JP4531402B2 - 植栽トレーカバー - Google Patents

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Description

本発明は、植栽トレーの側方に位置して植栽トレーの側部を目隠し自在なカバー部材を備えた植栽トレーカバーに関する。
近年、地球環境の改善に関連して、屋上緑化が注目を浴びており、例えば、屋上に土を敷き、植物を植えたり、植物を植え付けた植栽マットを敷くと言ったことが実施されるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような屋上緑化を、より簡単に実施できるものとして、屋上に直に土やマットを敷くのではなく、トレー状の容器内に土と植物(又は、前記植栽マット)を入れて構成された植栽トレーを、屋上に敷き並べることで植栽部を形成するものも実施されている。この植栽トレーを使用すれば、次々と植栽トレーを並べて配置するだけの簡単な作業で植栽部を形成することができる上、植栽部の形状変更も、各植栽トレーの配置を替えるだけで簡単に実施できる。更には、植栽のメンテナンス作業も、植栽トレーを取り替える等の極めて簡単な作業で実施することが可能となる。
また、多数の植栽トレーを敷き並べた状態での端列部分は、植栽トレーの側面が露出するから殺風景となり易く、この部分の意匠性を向上させるためには、植栽トレーの側方に目隠し用の植栽トレーカバーを設置している。
従来、この種の植栽トレーカバーとしては、特別なものが有るわけではなく、屋上に直に土や植栽マットを敷く時に用いている仕切り板を、そのままカバー部材として流用していることが多い。
即ち、図17に示すように、前記カバー部材50は、カバー本体部51と、そのカバー本体部51を下地Uに固定する複数の固定具52とを備えて構成してあった。
因みに、カバー本体部51は長尺の帯状部材で構成してあり、固定具52は、下地U上に接着固定する円盤状のベース部52Aと、そのベース部52A上に一体に立設されたボルト部52Bと、前記ボルト部52Bに、前記カバー本体部51を挟持固定するナット部52Cとを備えて構成してあり、植栽トレーA群の側方において、間隔をあけて複数の前記固定具52をそれぞれ下地U上に固定した後、それら固定具Uにわたってカバー本体部51を配置して前記ナット部52Cでボルト部52Bに取り付けることで設置していた。
特開2002−227354号公報(図1、図7)
上述した従来の植栽トレーカバーによれば、設置するのに、下地上に多数の固定具を接着固定した後、それら固定具にカバー本体部を取り付ける必要があり、手間が掛かるという問題点があった。また、このようにして植栽トレーカバーを下地上に設置してしまった後、例えば、植栽の形状変更や、植栽そのものを撤去する必要が生じたような場合、接着固定した多数の固定具を取り外さなければならなくなり、その取り外し時に防水層を損傷してしまう等の危険性もある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、手間を掛けずに簡単に設置できる植栽トレーカバーを提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、植栽トレーの側方に位置して植栽トレーの側部を目隠し自在なカバー部材を備えた植栽トレーカバーにおいて、前記カバー部材は、カバー本体部と
、そのカバー本体部を前記植栽トレーの側縁部に外れ止め状態に係止自在な係止部とを、嵌合部を介して嵌合自在な別部材で構成してあり、前記嵌合部は、前記カバー本体部と前記係止部とが前記カバー本体部の長手方向に沿って相対移動自在な状態に嵌合できるように形成してあり、これら両者の前記相対移動を阻止するストッパを、前記係止部に設けてあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、前記カバー部材は、カバー本体部と、そのカバー本体部を前記植栽トレーの側縁部に取付自在な係止部とを備えているから、前記係止部を前記植栽トレーの側縁部に取り付けるだけの簡単な手間で、カバー本体部で植栽トレーの側部を目隠しできる状態に当該植栽トレーカバーを取り付けることができる。
従って、従来のように下地上に接着剤を使用して多数の固定具を接着した後、カバー本体部を取付固定するような煩雑な作業を行わなくても、簡単に植栽トレーカバーを設置することができる。
