JP2019117024A - オイルバーナー装置、ボイラ及びボイラの運転方法 - Google Patents

オイルバーナー装置、ボイラ及びボイラの運転方法 Download PDF

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【課題】燃料噴射量の調整範囲を拡大する。【解決手段】オイルバーナー装置は、液体燃料とアトマイズ流体とを混合して噴射するオイルバーナー装置であって、液体燃料を供給するための第1流路及び第2流路、並びにアトマイズ流体を供給するための第3流路、が内部に形成されるバーナー本体と、バーナー本体に接続されるバーナーチップであって、第1流路により供給された液体燃料と第3流路により供給されたアトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第1ミキシングノズル、及び第2流路により供給された液体燃料と第3流路により供給されたアトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第2ミキシングノズルであって、第1ミキシングノズルの噴射孔よりも小さな噴射孔を有する少なくとも一つの第2ミキシングノズル、を含むバーナーチップと、を備えている。【選択図】図4

Description

本開示は、オイルバーナー装置、ボイラ及びボイラの運転方法に関する。
従来、油焚きボイラに用いられるオイルバーナー装置として、複数の流路から供給される液体燃料をアトマイズ流体により微粒子化して噴射するためのバーナーチップを備えた構成が知られている。例えば、特許文献1には、高重質液体燃料又は軽質液体燃料と、これらを微粒子化するためのアトマイズ流体とを夫々混合する専用の流路を備えたバーナーチップが開示されている。
特開2002−156103号公報
しかし、上記特許文献1に記載のバーナーチップは、燃料を噴射する各々の噴射孔の口径が等しいことから燃料噴射量の調整範囲に制限があり、さらなる改善が望まれていた。
上記事情に鑑み、本発明における幾つかの実施形態では、燃料噴射量の調整範囲を拡大することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るオイルバーナー装置は、
液体燃料とアトマイズ流体とを混合して噴射するオイルバーナー装置であって、
前記液体燃料を供給するための第1流路及び第2流路、並びに前記アトマイズ流体を供給するための第3流路、が内部に形成されるバーナー本体と、
前記バーナー本体に接続されるバーナーチップであって、
前記第1流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第1ミキシングノズル、及び
前記第2流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第2ミキシングノズルであって、前記第1ミキシングノズルの噴射孔よりも小さな噴射孔を有する少なくとも一つの第2ミキシングノズル、を含むバーナーチップと、
を備えている。
上記(1)の構成によれば、第1ミキシングノズルの噴射孔と第2ミキシングノズルの噴射孔とが異なる大きさを有することにより、第1ミキシングノズルからの液体燃料の噴射量と第2ミキシングノズルからの液体燃料の噴射量とを容易に異ならせることができる。これにより、例えば定格運転の際は、第1ミキシングノズルと第2ミキシングノズルの双方、又は、第1ミキシングノズルのみから液体燃料を噴射してオイルバーナー装置を稼働させることができる。また、例えば低負荷で運転する際は、噴射孔の小さな第2ミキシングノズルのみから液体燃料を噴射することにより、第1ミキシングノズルから噴射するよりも少量の液体燃料で運転することができる。よって、同一のバーナー入口圧力の範囲内において運転可能な燃料噴射量の範囲、すなわちターンダウン比を従来よりも大幅に拡大することができる。また、仮に第1液体燃料と異なる燃料を第2液体燃料として用いる場合にもバーナーチップを取り換える必要がないから、燃料の種類を切り替える際の作業性の向上を図るとともに失火を抑制してオイルバーナー装置の稼働率向上を図ることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の構成において、
前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料である第2液体燃料と、を含む。
