JP2019116866A - 冷却ファン制御装置 - Google Patents

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Ryosuke Nishina
亮甫 仁科
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Abstract

【課題】ファンクラッチに発生する応力を低コストで抑制可能な冷却ファン制御装置を提供する。【解決手段】エンジン10により回転される駆動軸11と冷却ファン21との間に介在されたファンクラッチ30のクラッチバルブ33を制御する冷却システムコントローラ41およびファンクラッチコントローラ42は、冷却制御に基づいてクラッチバルブ33を閉弁状態としてファンクラッチ30を非駆動力伝達状態に制御しているときに、エンジン10の駆動によりファンクラッチ30に発生する応力が応力低下を必要とするまで高まった所定の応力低下要求状態と判定した際には、クラッチバルブ33を開弁してドライブディスク31とクラッチケース32との間に粘性流体を供給する応力抑制処理を行う冷却ファン制御装置とした。【選択図】図3

Description

本開示は、冷却ファン制御装置に関する。
従来、エンジンの冷却に用いる冷却ファンの回転制御を、エンジンにより駆動される駆動軸と、冷却ファンとの間に設けられたファンクラッチの駆動力伝達状態を制御して行う制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の冷却ファン制御装置は、ファンクラッチにおいて、駆動軸に一体的に結合された駆動部材と、駆動軸に軸受を介して支持された冷却ファン側の従動部材との駆動力伝達を粘性流体により行う。そして、駆動部材と従動部材との間の粘性流体の供給量は、電磁バルブにより制御し、この粘性流体の供給量に応じて冷却ファンの回転数を制御している。また、この従来の冷却ファン制御装置は、ファン回転数を、ラジエータ冷却液温度、ファン回転速度、トランスミッションオイル温度、車速、エンジン回転速度などのエンジンの冷却に関する情報に基づいて制御するとともに、PID(Proportional-Integral-Differential Controller)制御に基づいてフィードバック制御を行うようにしている。
特開2006−177163号公報
ところで、エンジンにより駆動される冷却ファンでは、エンジンの振動が駆動軸を介してファンクラッチに伝達される。
このファンクラッチへの振動伝達の際に、ファンクラッチが非駆動力伝達状態である場合、ファンクラッチにおいて駆動軸と一体の駆動部材側と、駆動軸に軸受を介して支持される従動部材側とで、振動伝達状態が異なる。また、この場合、ファンクラッチの駆動部材と従動部材との間に粘性流体が介在しないため、粘性流体による減衰効果も得られない。このため、ファンクラッチに応力が生じ、かつ、この応力が、粘性流体を介して駆動力伝達を行っている場合と比較して相対的に大きくなる。
そこで、ファンクラッチには、この応力に対応できる強度を与える必要があり、大型化、重量増、コストアップなどを招くおそれがある。また、このようなエンジン振動による発生応力特性は、エンジンの種別により異なるため、搭載されるエンジンによっては、既存のファンクラッチの設計変更が必要になる場合もあり、その場合には、さらなるコストアップを招く。
本開示は、上記問題に着目して成されたもので、ファンクラッチに発生する応力を低コストで抑制可能な冷却ファン制御装置の提供を目的とする。
本開示の冷却ファン制御装置は、
エンジンにより回転され、前記エンジンの冷却を行う冷却ファンと、
前記エンジンにより回転される駆動軸と前記冷却ファンとの間に介在され、粘性流体を介して前記駆動軸により回転される駆動部材から前記冷却ファンに連結された従動部材に駆動力を伝達可能なファンクラッチと、
前記ファンクラッチに設けられ、前記駆動部材と前記従動部材との間に前記粘性流体を供給して前記ファンクラッチを駆動力伝達状態とする開弁状態と、前記駆動部材と前記従動部材との間へ前記粘性流体を非供給状態として前記ファンクラッチを非駆動力伝達状態とする閉弁状態とを形成可能な電磁バルブと、
