JP2019123391A - 車両操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者にとって副操作部を操作しやすい車両操作装置を提供する。【解決手段】車両操作装置10は、ステアリングシャフト106に取り付けられる操舵用のハンドル100の一部を構成し、ハンドル100の回転軸C0と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部120と、副操作部120の操作量を検出する回転センサ24と、回転センサ24の検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機40と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、ステアリングホイールに設けられる副操作部を用いて車両の所定制御を行う車両操作装置に関する。
特許文献1および特許文献2には、ステアリングホイールのグリップ部分(リム部分)の一部を回転操作が可能な副操作部とし、副操作部の操作に応じて制動力を制御する装置が示される。この装置において、副操作部はグリップ部分の断面中心に位置する軸を中心にして順方向と逆方向への回転操作が可能である。
特許文献1および特許文献2の装置のように副操作部をグリップ部分の断面中心に位置する軸を中心にして回転操作するためには、手首だけでなく腕全体を動作させる必要がある。このため、特許文献1および特許文献2の装置には副操作部を操作しづらいという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、運転者にとって副操作部を操作しやすい車両操作装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両操作装置は、
ステアリングシャフトに取り付けられる操舵用のハンドルの一部を構成し、前記ハンドルの回転軸と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部と、
前記副操作部の操作量を検出する回転センサと、
前記回転センサの検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機と、を備える
ことを特徴とする。
ステアリングシャフトに取り付けられる操舵用のハンドルの一部を構成し、前記ハンドルの回転軸と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部と、
前記副操作部の操作量を検出する回転センサと、
前記回転センサの検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機と、を備える
ことを特徴とする。
上記構成によれば、運転者は手首の可動範囲内で副操作部を操作することができるため、副操作部の操作が容易である。
本発明において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の変速制御を行ってもよい。
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の変速制御を行ってもよい。
上記構成によれば、運転者はハンドルを把持したまま手首の動作により変速操作を行うことができる。
本発明において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の駆動力制御を行ってもよい。
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の駆動力制御を行ってもよい。
上記構成によれば、運転者はハンドルを把持したまま手首の動作により駆動力操作を行うことができる。
本発明において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の操舵制御を行ってもよい。
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の操舵制御を行ってもよい。
上記構成によれば、運転者はハンドル本体の回転操作量を大きくすることなく車両を大きく旋回させることができる。
本発明において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両のウインカの動作制御を行ってもよい。
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両のウインカの動作制御を行ってもよい。
上記構成によれば、運転者はハンドルを把持したまま手首の動作によりウインカの操作を行うことができる。
本発明に係る車両操作装置は、
車速を検出する車速センサと、
前記車両に設定されるシフト位置を検出するシフトポジションセンサと、の少なくとも一方を更に備え、
前記制御機は、前記回転センサと、前記車速センサおよび/または前記シフトポジションセンサの検出値に基づいて前記車両の所定制御を行ってもよい。
車速を検出する車速センサと、
前記車両に設定されるシフト位置を検出するシフトポジションセンサと、の少なくとも一方を更に備え、
前記制御機は、前記回転センサと、前記車速センサおよび/または前記シフトポジションセンサの検出値に基づいて前記車両の所定制御を行ってもよい。
上記構成によれば、副操作部の操作によって行う車両の制御を、車速とシフト位置に応じて変えることができる。このため、副操作部によって行う車両の制御のバリエーションを増やすことができる。
本発明において、
前記副操作部は、
前記ハンドルの回転軸と直交する方向に延びる第1回転軸を中心にして回転操作が可能な第1可動部と、
前記ハンドルの回転軸と平行する方向に延びる第2回転軸を中心にして回転操作が可能な第2可動部と、を有し、
前記回転センサは、
前記第1可動部の回転量を検出する第1回転センサと、
前記第2可動部の回転量を検出する第2回転センサと、を有してもよい。
前記副操作部は、
前記ハンドルの回転軸と直交する方向に延びる第1回転軸を中心にして回転操作が可能な第1可動部と、
前記ハンドルの回転軸と平行する方向に延びる第2回転軸を中心にして回転操作が可能な第2可動部と、を有し、
前記回転センサは、
前記第1可動部の回転量を検出する第1回転センサと、
前記第2可動部の回転量を検出する第2回転センサと、を有してもよい。
上記構成によれば、1つの副操作部によって複数の制御信号を出力することができる。このため、副操作部によって行う車両の制御のバリエーションを増やすことができる。
本発明において、
前記車両は、
右側の車輪を駆動させる右側の駆動モータと、左側の車輪を駆動させる左側の駆動モータと、を有し、
前記副操作部は、
前記右側の駆動モータを操作するための右側副操作部と、前記左側の駆動モータを操作するための左側副操作部と、を有し、
前記回転センサは、
前記右側副操作部の操作量を検出する右側回転センサと、前記左側副操作部の操作量を検出する左側回転センサと、を有し、
前記制御機は、
前記右側回転センサの検出値に基づいて前記右側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる力行を行い、前記右側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる回生を行い、前記左側回転センサの検出値に基づいて前記左側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる力行を行い、前記左側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる回生を行い、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が左旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる力行および前記右側の駆動モータによる回生を行わず、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が右旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる回生および前記右側の駆動モータによる力行を行わないようにしてもよい。
前記車両は、
右側の車輪を駆動させる右側の駆動モータと、左側の車輪を駆動させる左側の駆動モータと、を有し、
前記副操作部は、
前記右側の駆動モータを操作するための右側副操作部と、前記左側の駆動モータを操作するための左側副操作部と、を有し、