上記(2)の構成によれば、同一のバーナーチップを用いて種類の異なる2種類の液体燃料を燃焼させることができる。よって、燃料の種類を切り替える際にバーナーチップを取り換える必要がなく、作業性の向上を図ることができる。また、燃料切替えの際の失火を抑制してオイルバーナー装置の稼働率向上を図ることができる。さらに、このように構成されたバーナーチップを用いて、例えば燃焼性の異なる2種類の燃料を同時に燃やした場合は、燃焼性の高い燃料による助燃効果を得て燃焼性の低い燃料を効率的に燃焼させることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の構成において、
オイルバーナー装置は、
前記第1液体燃料の供給源である第1供給源と、
前記第2液体燃料の供給源である第2供給源と、
前記第1供給源から前記第1流路に前記第1液体燃料を供給するための第1燃料供給ラインと、
第2供給源から前記第2流路に前記第2液体燃料を供給するための第2燃料供給ラインと、をさらに備える。
上記(3)の構成によれば、第1ミキシングノズルから噴射するための第1液体燃料と、第2ミキシングノズルから噴射するための第2液体燃料とに関し、各々の供給源と供給ラインとをバーナー本体よりも上流側において別々に確保することができる。よって、第1供給源及び第2供給源にそれぞれ貯留する液体燃料を選択することで、第1ミキシングノズル及び第2ミキシングノズルからそれぞれ噴射される液体燃料を任意に設定することができる。例えば、燃焼性は低いが経済性に優れた燃料を第1液体燃料として、第1燃料供給ライン及び第1流路を介して相対的に大きい噴射孔を有する第1ミキシングノズルから噴射するように設定することができる。或いは、経済的に高コストであるが燃焼性が高い燃料を、相対的に小さな噴射孔を有する第2ミキシングノズルから噴射する第2液体燃料として設定することができる。つまり、噴射孔が大きい第1ミキシングノズルから、燃焼性は低くても経済性に優れた液体燃料を主燃料として第1ミキシングノズルから大量に噴射可能としつつ、高コストでも燃焼性の高い液体燃料を補助燃料として第2ミキシングノズルから噴射できるから、経済性と燃焼性とを両立し得るオイルバーナー装置を実現することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の構成において、
前記第3流路は、前記バーナー本体の軸線方向に沿って延在し、
前記第1流路、及び前記第2流路は、前記軸線方向に対して直交する断面において環状に形成され、
前記第1流路は前記第2流路の外側に配置される。
上記(4)の構成によれば、第1流路を第2流路よりも外側に配置することで第1流路の断面積を大きく確保することができる。よって、第1流路を介して第1液体燃料を第1ミキシングノズルに円滑に供給することができる。これにより、例えば粘度の高い液体燃料を第1液体燃料とし、主として第1液体燃料を大量に燃焼させるように設定することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)又は(4)に記載の構成において、
オイルバーナー装置は、
前記第1燃料供給ラインと前記第2燃料供給ラインとを連通するバイパス流路と、
前記バイパス流路を開閉可能に配置されたバイパス弁と、をさらに備える。
上記(5)の構成によれば、バイパス弁を開放することで第1流路及び第2流路の双方から同種の燃料を供給することができる。例えば、第1液体燃料のみを供給するように設定し、且つ、バイパス弁を開放した場合は、第1流路及び第2流路の双方から第1液体燃料を供給することができる。一方、第2液体燃料のみを供給するように設定し、且つ、バイパス弁を開放した場合は、第1流路及び第2流路の双方から第2液体燃料を供給することができる。したがって、バーナーチップを取り換えることなく、供給する液体燃料を運転状況に応じて第1液体燃料又は第2液体燃料に円滑に切り替えることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の何れか一つに記載の構成において、
前記アトマイズ流体は空気又は蒸気である。
上記(6)の構成によれば、空気又は蒸気を用いて第1液体燃料又は第2液体燃料を噴射することにより、上記(1)〜(5)の何れか一つで示した効果が得られるオイルバーナー装置を実現することができる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係るボイラは、
上記(1)〜(6)の何れか一項に記載のオイルバーナー装置と、
前記オイルバーナー装置から前記液体燃料と前記アトマイズ流体とが混合されて噴射される火炉と、
を備える。
上記(7)の構成によれば、上記(1)〜(6)の何れか一つで述べた作用効果を奏するボイラを実現することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の構成において、