前記エンジンの冷却に関する入力情報に基づいて前記電磁バルブの開閉を制御し、前記ファンクラッチを前記駆動力伝達状態と前記非駆動力伝達状態とに切り替えて前記冷却ファンの回転を制御する冷却制御を実行するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記冷却制御に基づいて前記電磁バルブを前記閉弁状態として前記ファンクラッチを非駆動力伝達状態に制御しているときに、前記エンジンの駆動により前記ファンクラッチに発生する応力が応力低下を必要とするまで高まった所定の応力低下要求状態と判定した際には、前記電磁バルブを前記開弁状態として前記駆動部材と前記従動部材との間に前記粘性流体を供給する応力抑制処理を行う冷却ファン制御装置とした。
本開示の冷却ファン制御装置では、電磁バルブを閉弁状態としてファンクラッチが非駆動力伝達状態となっているときにファンクラッチの発生応力が高まった場合、コントローラが応力抑制処理を行い、ファンクラッチの駆動部材と従動部材との間に粘性流体を供給する。
したがって、供給された粘性流体により減衰作用が得られ、発生応力を抑制することができる。また、従動部材側への駆動力伝達により振動系の質量が変化し、共振周波数特性が変化することでも、発生応力を抑制することができる。そして、この発生応力の抑制を、単に、既存の電磁バルブの制御により行うため、ファンクラッチの各部材の強度を高める場合と比較して、低コストで応力の低減が可能である。
実施の形態1の冷却ファン制御装置が適用された冷却装置を示す全体概略図である。 実施の形態1の冷却ファン制御装置に適用されたファンクラッチの断面図である。 実施の形態1の冷却ファン制御装置の制御系を示すブロック図である。 実施の形態1の冷却ファン制御装置における冷却制御時の雰囲気温度に応じたターゲットファン回転数特性を示す制御特性図である。 実施の形態1の冷却ファン制御装置におけるエンジン回転数とファンクラッチの発生応力との関係を示す応力特性図である。 実施の形態1の冷却ファン制御装置における応力抑制処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本開示の冷却ファン制御装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の冷却ファン制御装置が適用された冷却装置を示す全体概略図であり、実施の形態1の冷却ファン制御装置は、車両の駆動源としてのエンジン10の冷却装置20に設けられた冷却ファン21の作動を制御する。
ここで、冷却装置20の構成を簡単に説明する。
この冷却装置20は、エンジン10の冷却水を、エンジン10とラジエータ22との間で循環させる循環路23と、この循環路23に冷却水を送るウォータポンプ24と、ラジエータ22に送風する冷却ファン21とを備える。
また、冷却ファン21は、エンジン10により回転される駆動軸11により回転され、この駆動軸11と冷却ファン21との間にファンクラッチ30が介在されている。
ファンクラッチ30は、駆動軸11から粘性流体(不図示)を介して冷却ファン21に駆動力伝達可能であり、粘性流体の供給量に応じて駆動力の伝達状態(締結状態)を変化させファン回転数を可変制御するものである。なお、ファンクラッチ30の構造については後述する。
また図1では、駆動軸11は、クランクシャフト12の回転がプーリ13を介して伝達されるものを示しているが、クランクシャフト12により直接回転させるようにしてもよい。
以下に、ファンクラッチ30の断面図である図2に基づいて、ファンクラッチ30の構造を説明する。
ファンクラッチ30は、駆動力伝達状態(締結状態)を可変制御し、ファン回転数を任意に変更可能な「外部制御式」と称されるものが用いられており、ドライブディスク(駆動部材)31と、クラッチケース(従動部材)32と、粘性流体(不図示)、クラッチバルブ(電磁バルブ)33とを備える。
ドライブディスク31は駆動軸11の先端部(図において左方向の先端)に結合され、駆動軸11と一体的に回転する。
クラッチケース32は、ドライブディスク31を収容する収容空間32aを有し、かつ、駆動軸11に軸受34を介して相対回転可能に支持されている。さらに、クラッチケース32の外周には、冷却ファン21がボルト21aを締結して結合されている。
