JP2019120152A - 排気室及び蒸気タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失を低減して性能向上を図ることができる排気室及び蒸気タービンを提供する。【解決手段】排気室Ecは、内側ケーシング21と、外側ケーシング30と、ディフューザ26と、を備える。内側ケーシング21は、径方向の外側からロータを囲い、ロータとの間に軸線方向Daに流体が流れる第一空間21sを形成する。ディフューザ26は、第一空間21sを形成するロータ軸の外周面と連続するように軸線下流側Dadに延びる筒状をなし、軸線下流側Dadに向かうにしたがって漸次拡径するベアリングコーン29を備えている。ベアリングコーン29の軸線下流側Dadの端縁29aは、軸線Arに直交する方向における第一側Dexの第一コーン端部29aaと軸線Arとの間の距離R2exよりも、第二側Danの第二コーン端部29abと軸線Arとの間の距離R2anの方が大きいオーバル形状を成している。【選択図】図2

Description

この発明は、排気室及び蒸気タービンに関する。
タービンや圧縮機等の回転機械においては、最終段動翼の下流側に作動流体を圧力回復するためのディフューザを備えている場合が多い。このようなディフューザにおいては、ロータ軸の軸線に沿って排気された作動流体を、例えばレイアウトの都合等により、ロータ軸を中心とした径方向の外側に向けて向きを変更するように形成されたものがある。このようなディフューザは、排気の向きが変更されることで排気損失が大きくなる場合があった。
特許文献1,2には、蒸気タービンの最終段動翼から復水器までの排気損失低減のために、ディフューザのベアリングコーン形状を、外車室の排気側と反排気側とで非対称に形成する技術が提案されている。
特許文献3には、ディフューザのフローガイドを外車室の排気側と反排気側とで非対称に形成する技術が提案されている。
特開2006−083801号公報 特開2004−150357号公報 特開平11−200814号公報
しかしながら、特許文献1から3のようにして排気損失を低減させたとしても、反排気側のベアリングコーン付近で逆流が生じたり、排気側のフローガイドで剥離が発生したりして圧力損失が生じる可能性が有る。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、圧力損失を低減して性能向上を図ることができる排気室及び蒸気タービンを提供するものである。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明の第一態様によれば、排気室は、内側ケーシングと、外側ケーシングと、ディフューザと、を備える。内側ケーシングは、ロータ軸の軸線を中心とした径方向の外側からロータを囲い、前記ロータとの間に前記軸線の延びる方向に流体が流れる第一空間を形成する。外側ケーシングは、前記ロータ及び前記内側ケーシングを囲うとともに、前記第一空間を流れた流体が排気される第二空間を前記内側ケーシングとの間に形成し、前記軸線に直交する方向の第一側に出口を有する。ディフューザは、前記内側ケーシングの下流側に配置されて前記第一空間と連通するディフューザ空間を形成し、前記下流側に向かうにつれて径方向外側を向き、前記第一空間と前記第二空間とを連通させる。ディフューザは、前記第一空間を形成する前記ロータ軸の外周面と連続するように軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するベアリングコーンを備えている。ベアリングコーンの前記下流側の端縁は、前記軸線に直交する方向における第一側の第一コーン端部と前記軸線との間の距離よりも、前記第一側とは反対側の第二側の第二コーン端部と前記軸線との間の距離の方が大きいオーバル形状を成している。
この第一態様におけるベアリングコーンの下流側の端縁は、軸線に直交する方向における第一側の第一コーン端部と軸線との間の距離よりも、第一側とは反対側の第二側の第二コーン端部と軸線との間の距離の方が大きい。これにより、例えば、第一コーン端部と第二コーン端部とが軸線方向で同じ位置又は、第一コーン端部よりも第二コーン端部が軸線方向における上流側に配置される場合、軸線に対するベアリングコーンの角度は、第一側よりも第二側において大きくなる。そのため、第二側のディフューザ空間においてベアリングコーンを流体の流れに沿わせるように形成できる。一方で、第一コーン端部よりも第二コーン端部が軸線方向で下流側に位置する場合、第二側におけるディフューザ空間の長さを長くできる。そのため、逆流が生じる領域を解消できる。したがって、圧力損失を低減して性能向上を図ることができる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係るディフューザは、前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備えていてもよい。前記フローガイドは、前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備えていてもよい。前記軸線を含む断面視で、前記第二ガイド部の最も第二側に位置する第二側ガイド端部と前記軸線との径方向における距離は、前記第二側ガイド端部と軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部と前記軸線との径方向における距離よりも大きいようにしてもよい。前記第二側ガイド端部における接線と前記軸線とのなす角度は、前記第二側ガイド端部と軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度よりも大きいようにしてもよい。
このように構成することで、ディフューザ空間の第二側の流路断面積が第一側の流路断面積よりも減少することを抑制できる。そのため、ディフューザの出口においてディフューザ空間として有効な流路面積を拡大して、ディフューザの圧力回復性能を向上することができる。
この発明の第三態様によれば、第一態様に係るディフューザは、前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備えていてもよい。前記フローガイドは、前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備えていてもよい。軸線を含む断面視で、前記第二ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度は、前記第二ガイド部の接線と前記軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度よりも大きいようにしてもよい。
このように構成することで、ディフューザ空間の第二側の流路断面積が第一側の流路断面積よりも減少することを抑制できる。そのため、ディフューザの出口においてディフューザ空間として有効な流路面積を拡大して、ディフューザの圧力回復性能を向上することができる。
この発明の第四態様によれば、第二又は第三態様に係る第一側の第一コーン端部は、前記第二側の第二コーン端部よりも、前記軸線方向の下流側に位置していてもよい。
第一側のディフューザ空間においては、内側ケーシングの内側の第一空間から排出された流体の流れが軸線方向を向いているため、ベアリングコーン側で剥離が生じ難い。そのため、第一側の第一コーン端部を、第二側の第二コーン端部よりも、軸線方向の下流側に位置することで、第一側におけるディフューザ空間として有効な流路断面積を拡大することができる。
