JP2019117820A - テープフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】後続テープをテープフィーダに補充する作業を効率化することができるテープフィーダを提供することを目的とする。【解決手段】テープフィーダは、後続テープ7sの未挿入箇所の幅方向における一方の側部を下方から支持する第1の支持部30と、他方の側部を下方から支持する第2の支持部31を有し、先行テープの未挿入箇所から上方に離れた位置で保持する後続テープ保持部26と、第1の支持部30に対して第2の支持部31の位置を上方へ変位させて後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させて落下させる離脱部(可動部材33)とを備え、少なくとも第2の支持部31の挿入口側の一端部は、挿入口側へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなっている。【選択図】図9

Description

本発明は、キャリアテープに収納された部品を部品装着装置に供給するテープフィーダに関する。
従来、部品を収納した先行のキャリアテープ(先行テープ)の後に、後続のキャリアテープ(後続テープ)を連続して部品取り出し位置へ供給することができるテープフィーダが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のテープフィーダは、テープ投入口の上流側に、先端がテープ投入口に挿入された後続テープを保持するテープ保持ユニットを備えている。テープ保持ユニットは作業者の操作によって上下方向に変位する可動ブラケットを有しており、可動ブラケットを上下に変位させることにより保持している後続テープを下方へ落下可能なように構成されている。
このテープフィーダにおいて、先行テープが排出されて後続テープが先行テープになって部品の供給が開始されると、作業者はテープ保持ユニットを操作して先行テープをテープ保持ユニットから落下させて先行テープの位置を修正する。これにより、後続テープの補充が可能な状態になる。その後、新たな後続テープをテープ保持ユニットに保持させるとともに、その先端をテープ投入口へ挿入してキャリアテープの補充作業が完了する。
特開2015−115412号公報
しかしながら、特許文献1に記載のテープフィーダは、可動ブラケットを上下に1回操作するだけでは、テープ保持ユニットに保持されたキャリアテープを落下させることが困難であった。キャリアテープが落下しない場合は作業者が手でキャリアテープを移動させて落下させることは可能であるが、複数のテープフィーダが並列して密集している場合、非常に狭い空間に作業者の指を入れる必要があるので作業性が悪いという課題があった。
そこで本発明は、後続テープをテープフィーダに補充する作業を効率化することができるテープフィーダを提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、装着ヘッドで保持した部品を基板に搭載する部品装着装置において使用され、部品が収納されたキャリアテープを搬送して前記装着ヘッドによる部品取り出し位置に前記部品を供給するテープフィーダであって、先行して送られるキャリアテープである先行テープと、前記先行テープの後に送られるキャリアテープである後続テープとを挿入可能な挿入口を有するテープ走行路と、前記テープ走行路における下流側に設けられ、前記先行テープを前記テープ走行路の途中の前記部品取り出し位置に送る第1のテープ送り機構と、前記テープ走行路における上流側に設けられ、前記後続テープを前記挿入口から前記第1のテープ送り機構に送る第2のテープ送り機構と、前記先行テープの上に重ねた状態で前記挿入口に挿入された前記後続テープの前記挿入口に挿入されていない未挿入箇所の幅方向における一方の側部を下方から支持する第1の支持部と、他方の側部を下方から支持する第2の支持部を有し、前記先行テープの未挿入箇所から上方に離れた位置で保持する後続テープ保持部と、前記第1の支持部に対して前記第2の支持部の位置を上方へ変位させて前記後続テープ保持部から前記後続テープの未挿入箇所を離脱させて落下させる離脱部と、を備え、少なくとも前記第2の支持部の前記挿入口側の一端部は、前記挿入口側へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる。
本発明によれば、後続テープをテープフィーダに補充する作業を効率化することができる。
本発明の一実施の形態の部品装着装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の機能説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の構成説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態の部品供給装置における後続テープ保持部の機能説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における巻き癖矯正部の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における巻き癖矯正部の機能説明図 本発明の一実施の形態の部品供給装置における巻き癖矯正部の機能説明図 本発明の一実施の形態のリール保持装置におけるリール保持部の構成説明図 本発明の一実施の形態のリール保持装置におけるリール保持部に装着されるリール押え部材の構成説明図 本発明の一実施の形態のリール保持装置における他のリール保持部の構成説明図