前記回転センサは、
前記右側副操作部の操作量を検出する右側回転センサと、前記左側副操作部の操作量を検出する左側回転センサと、を有し、
前記制御機は、
前記右側回転センサの検出値に基づいて前記右側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる力行を行い、前記右側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる回生を行い、前記左側回転センサの検出値に基づいて前記左側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる力行を行い、前記左側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる回生を行い、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が左旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる力行および前記右側の駆動モータによる回生を行わず、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が右旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる回生および前記右側の駆動モータによる力行を行わないようにしてもよい。
運転者がハンドルの回転操作を行い車両を旋回させている最中に、左右側の駆動モータが車両の旋回を妨げる動作、すなわち、旋回方向内側の駆動モータによる力行が行われるか、または、旋回方向外側の駆動モータによる回生が行われると、運転者は違和感を覚える。上記構成によれば、左右側の駆動モータが車両の旋回を妨げる動作を行わないようにするため、運転者が違和感を覚えることがなくなる。
本発明によれば、運転者は手首の可動範囲内で副操作部を操作することができるため、副操作部の操作が容易である。
以下、本発明に係る車両操作装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1.ハンドル100の構成]
図1Aは本実施形態に係る車両操作装置10(図4)で使用されるハンドル100の正面図であり、図1Bはハンドル100の右側面図である。図1Aおよび図1Bに示される操舵用のハンドル100はステアリングホイール102である。図1Aおよび図1Bはステアリングホイール102の中立状態、すなわち車両操作装置10を備える車両の操舵輪を直進方向に向けたときのステアリングホイール102の状態を示す。なお、図1Aにおいて、紙面上下方向および左右方向をステアリングホイール102の上下方向および左右方向とし、紙面手前に向かう方向をステアリングホイール102の前方向とし、紙面奥に向かう方向をステアリングホイール102の後方向とする。図1Bにおいて、紙面上下方向および左右方向を、ステアリングホイール102の上下方向および前後方向とし、紙面手前に向かう方向をステアリングホイール102の右方向とし、紙面奥に向かう方向をステアリングホイール102の左方向とする。
図1Aは本実施形態に係る車両操作装置10(図4)で使用されるハンドル100の正面図であり、図1Bはハンドル100の右側面図である。図1Aおよび図1Bに示される操舵用のハンドル100はステアリングホイール102である。図1Aおよび図1Bはステアリングホイール102の中立状態、すなわち車両操作装置10を備える車両の操舵輪を直進方向に向けたときのステアリングホイール102の状態を示す。なお、図1Aにおいて、紙面上下方向および左右方向をステアリングホイール102の上下方向および左右方向とし、紙面手前に向かう方向をステアリングホイール102の前方向とし、紙面奥に向かう方向をステアリングホイール102の後方向とする。図1Bにおいて、紙面上下方向および左右方向を、ステアリングホイール102の上下方向および前後方向とし、紙面手前に向かう方向をステアリングホイール102の右方向とし、紙面奥に向かう方向をステアリングホイール102の左方向とする。
ステアリングホイール102は、ステアリングシャフト106に連結されるハブ104と、ハブ104の上側に配置される上側操作部108Uと、ハブ104の下側に配置される下側操作部108Dと、ハブ104の右側に配置される右側副操作部122Rと、ハブ104の左側に配置される左側副操作部122Lと、で構成される。右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lをまとめて副操作部120という。
上側操作部108Uは、ステアリングホイール102の回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の上側リム部110Uと、ハブ104と上側リム部110Uとの間に介在する2つの上側スポーク部112Uと、を有する。下側操作部108Dは、上側リム部110Uと同様に、回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の下側リム部110Dと、ハブ104と下側リム部110Dとの間に介在する2つの下側スポーク部112Dと、を有する。上側操作部108Uと下側操作部108Dはハブ104に固定される。
右側副操作部122Rと左側副操作部122Lは回転軸C0を中心にして左右対称である。このため、ここでは副操作部120の説明として右側副操作部122Rの説明をし、左側副操作部122Lの説明を省略する。右側副操作部122Rは、ハブ104に対して回転自在に取り付けられる右側第1可動部130Rと、右側第1可動部130Rに対して回転自在に取り付けられる右側第2可動部124Rと、を有する。
右側第1可動部130Rは、ハブ104の放射方向に沿って設けられる。右側第1可動部130Rは、ハブ104に固定される右側支持部132Rにより回転自在に支持されており、ステアリングホイール102の回転軸C0と直交する方向に延びる第1回転軸C1を中心にして順方向および逆方向に回転自在である。
右側第2可動部124Rは、ステアリングホイール102の回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の右側リム部126Rと、右側リム部126Rからハブ104に向かって延びる右側スポーク128Rと、を有する。図2に示されるように、右側スポーク128Rは、ステアリングホイール102の前後方向に分かれている。前側の右側スポーク128Rは右側第1可動部130Rの前面に沿って設けられ、後側の右側スポーク128Rは右側第1可動部130Rの後面に沿って設けられる。右側第2可動部124Rは、右側第1可動部130Rにより回転自在に支持されており、ステアリングホイール102の回転軸C0と平行する方向に延びる第2回転軸C2を中心にして順方向および逆方向に回転自在である。
図3Aに示されるように、右側副操作部122Rは第2回転軸C2を中心にして順方向(実線)および逆方向(2点鎖線)に回転自在である。また、図3Bに示されるように、右側副操作部122Rは第1回転軸C1を中心にして順方向(実線)および逆方向(2点鎖線)に回転自在である。なお、右側第1可動部130Rおよび右側第2可動部124Rは、図示しないバネにより中立位置に付勢される。このため、運転者が右側副操作部122Rを操作しない状態では、図1Aおよび図1Bに示されるように、右側第1可動部130Rおよび右側第2可動部124Rは中立位置にある。
[2.車両操作装置10の構成]
図4に示されるように、車両操作装置10は、各種の検出結果や指示に応じた信号を出力する入力系装置群20と、入力系装置群20から出力される信号を入力して指令信号を出力する制御機40と、制御機40から出力される指令信号に応じて動作する出力系装置群50と、を備える。車両操作装置10は、エンジン64および/または駆動モータ62により駆動する車両、例えば、次の車両の少なくとも1つに使用可能である。
