JP2019118771A - 清掃具、及び清掃部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚れを掻き出す効率を高めることができる清掃具及び清掃部材を提供する。【解決手段】一実施形態に係る清掃具は、床に接触する複数の毛部12bを有する清掃部材10と、複数の毛部12bが床Fに接触した状態で清掃部材10を回転方向Dに沿って移動させるクッション材4と、を備え、清掃部材10の複数の毛部12bは傾斜しており、清掃部材10は、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが回転方向D側に傾くようにクッション材4に取り付けられる。【選択図】図7

Description

本発明は、清掃具、及び清掃部材に関する。
従来から、清掃の対象物に接触して清掃を行う清掃部材、及び清掃部材が取り付けられた清掃具については種々のものが知られている。特許文献1には、回転する清掃用パッドを備えた床清掃装置が記載されている。床清掃装置は、清掃用パッドが取り付けられるパッド台と、パッド台を回転させるモータと、モータの下部でパッド台及び清掃用パッドを収容するカバーと、カバーから延びる棒状の操作ハンドルとを備える。清掃用パッドは、パッド台に接合する面ファスナーが設けられた芯材と、芯材の下面に接着剤を介して接着された基布と、基布から下方に延びる繊維の集合体とを備える。この床清掃装置では、清掃用パッドの繊維の集合体が床面に接した状態で移動することにより、床を磨いて清掃を行う。
特許文献2には、セラミック床を洗浄する床面洗浄機が記載されている。床面洗浄機は、床面を磨いて洗浄する床面洗浄用パッドと、床面洗浄用パッドが取り付けられる機枠と、床面洗浄用パッドを移動させる電動モータとを備える。床面洗浄用パッドの下面には、立毛部を備えた立毛シートが取り付けられている。立毛部は複数の立毛を有しており、複数の立毛は、床面の凹部に付着した汚れを掻き出すために一定方向に向けて傾斜している。
特開2015−83077号公報 特開2009−11491号公報
前述した床清掃装置では、清掃用パッドの繊維の集合体が床面に接することによって清掃を行う。しかしながら、床面が凹凸を有する場合には、凹凸の凹部に繊維の集合体が入らないことにより、凹部の汚れが残存し、床面の汚れを十分に掻き出せないということが生じうる。
前述した床面洗浄機では、複数の立毛が一定方向に向けて傾斜しているため、傾斜した複数の立毛が凹部に入り込む場合には、凹部の汚れを掻き出すことが可能である。しかしながら、床面洗浄用パッドが移動する方向と複数の立毛の傾斜方向との関係によっては、床面洗浄用パッドが移動したときに複数の立毛が床面に沿って倣うように曲がりながら移動することがあり、この場合、複数の立毛が凹部に入り込まないことがある。よって、床面洗浄用パッドの移動方向によっては複数の立毛が凹部に入り込まないので、汚れを掻き出す効率の点において改善の余地がある。
本発明の一形態に係る清掃具は、対象物に接触する複数の毛部を有する清掃部材と、複数の毛部が対象物に接触した状態で清掃部材を回転方向に沿って移動させる回転部材と、を備え、清掃部材の複数の毛部は傾斜しており、清掃部材は、毛部の根元よりも毛部の先端が回転方向側に傾くように回転部材に取り付けられる。
この清掃具では、清掃部材が対象物に接触する複数の毛部を備え、複数の毛部が対象物に接触した状態で回転部材が清掃部材を移動させることによって対象物の清掃を行う。清掃部材の複数の毛部は傾斜しており、毛部の先端が毛部の根元よりも回転方向側に傾くように清掃部材が回転部材に取り付けられる。よって、回転部材が回転方向に沿って清掃部材を移動させると、毛部の根元よりも毛部の先端が先に対象物に当接するので、毛部が対象物に沿って倣うように曲がることを抑制することができる。従って、清掃の対象物に凹部が形成されている場合であっても、毛部の先端が先に凹部に入り込むことによって、毛部の先端によって凹部の汚れを確実に掻き出すことができる。その結果、汚れを掻き出す効率を高めることができる。
別の形態に係る清掃具において、複数の清掃部材が回転部材に取り付けられてもよい。
別の形態に係る清掃具において、回転部材は、清掃部材が取り付けられるクッション材を含んでもよい。
別の形態に係る清掃具において、1つの回転部材に複数の清掃部材が取り付けられてもよい。
別の形態に係る清掃具において、複数の回転部材を備え、複数の回転部材のそれぞれに清掃部材が取り付けられてもよい。
別の形態に係る清掃具において、清掃部材は円形状であってもよい。