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品装着装置、テープフィーダ、台車などの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図1における紙面垂直方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図1における左右方向)が示される。また、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図1における上下方向)が示される。
まず図1を参照して、部品装着装置1の構成を説明する。部品装着装置1は、基板に部品を搭載した実装基板を製造する機能を有している。基台1aの上面に設けられた基板搬送機構2は、基板3をX方向に搬送して位置決めして保持する。基板搬送機構2の上方には、図示省略するヘッド移動機構によって水平方向(X方向、Y方向)に移動する装着ヘッド4が設置されている。基板搬送機構2の側方において基台1aに結合された台車5の上部には、複数のテープフィーダ6がX方向に並んで取り付けられている。
台車5の前方側であってテープフィーダ6の下方には、部品装着装置1に供給される部品を収納するキャリアテープ7が巻回されたリール8を回転可能に支持するリール保持部9が設置されている。テープフィーダ6は、リール8に収納されているキャリアテープ7をテープ送り方向に搬送して装着ヘッド4による部品取り出し位置に部品を供給する。
部品装着装置1は、基板搬送機構2、装着ヘッド4、ヘッド移動機構を制御する装着制御部10を備えている。装着制御部10は、テープフィーダ6に部品の供給指令を送信し、装着ヘッド4、ヘッド移動機構を制御して、装着ヘッド4によってテープフィーダ6が部品取り出し位置に供給する部品を取り出し、基板搬送機構2に保持させた基板3の装着点に移送搭載する部品装着作業を実行させる。このように、テープフィーダ6は、キャリアテープ7に収納された部品を部品装着装置1に供給する部品供給装置である。台車5の上方には、作業者が部品装着作業中の装着ヘッド4などの可動機構に触れないようにカバーする開閉自在の本体カバー11が設置されている。
図1において、台車5の下部には、装着ヘッド4によって部品が取り出されてテープフィーダ6の後方から排出される空のキャリアテープ7を回収する回収箱12が設置されている。台車5の後方側には、テープフィーダ6から排出された空のキャリアテープ7を回収箱12まで案内する排出シュート13が設置されている。排出シュート13には、空のキャリアテープ7を所定の長さで切断する切断部14が設置されている。テープフィーダ6から排出された空のキャリアテープ7は、切断部14によって切断されて回収箱12に回収される。
次に、図2を参照してテープフィーダ6の構成および機能を説明する。テープフィーダ6の内部には、リール8から引き出されてテープフィーダ6内に取り込まれたキャリアテープ7を案内するテープ走行路20が設けられている。テープ走行路20は、テープフィーダ6におけるテープ送り方向の上流側(図2の左側)に開口した挿入口20aから、テープ送り方向の下流側(図2の右側)に開口した排出口20bまで連通して設けられている。テープ走行路20の途中には、装着ヘッド4によって部品が取り出される部品取り出し位置Pが設けられている。
部品装着作業を継続して実行する過程において、1つのリール8の収納分を単位ロットとする複数のキャリアテープ7が、挿入口20aから順次挿入されてテープフィーダ6に供給される。以下、挿入口20aから導入されて相前後して送られる2つのキャリアテープ7のうち、先行して送られるキャリアテープ7を先行テープ7pと、先行テープ7pの後に送られるキャリアテープ7を後続テープ7sと称す(図4参照)。すなわち、テープ走行路20は、先行テープ7pと後続テープ7sとを挿入可能な挿入口20aを有している。
図2において、テープ走行路20における下流側には、先行テープ7pを部品取り出し位置Pに送る第1のテープ送り機構21が設けられている。第1のテープ送り機構21は、先行テープ7pに係合する第1のスプロケット21a、第1のスプロケット21aを回転駆動する第1のモータ21bを含んで構成されている。第1のテープ送り機構21の上方には、先行テープ7pを上方から押さえるとともに先行テープ7pに収納された部品を露出させる剥離刃を備えたテープカバー22が装着されている。テープカバー22の部品取り出し位置Pに対応する位置には、開口部が形成されている。スプロケット21aによってキャリアテープ7がテープカバー22の下面に沿って走行すると、剥離刃によって部品が露出され、露出された部品はその下流に形成された開口部、すなわち部品取り出し位置Pへ搬送される。