・ 前後輪4輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 後輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動し、後輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 後輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動し、前輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前後輪4輪を個別の駆動モータ62で駆動し、前輪2輪または後輪2輪を共通のエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪または後輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動し、後輪2輪を共通のエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通のエンジン64で駆動し、後輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動し、後輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動する車両。
図4に示されるように、車両操作装置10は、各種の検出結果や指示に応じた信号を出力する入力系装置群20と、入力系装置群20から出力される信号を入力して指令信号を出力する制御機40と、制御機40から出力される指令信号に応じて動作する出力系装置群50と、を備える。車両操作装置10は、エンジン64および/または駆動モータ62により駆動する車両、例えば、次の車両の少なくとも1つに使用可能である。
・ 前後輪4輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 後輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動し、後輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 後輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動し、前輪2輪を個別の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前後輪4輪を個別の駆動モータ62で駆動し、前輪2輪または後輪2輪を共通のエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪または後輪2輪を共通の駆動モータ62および/またはエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動し、後輪2輪を共通のエンジン64で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通のエンジン64で駆動し、後輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動する車両。
・ 前輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動し、後輪2輪を共通の駆動モータ62で駆動する車両。
入力系装置群20には、舵角センサ22と回転センサ24と車速センサ30とアクセルポジションセンサ32とシフトポジションセンサ34とブレーキスイッチ36とモード選択スイッチ38とが含まれる。回転センサ24には、左側第1回転センサ26Lと左側第2回転センサ28Lと右側第1回転センサ26Rと右側第2回転センサ28Rとが含まれる。
舵角センサ22は回転軸C0を中心とするステアリングシャフト106の回転角度を検出する。左側第1回転センサ26Lは第1回転軸C1を中心とする左側第1可動部130Lの回転量を検出する。左側第2回転センサ28Lは第2回転軸C2を中心とする左側第2可動部124Lの回転量を検出する。右側第1回転センサ26Rは第1回転軸C1を中心とする右側第1可動部130Rの回転量を検出する。右側第2回転センサ28Rは第2回転軸C2を中心とする右側第2可動部124Rの回転量を検出する。回転センサ24としては、例えばエンコーダやポテンショメータ等が利用される。
車速センサ30は車速を検出して車速を示す信号を出力する。アクセルポジションセンサ32はアクセルペダル150の操作位置を検出してその操作位置を示す信号を出力する。シフトポジションセンサ34はその時点で設定されるシフト位置を検出してそのシフト位置を示す信号を出力する。ブレーキスイッチ36はブレーキペダル152が操作されるときにオン信号を出力する。モード選択スイッチ38は乗員が行う切替操作に応じて走行モードを示す信号を出力する。走行モードとしては通常モードまたは駆動力配分モードが設定される。
制御機40は、ECUにより構成され、プロセッサ等の演算装置42と、ROMやRAM等の記憶装置44と、を備える。演算装置42は、記憶装置44に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。記憶装置44は、演算装置42が実行するプログラムの他に、入力系装置群20から出力される各種の信号の組み合わせと制御対象となる装置とを紐付けるマップやテーブル等を記憶する。
出力系装置群50には、変速装置52と駆動力出力装置58と操舵装置68と方向指示装置74とが含まれる。変速装置52には、トランスミッションECU54(以下、TM−ECU54ともいう。)と、変速機構56と、が含まれる。TM−ECU54は、乗員が行うシフトレバー(不図示)の操作および/または制御機40から出力される変速の指令信号に応じて変速機構56の変速比を制御する。駆動力出力装置58には、駆動力出力ECU60と、駆動モータ62やエンジン64等の駆動源とエンジン64の始動時に使用されるセルモータ66と、が含まれる。駆動力出力ECU60は、乗員が行うアクセルペダル150の操作および/または制御機40から出力される駆動の指令信号に応じて駆動力を制御する。操舵装置68には、電動パワーステアリングシステムECU70(以下、EPS−ECU70ともいう。)と、操舵機構72と、が含まれる。EPS−ECU70は、乗員が行うステアリングホイール102の操作および/または制御機40から出力される操舵の指令信号に応じて操舵量を制御する。方向指示装置74には、ウインカECU76と、ウインカ78と、が含まれる。ウインカECU76は、乗員が行うウインカスイッチ(不図示)の操作および/または制御機40から出力されるウインカ78の指令信号に応じてウインカ78を点灯または消灯させる。
[3.車両操作装置10の動作]
図5を用いて車両操作装置10の動作を説明する。ステップS1において、各回転センサ24は、右側副操作部122R(右側第1可動部130R、右側第2可動部124R)および左側副操作部122L(左側第1可動部130L、左側第2可動部124L)の操作量を検出し、制御機40に対して検出結果を示す信号を出力する。回転センサ24以外の各センサおよびスイッチも制御機40に対して検出結果を示す信号を出力する。制御機40は、入力系装置群20のセンサやスイッチから出力される各種の信号を入力する。ステップS2において、制御機40の演算装置42は、入力系装置群20のセンサやスイッチから出力される各種の信号および記憶装置44に記憶されるマップまたはテーブルに基づいて右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた制御内容を判定する。ステップS3において、制御機40は、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた車両制御を行う。ここでは、制御機40は、制御対象の装置(変速装置52、駆動力出力装置58、操舵装置68、方向指示装置74のいずれか)に対して、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた指令信号を出力する。制御対象の装置は指令信号に応じて動作する。
図5を用いて車両操作装置10の動作を説明する。ステップS1において、各回転センサ24は、右側副操作部122R(右側第1可動部130R、右側第2可動部124R)および左側副操作部122L(左側第1可動部130L、左側第2可動部124L)の操作量を検出し、制御機40に対して検出結果を示す信号を出力する。回転センサ24以外の各センサおよびスイッチも制御機40に対して検出結果を示す信号を出力する。制御機40は、入力系装置群20のセンサやスイッチから出力される各種の信号を入力する。ステップS2において、制御機40の演算装置42は、入力系装置群20のセンサやスイッチから出力される各種の信号および記憶装置44に記憶されるマップまたはテーブルに基づいて右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた制御内容を判定する。ステップS3において、制御機40は、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた車両制御を行う。ここでは、制御機40は、制御対象の装置(変速装置52、駆動力出力装置58、操舵装置68、方向指示装置74のいずれか)に対して、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作位置および/または操作量に応じた指令信号を出力する。制御対象の装置は指令信号に応じて動作する。