粘性流体(不図示)は、ドライブディスク31とクラッチケース32との間で駆動力を伝達するもので、この粘性流体としては、例えば、シリコンオイルを用いることができる。
クラッチバルブ33は、開弁および閉弁することにより粘性流体の供給量を調整して駆動力伝達状態と、非駆動力伝達状態とに切り替える。
したがって、ファンクラッチ30は、駆動力伝達状態では、ドライブディスク31からクラッチケース32へ駆動力を伝達して冷却ファン21をクラッチケース32と共に回転させる。一方、ファンクラッチ30は、非駆動力伝達状態では、クラッチケース32および冷却ファン21は非回転となる。
以下、ファンクラッチ30の構成を詳細に説明する。
ドライブディスク31は、金属製(アルミニウム、鉄など)の円板であり、中央部に貫通穴31aが形成されている。そして、ドライブディスク31の貫通穴31aに、セレーションが形成された駆動軸11の先端部を圧入し、貫通穴31aを塑性変形させて結合されている。なお、駆動軸11に対するドライブディスク31の結合構造としては、上記の他に、貫通穴31aに駆動軸11の先端部を強圧入(締り嵌め)して結合してもよい。あるいは、駆動軸11の先端部に雄ネジを形成し、貫通穴31aに雌ネジを形成し、この雄ネジと雌ねじとを噛み合わせて結合させてもよい。さらに、いずれの結合構造であっても、ロックナット31bを用いてドライブディスク31を駆動軸11に固定し、結合のバックアップを行うようにしてもよい。
クラッチケース32は、軸方向(駆動軸11の回転中心軸に沿う方向)に並設されたケース32bとカバー32cとを備えている。これらケース32bおよびカバー32cは、例えば、アルミニウム合金、スチール、マグネシウム、銅などの金属や、ポリフェニレンサルファイド樹脂などの耐熱性樹脂などにより形成することができる。
ケース32bとカバー32cとの間には、前述した収容空間32aが形成されている。そして、この収容空間32aは、仕切板35により油溜室36とトルク伝達室37とに区画されている。さらに、トルク伝達室37には、前述したドライブディスク31が収容され、ドライブディスク31の外周と、カバー32cとの間にラビリンス溝38が形成されている。
したがって、ファンクラッチ30では、トルク伝達室37に粘性流体が供給されると、ドライブディスク31とカバー32cとの間のラビリンス溝38においてトルク伝達を行う。そして、このトルク伝達状態では、カバー32cがドライブディスク31に連れ回り、よって、冷却ファン21が回転する。
ここで、粘性流体は、ラビリンス溝38において生じるせん断応力に対する抵抗力が高く、この時の冷却ファン21の回転数(ファン回転数)は、粘性流体の供給量およびラビリンス溝38のせん断応力に依存する。すなわち、粘性流体の供給量が相対的に多い程、また、駆動軸11の回転数(回転速度)が高い程、駆動軸11と冷却ファン21との回転数差が小さくなり、両者は一体的に回転する。逆に、粘性流体の供給量が相対的に少ない程、また、駆動軸11の回転数(回転速度)が低い程、駆動軸11と冷却ファン21との回転数差が大きくなり、冷却ファン21の回転速度が低下する。なお、トルク伝達室37に供給された粘性流体は、トルク伝達室37の外周から循環路を介して油溜室36に戻される。
トルク伝達室37への粘性流体の供給量は、クラッチバルブ33の開度(後述するデューティ比)に依存する。
ここで、クラッチバルブ33の構造を説明する。
クラッチバルブ33は、板バネ33b、アーマチュア33cを備える。
板バネ33bは、油供給調整孔33aを開閉可能な弁部を有するとともに、磁気ループエレメント32dに軸方向に沿う方向に対向する位置に、電磁石33dの磁力により吸引可能なアーマチュア33cが設けられている。なお、油供給調整孔33aは、仕切板35を貫通し、油溜室36とトルク伝達室37を連通して形成されている。
電磁石33dは、ケース32bに対し軸方向に隣接する位置で、駆動軸11の外周に軸受39を介して取り付けられている。また、ケース32bには、電磁石33dに嵌り合ってリング状の磁気ループエレメント( 磁性体)32dが組み込まれている。
そして、電磁石33dがOFF(非励磁状態)の時はアーマチュア33cが板バネ33bの付勢力により磁気ループエレメント32dから離間し、油供給調整孔33aが閉じられた閉弁状態となり、油溜室36からトルク伝達室37への粘性流体の供給は行われない。この場合、ファンクラッチ30は、非駆動力伝達状態であり、いわゆるクラッチ解放状態となる。
