JP2019115390A - 介護用吊り具 - Google Patents

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【課題】装着が容易で安定した状態で被介護者等を吊り上げ可能な介護用吊り具を提供する。【解決手段】介護用吊り具1は上体固定部2と脚部固定部3と連結部4を有し、上体固定部2は被介護者等の上半身を支持する上体支持部5と、上体支持部5に連結する上体支持フレーム部6と、被介護者等の上半身を覆う上体囲い部8と、ワイヤーを掛ける突起部18と、被介護者等の脇の下を支持するストッパー部22を有する。脚部固定部3は被介護者等の下半身を支持する脚部支持部29と、脚部支持部29に連結する脚部支持フレーム部30と、被介護者等の大腿部を収容する脚部保持部31と、ワイヤーを掛ける突起部32を有する。連結部4により左右の上体支持フレーム部6と脚部支持フレーム部30を連結し、ワイヤーで介護用吊り具1を吊り上げることにより、それらのフレーム部6,30が一定の角度を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、寝たきりの被介護者や老人を容易に吊り上げることが可能な介護用吊り具に関する。
従来より、寝たきりの被介護者や高齢者(以下「被介護者等」という。)については、寝ているベッドからお風呂やトイレまでの自力での移動が困難であることから、リフトやクレーン等を利用して被介護者等を吊り上げながらお風呂等へ移動させている。その際、寝ている姿勢または座っている姿勢の被介護者等に、特殊用具を装着することにより吊り上げている。
そして、被介護者等を吊り上げるための特殊用具として、L字型のフレームに設けられたバンドで、胸部と腰部と脚部をフレームに固定するように縛り、フレームにフックをかけて持ち上げる介護用特殊吊り具や、被介護者等の腹部を覆う腹部ベルトを有する背中部フレームと脚部を覆う脚部ベルトを有する脚部フレームを備え、背中部フレームと脚部フレームを直角位置で固定する固定手段を備え、背中部フレームと脚部フレームにフックを取り付けて吊り上げる介護用吊り装置等が開示されている。
特開2010−75536号公報 特開2000−157580号公報
しかし、上記介護用特殊吊り具は、装着して吊り上げられた被介護者等はその態勢が窮屈であるため不快感を感じるとともに、吊り上げられた被介護者等の状態が不安定であるという問題がある。一方、上記介護用吊り装置は、ベルトで固定された被介護者等の胴体と大腿部の角度が直角となっており、腹部ベルトのみで上半身を支える状態となるため、腹部ベルトが支えきれずに上半身が下方にずり落ちて被介護者等にとって苦しい態勢になるおそれがある。更に、最悪の場合には、腹部ベルトから被介護者等の上半身が抜け落ちて落下する危険性もある。
そこで本発明は、上記のような従来の問題点を解消するものであり、被介護者等がリラックスした状態を保ったまま、被介護者等をベッドから安定した状態で安全に吊り上げることができるとともに被介護者等の落下を確実に防止することができ、装着が容易である介護用吊り具を提供するものである。
上記の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、上体固定部と脚部固定部と連結部を有する介護用吊り具であって、前記上体固定部は被介護者等の上半身を支持する上体支持部と、該上体支持部を支持する上体支持フレーム部と、吊り紐を掛けるための突起部と、被介護者等の左右の脇を支持するストッパー部を有し、前記脚部固定部は脚部支持部と、該脚部支持部上に設置され被介護者等の大腿部を収容する二つの脚部保持部と、前記脚部支持部を支持する脚部支持フレーム部と、吊り紐を掛けるための突起部を有し、前記連結部によって前記上体支持フレーム部と前記脚部支持フレーム部を連結し、前記上体固定部及び前記脚部固定部の前記突起部に吊り紐を掛けて前記介護用吊り具を吊り上げた際に、前記上体支持フレーム部と前記脚部支持フレーム部が一定の角度を形成することを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、前記上体固定部が、被介護者等の上半身の前面を覆う上体囲い部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、前記上体囲い部の設置位置を、前記上体固定部の前後方向に調節可能であることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、前記ストッパー部の設置位置を、前記上体固定部の前後方向及び左右方向に調節可能であることを特徴とする。
また、本願の請求項5に係る発明は、前記介護用吊り具の全長を調節可能であることを特徴とする。
また、本願の請求項6に係る発明は、前記脚部保持部が、その両端部付近に開閉可能な補助部を有することを特徴とする。
また、本願の請求項7に係る発明は、二つの前記脚部保持部が、前記脚部支持部の後方へ向けてハの字状に開いた状態で前記脚部支持部にそれぞれ固定されていることを特徴とする。