別の形態に係る清掃具において、清掃部材は扇形状であってもよい。
別の形態に係る清掃具において、清掃部材は、複数の毛部よりも細い繊維によって構成されており放射状に延びるように設けられたファイバ部を備えてもよい。
本発明の一形態に係る清掃部材は、回転部材に取り付けられると共に、回転部材が回転する回転方向に沿って移動することによって対象物を清掃する清掃部材であって、対象物に接触する複数の毛部を備え、複数の毛部は傾斜しており、毛部の先端が毛部の根元よりも回転方向側に傾くように回転部材に取り付けられる。
この清掃部材では、回転部材が回転方向に沿って清掃部材を移動させると、毛部の根元よりも毛部の先端が先に対象物に当接するので、毛部が対象物に沿って倣うように曲がることを抑制することができる。従って、清掃の対象物に凹部が形成されている場合であっても、毛部の先端が先に凹部に入り込むことにより、毛部の先端によって凹部の汚れを確実に掻き出すことができる。その結果、汚れを掻き出す効率を高めることができる。
本発明によれば、汚れを掻き出す効率を高めることができる。
図1は、第1実施形態に係る清掃具を示す斜視図である。 図2は、図1の清掃具が清掃する対象物の例である床を示す断面図である。 図3は、図1の清掃具のクッション材を示す斜視図である。 図4は、図3のクッション材及び第1実施形態に係る清掃部材を示す底面図である。 図5は、図4の清掃部材の縦断面図である。 図6は、図4の清掃部材の毛部の傾き及び回転方向を模式的に示す底面図である。 図7(a)は、図4の清掃部材の毛部の傾き及び回転方向を模式的に示す側断面図である。図7(b)は、比較例の清掃部材のパッドを模式的に示す平面図である。図7(c)は、比較例のパッドの一部の毛部の向き及び回転方向を模式的に示す側面図である。 図8は、第2実施形態に係る清掃部材及びクッション材を示す斜視図である。 図9は、第3実施形態に係る清掃部材及びクッション材を示す底面図である。 図10は、図9の清掃部材を製造する過程を模式的に示す図である。 図11は、実施例及び比較例を用いた実験結果の写真を示す図である。
以下では、添付図面を参照しながら本発明に係る清掃具及び清掃部材の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解を容易にするため一部を誇張又は簡略化して描いており、寸法比率等は図面に記載したものに限定されない。
以降の説明において、「清掃具」とは、清掃を行う器具を示しており、典型的には、ポリッシャー又はバフマシン等、床又は壁等の対象物を磨いて清掃するものを含んでいる。「清掃部材」とは、清掃具に取り付けられた状態で清掃を行う部品又は部分を示しており、例えば、対象物を擦る複数の毛部を有し、当該毛部で対象物を擦ることによって対象物の汚れを掻き取ったり拭き取ったりする部材を含んでいる。「毛部」は、清掃部材に設けられた毛状の部分を示しており、典型的には、基布から延びる線状(糸状又は棒状)の部位を含む。「対象物」とは、清掃具が清掃する対象を示しており、例えば、清掃具が清掃する床又は壁等を含む。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る清掃具を示す斜視図である。図2は、清掃具が清掃する対象物である床の例を示す断面図である。図1及び図2に示されるように、例えば、第1実施形態に係る清掃具1は床Fを磨いて清掃するフロアポリッシャーであり、床Fは凹部F1及び凸部F2を連続的に備える。床Fは、例えば、エンボス加工が施された床であり、凹部F1及び凸部F2は、一例として、床Fのデザイン性を高めたり防滑性を高めたりするために形成される。凹部F1に対する凸部F2の高さは、例えば、0.1mm以上且つ1.0mm以下、典型的には0.3mmである。凹部F1及び凸部F2を有する床Fでは、凹部F1の内部に汚れが付着しやすいという懸念があるが、本実施形態に係る清掃具1は、凹部F1の内部に付着した汚れを効率よく掻き取ることが可能である。
清掃具1は、例えば、カバー2と、カバー2の内部に設けられる回転部材であるパッド台3及びクッション材4と、カバー2から棒状に延び出す把持部5と、パッド台3を回転させるモータ6とを備える。パッド台3は、例えば、円形状とされており、モータ6が発生する駆動力によりパッド台3の中心を軸としてパッド台3の周方向に回転する。クッション材4はパッド台3の下部に取り付けられており、パッド台3と共に回転可能とされている。モータ6は、パッド台3の上方であって且つカバー2において上方に突出する部位に設けられており、パッド台3を回転駆動する。
