
澱粉加工品の固形分量は、赤外線水分計(エーアンドデイ社製:MF−50)等を用いて測定することができる。測定は、例えば、常圧下、125℃の条件下で行い、重量変化が0.2%/分以下となった段階を終了時点とすることができる。
澱粉加工品は、茶抽出液と酸性白土および/または活性白土との接触中に茶抽出液に溶解していればよい。茶抽出液に澱粉加工品を溶解する手段は特に限定されるものではない。例えば、予め水に澱粉加工品を溶解した溶液を用いて茶抽出液を製造しても良いし、茶抽出液を製造後、澱粉加工品を茶抽出液に溶解しても良い。
茶抽出液に溶解する澱粉加工品の量は、本発明の効果を奏する限り、特に限定されるものではないが、澱粉加工品は、茶抽出液の固形分(A)に対する澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.25〜7.5、さらに好ましくは0.4〜5.0となる量で加えられる。(B)/(A)が上記範囲内であれば、材料のコストを抑えることができ、且つ茶本来の香味を維持することができる。
ここで茶抽出液の固形分量は、常圧加熱乾燥法、減圧加熱乾燥法等により測定した水分を除いた質量%で示される。
本発明に用いられる酸性白土および活性白土は、共に一般的な化学成分として、SiO2、Al23、Fe23、CaO、MgOなどを有するが、本発明に使用する場合、SiO2/Al23比は、好ましくは3〜12、より好ましくは3〜8である。また、酸性白土および活性白土としては、Fe23 1〜5質量%、CaO 0〜3質量%、MgO 1〜7質量%等を含有する組成のものが好ましい。
用いる酸性白土の比表面積(m2/g)は、50〜150m2/gであることが好ましく、また活性白土の場合は、70〜300m2/gであることが好ましい。例えば、酸性白土としては、ミズカエース#20、ミズカエース#400(水澤化学工業社製)やニッカナイトS−200(日本活性白土社製)等、活性白土としてはガレオンアースNVZ(水澤化学工業社製)や活性白土R−15(日本活性白土社製)等の市販品を用いることができる。
茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を接触させる手段は、特に限定されるものではないが、例えば、タンク内に貯留した茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を添加するバッチ処理や、酸性白土および/または活性白土を充填したカラムに茶抽出液を通液させるカラム処理により実施することができる。茶抽出液と酸性白土および/または活性白土との接触時間は、茶抽出液からのカフェインの除去に十分な時間であれば特に制限はなく、例えば5分〜3時間、好ましくは10分〜2時間、より好ましくは15分〜1時間である。
バッチ処理の場合には、予め澱粉加工品を溶解させた茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を添加してもよく、茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を添加した後に澱粉加工品を茶抽出液に溶解させてもよく、あるいは、茶抽出液に澱粉加工品と酸性白土および/または活性白土とを同時に添加してもよい。澱粉加工品の存在下で茶抽出液に酸性白土および/または活性白土をカフェインの除去に十分な時間接触させた後、遠心分離や濾過等によって、茶抽出液から酸性白土および/または活性白土を除去する。カラム処理の場合には、予め澱粉加工品を溶解させた茶抽出液を、酸性白土および/または活性白土を充填したカラムに通液させる。
酸性白土および/または活性白土の量は、特に限定されるものではないが、澱粉加工品及び茶抽出液の総重量に対して1〜20質量%であることが好ましく、2〜10質量%であることがより好ましく、3〜5質量%であることが更に好ましい。酸性白土および/または活性白土の量が上記範囲内であれば、カフェインを効率よく除去することができ、且つ、使用後の酸性白土および/または活性白土を濾過により除去する場合のケーク抵抗を小さくすることができる。
本発明の製造方法によって得られた茶飲料のカフェイン量は、澱粉加工品を溶解せずに同量の白土を用いた場合と比較して、わずかでも減少すれば特に限定されるものではないが、4質量%以上減少することが好ましく、5質量%以上減少することがより好ましく、7質量%以上減少することが更に好ましく、10質量%以上減少することが更により好ましい。一方でガレート型カテキン類量は、澱粉加工品を溶解せずに同量の白土を用いた場合と比較して、減少しなければ特に限定されるものではないが、101質量%以上であることが好ましく、103質量%以上であることがより好ましく、105質量%以上であることが更に好ましい。
本発明でガレート型カテキン類とは、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートを合わせたものの総称である。
茶飲料中のカフェイン量およびガレート型カテキン類量は、高速液体クロマトグラフィー法(HPLC法)により測定することができる。HPLC法の測定条件としては、例えば本明細書の実施例に示される測定条件を用いることができる。
本発明の製造方法は、茶抽出液の酸性白土および/または活性白土による処理の後に、澱粉加工品、茶葉粉砕物、果汁、香料、着色料、甘味料、酸味料、苦味料、酸化防止剤、増粘安定剤、乳化剤、pH調整剤等の通常の茶飲料の製造に用いられる成分を配合する工程を更に含んでもよい。
本発明の製造方法によって得られた茶飲料は、上記配合工程に加え、水等による希釈工程、白土の除去工程、殺菌工程、充填工程等の工程を経て、容器詰め飲料として提供することができる。白土の除去は、例えば、濾過、遠心分離等により行うことができる。容器詰め飲料として使用できる容器としては、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶等が挙げられる。また上記殺菌工程後に乾燥工程、例えば噴霧乾燥や凍結乾燥等を経ることで、粉体とすることができ、粉末茶飲料として提供することができる。