この発明の第五態様によれば、第一態様に係るディフューザは、前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備えていてもよい。前記フローガイドは、前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備えていてもよい。前記第二コーン端部は、前記第一コーン端部よりも軸線方向の下流側に配置されてもよい。さらに、第一態様に係る第二ガイド部は、前記第一ガイド部よりも軸線方向の長さが長いようにしてもよい。
このように構成することで、第二側におけるベアリングコーンの長さとフローガイドの長さとをそれぞれ長くすることができるため、第二側におけるディフューザ空間の長さを、長くすることができる。そのため、ベアリングコーン側に逆流が発生することを抑制して、ディフューザにおける圧力回復性能を向上することができる。
この発明の第六態様によれば、第一態様に係るベアリングコーンのうち、前記軸線からの距離が最も大きい端部は、前記軸線を中心とした周方向における最も第二側の位置よりも、前記ロータ軸の回転方向における前方にずれた位置に配置されていてもよい。
このように構成することで、例えば、ロータの最終段動翼から旋回成分を含む流れがディフューザに流入した場合に、ベアリングコーンのうち軸線からの距離が最も大きい端部を、逆流領域が最も生じ易い位置に配置することができる。したがって、ディフューザにおける圧力損失を有効に低減することができる。
この発明の第七態様によれば、蒸気タービンは、第一から第六態様の何れか一つの態様に係る排気室を備える。
このように構成することで、蒸気タービンの効率向上を図ることができる。
この発明に係る排気室及び蒸気タービンによれば、圧力損失を低減して性能向上を図ることができる。
この発明の第一実施形態における蒸気タービンの概略構成を示す図である。 この発明の第一実施形態における排気室の拡大図である。 この発明の第一実施形態における軸線方向から見たベアリングコーンとフローガイドの外形を示す図である。 この発明の第二実施形態における図2に相当する図である。 この発明の第二実施形態における図3に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第一変形例における図2に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第一変形例における図3に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第二変形例における図2に相当する図である。 この発明の第二実施形態の第二変形例における図3に相当する図である。 この発明の第三実施形態における図2に相当する図である。 この発明の第三実施形態における図3に相当する図である。 この発明の第四実施形態における図2に相当する図である。 この発明の第四実施形態における図3に相当する図である。
次に、この発明の実施形態における排気室及び蒸気タービンを図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
図1は、この発明の第一実施形態における蒸気タービンの概略構成を示す図である。
図1に示すように、この第一実施形態の蒸気タービンSTは、二分流排気型の蒸気タービンである。この蒸気タービンSTは、第一蒸気タービン部10aと第二蒸気タービン部10bとを備えている。第一蒸気タービン部10a及び第二蒸気タービン部10bは、いずれも、軸線Arを中心として回転するタービンロータ(ロータ)11と、タービンロータ11を覆うケーシング20と、ケーシング20に固定されている複数の静翼列17と、蒸気流入管19と、を備えている。以下の説明において、軸線Arを中心とした周方向を単に周方向Dcとし、軸線Arに対して垂直な方向を径方向Drとする。さらに、径方向Drで軸線Arの側を径方向内側Dri、その反対側を径方向外側Droとする。
第一蒸気タービン部10aと第二蒸気タービン部10bとは、蒸気流入管19を共有する。第一蒸気タービン部10aは、この蒸気流入管19を除き、この蒸気流入管19を基準にして軸線方向Daの一方側に配置されている。第二蒸気タービン部10bは、この蒸気流入管19を除き、この蒸気流入管19を基準にして軸線方向Daの他方側に配置されている。ここで、第一蒸気タービン部10aの構成と第二蒸気タービン部10bの構成とは、基本的に同一である。そのため、以下の説明では、主に第一蒸気タービン部10aについて説明し、第二蒸気タービン部10bの説明を省略する。第一蒸気タービン部10aにおいて、軸線方向Daの蒸気流入管19の側を軸線上流側Dau、その反対側を軸線下流側Dadとする。
タービンロータ11は、軸線Arを中心として軸線方向Daに延びるロータ軸12と、このロータ軸12に取り付けられている複数の動翼列13と、を有する。タービンロータ11は、軸線Arを中心として回転可能に軸受18で支持されている。複数の動翼列13は、軸線方向Daに並んでいる。複数の動翼列13は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の動翼で構成される。第一蒸気タービン部10aのタービンロータ11と、第二蒸気タービン部10bのタービンロータ11とは、同一の軸線Ar上に位置して互いに連結されて、軸線Arを中心として一体回転する。
ケーシング20は、内側ケーシング21と、排気ケーシング25とを有する。
内側ケーシング21は、ロータ軸12との間に、軸線Arを中心とした環状をなす第一空間21sを形成する。蒸気流入管19から流入した蒸気(流体)は、この第一空間21sを軸線方向Daに(より具体的には軸線下流側Dadに向かって)流れる。タービンロータ11の複数の動翼列13は、この第一空間21s内に配置されている。複数の静翼列17は、軸線方向Daに並んで、この第一空間21s内に配置されている。複数の静翼列17のそれぞれは、複数の動翼列13のうちいずれか一つの動翼列13の軸線上流側Dauに配置されている。複数の静翼列17は、内側ケーシング21に固定されている。
排気ケーシング25は、ディフューザ26と、外側ケーシング30とを有する。
外側ケーシング30は、タービンロータ11及び内側ケーシング21を囲うとともに、第一空間21sを流れた蒸気が排出される第二空間30sを内側ケーシング21との間に形成する。この第二空間30sは、ディフューザ26に連通し、ディフューザ26の外周側を周方向Dcに広がる。この外側ケーシング30は、ディフューザ空間26sから第二空間30sに流入した蒸気を排気口31に導く。
外側ケーシング30は、軸線Arに直交する方向の第一側(図1において下側)に排気口(出口)31を有する。この実施形態で例示する外側ケーシング30は、鉛直下方向に向かって開口している。この実施形態の蒸気タービンSTは、いわゆる下方排気型の復水蒸気タービンであり、排気口31には、蒸気を水に戻す復水器(図示せず)が接続されている。この実施形態における外側ケーシング30は、下流側端板32と、上流側端板34と、側周板36と、をそれぞれ備えている。
下流側端板32は、ベアリングコーン29の径方向外側Droの縁から径方向外側Droに広がって、第二空間30sの軸線下流側Dadの縁を画定する。
上流側端板34は、ディフューザ26よりも軸線上流側Dauに配置されている。この上流側端板34は、内側ケーシング21の外周面21oから径方向外側Droに広がって、第二空間30sの軸線上流側Dauの縁を画定する。
側周板36は、下流側端板32及び上流側端板34に接続され、軸線方向Daに広がり且つ軸線Arを中心として周方向Dcに広がって、第二空間30sの径方向外側Droの縁を画定する。
