JP2019125455A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】積層された各単電池に加えられる拘束圧が該単電池の積層面の全域において好適に制御されることにより、電池性能の劣化が抑制され得る電池モジュールを提供する。【解決手段】本発明は電池モジュールに関する。上記電池モジュールは、複数の単電地が積層した積層体と、該積層された単電池間の間隙、該積層方向の一方の端部および他方の端部のうちの少なくとも一箇所に配置され、前記積層体の積層方向にかかる圧力を調節する圧力調節部材と、を備える。上記圧力調節部材は、上記積層方向に弾性変形可能な複数のばねを備え、上記電池モジュールを積層方向から視たとき、上記複数のばねが配置された領域の内側に前記単電池が配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電池モジュールに関する。詳しくは、複数の単電池を拘束した状態で保持する電池モジュールに関する。
リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等の単電池を備える電池モジュールは、電気を駆動源とする車両搭載用電源、あるいはパソコンおよび携帯端末等の電気製品等に搭載される電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池を単電池として用いた電池モジュールは、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)等の車両の駆動用高出力電源として好ましく、今後も需要が拡大するものと期待されている。
かかる電池モジュールの典型的な構成として、複数の単電池が積層され、且つ該積層方向に所定の荷重が加えられた状態で拘束されて構築されるものがある。このような単電池の拘束は、主に電池モジュールの耐振動および耐衝撃、および電池性能確保の観点から行われる。しかしながら、かかる電池モジュールにおいて、電池の使用時(充放電時)に単電池の一部が膨張収縮したり、電池モジュールが経年劣化したりすることにより、電池モジュールの構築時において単電池に加えられていた拘束荷重の大きさが変化することがあり、かかる拘束荷重の変化に応じて単電池に加わる圧力が調節される必要があった。この種の技術に関する従来技術文献としては、特許文献1〜3が挙げられる。
特開2008−124033号公報 特開2017−103083号公報 特開2016−18704号公報
例えば、特許文献1には、弾性変化により発生する弾性力により板状の電池セルを加圧することができるスペーサ、を備えた電池モジュールが開示されている。しかしながら、これら従来技術における電池モジュールの拘束圧の調節方法には、未だ改善の余地があった。特に、電池モジュールの使用時(充放電時)において、積層された各単電池の積層方向に相互に対向する面(以下、「積層面」という。)の中央部に比べて該積層面の縁部が大きく膨張収縮しがちな単電池を用いた電池モジュールの場合、従来技術によっては単電池全体において十分な拘束圧の制御が成されず、結果として電池性能が低下する虞があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、積層された各単電池に加えられる拘束圧が該単電池の積層面の全域において好適に制御されることにより、電池性能の劣化が抑制され得る電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明によると、複数の単電地が積層した積層体と、該積層された単電池間の間隙、該積層方向の一方の端部および他方の端部のうちの少なくとも一箇所に配置され、該積層体の積層方向にかかる圧力を調節する圧力調節部材と、を備えた電池モジュールが提供される。上記圧力調節部材は、上記積層方向に弾性変形可能な複数個のばねを備える。また、上記電池モジュールを上記積層方向から視たとき、上記複数個のばねが配置された領域の内側に上記各単電池が配置されていることを特徴とする。換言すれば、上記積層方向から視たとき、上記積層された各単電池の積層面である上記圧力調節部材と対向する面(以下、単に「ばね対向面」という。)の周縁部よりも外方に上記ばねの一部が存在する構造となる(後述する図3参照)。
かかる構成によると、圧力調節部材が、単電池間の間隙および積層方向の両端部のうちの少なくとも一箇所に配置されることにより、積層体の積層方向にかかる圧力が調節されるため、電池モジュールの構成が単純化され、コンパクトな電池モジュールが実現し得る。また、かかる構成によると、電池モジュールの使用時(充放電時)において、該モジュールを構成する各単電池の少なくとも一部が積層方向に膨張収縮したとしても、積層体の積層方向にかかる圧力が好適に調節される。特に、かかる構成によると、積層体を構成する各単電池のばね対向面の周縁部にも好適な拘束圧を加えることができるため、局所的な膨張収縮による各単電池の劣化を抑制し、電池性能の低下を抑制し得る電池モジュールが実現され得る。
