JP2019119047A - 日付印判 - Google Patents

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昌樹 木田
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Abstract

【課題】簡単な操作でダイアルを外筒から露出させ、印字日付の変更を容易に行うことができる等の日付印判を提供すること。【解決手段】日付印判は、印面の日付印字部を変動させるダイアル17を備える本体10と、本体10を支持する内枠体20と、本体及び内枠体を収容する外筒30と、外筒内で内枠体に対し弾発力を作用させる弾性部材とを備えている。外筒30の上部には、キャップ70によって回動操作されるロータリヘッドが回動可能に嵌合している。本体10の第一筒部がロータリヘッドの第二筒部に係合することで、本体10が外筒30から抜け止めされる。また、キャップ70を「日付変更ロック解除位置」に操作することで、第一筒部及び第二筒部の係合が外れ、弾性部材の弾発力によって本体10及び内枠体20が外筒30から排出される。これにより、ダイアル17が操作可能な位置にまで露出する。【選択図】図17

Description

本発明は、ダイアルの回動操作により日付印字部の数字が変更される日付印判に関し、特にダイアルを外筒から露出させて印字日付の変更を行えるように構成された日付印判に関する。
従来、様々種類の日付印判が広く普及している。一般的な日付印判においては、本体に設けた複数のダイアルの回動操作により、対応する年月日の日付印部の数字が変更される。例えば、特許文献1に開示される印判においては、日付変更を行うためのダイアルが外筒内に格納されている。
特許第3712462号公報
特許文献1に記載の印判によれば、日付を変更する際に外筒又は本体のどちらかを一方向に回転させてこれらの係合を解除し、そして本体を外筒から引き抜いてダイアルを操作可能な位置にまで露出させる必要があった。
本発明は、簡単な操作でダイアルを外筒から露出させ、ダイアルによる印字日付の変更を容易に行うことができる等の日付印判を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、下端部に印面を有し該印面の日付印字部を変動させるダイアルを備える本体と、前記本体を摺動可能に支持する内枠体と、前記本体及び前記内枠体を収容する外筒と、前記外筒内で前記内枠体に対し常時弾発力を作用させる弾性部材とを少なくとも備える日付印判であって、所定の操作を契機に前記内枠体とともに前記本体を前記外筒から排出して、前記ダイアルを操作可能な位置にまで露出させる日付印判である。
日付印判は、前記弾性部材の弾発力によって前記本体及び前記内枠体が前記外筒から排出されることが好ましい。
また、日付印判は、前記外筒に回動可能に嵌合するロータリヘッドを更に備え、前記本体の第一筒部が前記ロータリヘッドの第二筒部に係合することで前記本体が前記外筒から抜け止めされており、前記ロータリヘッドを所定位置まで回動操作することにより、前記第一筒部及び前記第二筒部の係合が外れ、前記弾性部材の弾発力によって前記本体及び前記内枠体が前記外筒から排出されることが好ましい。
本発明によれば、簡単な操作でダイアルを外筒から露出させることができ、これにより印字日付の変更を容易に行うことができる。
日付印判の外観斜視図である。 日付印判の正面図である。 日付印判の分解斜視図である。 日付印本体の上円筒部断面を上から見た図である。 内枠体の短円筒部を上から見た図である。 ロータリヘッドの円筒部を下から見た図である。 中筒部材を上から見た図である。 日付印判の縦断面図である。 (a)は初期状態にある日付印判の側面図である。(b)は捺印時の日付印判の側面図である。 捺印ロック解除状態にあるロック機構の側面図である。 図10におけるXI−XI線に沿う横断面図である。 図10において短円筒部及び中筒部材を更に破断して示すロック機構の側面図である。 捺印時の日付印判の縦断面図である。 捺印ロック状態にある日付印判の側面図である。 捺印ロック状態にあるロック機構の側面図である。 図15におけるXVI−XVI線に沿う横断面図である。 (a)は捺印時の日付印判の側面図である。(b)は日付変更時の日付印判の側面図である。 日付変更ロック解除状態にあるロック機構の側面図である。 図18におけるXIX−XIX線に沿う横断面図である。 図18において中筒部材を更に破断して示すロック機構の側面図である。 日付変更時の日付印判の縦断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態である日付印判1を詳細に説明する。