例えば、把持部5は、カバー2から上方に延び出す棒状部5aと、棒状部5aのカバー2との反対側に位置するハンドル部5bと、モータ6の回転駆動等を操作する操作部5cとを有する。棒状部5aはカバー2に対して揺動自在とされており、これにより、水平面に対する棒状部5aの傾斜角度が調整可能とされている。ハンドル部5bは操作部5cに対して一対に設けられており、操作部5cからモータ6にはケーブル7が延び出している。清掃具1は、把持部5のハンドル部5bを手で持って水平面に沿って移動可能とされており、このときに床Fの清掃を行うことにより、床Fに沿って移動しながら床Fの清掃を行うことが可能である。
図3は、クッション材4を示す斜視図である。図4は、クッション材4及び清掃部材10を示す底面図である。図3及び図4に示されるように、クッション材4は、例えば、円形の孔部4aを有する円形状とされている。クッション材4の直径D1は、適宜変更可能であるが、例えば、300mm以上且つ550mm以下であり、より具体的には、330mm、380mm、432mm又は510mm等のサイズが用いられる。クッション材4は、従来の清掃具では、フロアパッドとされていた部位である。フロアパッドとしては、互いに絡まるように配置された合成繊維を含む不織布から構成され、又は、更に接着剤及び砥粒が含まれて構成されていてもよい。本実施形態では、フロアパッドとされていたクッション材4に清掃部材10が取り付けられる。クッション材4は、例えば、不織布によって構成されているが、研磨材を含んでいてもよい。
清掃部材10は、クッション材4の下部に接合される部材であり、クッション材4の下部で床Fを擦り付けることによって床Fの清掃を行う。清掃部材10は、例えば、円形状とされており、清掃部材10の直径D2は、例えば、50mm以上且つ200mm以下、典型的には120mmである。クッション材4の周方向に沿って複数の清掃部材10が配置される。例えば、複数の清掃部材10はクッション材4の周方向に沿って等間隔に配置されており、一例として、4個の清掃部材10が90度の位相角度をもってクッション材4の周方向に等間隔に配置される。但し、クッション材4に配置される清掃部材10の個数及び配置態様は、図4に示す態様に限られず適宜変更可能である。
図5は、清掃部材10の縦断面図である。図5に示されるように、清掃部材10は、クッション材4に接合されるファスニング材を含む接合部11と、クッション材4の反対側を向く清掃部12とを有する。清掃部材10は、例えば、ダブルラッセル機で繊維が織られることによって製作される。接合部11は、円形状を成す清掃部材10の一方側の面に配置され、清掃部12は、円形状を成す清掃部材10の他方側の面に配置される。すなわち、接合部11及び清掃部12は、互いに反対方向を向くように設けられている。
清掃部材10は、接合部11が上側に向けられた状態でクッション材4に取り付けられる。接合部11は、例えば、面ファスナーであり、オレフィン系樹脂によって構成されている。接合部11は、円形状を成すベース11aと、ベース11aから延び出す複数の突出部11bとを有する。接合部11は、複数の突出部11bがクッション材4に入り込み、クッション材4に含まれる繊維と係合することによってクッション材4に接合する。各突出部11bは、キノコ状に形成されると共に、先端に拡径部11cを有し、この拡径部11cによってクッション材4に対する接合力が高められている。接合部11としては、例えば、オレフィン系樹脂にキノコ状の突出部11bが設けられたデュアルロック(登録商標)ファスナー(スリーエム社製)を用いることが可能である。
清掃部12は、円形状とされたベース12aと、ベース12aから延び出して床Fに接触する複数の毛部12bと、ベース12aに放射状に設けられる複数のファイバ部12cとを有する。毛部12b及びファイバ部12cは、例えば、ベース12aの全体に満遍なく設けられる。毛部12bは、繊維によって構成されており、毛部12bの材料は、例えば、ポリエステルである。毛部12bは、床Fを磨くと共に、床Fの凹部F1の内部の汚れを掻き取る部位である。また、複数の毛部12bは、互いに略同一の方向に延び出しており、ベース12aの法線方向に対して同じ側に傾斜している。換言すれば、ベース12aの面外方向から見たときにおける毛部12bの根元12dの位置と先端12eの位置とが互いにずれている。
ファイバ部12cは、床Fに残された汚れを拭き取る部位である。ファイバ部12cは、例えば、毛部12bよりも細く且つ短い糸状とされたマイクロファイバである。ファイバ部12cは、ベース12aから下方に放射状に延びる部位であり、毛部12bとは異なり延び出す方向性を有しない。ファイバ部12cは、例えば、ポリエステル又はナイロン製である。