ディフューザ26は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadに配置されて、第一空間21sと第二空間30sとを連通させる。このディフューザ26は、軸線下流側Dadに向うに連れて次第に径方向外側に向かう環状のディフューザ空間26sを形成する。ディフューザ空間26s内には、タービンロータ11の最終動翼列13aから軸線下流側Dadに向かって流出した蒸気が流入する。ここで、最終動翼列13aとは、第一蒸気タービン部10aが備える複数の動翼列13のうち、最も軸線下流側Dadに配置されている動翼列13である。
ディフューザ26は、ディフューザ空間26sの径方向外側Droの縁を画定するフローガイド(又は、スチームガイド、外側ディフューザともいう)27と、ディフューザ空間26sの径方向内側Driの縁を画定するベアリングコーン(又は、内側ディフューザともいう)29と、を有する。
ベアリングコーン29は、第一空間21sを形成するロータ軸12の外周面12aと連続するように軸線下流側Dadに延びる筒状に形成されている。ベアリングコーン29は、軸線Arに対して垂直な断面が環状を成し、軸線下流側Dadに向うにしたがって径方向外側Droに向かって漸次拡径している。ベアリングコーン29の端縁29aは、外側ケーシング30の下流側端板32に接続されている。
フローガイド27は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadの端縁から軸線下流側Dadに向かって延びる筒状をなしている。フローガイド27は、軸線Arに対して垂直な断面が環状を成し、軸線下流側Dadに向かうにしたがって漸次拡径している。この実施形態におけるフローガイド27は、内側ケーシング21に接続されている。
この発明における排気室Ecは、内側ケーシング21と外側ケーシング30とディフューザ26とにより構成されている。
図2は、この発明の第一実施形態における排気室の拡大図である。図3は、この発明の第一実施形態における軸線方向から見たベアリングコーンとフローガイドの外形を示す図である。
ここで、図2に示すように、排気口31が軸線Arに直交する方向の一方(第一側)にのみ配置されることで排気室Ecは周方向Dcで非対称形状となり、周方向に圧力分布が生じる。そして、図2に示すように、排気口31が配置される側とは反対側(第二側)において、第一空間21sから排出される蒸気の流れが径方向外側Droを向いて流量分布(図2において、ディフューザ26内部に二点鎖線及び矢印で示す)がフローガイド27側に偏ってしまう。以下の説明において、軸線Arよりも排気口31が形成されている軸線Arに直交する方向の第一側を排気側Dex、軸線Arを挟んでこの排気口31とは反対側を反排気側Danという(第二実施形態以降も同様)。
この第一実施形態におけるフローガイド27は、軸線Arを含む仮想平面による断面(以下、軸線Arを含む断面という)の形状が、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。
さらに、この第一実施形態において、フローガイド27の軸線Arを含む断面におけるフローガイド27の表面長さは、反排気側Danよりも排気側Dexの方が長くなるように形成されている。これにより、端縁27aにおける接線(図2中、鎖線で示す)と軸線Arとの角度は、排気側Dexにおいては、ほぼ90度となるのに対して、反排気側Danにおいては、排気側Dexよりも小さい角度となっている。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁27aの位置は、反排気側Danの端縁27aの位置よりも軸線下流側Dadに配置されている。そして、フローガイド27の端縁27aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部27aaと軸線Arとの間の距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部27abと軸線Arとの間の距離R1anよりも長くなっている。
図3に示すように、この第一実施形態におけるフローガイド27の端縁27aは、軸線Arよりも反排気側Danの半部において半円状に形成され、軸線Arよりも排気側Dexの半部において、反排気側Danの半部の半円の半径(図3中、二点鎖線で示す位置)よりも排気側Dexに長い。つまり、フローガイド27の端縁27aは、軸線方向Daから見て反排気側Danから排気側exに向かって長いオーバル状になっている。なお、軸線方向Daから見て、フローガイド27の端縁27aがオーバル状に形成されて、排気側Dexと反排気側Danとで非対称に形成される場合について説明した。しかし、軸線方向Daから見て、フローガイド27の端縁27aが円形に形成されてもよい。また、フローガイド27は、排気側Dexと反排気側Danで対称に形成されていても良い。
図2に示すように、軸線Arを含む断面において、ベアリングコーン29は、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。このベアリングコーン29の端縁29aの軸線方向Daの位置は、周方向Dcの全周で同一位置となっている。ベアリングコーン29の軸線下流側Dadの端縁29aは、軸線方向Daから見て、軸線Arに直交する方向(すなわち、軸線Arを中心とした直径方向)における、排気側Dexの第一コーン端部29aaと軸線Arとの間の距離R2anよりも、反排気側Danの第二コーン端部29abと軸線Arとの間の距離R2anの方が大きいオーバル形状を成している。
軸線方向Daの同一位置において、ベアリングコーン29の軸線上流側Dauの端縁29b付近における接線(図2中、鎖線で示す)と軸線Arとの角度は、排気側Dexよりも反排気側Danの方が大きくなっている。具体的には、軸線上流側Dauの端縁29bのうち、排気側Dexの端部29baにおける接線と軸線Arとの角度θeは、θe≧0となる。また、軸線上流側Dauの端縁29bのうち、反排気側Danの端部29bbにおける接線と軸線Arとの角度θaは、θa>θe≧0となっている。なお、以下、接線と軸線Arとの角度は、単に接線の角度という。
ベアリングコーン29の端縁29aにおける接線(図2中、鎖線で示す)の角度は、排気側Dexの第一コーン端部29aaにおける接線の角度θoeよりも、反排気側Danの第二コーン端部29abにおける接線の角度θoaの方が大きくなっている(θoa>θoe)。図2において、角度θoa,θoeは、それぞれ軸線Arと平行な仮想線(図2中、鎖線で示す)に対する角度として示している(第二実施形態以降も同様)。
ここで、図2の反排気側Dan(図2において上側)において、ベアリングコーン29よりも軸線下流側Dadに示す二点鎖線は、軸線Arを中心とした周方向Dcの全周で、排気側Dexにおけるベアリングコーン29の形状を採用した場合(比較例)を示している。つまり、上述した第一実施形態では、反排気側Danにおけるベアリングコーン29の位置が比較例よりも軸線上流側Dauに移動することとなる。
上述した第一実施形態によれば、ベアリングコーンの軸線下流側Dadの端縁29aは、排気側Dexの第一コーン端部29aaと軸線Arとの間の距離R2exよりも、反排気側Danの第二コーン端部29abと軸線Arとの間の距離R2anの方が大きい。これにより、例えば、第一コーン端部29aaと第二コーン端部29abとが軸線方向Daで同じ位置に配置される場合、軸線Arに対するベアリングコーン29の接線の角度は、排気側Dexの接線の角度θeよりも反排気側Danの接線の角度θaの方が大きくなる。そのため、反排気側Dan側のディフューザ空間26sにおいてベアリングコーン29を蒸気の流れに沿わせるように形成できる。そのため、反排気側Danにおいて逆流が生じる領域を解消できる。その結果、ディフューザ26における圧力損失を低減して性能向上を図ることができる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態は、上述した第一実施形態と、反排気側Danにおけるフローガイドの形状及び排気側Dexにおけるフローガイドの形状が異なる。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図4は、この発明の第二実施形態における図2に相当する図である。図5は、この発明の第二実施形態の第一変形例における図3に相当する図である。