そして、このような取付作業の操作性向上は、植栽トレーの配置替え時や、撤去時にも同様に期待することができ、結果的には、植栽設置作業の効率向上にも寄与することができる。
また、前記カバー本体部と前記係止部とは嵌合部を介して嵌合自在な別部材で形成してあるから、両者が一体に設けられているものに比べて、カバー本体部に対する係止部の取り付き位置を自由に選択することが可能となる。即ち、既設の植栽トレー群に当該植栽トレーカバーを取り付けるような場合、取付対象となる植栽トレーの規格が異なれば、係止部を係止可能な位置も変化することがあり、例えば、カバー本体部の長手方向に複数の嵌合部を形成しておき、それらの嵌合部の中から位置が合う嵌合部のみに係止部を係止させると言った臨機応変な対応をとることができる。従って、植栽トレーカバーの汎用性を向上させることが可能となる。
そして、他の作用として、カバー部材の表面の劣化が進み、取り替える必要が生じた場合に、係止部をそのまま使用しながらカバー本体部のみを新しいものに交換すると言うことが可能となり、コストダウンを図ることが可能となる。
また、カバー本体部と係止部とを材質を異ならせて形成することができるようになる。その結果、例えば、劣化し易いカバー本体部を、係止部より耐久性の高い材料を選択したり、他物が当接して破損し易いカバー本体部を、係止部より強度の高い材料を選択すると言った使い分けを自由に行うことが可能となる。
更には、比較的単純な断面構造を採用し易いカバー本体部を、例えば、押出成形法等の大量生産の可能な製造法で作り、コストダウンを図ることが可能となる。
また、前記カバー本体部と前記係止部とが前記カバー本体部の長手方向に沿って相対移動自在な状態に嵌合できるように形成してあるから、カバー本体部の長手方向での任意の位置に係止部が位置するように嵌合させることができる。従って、植栽トレーに植栽トレーカバーを取り付けるに際し、係止部の係止位置を、植栽トレーの状況(寸法や植栽状況等)に合わせて任意に選択できるようになり、植栽トレーカバーの汎用性を、より向上させることが可能となる。また、植栽トレーに係止部を係止させた状態においてカバー本体部がスライドして位置ずれするのは、前記ストッパによって阻止することができ、意匠性を損なうことなく植栽トレーに取り付けることが可能となる。
本発明の第の特徴構成は、前記ストッパは、前記カバー本体部と前記係止部との前記相対移動を阻止する作用状態と、前記相対移動を阻止しない非作用状態とに切替自在に構成してあるところにある。
本発明の第の特徴構成によれば、本発明の第の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、ストッパの作用状態を自由に切り替えることが可能となる。従って、カバー本体部と係止部とが、単にスライド自在に嵌合しているだけの方が作業を進めやすい場合には、ストッパを非作用状態としたり、任意に選択することが可能となる。その結果、必要な時にスットパ機能を使用できるようになり、取扱性が向上する。
本発明の第の特徴構成は、前記嵌合部は、前記カバー部材の厚み方向で少なくとも二箇所に設けられているところにある。
本発明の第の特徴構成によれば、本発明の第1又は2の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、係止部とカバー本体部とを、前記カバー部材の厚み方向で少なくとも二箇所に設けられた嵌合部によって嵌合することができ、植栽トレーに係止させた係止部に対して、安定した状態にカバー本体部を取り付けることができる。
特に、屋外で使用するような場合には、カバー本体部に風の吹き上げ力が作用し易いが、少なくとも二箇所の嵌合部で嵌合していることで上下揺動し難く、吹き飛ばされ難い状態に取り付けることが可能である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、当該発明の植栽トレーカバーの一実施形態品であるトレーカバーCを、屋上Rに複数の植栽トレー(以後単にトレーと言う)Aを並設して形成した植栽ゾーンSの端に取り付けてある状況を示すものである。
屋上Rの説明をすると、図1、図2に示すように、屋上スラブR1上に防水層R2を設けて構成してある。
前記防水層R2は、例えば、シート防水等によって施工された防水層で、前記屋上スラブR1と一体的に設けられている。