以下に実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
カフェイン、カテキン類の測定方法
試料溶液を0.45μmメンブレンフィルターで濾過後、高速液体クロマトグラフ(ウォーターズ社製)を用いて、次の条件で測定を実施した。
カラム:L−column ODS(4.6mm×250mm、財団法人 化学物質評価研究機構製)
カラム温度:35℃
検出波長:UV254nm
サンプル注入量:10μL
流量:1.0mL/min
移動相:A液 0.1mol/L酢酸水溶液、B液 0.1mol/L酢酸アセトニトリル溶液
グラジエント条件:表1に示す
Figure 2019126274
以下の試験例において用いた澱粉加工品を表2に、吸着剤を表3に示す。
Figure 2019126274
固形分量は、赤外線水分計(エーアンドデイ社製:MF−50)を用い、常圧、125℃の条件下で、重量変化が0.2%/分以下となった段階を終了時点とした場合の測定値を示す。
重合度7以上の糖分子率(質量%)は、固形分量を基準(100質量%)とした場合の割合を示す。
Figure 2019126274
試験例1:各吸着剤における澱粉加工品存在下のカフェイン吸着効率の検討
(1)緑茶抽出液の調製
緑茶葉200gに対して70℃の熱水3000gを添加し、15分間抽出した。抽出終了後、固液分離し、緑茶抽出液を得た。この緑茶抽出液は直ちに25℃まで冷却した。105℃で3時間処理する常圧加熱乾燥法により得られた緑茶抽出液の固形分量を測定したところ、固形分は1.95質量%であった。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例1〜5]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、比較例2、4においては、デキストリンAを3.0g溶解した。その後、酸性白土Aまたは活性炭A、活性炭Bのいずれかを、カフェイン除去率が同程度となるよう表4に示す量で添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例1〜5の緑茶飲料を得た。
[実施例1]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを3.0g溶解した。その後、酸性白土Aを表4の通り添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、実施例1の緑茶飲料を得た。
(3)カフェイン分析結果
表4に試験例1で得られたサンプルの分析結果を示す。比較例1、3、5の緑茶飲料100mLあたりのカフェイン量を100とした場合の、比較例2、4および実施例1の緑茶飲料100mLに含まれるカフェインの相対量(カフェイン比)を算出した。カフェイン量の比較は、同一の吸着剤を使用したサンプル間にて行った。また比較例1、3、5では、吸着剤との接触前と比較して、94〜97質量%のカフェイン除去率であった。
Figure 2019126274
表4の結果より、活性炭とデキストリンを溶解した茶抽出液とを接触させると、カフェインの吸着阻害が起こり、デキストリンを添加していない比較例1、3よりも比較例2、4のカフェイン量が多くなった。一方で、酸性白土を使用した場合では、デキストリンを溶解した茶抽出液と接触させることで、カフェインの吸着効率が上昇した。上記より、澱粉加工品がカフェイン吸着に及ぼす影響は、活性炭と酸性白土で異なることが判明した。
試験例2:各澱粉加工品での効果の検討
(1)緑茶抽出液の調製
試験例1と同手順にて、緑茶抽出液(固形分1.95質量%)を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例6]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Aを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例6の緑茶飲料を得た。
[比較例7]
比較例6と同様の処理を行った後、デキストリンAを3.0g溶解し、比較例7の緑茶飲料を得た。
[比較例8]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、α−サイクロデキストリンを3.0g溶解した。その後、比較例6と同様の処理を行い、比較例8の緑茶飲料を得た。
[実施例2〜8]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、表5に示す各澱粉加工品を3.0g溶解した。その後、比較例6と同様の処理を行い、実施例2〜8の緑茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表5に試験例2で得られたサンプルの分析結果を示す。比較例6の緑茶飲料100mLあたりのカフェイン、ガレート型カテキン類量を100とした場合の、比較例7、8および各実施例の緑茶飲料100mLに含まれるカフェインの相対量(カフェイン比)およびガレート型カテキン類の相対量(ガレート型カテキン類比)を算出した。
Figure 2019126274
表5の結果より、比較例7のように、白土処理後に澱粉加工品を茶飲料に溶解させても、カフェイン量、ガレート型カテキン類量に変化は見られなかった。また、澱粉加工品の内、比較例8のように重合度が6であるα−サイクロデキストリンではカフェイン除去効率上昇効果は見られなかった。対して実施例2〜8のように、白土との接触前に重合度7以上の糖分子を含む澱粉加工品を緑茶抽出液に溶解させておくことで、カフェイン除去効率が上昇し、ガレート型カテキン類の吸着量が減少することで、得られる茶飲料中のガレート型カテキン類量が上昇することが判明した。
