JP2002294642A

JP2002294642A - 標示体

Info

Publication number: JP2002294642A
Application number: JP2001135563A
Authority: JP
Inventors: Morihito Noguchi; 守人野口
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-03-28
Filing date: 2001-03-28
Publication date: 2002-10-09

Abstract

(57)【要約】【課題】夜間の全方位的認識を可能とする標示体を提供
する。【解決手段】適宜形状の標示本体外面に螺旋凹部を設
け、該凹部内に発光素子を収納したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、工事現場等に危
険防止その他の目的で地上に置かれる標示体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、工事現場などには円錐形の中
空成形体（通称三角コーン）が置かれているが、単に工
事個所を示すだけのものであり、本発明にて示すように
螺旋凹部を介した発光機能を備えたものは見当たらな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来より、工事現場や
駐車場などには危険防止や区分けのために標示体が多数
置かれている。この標示体は略円錐形の合成樹脂製中空
体であり、赤色のものが多い。通常の標示体には発光機
能がないので、夜間対策として、反射テープを標示体外
面に貼り付けたり、あるいはコーン頂部に発光ダイオー
ド（ＬＥＤ）を取り付けたものなどがある。しかし、反
射方式は車のライトなど他の発光源が必要であり、発光
ダイオード方式は複数個のＬＥＤを用いるため、コスト
高になるという問題がある。本発明は、以上のような従
来からの標示体に関わる課題を解決するために発明され
たもので、螺旋状の発光個所を設けてより一層の効果的
夜間標示を得ることを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て本発明は、標示体側面に螺旋凹部を設けてその主要部
を構成した。すなわち、適宜形状の標示本体外面に螺旋
凹部を設け、この凹部内に発光素子を位置させる。本発
明は、以上の構成よりなる標示体である。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明を使用するには、まず螺旋
凹部内に発光素子を位置させ、この発光素子に通電す
る。この通電により、素子は発光するので夜間における
適切な標示を行うことができる。なお、ＥＬファイバー
を用いることにより、省電力・長寿命の効果を発揮する
ことができる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
において、１は標示本体で、合成樹脂にて中空円錐形に
成形したものである。２は螺旋凹部で、標示本体外面に
設けられる。３は舌片で、螺旋凹部に沿って列設され
る。この舌片は、図示のごとく隣り合う舌片の向きは逆
となっている。すなわち、凹部の上部に位置する舌片の
隣は下部舌片が位置する構成である。４は発光素子とし
てのＥＬファイバーで、細チューブ内に紐状のＥＬ素子
が収納されたものである。このＥＬファイバーは図３に
て示すように舌片を介して螺旋凹部内に収納される。凹
部内のＥＬファイバーはその一端に電流を供給して発光
させるものであるが、図１のごとく螺旋凹部の最下位置
には貫通孔が穿設され、この貫通孔よりＥＬファイバー
は標示本体内へと入り、電源コード５に接続され、この
電源コードは所定の電源（図示略）に接続される。以上
が本発明の一実施例である。

【０００７】本発明の概要については既述したが、本例
では発光素子としてＥＬファイバーを用いた。ＥＬパネ
ルは以前より知られているが、非可撓性の板体であるた
め、曲面には適さない。しかしこのＥＬファイバーは紐
状でかつ可撓性を有しており、その取付作業も容易であ
る。本例では螺旋凹部内にこのＥＬファイバーを収納す
る構成として、標示体を全方位的に発光認識させること
が可能である。なお、螺旋凹部を有する標示体を用意し
ておき、使用前にＥＬファイバーを収納させて用いても
よい。また、本例では螺旋凹部からの離脱を防止するた
め、舌片を設けており、この舌片は押圧によりたわむの
で凹部への収納が容易である。図４は本発明の他例を示
すもので、標示体頂部に突出部６、頂部近傍側面に孔部
７を設けたものであって、その他については初例と同様
である。この突出部は、標示体を上下に積層したとき、
互いの標示体の離脱を容易にするために設けたものであ
る。この突出部がないと互いの標示体間の空隙が極小で
あるため、摩擦力が大となって引き離しにくいが、突出
部によって比較的大きな空隙となって容易に離脱させる
ことができる。また、孔部はこの標示体をつかみやすく
するためのもので、この孔部に指を入れて容易に運ぶこ
とができる。なお孔部は表裏（左右）に各１個設けられ
る。なお、発光素子としては本例に用いたＥＬファイバ
ー以外に、発光ダイオードその他を用いることも可能で
ある。以上のごとく、本発明によって夜間の全方位的認
識を可能とした標示体を得ることができる。

【０００８】

【発明の効果】本発明によれば、標示本体に発光素子を
螺旋状に設けているので、夜間の標示に効果を発揮する
ことのできる有用なる物品を提供することができる。な
お、ＥＬファイバーを用いれば、その製造も容易かつ低
コストであり、消費電力も少なくなる効果を得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図

【図２】本発明の要部拡大説明図

【図３】本発明の要部拡大説明図

【図４】本発明の要部拡大説明図

【符号の説明】

１標示本体２螺旋凹部３舌片４ＥＬファイバー５電源コード６突出部７孔部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】適宜形状の標示本体外面に螺旋凹部を設け
たことを特徴とする標示体。
【請求項２】螺旋凹部内に発光素子を位置させてなる請
求項１記載の標示体。
【請求項３】発光素子にＥＬファイバーを用いてなる請
求項２記載の標示体。
【請求項４】標示本体の頂部に突出部を設けてなる請求
項１〜３のいずれかの項に記載の標示体。
【請求項５】標示本体の頂部近傍側面に孔部を設けてな
る請求項１〜４のいずれかの項に記載の標示体。