図4、図5に示すように、この第二実施形態における第一蒸気タービン部210aのケーシング220は、上述した第一実施形態と同様に、内側ケーシング21と排気ケーシング225とを有している。排気ケーシング225は、ディフューザ226と、外側ケーシング30とを有している。
ディフューザ226は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadに配置されて、第一空間21sと第二空間30sとを連通させる。このディフューザ226は、軸線下流側Dadに向うに連れて次第に径方向外側に向かう環状のディフューザ空間226sを形成する。ディフューザ空間226s内には、タービンロータ11の最終動翼列13aから軸線下流側Dadに向かって流出した蒸気が流入する。
ディフューザ226は、ディフューザ空間226sの径方向外側Droの縁を画定するフローガイド227と、ディフューザ空間226sの径方向内側Driの縁を画定するベアリングコーン29と、を有する。なお、ベアリングコーン29については、第一実施形態と同様の構成であるため、詳細説明を省略する。
フローガイド227は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadの端縁から軸線下流側Dadに向かって延びる筒状をなしている。フローガイド227は、軸線Arに対して垂直な断面が環状を成し、軸線下流側Dadに向かうにしたがって漸次拡径している。この第二実施形態におけるフローガイド227は、内側ケーシング21に接続されている。ここで、フローガイド227と内側ケーシング21との接続(又は組立)を容易にするために、フローガイド227と内側ケーシング21との間に、フローガイド227と一体に形成された、軸線方向Daに延びる円筒状の部分が存在する場合がある。この円筒状の部分はディフューザ226として機能しないため、フローガイド227には含まれない(各実施形態及び各変形例も同様)。
この第二実施形態におけるフローガイド227は、第一実施形態と同様に、軸線Arを含む断面形状が、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。さらに、この第二実施形態において、フローガイド27の軸線Arを含む断面におけるフローガイド27の表面長さは、反排気側Danよりも排気側Dexが長くなるように形成されている。これにより、端縁227aにおける接線(図4中、鎖線で示す)の角度は、排気側Dexにおいては、ほぼ90度となるのに対して、反排気側Danにおいては、排気側Dexよりも小さい角度(θsa)となっている。
フローガイド227は、軸線Arよりも排気側Dexに第一ガイド部227Aを備え、軸線Arよりも反排気側Danに第二ガイド部227Bを備える。これら第一ガイド部227Aと第二ガイド部227Bとは、非対称形状となっている。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁227aの位置は、反排気側Danの端縁227aの位置よりも軸線下流側Dadに配置されている。そして、フローガイド27の端縁227aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部227aaと軸線Arとの距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部227abと軸線Arとの径方向Drにおける距離Rfa(=R1an)よりも大きくなっている。
図5に示すように、この第二実施形態におけるフローガイド227の端縁227aは、軸線Arと端縁227aとの間が最短となる距離よりも、反排気側Danに長く、また、排気側Dexにも長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部227Aにおけるオーバルの長径方向の長さR1exは、第二ガイド部227Bのオーバルの長径方向の長さR1anよりも短く形成されている。
最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部227abと軸線Arとの径方向Drにおける距離Rfa(=R1an)は、反排気側ガイド端部227abと軸線方向Daで同一位置の第一ガイド部227Aと軸線Arとの径方向Drにおける距離Rfeよりも大きい(Rfa>Rfe)。そして、反排気側ガイド端部227abと軸線方向Daで同一位置の第一ガイド部227Aにおける接線の角度θseは、反排気側ガイド端部227abにおける接線の角度θsaよりも小さい(θse<θsa)。言い換えれば、反排気側ガイド端部227abにおける接線の角度θsaは、反排気側ガイド端部227abと軸線方向Daで同一位置の第一ガイド部227Aにおける接線の角度θseよりも大きい。
ここで、図4では、反排気側Danに第一実施形態のフローガイド27と同様の角度で第二ガイド部227Bを形成した場合の比較例を二点鎖線で示している。つまり、上記のように第二ガイド部227Bを形成することで、第二ガイド部227Bの軸線方向Daの寸法が、第一ガイド部227Aの軸線方向Daの寸法よりも短くなる。さらに、第二ガイド部227Bの反排気側ガイド端部227abの位置を、比較例よりも軸線上流側Dau且つ径方向外側Droに配置することができる。なお、図4において第一ガイド部227Aの軸線上流側Dauに二点鎖線で示すのは、上述した第一実施形態におけるフローガイド27の配置である。
このようにすることで、軸線方向Daの同一位置における接線の角度は、第一ガイド部227Aの方が、第一ガイド部227Aと第二ガイド部227Bとの境界位置K(図5参照)におけるフローガイド227の接線の角度(図示せず)よりも小さくなる。
したがって、この第二実施形態によれば、第一ガイド部227Aよりも、第一ガイド部227Aが軸線下流側Dadまで延びて、蒸気の流れに沿うようになるため、排気側Dexのディフューザ空間226sにおいて、第一ガイド部227A側に剥離が生じることを抑制できる。
(第二実施形態の第一変形例)
次に、この発明の第二実施形態の第一変形例を図面に基づき説明する。上述した第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図6は、この発明の第二実施形態の第一変形例における図2に相当する図である。図7は、この発明の第二実施形態の第一変形例における図3に相当する図である。
図6、図7に示すように、この第二実施形態の第一変形例における第一蒸気タービン部210aのケーシング220Xは、上述した第二実施形態と同様に、内側ケーシング21と排気ケーシング225とを有している。排気ケーシング225は、ディフューザ226と、外側ケーシング30とを有している。
ディフューザ226は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadに配置されて、第一空間21sと第二空間30sとを連通させる。このディフューザ226は、軸線下流側Dadに向うに連れて次第に径方向外側に向かう環状のディフューザ空間226sを形成する。ディフューザ空間226s内には、タービンロータ11の最終動翼列13aから軸線下流側Dadに向かって流出した蒸気が流入する。
