JP2019119797A - 防塵性皮膜、及び防塵性フィルム、並びに、これらを用いた帆布、メッシュシート、及びターポリン - Google Patents
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Abstract
Description
(〔化1〕〜〔化3〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。〔化3〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステルの何れであってもよい。)
(〔化4〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基、A3は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化5〕:式中、R1 、R2、R3は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、oは1〜7の整数で、A1とA2とA3、R1とR2とR3及びmとnとoは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化6〕:式中、R1 、R2、R3、R4は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3とA4は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、o、pは1〜7の整数で、A1とA2とA3とA4、R1とR2とR3とR4及びmとnとoとpは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3及びA4とR4の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化7〕〜〔化9〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。〔化9〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステルの何れであってもよい。)
(〔化10〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A4は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化11〕:式中、R5 、R6、R7は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化12〕:式中、R5 、R6、R7、R8は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7、R8は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化1〕〜〔化3〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。〔化3〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステルの何れであってもよい。)
(〔化4〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基、A3は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化5〕:式中、R1 、R2、R3は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、oは1〜7の整数で、A1とA2とA3、R1とR2とR3及びmとnとoは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化6〕:式中、R1 、R2、R3、R4は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3とA4は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、o、pは1〜7の整数で、A1とA2とA3とA4、R1とR2とR3とR4及びmとnとoとpは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3及びA4とR4の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化7〕〜〔化9〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。〔化9〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステルの何れであってもよい。)
(〔化10〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A4は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化11〕:式中、R5 、R6、R7は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化12〕:式中、R5 、R6、R7、R8は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7、R8は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
1)表面抵抗率測定(JIS K7194準拠)
23℃、相対湿度50%RHで膜材片を24時間静置後、下記の抵抗率計(JIS K7194準拠)を用い表面抵抗率を3回測定し、その平均値を表面抵抗率とした。但し本発明において表面抵抗率の良し悪しはアルキルエーテルエステル化合物の配合量によって左右され、その配合量が多いほど防塵性(帯電防止性)に優れるが、その分、得られる皮膜やフィルムの風合いが軟らかくなり、余剰可塑剤のブリードを促進するなどの実用面での悪影響が懸念されるため、実施例と比較例でのトータル可塑剤量は同一とした。
以下の実施例の帯電防止性の基準は表面抵抗率1010Ω/□〜1012Ω/□、それに満たない表面抵抗率1013Ω/□以下のものは比較例とした。
高抵抗・抵抗率計は、株式会社三菱化学アナリテック製「ハイレスタUP MCP-HT800(レンジ103〜1014Ω)を使用した。
2)防塵性
市販の薄力小麦粉(日清製粉株式会社)を静電気の帯電のない試験体の表面に均一に定量振り掛けた後、試験体を下向きに反転させ試験体を緊張状態に固定し、薄力小麦粉が自由落下可能な状態で、裏面から人差し指で5回強く弾き叩いて薄力小麦粉の脱落性を評価した。
1:残存量10質量%未満:防塵性良好
2:残存量10質量%〜25質量%未満:やや防塵性に劣る
3:残存量25質量%を越える:防塵性に劣る
下記軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(1)を厚さ50μmのポリエステル(PET)シート(鏡面)上にクリアランスコート法により流延し、PETシートごと180℃の電気加熱炉内で1分間の熱ゲル化処理を行い、厚さ0.2mmの皮膜を得た。
