JP2019120085A - 夜間用ロードコーン - Google Patents

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【課題】コーン体に装着された発光体を損傷させることなく適切に重ねて複数纏めることができ、道路への設置作業時間を短縮化できる夜間用ロードコーンを提供する。【解決手段】底部が開口2された中空のコーン体3と、コーン体3の底部に設けられ開口2と連なる差入孔4を有するアンカー板5とから成り、コーン体3の頂部を別のアンカー板5の差入孔4に差し入れることで複数積み重ね可能なロードコーン6に、発光体8を取り付けた夜間用ロードコーン1であって、コーン体3の外周面に溝部7が形成され、溝部7に線状発光体(LEDテープライト)8が収容され、線状発光体(LEDテープライト)8の電源9およびスイッチ10が、コーン体3の内部ではなく、アンカー板5に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、道路工事や車線規制の際、道路に間隔を隔てて複数設置されるロードコーンに係り、特に、ロードコーンに発光体を取り付けた夜間用ロードコーンに関する。
道路の工事やメンテナンス、事故処理等に伴って車線規制を行う際には、道路にロードコーンを間隔を隔てて複数設置し、車両が工事現場や事故現場等に進入しないように車両を誘導している。夜間作業の場合、ロードコーンに発光体を取り付けて視認性を高めた夜間用ロードコーンが用いられる。
この種の夜間用ロードコーンとして、中空な円錐状のコーン体の外周面にカバーシートを被せ、カバーシートに小型電球を取り付けたものが知られている(特許文献1参照)。また、別の夜間用ロードコーンとして、円錐状のコーン体の頂部に点滅灯を装着したものが知られている(特許文献2参照)。
実用新案登録第3038485号公報 実公平2−29519号公報
ところで、夜間用ロードコーンは、車線規制のラインに沿って間隔を隔てて複数設置されるところ、道路工事や道路メンテナンスの範囲が広く、長い車線規制が必要な場合、多数のコーンが必要となる。この場合、多数の夜間用ロードコーンを同姿勢で差し込むようにして重ねて纏めておき、車線規制のラインに沿って間隔を隔てて一個ずつ設置していくことが好ましい。
しかし、特許文献1に記載された夜間用ロードコーンでは、円錐状のコーン体の外周面に被せられたカバーシートに小型電球が取り付けられているので、互いに差し込むように複数積み重ねると、内側のロードコーンの外周面の小型電球が、外側のロードコーンの内周面に当たって押し潰されてしまう。また、小型電球の電源(バッテリー)が中空なコーン体の内部に収容されているため、そのロードコーンに別のロードコーンを差し込む際、バッテリーが邪魔になって適切に差し込めない。従って、ロードコーンを複数重ねて纏めておくことができず、嵩張ってしまうという問題がある。
なお、ロードコーンから小型電球付きのカバーシートおよびバッテリーを取り外しておけば、ロードコーンを複数重ねることができるが、この場合、ロードコーンを道路に設置した後、そのロードコーンに小型電球付きのカバーシートを被せると共に、ロードコーンの内部にバッテリーを装着しなければならず、設置に二度手間が必要となる。従って、設置作業に時間が掛かり、例えば朝の通勤時間までのように、工事時間やメンテナンス時間が限られている夜間用ロードコーンとしては、改善の余地が残されている。
また、特許文献2に記載された夜間用ロードコーンにおいても、円錐状のコーン体の頂部に点滅灯が装着されているため、点滅灯が邪魔になって複数重ねることができず、嵩張ってしまう。点滅灯を取り外しておけば重ねることはできるものの、一旦道路に設置したロードコーンの頂部に点滅灯を装着しなければならず、矢張り二度手間となり、設置作業に時間が掛かる。従って、特許文献1に記載のものと同様、夜間用ロードコーンとしては改善の余地が残されている。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、コーン体に装着された発光体を損傷させることなく適切に重ねて複数纏めることができ、道路への設置作業時間を短縮化できる夜間用ロードコーンを提供することにある。
上述した目的を達成すべく創案された本発明によれば、底部が開口された中空のコーン体と、コーン体の底部に設けられ開口と連なる差入孔を有するアンカー板とから成り、コーン体の頂部を別のアンカー板の差入孔に差し入れることで複数積み重ね可能なロードコーンに、発光体を取り付けた夜間用ロードコーンであって、コーン体の外周面に溝部が形成され、溝部に線状発光体が収容され、線状発光体の電源およびスイッチが、コーン体の内部ではなく、アンカー板に設けられた、ことを特徴とする夜間用ロードコーンが提供される。