[4.具体例]
図6〜図9、図13〜図15を用いて図5に示されるステップ2の処理およびステップ3の処理の具体例1〜7を説明する。図6〜図9、図13〜図15は右側副操作部122R(右側第1可動部130R、右側第2可動部124R)および左側副操作部122L(左側第1可動部130L、左側第2可動部124L)の操作パターンと制御内容とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。図6〜図9、図13〜図15において示される「順方向」、「逆方向」というのは、各可動部が操作される方向を意味し、「中立」というのは、各可動部が操作されずに中立位置におかれることを意味する。また、図6において示される「×2」というのは、可動部が所定時間内に2回操作されること、すなわち、可動部が順方向または逆方向に操作された後に中立位置に戻されてもう一度同じ方向に操作されることを意味する。
図6〜図9、図13〜図15を用いて図5に示されるステップ2の処理およびステップ3の処理の具体例1〜7を説明する。図6〜図9、図13〜図15は右側副操作部122R(右側第1可動部130R、右側第2可動部124R)および左側副操作部122L(左側第1可動部130L、左側第2可動部124L)の操作パターンと制御内容とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。図6〜図9、図13〜図15において示される「順方向」、「逆方向」というのは、各可動部が操作される方向を意味し、「中立」というのは、各可動部が操作されずに中立位置におかれることを意味する。また、図6において示される「×2」というのは、可動部が所定時間内に2回操作されること、すなわち、可動部が順方向または逆方向に操作された後に中立位置に戻されてもう一度同じ方向に操作されることを意味する。
なお、具体例1〜具体例4は、それぞれの副操作部120の操作パターンが車両の状況毎に区別されている。このため、具体例1〜具体例4は1つの車両で利用可能である。一方、具体例5〜具体例7は、副操作部120の操作パターンが他の具体例と部分的に重複する。このため、具体例5〜具体例7は、1つの車両に個々に利用する必要がある。
[4.1.具体例1:シフト操作]
図6に示されるように、車速がゼロであり、かつ、ブレーキペダル152が操作される状態のときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてシフト操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、車速センサ30から出力される信号に基づいて車速を判定すると共に、ブレーキスイッチ36から出力される信号に基づいてブレーキペダル152に対する操作の有無を判定する。車速がゼロであり、かつ、ブレーキペダル152が操作されている場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてD(ドライブ)、R(リバース)、N(ニュートラル)、P(パーキング)投入、P解除のシフト操作信号を変速装置52に対して出力する。TM−ECU54は、シフト操作信号に応じて変速機構56を制御してシフト位置を変更する。
図6に示されるように、車速がゼロであり、かつ、ブレーキペダル152が操作される状態のときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてシフト操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、車速センサ30から出力される信号に基づいて車速を判定すると共に、ブレーキスイッチ36から出力される信号に基づいてブレーキペダル152に対する操作の有無を判定する。車速がゼロであり、かつ、ブレーキペダル152が操作されている場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてD(ドライブ)、R(リバース)、N(ニュートラル)、P(パーキング)投入、P解除のシフト操作信号を変速装置52に対して出力する。TM−ECU54は、シフト操作信号に応じて変速機構56を制御してシフト位置を変更する。
[4.2.具体例2:シフトアップ/ダウン操作]
図7に示されるように、シフト位置がDのときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてシフトアップ操作とシフトダウン操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がDである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてシフトアップ/ダウンの変速信号を変速装置52に対して出力する。TM−ECU54は、変速信号に応じて変速機構56を制御してシフトアップ/ダウンを行う。
図7に示されるように、シフト位置がDのときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてシフトアップ操作とシフトダウン操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がDである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてシフトアップ/ダウンの変速信号を変速装置52に対して出力する。TM−ECU54は、変速信号に応じて変速機構56を制御してシフトアップ/ダウンを行う。
[4.3.具体例3:IG(イグニッション)操作]
図8に示されるように、シフト位置がPのときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてIG操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がPである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてIG操作信号を駆動力出力装置58に対して出力する。エンジン64を搭載する車両の場合、駆動力出力ECU60は、IG操作信号に応じてIGオン/オフ制御を行うと共に、電気系統を起動させる。例えば、IGオン操作信号に応じてセルモータ66に電流が供給されてエンジン64が始動される。また、IGオフ操作信号に応じて点火プラグ(不図示)への電流が遮断されてエンジン64が停止される。エンジン64を搭載しない電動車両の場合、電気系統の起動が行われる。
図8に示されるように、シフト位置がPのときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてIG操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がPである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいてIG操作信号を駆動力出力装置58に対して出力する。エンジン64を搭載する車両の場合、駆動力出力ECU60は、IG操作信号に応じてIGオン/オフ制御を行うと共に、電気系統を起動させる。例えば、IGオン操作信号に応じてセルモータ66に電流が供給されてエンジン64が始動される。また、IGオフ操作信号に応じて点火プラグ(不図示)への電流が遮断されてエンジン64が停止される。エンジン64を搭載しない電動車両の場合、電気系統の起動が行われる。
[4.4.具体例4:駆動力の配分操作]