〈軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(1)〉
乳化重合塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
アルキルエーテルエステル化合物(1) 40質量部
※nオクタノールにエチレンオキシドを付加したアルコールとイソフタル酸との反応によるイソフタル酸ジエーテルエステル:(エーテル結合を2個有する)〔化1〕に相当
イソフタル酸ジイソノニル
(アルキルエステル化合物1)〔化7〕に相当 20質量部
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 10質量部
エポキシ化大豆油(安定剤兼可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ルチル型酸化チタン(白顔料) 5質量部
ベンゾトリアゾール骨格化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
下記軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(1)をカレンダー成型(190℃の鏡面ロール)に掛け、厚さ0.2mmのフィルムを得た。
〈軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(1)〉
懸濁重合塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
アルキルエーテルエステル化合物(2) 35質量部
※nオクタノールにエチレンオキシドを付加したアルコールとテレフタル酸との反応によるテレフタル酸ジエーテルエステル:(エーテル結合を2個有する)〔化2〕に相当
テレフタル酸ジイソノニル
(アルキルエステル化合物2)〔化8〕に相当 20質量部
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 10質量部
エポキシ化大豆油(安定剤兼可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ルチル型酸化チタン(白顔料) 5質量部
ベンゾトリアゾール骨格化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
実施例1の軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(1)を、軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(2)に変更した以外は実施例1と同様にして厚さ0.2mmの皮膜を得た。
〈軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(2)〉
乳化重合塩化ビニル樹脂(重合度1700) 100質量部
アルキルエーテルエステル化合物(3) 40質量部
※nオクタノールにエチレンオキシドを付加したアルコールと1,2−シクロヘキサンジカルボン酸との反応による1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジエーテルエステル:(エーテル結合を2個有する:〔化3〕に相当)
1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニル
(アルキルエステル化合物3)〔化9〕に相当 20質量部
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 10質量部
エポキシ化大豆油(安定剤兼可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ルチル型酸化チタン(白顔料) 5質量部
ベンゾトリアゾール骨格化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
実施例2の軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(1)を、軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(2)に変更した以外は実施例2と同様にして厚さ0.2mmのフィルムを得た。
〈軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(2)〉
懸濁重合塩化ビニル樹脂(重合度1300) 100質量部
アルキルエーテルエステル化合物(4) 35質量部
※nオクタノールにエチレンオキシドを付加したアルコールとセバシン酸との反応によるセバシン酸ジエーテルエステル:(エーテル結合を2個有する:〔化4〕に相当
セバシン酸ジイソノニル(アルキルエステル化合物4):〔化10〕に相当
20質量部
リン酸トリクレジル(防炎可塑剤) 10質量部
エポキシ化大豆油(安定剤兼可塑剤) 5質量部
バリウム/亜鉛複合安定剤 2質量部
三酸化アンチモン(難燃剤) 10質量部
ルチル型酸化チタン(白顔料) 5質量部
ベンゾトリアゾール骨格化合物(紫外線吸収剤) 0.3質量部
ポリエステル(PET)短繊維紡績糸条からなる平織スパン布を布帛1として用い、布帛1の両面に実施例1の軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(1)による皮膜を形成した。
〈布帛1〉
〔糸密度:経糸20番手双糸(590dtex)44本/インチ×緯糸20番手双糸(590dtex)40本/インチ:空隙率4.2%:質量228g/m2〕
軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(1)を充填した液浴中に、布帛1を浸漬(ディッピング)し、布帛1に完全にペーストゾル組成物(1)を含浸し、布帛1を引き上げると同時にゴムロールで圧搾して180℃の熱風炉で3分間、ペーストゾル組成物(1)のゲル化を完結させ、布帛1の両面に軟質塩化ビニル樹皮膜が形成された厚さ0.47mm、質量560g/m2の帆布を得た。
ポリエステル(PET)繊維平織布帛(経糸1111dtexマルチフィラメント糸条:糸密度22本/2.54cm×緯糸1111dtexマルチフィラメント糸条:糸密度24本/2.54cm:空隙率21%:質量165g/m2)を布帛2として用い、その両面に軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(1)より成型した厚さ0.2mmのフィルムを熱圧着によるブリッジ溶融ラミネートにより、「フィルム層/布帛2/フィルム層」からなる、厚さ0.75mm、質量785g/m2のターポリンを得た。
軟質塩化ビニル樹脂ペーストゾル組成物(2)を充填した液浴中に、布帛1を浸漬(ディッピング)し、布帛1に完全にペーストゾル組成物(2)を含浸し、布帛1を引き上げると同時にゴムロールで圧搾して180℃の熱風炉で3分間、ペーストゾル組成物(2)のゲル化を完結させ、布帛1の両面に軟質塩化ビニル樹皮膜が形成された厚さ0.47mm、質量560g/m2の帆布を得た。