本発明に係る夜間用ロードコーンにおいては、電源が、アンカー板の板厚内に設けられ、スイッチが、アンカー板の側部に設けられていてもよい。
本発明に係る夜間用ロードコーンにおいては、溝部に、線状発光体を覆う透明カバーが設けられていてもよい。
本発明に係る夜間用ロードコーンにおいては、溝部が、線状発光体から照射された光を溝部の外方に反射させるため、白色または銀色であってもよい。
本発明に係る夜間用ロードコーンにおいては、溝部が、コーン体の周方向に間隔を隔てて複数高さ方向に沿って形成され、線状発光体が、LEDテープライトであってもよい。
本発明に係る夜間用ロードコーンにおいては、アンカー板の下面に脚部を設け、ロードコーンのコーン体の頂部を別のロードコーンのアンカー板の差入孔に差し入れることで、ロードコーンを複数積み重ねたとき、上側のロードコーンのコーン体の内周面と下側のロードコーンのコーン体の外周面とが当接し、上側のロードコーンのアンカー板の下面の脚部と下側のロードコーンのアンカー板の上面とが当接するように、コーン体の肉厚、アンカー板の板厚および脚部の高さが設定されていてもよい。
本発明に係る夜間用ロードコーンよれば、次のような効果を発揮できる。
(1)コーン体の外周面に溝部を形成し、溝部に線状発光体を収容したので、一方のロードコーンの頂部を他方のロードコーンの内部に差し込むように重ねた際、内側のロードコーンの線状発光体が、外側のロードコーンの内周面に押し付けられることはなく、線状発光体の損傷を回避できる。
(2)線状発光体の電源およびスイッチを中空なコーン体の内部ではなくアンカー板に設けたので、一方のロードコーンの頂部を他方のロードコーンのコーン体の内部に差し込む際、電源およびスイッチが邪魔になることはなく、複数のロードコーンを適切に重ねることができる。また、アンカー板に設けられた電源の重量が錘となるので、強風時の安定性が向上する。
(3)線状発光体、電源およびスイッチが装着された夜間用ロードコーンを、複数適切に重ねることができるので、多数のコーンをコンパクトに纏めることができ、その状態で一個ずつ道路に設置することで設置作業が完了するので、道路への設置作業時間を短縮化できる。よって、例えば朝の通勤時間までのように、工事時間やメンテナンス時間が限られている夜間用ロードコーンとして、好適である。
本発明の一実施形態に係る夜間用ロードコーンの斜視図である。 本実施形態に係る夜間用ロードコーンの側断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線矢視図である。 本実施形態に係る夜間用ロードコーンを重ねた状態を示す側断面図である。 本発明の変形例を示す説明図(図3に相当)であり、(a)は第1変形例に係る断面図、(b)は第2変形例に係る断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(夜間用ロードコーン1の概要)
図1、図2に示すように、本発明の一実施形態に係る夜間用ロードコーン1は、底部が開口2された中空のコーン体3と、コーン体3の底部に設けられ開口2と連なる差入孔4を有するアンカー板5とから成り、コーン体3の頂部を別のアンカー板5の差入孔4に差し入れることで複数積み重ね可能なロードコーン6に、発光体を取り付けた夜間用ロードコーン1であって、コーン体3の外周面に溝部7が形成され、溝部7に線状発光体8が収容され、線状発光体8の電源9およびスイッチ10が、コーン体3の内部ではなく、アンカー板5に設けられたものである。以下、各構成要素について説明する。
(コーン体3、アンカー板5)
図1、図2に示すように、コーン体3は、底部に円形の開口2を有する中空な円錐体から成り、アンカー板5は、開口2と滑らかに連なる差入孔4が形成された正方形状の板体から成る。コーン体3およびアンカー板5は、合成樹脂やゴム等の弾性を有する材質から一体的に成形され、ロードコーン6を構成する。なお、材質には、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリエチレン等を用いてもよい。コーン体3の頂部には、孔12が形成されている。この孔12には、ロードコーン6が設置される道路の交通環境に応じて、市販のLEDライトを装着することも可能である。一方、アンカー板5の下面には、脚部13が設けられている。脚部13は、図4に示すように、アンカー板5のコーナー部に配設された4個の長脚部と中間部に配設された4個の丸脚部とからなる。ロードコーン6を道路に載置したとき、作業者は、これら脚部13同士の間に手指を差し入れることが可能である。