図9に示されるように、シフト位置がDであり、アクセルペダル150が操作され、かつ、走行モードとして駆動力分配モードが設定されている状態のときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて左右の駆動モータ62の間で駆動力を配分する操作を行うことができる。具体的には、制御機40の演算装置42は、モード選択スイッチ38から出力される信号に基づいて、その時点で設定すべき走行モードを判定して記憶装置44に登録する。そして、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定すると共に、アクセルポジションセンサ32から出力される信号に基づいてアクセルペダル150に対する操作の有無を判定する。シフト位置がDであり、かつ、アクセルペダル150が操作されており、かつ、その時点で設定される走行モードが駆動力配分モードである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて左右の駆動モータ62の増速と回生の操作信号を駆動力出力装置58に対して出力する。駆動力出力ECU60は、操作信号に応じて左右の駆動モータ62を制御して駆動力の配分操作を行う。
図9に示されるように、シフト位置がDであり、アクセルペダル150が操作され、かつ、走行モードとして駆動力分配モードが設定されている状態のときに、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて左右の駆動モータ62の間で駆動力を配分する操作を行うことができる。具体的には、制御機40の演算装置42は、モード選択スイッチ38から出力される信号に基づいて、その時点で設定すべき走行モードを判定して記憶装置44に登録する。そして、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定すると共に、アクセルポジションセンサ32から出力される信号に基づいてアクセルペダル150に対する操作の有無を判定する。シフト位置がDであり、かつ、アクセルペダル150が操作されており、かつ、その時点で設定される走行モードが駆動力配分モードである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて左右の駆動モータ62の増速と回生の操作信号を駆動力出力装置58に対して出力する。駆動力出力ECU60は、操作信号に応じて左右の駆動モータ62を制御して駆動力の配分操作を行う。
図9の制御内容に示される「増速」というのは、アクセルペダル150の操作に加えて、右側副操作部122R(右側第1可動部130R、右側第2可動部124R)および/または左側副操作部122L(左側第1可動部130L、左側第2可動部124L)の操作に応じて操作対象の駆動モータ62に対して電力を供給して、駆動輪を駆動させることをいう。このとき駆動モータ62は、駆動力を駆動輪に伝達する力行状態となる。「回生」というのは、アクセルペダル150の操作に関わらず、右側副操作部122Rおよび/または左側副操作部122Lの操作に応じて操作対象の駆動モータ62に対する電力の供給を遮断し、駆動モータ62をジェネレータとして動作させることをいう。このとき駆動モータ62は、電力をバッテリや他の電気機器に供給する回生状態となり、駆動輪には回生ブレーキが作用する。図9に示されるように、制御機40は、副操作部120が順方向に操作されると、操作対象の駆動モータ62を増速状態にし、副操作部120が逆方向に操作されると、操作対象の駆動モータ62を回生状態にする。
右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて車両の左右に配置される駆動モータ62の駆動力を適切に配分することにより車両を旋回させることができる。更に、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、を一致させることにより、車両を安定して旋回させることができる。
ところで、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、が一致しない場合は、運転者に違和感を与える可能性がある。運転者に違和感を与えることなく車両を旋回させることができるように、制御機40は、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、が整合しない場合に、ステアリングホイール102の操作を優先させる。以下でその説明をする。
図10はステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、が同じである場合のタイムチャートである。図10に示されるように、時点t0〜時点t1では、アクセルペダル150、ステアリングホイール102、右側副操作部122R、左側副操作部122Lは、いずれも操作されていない。このとき、制御機40および駆動力出力ECU60は、左右の駆動モータ62を停止させる。但し、車両が走行している場合は、制御機40および駆動力出力ECU60は、左右の駆動モータ62を回生状態にする。
時点t1で運転者がアクセルペダル150を操作する。制御機40および駆動力出力ECU60は、アクセルポジションセンサ32の検出値に基づいて左右の駆動モータ62を力行状態にする。時点t2で運転者がステアリングホイール102を左回転させる。制御機40およびEPS−ECU70は、舵角センサ22の操作値に基づいて操舵機構72を制御する。このとき、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向は左方向になる。
時点t3で運転者が右側副操作部122R(右側第1可動部130Rおよび/または右側第2可動部124R)を順方向に回転させ、左側副操作部122L(左側第1可動部130Lおよび/または左側第2可動部124L)を逆方向に回転させる。時点t3における右側副操作部122Rの操作は右側の駆動モータ62の増速を指示する操作であって、車両を左方向に旋回させる操作である。一方、左側副操作部122Lの操作は左側の駆動モータ62の停止(回生)を指示する操作であって、車両を左方向に旋回させる操作である。つまり、時点t3における右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向は、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と同じである。このため、制御機40は、アクセルペダル150、右側副操作部122R、左側副操作部122Lの各操作をいずれも採用する。制御機40および駆動力出力ECU60は、アクセルポジションセンサ32の検出値と、右側第1回転センサ26Rおよび/または右側第2回転センサ28Rの検出値に基づいて右側の駆動モータ62を増速状態にする。また、制御機40および駆動力出力ECU60は、左側第1回転センサ26Lおよび/または左側第2回転センサ28Lの検出値に基づいて左側の駆動モータ62を回生状態にする。
図11はステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、が同じである一方で、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rの操作に応じた車両の旋回方向と、が異なる場合のタイムチャートである。時点t0〜時点t3までのタイムチャートは図10に示される時点t0〜時点t3までのタイムチャートと同じである。
図11においては、時点t3で運転者が右側副操作部122R(右側第1可動部130Rおよび/または右側第2可動部124R)および左側副操作部122L(左側第1可動部130Lおよび/または左側第2可動部124L)を逆方向に回転させる。時点t3における右側副操作部122Rの操作は右側の駆動モータ62の停止(回生)を指示する操作であって、車両を右方向に旋回させる操作である。一方、左側副操作部122Lの操作は左側の駆動モータ62の停止(回生)を指示する操作であって、車両を左方向に旋回させる操作である。つまり、時点t3における左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向は、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と同じである。一方、右側副操作部122Rの操作に応じた車両の旋回方向は、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と異なる。このため、制御機40は、アクセルペダル150、左側副操作部122Lの各操作を採用し、右側副操作部122Rの操作をキャンセルする。制御機40および駆動力出力ECU60は、アクセルポジションセンサ32の検出値に基づいて右側の駆動モータ62を駆動状態にする。また、制御機40および駆動力出力ECU60は、左側第1回転センサ26Lおよび/または左側第2回転センサ28Lの検出値に基づいて左側の駆動モータ62を回生状態にする。