上記より、請求項1に係る介護用吊り具によれば、被介護者等への介護用吊り具の装着が容易であるとともに、被介護者等を寝ている姿勢に近い状態で吊り上げることができるため、被介護者等がリラックスした状態で吊り上げることができる。また、被介護者等の上半身を脇の下でも支持するため、吊り上げられた際に被介護者等は介護用吊り具からずり落ちないように体に力を入れてふんばる必要が無い。そして、腕や脚部を完全に固定されずにある程度自由に動かせるため、被介護者等がストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、被介護者等の上半身を多くの箇所で、下半身を大腿部の位置で支持するため、被介護者等を安定的に支持することができる。また、被介護者等の脇の下を支持することで、被介護者等を吊り上げた際に装着した介護用吊り具の位置がずれるのを防止することができるとともに、装着位置のずれによる被介護者等の介護用吊り具からの落下を防止することができるため、安全に吊り上げることができる。更には、被介護者等の臀部周辺を支持する構造ではないため、被介護者等に介護用吊り具を装着して吊り上げることで、介護者による被介護者等の陰部及びその周辺の洗浄作業を容易に行う事が可能となる。
また、請求項2に係る介護用吊り具によれば、上体囲い部により被介護者等の上半身の前面が覆われた状態となるため、被介護者等の不意な起き上がりによる介護用吊り具からの落下を防止することができ、被介護者等を安定させて安全に吊り上げることができる。
また、請求項3、請求項4及び請求項5に係る介護用吊り具によれば、被介護者等の体のバランスや大きさに合わせて上半身の前面を覆う上体囲い部の位置や、脇の下を支持するストッパー部の位置や、介護用吊り具全体の大きさを調節する事ができるため、介護用吊り具を装着して吊り上げる際、被介護者等はよりストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、請求項6に係る介護用吊り具によれば、被介護者等の大腿部を脚部保持部に収容し補助部を起こして閉じた状態とすることで、被介護者等の不意な動きによる大腿部の脚部保持部からの脱落及びそれによる被介護者等の介護用吊り具から落下を防止することができるため、被介護者等を安定させて安全に吊り上げることができる。
また、請求項7に係る介護用吊り具によれば、被介護者等が開脚した状態で吊り上げることができるため、介護者による被介護者等の陰部及びその周辺の洗浄作業を更に容易に行う事が可能となる。
(a)本発明に係る介護用吊り具の平面図である。(b)同右側面図である。 (a)本発明に使用する上体支持部の平面図である。(b)同右側面図である。 (a)本発明に使用する左側上体支持フレーム部の平面図である。(b)同右側面図である。(c)同背面図である。 (a)本発明に使用する左側脚部支持フレーム部の平面図である。(b)同右側図である。(c)同背面図である。 (a)本発明に使用するストッパー部が設けられた左側上体囲い部の平面図である。(b)同右側面図である。(c)図5(a)のA−A線矢印方向から見た断面図である。 (a)本発明に使用する脚部保持部が設けられた脚部支持部の背面図である。(b)同平面図である。(c)本発明に使用する脚部保持部が設けられた脚部支持部の補助部を閉じた状態図の背面図である。(d)本発明に使用する脚部保持部が設けられた脚部支持部の補助部を閉じた状態図の右側面図である。 (a)本発明に使用する左側連結部の平面図である。(b)同右側面図である。(c)同背面図である。 本発明に係る介護用吊り具を被介護者等に装着する途中経過図である。 本発明に係る介護用吊り具を被介護者等に装着した際の状態図である。 本発明に係る介護用吊り具を被介護者等に装着し吊り上げた際の状態図である。
以下、本発明に係る介護用吊り具1について、図1(a)ないし図8(c)に従って説明する。尚、以下では本発明に係る実施態様を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、説明の便宜上、平面図及び右側面図における左側を前(方)、右側を後(方)と称し、平面図における上側を右(側)、下側を左(側)と称し、背面図における右側を右(側)、左側を左(側)と称する。また、介護用吊り具1の周辺側を外側、中央側を内側と称する。そして、構造が左右対称な部材については、対応する部分について同一の名称及び符号を用いて説明する。本発明に係る介護用吊り具1は、上体固定部2と脚部固定部3と連結部4を有する。
上体固定部2は、図1(a)に示すように、上体支持部5と上体支持フレーム部6と上体囲い部8と突起部18とストッパー部22を有する。上体支持部5は、図2(a)(b)に示すように、左右方向に幅の広い前方部5aと、それよりも幅の狭い後方部5bからなる平面視略凸状の部材であって、上下二枚の厚さの薄い平面状の鋼板を接合することにより形成されている。
この二枚の鋼板は、前方部5aの左右の両端部以外の部分が間隔を少し空けて接合されており、前方部5aの左右の両端部には隙間9が形成されている。また、被介護者等101が上体支持部5の上に寝たときに痛みを感じたり負傷したりすることのないように、上体支持部5の上面と、隙間9の部分以外の全側面には弾性を有するクッション材11が設けられている。そのため、上体支持部5の前方部5aによって被介護者等101の背中の上部及び肩部を支持しつつ、後方部5bによって頭部を支持することができる。