前記ボイラは、
前記火炉内に配置された蒸気発生器をさらに備え、
前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料である第2液体燃料と、を含み、
前記オイルバーナー装置は、
前記第1液体燃料の供給源である第1供給源と、
前記第2液体燃料の供給源である第2供給源と、
前記第1供給源から前記第1流路に前記第1液体燃料を供給するための第1燃料供給ラインと、
第2供給源から前記第2流路に前記第2液体燃料を供給するための第2燃料供給ラインと、
前記蒸気発生器で発生された蒸気を抽気する抽気ラインと、
前記抽気ラインからの前記蒸気により前記第1液体燃料を加熱する加熱装置と、をさらに備える。
上記(8)の構成によれば、蒸気発生器で発生した蒸気を抽気ラインで抽気して加熱装置で用いることにより、第1液体燃料を、第1流路に供給する前に加熱することができる。つまり、第1液体燃料の粘度を第1流路に供給される前に低下させることができる。これにより、例えば粘度の高い液体燃料を第1液体燃料として設定した場合であっても、オイルバーナー装置の外部に別の熱源を必要とすることなく、第1液体燃料の輸送性及び燃焼性を向上させることができる。
(9)本発明の少なくとも一実施形態に係るボイラの運転方法は、
液体燃料とアトマイズ流体とを混合して噴射するオイルバーナー装置であって、
前記液体燃料を供給するための第1流路及び第2流路、並びに前記アトマイズ流体を供給するための第3流路、が内部に形成されるバーナー本体と、
前記バーナー本体に接続されるバーナーチップであって、
前記第1流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第1ミキシングノズル、及び
前記第2流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第2ミキシングノズル、を含むバーナーチップと、を備えるオイルバーナー装置と、
前記オイルバーナー装置から前記液体燃料とアトマイズ流体とが混合されて噴射される火炉と、
を備えるボイラの運転方法であって、
前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料であって前記第1液体燃料よりも低い粘度を有する第2液体燃料と、を含み、
前記ボイラの運転方法は、
前記オイルバーナー装置により、前記第2液体燃料と前記アトマイズ流体としての空気とを混合して前記火炉に噴射することで前記ボイラを起動するステップと、
前記ボイラの起動により発生した蒸気によって前記第1液体燃料を加熱するステップと、
加熱された前記第1液体燃料と前記アトマイズ流体としての前記蒸気とを混合して前記火炉に噴射することで前記ボイラを運転するステップと、
を備える。
上記(9)の方法によれば、ボイラは、第1液体燃料よりも粘度の低い第2液体燃料と空気とを燃焼させることで容易に起動される。ボイラの起動に伴い生成された蒸気を用いて第2液体燃料よりも粘度の高い第1液体燃料を予め加熱することができる。つまり、第1液体燃料の供給前に該第1液体燃料の粘性を予め低下させることができるので、第1液体燃料の輸送性及び燃焼性を向上させることができる。
本発明の幾つかの実施形態によれば、燃料噴射量の調整範囲を拡大することができる。
一実施形態に係るボイラを含む火力発電プラントの構成例を示す概略図である。 一実施形態に係るオイルバーナー装置の構成を示す概略図である。 一実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を示す側面図である。 一実施形態におけるバーナーチップの構成(燃料投入口)を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 一実施形態に係るオイルバーナー装置による予想噴射量特性を示すグラフである。 他の実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を示す概略図である。 他の実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を示す概略図である。 他の実施形態に係るオイルバーナー装置を簡略的に示す概略図である。 一実施形態に係るボイラの運転方法を示すタイムチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係るボイラを含む火力発電プラントの構成例を示す概略図であり、図2は、一実施形態に係るオイルバーナー装置の構成を示す概略図である。