図6は、クッション材4に接合された清掃部材10における複数の毛部12bの向きとクッション材4の回転方向Dとを模式的に示す底面図である。図7(a)は、複数の毛部12bの向きとクッション材4の回転方向Dとを模式的に示す側断面図である。なお、図7(b)は、比較例の清掃部材100における複数の毛部112bの向きを模式的に示す図である。図7(c)は、比較例の清掃部材100におけるパッド110の一部A2を模式的に示す側断面図である。図6及び図7(b)の複数の矢印は各毛部12b,112bの向きを模式的に示している。また、図6において、矢印の基端が毛部12bの根元12dに相当し、矢印の先端が毛部12bの先端12eに相当する。
図6及び図7(a)に示されるように、清掃部材10は、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが回転方向D側に傾くように取り付けられる。よって、クッション材4が回転すると、各毛部12bの先端12eが常に床Fに当接するので、凹部F1の内部の汚れが毛部12bの先端12eによって確実に掻き出される。一方、図7(b)及び図7(c)に示されるように、比較例の清掃部材100は、毛部112bの先端が回転方向D側に傾く全周の1/4程度の領域A1では、凹部F1の汚れを掻き出すことが可能である。しかしながら、領域A1以外では、毛部112bの先端が回転方向D以外の方向に傾いているので、毛部112bは凹部F1に入り込みにくい。例えば、毛部112bの先端が回転方向Dの反対側に傾く一部A2の領域では、パッド110が回転したときに毛部112bが床Fに沿って倣うように曲がりながら移動する。よって、比較例の清掃部材100では、パッド110全体の1/4程度の領域A1のみが清掃に寄与し、領域A1以外では凹部F1の汚れを十分に掻き出せないので、汚れを掻き出す効率の点において改善の余地がある。
次に、本実施形態に係る清掃具1及び清掃部材10の作用効果について説明する。
本実施形態に係る清掃具1及び清掃部材10では、清掃部材10が床Fに接触する複数の毛部12bを備え、複数の毛部12bが床Fに接触した状態でパッド台3及びクッション材4が清掃部材10を移動させることによって床Fの清掃を行う。清掃部材10の複数の毛部12bは傾斜しており、毛部12bの先端12eが毛部12bの根元12dよりも回転方向D側に傾くように清掃部材10がクッション材4に取り付けられる。
よって、パッド台3及びクッション材4が回転方向Dに沿って清掃部材10を移動させると、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが先に床Fに当接するので、図7(b)及び図7(c)の比較例の清掃部材100のように毛部112bが床Fに沿って倣うように曲がることを抑制することができる。従って、凹部F1が形成されている床Fが清掃の対象物である場合であっても、毛部12bの先端12eが先に凹部F1に入り込むことにより、毛部12bの先端12eによって凹部F1の汚れを確実に掻き出すことができる。その結果、汚れを掻き出す効率を高めることができる。
また、清掃具1では、複数の清掃部材10がクッション材4に取り付けられている。よって、クッション材4に複数の清掃部材10が取り付けられた状態において、複数の清掃部材10のそれぞれの毛部12bは、先端12eが回転方向D側に傾いている。従って、各清掃部材10における毛部12bの方向を揃えて、各清掃部材10の構成を簡易にすることができる。また、クッション材4に構成を簡易にした複数の清掃部材10を取り付けることができるので、各清掃部材10の構成を簡易にしても汚れを掻き出す効率を高めることができる。
また、清掃具1において、清掃部材10を移動させる回転部材は、清掃部材10が取り付けられるクッション材4を含む。よって、清掃部材10と清掃具1の本体(パッド台3)との間にクッション材4が介在することにより、床Fに対する清掃部材10のクッション性を高めることができる。従って、凹部F1及び凸部F2が形成されている床Fが清掃の対象物であっても、凹部F1及び凸部F2に清掃部材10を追随させることができるので、汚れを掻き出す効率をより高めることができる。
また、清掃具1では、1つのクッション材4に複数の清掃部材10が取り付けられる。よって、1つのクッション材4に複数の清掃部材10を取り付けることができるので、各清掃部材10の構成を簡易にすることができる。また、クッション材4に対する清掃部材10の取り付け位置を容易に調整することができる。