上体支持フレーム部6は、左側上体支持フレーム部6aと右側上体フレーム部6bがある。そのうちの左側上体支持フレーム6aは、図1(a)(b)及び図3(a)〜(c)に示すように、主に厚さの薄い鋼板で形成されており、前後方向に延びる垂直面12aとその上端部から外側へ略直角に折り曲げられた水平面12bを有する断面略L字状のアーム部12と、そのアーム部12の後端部において垂直面12aとは略直角の角度を成すとともに、水平面12bとは反対側(内側)に延びる平面視略長方形状の挿入部13を有する。
この挿入部13の前端及び後端には、挿入部13に対し垂直であってアーム部12の垂直面12aとは反対側の下方へ向けて突出するとともに、挿入部13の右端から左端にかけて延びる起立部14が設けられている。そして、挿入部13の厚さに起立部14の高さを加えた高さB1は、上体支持部5の隙間9の間隔C1とほぼ同じかやや低く形成されている。また、挿入部13の幅B2は、隙間9の幅C2とほぼ同じかやや狭く形成されている。
また、右側上体支持フレーム部6bは、左側上体支持フレーム部6aと左右対称である以外は同一の構造を有している。そのため、上体支持部5の左側の隙間9に左側上体支持フレーム部6aの挿入部13を、右側の隙間9に右側上体支持フレーム部6bの挿入部13をそれぞれ挿入することができ、上体支持部5と連結可能となっている。尚、連結する際は、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12が、以下で詳述する脚部支持部29側へ向けて延びるように連結する。
そして、上記のように、上体支持部5の左右の隙間9,9の大きさが、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの挿入部13をちょうど挿入できる大きさであるため、挿入後は左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bがぐらついたり簡単に外れたりせずにしっかりと上体支持部5に連結された状態となる。
左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の水平面12bには、図3(a)に示すように、上体囲い部8を連結するための略長方形状の固定孔15が、その後端部から前方に向けて一列に等間隔で複数個(本実施例では11個)形成されている。また、アーム部12の垂直面12aには、図3(b)に示すように、後述する脚部支持フレーム部30(左側脚部支持フレーム部30a)と連結するための連結孔16が、垂直面12aの上下方向の略中央であってその前端部から後方へ向けて一列に等間隔で複数個(本実施例では5個)形成されている。
また、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の垂直面12aの後端部には、介護用吊り具1を吊るための吊り紐であるワイヤー102を掛けるための突起部18が外側に突出するように設けられている。尚、突起部18にワイヤー102を掛けて介護用吊り具1を吊り上げた際に、ワイヤー102の邪魔にならないように、突起部18の上方においては水平面12bが切り欠かれている。
また、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の垂直面12aにおいては、内側に突出する厚さの厚い帯状の弾性を有するクッション材17が、その垂直面12aの後端部から前方へ向けて延びるように設けられている。そのため、被介護者等101に介護用吊り具1を装着した際に、被介護者等101の肩部がアーム部12aの垂直面12aに直接当たって痛みを感じたり負傷したりするのを防止することができる。
上体囲い部8は、左側上体囲い部8aと右側上体囲い部8bがある。そのうちの左側上体囲い部8aは、図1(a)(b)及び図5(a)〜(c)に示すように、主に厚さの薄い鋼板で形成されており、垂直面24とその上端部から内側へ略直角に折り曲げられた水平面19を有する。そして、その水平面19の右寄りの位置であって前後方向の中央付近には、左右方向に延びる細長い略楕円形状であって大きさが等しい二つのスライド孔20,20が平行に形成されている。
そして、被介護者等101の脇の下を支持するための断面横長略楕円形状の柱状体であるストッパー部22が、水平面19の下方に延びるように固定されている。具体的には、二つのスライド孔20,20にそれぞれボルト21が挿通され、ストッパー部22の上端面に形成された二つのネジ穴(図示せず)に、そのボルト21がそれぞれ螺合されている。
そのため、二つのボルト21,21の締め付けを緩めることで、ストッパー部22がスライド孔20に沿ってスライド可能となるため、ストッパー部22の設置位置を、水平面19(上体固定部2)の左右方向に調節することができる(本実施例では左右方向に約70mm移動可能)。一方、二つのボルト21,21を強く締め付けることで、ストッパー部22を水平面19に固定することができる。
また、ストッパー部22の外周面には、弾性を有するクッション材23が設けられている。そのため、被介護者等101に介護用吊り具1を装着して吊り上げることにより、被介護者等101の脇の下がストッパー部22によって支持された場合に、被介護者等101が痛みを感じたり負傷するのを防止することができる。