一方、電磁石33dがON(励磁状態)の時は、アーマチュア33cが板バネ33bの付勢力に抗して磁気ループエレメント32dに吸引され、板バネ33bが、軸方向に沿う方向でケース32bの方向(図において右方向)に移動し、閉方向の付勢力が弱まる。これにより、油供給調整孔33aが開かれ、つまり、開弁状態となり、油溜室36からトルク伝達室37へ粘性流体が供給される。この場合、ファンクラッチ30は、駆動力伝達状態となり、いわゆるクラッチ締結状態となる。
次に、電磁石33dの制御に基づくファンクラッチ30の駆動力伝達状態の制御について説明する。
図3は、ファンクラッチ30の制御システムの概略を示すブロック図である。
ファンクラッチ30の制御を行うコントローラとして、冷却システムコントローラ41と、ファンクラッチコントローラ42とを備える。
冷却システムコントローラ41は、エンジン10の冷却制御を実行するもので、エンジン10の冷却に関する入力情報に応じて最適なファン回転数であるターゲットファン回転数を求める。ファンクラッチコントローラ42は、冷却システムコントローラ41により求めたターゲットファン回転数で冷却ファン21を回転させるよう電磁石33dの吸引状態を制御する。
そこで、冷却システムコントローラ41は、エンジン10の冷却に関する入力情報として、トランスミッションオイル温度、エンジンオイル温度、エアコンヘッドプレッシャ、車両速度、エンジン冷却液温度、エンジン10の雰囲気温度を入力する。
冷却システムコントローラ41には、これらの入力情報に応じた最適なファン回転数が予め設定されている。
図4は、冷却システムコントローラ41によるターゲットファン回転数の制御特性の一例であって、雰囲気温度に応じたターゲットファン回転数特性を示している。
このようにターゲットファン回転数は、雰囲気温度に応じて、最低回転数Rminと最大回転数Rmaxとの間で、図において点線により示す第1の特性(ライン)FC1、第2の特性(ライン)FC2、第3の特性(ライン)FC3のいずれかを用いて決定する。例えば、雰囲気温度が高い程、冷却要求が高いと判断し、ターゲットファン回転数を高く設定する。
また、雰囲気温度に対する冷却ファン回転数の特性は、第1〜第3の特性FC1〜FC3のいずれか1つの特定を用いて制御してもよい。あるいは、他の入力情報、例えば、エンジンオイル温度やエンジン冷却液温度などに応じて、第1〜第3の特性FC1〜FC3から選択して制御してもよい。例えば、他の入力情報(エンジンオイル温度やンジン冷却液温度など)の値が高い程、冷却要求が高いとして、第3の特性FC3以外の、第1の特性FC1や第2の特性FC2を用いる。逆に、他の入力情報(エンジンオイル温度やエンジン冷却液温度など)の値が低い場合は、第3の特性FC3を用いる。さらに、第1〜第3の特性FC1〜FC3以外の特性を用いることもできる。
図3に戻り、ファンクラッチコントローラ42は、冷却システムコントローラ41において決定したターゲットファン回転数に応じたデューティ比(PWM信号)を求め、このデューティ比に応じて電磁石33d(図2参照)を駆動させる制御信号を出力する。なお、デューティ比は、その値が高いほどバルブ開弁率(粘性流体の流量)が高くなり、ファン回転数が大きな値となる。
これにより、図2に示すファンクラッチ30のクラッチバルブ33では、デューティ比に応じた弁開度に制御され、この弁開度に応じた供給量の粘性流体が、油溜室36からトルク伝達室37に供給される。そして、この粘性流体の供給量に応じて、ファンクラッチ30においてドライブディスク31からクラッチケース32に駆動力が伝達され、冷却ファン21が回転して冷却風が形成され、冷却装置20によるエンジン10の冷却を行う。
なお、図3に示すように、ファンクラッチコントローラ42は、ファンクラッチ30から実際のファン回転数を入力し、PID制御などのフィードバック制御により冷却ファン21がターゲットファン回転速度で回転するように補正を行う。
さらに、ファンクラッチコントローラ42では、ファンクラッチ30を非駆動力伝達状態としているとき(冷却ファン21の非回転制御時)に、ファンクラッチ30に発生する応力を低減するための応力抑制処理を実行する。