図12はステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向と、が異なる場合のタイムチャートである。時点t0〜時点t2までのタイムチャートは図10に示される時点t0〜時点t2までのタイムチャートと同じである。
時点t2で運転者がステアリングホイール102を右回転させる。制御機40およびEPS−ECU70は、舵角センサ22の操作値に基づいて操舵機構72を制御する。このとき、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向は右方向になる。
図10と同様に、時点t3で運転者が右側副操作部122R(右側第1可動部130Rおよび/または右側第2可動部124R)を順方向に回転させ、左側副操作部122L(左側第1可動部130Lおよび/または左側第2可動部124L)を逆方向に回転させる。時点t3における右側副操作部122Rの操作は右側の駆動モータ62の増速を指示する操作であって、車両を左方向に旋回させる操作である。一方、左側副操作部122Lの操作は左側の駆動モータ62の停止(回生)を指示する操作であって、車両を左方向に旋回させる操作である。つまり、時点t3における右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作に応じた車両の旋回方向は、ステアリングホイール102の操作に応じた車両の旋回方向と異なる。このため、制御機40は、アクセルペダル150の操作のみを採用し、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lの操作をキャンセルする。制御機40および駆動力出力ECU60は、アクセルポジションセンサ32の検出値に基づいて左右の駆動モータ62を駆動状態にする。
[4.5.具体例5:操舵]
図13に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて操舵を行うことができる。具体的には、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて操舵信号を操舵装置68に対して出力する。EPS−ECU70は、操舵信号に応じて操舵機構72を制御して操舵を行う。このとき、制御機40およびEPS−ECU70は、回転センサ24の検出値に応じて操舵機構72を制御する。
図13に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて操舵を行うことができる。具体的には、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて操舵信号を操舵装置68に対して出力する。EPS−ECU70は、操舵信号に応じて操舵機構72を制御して操舵を行う。このとき、制御機40およびEPS−ECU70は、回転センサ24の検出値に応じて操舵機構72を制御する。
[4.6.具体例6:駆動操作]
図14に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて駆動操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がDである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に応じて前進方向への駆動信号を駆動力出力装置58に対して出力する。シフト位置がRである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて後進方向への駆動信号を駆動力出力装置58に対して出力する。駆動力出力ECU60は、駆動信号に応じて駆動モータ62および/またはエンジン64を制御する。このとき、回転センサ24の操作量に応じて駆動モータ62および/またはエンジン64の目標回転数が設定される。
図14に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いて駆動操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、シフトポジションセンサ34から出力される信号に基づいてシフト位置を判定する。シフト位置がDである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に応じて前進方向への駆動信号を駆動力出力装置58に対して出力する。シフト位置がRである場合に、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて後進方向への駆動信号を駆動力出力装置58に対して出力する。駆動力出力ECU60は、駆動信号に応じて駆動モータ62および/またはエンジン64を制御する。このとき、回転センサ24の操作量に応じて駆動モータ62および/またはエンジン64の目標回転数が設定される。
[4.7.具体例7:ウインカ操作]
図15に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてウインカ操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて方向指示信号を方向指示装置74に対して出力する。ウインカECU76は、方向指示信号に応じてウインカ78の点灯制御を行う。
図15に示されるように、右側副操作部122Rおよび左側副操作部122Lを用いてウインカ操作を行うことができる。具体的には、制御機40は、回転センサ24から出力される信号に基づいて方向指示信号を方向指示装置74に対して出力する。ウインカECU76は、方向指示信号に応じてウインカ78の点灯制御を行う。
[5.ハンドル100の変形例]
以下で、図1Aおよび図1Bに示されるハンドル100(ステアリングホイール102)の変形例を説明する。
以下で、図1Aおよび図1Bに示されるハンドル100(ステアリングホイール102)の変形例を説明する。
[5.1.変形例1]
図16Aは変形例1のハンドル100の正面図であり、図16Bはハンドル100の右側面図である。操舵用のハンドル100としては、図1Aおよび図1Bに示されるステアリングホイール102の代わりに、図16A、図16Bに示されるホイール形状でない操舵ハンドル202を使用することもできる。図1A、図1Bと同様に、図16A、図16Bは回転体204の中立状態を示す。
図16Aは変形例1のハンドル100の正面図であり、図16Bはハンドル100の右側面図である。操舵用のハンドル100としては、図1Aおよび図1Bに示されるステアリングホイール102の代わりに、図16A、図16Bに示されるホイール形状でない操舵ハンドル202を使用することもできる。図1A、図1Bと同様に、図16A、図16Bは回転体204の中立状態を示す。
操舵ハンドル202は、ステアリングシャフト106に繋がる回転体204と、回転体204の右側に配置される右側副操作部122Rと、回転体204の左側に配置される左側副操作部122Lと、で構成される。図1A、図1Bに示されるステアリングホイール102と同様に、操舵ハンドル202の右側副操作部122Rと左側副操作部122Lも回転体204の回転軸C0を中心にして左右対称である。
回転体204の左側には左側凹部206Lが形成され、右側には右側凹部206Rが形成される。左側凹部206Lは、回転体204の左方向に離れ、操舵ハンドル202の回転軸C0と直交する方向に延びる左側の第2回転軸C2を中心とする円弧形状である。右側凹部206Rは、回転体204の右方向に離れ、操舵ハンドル202の回転軸C0と直交する方向に延びる右側の第2回転軸C2を中心とする円弧形状である。
左側副操作部122Lは、左側凹部206Lに配置され、把持部208Lと摺動部210Lとを有する。把持部208Lは前面からみて外側に配置され、運転者に把持される。把持部208Lは回転体204の回転軸C0を中心とする円弧形状である。摺動部210Lは前面からみて内側に配置され、回転体204の左側凹部206Lに対して摺動する。摺動部210Lは左側凹部206Lよりも小径の円弧形状である。把持部208Lの上端と摺動部210Lの上端は繋がっており、把持部208Lの下端と摺動部210Lの下端は繋がっている。