左側上体囲い部8aの垂直面24の下端部には、アーム部12の水平面12bに形成された固定孔15に挿通可能な略L字形の係止部25が形成されている。この係止部25は、等間隔で複数個(本実施例では6個)形成されており、先端部が左側上体囲い部8aの前方を向くとともに、その先端部と垂直面24の下端部との間には、アーム部12の水平面12bをちょうど挿入できる隙間が設けられている。
尚、左側上体囲い部8aの垂直面24と係止部25の境界線上には、左側上体囲い部8aの係止部25を左側上体支持フレーム部6aの水平面12bの固定孔15に挿通して固定する際に、左側上体囲い部8aが水平面12b上で左右方向にぐらつくのを防止するためのリブ26が設けられている。このリブ26は、左側上体囲い部8aの垂直面24の両側からその垂直面24に対して垂直方向に突出し、垂直面24の前端部付近から後端部付近にかけて延びるように設けられている。
また、右側上体囲い部8bは、左側上体囲い部8aと左右対称である以外は同一の構造を有している。そのため、左側上体囲い部8aの全ての係止部25を左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の水平面12bの適当な位置の固定孔15に、右側上体囲い部8bの全ての係止部25を右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の水平面12bの適当な位置の固定孔15にそれぞれ挿通し、リブ26がアーム部12の水平面12bに当接するまで押し込む。そして、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bを上体固定部2の前方に向けてスライドさせ、係止部25の先端部と垂直面24の下端部との間の隙間にアーム部12の水平面12bを挿入させることで、左側上体囲い部8aを左側上体支持フレーム部6aに、右側上体囲い部8bを右側上体支持フレーム部6bにそれぞれ固定することができる。
尚、上記のように固定することで、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bに固定されたストッパー部22は上体固定部2の下方に向けて延び、その下端面は上体支持部5の上面のすぐ上方に位置する状態となる(図1(b)参照。)。
また、固定孔15の数(本実施例では11個)は係止部25の数(本実施例では6個)よりも多く形成されているため、固定孔15の位置を適宜選択することにより、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bの設置位置を左側上体フレーム部6a及び右側上体フレーム部6b(上体固定部2)の前後方向に調節することができる(本実施例では前後方向に約125mm移動可能)。尚、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bを上記のように設置する際は、上体固定部2の前後方向において同じ位置にそれらを設置する。
そして、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bの設置位置を調節することで、それらに固定されているストッパー部22の設置位置も、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6b(上体固定部2)の前後方向に調節することができる。
また、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bの水平面19の前端部付近及び後端部付近には、その水平面19に対して垂直に上方へ向けて突出するとともに水平面19のの右端から左端にかけて延びる補強リブ28が設けられている。これにより、被介護者等101の脇の下がストッパー部22によって支持されることにより、ストッパー部22が固定されている左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bの水平面19に負荷がかかった場合であっても、水平面19が変形したり破損したりするのを防止することができる。
上記上体固定部2の構造により、構造が簡単であるため被介護者等101への装着が容易であるとともに、被介護者等101を吊り上げた際に上体固定部2によってその上半身を頭部、背中の上部、脇の下等の多くの箇所で支持することができるため、被介護者等101の上半身を安定的に支持することができる。
また、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bによって被介護者等101の上半身の前面が覆われた状態となるため、被介護者等101の不意な起き上がりを防止することができるとともに、それによる介護用吊り具1からの落下を防止することができるため、被介護者等101を安定させて安全に吊り上げることができる。また、被介護者等101が腕部の肘から先をある程度自由に動かせるため、介護用吊り具1を装着して吊り上げた際、被介護者等101はストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、被介護者等101の体の大きさに合わせて上半身の前面を覆う左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bの設置位置、及び脇の下を支持するストッパー部22の設置位置を調節する事ができる。そのため、介護用吊り具1を装着して吊り上げた際、被介護者等101は窮屈である等のストレスを感じることが無く、リラックスした状態を保つことができる。