すなわち、ファンクラッチ30では、ドライブディスク31はエンジン10の駆動中は駆動軸11により常時回転される。一方、クラッチケース32および冷却ファン21は、ファンクラッチ30が駆動力伝達状態となった場合に回転する。
このため、ファンクラッチ30の非駆動力伝達時には、エンジン振動による固有共振周波数帯域では、非固有共振周波数域と比較して相対的に大きな応力が発生する。
これについて説明を加えると、ファンクラッチ30のドライブディスク31は、駆動軸11に結合され、エンジン10で発生した振動が伝播する。
一方、クラッチケース32は、駆動軸11に軸受34により支持されており、この軸受34にはクリアランスがあることから、駆動軸11から伝わる振動が増大する。
特に、トルク伝達室37に粘性流体が注入されていないときは、ファンクラッチ30の構造上内部にクリアランスを有し、重量バランスが不安定な状態となっており、エンジン回転数(振動数)が変化する際に、ファンクラッチ30に共振現象が発生する運転領域が生じる。
そして、ファンクラッチ30に共振現象が発生した場合、ファンクラッチ30に大きな応力が発生する。
図5は、実施の形態1の冷却ファン制御装置におけるエンジン回転数とファンクラッチ30の発生応力との関係を示す応力特性図である。
すなわち、この応力特性図は、横軸に示すエンジン回転数(ファンクラッチ振動数としてもよい)に対応するファンクラッチ30において発生する応力(ファンクラッチ30における出力加速度でもよい)を縦軸で表している。なお、この応力特性は、ファンクラッチ30が非駆動力伝達状態、すなわち、クラッチ解放状態で駆動軸11から冷却ファン21に駆動力を伝達していない状態における特性である。
そして、図5において実線は、クラッチバルブ33が電磁石33dに非通電状態の閉弁状態であり、ファンクラッチ30が非駆動力伝達状態における発生応力の特性を示している。
この実線の応力特性に示すように、第1のエンジン回転数領域Nrfr1と第2のエンジン回転数領域Nrfr2の2つの回転数領域で、ファンクラッチ30において発生する応力が立ち上がるピーク域が生じている。そして、両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2において発生する応力は、ファンクラッチ33に対して悪影響を与えるおそれがある値であって、応力の低下が必要な値である。
そこで、本実施の形態1では、エンジン回転数Neがこの2つのエンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれかの領域の値となっているときを応力低下要求状態として、ファンクラッチ30に発生する応力を低下させる処理である応力抑制処理を実行する。なお、これらのエンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2は、実験やシミュレーションに基づいて、発生応力がファンクラッチ30の剛性などに応じて設定した許容範囲を超える領域として設定する。
以下に、図6のフローチャートに基づいて、応力抑制処理を説明する。
なお、図6は実施の形態1の冷却ファン制御装置における応力抑制処理の流れを示すフローチャートである。
最初のステップS1では、ファンクラッチ30が非駆動力伝達状態であるか否か、すなわち、クラッチバルブ33を閉弁状態に制御しているか否か判定する。つまり、ステップS1では、冷却システムコントローラ41による冷却制御に基づくターゲットファン回転速度が0であり、ファンクラッチコントローラ42からファンクラッチ30に対してクラッチバルブ33を閉弁状態に維持しているか否か判定する。
そして、ファンクラッチ30が非駆動力伝達状態(クラッチバルブ閉弁=デューティ比0)である場合は、ステップS2に進み、ファンクラッチ30が駆動力伝達状態(クラッチバルブ開弁=デューティ比が最低回転数Rmin相当の値以上)である場合は、1回の応力抑制処理を終了する。
ファンクラッチ30の非駆動力伝達状態の場合に進むステップS2では、エンジン回転数Neが、第1のエンジン回転数領域Nrfr1と第2のエンジン回転数領域Nrfr2のいずれかの領域内であるか否か判定する。そして、エンジン回転数Neが両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2いずれかの領域内である場合には、ステップS3に進み、両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれでもない場合には、ステップS4に進む。