一実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す斜視図である。 図1のII−II’矢視断面図である。 図1のIII−III’矢視断面図である。 他の一実施形態に係る電池モジュールを示す斜視図である。 他の一実施形態に係る電池モジュールを示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明し、重複する説明は省略または簡略化することがある。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は必ずしも実際の寸法関係を反映するものではない。各図面は、一例を示すのみであり、各図面は、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。
図1は、一実施形態に係る電池モジュール100の構造を模式的に示す斜視図である。図2は、図1のII−II’矢視断面を模式的に示した概略図である。図1および図2に示すように、電池モジュール100は、複数の単電池10を有する積層体20と、一対のエンドプレート30A、30Bと、一対のサイドプレート40A、40Bと、圧力調節部材60とを備えている。
積層体20は、複数の単電池10(好ましくは充放電可能な単電池10)が所定の積層方向(図1中の矢印X方向)に積層されて配置されることにより構成されている。複数の単電池10の間には、単電池10以外の部材(例えば、冷却板等)が介在していてもよい。
<単電池>
単電池10は、好適には全固体電池であり、より好適には全固体リチウム二次電池またはリチウム−硫黄二次電池である。全固体電池は、典型的には、正極、負極、および固体電解質を備える。単電池10が全固体電池であった場合、正極、負極、および固体電解質の積層方向は、積層体20の積層方向Xと同じである。単電池10は、非水電解液二次電池であってもよい。非水電解液二次電池は、典型的には、正極、負極、セパレータ、および非水電解液を備える。単電池10が非水電解液二次電池であった場合、正極、負極、およびセパレータの積層方向は、積層体20の積層方向Xと同じである。よって、ここに開示される一実施形態の電池モジュール100によると、単電池10内の電極面に対して垂直方向に拘束荷重が印加される。
単電池10として全固体電池を用いた場合、電池の充放電時において、積層体20の積層方向Xに直交する方向(即ち、図1のYZ面の面内方向)における単電池10の面である上記ばね対向面(積層面)の縁部は、中央部よりも大きく膨張収縮する傾向がある。ここに開示される技術によると、上記単電池10の縁部にかかる拘束圧を好適に調節することができるため、全固体電池である単電池10に対して本発明を適用することは有意義である。
また、単電池10は、燃料電池や、ニッケル水素電池その他の二次電池であってもよい。なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。
単電池10は、上述した正極、負極、電解質等の発電要素を内部に収容する外装体14と、外装体14から引き出された正極端子12Aおよび負極端子12Bと、を備える。図1に示す例によると、正極端子12Aと負極端子12Bはそれぞれ外装体14の同じ辺から引き出されている。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10を構成する正極に用いられる材料については、従来の全固体電池の正極に使用される材料であれば、特に限定されず用いることができる。例えば、正極に含まれる正極活物質としては、層状、オリビン系、スピネル型の化合物が用いられ得る。具体的には、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、ニッケルマンガンコバルト酸リチウム(LiNi1−y−zCoMn、例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/3)、ニッケルコバルト酸リチウム(LiNi1−xCo)、ニッケルマンガン酸リチウム(LiNi1−xMn)、マンガン酸リチウム(LiMn)、リチウムマンガン酸化合物(Li1+xMn2−x−y;M=Al、Mg、Fe、Cr、Co、Ni、Zn)、リン酸金属リチウム(LiMPO、M=Fe、Mn、Co、Ni)、フッ化リン酸金属リチウム(LiMPOF、M=Fe、Mn、Co、Ni)、リン酸金属リチウム(LiMP、M=Fe、Mn、Co、Ni)、チタン酸リチウム(LiTiO)、などが例示される。または、正極活物質は硫黄元素を含んでいてもよく、硫黄(S)であってもよい。
ここに開示される技術によると、電池の充放電時に単電池10が膨張伸縮したとしても、積層体20の積層方向Xにかかる拘束圧が好適に調節され得る。このため、充放電時に大きく膨張伸縮する傾向がある硫黄(S)を正極材料として用いた単電池10に対して、本発明に係る技術を適用することは、特に有意義である。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10を構成する負極に用いられる材料については、従来の全固体電池の負極に使用される材料であれば、特に限定されず用いることができる。例えば、負極に含まれる負極活物質としては、金属、炭素材などが用いられ得る。金属としては、Li、Sn、Si、Al、In、Sbなどの金属、これらのいくつかを組み合わせた合金などが例示される。炭素材としては、少なくとも一部にグラファイト構造(層状構造)を含む炭素材料等、具体的には、天然または人造の黒鉛、ソフトカーボン、ハードカーボン、低温焼成炭素、または、これらのうちのいくつかを組み合わせた材料、が例示される。