コーン体3およびアンカー板5から成るロードコーン6は、図5に示すように、複数重ねることができるようになっている。すなわち、或るロードコーン1のコーン体3の頂部を別のロードコーン1のアンカー板5の差入孔に差し入れることで、ロードコーン6を複数鉛直方向に積み重ねることができる。積み重ねた際、上側のロードコーン6のコーン体3の内周面と下側のロードコーン6のコーン体3の外周面とが当接し、上側のロードコーン6のアンカー板5の下面の脚部13と下側のロードコーン6のアンカー板5の上面とが当接するように、コーン体3の肉厚、アンカー板5の板厚および脚部13の高さが設定されている。これにより、上側のロードコーン6の重量を下側のロードコーン6によってバランスよく支持できる。また、脚部13同士の間にギャップGが形成されるので作業者が手指をギャップGに差し入れることで、上側のロードコーン6を下側のロードコーン6から適切に持ち上げることができ、重ねられたロードコーン6同士を容易に分離できる。
(溝部7)
図2、図3に示すように、コーン体3の外周面には、溝部7が形成されている。溝部7は、例えば幅10mm程度、深さ3mm程度であり、コーン体3の周方向に間隔を隔てて複数高さ方向沿って形成されている。溝部7は、本実施形態においては、コーン体3の周方向に90度間隔で4本、夫々コーン体3の略根元から略頂部に架けてストレートに形成されている。但し、溝部7の間隔および数はこの形態に限られず、120度間隔で3本、72度間隔で5本等でもよい。また、溝部7は、コーン体3の外周面に斜めに形成されていてもよく、スパイラル状に或いはリング状に上下多段に形成されていてもよい。
(線状発光体8)
図1、図2に示すように、溝部7には、線状発光体8としてLEDテープライトが収容されている。LEDテープライト8は、フレキシブルな細長いテープ体8aと、テープ体8aに間隔を隔てて配設された複数の発光部(LED)8bとを備えている。LEDテープライト8は、テープ体8aを接着剤や両面テープ等で溝部7の底に固定したとき、図3に示すように、発光部(LED)8bが溝7から突出しない。すなわち、溝部7の底に取り付けられたLEDテープライト8の最も出っ張っている部分がコーン体3の外周面から突出しないように、溝部7の深さが設定されている。
このように、溝部7の内方に収容されたLEDテープライト8は、図5に示すように、ロードコーン6を重ねた際に邪魔にならないので、複数の夜間用ロードコーン1を適切に重ねることができる。また、溝部7の内面は、LEDテープライト8から照射された光を溝部7の外方に反射させるために、白色または銀色に塗装されていてもよい。これにより、LEDテープライト8がコーン体3の外周面に突出しないように溝部7の内方に収容されていても、LEDテープライト8の光を効率よく溝部7の外方に照射でき、視認性を高めることができる。
(電源9)
図1に示すように、LEDテープライト8の電源(バッテリー)9は、中空なコーン体3の内部ではなく、アンカー板5の板厚内(鉛直方向の寸法の範囲内)に設けられている。すなわち、図2に示すように、アンカー板5の下面には凹部11が形成されており、凹部11にバッテリー(乾電池)9が収容され、蓋板21によって覆われている。このように、アンカー板5の板厚内に設けられたバッテリー9は、図5に示すように、ロードコーン6を重ねた際に邪魔にならないので、複数の夜間用ロードコーン1を適切に重ねることができる。
図2、図4に示すように、蓋板21は、凹部11に収容されたバッテリー9の脱落を防止する機能を有し、ネジやボルトナット等の締結具または嵌合爪によって、アンカー板5の下面に着脱可能に取り付けられている。蓋板21は、脚部13の高さより薄く、路面と干渉しない。蓋板21をパッキンやシール剤等を介して水密にアンカー板5の下面に取り付けることで、バッテリー9が、雨水等によって濡れる事態を防止できる。
図4に示すように、バッテリー9を収容する凹部11は、正方形状のアンカー板5の下面に、差入孔4を挟んで対角線上に位置して、コーン体3の中心に対して対称に形成されている。よって、この夜間用ロードコーン1を道路に設置したとき、それら凹部11に収容されたバッテリー9の重量がコーン体3の中心に対してバランスよく作用し、強風時に夜間用ロードコーン1が転倒し難くなる。なお、バッテリー9は、反対側の対角線上にも同様に配置して、アンカー板5の四隅に配置してもよい。
また、図4に示すように、アンカー板5の下面には、LEDテープライト8を点滅させるためのリレー回路基板14を収容する凹部15と、ロードコーン6の個体を識別するためのマイクロチップ16を収容する凹部17が形成されている。また、LEDテープライト8のLED8bに変色タイプのもの(所謂RGBタイプ)を用いた場合、LED8bの発光色を変更するための色変更回路基板18を収容する凹部19をアンカー板5の下面に形成してもよい。