布帛2を用い、その両面に軟質塩化ビニル樹脂コンパウンド(2)より成型した厚さ0.2mmのフィルムを熱圧着によるブリッジ溶融ラミネートにより、「フィルム層/布帛2/フィルム層」からなる、厚さ0.75mm、質量785g/m2のターポリンを得た。
実施例6、実施例8のターポリンの片表面に、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)20μm/アクリル樹脂30μm(ベンゾトリアゾール系化合物を紫外線吸収剤として含む)の2層構造のフィルムを接着剤(アミノエチル化アクリル樹脂/エポキシ樹脂)で積層し、防汚層を形成した。
アルキルエーテルエステル化合物を含有する軟質塩化ビニル樹脂皮膜、及びフィルム、並びこれらを用いた帆布、メッシュシート、及びターポリンは、何れも表面抵抗率1011〜1012Ω/□程度を有するものであった。
実施例1のアルキルエーテルエステル化合物(1):〔化1〕40質量部を、アルキルエステル化合物(1):〔化7〕40質量部に置換し、可塑剤を〔化7〕60質量部とした以外は実施例1と同様として厚さ0.2mmの皮膜を得た。
実施例2のアルキルエーテルエステル化合物(2):〔化2〕35質量部を、アルキルエステル化合物(2):〔化8〕35質量部に置換し、可塑剤を〔化8〕55質量部とした以外は実施例1と同様として厚さ0.2mmのフィルムを得た。
実施例3のアルキルエーテルエステル化合物(3):〔化3〕40質量部を、アルキルエステル化合物(3):〔化9〕40質量部に置換し、可塑剤を〔化9〕60質量部とした以外は実施例1と同様として厚さ0.2mmの皮膜を得た。
実施例4のアルキルエーテルエステル化合物(4):〔化4〕35質量部を、アルキルエステル化合物(4):〔化10〕35質量部に置換し、可塑剤を〔化10〕55質量部とした以外は実施例1と同様として厚さ0.2mmのフィルムを得た。
Claims (4)
- 塩化ビニル系樹脂及び可塑剤を主体に含み、前記可塑剤として少なくとも、イソフタル酸ジアルキルエーテルエステル(〔化1〕の群)、テレフタル酸ジアルキルエーテルエステル(〔化2〕の群)、シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル(〔化3〕の群)、ジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル(〔化4〕の群)、トリメリット酸トリス(アルキルエーテルエステル)(〔化5〕の群)、及びピロメリット酸テトラキス(アルキルエーテルエステル)(〔化6〕の群)から選ばれた1種以上のアルキルエーテルエステル化合物を含有することを特徴とする防塵性皮膜、及び防塵性フィルム。
(〔化1〕〜〔化3〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。〔化3〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエーテルエステルの何れであってもよい。)
(〔化4〕:式中、R1 、R2は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2は炭素数2〜4のアルキレン基、A3は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。m、nは1〜7の整数で、A1とA2、R1とR2及びmとnは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化5〕:式中、R1 、R2、R3は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、oは1〜7の整数で、A1とA2とA3、R1とR2とR3及びmとnとoは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3の合計炭素数は5〜17である。)
(〔化6〕:式中、R1 、R2、R3、R4は、炭素数3〜15の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A1とA2とA3とA4は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。m、n、o、pは1〜7の整数で、A1とA2とA3とA4、R1とR2とR3とR4及びmとnとoとpは、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。A1とR1 及びA2とR2及びA3とR3及びA4とR4の合計炭素数は5〜17である。) - 前記可塑剤が、さらにイソフタル酸ジアルキルエステル(〔化7〕の群)、テレフタル酸ジアルキルエステル(〔化8〕の群)、シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル(〔化8〕の群)、シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル(〔化9〕の群)、ジカルボン酸ジアルキルエステル(〔化10〕の群)、トリメリット酸トリス(アルキルエステル)(〔化11〕の群)、及びピロメリット酸テトラキス(アルキルエステル)(〔化12〕の群)、から選ばれた1種以上のアルキルエステル化合物を含有し、前記アルキルエーテルエステル化合物及び前記アルキルエステル化合物の質量比が、3:1〜1:3である請求項1に記載の防塵性皮膜、または防塵性フィルム。
(〔化7〕〜〔化9〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。〔化9〕は1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステル、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアルキルエステルの何れであってもよい。)
(〔化10〕:式中、R5 、R6は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、A4は炭素数4〜12のアルキレン基を示す。R5 、R6は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化11〕:式中、R5 、R6、R7は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。)
(〔化12〕:式中、R5 、R6、R7、R8は、炭素数3〜17の直鎖状または分岐状のアルキル基を示し、R5とR6とR7、R8は、それぞれが同一であっても異なっていてもよい。) - 布帛を基材として、その布帛の全面に前記請求項1または2に記載の防塵性皮膜が設けられていることを特徴とする帆布、及びメッシュシート。
- 布帛を基材として、その布帛の少なくとも1面上に前記請求項1または2に記載の防塵性フィルムが積層されていることを特徴とするターポリン。
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