ここに開示される技術によると、電池の充放電時に単電池10が膨張伸縮したとしても、積層体20の積層方向Xにかかる拘束圧が好適に調節され得る。このため、充放電時に大きく膨張伸縮する傾向があるSn、Si等の金属、またはこれらを組み合わせた合金を負極材料として用いた単電池10に対して、本発明に係る技術を適用することは、特に有意義である。
単電池10が全固体電池であった場合において、単電池10に含まれる固体電解質としては、特に限定されない。例えば、硫化物、酸化物等の無機系固体電解質が用いられ得る。また、固体電解質は結晶、非結晶あるいはガラスセラミックのいずれでであってよい。なかでも硫化物固体電解質が好ましく採用され得る。硫化物系固体電解質としては、LiS−SiS系、LiS−SiS−LiI系、LiS−SiS−LiPO系等の非結晶、Li10GeP12等の結晶、Li11、Li3.250.95等のガラスセラミックスが例示される。酸化物系固体電解質としては、La0.51Li0.34TiO2.94、Li1.3Al0.3Ti1.7(PO、LiLaZr12等が例示される。
外装体14は、薄く、軽量であって、柔軟性が高く、熱溶着や超音波溶着などによって容易に融着できるとともに、気密性、水分非透過性に優れた材料からなることが好ましい。外装体14は、例えば、2つの高分子樹脂層の間に金属層を配置した三層構造を有するラミネートフィルムで構成されていてもよい。金属層は、例えば、アルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属箔から構成されてもよい。高分子樹脂層は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレンビニルアセテートなどの熱可塑性樹脂フィルムから構成されてもよい。図示されるような、外装体14がかかるラミネートフィルムで構成された扁平な形状の単電池10は、特に上記ばね対向面の縁部において充放電時の膨張伸縮が大きくなる傾向にあるため、本発明に係る技術を適用するのに好適である。
<エンドプレート>
一対のエンドプレート30A、30Bは、積層体20の積層方向Xの両端部に配置されている。本実施形態では、エンドプレート30Aは、積層体20の積層方向Xの一方側の端部に加圧プレート50および圧力調節部材60を介在させて配置されている。エンドプレート30Bは、積層体20の積層方向Xの他の一方の端部に配置されている。エンドプレート30A、30Bには、積層体20にかかる拘束荷重に耐え得る素材と形状が採用される。エンドプレート30A、30Bは、金属製であっても樹脂製であってもよく、例えば、炭素鋼製であってもよい。エンドプレート30A、30Bは、板状に形成されている。
<サイドプレート>
一対のサイドプレート40A、40Bの間には、積層体20が配置される。図2に示すように、サイドプレート40A、40Bは、積層体20から離隔して配置されている。サイドプレート40Aとサイドプレート40Bとは、積層体20を介して対向している。サイドプレート40A、40Bは、それぞれ一対のエンドプレート30A、30Bを連結する。即ち、サイドプレート40Aは、エンドプレート30Aの図1の矢印Z方向の一方側の端部と、エンドプレート30Bの図1の矢印Z方向の一方側の端部とを連結する。サイドプレート40Bは、エンドプレート30Aの図1の矢印Z方向の他方側の端部と、エンドプレート30Bの図1の矢印Z方向の他方側の端部とを連結する。サイドプレート40A、40Bは、エンドプレート30A、30Bと同じ材料から形成されていてもよく、異なる材料から形成されていてもよい。
サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとの連結は、ボルト等の締結部材によるものであってもよい。あるいは、サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとの連結は、溶接などによる強固な接合によるものであってもよい。サイドプレート40A、40Bとエンドプレート30A、30Bとが溶接により接合される場合、エンドプレート30A、30Bとサイドプレート40A、40Bの素材としては金属が好ましく採用される。
<加圧プレート>
図1および図2に示す実施形態では、積層体20の積層方向Xの一方側の端部に隣接して、加圧プレート50が配置されている。加圧プレート50の図1の矢印Z方向の一方側の端部はサイドプレート40Aに接しており、加圧プレート50の図1の矢印Z方向の他方側の端部はサイドプレート40Bに接している。加圧プレート50は、サイドプレート40A、40Bとは接合されていない状態で配置されており、積層体20が積層方向Xに膨張縮小するのに応じて、積層方向Xに可逆的に移動可能な状態で配置される。加圧プレート50によると、後述する圧力調節部材60が弾性変形することにより発生する弾性力を、積層体20の上記ばね対向面に均一に伝達することができる。
<圧力調節部材>
図1および図2に示す実施形態では、積層体20の積層方向Xの一方の端部とエンドプレート30Aとの間に、圧力調節部材60が配置されている。具体的には、積層体20の一方の端部に隣接して配置された加圧プレート50と、エンドプレート30Aとの間に、圧力調節部材60が配置されている。圧力調節部材60は、積層体20の積層方向Xにかかる圧力(拘束圧)を調節し得る。かかる構成によると、積層体20の積層方向Xの一方の端部に圧力調節部材60が配置されており、電池モジュール100の構成が単純であるため、電池モジュール100のコンパクト化が達成されやすい。