(日付印判の構造)
図1は、本実施形態による日付印判1の外観斜視図、図2はその正面図である。また、図3は日付印判1の内部構成を説明するための分解斜視図である。これらの図を参照し、日付印判1は、中空略円筒状の外筒30と、外筒30内に格納される日付印本体(以下単に「本体」ともいう。)10と、透明樹脂材からなる筒型カバー部80と、筒型カバー部80の前部を開閉可能とする開閉部90と、外筒30の上開口部を塞ぐ有底円筒状のキャップ70とを備えている。
なお、本明細書において「軸方向」とは、日付印判1の中心を上下に貫く方向を意味する。また、本明細書において上下は、日付印判1のキャップ70側を「上」とし、印面11が格納される筒型カバー部80側を「下」として説明がされている。
外筒30の中には、特に図3に示されるように、本体10と、本体10を摺動可能に格納支持する内枠体20と、外筒30の上部においてキャップ70と嵌合するロータリヘッド60と、ロータリヘッド60の円筒部62が挿入される中筒部材40と、内枠体20の短円筒部21及びロータリヘッド60の皿型フランジ部61との間に介装されるコイルバネ50とが組み込まれている。
日付印本体10は略角筒状の筐体を有し、その筐体から下に延びる角筒部12の下端部にゴム印面11が着脱可能に設けられている。ゴム印面11には、例えば当該日付印判1の使用者の氏名などが刻印される。また、ゴム印面11は、その印面を横方向に分断するようにして貫通する長孔部13を有し、その長孔部13の背後に日付印字部19Dが設けられている。日付印字部19Dが印す年月日は、本体10の略中央部に設けられる複数のダイアル17を回動操作することにより、対応する数字が変更される。
本体10の上部には、上方に延びる上円筒部14が当該筐体と一体に形成されている。ここで、図4は上円筒部14の部分を上から見た断面図である。同図に示されるように、本体10の上円筒部14の外周部には、軸方向において互いに平行であって、かつ周方向において互いに幅が異なる縦長外溝141a、141b、141c、141dの溝パターンが形成されている。なお、本体10の上円筒部14は、後述のロック機構の「第一筒部」に該当する。
上円筒部14の中心部は空洞となっており、その空洞を貫いて芯体18が摺動可能に装着されている。芯体18の上端部にはフランジ部18aが形成され、上円筒部14及びフランジ部18aとの間に介装されるコイルバネ16の弾発力によって、芯体18が上円筒部14から常時上方に突出するように付勢されている。なお、本体10が外筒30に装着された通常の状態(日付の変更を行わないとき)においては、外筒30に嵌合するロータリヘッド60により芯体18が上円筒部14内に押し込まれ、日付印字部19Dが長孔部13の中に入る位置で、ゴム印面11及び日付印字部19Dの印面同士が一致している。他方、本体10が外筒30から排出されると、芯体18の押さえが開放され、芯体18に連結する日付印字部19Dが、コイルバネ16の弾発力により印面11の長孔部13から内部に移動する。これにより、ダイアル17の操作による日付印字部19Dの周回変動が可能となる。
内枠体20は、特に図3に示されるように、上部の短円筒部21と、下部の環状端部22と、短円筒部21及び環状端部22を四隅で連結する連結部23、23、・・・とを有する樹脂部材からなる。日付印本体10は、その筐体の四方の角部が連結部23の内側において摺動可能に支持されている。また、本体10の角筒部12は、内枠体20の環状端部22の内側で摺動可能に支持されている。そして、本体10及び内枠体20の相対的な移動に連動して、上円筒部14が短円筒部21の中を往復動し、ゴム印面11が環状端部22接近及び離間する方向に往復するように構成されている。また更に内枠体20は、上円筒部14の外周部及び環状端部22の外周部が、外筒30の内壁部に摺動可能な状態で、外筒30の中に格納されている。
短円筒部21の上面部は、コイルバネ50を受けるバネ受面部21Aとなっている。ここで、図5は、短円筒部21の部分を上から見た図である。同図に示されるように、短円筒部21の上面部内壁には、周方向に沿って長い上内周溝211a、211bが互いに対向して形成されている。また、短円筒部21の下面部内壁には、下内周溝212a、212bが互いに対向して形成されている。上内周溝211aと下内周溝212aとは、周方向において若干位相がずれており、これらの周溝に挟まれる内周位置に縦内溝213aが形成されている。同様に、上内周溝211bと下内周溝212bとにより挟まれる内周位置に縦内溝213bが形成されている。なお、内枠体20の短円筒部21は、ロック機構の「第四筒部」に該当する。