ディフューザ226は、ディフューザ空間226sの径方向外側Droの縁を画定するフローガイド227と、ディフューザ空間226sの径方向内側Driの縁を画定するベアリングコーン29と、を有する。
フローガイド227は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadの端縁から軸線下流側Dadに向かって延びる筒状をなしている。フローガイド227は、軸線Arに対して垂直な断面が環状を成し、軸線下流側Dadに向かうにしたがって漸次拡径している。この第二実施形態におけるフローガイド227は、内側ケーシング21に接続されている。
この第二実施形態の第一変形例におけるフローガイド227は、第一、第二実施形態と同様に、軸線Arを含む断面形状が、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。さらに、この第二実施形態において、フローガイド27の軸線Arを含む断面におけるフローガイド27の表面長さは、反排気側Danよりも排気側Dexが長くなるように形成されている。これにより、端縁227aにおける接線(図6中、鎖線で示す)の角度は、排気側Dexにおいては、ほぼ90度となるのに対して、反排気側Danにおいては、排気側Dexよりも小さい角度となっている。
フローガイド227は、軸線Arよりも排気側Dexに第一ガイド部227AXを備え、軸線Arよりも反排気側Danに第二ガイド部227Bを備える。これら第一ガイド部227AXと第二ガイド部227Bとは、非対称形状となっている。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁227aの位置は、反排気側Danの端縁227aの位置よりも軸線下流側Dadに配置されている。そして、フローガイド27の端縁227aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部227aaと軸線Arとの距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部227abと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1anよりも大きくなっている。
図7に示すように、この第二実施形態におけるフローガイド227の端縁227aは、軸線Arと端縁227aとの間が最短となる距離よりも、反排気側Danに長く、また、排気側Dexにも長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部227AXにおけるオーバルの長径方向の長さRoeは、第二ガイド部227Bのオーバルの長径方向の長さRoaよりも短く形成されている。
図6に示すように、軸線Arを含む断面において、軸線方向Daの同一位置におけるフローガイド227の接線(図6中、鎖線で示す)の角度は、排気側Dexよりも反排気側Danの方が大きい。具体的には、軸線方向Daの同一位置において、第一ガイド部227AXの接線の角度θfeは0度以上で且つ、第二ガイド部227Bの接線の角度θfaよりも小さい(θfa>θfe≧0)。ここで、図6では、反排気側Danに第一ガイド部227AXと同様の角度θfeで第二ガイド部227Bを形成した場合の比較例を二点鎖線で示している。つまり、上記のように第二ガイド部227Bを形成することで、第二ガイド部227Bの軸線方向Daの寸法が、第一ガイド部227AXの軸線方向Daの寸法よりも短くなる。さらに、第二ガイド部227Bの反排気側ガイド端部227abの位置を、角度θfeとした比較例よりも軸線上流側Dau且つ径方向外側Droに配置することができる。
なお、ベアリングコーン29については、第一、第二実施形態と同様の構成であるため、詳細説明を省略する。
したがって、上述した第二実施形態の第一変形例によれば、ディフューザ空間226sの反排気側Danの流路断面積が排気側Dexの流路断面積よりも減少することを抑制できる。そのため、ディフューザ226の出口においてディフューザ空間226sとして有効な流路面積を拡大して、ディフューザ226の圧力回復性能を向上することができる。
(第二実施形態の第二変形例)
図8は、この発明の第二実施形態の第二変形例における図2に相当する図である。図9は、この発明の第二実施形態の第二変形例における図3に相当する図である。
上述した第二実施形態の第一変形例においては、第一ガイド部227AXを、第二実施形態の第一ガイド部227Aよりも軸線下流側Dadまで延びるように形成した。この第一変形例のフローガイド227と同様、例えば、図8、図9に示す第二変形例のように、排気側Dexにおけるベアリングコーン229Xを、第二実施形態の排気側Dexにおけるベアリングコーン229(図8中、二点鎖線で示す)よりも軸線下流側Dadまで延びるように形成しても良い。
言い換えれば、ベアリングコーン229Xの排気側Dexの第一コーン端部229aaは、反排気側Danの第二コーン端部229abよりも軸線下流側Dauに配置されるようにしても良い。なお、この第二変形例における第一コーン端部229aaの径方向Drにおける位置は、第一、第二実施形態における第一コーン端部29aaの径方向Drの位置と同じである場合を例示しているが、この位置よりも軸線Arに近い側であっても良い。
したがって、第二実施形態の第二変形例によれば、ディフューザ226の排気側Dexにおいて、第一変形例よりも軸線下流側Dadにディフューザ226の有効な流路面積を拡大することができる。そのため、ディフューザ26の性能を向上できる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態は、上述した第二実施形態と、反排気側Danにおけるフローガイド及びベアリングコーンの形状が異なる。そのため、上述した第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図10は、この発明の第三実施形態における図2に相当する図である。図11は、この発明の第三実施形態における図3に相当する図である。
図10、図11に示すように、この第三実施形態における第一蒸気タービン部310aのケーシング320は、上述した第二実施形態と同様に、内側ケーシング21と排気ケーシング325とを有している。さらに、排気ケーシング325は、ディフューザ326と、外側ケーシング30とを有している。
ディフューザ326は、内側ケーシング21の下流側に配置されて、第一空間21sと第二空間30sとを連通させる。このディフューザ326は、軸線下流側Dadに向うに連れて次第に径方向外側に向かう環状のディフューザ空間326sを形成する。ディフューザ空間326s内には、タービンロータ11の最終動翼列13aから軸線下流側Dadに向かって流出した蒸気が流入する。
ディフューザ326は、ディフューザ空間326sの径方向外側Droの縁を画定するフローガイド327と、ディフューザ空間326sの径方向内側Driの縁を画定するベアリングコーン329と、を有する。
フローガイド327は、第二実施形態のフローガイド227と同様に、内側ケーシング21の軸線下流側Dadの端縁から軸線下流側Dadに向かって延びる筒状をなしている。フローガイド327は、軸線Arに対して垂直な断面が環状を成し、軸線下流側Dadに向かうにしたがって漸次拡径している。この第三実施形態におけるフローガイド327も、第二実施形態と同様に、内側ケーシング21に接続されている。