図1に非限定的に例示するように、火力発電プラント1は、ボイラ2と、ボイラ2で発生した熱により加熱されて生成された蒸気によって駆動される蒸気タービン3と、蒸気タービン3により駆動されて発電する発電機4と、発電に寄与し仕事を終えた蒸気を液相に戻す復水器5と、復水器5で液化された水を循環させるポンプ6と、ボイラ2からの排気を排出する煙突8と、を備えている。なお、火力発電プラント1は、上記構成以外にも必要に応じて種々の構成を備え得る。
蒸気タービン3は、ボイラ2からの高温ガスにより火炉伝熱管、節炭器及び過熱器等の熱交換器7を介して熱媒体としての水が加熱され、これにより得られた高圧蒸気(高圧ST)を利用して回転される高圧タービン3Aと、高圧タービン3Aを回転させた後の低圧蒸気(低圧ST)により回転されて駆動される低圧タービン3Bと、を含み得る。
図1に非限定的に例示するように、本開示の少なくとも一実施形態に係るボイラ2は、オイルバーナー装置20と、該オイルバーナー装置20から液体燃料50とアトマイズ流体55とが混合されて噴射される火炉10と、を備えている。
火炉10は、内部で燃料と燃焼用空気とを反応させて燃焼させるための筒状の中空体であり、例えば、円筒状や四角柱状等、種々の形態をとり得る。幾つかの実施形態において、火炉10は、炉壁部12及び炉底部13を含んでいてもよい。火炉10は、燃焼ガスの流れ方向Aの下流側、即ち、当該火炉10の上方側に煙道14を備えている。煙道14は、火炉10で生成された燃焼ガスを導くためのガス流路として構成され得る。
オイルバーナー装置20は、火炉10外から火炉10内に、液体燃料50とアトマイズ流体55とを混合して供給可能に構成されている。
アトマイズ流体55は、液体燃料50を微粒子化するための媒体であり、例えば空気55A又は蒸気55Bであってもよい(図2参照)。このように構成すれば、空気55A又は蒸気55Bを用いて液体燃料50を噴射することにより、本開示の何れかの実施形態で示した効果が得られるオイルバーナー装置20を実現することができる。
幾つかの実施形態において、オイルバーナー装置20は、火炉10における燃焼ガスの流れ方向Aにおける上流側(例えば、上下方向に長尺な火炉10にあっては該火炉10の下部側)に配設される。幾つかの実施形態では、複数のオイルバーナー装置20が設けられていてもよく、これら複数のオイルバーナー装置20はそれぞれ、火炉10内における燃焼ガスの流れ方向Aにおいて異なる位置に設置され得る。このように、オイルバーナー装置20を備えることで、本開示の何れかの実施形態で述べる作用効果を奏するボイラ2を実現することができる。
ここで、本開示の少なくとも一実施形態に係るオイルバーナー装置20について詳しく説明する。
図3は、一実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を示す概略図である。図4は、一実施形態におけるバーナーチップ(燃料投入口)の構成を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
図3、図4(a)及び図4(b)に非限定的に例示するように、オイルバーナー装置20は、内部に少なくとも3つの流路を有する3流路オイルバーナーとして構成される。このオイルバーナー装置20は、液体燃料50を供給するための第1流路32及び第2流路34、並びに上記アトマイズ流体55を供給するための第3流路36、が内部に形成されるバーナー本体30と、このバーナー本体30に接続されるバーナーチップ40と、を備えている。
バーナー本体30は、上記第1流路32、第2流路34及び第3流路36が軸線方向Xに沿って平行に配置されている。
バーナーチップ40は、バーナー本体30のうち火炉10側の端部に接続されており、内部に少なくとも一つの第1ミキシングノズル42と少なくとも一つの第2ミキシングノズル44とを含む。
第1ミキシングノズル42は、第1流路32により供給された液体燃料50と第3流路36により供給されたアトマイズ流体55とを混合して噴射するように構成された混合流路である。この第1ミキシングノズル42は、上記軸線方向X又はこれと交差する方向に向けて開口された複数の噴射孔46Aを含む。噴射孔46Aは、軸線方向Xの周方向に沿って間隔を空けて配置されていてもよい。
第2ミキシングノズル44は、第2流路34により供給された液体燃料50と第3流路36により供給されたアトマイズ流体55とを混合して噴射するように構成された混合流路である。この第2ミキシングノズル44は、上記軸線方向X又はこれと交差する方向に向けて開口された複数の噴射孔46Bを含む。噴射孔46Bは、軸線方向Xの周方向に沿って間隔を空けて配置されていてもよい。噴射孔46Bの口径D2は、噴射孔46Aの口径D1よりも小さく設定されている(D2<D1)。すなわち、第2ミキシングノズル44は、第1ミキシングノズル42の噴射孔46Aよりも小さな噴射孔46Bを有している。