また、清掃部材10は円形状である。従って、清掃部材10の形状を簡易にすることができるので、清掃部材10を容易に製作することができる。
また、清掃部材10は、複数の毛部12bよりも細い繊維によって構成されており放射状に延びるように設けられたファイバ部12cを備える。よって、清掃部材10は、互いに同じ側に傾斜する複数の毛部12bと、放射状に延びる細い繊維であるファイバ部12cとを備える。従って、複数の毛部12bが掻き出した汚れをファイバ部12cが拭き取ることにより、床Fの清掃の効率を更に高めることができる。具体的には、ファイバ部12cを有しない場合、床Fに油膜状の汚れが残って当該汚れが床Fの上で再度固まる可能性があるが、ファイバ部12cを有する清掃部材10では、このような油膜状の汚れも確実に拭き取ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る清掃具について図8を参照しながら説明する。第2実施形態に係る清掃具は、回転部材の構成が第1実施形態と異なっている。以降の説明では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。第2実施形態に係る回転部材は、前述したパッド台3と、清掃部材10ごとに個別に設けられた複数のクッション材24とを備える。各クッション材24の下部には、複数の清掃部材10のそれぞれが接合され、各クッション材24はパッド台3の下部に取り付けられる。例えば、各クッション材24は、各清掃部材10と同様の円形状とされているが、各クッション材24の形状及び大きさは適宜変更可能である。
第2実施形態に係る清掃具では、清掃部材10の毛部12bの先端12eが毛部12bの根元12dよりも回転方向D側に傾くように、清掃部材10及びクッション材24がパッド台3に取り付けられる。よって、パッド台3及び各クッション材24が回転方向Dに沿って清掃部材10を移動させると、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが先に床Fに当接するので、第1実施形態と同様の効果が得られる。更に、第2実施形態に係る清掃具では、複数のクッション材24を備え、複数のクッション材24のそれぞれに清掃部材10が取り付けられる。従って、クッション材24及び清掃部材10が一体となったユニットを個別に清掃具の本体(パッド台3)に取り付けることができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る清掃具について図9及び図10を参照しながら説明する。第3実施形態に係る清掃具は、清掃部材の構成が第1実施形態と異なっている。図9及び図10に示されるように、第3実施形態に係る清掃具は、円形状の清掃部材10に代えて、扇形状の清掃部材30を備える。例えば、各清掃部材30は、環状扇形状とされており、周方向に沿って設けられる一対の弧31と、各弧31の端部同士の間で径方向に延びる一対の径32とを有する。複数の清掃部材30のそれぞれは、各弧31がクッション材4の周方向に沿うようにクッション材4に接合される。その結果、複数の清掃部材30がクッション材4の下方を向く面を覆うように配置される。
清掃部材30は、前述した各実施形態と同様、複数の毛部12bを備える。図9及び図10では、図6と同様、複数の矢印が各毛部12bの向きを模式的に示している。各清掃部材30は、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが回転方向D側に傾くように取り付けられる。また、清掃部材30は、長尺状に延びる原反35を扇形状に打ち抜くことによって製作される。
第3実施形態に係る清掃具では、パッド台3及びクッション材4が回転方向Dに沿って清掃部材30を回転させると、毛部12bの根元12dよりも毛部12bの先端12eが先に床Fに当接するので、前述した各実施形態と同様の効果が得られる。更に、清掃部材30は扇形状である。よって、パッド台3及びクッション材4の回転方向Dに沿って扇形状の清掃部材30を取り付けることにより、クッション材4における清掃部材30の面積を大きくすることができる。従って、扇形状の清掃部材30を備える清掃具は、清掃の効率の更なる向上に寄与する。また、扇形状の清掃部材30では、原反35における清掃部材30の面積の割合を大きくすることができるため、原反35の残材を減らすことができる。