エンジン回転数Neが両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれかである場合、すなわち、ファンクラッチ30に生じる応力のピーク域である場合に進むステップS3では、クラッチバルブ33を応力抑制駆動させる制御信号を出力する。
このクラッチバルブ33の応力抑制駆動では、油溜室36の粘性流体を、ファンクラッチ30の共振を抑制させることのできる所定量だけトルク伝達室37へ供給するように、クラッチバルブ33を開弁駆動させる。
また、この応力抑制駆動時にトルク伝達室37に供給する粘性流体の量は、本実施の形態1では、冷却ファン21の回転制御を行う場合に供給する量よりも少ない量とする。
すなわち、ファン回転数を、最低回転数Rminから0の範囲内に制御可能な粘性流体の供給量となるようにクラッチバルブ33の流量(開度)を制御する。
なお、このステップS3におけるファンクラッチ応力抑制駆動を行う場合の粘性流体の供給量(クラッチバルブ33の開度)は、上記流量に限定されるものではない。すなわち、実験結果などに基づいて、ファンクラッチ30において発生する応力を所定値以下に低下させる範囲内で、できるだけ少ない供給量(クラッチバルブ開度)となるようにすればよく、その際のファン回転数が、最大回転数Rmax以下の範囲内であればよい。そして、適正な流量は、適用するエンジンの型式ごとに、実験を行って決定すればよい。
このステップS3のファンクラッチ応力抑制駆動を行った場合、トルク伝達室37に粘性流体が供給されることにより、ドライブディスク31とクラッチケース32との間に、粘性流体が存在することで、共振に対するダンパ効果による振動抑制効果が得られる。
さらに、粘性流体の供給により、クラッチケース32に回転力が生じ、ジャイロ効果が生まれ、共振振動数域を変更し、発生応力を抑制することが可能となる。
図5において点線は、応力抑制駆動を行った場合のファンクラッチ30の応力特性を示している。
実線により示すファンクラッチ解放時の応力特性と比較して、ピーク域における発生応力が低下するとともに、ピーク域のエンジン回転領域が、ファンクラッチ解放時のピーク値である両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2から高回転側に変化している。
したがって、その時点のエンジン回転数Neに対応して発生する応力が大幅に低下する。
また、この際、粘性流体の供給量は、通常のファン回転時に供給する量よりも少ないため、エンジン10の負荷成分を低く抑えることができ、応力抑制駆動による燃費悪化を抑えることができる。
図6に戻り、ステップS2においてNOと判定、すなわち、エンジン回転数Neが両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれの領域でもない場合に進むステップS4では、クラッチバルブ33を閉状態に維持し、ファンクラッチ30を非駆動力伝達状態に維持する。この場合、発生応力は、両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2で発生する値よりも小さく、ファンクラッチ30に悪影響を与えることはない。
以上のように、本実施の形態では、クラッチバルブ33をOFF(閉弁)して、ファンクラッチ30が非駆動力伝達状態であるときに、エンジン回転数が、両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれかの領域内の場合、クラッチバルブ33の応力抑制駆動を行う。また、エンジン回転数が両エンジン回転数領域Nrfr1,Nrfr2のいずれでもない場合は、クラッチバルブ33のOFF(閉弁)状態、すなわち、ファンクラッチ30の非駆動力伝達状態を維持する。
(実施の形態1の効果)
以下に、実施の形態1の冷却ファン制御装置の効果を列挙する。
1)実施の形態1の冷却ファン制御装置は、
エンジン10により回転され、エンジン10の冷却を行う冷却ファン21と、