図2において、テープ走行路20における上流側には、挿入口20aから挿入された後続テープ7sを第1のテープ送り機構21に送る第2のテープ送り機構23が設けられている。第2のテープ送り機構23は、後続テープ7sに係合する第2のスプロケット23a、第2のスプロケット23aを回転駆動する第2のモータ23bを含んで構成されている。第2のスプロケット23aは、回転検出手段としてのエンコーダ23cを内蔵している。第2のテープ送り機構23の下方には、テープ押さえ機構24およびテープストッパ機構25が設置されている。
挿入口20aより挿入された後続テープ7sは、テープ押さえ機構24によって第2のスプロケット23aに対して押しつけられて第2のスプロケット23aと係合し、テープ送りが可能な状態となる。後続テープ7sに係合して第2のスプロケット23aが回転することにより、エンコーダ23cは後続テープ7sが第2のスプロケット23aに係合したことを検出する。テープストッパ機構25は、先行テープ7pは停止させずに下流側に通し、先行テープ7pの上に重ねて挿入された後続テープ7sの先頭端部をストッパ部材25aによって一時的に停止させる機能を有している。
図2において、挿入口20aの上流側には、先行テープ7pの上に重ねた状態で挿入口20aに挿入された後続テープ7sの挿入口20aに挿入されていない未挿入箇所を、先行テープ7pの未挿入箇所から上方に離れた位置で保持する後続テープ保持部26が設けられている。後続テープ保持部26の構成の詳細は、後で述べる。排出口20bの下流側には、部品が取り出されて排出口20bから排出された空のキャリアテープ7(以下、「空テープ7e」と称する。)を下方の排出シュート13まで案内しながら空テープ7eの巻き癖を矯正する巻き癖矯正部27が設けられている。巻き癖矯正部27の構成の詳細は、後で述べる。
図2において、テープ走行路20における第1のテープ送り機構21の上流側には、キャリアテープ7の有無を検出する第1のセンサS1が配置されている。第2のテープ送り機構23の下流側であって第1のセンサS1よりも上流側には、同様にキャリアテープ7の有無を検出する第2のセンサS2が配置されている。テープストッパ機構25は、ストッパ部材25aに後続テープ7sが当接していることを検出する第3のセンサS3を備えている。
第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3による検出結果は、テープフィーダ6が備えるフィーダ制御部28に伝達される。テープフィーダ6のベース部6aの下面には、アタッチメント6bが装着されている。テープフィーダ6がアタッチメント6bを介して台車5に装着されると、フィーダ制御部28は台車5を介して装着制御部10に電気的に接続される。
図2において、テープフィーダ6の上流側の上面には、フィーダ制御部28に接続された操作表示パネル29が設置されている(図3も参照)。操作表示パネル29には、作業者が所定の操作入力を行う操作ボタンとともに作業者に対して所定内容の報知を行うLEDなどの表示手段が設けられている。作業者は、操作表示パネル29により、テープフィーダ6の動作状態の確認および所定項目の操作入力を行うことができる。
次に図3を参照して、テープフィーダ6の制御系の構成について説明する。テープフィーダ6が備えるフィーダ制御部28は、通信部28aを備えている。通信部28aは通信インターフェースであり、部品装着装置1が備える装着制御部10との間で信号、データの授受を行う。フィーダ制御部28は、エンコーダ23c、第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3の検出結果に基づいて、第1のモータ21b、第2のモータ23bを制御して、先行テープ7pと後続テープ7sのテープ搬送動作を所定の制御パターンに従って実行する。
ここで図2を参照しながら、テープフィーダ6におけるテープ搬送動作について説明する。まず作業者は、テープフィーダ6にキャリアテープ7が供給されていない状態で、挿入口20aより先行テープ7pを挿入する。挿入された先行テープ7pが第2のスプロケット23aに到達すると、先行テープ7pは第2のスプロケット23aに係合する。
エンコーダ23cによって第2のスプロケット23aに先行テープ7pが係合したことが検出されると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを回転駆動させて、先行テープ7pを第1のテープ送り機構21まで搬送させる。なお、作業者が操作表示パネル29を操作すると、フィーダ制御部28が先行テープ7pを第1のテープ送り機構21まで搬送させるようにしてもよい。先行テープ7pが第1のテープ送り機構21に到達すると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを空転モードにし、第1のモータ21bを回転駆動させて先行テープ7pを所定のピッチでピッチ送りさせる。
先行テープ7pから部品が供給されている状態で後続テープ7sを補給する場合、作業者は、後続テープ保持部26を介して挿入口20aより後続テープ7sを挿入する。挿入された後続テープ7sが第2のスプロケット23aに到達すると、後続テープ7sは第2のスプロケット23aに係合する。エンコーダ23cによって第2のスプロケット23aに後続テープ7sが係合したことが検出されると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを回転駆動させて、後続テープ7sを下流側へ搬送させる。下流側に搬送された後続テープ7sの先頭端部がストッパ部材25aに当接したことを第3のセンサS3が検出すると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bの駆動を停止する。