以上、本発明に係る清掃具及び清掃部材の各実施形態について説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。すなわち、清掃具及び清掃部材を構成する各部の形状、大きさ、材料、数及び配置態様は適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、円形状の清掃部材10、及び扇形状の清掃部材30について説明したが、清掃部材の形状、大きさ、数及び配置態様は適宜変更可能である。すなわち、清掃部材の形状は楕円形状、長円形状、三角形状、又は四角形状であってもよいし、清掃部材の数は1個、2個、3個又は5個以上であってもよい。更に、清掃部材は、クッション材4に対し満遍なく配置されてもよいし、クッション材4の特定の部位に局所的に配置されてもよい。
また、前述の実施形態では、毛部12b及びファイバ部12cを備えた清掃部材10について説明したが、ファイバ部12cを省略することも可能である。更に、前述の実施形態では、パッド台3及びクッション材4が回転部材として清掃部材10を移動させる例について説明したが、回転部材の構成は適宜変更可能である。例えば、クッション材4を省略してパッド台3に直接清掃部材が取り付けられてもよい。更に、清掃具の構成についても、カバー2、パッド台3、クッション材4、把持部5、モータ6及びケーブル7を備えた清掃具1に限られず、適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、清掃具1が凹部F1及び凸部F2を備えた床Fを清掃の対象物として清掃する例について説明した。しかしながら、清掃の対象物は、凹凸を有しない床であってもよいし、例えば壁等、床以外の対象物であってもよく、特に限定されない。すなわち、本発明に係る清掃具及び清掃部材は、種々の対象物に適用可能である。
(実施例)
続いて、本発明の実施例及び比較例により更に清掃具及び清掃部材について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
実施例に係る実験では、第1実施形態の清掃部材10と同様の実施例1の清掃部材と、比較例1〜3の清掃部材とを用いて実験を行った。実験では、床Fに付着させた汚れを洗浄する能力を確認した。
(実施例1)
実施例1では、例えば図6に示されるように、クッション材4の下部に4個の清掃部材10を接合させた。クッション材4は不織布によって構成されたフロアパッドであり、クッション材4としてはスコッチ・ブライト(登録商標)レッドバッファーパッド(スリーエム社製)を用いた。清掃部材10は、例えば図5に示されるように接合部11及び清掃部12を備えており、ダブルラッセル機によって製作した。
接合部11はオレフィン系樹脂にキノコ状の突出部11bが設けられたデュアルロック(登録商標)ファスナーであり、毛部12bはポリエステル製のファイバであり、ファイバ部12cはポリエステル及びナイロンのマイクロファイバである。また、クッション材4の厚さは28mm、クッション材4の密度は46mg/cmとし、清掃部材10の厚さは2mm、毛部12bの密度は約100本/cm、毛部12bの厚さ(個々の毛の長さ)は3mm、ファイバ部12cは84dtex/24fの繊維を使用し毛部12bの根元に厚さ1〜2mmの層状に配置した。
(比較例1)
比較例1では、清掃部材10を有しないと共に、クッション材4に代えて円形状の清掃部材を用いた。比較例1の清掃部材は、パッド台3に取り付けられる取付部として面ファスナーのループ材、中間材としてクッション材、及び洗浄部としてダブルラッセル生地を有するエンボスパッドネオ(ソニカル株式会社製)を用いた。比較例1の中間材はウレタンフォームによって構成される。比較例1の取付部の厚さは1〜2mm、中間材の厚さは23mm、中間材の密度は約32mg/cmである。また、比較例1の洗浄部の厚さは2〜3mm、洗浄部の毛の密度は約600本/cmである。
(比較例2)
比較例2では、清掃部材10を有しないと共に、クッション材4に代えて円形状の清掃部材を用いた。比較例2の清掃部材は、パッド台3に取り付けられる取付部、中間材及び洗浄部を備えたブラッシュパッドホワイト(株式会社アイセン製)を用いた。取付部は面ファスナーのループ材によって構成され、中間材はウレタンフォームのクッション材によって構成され、洗浄部はナイロン及びポリエステルから成るダブルラッセル生地によって構成される。比較例2の取付部の厚さは1〜2mm、中間材の厚さは23mm、中間材の密度は約28mg/cmである。また。比較例3の洗浄部の厚さは2〜3mm、洗浄部の毛の密度は約100本/cmである。
(比較例3)