前記植栽ゾーンSは、防水層R2上に、植栽物(例えば、草や木、及び、乾燥状態や貧栄養状態でも生育するセダム類等)2を植えた複数のトレーAを縦横に並設して構成してある。トレーAの植栽部3は、前記植栽物2の植付層となる土を入れて構成してある。土は、火山砂利やセラミックス系のもの等を使用すれば、乾燥・貧栄養条件を維持しやすく、雑草の侵入を抑制した状態で前記セダム類の生育環境を最適化することが可能となる。
前記トレーAは、合成樹脂の射出成形によって製造してあり、図2〜4に示すように、前記植栽部3を形成するトレー本体部4を設け、前記トレー本体部4の下面側に、前記屋上R上に接地自在な複数の脚部5を設け、隣接する前記脚部5の接地部5aにわたって、前記屋上R上に接地自在な梁部6を設けて構成してある。これら、トレー本体部4、脚部5、梁部6は、一体に形成されている。
前記トレー本体部4は、平面視での四隅が面取りしてある略正方形に形成してある。そして、前記植栽部3を支持する状態の底面部4aと、この底面部4aの外周から壁状に立設された側面部4bとを備えて構成してある。従って、前記底面部4a、側面部4bとで前記土が保持されて、植栽部3が構成されている。
前記側面部4bは、前述の通り、四隅が面取り形状の底面部4aの外周縁部を壁状に立ち上げた形状に構成されており、例えば、図5に示すように、複数のトレー本体部4を屋上Rの表面に沿って並設することによって、四つ(端の列では二つ)のトレー本体部4の各面取り部分が、隣接状態に位置するように配置することができ、これらの各面取り部に囲まれた縦空間K1に、トレーAを固定するための押さえ部材16が配置される。
また、側面部の外周面には、隣接するトレーAどうしを連結する連結ピン13や、前記トレーカバーCを取り付けるための取付部14を形成してある。一方、トレー本体部4の四隅の側面部(面取り部分)には、前記押さえ部材16を係止させる被固定部18が形成してある。
前記取付部14は、図6に示すように、前記側面部4bの平面視での中央部と両端部とにそれぞれ形成してあり、外面に縦方向に形成された溝状部14Aと、溝状部14Aの下端部側に溝縁部間にわたって設けられた被係止部14Bとを設けて構成してある。
前記連結ピン13は、合成樹脂の一体成形品であり、図6に示すように、断面形状が逆「U」字形のピン本体13Aと、ピン本体13Aの頂部に形成された操作部13Bとを設けて構成してあり、隣接配置した両トレーAの溝上部14Aにわたる状態にピン本体13Aを挿入すると、先端爪Gが被係止部14Bに係止して、両トレーAを連結することができる。
尚、前記トレーAの屋上Rへの固定は、図7に示すように、予め屋上Rに取り付けられた固定具本体15に対して、前記押さえ部材16を用いてトレーAの前記被固定部18を押さえ固定することで実施される。
前記固定具本体15は、図8に示すように、円板形状のベース部分15aと、ベース部材15aの中央部に立設されたネジ部分15bと、ネジ部分15bに螺合自在に形成された係止ナット部材15cとを備えて構成してある。
前記押さえ部材16は、図7、図8に示すように、前記固定具本体15のネジ部分15bに外嵌自在な縦筒部16Aを中央に備え、縦筒部16Aの下端外周部から斜め上方への放射状に取り付けられた四つ(植栽ゾーンSの端に位置する部分に使用する場合は二つ)の押さえ部16Bを設けて構成してある。
そして、トレー本体部4間の前記縦空間K1に位置する状態に固定された固定具本体15に、前記縦筒部16Aを挿通させて、トレー本体部4の被固定部18に前記押さえ部16Bが挿入係止する状態に押さえ部材16を配置し、前記縦筒部16Aから上に突出した固定具本体15のネジ部分15bに係止ナット部材15cを螺合させながらその螺合位置を下方に移動させることで、前記押さえ部材16の押さえ部16Bがトレー本体部4の被固定部18を押さえた状態に位置規制され、トレー本体部4を固定することが可能となる。
次に、前記トレーカバーCについて説明する。
トレーカバーCは、図9、図10に示すように、前記トレーAに取り付けることで、その側部を目隠しすることができるカバー部材19で構成してあり、カバー本体部19Aと、そのカバー本体部19Aを前記トレーAの側縁部に取付自在な複数の係止部19Bとの二種類の部材でできている。そして、これらカバー本体部19Aと前記係止部19Bとは嵌合部20を介して嵌合自在に形成されている。