試験例3:澱粉加工品の添加量とカフェイン量、ガレート型カテキン類量との関係
(1)緑茶抽出液の調製
試験例1と同手順にて、緑茶抽出液(固形分1.95質量%)を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例9]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Aを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例9の緑茶飲料を得た。
[実施例9〜15]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを0.5〜15.0g溶解した。その後、比較例9と同様の処理を行い、実施例9〜15の緑茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表6に試験例3で得られたサンプルの分析結果を示す。比較例9の緑茶飲料100mLあたりのカフェイン、ガレート型カテキン類量を100とした場合の、各実施例の緑茶飲料100mLに含まれるカフェインの相対量(カフェイン比)およびガレート型カテキン類の相対量(ガレート型カテキン類比)を算出した。
Figure 2019126274
表6の結果より、デキストリンの添加量が増加するほどカフェインの吸着効率は上昇することが判明した。またガレート型カテキン類量においては重合度7以上の糖分子/茶抽出液固形分比が1.36まではデキストリン溶解量に応じてガレート型カテキン類の吸着量が減少し、得られる茶飲料中のガレート型カテキン類量が上昇したが、それ以上添加量を増加させても変化は見られなかった。
試験例4:各種白土での澱粉加工品存在下での効果検討
(1)緑茶抽出液の調製
試験例1と同手順にて、緑茶抽出液(固形分1.95質量%)を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例10、11]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Bまたは活性白土を6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例10、11の緑茶飲料を得た。
[実施例16、17]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを3.0g溶解した。その後、比較例10、11と同様の処理を行い、実施例16、17の緑茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表7に試験例4で得られたサンプルの分析結果を示す。比較例10の緑茶飲料100mLあたりのカフェイン、ガレート型カテキン類量を100とした場合の、実施例16の緑茶飲料100mLに含まれるカフェインの相対量(カフェイン比)およびガレート型カテキン類の相対量(ガレート型カテキン類比)を算出した。同様に比較例11と実施例17との比較を行った。また、この時のカフェイン除去率は吸着剤との接触前の茶抽出液と比較して、比較例10が86質量%、比較例11が75質量%であった。
Figure 2019126274
表7の結果より、澱粉加工品存在下で酸性白土または活性白土を接触させることでカフェインの吸着効率が上昇し、またガレート体カテキン類は吸着量が減少することで、得られる茶飲料中のガレート型カテキン類量が上昇することが判明した。
試験例5:異なる茶種での効果の検討
(1)烏龍茶抽出液の調製
烏龍茶葉200gに対して70℃の熱水3000gを添加し、15分間抽出した。抽出終了後、固液分離し、烏龍茶抽出液を得た。この烏龍茶抽出液は直ちに25℃まで冷却した。105℃で3時間処理する常圧加熱乾燥法により得られた烏龍茶抽出液の固形分量を測定したところ、1.72質量%であった。
(2)烏龍茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例12]
(1)で得られた烏龍茶抽出液を150g採取し、酸性白土Aを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例12の烏龍茶飲料を得た。
[実施例18]
(1)で得られた烏龍茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを3.0g溶解した。その後、比較例12と同様の処理を行い、実施例18の烏龍茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表8に試験例5で得られたサンプルの分析結果を示す。比較例12の烏龍茶飲料100mLあたりのカフェイン、ガレート型カテキン類量を100とした場合の、実施例18の烏龍茶飲料100mLに含まれるカフェインの相対量(カフェイン比)およびガレート型カテキン類の相対量(ガレート型カテキン類比)を算出した。
Figure 2019126274
表8の結果より、烏龍茶抽出液でも澱粉加工品存在下で酸性白土を接触させることでカフェインの吸着効率が上昇し、またガレート型カテキン類は吸着量が減少することで、得られる茶飲料中のガレート型カテキン類が上昇することが判明した。
試験例6:澱粉加工品が茶抽出液の香味に与える影響の検討
(1)緑茶抽出液の調製
試験例1と同手順にて、緑茶抽出液(固形分1.95質量%)を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例13]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Aを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、得られた濾液30gを水で200gに希釈し、比較例13の緑茶飲料を得た。
[実施例19]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを3.0g溶解した。その後、比較例13と同様の処理を行い、実施例19の緑茶飲料を得た。