この第三実施形態におけるフローガイド327は、第二実施形態と同様に、軸線Arを含む断面形状が、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。さらに、この第三実施形態において、フローガイド327の軸線Arを含む断面における円弧の長さは、反排気側Danよりも排気側Dexが長くなるように形成されている。これにより、端縁327aにおける接線(図10中、鎖線で示す)の角度は、排気側Dexにおいては、ほぼ90度となるのに対して、反排気側Danにおいては、排気側Dexよりも小さい角度となっている。
フローガイド327は、軸線Arよりも排気側Dexに第一ガイド部327Aを備え、軸線Arよりも反排気側Danに第二ガイド部327Bを備える。これら第一ガイド部327Aと第二ガイド部327Bとは、非対称形状となっている。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁327aの位置は、反排気側Danの端縁327aの位置よりも軸線下流側Dadに配置されている。そして、フローガイド27の端縁327aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部327aaと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部327abと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1anよりも長くなっている(R1ex>R1an)。
図11に示すように、この第三実施形態におけるフローガイド327の端縁327aは、軸線方向Daから見て、排気側Dex及び反排気側Danに長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部327Aの長径方向の長さR1exは、第二ガイド部327Bの長径方向の長さR1anよりも長く形成されている(R1ex>R1an)。言い換えれば、図10に示すように、フローガイド327の排気側Dexの排気側ガイド端部327aaと軸線Arとの間の距離R1exよりも反排気側Danの反排気側ガイド端部327abと軸線Arとの間の距離R1anの方が長い。また、図10に示す軸線Arを含む断面で、軸線方向Daの同一位置における第一ガイド部327Aの接線の傾きθfeと第二ガイド部327Bの接線の傾きθfaとの関係は、θfe>θfa≧0となっている。
図10に示す軸線Arを含む断面において、フローガイド327の軸線方向Daの長さは、第一ガイド部327Aの長さLfeよりも第二ガイド部327Bの長さLfaの方が長い(Lfa>Lfe)。より具体的には、フローガイド327の軸線方向Daの長さは、排気側Dexから反排気側Danに向かうにしたがって漸次長くなるように形成されている。図10において、反排気側Danに第一ガイド部327Aと同様の角度θfeで第二ガイド部327Bを形成した場合の比較例を二点鎖線で示している。
ベアリングコーン329は、軸線Arを含む断面において、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。ベアリングコーン329の軸線下流側Dadの端縁329aは、軸線Arに直交する方向(すなわち、軸線Arを中心とした直径方向)における排気側Dexの第一コーン端部329aaと軸線Arとの間の距離R2exよりも、反排気側Danの第二コーン端部329abと軸線Arとの間の距離R2anの方が大きいオーバル形状を成している。
軸線Arを含む断面で、軸線方向Daの同一位置において、ベアリングコーン329の軸線上流側Dauの端縁329b付近における接線と軸線Arとの角度は、排気側Dexと反排気側Danとが同一となっている。言い換えれば、排気側Dexの端部329baにおけるベアリングコーン329の接線の角度θeは、反排気側Danの端部329bbにおけるベアリングコーン329の接線の角度θaと同一となっている。より具体的には、接線の角度θa,θeは、θa=θe≧0となっている。
軸線方向Daにおいて、反排気側Danのベアリングコーン329は、排気側Dexのベアリングコーン329よりも、軸線下流側Dadまで延びている。言い換えれば、軸線方向Daにおける反排気側Danのベアリングコーン329の長さLaは、排気側Dexのベアリングコーン329長さLeよりも長くなっている(La>Le)。なお、ベアリングコーン329の軸線方向Daの長さが、排気側Dexと反排気側Danとにおいて異なることで、排気側Dexの第一コーン端部329aaにおける接線の角度θ0eよりも反排気側Danの第二コーン端部329abにおける接線の角度θOaの方が大きくなる(θOa>θOe)。
したがって、上述した第三実施形態によれば、反排気側Danにおけるベアリングコーン329の長さとフローガイド327の長さとをそれぞれ長くすることができる。そのため、反排気側Danにおけるディフューザ空間326sの長さを長くすることができる。その結果、ベアリングコーン329側の蒸気の流れに逆流が発生することを抑制して、ディフューザ326における圧力回復性能を向上することができる。その一方で、復水器(図示せず)等が配置される可能性がある排気口31側においては、排気室Ecの軸線方向Daの寸法が増加しないので、復水器等の配置自由度に影響を及ぼすことを抑制できる。
(第四実施形態)
次に、この発明の第四実施形態を図面に基づき説明する。この第四実施形態は、上述した第一実施形態と、軸線を中心としたフローガイドが異なる。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図12は、この発明の第四実施形態における図2に相当する図である。図13は、この発明の第四実施形態における図3に相当する図である。
図12に示すように、この第四実施形態における第一蒸気タービン部410aのケーシング420は、上述した第一実施形態と同様に、内側ケーシング21と排気ケーシング425とを有している。さらに、排気ケーシング425は、ディフューザ426と、外側ケーシング30とを有している。
ディフューザ426は、内側ケーシング21の軸線下流側Dadに配置されて、第一空間21sと第二空間30sとを連通させる。このディフューザ426は、軸線下流側Dadに向うに連れて次第に径方向外側に向かう環状のディフューザ空間426sを形成する。ディフューザ空間426s内には、タービンロータ11の最終動翼列13aから軸線下流側Dadに向かって流出した蒸気が流入する。
ディフューザ426は、ディフューザ空間426sの径方向外側Droの縁を画定するフローガイド27と、ディフューザ空間426sの径方向内側Driの縁を画定するベアリングコーン429と、を有する。なお、フローガイド27については、第一実施形態のフローガイド27と同一の構成であるため、ここでの詳細説明を省略する。
ベアリングコーン429は、第一実施形態のベアリングコーン29に対して、周方向Dcにおける角度が異なる。このベアリングコーン429の軸線下流側Dadの端縁429aは、軸線方向Daから見てオーバル形状をなしている。
図13に示すように、ベアリングコーン429の端縁429aのうち、軸線Arからの距離が最も大きくなる反排気側Danの第二コーン端部429abは、ベアリングコーン429の端縁429aのうち最も反排気側Danの縁部429acの位置(言い換えれば、軸線Arを中心とした周方向Dcにおいて最も排気口31から遠い位置)よりも、ロータ軸12の回転方向で前方にずれた位置に配置されている。言い換えれば、第一実施形態の第二コーン端部29abの位置(図13中、一点鎖線で示す直線上の位置)を基準にした場合、第二コーン端部429abの位置は、第二コーン端部29abの位置よりも周方向Dcでロータ軸12の回転方向前方にずれている。