前記カバー本体部19Aは、本実施形態では、金属の押出成形によって形成してあり、全長にわたって同一断面形状で、横断面形状においては、図11に示すように、トレーA側縁部の上方を覆う上面部19Aaと、側方を覆う側面部19Acと、それら両面部をつなぐ斜面部19Abとを備えた構成となっている。そして、複数のトレーAにわたる長さ寸法に形成してある。
尚、植栽ゾーンSの隅部分に設置するカバー本体部19Aは、例えば、役物としての「L」字型平面形状に形成したものを使用したり、又は、長尺のカバー本体部19Aをそのまま使用し、端面を額縁のように傾斜切断面として構成し、その傾斜切断面どうしを隅部分で突き合わせるように構成することができる。
上面部19Aaは、端縁部を下方へ屈曲する状態に形成してあり、係止部19Bとカバー本体部19Aとの嵌合状態においては、この屈曲部21が、前記係止部19Bの上縁部19Baに引っ掛かる状態に嵌合する。
また、上面部19Aaの裏面部には、下方へ延出する第一係止片22が設けてあり、係止部19Bとカバー本体部19Aとの嵌合状態においては、この第一係止片22が、前記係止部19Bの第一係止溝23に進入して引っ掛かる状態に嵌合する。
因みに、前記上面部19Aaは、当該トレーカバーCをトレーAに取り付けた状態で、トレー側が低くなるような傾斜面として形成してある(図11(ロ)参照)。従って、雨水等の水を植栽部3側へ誘導することができ、植栽部3の土の乾燥緩和を図っている。更には、トレーカバーC上に水が溜まったままになるのを防止でき、例えば、酸化等の腐蝕が進行し難くいようにしている。
また、前記斜面部19Abには、その裏面部の下端側に、下方へ延出する第二係止片24が設けてあり、係止部19Bとカバー本体部19Aとの嵌合状態においては、この第二係止片24が、前記係止部19Bの第二係止溝25に進入して嵌合する。
前記上面部19Aaの屈曲部21と係止部19Bの上縁部19Ba、及び、第一係止片22と第一係止溝23、及び、第二係止片24と第二係止溝25とのそれぞれの組み合わせによって、嵌合部20が構成されている。即ち、本実施形態においては、前記嵌合部20は、前記カバー部材19の厚み方向で三箇所に設けられている。従って、カバー本体部19Aの横断面内での回転モーメントに対して各嵌合部が抵抗でき、風による吹き上げの防止を図っている。
前記係止部19Bは、合成樹脂の射出成形によって製造してあり、図11〜13に示すように、前記カバー本体部19Aの上面部19Aaに沿う形状の上縁部19Baと、前記斜面部19Abに沿う形状の斜縁部19Bbと、前記側面部19Acに沿う形状の側縁部19Bcとを備えている。
そして、前記上縁部19Baには、前述の第一係止溝23が形成してある一方、前記斜縁部19Bbには、前述の第二係止溝25が形成してある。
また、前記第一係止溝23の両端部には、係止部19Bへのカバー本体部19Aの嵌合時にカバー本体部19Aの第一係止片22を適切な嵌合位置へ誘導するための誘導傾斜部26がそれぞれ設けてある。そして、誘導傾斜部26の下方の凹部26aに、前記第一係止片22の先端拡大部が進入して引っ掛かることで、係止部19Bとカバー本体部19Aとは抜け止め状態に嵌合できる。
更には、第一係止溝23の中央部には、図13〜15に示すように、第一係止溝23の側壁から溝内へ突出した爪部27が設けてある。この爪部27は、図15に示すように、上方からカバー本体部19Aの第一係止片22が当接する状態で下降してくると、その接当力で溝背面側へ弾性変形して引退する。この状態では、前記カバー本体部19Aと係止部19Bとは、カバー本体部19Aの長手方向に沿って相対移動することができる。
しかし、爪部27上に第一係止片22が被さらない状態においては、図16に示すように、この爪部27は溝内に突出しているから、嵌合状態のカバー本体部19Aが長手方向に沿って移動するような場合、カバー本体部19Aの端面が爪部27の側面に突き当たり、それ以上のスライドを阻止することができる。
即ち、この爪部27によってストッパが構成され、このストッパは、カバー本体部19Aと係止部19Bとの前記スライド移動を阻止する作用状態と、阻止しない非作用状態とに切替自在に構成されている。
また、係止部19Bの前記第一係止溝23の下方には、前記トレーAの周壁部に形成された前記取付部14に係止自在な上係止部28と下係止部29とを上下にそれぞれ一体的に設けてある。
前記上係止部28は、前記第一係止溝23の長手方向での中央部分から下方に突出する状態に形成された第一係止棒状部28aで構成してあり、この第一係止棒状部28aは、前記取付部14の溝状部14Aに進入できるように形成されている(図11参照)。