先行テープ7pからの部品供給が継続実行されて、先行テープ7pの末尾端部がテープストッパ機構25を通過すると、テープストッパ機構25はストッパ部材25aによる後続テープ7sの停止を解除する。次いで先行テープ7pの末端部が第2のセンサS2に到達すると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを回転駆動させて、後続テープ7sを後続テープ7sの先頭端部が第2のセンサS2に到達するまで搬送させる。以降、フィーダ制御部28は、先行テープ7pの末尾端部が第1のセンサS1に到達するまで、後続テープ7sを先行テープ7pのピッチ送りに合わせて下流側に搬送させる。
先行テープ7pの末尾端部が第1のセンサS1に到達すると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを回転駆動させて、後続テープ7sの先頭端部が第1のセンサS1に到達するまで後続テープ7sを搬送させる。先行テープ7pからの部品供給が終了して先行テープ7pが第1のテープ送り機構21を通過すると、フィーダ制御部28は第2のモータ23bを回転駆動させて、後続テープ7sを第1のテープ送り機構21まで搬送させる。以降、後続テープ7sは先行テープ7pとなって部品供給が実行される。
次に図4〜図8を参照して、後続テープ保持部26の構成について説明する。図6〜図8において、後続テープ保持部26は、後続テープ7sの幅方向における一方の側部を下方から支持する第1の支持部30と、他方の側部を下方から支持する第2の支持部31を有している。以下、便宜上、後続テープ7sの幅方向における一方を左側(図7における左側)、他方を右側(図7における右側)と称す。
図6〜図8において、第1の支持部30は、テープ送り方向と上下方向(Z方向)に広がる板状の板状部材32の右側面に形成されている。板状部材32の右側面は、後続テープ7sの左側面を案内するガイド面である。板状部材32は、テープフィーダ6のベース部6a(図5参照)に固定されている。第2の支持部31は、テープ送り方向と上下方向に広がる板状の可動部材33の左側面に形成されている。可動部材33の左側面は、後続テープ7sの右側面を案内するガイド面である。
図5、図6において、可動部材33の下流側は、後続テープ7sの幅方向に水平な回転中心を有する水平軸34に揺動自在に接続されている。すなわち、可動部材33は、水平な水平軸34を中心に上下方向に揺動可能に形成されている。水平軸34には、コイル状のねじりバネ35が装着されている。ねじりバネ35の一端はベース部6aに固定された第1のバネ留め36aに接続され、ねじりバネ35の他端は可動部材33に固定された第2のバネ留め36bに接続されている。このように可動部材33は、ねじりバネ35によって上流側が下方に付勢されている。なお、本実施の形態ではねじりバネ35で可動部材33の上流側を下方側へ付勢しているが、ねじりバネ35に代えて引っ張りバネ等他の種類のバネを使用してもよい。
ベース部6aには、その上面が可動部材33の下面に当接することによって可動部材33が下方に変位することを規制して、可動部材33に形成された第2の支持部31を第1の支持部30と同じ高さに位置させるストッパ37が形成されている。すなわち、後続テープ保持部26は、可動部材33の上流側を下方へ付勢するバネ(ねじりバネ35)と、可動部材33の下方への変位を規制することにより第2の支持部31を第1の支持部30と同じ高さに位置させるストッパ37を有する。
可動部材33の上部には、作業者が指で操作するためのレバーを備えた操作部38が形成されている。作業者が操作部38を上方に持ち上げることで、可動部材33の上流側を上方に持ち上げることができる(図6参照)。このように、可動部材33は、固定されている板状部材32に対して上下方向に変位可能である(図9も参照)。
図7において、可動部材33には、後続テープ7sの幅方向に向けて水平な回転中心を有する回転軸39が固定されている。回転軸39には、一方向クラッチ40を介して第3のスプロケット41が設置されている。第3のスプロケット41の外周面の左寄り(すなわち、板状部材32に近い側)の位置には、複数のピン41aが設けられている。第3のスプロケット41のピン41aは、可動部材33がストッパ37に当接している状態で、第1の支持部30と第2の支持部31に下面が支持された後続テープ7sに形成されている送り穴7hに係合する。
すなわち、第1の支持部30は後続テープ7sの送り穴7hが形成されている側の側部を下方から支持する。水平な回転軸39に一方向クラッチ40を介して装着された第3のスプロケット41は、後続テープ7sの送り穴7hに係合して後続テープ7sを第1の支持部30に係止する係止部を構成する。
一方向クラッチ40は、第3のスプロケット41に係合する後続テープ7sが後続テープ保持部26上を挿入口20aの方向へ移動するときは第3のスプロケット41の回転を許容するが、その逆方向への回転は許容しない。これによって、後続テープ7sがテープフィーダ6から脱落することが防止できる。このように、可動部材33には、水平な回転軸39に一方向クラッチ40を介して装着された第3のスプロケット41が装着されている。