さらに言い換えれば、軸線方向Daから見て、フローガイド27の排気側ガイド端部27aa、反排気側ガイド端部27ab、及び、軸線Arを通る直線である仮想線27fに対して、第一コーン端部29aa、第二コーン端部29ab、及び、軸線Arを通る仮想線429fは、ロータ軸12の回転方向前方にずれた位置に配置されている。なお、周方向Dcにおける基準位置としてフローガイド27の排気側ガイド端部27aaと反排気側ガイド端部27abを通る仮想線27fを用いて説明したが、例えば、軸線Arを中心とした任意の仮想円(真円)において、最も排気側Dexとなる排気側端部T1、最も反排気側Danとなる反排気側端部T2、及び、軸線Arを、それぞれ通る直線を仮想線27fとしても良い。
ここで、仮想線27fと仮想線429fとのなす角度θrは、45度よりも小さく0度よりも大きい。さらに、角度θrは、30度よりも小さくてもよく、20度より小さくすることもできる。この角度θrは、例えば、第一空間21sから排出される蒸気の流れに含まれる旋回成分に応じて決定してもよい。
したがって、第四実施形態によれば、タービンロータ11の最終動翼列13aから旋回成分を含む蒸気の流れがディフューザ426に流入した場合に、ベアリングコーン429のうち軸線Arからの距離が最も大きい第二コーン端部29abを、逆流領域が最も生じ易い位置に配置することができる。したがって、ディフューザ426における圧力損失を有効に低減することができる。
この発明は上述した各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した各実施形態では、蒸気タービンの排気室を一例に説明したが、例えば、ガスタービンや、ターボ機械などの排気室にも適用できる。
10a,210a,310a,410a 第一蒸気タービン部
10b 第二蒸気タービン部
11 ロータ
11 タービンロータ
12 ロータ軸
12a 外周面
13 動翼列
13a 最終動翼列
17 静翼列
18 軸受
19 蒸気流入管
20,220,320,420 ケーシング
21 内側ケーシング
21o 外周面
21s 第一空間
25,225,325,425 排気ケーシング
26,226,326,426 ディフューザ
26s,226s,326s,426s ディフューザ空間
27,227,327 フローガイド
27a,227a,327a 端縁
27aa,227aa,327aa 排気側ガイド端部
27ab,227ab,327ab 反排気側ガイド端部
27f 仮想線
29,229,229X,329,429 ベアリングコーン
29a,329a,429a 端縁
29aa,229aa,329aa 第一コーン端部
29ab,229ab,329ab,429ab 第二コーン端部
29b,329b 端縁
29ba,329ba 端部
29bb,329bb 端部
30 外側ケーシング
30s 第二空間
31 排気口
32 下流側端板
34 上流側端板
36 側周板
227A,227AX,327A 第一ガイド部
227B,327B 第二ガイド部
429ac 縁部
429f 仮想線
Ec 排気室
ST 蒸気タービン
さらに、この第一実施形態において、フローガイド27の軸線Arを含む断面におけるフローガイド27の表面長さは、反排気側Danよりも排気側Dexの方が長くなるように形成されている。これにより、端縁27aにおける接線(図2中、鎖線で示す)と軸線Arとのなす角度は、排気側Dexにおいては、ほぼ90度となるのに対して、反排気側Danにおいては、排気側Dexよりも小さい角度となっている。
図2に示すように、軸線Arを含む断面において、ベアリングコーン29は、軸線Ar側に凸となる曲面状に形成されている。このベアリングコーン29の端縁29aの軸線方向Daの位置は、周方向Dcの全周で同一位置となっている。ベアリングコーン29の軸線下流側Dadの端縁29aは、軸線方向Daから見て、軸線Arに直交する方向(すなわち、軸線Arを中心とした直径方向)における、排気側Dexの第一コーン端部29aaと軸線Arとの間の距離R2exよりも、反排気側Danの第二コーン端部29abと軸線Arとの間の距離R2anの方が大きいオーバル形状を成している。
図5に示すように、この第二実施形態におけるフローガイド227の端縁227aは、軸線Arと端縁227aとの間が最短となる距離よりも、反排気側Danに長く、また、排気側Dexにも長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部227Aにおけるオーバルの長径方向の長さR1exは、第二ガイド部227Bのオーバルの長径方向の長さR1anよりも長く形成されている。
したがって、この第二実施形態によれば、第ガイド部227よりも、第一ガイド部227Aが軸線下流側Dadまで延びて、蒸気の流れに沿うようになるため、排気側Dexのディフューザ空間226sにおいて、第一ガイド部227A側に剥離が生じることを抑制できる。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁227aの位置は、反排気側Danの端縁227aの位置よりも軸線下流側Dadに配置されている。そして、フローガイド227の端縁27aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部227aaと軸線Arとの距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部227abと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1anよりも大きくなっている。
図7に示すように、この第二実施形態におけるフローガイド227の端縁227aは、軸線Arと端縁227aとの間が最短となる距離よりも、反排気側Danに長く、また、排気側Dexにも長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部227AXにおけるオーバルの長径方向の長さRoeは、第二ガイド部227Bのオーバルの長径方向の長さRoaよりも長く形成されている。
軸線方向Daにおける排気側Dexの端縁327aの位置は、反排気側Danの端縁327aの位置よりも軸線流側Daに配置されている。そして、フローガイド27の端縁327aのうち、最も排気側Dexに位置する排気側ガイド端部327aaと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1exは、最も反排気側Danに位置する反排気側ガイド端部327abと軸線Arとの径方向Drにおける距離R1anよりも長くなっている(R1ex>R1an)。
図11に示すように、この第三実施形態におけるフローガイド327の端縁327aは、軸線方向Daから見て、排気側Dex及び反排気側Danに長いオーバル状に形成されている。第一ガイド部327Aの長径方向の長さR1exは、第二ガイド部327Bの長径方向の長さR1anよりも長く形成されている(R1ex>R1an)。言い換えれば、図10に示すように、フローガイド327の排気側Dexの排気側ガイド端部327aaと軸線Arとの間の距離R1exよりも反排気側Danの反排気側ガイド端部327abと軸線Arとの間の距離R1anの方が短い。また、図10に示す軸線Arを含む断面で、軸線方向Daの同一位置における第一ガイド部327Aの接線の傾きθfeと第二ガイド部327Bの接線の傾きθfaとの関係は、θfe>θfa≧0となっている。