アンカー板5の下面に形成された各凹部15、17、19に夫々収容されたリレー回路基板14、マイクロチップ16、色変更回路基板18は、アンカー板5の下面に取り付けられた蓋板22、23、24によって脱落が防止される。また、蓋板22、23、24をパッキンやシール剤等を介して水密にアンカー板5の下面に取り付けることで、リレー回路基板14、マイクロチップ16、色変更回路基板18が、雨水等によって濡れる事態を防止できる。なお、凹部17には、ロードコーン6の個体を識別するためのマイクロチップ16およびロードコーン6の場所を特定するためのGPS装置の少なくとも一方を収容するようにしてもよい。
(スイッチ10)
図1に示すように、LEDテープライト8のスイッチ10は、コーン体3の頂部等ではなく、アンカー板5の側部に設けられている。また、LED8bに変色タイプのもの(所謂RGBタイプ)を用いた場合、発光色を変更するためのスイッチをアンカー板5の側部に増設してもよい。アンカー板5の側部に設けられたスイッチ10は、図5に示すように、ロードコーン6を重ねた際に邪魔にならないので、複数の夜間用ロードコーン1を適切に重ねることができる。
(透明カバー20)
図2、図3に示すように、溝部7には、LEDテープライト8を覆う透明カバー20が装着されている。透明カバー20は、溝部7を覆う断面コ字状の細長い透明板(アクリル板等)から成り、溝部7に嵌め込まれるように装着されることでLEDテープライト8を防護し、図5に示すように、ロードコーン6を重ねた際にLEDテープライト8に外力が加わることを防止する。カバー20は、コーン体3の外周面と面一に或いは溝部7内に収容されるように装着されており、ロードコーン6を重ねた際に邪魔にならない。
また、透明カバー20を接着等によって水密に取り付けることで、雨水等の溝部7への浸入を防止できるので、夜間用ロードコーン1を雨天時に使用する際、LEDテープライト8が濡れる事態を回避できる。なお、透明カバー20は省略してもよい。
(作用・効果)
図1〜図3に示すように、コーン体3の外周面に溝部7を形成し、溝部7に線状発光体としてLEDテープライト8を収容したので、図5に示すように、一方の夜間用ロードコーン1の頂部を他方の夜間用ロードコーン1の内部に差し込むように重ねた際、内側のロードコーン6のLEDテープライト8が、外側のロードコーン6の内周面に押し付けられることはなく、LEDテープライト8の損傷を回避できる。
図1、図2に示すように、LEDテープライト8の電源(バッテリー)9およびスイッチ10を中空なコーン体3の内部ではなくアンカー板5に設けたので、図5に示すように、一方の夜間用ロードコーン1の頂部を他方の夜間用ロードコーン1のコーン体3の内部に差し込む際、バッテリー(乾電池)9およびスイッチ10が邪魔になることはなく、複数の夜間用ロードコーン1を適切に重ねることができる。また、アンカー板に設けられたバッテリー(乾電池)9の重量が錘となるので、道路に設置された夜間用ロードコーン1の強風時の安定性が向上する。
図5に示すように、LEDテープライト8、バッテリー(乾電池)9およびスイッチ10が装着された夜間用ロードコーン1を、複数適切に重ねることができるので、多数のコーン1をコンパクトに纏めることができ、その状態でスイッチ10をオンにしながら一個ずつ道路に設置することのみで設置作業が完了するので、道路への設置作業時間を短縮化できる。よって、例えば朝の通勤時間までのように、工事時間やメンテナンス時間が限られている夜間用ロードコーン1として、好適である。
図3に示すように、溝部7に、LEDテープライト8を覆う透明カバー20を設けたので、LEDテープライト8が透明カバー20によって防護された状態となる。よって、図5に示すように、夜間用ロードコーン1を重ねた際、LEDテープライト8に外力が直接加わることはなく、LEDテープライト8の損傷を確実に回避できる。透明カバー20は、コーン体3の外周面と面一に或いはそれより下方となるように装着されており、夜間用ロードコーン1を重ねた際に邪魔にならない。
図3に示す溝部7の内面は、LEDテープライト8から照射された光を溝部7の外方に反射させるために、白色または銀色に塗装されている。これにより、LEDテープライト8が損傷を回避するためコーン体3の外周面に突出しないように溝部7の内方に収容されていても、LEDテープライト8の光を効率よく溝部7の外方に照射できるため、視認性を高めることができる。
図1〜図3に示すように、溝部7が、コーン体3の周方向に等間隔を隔てて4個高さ方向に沿って形成されているので、溝部7に収容されたLEDテープライト8の視認性が高まり、360度どの方向から見てもLEDテープライトの光を視認できる。また、市販のLEDテープライト8(汎用品)を線状発光体として用いることで、安価な夜間用ロードコーン1となる。