ロータリヘッド60は、外筒30の上部に回動可能に嵌合される皿型フランジ部61と、皿型フランジ部61から軸方向下に延びる円筒部62とを有し、これらが一体成形された樹脂部材である。ここで、図6は、円筒部62の部分を下から見た図である。同図に示されるように、円筒部62の外周面には、軸方向に長い縦長突起部63a、63bが互いに対向する周位置に形成されている。また、円筒部62の内壁の下端部側には、周方向において互いに幅が異なる内短突起部64a、64b、64c、64dが形成されている。内短突起部64a〜64dの突起パターンは、上述の上円筒部14の縦長外溝141a〜141dの溝パターンに対応している。なお、ロータリヘッド60の円筒部62は、ロック機構の「第二筒部」に該当する。
中筒部材40は中空筒状の樹脂部材である。ここで、図7は、中筒部材40を上から見た図である。同図に示されるように、中筒部材40の外周面には、軸方向に長い縦長突起部41a、41bが互いに対向して形成されている。また、縦長突起部41a、41bに対応する周位置の内壁に縦内溝42a、42bが形成されている。なお、中筒部材40は、ロック機構の「第三筒部」に該当する。
次に、日付印判1の内部構造を、主に図8の縦断面図を参照しながら、上述の構成要素部材の組み込み手順とともに説明する。
上述したように本体10は内枠体20内に格納されて支持される。その状態で、先ず中筒部材40が、内枠体20の短円筒部21に挿入される。このとき、中筒部材40は、その縦長突起部41a、41bが短円筒部21の縦内溝213a、213bに嵌合することにより、短円筒部21の中をスライドしながら通過することができる。また、中筒部材40は、短円筒部21に嵌合したスライド位置では回動が規制されるが、短円筒部21を完全に通過し、本体10の肩までスライドした位置では回動自在となる。
次に、コイルバネ50の一端部がロータリヘッド60の皿型フランジ部61内に収容される。そして、ロータリヘッド60の円筒部62が、本体10の上円筒部14及び中筒部材40の間に挿入される。このとき、ロータリヘッド60は、その内壁の内短突起部64a〜64dが、本体10の上円筒部14の縦長外溝141a〜141dに嵌合する位置に回動されることで、本体10に挿着可能となる。また、中筒部材40は、その内壁の縦内溝42a、42bが、ロータリヘッド60の円筒部62の63a、63bの位置に合うように適宜回動され、これにより円筒部62が中筒部材40内にも挿入可能となる。
なお、ロータリヘッド60の円筒部62が中筒部材40に挿入可能なこの回動位置では、中筒部材(第三筒部)40の縦長突起部41a、41bが、内枠体20の短円筒部(第四筒部)21の下内周溝212a、212bでブロックされる。その結果、中筒部材40を挟んで本体10と内枠体20との摺動がロックされた状態となる。
このようにロータリヘッド60の円筒部62が、本体10の上円筒部14及び中筒部材40の間に挿入された状態でロータリヘッド60を若干右に回動すると、内短突起部64a〜64dと本体10の上円筒部14の縦長外溝141a〜141dとの位置がずれ、その結果、ロータリヘッド60が本体10から抜け止めされる。そして更にロータリヘッド60を右に回動し、中筒部材40の縦長突起部41a、41bが短円筒部21の縦内溝213a、213bに到達した位置では、中筒部材40と短円筒部21(内枠体20)とのロックが解除され、圧縮されたコイルバネ50の弾発力で内枠体20がロータリヘッド60から離間する方向に押し戻される。
この状態で、外筒30が本体10及び内枠体20の印面11側から装着され、そしてロータリヘッド60の皿型フランジ部61が、外筒30の上部に回動可能に取り付けられる。また、キャップ70は、ロータリヘッド60と一体的に回動操作可能となるように、ロータリヘッド60の凸片部65に切欠部71を係合して取り付けられる。
筒型カバー部80は、その上部が内枠体20の環状端部22に嵌合して取り付けられる。また、開閉部90は、環状端部22のヒンジ部93を中心に回動可能に取り付けられる。なお、開閉部90の内側には、インキパッドホルダ91が形成されており、非捺印時には開閉部90が筒型カバー部80を閉じることにより、インキパッドホルダ91の中に保持されるインキパッド92がゴム印面11に接触し、インキが印面11に供給される。