摺動部210Lの内部には、第2回転軸C2を中心とする円弧形状のガイドレール212Lと、ガイドレール212Lに沿って移動自在の被ガイド部材214Lと、が設けられる。このように、被ガイド部材214Lは、第2回転軸C2を中心にしてガイドレール212Lに沿って回転自在である。被ガイド部材214Lの回転量、すなわちガイドレール212Lに対する被ガイド部材214Lの移動量は、回転センサ220により検出される。被ガイド部材214Lには連結部材216Lの一端が接続される。連結部材216Lの他端は回転体204に固定される支持部材218Lに回転自在に支持される。連結部材216Lの第1回転軸C1は、操舵ハンドル202の回転軸C0と直交する方向に延びる。
こうした構造により、左側副操作部122Lは、操舵ハンドル202の回転軸C0と平行する方向に延びる左側の第2回転軸C2を中心にして回転自在になり、また、操舵ハンドル202の回転軸C0と直交する方向に延びる第1回転軸C1を中心にして回転自在になる。右側副操作部122Rも同様に、右側の第2回転軸C2を中心にして回転自在になり、また、第1回転軸C1を中心にして回転自在になる。
[5.2.変形例2]
図17A、図17Bに示される変形例2は、ステアリングホイール102の上側操作部108Uと下側操作部108Dとを小型化可能にしたものである。上側操作部108Uは、回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の上側リム部110Uと、ハブ104と上側リム部110Uとの間に介在する上側固定部230Uと、を有する。下側操作部108Dは、回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の下側リム部110Dと、ハブ104と下側リム部110Dとの間に介在する下側固定部230Dと、を有する。
図17A、図17Bに示される変形例2は、ステアリングホイール102の上側操作部108Uと下側操作部108Dとを小型化可能にしたものである。上側操作部108Uは、回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の上側リム部110Uと、ハブ104と上側リム部110Uとの間に介在する上側固定部230Uと、を有する。下側操作部108Dは、回転軸C0を中心とする円に沿って配置される円弧状の下側リム部110Dと、ハブ104と下側リム部110Dとの間に介在する下側固定部230Dと、を有する。
上側操作部108Uと下側操作部108Dは回転軸C0を中心にして上下対称である。このため、ここでは上側操作部108Uの説明をし、下側操作部108Dの説明を省略する。上側固定部230Uは、上側リム部110Uを上下反転させた形状であり、ハブ104に固定される。上側固定部230Uは、前方または後方に開口する収納溝232を有する。上側リム部110Uの左右両端は、上側固定部230Uの左右両端に着脱自在または屈曲自在に接続される。上側リム部110Uは収納溝232に収納可能である。すなわち、ステアリングホイール102は、図17Aに示されるように、上側リム部110Uが上側固定部230Uの外側に展開される状態と、図17Bに示されるように、上側リム部110Uが上側固定部230Uの収納溝232に収納される状態と、の両方を実現することができる。
ステアリングホイール102によれば、上側リム部110Uが上側固定部230Uに対して収納自在であるため、上側リム部110Uを上側固定部230Uに収納することで運転者の視界を確保することができる。この場合、運転者はメータ等を見やすくなる。また、下側リム部110Dを下側固定部230Dに対して収納自在であるため、下側リム部110Dを下側固定部230Dに収納することで運転者が着席しやすくなる。また、操舵機構72のEPSが故障したとき等に、上側リム部110Uおよび下側リム部110Dを展開することにより、ステアリングホイール102aの操作性を向上させることができる。
[5.3.変形例3]
図18に示される変形例3は、図1A、図1Bに示されるステアリングホイール102の上側操作部108Uと下側操作部108Dとを着脱自在にしたものである。変形例3に係るステアリングホイール102によれば、変形例2のステアリングホイール102と同じ効果が得られる。
図18に示される変形例3は、図1A、図1Bに示されるステアリングホイール102の上側操作部108Uと下側操作部108Dとを着脱自在にしたものである。変形例3に係るステアリングホイール102によれば、変形例2のステアリングホイール102と同じ効果が得られる。
[5.4.その他の変形例]
図1A等に示されるハンドル100には、左右の副操作部120が設けられるが、左右いずれかの副操作部120が設けられてもよい。
図1A等に示されるハンドル100には、左右の副操作部120が設けられるが、左右いずれかの副操作部120が設けられてもよい。
[6.本実施形態のまとめ]
車両操作装置10は、ステアリングシャフト106に取り付けられる操舵用のハンドル100の一部を構成し、ハンドル100の回転軸C0と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部120と、副操作部120の操作量を検出する回転センサ24と、回転センサ24の検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機40と、を備える。上記構成によれば、運転者は手首の可動範囲内で副操作部120を操作することができるため、副操作部120の操作が容易である。
車両操作装置10は、ステアリングシャフト106に取り付けられる操舵用のハンドル100の一部を構成し、ハンドル100の回転軸C0と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部120と、副操作部120の操作量を検出する回転センサ24と、回転センサ24の検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機40と、を備える。上記構成によれば、運転者は手首の可動範囲内で副操作部120を操作することができるため、副操作部120の操作が容易である。
制御機40は、回転センサ24の検出値に基づいて車両の変速制御を行うことができる。上記構成によれば、運転者はハンドル100を把持したまま手首の動作により変速操作を行うことができる。
制御機40は、回転センサ24の検出値に基づいて車両の駆動力制御を行うことができる。上記構成によれば、運転者はハンドル100を把持したまま手首の動作により駆動力操作を行うことができる。
制御機40は、回転センサ24の検出値に基づいて車両の操舵制御を行うことができる。上記構成によれば、運転者はハンドル100本体の回転操作量を大きくすることなく車両を大きく旋回させることができる。
制御機40は、回転センサ24の検出値に基づいて車両のウインカ78の動作制御を行うことができる。上記構成によれば、運転者はハンドル100を把持したまま手首の動作によりウインカ78の操作を行うことができる。
車両操作装置10は、車速を検出する車速センサ30と、車両に設定されるシフト位置を検出するシフトポジションセンサ34と、の少なくとも一方を更に備える。制御機40は、回転センサ24と、車速センサ30および/またはシフトポジションセンサ34の検出値に基づいて車両の所定制御を行うことができる。上記構成によれば、副操作部120の操作によって行う車両の制御を、車速とシフト位置に応じて変えることができる。このため、副操作部120によって行う車両の制御のバリエーションを増やすことができる。
副操作部120は、ハンドル100の回転軸C0と直交する方向に延びる第1回転軸C1を中心にして回転操作が可能な第1可動部(右側第1可動部130R、左側第1可動部130L)と、ハンドル100の回転軸C0と平行する方向に延びる第2回転軸C2を中心にして回転操作が可能な第2可動部(右側第2可動部124R、左側第2可動部124L)と、を有する。回転センサは、第1可動部の回転量を検出する第1回転センサ(右側第1回転センサ26R、左側第1回転センサ26L)と、第2可動部の回転量を検出する第2回転センサ(右側第2回転センサ28R、左側第2回転センサ28L)と、を有する。上記構成によれば、1つの副操作部120によって複数の制御信号を出力することができる。このため、副操作部120によって行う車両の制御のバリエーションを増やすことができる