前記下係止部29は、前記第一係止溝23の長手方向での両端部からそれぞれ下方に突出する状態に形成された一対の第二係止棒状部29aで構成してあり、前記第一係止棒状部28aが溝状部14Aに進入するに伴って、図11(ロ)に示すように、先端のフック部29bがトレー本体部4の側面部4bに当接して第二係止棒状部29aを撓ませ、側面部4bを乗り越えた後、弾性復元力で側面部4bの下方に回り込む。そして、前記第一係止棒状部28aの溝状部14Aへの進入終端状態においては、前記フック部29bは、トレー本体部4の側面部4bより所定の距離hほど離間した下方に位置するように第二係止棒状部29aの長さを設定してある。従って、係止部19Bによる前記トレーAへの係止状態のまま、図16(イ)に示すように、前記カバー部材19とトレーAとを前記距離hに相当する範囲で相対的に上下スライド移動させることができる。前記溝状部14Aと上係止部28と下係止部29によってスライド機構Vが構成されている(図11参照)。
また、前記第二係止棒状部29aの下端部分には、前記第二係止棒状部29aを側縁部19Bc側へ撓み変形させて前記フック部29bによるトレーAへの係止状態を解除できる屈曲部29cが設けてある。この屈曲部29cが本発明に係わる係止解除部に相当し、前記カバー部材19の裏面側下方位置に配置してある。
従って、トレーAにカバー部材19を取り付けた状態で、図16(ロ)に示すように、カバー本体部19Aと防水層R2との間に指を入れて、カバー部材19を前記距離hだけ持ち上げて、前記屈曲部29cを解除操作することによって、カバー部材19を簡単に取り外すことができる。
本実施形態のカバー部材によれば、屋上に直に固定しなくても、トレーAに対して手間を掛けずに簡単に着脱することが可能となる。また、植栽ゾーンの端部分の美観性を向上させることができる。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記カバー部材の形状は、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、適宜、変更することが可能である。勿論、取付対象の植栽トレーの形状も、先の実施形態で説明したものに限るものではない。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
植栽設置状況を示す要部斜視図 植栽トレー連結状況を示す側面視による要部断面図 植栽トレーの斜め上方から見た斜視図 植栽トレーの上面図 植栽トレーの設置状況を示す要部上面図 連結ピンの取付状況を示す要部斜視図 固定具本体の取付状況を示す側面視による要部断面図 固定具本体を示す分解斜視図 トレーカバーの取付状況を示す分解斜視図 トレーカバーの取付状況を示す分解斜視図 トレーカバーの取付状況を示す要部断面図 係止部を示す斜視図 係止部を示す斜視図 係止部を中央部分で仮想切断した切断面を示す斜視図 爪部の非作用状態を示す断面図 爪部の作用状態を示す断面図 従来のトレーカバーを示す断面図
19 カバー部材
19A カバー本体部
19B 係止部
20 嵌合部
27 爪部(ストッパに相当)
28 上係止部
29c 屈曲部(係止解除部に相当)
29 下係止部
A 植栽トレー
V スライド機構

Claims (3)

  1. 植栽トレーの側方に位置して植栽トレーの側部を目隠し自在なカバー部材を備えた植栽トレーカバーであって、
    前記カバー部材は、カバー本体部と、そのカバー本体部を前記植栽トレーの側縁部に外れ止め状態に係止自在な係止部とを、嵌合部を介して嵌合自在な別部材で構成してあり、前記嵌合部は、前記カバー本体部と前記係止部とが前記カバー本体部の長手方向に沿って相対移動自在な状態に嵌合できるように形成してあり、これら両者の前記相対移動を阻止するストッパを、前記係止部に設けてある植栽トレーカバー。
  2. 前記ストッパは、前記カバー本体部と前記係止部との前記相対移動を阻止する作用状態と、前記相対移動を阻止しない非作用状態とに切替自在に構成してある請求項に記載の植栽トレーカバー。
  3. 前記嵌合部は、前記カバー部材の厚み方向で少なくとも二箇所に設けられている請求項1又は2に記載の植栽トレーカバー。
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