エンジン10により回転される駆動軸11と冷却ファン21との間に介在され、粘性流体を介して駆動軸11により回転される駆動部材としてのドライブディスク31から冷却ファン21に連結された従動部材としてのクラッチケース32に駆動力を伝達可能なファンクラッチ30と、
ファンクラッチ30に設けられ、ドライブディスク31とクラッチケース32との間へ粘性流体を供給してファンクラッチ30を駆動力伝達状態とする開弁状態と、ドライブディスク31とクラッチケース32との間へ粘性流体を非供給状態としてファンクラッチ30を非駆動力伝達状態とする閉弁状態とを形成可能な電磁バルブとしてのクラッチバルブ33と、
エンジン10の冷却に関する入力情報に基づいてクラッチバルブ33の開閉を制御し、ファンクラッチ30を駆動力伝達状態と非駆動力伝達状態とに切り替えて冷却ファン21の回転を制御する冷却制御を実行する冷却システムコントローラ41およびファンクラッチコントローラ42と、
を備え、
冷却システムコントローラ41およびファンクラッチコントローラ42は、冷却制御に基づいてクラッチバルブ33を閉弁状態としてファンクラッチ30を非駆動力伝達状態に制御しているときに、エンジン10の駆動によりファンクラッチ30に発生する応力が応力低下を必要とするまで高まった所定の応力低下要求状態と判定した際には、クラッチバルブ33を開弁状態としてドライブディスク31とクラッチケース32との間に粘性流体を供給する応力抑制処理を行う冷却ファン制御装置とした。
クラッチバルブ33を閉弁状態としてファンクラッチ30が非駆動力伝達状態となっているときには、ファンクラッチ30に発生する応力が高まる場合がある。この発生応力が応力低下を必要とする所定の応力低下要求状態と判定した際には、応力抑制処理を行ってクラッチバルブ33を開弁してドライブディスク31とクラッチケース32との間に粘性流体を供給する。
したがって、この供給された粘性流体により減衰作用が得られる。また、粘性流体の供給によりクラッチケース32に回転力が生じ、ジャイロ効果が生まれることで、共振振動数域が変化し、発生応力を抑制することが可能となる。
よって、ファンクラッチ30の各部材の強度を高める場合と比較して、低コストでファンクラッチ30に生じる応力の低減が可能である。また、搭載対象のエンジンが異なることによりその共振周波数が変化した場合にも、応力低下要求状態と判定する条件(例えば、各エンジン回転数領域Nrfr1、Nrfr2の値)を変えて容易に対応して、発生応力の低減が可能であり、汎用性に優れる。
2)実施の形態1の冷却ファン制御装置は、
ファンクラッチコントローラ42は、エンジン回転数が、予め設定された判定値の領域である第1のエンジン回転数領域Nrfr1および第2のエンジン回転数領域Nrfr2にあるときに応力低下要求状態と判定する。
このエンジン回転数Neは、車両において一般的な検出信号であり、センサなどを新たに追加することなく検出可能であり、この既存の検出信号を用いて応力低下要求状態を判定することができる。よって、低コストで応力低下要求状態の判定が可能である。
3)実施の形態1の冷却ファン制御装置は、
ファンクラッチコントローラ42は、応力抑制処理時のクラッチバルブ33における粘性流体の流量を、ファンクラッチ30の共振を緩和可能な量とする。
したがって、ファンクラッチ30に発生する応力を確実に低減することができる。
4)実施の形態1の冷却ファン制御装置は、
ファンクラッチコントローラ42は、応力抑制処理時には、クラッチバルブ33の流量を、冷却制御時のファン回転数よりも低い回転数とする流量とする。
したがって、応力抑制処理により粘性流体を供給した際のエンジン負荷を抑えることができる。
5)実施の形態1の冷却ファン制御装置は、
冷却システムコントローラ41およびファンクラッチコントローラ42は、冷却制御時に、クラッチバルブ33における流量を、クラッチバルブ33の電磁石33dへのOFF信号とON信号とによるデューティ比により制御し、かつ、応力抑制処理時には、冷却制御時に使用するデューティ比よりも開弁率が低いデューティ比とする。
したがって、応力抑制処理により粘性流体を供給した際のエンジン負荷を抑えることができ、かつ、高精度で粘性流体の供給を行うことができる。