軸線Arを含む断面で、軸線方向Daの同一位置において、ベアリングコーン329の軸線上流側Dauの端縁329b付近における接線と軸線Arとの角度は、排気側Dexと反排気側Danとが同一となっている。言い換えれば、排気側Dexの端部329bにおけるベアリングコーン329の接線の角度θeは、反排気側Danの端部329bにおけるベアリングコーン329の接線の角度θaと同一となっている。より具体的には、接線の角度θa,θeは、θa=θe≧0となっている。
軸線方向Daにおいて、反排気側Danのベアリングコーン329は、排気側Dexのベアリングコーン329よりも、軸線下流側Dadまで延びている。言い換えれば、軸線方向Daにおける反排気側Danのベアリングコーン329の長さLaは、排気側Dexのベアリングコーン329長さLeよりも長くなっている(La>Le)。なお、ベアリングコーン329の軸線方向Daの長さが、排気側Dexと反排気側Danとにおいて異なることで、排気側Dexの第一コーン端部329aaにおける接線の角度θeよりも反排気側Danの第二コーン端部329abにおける接線の角度θaの方が大きくなる(θa>θe)。
さらに言い換えれば、軸線方向Daから見て、フローガイド27の排気側ガイド端部27aa、反排気側ガイド端部27ab、及び、軸線Arを通る直線である仮想線27fに対して、第一コーン端部29aa、第二コーン端部29ab、及び、軸線Arを通る仮想線429fは、ロータ軸12の回転方向前方にずれた位置に配置されている。なお、周方向Dcにおける基準位置としてフローガイド27の排気側ガイド端部27aaと反排気側ガイド端部27abを通る仮想線27fを用いて説明したが、例えば、軸線Arを中心とした任意の仮想円(真円)において、最も排気側Dexとなる排気側端部T1、最も反排気側Danとなる反排気側端部T2、及び、軸線Arを、それぞれ通る直線を仮想線27fとしても良い。
したがって、第四実施形態によれば、タービンロータ11の最終動翼列13aから旋回成分を含む蒸気の流れがディフューザ426に流入した場合に、ベアリングコーン429のうち軸線Arからの距離が最も大きい第二コーン端部29abを、逆流領域が最も生じ易い位置に配置することができる。したがって、ディフューザ426における圧力損失を有効に低減することができる。
10a,210a,310a,410a 第一蒸気タービン部
10b 第二蒸気タービン部
11 ロータ
11 タービンロータ
12 ロータ軸
12a 外周面
13 動翼列
13a 最終動翼列
17 静翼列
18 軸受
19 蒸気流入管
20,220,320,420 ケーシング
21 内側ケーシング
21o 外周面
21s 第一空間
25,225,325,425 排気ケーシング
26,226,326,426 ディフューザ
26s,226s,326s,426s ディフューザ空間
27,227,327 フローガイド
27a,227a,327a 端縁
27aa,227aa,327aa 排気側ガイド端部
27ab,227ab,327ab 反排気側ガイド端部
27f 仮想線
29,229,229X,329,429 ベアリングコーン
29a,329a,429a 端縁
29aa,229aa,329aa,429aa 第一コーン端部
29ab,229ab,329ab,429ab 第二コーン端部
29b,329b 端縁
29ba,329ba 端部
29bb,329bb 端部
30 外側ケーシング
30s 第二空間
31 排気口
32 下流側端板
34 上流側端板
36 側周板
227A,227AX,327A 第一ガイド部
227B,327B 第二ガイド部
429ac 縁部
429f 仮想線
Ec 排気室
ST 蒸気タービン

Claims (7)

  1. ロータ軸の軸線を中心とした径方向の外側からロータを囲い、前記ロータとの間に前記軸線の延びる方向に流体が流れる第一空間を形成する内側ケーシングと、
    前記ロータ及び前記内側ケーシングを囲うとともに、前記第一空間を流れた流体が排出される第二空間を前記内側ケーシングとの間に形成し、前記軸線に直交する方向の第一側に出口を有する外側ケーシングと、
    前記内側ケーシングの下流側に配置されて前記第一空間と連通するディフューザ空間を形成し、前記下流側に向かうにつれて径方向外側を向き、前記第一空間と前記第二空間とを連通させるディフューザと、
    を備え、
    前記ディフューザは、
    前記第一空間を形成する前記ロータ軸の外周面と連続するように軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するベアリングコーンを備え、
    前記ベアリングコーンの前記下流側の端縁は、
    前記軸線に直交する方向における第一側の第一コーン端部と前記軸線との間の距離よりも、前記第一側とは反対側の第二側の第二コーン端部と前記軸線との間の距離の方が大きいオーバル形状を成している排気室。
  2. 前記ディフューザは、
    前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備え、
    前記フローガイドは、
    前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備え、
    前記軸線を含む断面視で、前記第二ガイド部の最も第二側に位置する第二側ガイド端部と前記軸線との径方向における距離は、前記第二側ガイド端部と軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部と前記軸線との径方向における距離よりも大きく、
    前記第二側ガイド端部における接線と前記軸線とのなす角度は、前記第二側ガイド端部と軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度よりも大きい請求項1に記載の排気室。
  3. 前記ディフューザは、
    前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備え、
    前記フローガイドは、
    前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備え、
    前記軸線を含む断面視で、前記第二ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度は、前記第二ガイド部の接線と前記軸線方向で同一位置の前記第一ガイド部の接線と前記軸線とのなす角度よりも大きい請求項1に記載の排気室。
  4. 前記第一側の第一コーン端部は、前記第二側の第二コーン端部よりも、前記軸線方向の下流側に位置する請求項2又は3に記載の排気室。
  5. 前記ディフューザは、
    前記内側ケーシングの下流側の端縁から前記軸線方向の下流側に延びる筒状をなし、前記軸線方向の下流側に向かうにしたがって漸次拡径するフローガイドを備え、
    前記フローガイドは、
    前記軸線よりも第一側に形成された第一ガイド部と、前記軸線よりも第二側に形成された第二ガイド部と、を備え、
    前記第二コーン端部は、前記第一コーン端部よりも軸線方向の下流側に配置され、
    前記第二ガイド部は、前記第一ガイド部よりも軸線方向の長さが長い請求項1に記載の排気室。
  6. 前記ベアリングコーンのうち、前記軸線からの距離が最も大きい端部は、前記軸線を中心とした周方向における最も第二側の位置よりも、前記ロータ軸の回転方向における前方にずれた位置に配置されている請求項1に記載の排気室。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の排気室を備える蒸気タービン。
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