車両は、右側の車輪を駆動させる右側の駆動モータ62と、左側の車輪を駆動させる左側の駆動モータ62と、を有する。副操作部120は、右側の駆動モータ62を操作するための右側副操作部122Rと、左側の駆動モータ62を操作するための左側副操作部122Lと、を有する。回転センサ24は、右側副操作部122Rの操作量を検出する右側回転センサ(右側第1回転センサ26R、右側第2回転センサ28R)と、左側副操作部122Lの操作量を検出する左側回転センサ(左側第1回転センサ26L、左側第2回転センサ28L)と、を有する。制御機40は、右側回転センサの検出値に基づいて右側副操作部122Rが順方向に操作されていることを検出する場合には右側の駆動モータ62による力行を行い、右側副操作部122Rが逆方向に操作されていることを検出する場合には右側の駆動モータ62による回生を行う。また、左側回転センサの検出値に基づいて左側副操作部122Lが順方向に操作されていることを検出する場合には左側の駆動モータ62による力行を行い、左側副操作部122Lが逆方向に操作されていることを検出する場合には左側の駆動モータ62による回生を行う。また、ハンドル100の回転操作に従って車両が左旋回している間は、右側回転センサの検出値および左側回転センサの検出値に関わらず、左側の駆動モータ62による力行および右側の駆動モータ62による回生を行わず、ハンドル100の回転操作に従って車両が右旋回している間は、右側回転センサの検出値および左側回転センサの検出値に関わらず、左側の駆動モータ62による回生および右側の駆動モータ62による力行を行わない。
運転者がハンドル100の回転操作を行い、車両を旋回させている最中に、左右側の駆動モータ62が車両の旋回を妨げる動作、すなわち、旋回方向内側の駆動モータ62による力行が行われるか、または、旋回方向外側の駆動モータ62による回生が行われると、運転者は違和感を覚える。上記構成によれば、左右側の駆動モータ62が車両の旋回を妨げる動作を行わないようにするため、運転者が違和感を覚えることがなくなる。
なお、本発明に係る車両操作装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両操作装置 24、222L…回転センサ
26R…右側第1回転センサ 26L…左側第1回転センサ
28R…右側第2回転センサ 28L…左側第2回転センサ
40…制御機 100…ハンドル
106…ステアリングシャフト 120…副操作部
122R…右側副操作部 122L…左側副操作部
26R…右側第1回転センサ 26L…左側第1回転センサ
28R…右側第2回転センサ 28L…左側第2回転センサ
40…制御機 100…ハンドル
106…ステアリングシャフト 120…副操作部
122R…右側副操作部 122L…左側副操作部
Claims (8)
- ステアリングシャフトに取り付けられる操舵用のハンドルの一部を構成し、前記ハンドルの回転軸と直交する方向および/または平行する方向に延びる軸を中心にして回転操作が可能な副操作部と、
前記副操作部の操作量を検出する回転センサと、
前記回転センサの検出値に基づいて車両の所定制御を行う制御機と、を備える
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1に記載の車両操作装置において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の変速制御を行う
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1または2に記載の車両操作装置において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の駆動力制御を行う
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両操作装置において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両の操舵制御を行う
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両操作装置において、
前記制御機は、前記回転センサの検出値に基づいて前記車両のウインカの動作制御を行う
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両操作装置において、
車速を検出する車速センサと、
前記車両に設定されるシフト位置を検出するシフトポジションセンサと、の少なくとも一方を更に備え、
前記制御機は、前記回転センサと、前記車速センサおよび/または前記シフトポジションセンサの検出値に基づいて前記車両の所定制御を行う
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項1に記載の車両操作装置において、
前記副操作部は、
前記ハンドルの回転軸と直交する方向に延びる第1回転軸を中心にして回転操作が可能な第1可動部と、
前記ハンドルの回転軸と平行する方向に延びる第2回転軸を中心にして回転操作が可能な第2可動部と、を有し、
前記回転センサは、
前記第1可動部の回転量を検出する第1回転センサと、
前記第2可動部の回転量を検出する第2回転センサと、を有する
ことを特徴とする車両操作装置。 - 請求項3に記載の車両操作装置において、
前記車両は、
右側の車輪を駆動させる右側の駆動モータと、左側の車輪を駆動させる左側の駆動モータと、を有し、
前記副操作部は、
前記右側の駆動モータを操作するための右側副操作部と、前記左側の駆動モータを操作するための左側副操作部と、を有し、
前記回転センサは、
前記右側副操作部の操作量を検出する右側回転センサと、前記左側副操作部の操作量を検出する左側回転センサと、を有し、
前記制御機は、
前記右側回転センサの検出値に基づいて前記右側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる力行を行い、前記右側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記右側の駆動モータによる回生を行い、前記左側回転センサの検出値に基づいて前記左側副操作部が順方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる力行を行い、前記左側副操作部が逆方向に操作されていることを検出する場合には前記左側の駆動モータによる回生を行い、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が左旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる力行および前記右側の駆動モータによる回生を行わず、前記ハンドルの回転操作に従って前記車両が右旋回している間は、前記右側回転センサの検出値および前記左側回転センサの検出値に関わらず、前記左側の駆動モータによる回生および前記右側の駆動モータによる力行を行わない
ことを特徴とする車両操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018005750A JP2019123391A (ja) | 2018-01-17 | 2018-01-17 | 車両操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018005750A JP2019123391A (ja) | 2018-01-17 | 2018-01-17 | 車両操作装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019123391A true JP2019123391A (ja) | 2019-07-25 |
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ID=67397545
Family Applications (1)
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JP2018005750A Pending JP2019123391A (ja) | 2018-01-17 | 2018-01-17 | 車両操作装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2019123391A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7543999B2 (ja) | 2021-08-05 | 2024-09-03 | 豊田合成株式会社 | ステアリングハンドルの継電構造 |
-
2018
- 2018-01-17 JP JP2018005750A patent/JP2019123391A/ja active Pending
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