図2、図4に示すように、アンカー板5の下面に脚部13を設け、図5に示すように、ロードコーン6同士を複数積み重ねたとき、上側のロードコーン6のコーン体3の内周面と下側のロードコーン6のコーン体3の外周面とが当接し、上側のロードコーン6のアンカー板5の下面の脚部13と下側のロードコーン6のアンカー板5の上面とが当接するので、上側のロードコーン6の重量を下側のロードコーン6によってバランスよく支持できる。また、脚部13同士の間にギャップGが形成されるので作業者が手指をギャップGに差し入れることで、上側のロードコーン6を下側のロードコーン6から適切に持ち上げることができ、重ねられたロードコーン6同士を容易に分離できる。
図1に示すように、アンカー板8に、夜間用ロードコーン1の個体を識別するためのマイクロチップ16が設けられているので、工事終了後に多数の夜間用ロードコーン1を回収する際、マイクロチップ16によって個体チェックをすることで、回収忘れを防止でき、紛失した場合にはどの個体か明確に判明する。また、バッテリー9の交換履歴およびLEDテープライト8の点灯時間を個体毎に管理することで、バッテリー9の交換時期を個体毎に予測できる。また、アンカー板8にGPS装置を設けておけば、盗難や紛失に対応できる。
(変形例)
本発明の第1変形例を図6(a)に、第2変形例を図6(b)に示す。図6(a)に示すように、第1変形例に係る夜間用ロードコーン1aは、コーン体3aの肉厚部分を屈曲して成形(射出成形等)することで溝部7を形成した点が最初の実施例と相違し、その他は最初の実施例と同様の構成となっている。図6(b)に示す第2変形例に係る夜間用ロードコーン1bは、コーン体3bの外周面に湾曲板3cを貼り付けることで、湾曲板3c同士の間に溝部7を形成した点が最初の実施例と相違し、その他は最初の実施例と同様の構成となっている。
第1および第2変形例の基本的な構成は、最初の実施形態と同様であるので、同一部品に同一符号を付して説明を省略する。第1および第2変形例の作用効果は、最初の実施例と同様である。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例または修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
本発明は、道路工事や車線規制の際、道路に間隔を隔てて複数設置されるロードコーンに発光体を取り付けた夜間用ロードコーンに利用できる。
1 夜間用ロードコーン
2 開口
3 コーン体
4 差入孔
5 アンカー板
6 ロードコーン
7 溝部
8 線状発光体(LEDテープライト)
9 電源(バッテリー)
10 スイッチ
13 脚部
16 マイクロチップ
20 透明カバー

Claims (6)

  1. 底部が開口された中空のコーン体と、該コーン体の底部に設けられ前記開口と連なる差入孔を有するアンカー板とから成り、前記コーン体の頂部を別の前記アンカー板の差入孔に差し入れることで複数積み重ね可能なロードコーンに、発光体を取り付けた夜間用ロードコーンであって、
    前記コーン体の外周面に溝部が形成され、該溝部に線状発光体が収容され、該線状発光体の電源およびスイッチが、前記コーン体の内部ではなく、前記アンカー板に設けられた、ことを特徴とする夜間用ロードコーン。
  2. 前記電源が、前記アンカー板の板厚内に設けられ、前記スイッチが、前記アンカー板の側部に設けられた、ことを特徴とする請求項1に記載の夜間用ロードコーン。
  3. 前記溝部に、線状発光体を覆う透明カバーが設けられた、ことを特徴とする請求項1または2に記載の夜間用ロードコーン。
  4. 前記溝部が、前記線状発光体から照射された光を前記溝部の外方に反射させるため、白色または銀色である、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の夜間用ロードコーン。
  5. 前記溝部が、前記コーン体の周方向に間隔を隔てて複数高さ方向に沿って形成され、前記線状発光体が、LEDテープライトである、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の夜間用ロードコーン。
  6. 前記アンカー板の下面に脚部を設け、
    前記ロードコーンのコーン体の頂部を別のロードコーンのアンカー板の差入孔に差し入れることで、ロードコーンを複数積み重ねたとき、上側のロードコーンのコーン体の内周面と下側のロードコーンのコーン体の外周面とが当接し、上側のロードコーンのアンカー板の下面の脚部と下側のロードコーンのアンカー板の上面とが当接するように、前記コーン体の肉厚、前記アンカー板の板厚および前記脚部の高さが設定されている、ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の夜間用ロードコーン。
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