(捺印動作)
次に、上述の構成の日付印判1による捺印動作を説明する。ここで、図9(a)は初期状態の日付印判1の側面図であり、図9(b)は、捺印時の側面図である。また、図10は、捺印可能な状態(捺印ロック解除状態)にあるロック機構の部分を示す側面図であって、外筒30及びロータリヘッド60の皿型フランジ部61が破断して示されている。更に図11は、図10におけるXI−XI線に沿う横断面図である。
日付印判1による捺印は、キャップ70を図9に「捺印」と記された位置(これを「捺印位置」という。)に操作されたときに行うことができる。上述したように、キャップ70及びロータリヘッド60は、互いに係合して一体に回動する。特に図11に示すように、ロータリヘッド60の円筒部(第二筒部)62の縦長突起部63a、63bは、中筒部材(第三筒部)40の縦内溝42a、42bにそれぞれ嵌合している。そのため、キャップ70が回動操作されると、中筒部材(第三筒部)40も連動して回動する。
キャップ70が上述の「捺印位置」では、中筒部材(第三筒部)40のそれぞれの縦長突起部41a、41bが、内枠体20の短円筒部(第四筒部)21の縦内溝213a、213bの周位置に一致する。これにより、特に図10に示すように、縦長突起部41a、41bが、縦内溝213a、213bを通過できるようになり、捺印動作が可能となる。
また、図12は、図10において短円筒部21(内枠体20)及び中筒部材40を更に破断してロック機構の部分を示す側面図である。同図に示されるように、ロータリヘッド60の皿型フランジ部61に収容されたコイルバネ50の弾発力は、短円筒部21のバネ受面部21Aに作用しているが、ロータリヘッド60の円筒部(第二筒部)62内で内短突起部64a〜64dが、日付印本体10の上円筒部(第一筒部)14の凸部(縦長外溝141a〜141dを除く部分)に係合している。そのために、本体10及び内枠体20が、図12に示す位置において外筒30から抜け止めされている。
上述したように、キャップ70が「捺印位置」では、中筒部材(第三筒部)40と短円筒部(第四筒部)21(内枠体20)とが摺動可能な相対的周位置関係にある。また、内枠体20は、外筒30に対しても摺動可能であるから、コイルバネ50の弾発力に抗して外筒30を下動させることができる。
また、図13は、外筒30が下動した時、すなわち捺印時の日付印判1の縦断面図である。筒状カバー部80の下端を捺印対象面Pに押し当て、外筒30を下動させると、外筒30に連結するロータリヘッド60、中筒部材40及び日付印本体10も下動する。この際、内枠体20の環状端部22のヒンジ部93が、外筒30の切欠部31の中に入り、開閉部90が前方に開く。これにより本体10のゴム印面11及び日付印字部19Dが捺印対象面Pに接触し、印影(インキ)が捺印対象面Pに転写される。
(捺印ロック動作)
次に、日付印判1の捺印ロック動作を説明する。ここで、図14は、捺印ロックの操作を説明するための日付印判1の側面図である。また、図15は、捺印ロック状態にあるロック機構の部分を示す側面図であって、外筒30及びロータリヘッド60の皿型フランジ部61が破断して示されている。更に図16は、図15におけるXVI−XVI線に沿う横断面図である。
図14に示されるように、キャップ70を「ロック」と記された位置(これを「捺印ロック位置」という。)に回動操作すると、上述したようにロータリヘッド60の円筒部(第二筒部)62及び中筒部材(第三筒部)40も連動して回動する。
キャップ70が「捺印ロック位置」では、中筒部材(第三筒部)40のそれぞれの縦長突起部41a、41bが、短円筒部21(内枠体20)の上内周溝211a、211bの端部に至る(図16参照)。これにより、縦長突起部41a、41bが、上内周溝211a、211bの段部でブロックされ、そのために、外筒30並びにそれに連結するロータリヘッド60、中筒部材40及び日付印本体10の下動が規制される(特に図15参照)。
(日付変更のためのロック解除動作)
次に、日付印字部19Dの変更及び設定を可能とするためのロック解除(これを「日付変更ロック解除」という。)の動作を説明する。日付印判1における印字日付の変更は、内枠体20とともに本体10を外筒30から排出して、ダイアル17を操作可能な位置にまで露出させることにより行われる。ここで、図17は、日付変更ロック解除の操作を説明するための側面図である。また、図18は、日付変更ロック解除状態にあるロック機構の部分を示す側面図であって、外筒30及びロータリヘッド60の皿型フランジ部61が破断して示されている。更に図19は、図18におけるXIX−XIX線に沿う横断面図である。