上記構成のオイルバーナー装置20によれば、第1ミキシングノズル42の噴射孔46Aと第2ミキシングノズル44の噴射孔46Bとが異なる大きさを有することにより、第1ミキシングノズル42からの液体燃料50の噴射量と第2ミキシングノズル44からの液体燃料50の噴射量とを容易に異ならせることができる。これにより、例えば定格運転の際は、第1ミキシングノズル42と第2ミキシングノズル44の双方、又は、第1ミキシングノズル42のみから液体燃料50を噴射してオイルバーナー装置20を稼働させることができる。また、例えば低負荷で運転する際は、小さな噴射孔46Bを有する第2ミキシングノズル44のみから液体燃料50を噴射することにより、第1ミキシングノズル42から噴出するよりも少量の液体燃料50で運転することができる。
このように、第1ミキシングノズル42と第2ミキシングノズル44とを必要に応じて使い分けることにより、例えば、図5に非限定的に例示するように、同一のバーナー入口圧力の範囲内において運転可能な燃料噴射量の範囲、すなわちターンダウン比を従来よりも大幅に拡大することができるのである。
さらに、仮に第1液体燃料51と異なる燃料を第2液体燃料52として用いる場合にもバーナーチップ40を取り換える必要がなく、燃料の種類を切り替える際の作業性の向上を図るとともに失火を抑制してオイルバーナー装置20の稼働率向上を図ることができる。
なお、上記噴射孔46A及び噴射孔46Bは、軸線方向Xの周方向に沿ってそれぞれ任意の数配置されるように設定され得る。噴射孔46A及び噴射孔46Bの各々の数を設定することにより、各噴射孔46A、46Bから噴射される燃料の量の比を変更することができる。このように、各々の噴射孔46A,46Bの口径(或いは断面積)や数を適切に設定することにより、燃焼性の向上を図ることができる。
幾つかの実施形態では、上記の構成において、液体燃料50は、第1液体燃料51と、該第1液体燃料51とは異なる種類の燃料である第2液体燃料52と、を含んでもよい。
このようにすれば、同一のバーナーチップ40を用いて種類の異なる2種類の液体燃料51,52を燃焼させることができる。本開示の構成によれば、燃料の種類を第1液体燃料51と第2液体燃料52とで切り替える際にバーナーチップ40を取り換える必要がなく、作業性の向上を図ることができる。また、燃料切替えの際の失火を抑制してオイルバーナー装置20の稼働率向上を図ることができる。さらに、このように構成されたバーナーチップ40を用いて、例えば燃焼性の異なる2種類の燃料を同時に燃やした場合は、燃焼性の高い燃料による助燃効果を得て燃焼性の低い燃料を効率的に燃焼させることができる。
なお、第1液体燃料51は、例えば、常温において高粘度(例えば、動粘度50〜1000mm/s)で流動性は低いが、加熱により粘度が低下し、配管等を介した輸送に好適な流動性を獲得し得る燃料を用いてもよい。つまり、第1液体燃料51としては、例えば、C重油、廃油、減圧残渣油(vacuum residue:VR)又は超重質油等、燃焼性が低く燃え難い燃料を適用し得る。このような燃料は、一般に安価で経済性に優れた燃料であることが多く、ボイラ2の燃料として好適に用いられ得る。
第2液体燃料52は、例えば、常温における粘度が低く(例えば、動粘度20mm/s以下)、加熱することなく配管等を介して好適に輸送可能な流動性を有する燃料を採用し得る。第2液体燃料52としては、例えば、軽油、A重油、B重油、C重油等の石油系燃料を採用してもよい。
図6は、他の実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を示す概略図である。
幾つかの実施形態において、オイルバーナー装置20は、例えば図6に非限定的に例示するように、第1液体燃料51の供給源である第1供給源61と、第2液体燃料52の供給源である第2供給源62と、第1供給源61から第1流路32に第1液体燃料51を供給するための第1燃料供給ライン71と、第2供給源62から第2流路34に第2液体燃料52を供給するための第2燃料供給ライン72と、をさらに備えていてもよい。
このように構成すれば、第1ミキシングノズル42から噴射するための第1液体燃料51と、第2ミキシングノズル44から噴射するための第2液体燃料52とに関し、各々の供給源61,62と供給ライン71,72とをバーナー本体30(図2及び図3参照)よりも上流側において別々に確保することができる。よって、第1供給源61及び第2供給源62にそれぞれ貯留する液体燃料51,52を選択することで、第1ミキシングノズル42及び第2ミキシングノズル44からそれぞれ噴射される液体燃料51,52を任意に設定することができる。