図6、図7において、板状部材32の右側面の第1の支持部30の上方へ離れた位置には、第1の支持部30の上方に突出した突起42が形成されている。突起42の下端部には、下方に向けて板状部材32の右側面に近づく斜面(上方に向けて板状部材32の右側面から離れる斜面)を有するテーパ42aが形成されている。すなわち、突起42の下端部は、下方へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる。
図8において、第2の支持部31の下流端部の位置は、第1の支持部30の下流端部の位置より上流側にある。また、第2の支持部31の下流側には、下流側に向かうにつれて側面が可動部材33の右側面に近づく斜面を有する切欠き部31aが形成されている。すなわち、第2の支持部31の挿入口20a側(下流側)の一端部は、挿入口20a側へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる。図4、図7において、可動部材33の右側にはベース部6aに固定されたサイドカバー43が設けられており、水平軸34の周囲を覆っている。
次に図9を参照して、後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させる機能について説明する。図9(a)において、可動部材33がストッパ37に当接して第2の支持部31が第1の支持部30と同じ高さ位置にある状態で、後続テープ7sは後続テープ保持部26に保持されている。後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させる際、作業者は操作部38を保持して上方に持ち上げる。これにより、可動部材33は、第2の支持部31および第3のスプロケット41と一体となって上昇する。
図9(b)において、可動部材33が上昇するにつれて、後続テープ7sは右側の下面を第2の支持部31に支持されながら上方に移動し、後続テープ7sの左側が突起42に当接する。さらに可動部材33が上昇すると、第3のスプロケット41のピン41aが後続テープ7sの送り穴7hから外れる。図9(c)において、さらに可動部材33とともに後続テープ7sが上昇すると、後続テープ7sは突起42のテーパ42aに押されて第1の支持部30と重ならない位置(右側)に変位しながら反時計方向にねじれる。
図9(d)において、さらに可動部材33が上昇すると後続テープ7sのねじれが増加し、やがて後続テープ7sの右端部が第2の支持部31からずれ落ちる。この際、後続テープ7sの右端部は第2の支持部31の下流側の切欠き部31aを起点に確実にずれ落ちる。また、後続テープ7sの左端部は突起42によって右側に変位しているため、後続テープ7sは第1の支持部30に引っ掛かることなく下方に落下する(図中に点線で表示)。
後続テープ保持部26から離脱した後続テープ7sは、以前に先行テープ7pがあった下段の位置に移動する(図6参照)。後続テープ7sの未挿入箇所の後続テープ保持部26からの離脱は、先行テープ7pからの部品供給が終了して次のキャリアテープ7を挿入する前に実行される。後続テープ7s(次の先行テープ7p)が離脱すると、後続テープ保持部26には次のキャリアテープ7(次の後続テープ7s)が挿入される。
すなわち、後続テープ7sの幅方向における他方の側面を案内するガイド面と第2の支持部31が形成されるとともに板状部材32に対して上下方向に変位可能な可動部材33は、後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させて落下させる離脱部を構成する。そして、離脱部は、第1の支持部30に対して第2の支持部31の位置を上方へ変位させ、後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させる。また、離脱部において、可動部材33には係止部(第3のスプロケット41)が装着されており、離脱部は、第2の支持部31とともに係止部も第1の支持部30から遠ざける。
このように、テープフィーダ6は、テープ走行路20と、第1のテープ送り機構21と、第2のテープ送り機構23と、後続テープ7sの未挿入箇所の幅方向における一方の側部を下方から支持する第1の支持部30と、他方の側部を下方から支持する第2の支持部31を有し、先行テープ7pの未挿入箇所から上方に離れた位置で保持する後続テープ保持部26と、第1の支持部30に対して第2の支持部31の位置を上方へ変位させて後続テープ保持部26から後続テープ7sの未挿入箇所を離脱させて落下させる離脱部(可動部材33)とを備え、少なくとも第2の支持部31の挿入口20a側の一端部は、挿入口20a側へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなっている。これによって、後続テープ7sをテープフィーダ6に補充する作業を効率化することができる。
次に図10〜図12を参照して、巻き癖矯正部27の構成と機能について説明する。図10、図11において、巻き癖矯正部27は、部品取り出し位置Pにおいて部品が取り出されて排出口20bから排出された空テープ7eを下方の排出シュート13まで案内する間に、リール8に収納されている間にキャリアテープ7に付いた巻き癖(カール)を矯正する機能を備えている。図10において、ベース部6aの下面にはアタッチメント6bが装着されている。アタッチメント6bの下流側はベース部6aの下流側に沿って立ち上がっている。