図17に示されるように、外筒30を下動した状態でキャップ70を「日付変更」と記された位置(これを「日付変更ロック解除位置」という。)に回動操作すると、ロータリヘッド60の円筒部(第二筒部)62及び中筒部材(第三筒部)40も連動して回動し、中筒部材(第三筒部)40の縦長突起部41a、41bが、内枠体20の短円筒部(第四筒部)21の下内周溝212a、212bの端部に至る(図18及び図19参照)。これにより、縦長突起部41a、41bが、下内周溝212a、212bの段部でブロックされ、そのために、日付印本体10と内枠体20との相対移動(摺動)が規制される(特に図18参照)。
図20は、図18において中筒部材40を更に破断してロック機構の部分を示す側面図である。キャップ70が上述の「日付変更ロック解除位置」に操作されたときには、ロータリヘッド60の円筒部(第二筒部)62の内短突起部64a〜64dの突起パターンと、本体10の上円筒部(第一筒部)14の縦長外溝141a〜141dの溝パターンが周方向において一致する。したがって、キャップ70がこの位置に回動操作された瞬間に、日付印本体10とロータリヘッド60との係合が外れ、圧縮されたコイルバネ50の弾発力により、本体10及び内枠体20が勢いよく下方に排出される(図21参照)。これにより、ダイアル17が操作可能な位置で露出することとなる。
また、外筒30内では、本体10がロータリヘッド60から離れ、芯体18の押さえが開放される。これにより、芯体18及びそれに連結する日付印機構(すなわち、ダイアル17、日付印字ベルト19など)が、コイルバネ16の弾発力により本体10から上方に突出する。同時に、現在設定されている日付印字部19Dが、ゴム印面11の長孔部13よりも内部に移動する。
各ダイアル17の回転軸には無端の日付印字ベルト19が巻回されており、ダイアル17を回動操作することで日付印字ベルト19が周回し、日付印字部19Dの数字がゴム印面11の長孔部13に順次変動表示される。すなわち、所望の年月日数字の日付印字部19を長孔部13に表示させて印字日付の設定をすることができる。
なお、印字日付の変更設定後は、日付印本体10及び内枠体20を外筒30の中に押し戻し、その状態でキャップ70を「日付変更ロック解除位置」から「捺印位置」に回動操作することにより、日付印判1を簡単に初期状態(図9(a)参照)に復帰させることができる。
1 日付印判
10 日付印本体
11 ゴム印面
12 角筒部
13 長孔部
14 上円筒部(第一筒部)
141a〜141d 縦長外溝
16 コイルバネ
17 ダイアル
18 芯体
18a フランジ部
19 日付印字ベルト
19D 日付印字部
20 内枠体
21 短円筒部(第四筒部)
21A バネ受面部
211a、211b 上内周溝
212a、212b 下内周溝
213a、213b 縦内溝
22 環状端部
23 連結部
30 外筒
31 切欠部
40 中筒部材(第三筒部)
41a、41b 縦長突起部
42a、42b 縦内溝
50 コイルバネ
60 ロータリヘッド
61 皿型フランジ部
62 円筒部(第二筒部)
63a、63b 縦長突起部
64a〜64d 内短突起部
65 凸片部
70 キャップ
71 切欠部
80 筒型カバー部
90 開閉部
91 インキパッドホルダ
92 インキパッド
93 ヒンジ部

Claims (3)

  1. 下端部に印面を有し該印面の日付印字部を変動させるダイアルを備える本体と、前記本体を摺動可能に支持する内枠体と、前記本体及び前記内枠体を収容する外筒と、前記外筒内で前記内枠体に対し常時弾発力を作用させる弾性部材とを少なくとも備える日付印判であって、
    所定の操作を契機に前記内枠体とともに前記本体を前記外筒から排出して、前記ダイアルを操作可能な位置にまで露出させる日付印判。
  2. 前記弾性部材の弾発力によって前記本体及び前記内枠体が前記外筒から排出される、請求項1に記載の日付印判。
  3. 前記外筒に回動可能に嵌合するロータリヘッドを更に備え、前記本体の第一筒部が前記ロータリヘッドの第二筒部に係合することで前記本体が前記外筒から抜け止めされており、
    前記ロータリヘッドを所定位置まで回動操作することにより、前記第一筒部及び前記第二筒部の係合が外れ、前記弾性部材の弾発力によって前記本体及び前記内枠体が前記外筒から排出される、請求項1に記載の日付印判。
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