具体的には、例えば、燃焼性は低いが経済性に優れた燃料を第1液体燃料51として、第1燃料供給ライン71及び第1流路32を介して口径が大きい第1ミキシングノズル42から噴射するように設定してもよい。或いは、経済的に高コストであるが燃焼性が高い燃料を、相対的に小さな噴射孔46Bを有する第2ミキシングノズル44から噴射する第2液体燃料52として設定することができる。つまり、噴射孔46Aの口径D1が大きい第1ミキシングノズル42から、燃焼性は低くても経済性に優れた液体燃料50(第1液体燃料51)を主燃料として第1ミキシングノズル42から大量に噴射可能としつつ、高コストでも燃焼性の高い液体燃料50(第2液体燃料52)を補助燃料として第2ミキシングノズル44から噴射できるから、経済性と燃焼性とを両立し得るオイルバーナー装置20を実現することができるのである。
幾つかの実施形態では、上記の構成において、第3流路36は、バーナー本体30の軸線方向Xに沿って延在し、第1流路32、及び第2流路34は、軸線方向Xに対して直交する断面において環状に形成され、第1流路32は第2流路34の外側に配置されてもよい(例えば図3参照)。
つまりオイルバーナー装置20は、例えば軸線方向Xを中心として内側から第3流路36、第2流路34及び第1流路32が順に配置された3重管構造を有する3重オイルバーナーとして構成されてもよい。
このように構成すれば、第1流路32を第2流路34よりも外側に配置することで第1流路32の断面積を大きく確保することができる。よって、第1流路32を介して第1液体燃料51を第1ミキシングノズル42に円滑に供給することができる。また、例えば粘度の高い液体燃料50を第1液体燃料51とし、主として第1液体燃料51を大量に燃焼させるように設定することができる。
なお、他の実施形態では、第1流路32、第2流路34及び第3流路36がそれぞれ環状ではなくバーナー本体30の軸線方向Xに沿って平行に配置された所謂平行ガンタイプのオイルバーナーとしてオイルバーナー装置20を構成してもよい(例えば図7参照)。
幾つかの実施形態において、オイルバーナー装置20は、第1燃料供給ライン71と第2燃料供給ライン72とを連通するバイパス流路73と、該バイパス流路73を開閉可能に配置されたバイパス弁74と、をさらに備えていてもよい(例えば図6参照)。
このように構成すれば、バイパス弁74を開放することで第1流路32及び第2流路34の双方から同種の燃料を供給することができる。例えば、第1液体燃料51のみを供給するように設定し、且つ、バイパス弁74を開放した場合は、第1流路32及び第2流路34の双方から第1液体燃料51を供給することができる。一方、第2液体燃料52のみを供給するように設定し、且つ、バイパス弁74を開放した場合は、第1流路32及び第2流路34の双方から第2液体燃料52を供給することができる。したがって、バーナーチップ40を取り換えることなく、供給する液体燃料50を運転状況に応じて第1液体燃料51又は第2液体燃料52に円滑に切り替えることができる。
幾つかの実施形態では、上記の何れかに記載の構成において、ボイラ2は、火炉10内に配置された蒸気発生器82をさらに備えていてもよく、液体燃料50は、第1液体燃料51と、該第1液体燃料51とは異なる種類の燃料である第2液体燃料52と、を含んでもよい(例えば図6参照)。
そして、オイルバーナー装置20は、例えば図6に非限定的に例示するように、第1液体燃料51の供給源である第1供給源61と、第2液体燃料52の供給源である第2供給源62と、第1供給源61から第1流路32に第1液体燃料51を供給するための第1燃料供給ライン71と、第2供給源62から第2流路34に第2液体燃料52を供給するための第2燃料供給ライン72と、蒸気発生器82で発生された蒸気55Bを抽気する抽気ライン84と、抽気ライン84からの蒸気55Bにより第1液体燃料51を加熱する加熱装置86と、をさらに備えていてもよい。
蒸気発生器82は、火炉10内の燃焼で生じた熱との熱交換によって蒸気55Bを発生し得るものであればよく、例えば、上述した熱交換器7であってもよい。
抽気ライン84は、蒸気発生器82(又は熱交換器7)で生じた蒸気55Bを抽気し、必要に応じて設置された加熱装置86に導くことにより、加熱装置86に熱を供給する。
加熱装置86は、第1供給源61又は第1供給ライン71において内部の第1液体燃料51を加熱可能に配置され得る。