圧力調節部材60は、積層方向Xに弾性変形可能な複数のばねを備える。図3は、図1のIII−III’矢視断面を模式的に示した概略図である。図3に示す実施形態では、圧力調節部材60は、積層方向Xに弾性変形可能なばね61、62を備える。ばね61、62は、積層体20が積層方向Xに膨張伸縮することにより、積層方向Xに弾性変形して弾性力を発生させる。本実施形態によると、圧力調節部材60は、複数の相対的にサイズが大きいばね(以下、大ばね61ともいう。)と、複数の相対的にサイズが小さいばね(以下、小ばね62ともいう。)を備える。図3に示す例によると、6個の大ばね61が、矢印Z方向に2列に同一直線上に並び、さらに矢印Y方向に3列に同一直線上に並んで配置されている。また、2個の小ばね62は、近接して配置された4つの大ばね61の中心に、各大ばね61の間隙を埋めるように配置される。このようにサイズの異なる2種類のばね61、62を用いることにより、複数のばね61、62が配置されていない部位の面積をより縮小することができ、積層体20の積層面(ばね対向面)に、より均一な面圧をかけることができる。
圧力調節部材60は、積層体20の積層面(ばね対向面)にかかる圧力をより該面内において均一化する観点から、サイズが相互に異なる3種類以上のばねを備えていてもよい。互いにサイズの異なるばね61、62のばね定数は同じであってもよいし、相互に異なっていてもよい。
図3の点線は、電池モジュール100を積層方向Xから視たときの積層体20(または積層体20を構成する単電池10)が配置されている領域の外周を示す。図3に示すように、ここに開示される電池モジュール100を積層方向Xから視たとき、積層体20(または積層体20を構成する単電池10)は、ばね61、62が配置された領域の内側に配置されている。換言すると、電池モジュール100を積層方向Xから視たときのばね61、62が配置された領域は、電池モジュール100を積層方向Xから視たときの積層体20(または単電池10)が配置された領域を内包している。かかる構成によると、積層体20の積層方向(ばね対向面)における単電池10の縁部に対しても、好適に圧力調節部材60により圧力を掛けることができる。よって、ばね対向面の縁部が、中央部よりも大きく膨張収縮する傾向がある単電池10を用いた場合においても、単電池10の当該縁部における局所的な膨張収縮に応じて当該縁部にかかる圧力を好適に調節することができるため、当該ばね対向面にかかる拘束圧の均一性が向上する。このため、単電池10の劣化が抑制された電池モジュール100が実現され得る。
ここに開示される圧力調節部材60が備えるばね61、62の種類としては、特に限定されない。例えば、コイルばね、皿ばね、板ばね、空気ばねなどの各種のばね61、62を用いることができる。
図4は、他の一実施形態に係る電池モジュール100を示す斜視図である。本実施形態によると、2つの圧力調節部材60が、積層体20の積層方向Xの両端部にそれぞれ配置されている。具体的には、積層体20の積層方向Xの一方側の端部には加圧プレート50Aが隣接するように配置され、加圧プレート50Aとエンドプレート30Aとの間には圧力調節部材60が配置されている。さらに、積層体20の積層方向Xの他方側の端部には加圧プレート50Bが隣接するように配置され、加圧プレート50Bとエンドプレート30Bとの間には圧力調節部材60が配置されている。かかる構成によると、積層体20の積層方向Xに直交する面(即ち、図4のYZ面である、ばね対向面)にかかる拘束圧の均一性がより向上するため、単電池10の劣化がより抑制された電池モジュール100が実現され得る。
図5は、他の一実施形態に係る電池モジュール100を示す斜視図である。本実施形態によると、単電池10は、外装体14の対向する2辺からそれぞれ正極端子12Aと負極端子(図示せず)が引き出されて構成されている。かかる単電池10は電池容量向上等の観点から好ましく採用され得る。かかる単電池10に対しても、ここに開示される技術は好適に適用され得る。
圧力調節部材60は、積層体20を構成する単電池10間の間隙に配置されてもよい。例えば、圧力調節部材60は、積層体20の積層方向Xの中央部に配置されてもよい。かかる構成によると、積層体20の積層面(ばね対向面)にかかる拘束圧の均一性が向上し得る。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 単電池
12A 正極端子
12B 負極端子
14 外装体
20 積層体
30A エンドプレート
30B エンドプレート
40A サイドプレート
40B サイドプレート
50 加圧プレート
50A 加圧プレート
50B 加圧プレート
60 圧力調節部材
61 大ばね
62 小ばね
100 電池モジュール

Claims (1)

  1. 複数の単電地が積層した積層体と、
    前記積層された単電池間の間隙、該積層方向の一方の端部および他方の端部のうちの少なくとも一箇所に配置され、前記積層体の積層方向にかかる圧力を調節する圧力調節部材と、を備えた電池モジュールであって、
    前記圧力調節部材は、前記積層方向に弾性変形可能な複数のばねを備え、
    前記電池モジュールを前記積層方向から視たとき、前記複数のばねが配置された領域の内側に前記各単電池が配置されていること、
    を特徴とする電池モジュール。
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