図11において、巻き癖矯正部27は、第1部材50、第2部材51、第3部材52を備えて構成され、空テープ7eを排出シュート13へ案内する案内経路が第1部材50、第2部材51、第3部材52によって形成されている。第3部材52は、アタッチメント6bの上端部である。第1部材50は、テープフィーダ6のベース部6aに固定されており、排出口20bから水平方向に排出された空テープ7eの下面が接触し、空テープ7eを下方に案内する第1の案内面50aを有している。第1の案内面50aに案内されながら下方に向かう空テープ7eの下面は、第1の案内面50aに形成された第1の接触部50bで第1の案内面50aから離脱する。
図10、図11において、アタッチメント6bの上端部にはフロントカバー54が装着されている。フロントカバー54で囲まれた内側の空間には空テープ7eの幅方向に水平な揺動軸53によって第2部材51が揺動自在に装着されている。第2部材51は、第2部材51とフロントカバー54の間に配置された弾性体である圧縮バネ55によって時計回り方向に付勢されている。第2部材51の下端部には下方に突出した突部51aが形成されている。フロントカバー54には、突部51aに当接することによって第2部材51の時計回り方向への揺動を規制する停止部材56(ストッパ)が設けられている。
第2部材51の第1部材50に面する側面には、排出口20bから水平方向に排出された空テープ7eの上面が接触し、空テープ7eを下方に案内する第2の案内面51bが設けられている。第1の案内面50aと第2の案内面51bは、排出口20bから排出された空テープ7eを下方に案内する案内経路を形成する。第2の案内面51bは、下方に行くに従ってベース部6a側に湾曲した滑らかな曲面になっている。第2部材51の下部であって揺動軸53に装着された箇所より下方の第2の案内面51bには、第2の接触部51cが形成されている。第2の接触部51cは、第1の接触部50bから離脱して下方に移動した空テープ7eの上面に接触して空テープ7eをベース部6a側に押し込む。
図11において、第3部材52は第1部材50の下方に位置し、第2の接触部51cから離脱して下方に移動した空テープ7eの下面が接触する第3の案内面52aを有している。第3の案内面52aは下方へ行くに従ってベース部6aから遠ざかる方向に傾斜しており、第1の案内面50aと第2の案内面51bによって形成された案内経路を通過した空テープ7eをベース部6aから遠ざける方向に向かわせる。第2の案内面51bと第3の案内面52aは、第2の接触部51cから離脱した空テープ7eを下方に案内する案内経路を形成する。
第3の案内面52aに案内されながら下方に向かう空テープ7eの下面は、第3の案内面52aに形成された第3の接触部52bで第3の案内面52aから離脱する。第3の接触部52bから離脱した空テープ7eは、排出シュート13に突入し、排出シュート13の中間にある切断部14で所定の長さに切断されて回収箱12に回収される。
このように、第1の部材、第2の部材、第3の部材は、部品装着装置1によって部品が取り出され、排出口20bから水平方向に排出された空テープ7eを、下方へ案内して排出シュート13に案内する案内経路を形成する。案内経路には空テープ7eが通過する順番に、空テープ7eの下面に接触する第1の接触部50bと、空テープ7eの上面に接触する第2の接触部51cと、空テープ7eの下面に接触する第3の接触部52bが上方から並んで配置されている。
巻き癖矯正部27は、第2の接触部51cを一部として含む可動部材(第2部材51)と、可動部材を空テープ7eの上面に付勢する弾性体(圧縮バネ55)とを有し、第2の接触部51cは、第1の接触部50bと第3の接触部52bを結ぶ直線を横切る方向へ変位自在である。これにより、巻き癖矯正部27は、第1の接触部50bと第2の接触部51cと第3の接触部52bによって案内経路を通過する空テープ7eを上面が凹になる方向へ湾曲させて空テープの巻き癖を矯正する。
巻き癖が付いている空テープ7eは、排出シュート13の内部で丸まって引っ掛かり、排出シュート13の途中に滞留することがある。しかし、巻き癖矯正部27によって巻き癖を矯正することにより、空テープ7eは排出シュート13で引っ掛かることなく円滑に回収することができる。
図12は、図11より厚い空テープ7e(キャリアテープ7)が排出口20bから排出されて巻き癖矯正部27に導入された例を示している。厚い空テープ7eが第2の接触部51cを通過する際に、第2部材51は厚い空テープ7eの上面によって押されてベース部6aから遠ざかる方向に変位する。すなわち、第2の接触部51cは、空テープ7eの厚さに応じて変位することによって、空テープ7eに凹になる方向へ湾曲する適度な力を加えて矯正することができる。
上記のように、キャリアテープ7に収納された部品を部品装着装置1に供給するテープフィーダ6(部品供給装置)は、部品装着装置1によって部品が取り出されたキャリアテープ7である空テープ7eの巻き癖を矯正する巻き癖矯正部27を備えている。これによって、巻き癖が大きなキャリアテープ7でも円滑に回収することができる。