このように、蒸気発生器82、抽気ライン84及び加熱装置86を備えた構成によれば、蒸気発生器82で発生した蒸気55Bを抽気ライン84で抽気して加熱装置86で用いることにより、第1流路32に供給する前に第1液体燃料51を加熱することができる。つまり、第1液体燃料51の粘度を第1流路32に供給される前に低下させることができる。これにより、例えば粘度の高い液体燃料50を第1液体燃料51として設定した場合であっても、オイルバーナー装置20の外部に別の熱源を必要とすることなく、第1液体燃料51の輸送性及び燃焼性を向上させることができる。
図8は、他の実施形態に係るオイルバーナー装置の構成例を簡略的に示す概略図である。図9は、一実施形態に係るボイラの運転方法を示すタイムチャートである。
図8及び図9に非限定的に例示するように、本開示の少なくとも一実施形態に係るボイラの運転方法は、本開示の何れかに示す構成を含むオイルバーナー装置20と、該オイルバーナー装置20から液体燃料50とアトマイズ流体55とが混合されて噴射される火炉10と、を備えるボイラ2の運転方法であって、オイルバーナー装置20により、第2液体燃料52とアトマイズ流体55としての空気55Aとを混合して火炉10に噴射することでボイラ2を起動するステップ(図9に例示するA〜Bの区間)と、ボイラ2の起動により発生した蒸気によって第1液体燃料51を加熱するステップ(図9に例示するB〜Cの区間)と、加熱された第1液体燃料51とアトマイズ流体55としての蒸気55Bとを混合して上記火炉10に噴射することでボイラ2を運転するステップ(図9に例示するC〜Dの区間)と、を備えている。
上記の方法によれば、ボイラ2は、第1液体燃料51よりも粘度の低い第2液体燃料52と空気55Aとを燃焼させることで容易に起動される。ボイラ2の起動に伴い生成された蒸気55Bを用いて第2液体燃料52よりも粘度の高い第1液体燃料51を予め加熱することができる。つまり、第1液体燃料51の供給前に該第1液体燃料51の粘性を予め低下させることができるので、第1液体燃料51の輸送性及び燃焼性を向上させることができる。
幾つかの実施形態では、蒸気55Bの発生後に空気55Aの供給を停止するステップ(図9に例示するE以降の区間)と、第2液体燃料52の供給開始後に第1液体燃料51の供給を停止するステップ(図9に例示するF以降の区間)と、をさらに備えていてもよい。この方法によれば、ボイラ2の起動後、十分に時間が経過した際には、主に第2液体燃料52よりも燃焼性の低い第1液体燃料51とアトマイズ流体55としての蒸気55Bとを用いてボイラ2を運転することができる。よって、燃焼性は低くても経済的な第1液体燃料51を効率的に燃焼させることができる。
以上述べたように、本発明の幾つかの実施形態によれば、燃料噴射量の調整範囲を拡大することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、これらの形態を組み合わせた形態も含む。
1 火力発電プラント
2 ボイラ
3 蒸気タービン
3A 高圧タービン(蒸気タービン)
3B 低圧タービン(蒸気タービン)
4 発電機
5 復水器
6 ポンプ
7 熱交換器
8 煙突
10 火炉
12 炉壁部
13 炉底部
20 オイルバーナー装置
30 バーナー本体
32 第1流路
34 第2流路
36 第3流路
40 バーナーチップ
42 第1ミキシングノズル
44 第2ミキシングノズル
46A,46B 噴射孔
50 液体燃料
51 第1液体燃料
52 第2液体燃料
55 アトマイズ流体
55A 空気
55B 蒸気
61 第1供給源
62 第2供給源
71 第1燃料供給ライン
72 第2燃料供給ライン
73 バイパス流路
74 バイパス弁
82 蒸気発生器
84 抽気ライン
86 加熱装置
X 軸線方向

Claims (9)

  1. 液体燃料とアトマイズ流体とを混合して噴射するオイルバーナー装置であって、
    前記液体燃料を供給するための第1流路及び第2流路、並びに前記アトマイズ流体を供給するための第3流路、が内部に形成されるバーナー本体と、
    前記バーナー本体に接続されるバーナーチップであって、
    前記第1流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第1ミキシングノズル、及び
    前記第2流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第2ミキシングノズルであって、前記第1ミキシングノズルの噴射孔よりも小さな噴射孔を有する少なくとも一つの第2ミキシングノズル、を含むバーナーチップと、
    を備えることを特徴とするオイルバーナー装置。