比較例3では、クッション材4を洗浄部材として用いた。すなわち、実施例1のクッション材4から清掃部材10を外したものを比較例3とし、クッション材4としてスコッチ・ブライト(登録商標)レッドバッファーパッド(スリーエム社製)を用いた。
以上の実施例1及び比較例1〜3を用いて床Fの清掃試験を行った。床Fの初期状態としては、図11に示されるように、疑似的な汚れとしてクレヨン(硬くてこびりついた汚れを想定)とオイルバー(柔らかい油の汚れを想定)とを付着させた。図11で正方形状に並べた4つの汚れのうち、上の2つの汚れはクレヨンの汚れを示しており、下の2つの汚れはオイルバーの汚れを示している。4つの汚れのうち、左の2つは多くの汚れが付着した状態を示しており、右の2つは少しの汚れが付着した状態を示している。以上のように4点の汚れを床Fに付着させた状態で実施例1及び比較例1〜3の清掃部材をパッド台3に取り付けて清掃を3回行った。
図11に示されるように、実施例1及び比較例1,2では、1回目の清掃で下2つのオイルバーの汚れはかなり除去できていることが分かった。これに対し、比較例3では、1回目の清掃で4点の汚れがあまり取れずに残されていた。また、上2つの硬くこびりついたクレヨンによる汚れは、比較例1〜3では多少は薄くなったものの完全に除去することはできなかった。これに対し、実施例1では、1回目及び2回目の清掃においてクレヨンによる汚れを確実に薄くすることができ、3回目の清掃ではクレヨンによる汚れを完全に除去できた。以上より、クッション材4の下部に4個の清掃部材10を接合させた実施例1の清掃具では、柔らかい油の汚れ、及び硬くてこびりついた汚れの両方を効率よく除去できることが分かった。
1…清掃具、2…カバー、3…パッド台(回転部材)、4,24…クッション材(回転部材)、5…把持部、5a…棒状部、5b…ハンドル部、5c…操作部、6…モータ、7…ケーブル、10,30…清掃部材、11…接合部、11a…ベース、11b…突出部、11c…拡径部、12…清掃部、12a…ベース、12b…毛部、12c…ファイバ部、12d…根元、12e…先端、31…弧、32…径、35…原反、D…回転方向、F…床(対象物)、F1…凹部、F2…凸部。

Claims (9)

  1. 対象物に接触する複数の毛部を有する清掃部材と、
    前記複数の毛部が前記対象物に接触した状態で前記清掃部材を回転方向に沿って移動させる回転部材と、
    を備え、
    前記清掃部材の前記複数の毛部は傾斜しており、
    前記清掃部材は、前記毛部の根元よりも前記毛部の先端が前記回転方向側に傾くように前記回転部材に取り付けられる、
    清掃具。
  2. 複数の前記清掃部材が前記回転部材に取り付けられる、
    請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記回転部材は、前記清掃部材が取り付けられるクッション材を含む、
    請求項1又は2に記載の清掃具。
  4. 1つの前記回転部材に複数の前記清掃部材が取り付けられる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の清掃具。
  5. 複数の前記回転部材を備え、
    複数の前記回転部材のそれぞれに前記清掃部材が取り付けられる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の清掃具。
  6. 前記清掃部材は円形状である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の清掃具。
  7. 前記清掃部材は扇形状である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の清掃具。
  8. 前記清掃部材は、前記複数の毛部よりも細い繊維によって構成されており放射状に延びるように設けられたファイバ部を備える、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の清掃具。
  9. 回転部材に取り付けられると共に、前記回転部材が回転する回転方向に沿って移動することによって対象物を清掃する清掃部材であって、
    前記対象物に接触する複数の毛部を備え、
    前記複数の毛部は傾斜しており、
    前記毛部の先端が前記毛部の根元よりも前記回転方向側に傾くように前記回転部材に取り付けられる、
    清掃部材。
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