なお、上記で説明した巻き癖矯正部27は、ベース部6aに装着されたアタッチメント6bと一体となって構成されているが、巻き癖矯正部27はこの構成に限定されることはない。すなわち、巻き癖矯正部27は、部品取り出し位置Pと切断部14の間で、排出口20bから水平方向に排出された空テープ7eを下方の排出シュート13に案内する位置にあればよい。なお、巻き癖矯正部27は、先行テープ7pに後続テープ7sをスプライシングテープで継合して補給する方式のテープフィーダに設置してもよい。
次に図13、図14を参照して、台車5が備えるリール8を保持するリール保持部9、及びリール保持部9に装着されてリール8の脱落を防止するリール押え部材60の構成と機能について説明する。図13において、リール8には、リールの芯8aの外周面の一部に終端部7tが挿入されたキャリアテープ7が巻回して収納されている。テープフィーダ6に供給されてリール8から引き出されたキャリアテープ7の終端部7tは、リールの芯8aから抜け落ちる。
図13において、リール保持部9は、リール8を両側方から挟む一対のリールガイド61と、一対のリールガイド61の間に位置してリール8の外周を2点で受ける第1のリール支持部62aと第2のリール支持部62bを有している。このうち、キャリアテープ7が引き出される方向側(手前側)に位置する第2のリール支持部62bは奥側の第1のリール支持部62aよりも低い位置に設けられており、リール8をリール保持部9へ出し入れする作業をしやすくしている。
図13において、リール押え部材60は、その一端部に形成された接続部60aと、他端部に形成されたテープガイド部60bと、接続部60aとテープガイド部60bを連結する板状の連結部60cを備えている。テープガイド部60bには、リール当接面60dとテープガイド面60eが形成されている。接続部60aは、一対のリールガイド61の間の第2のリール支持部62bに着脱自在な状態で係合する。これにより、リール押え部材60は、リール保持部9に着脱自在な状態で装着される。また、リール保持部9に装着されたリール押え部材60は、第2のリール支持部62bを中心に揺動可能となっている。
リール当接面60dは曲面であり、リール押え部材60が第2のリール支持部62bに装着された状態ではテープガイド部60bのリール8側の面に形成されている。テープガイド面60eは曲面であり、リール押え部材60が第2のリール支持部62bに装着された状態でテープガイド部60bのリール8とは反対側の面に形成されている。テープガイド面60eは、リール保持部9に保持されたリール8から引き出されたキャリアテープ7をリール保持部9の上方に配置されたテープフィーダ6に向けて案内する。これにより、リール保持部9に保持されたリール8から引き出されたキャリアテープ7は、接続部60aとテープガイド部60b間を通り、その裏面をテープガイド面60eに沿わせながら上向きに進路を変更してテープフィーダ6へ向かう。
図13において、リール8から引き出されたキャリアテープ7がテープフィーダ6に引き込まれると(矢印a)、リール保持部9に保持されたリール8にはキャリアテープ7の引き出し方向に力Faが加わる。また、リール押え部材60には、キャリアテープ7の張力によって時計回り方向に回動させる力Fbが加わる。
リールガイド61には、リール押え部材60の端部60fに当接してテープガイド部60bがリール8へ接近する位置を規制する回動ストッパ63が設けられている。これにより、テープガイド部60bはリール8とは接触することがなく、キャリアテープ7の引き出しにより回転するリール8とテープガイド部60bが擦れ合って埃が発生することが防止される。なお、回動ストッパ63は、リール押え部材60に係合可能な形状であればよく、例えば、リール押え部材60の端部60fに形成された突部が係合するリールガイド61に形成された穴であってもよい。
図13、図14において、テープガイド部60bには、連結部60cの側面に対向する位置に、板状の側板60gが設けられている。リール8から引き出されてテープフィーダ6に供給されるキャリアテープ7は、連結部60cの側面と側板60gの側面で幅方向の移動が規制されて、リール押え部材60から脱落することなくテープガイド面60eに送られる。すなわち、連結部60cと側板60gは、キャリアテープ7がテープガイド面60eから脱落することを防止する脱落防止部60hを構成する。
テープフィーダ6によってキャリアテープ7が引き出されるとリール8の重量が軽くなり、リール8が引き出されるキャリアテープ7に引っ張られて第2のリール支持部62bを乗り越えることがある。しかし、第2のリール支持部62bを乗り越えたリール8はテープガイド部60bのリール当接面60dに当接し、図13の2点鎖線で表した位置でその移動は阻止される。これによって、リール8がリール保持部9から脱落することが防止される。
キャリアテープ7が引き出されて終端部7tが露出し、さらにテープフィーダ6がキャリアテープ7を引っ張ると、リールの芯8aから終端部7tが引き抜かれる。この場合もリール8はキャリアテープ7に引っ張られて第2のリール支持部62bを乗り越えることがあるが、リール当接面60dによって図13の2点鎖線で表した位置でその移動は阻止され、リール保持部9から脱落することが防止される。