  2. 前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料である第2液体燃料と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオイルバーナー装置。
  3. 前記第1液体燃料の供給源である第1供給源と、
    前記第2液体燃料の供給源である第2供給源と、
    前記第1供給源から前記第1流路に前記第1液体燃料を供給するための第1燃料供給ラインと、
    第2供給源から前記第2流路に前記第2液体燃料を供給するための第2燃料供給ラインと、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載のオイルバーナー装置。
  4. 前記第3流路は、前記バーナー本体の軸線方向に沿って延在し、
    前記第1流路、及び前記第2流路は、前記軸線方向に対して直交する断面において環状に形成され、
    前記第1流路は前記第2流路の外側に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のオイルバーナー装置。
  5. 前記第1燃料供給ラインと前記第2燃料供給ラインとを連通するバイパス流路と、
    前記バイパス流路を開閉可能に配置されたバイパス弁と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のオイルバーナー装置。
  6. 前記アトマイズ流体は空気又は蒸気である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のオイルバーナー装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のオイルバーナー装置と、
    前記オイルバーナー装置から前記液体燃料と前記アトマイズ流体とが混合されて噴射される火炉と、
    を備えることを特徴とするボイラ。
  8. 前記ボイラは、
    前記火炉内に配置された蒸気発生器をさらに備え、
    前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料である第2液体燃料と、を含み、
    前記オイルバーナー装置は、
    前記第1液体燃料の供給源である第1供給源と、
    前記第2液体燃料の供給源である第2供給源と、
    前記第1供給源から前記第1流路に前記第1液体燃料を供給するための第1燃料供給ラインと、
    第2供給源から前記第2流路に前記第2液体燃料を供給するための第2燃料供給ラインと、
    前記蒸気発生器で発生された蒸気を抽気する抽気ラインと、
    前記抽気ラインからの前記蒸気により前記第1液体燃料を加熱する加熱装置と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載のボイラ。
  9. 液体燃料とアトマイズ流体とを混合して噴射するオイルバーナー装置であって、
    前記液体燃料を供給するための第1流路及び第2流路、並びに前記アトマイズ流体を供給するための第3流路、が内部に形成されるバーナー本体と、
    前記バーナー本体に接続されるバーナーチップであって、
    前記第1流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第1ミキシングノズル、及び
    前記第2流路により供給された前記液体燃料と前記第3流路により供給された前記アトマイズ流体とを混合して噴射する少なくとも一つの第2ミキシングノズル、を含むバーナーチップと、を備えるオイルバーナー装置と、
    前記オイルバーナー装置から前記液体燃料とアトマイズ流体とが混合されて噴射される火炉と、
    を備えるボイラの運転方法であって、
    前記液体燃料は、第1液体燃料と、前記第1液体燃料とは異なる種類の燃料であって前記第1液体燃料よりも低い粘度を有する第2液体燃料と、を含み、
    前記ボイラの運転方法は、
    前記オイルバーナー装置により、前記第2液体燃料と前記アトマイズ流体としての空気とを混合して前記火炉に噴射することで前記ボイラを起動するステップと、
    前記ボイラの起動により発生した蒸気によって前記第1液体燃料を加熱するステップと、
    加熱された前記第1液体燃料と前記アトマイズ流体としての前記蒸気とを混合して前記火炉に噴射することで前記ボイラを運転するステップと、
    を備えることを特徴とするボイラの運転方法。
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