(3)官能評価
(2)で得られた緑茶飲料について、訓練されたパネリスト10名で官能評価を実施した。官能評価基準の詳細は以下に示す。
(4)官能評価基準
カフェイン除去未処理の緑茶抽出液を対照とし、渋味の強さを4段階で評価した。
4点:渋味の強さがカフェイン除去未処理品と同等またはそれ以上である
3点:渋味がカフェイン除去未処理品よりも若干弱く感じる
2点:渋味がカフェイン除去未処理品よりも弱く感じる
1点:渋味がカフェイン除去未処理品よりも明らかに弱く感じる
上記評価にて得られた平均点が3.5以上を○、2.5以上3.5未満を△、2.5未満を×とした。結果を表9に示す。
Figure 2019126274
表9の結果より、比較例13の通り、デキストリンを溶解せずに酸性白土によるカフェイン除去処理を行った場合は、カフェイン除去未処理品と比較して渋味が弱く、茶本来の香味を損なう結果となった。一方で、実施例19のようにデキストリンを溶解して酸性白土によるカフェイン除去処理を行った場合、試験例2〜5で示される通り、ガレート型カテキン類量の減少が抑えられるため、茶本来の渋味を維持できることが判明した。
試験例7:澱粉加工品添加による白土使用量削減の検証
(1)緑茶抽出液の調製
試験例1と同手順にて、緑茶抽出液(固形分1.95質量%)を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例14〜19]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Aを6.0gから7.0gまで0.2g刻みで白土量を変えて添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例14〜19の緑茶飲料を得た。
[実施例20、21]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを3.0gまたは10.0g溶解した。その後、酸性白土Aを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、実施例20、21の緑茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表10に試験例7で得られたサンプルの分析結果を示す。
Figure 2019126274
表10の結果より、澱粉加工品の添加によって、澱粉加工品を添加しない場合と比較して、同等のカフェイン濃度を達成するために必要な白土の使用量を6〜14%程度削減することができることが判明した。
試験例8:澱粉加工品と白土の添加順序のカフェイン除去効率に与える影響の検討
(1)緑茶抽出液の調製
テアフラン30Aを2.5%濃度で常温の水に溶解し、緑茶抽出液を得た。
(2)緑茶抽出液のカフェイン除去処理
[比較例20]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Cを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、比較例20の緑茶飲料を得た。
[実施例22]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、デキストリンAを5.0g溶解した後、酸性白土Cを6.0g添加し、30分間接触させた。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、実施例22の緑茶飲料を得た。
[実施例23]
(1)で得られた緑茶抽出液を150g採取し、酸性白土Cを6.0g添加して15分間接触させた後、デキストリンAを5.0g溶解させ、更に15分間接触処理を行った。接触後は遠心分離処理を行い、0.45μmメンブレンフィルター濾過し、実施例23の緑茶飲料を得た。
(3)カフェインおよびガレート型カテキン類分析結果
表11に試験例8で得られたサンプルの分析結果を示す。
Figure 2019126274
澱粉加工品の溶解と白土添加の順序に関わらず、白土処理中に澱粉加工品が茶抽出液中に存在していることによって、茶抽出液からカフェインを選択的に除去できることが判明した。

Claims (7)

  1. 茶飲料の製造方法であって、重合度7以上の糖分子を有する澱粉加工品の存在下で、茶抽出液に酸性白土および/または活性白土を接触させる工程を含む、製造方法。
  2. 前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.1〜10である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.25〜7.5である、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記茶抽出液の固形分(A)に対する前記澱粉加工品中の重合度7以上の糖分子(B)の質量比(B)/(A)が、0.4〜5である、請求項3に記載の製造方法。
  5. 前記澱粉加工品が、デキストリン、オリゴ糖、水溶性食物繊維、β−サイクロデキストリン及びγ−サイクロデキストリンからなる群から選択される一種または二種以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 前記澱粉加工品が、澱粉加工品の固形分重量に基づき、重合度7以上の糖分子を25質量%以上含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記酸性白土および/または活性白土の量が、前記澱粉加工品及び前記茶抽出液の総重量に対して1〜20質量%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
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