上記のように、部品装着装置1へ供給される部品を収納するキャリアテープ7が巻回されたリール8を保持する台車5は、リール8を回転可能に支持するリール保持部9と、リール保持部9に接続されると共に、リール8の外周に当接可能であり、かつキャリアテープ7の裏面に当接するテープガイド部60bを有するリール保持装置である。これによって、低コストでリール8の脱落を防止することができる。また、テープガイド部60bがリール8の移動を制止することで、確実にキャリアテープ7の終端部7tをリールの芯8aから抜くことができる。
次に図15を参照して、テープガイド部60bを有するリール保持装置(台車5)の他の実施例について説明する。他の実施例は、リールガイド61に回動ストッパ63が設けられていないところが図13に示す実施例と異なる。すなわち、リール押え部材60が回動した場合の停止位置が規制されていない。図15において、リール8から引き出されたキャリアテープ7がテープフィーダ6に引き込まれると(矢印b)、リール保持部9に保持されたリール8にはキャリアテープ7の引き出し方向に力Fcが加わる。
リール押え部材60には、テープガイド部60bをリール8側に回動させる力Fdが加わり、テープガイド部60bが回動してリール当接面60dがリール8の外周に当接し、リール8をリール保持部9へ押し戻す力Feが発生する。これによって、リール8の脱落を防止することができる。また、テープガイド部60bがリール8の移動を制止することで、確実にキャリアテープ7の終端部7tをリールの芯8aから抜くことができる。
本発明のテープフィーダは、後続テープをテープフィーダに補充する作業を効率化することができるという効果を有し、部品を基板に実装する分野において有用である。
1 部品装着装置
3 基板
4 装着ヘッド
6 テープフィーダ
7 キャリアテープ
7p 先行テープ
7s 後続テープ
20 テープ走行路
20a 挿入口
21 第1のテープ送り機構
23 第2のテープ送り機構
26 後続テープ保持部
30 第1の支持部
31 第2の支持部
32 板状部材
33 可動部材(離脱部)
34 水平軸
35 ねじりバネ(バネ)
37 ストッパ
40 一方向クラッチ
41 第3のスプロケット
42 突起
P 部品取り出し位置

Claims (6)

  1. 装着ヘッドで保持した部品を基板に搭載する部品装着装置において使用され、部品が収納されたキャリアテープを搬送して前記装着ヘッドによる部品取り出し位置に前記部品を供給するテープフィーダであって、
    先行して送られるキャリアテープである先行テープと、前記先行テープの後に送られるキャリアテープである後続テープとを挿入可能な挿入口を有するテープ走行路と、
    前記テープ走行路における下流側に設けられ、前記先行テープを前記テープ走行路の途中の前記部品取り出し位置に送る第1のテープ送り機構と、
    前記テープ走行路における上流側に設けられ、前記後続テープを前記挿入口から前記第1のテープ送り機構に送る第2のテープ送り機構と、
    前記先行テープの上に重ねた状態で前記挿入口に挿入された前記後続テープの前記挿入口に挿入されていない未挿入箇所の幅方向における一方の側部を下方から支持する第1の支持部と、他方の側部を下方から支持する第2の支持部を有し、前記先行テープの未挿入箇所から上方に離れた位置で保持する後続テープ保持部と、
    前記第1の支持部に対して前記第2の支持部の位置を上方へ変位させて前記後続テープ保持部から前記後続テープの未挿入箇所を離脱させて落下させる離脱部と、を備え、
    少なくとも前記第2の支持部の前記挿入口側の一端部は、前記挿入口側へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる、テープフィーダ。
  2. 前記後続テープ保持部は、後続テープの幅方向における一方の側面を案内するガイド面と前記第1の支持部が形成された板状部材を有し、
    前記離脱部は、後続テープの幅方向における他方の側面を案内するガイド面と前記第2の支持部が形成されるとともに前記板状部材に対して上下方向に変位可能な可動部材を有する、請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記可動部材は水平な水平軸を中心に上下方向に揺動可能であり、
    さらに前記離脱部は、前記可動部材を下方へ付勢するバネと、前記可動部材の下方への変位を規制することにより前記第2の支持部を前記第1の支持部と同じ高さに位置させるストッパを有する、請求項2に記載のテープフィーダ。
  4. 前記板状部材には、前記第1の支持部の上方へ離れた位置に形成され、前記第1の支持部の上方に突出した突起を有する、請求項2または3に記載のテープフィーダ。
  5. 前記突起の下端部は、下方へ向かうにつれて水平方向の幅が狭くなる、請求項4記載のテープフィーダ。
  6. 前記可動部材には、水平な回転軸に一方向クラッチを介して装着されたスプロケットが装着されており、前記一方向クラッチは、後続テープが前記後続テープ保持部上を前記挿入口の方向へ移動するときは前記スプロケットの回転を許容するがその逆方向への回転は許容しない、請求項2から5のいずれかに記載のテープフィーダ。
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