以上、本開示の冷却ファン制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られず、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施の形態では、応力低下要求状態の判定を、エンジン回転数に基づいて行う例を示したが、これに限定されずファンクラッチの振動数や出力加速度などファンクラッチに生じる応力を判定できる値を用いてもよい。
また、エンジンの冷却に関する入力情報として、トランスミッションオイル温度、エンジンオイル温度、エアコンヘッドプレッシャ、車両速度、エンジン冷却液温度、エンジンの雰囲気温度を示したが、これらに限定されないとともに、これら全ての情報を用いることなく、これらの情報を1以上用いるようにしてもよい。
また、実施の形態では、粘性流体としてシリコンオイルを用いたが、高いせん断応力が得られる流体であれば、シリコンオイルに限定されない。
また、クラッチバルブの開度は、デューティ比による制御の他、ストローク量に基づいて制御してもよい。
Ne エンジン回転数
Nrfr1 第1のエンジン回転数領域(判定値の領域)
Nrfr2 第2のエンジン回転数領域(判定値の領域)
10 エンジン
11 駆動軸
20 冷却装置
21 冷却ファン
30 ファンクラッチ
31 ドライブディスク(駆動部材)
32 クラッチケース(従動部材)
33 クラッチバルブ(電磁バルブ)
33d 電磁石
37 トルク伝達室
41 冷却システムコントローラ
42 ファンクラッチコントローラ

Claims (5)

  1. エンジンにより回転され、前記エンジンの冷却を行う冷却ファンと、
    前記エンジンにより回転される駆動軸と前記冷却ファンとの間に介在され、粘性流体を介して前記駆動軸により回転される駆動部材から前記冷却ファンに連結された従動部材に駆動力を伝達可能なファンクラッチと、
    前記ファンクラッチに設けられ、前記駆動部材と前記従動部材との間に前記粘性流体を供給して前記ファンクラッチを駆動力伝達状態とする開弁状態と、前記駆動部材と前記従動部材との間へ前記粘性流体を非供給状態として前記ファンクラッチを非駆動力伝達状態とする閉弁状態とを形成可能な電磁バルブと、
    前記エンジンの冷却に関する入力情報に基づいて前記電磁バルブの開閉を制御し、前記ファンクラッチを前記駆動力伝達状態と前記非駆動力伝達状態とに切り替えて前記冷却ファンの回転を制御する冷却制御を実行するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記冷却制御に基づいて前記電磁バルブを前記閉弁状態として前記ファンクラッチを非駆動力伝達状態に制御しているときに、前記エンジンの駆動により前記ファンクラッチに発生する応力が応力低下を必要とするまで高まった所定の応力低下要求状態と判定した際には、前記電磁バルブを前記開弁状態として前記駆動部材と前記従動部材との間に前記粘性流体を供給する応力抑制処理を行う冷却ファン制御装置。
  2. 請求項1に記載の冷却ファン制御装置において、
    前記コントローラは、エンジン回転数と前記ファンクラッチの振動数とのいずれかが、予め設定された判定値の領域にあるときに前記応力低下要求状態と判定する冷却ファン制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の冷却ファン制御装置において、
    前記コントローラは、前記応力抑制処理時の前記電磁バルブにおける前記粘性流体の流量を、前記ファンクラッチの共振を緩和可能な量とする冷却ファン制御装置。
  4. 請求項3に記載の冷却ファン制御装置において、
    前記コントローラは、前記応力抑制処理時の前記電磁バルブにおける前記流量を、前記冷却制御時のファン回転数よりも低い回転数とする流量とする冷却ファン制御装置。
  5. 請求項4に記載の冷却ファン制御装置において、
    前記コントローラは、前記冷却制御時に、前記電磁バルブにおける前記流量を、OFF信号とON信号とによるデューティ比により制御し、かつ、前記応力抑制処理時には、前記冷却制御時に使用するデューティ比よりも低い開弁率のデューティ比とする冷却ファン制御装置。
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