また、上体支持部5、左側上体支持フレーム部6a、右側上体支持フレーム部6b及びストッパー部22に設けられたクッション材11,17,23により、被介護者等101に介護用吊り具1を装着して吊り上げた際に、体の一部が上体支持部5等に接触して被介護者等101が痛みを感じたり負傷することを防止することができるため、被介護者等101はストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
尚、上体支持部5の前方部5aは、被介護者等101の背中の下部まで支持できるように、前方に向けて延びるように大きく形成されていてもよい。このように前方部5aを大きくすることで、被介護者等101の上半身をより安定した状態で支持することができるとともに、介護用吊り具1からの落下をより確実に防止することができる。
また、ストッパー部22を左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bに固定する構造では無く、上体支持部5の前方部5aに貫通孔(図示せず)を複数形成し、その貫通孔に前方部5aの底面側からボルトを挿通して、ストッパー部22の下端面に形成された二つのネジ穴にそれぞれ螺合して固定できる構造とし、被介護者等101の体の大きさに合わせてストッパー部22の設置位置を調節する事ができるようにしてもよい。
脚部固定部3は、図1(a)(b)に示すように、脚部支持部29と脚部支持フレーム部30と脚部保持部31と突起部32を有する。脚部支持部29は、図1(a)(b)及び図6(a)〜(d)に示すように、平面視横長略長方形状の部材であって、上下二枚の厚さの薄い平面状の鋼板を接合することにより形成されている。この二枚の鋼板は、左右の両端部以外の部分が間隔を少し空けて接合されており、左右の両端部には隙間33が形成されている。また、被介護者等101の大腿部を支持したときに、大腿部が当たっても痛みを感じたり負傷することがないように、脚部支持部29の上面と、隙間33の部分以外の全側面には弾性を有するクッション材37が設けられている。
そして、脚部支持部29の上面には、その前方に向けてテーパがつけられた略半円筒状の脚部保持部31が左右に一つずつ設けられている。これら2つの脚部保持部31,31は、被介護者等101の大腿部を収容可能であり、脚部保持部31の左右両端部のうち脚部支持部29の中央側に位置する端部が、その両端側に位置する端部よりも少し前方に位置し、左右の脚部保持部31,31が脚部支持部29の後方へ向けてハの字状に開いた状態(具体的には脚部保持部31の前端部が脚部支持部29の前端部に対し約25°傾いた状態)で脚部支持部29に固定されている。
また、脚部保持部31の左右両端部付近には、任意の角度(位置)に固定できるヒンジ35を介して、板状体の補助部36がそれぞれ設けられている。そのため、補助部36を倒して開いた状態(図6(a)(b)参照)または起こして閉じた状態(図6(c)(d)参照)にすることができる。また、脚部保持部31の内周面には、被介護者等101が脚部保持部31内に大腿部を収容させた際に痛みを感じたり負傷することのないように、弾性を有するクッション材38が設けられている。
脚部支持フレーム部30は、左側脚部支持フレーム部30aと右側脚部支持フレーム部30bがある。そのうちの左側脚部支持フレーム30aは、図1(a)(b)及び図4(a)(b)に示すように、主に厚さの薄い鋼板で形成されており、前後方向に延びる垂直面39aとその上端部から内側へ略直角に折り曲げられたリブ部39b及び外側へ略直角に折り曲げられたリブ部39cを有するアーム部39と、そのアーム部39の前端部において垂直面39aとは略直角の角度を成すとともに、内側に延びる平面視略長方形状の挿入部40を有する。尚、リブ部39b,39cは、以下で詳述するように、アーム部39には大きな負荷がかかるため、そのアーム部39の強度を上げるための役割を有している。
挿入部40の前端及び後端には、挿入部40に対し垂直であってアーム部39の垂直面39aとは反対側の下方へ向けて突出するとともに、挿入部40の右端から左端にかけて延びる起立部41が設けられている。そして、挿入部40の厚さに起立部41の高さを加えた高さD1は、脚部支持部29の隙間33の間隔E1とほぼ同じかやや低く形成されている。また、挿入部40の幅D2は、隙間33の幅E2とほぼ同じかやや狭く形成されている。
また、左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39のアーム幅Fは、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12のアーム幅Gとほぼ等しくなるように形成されている。
また、右側脚部支持フレーム部30bは、左側脚部支持フレーム部30aと左右対称である以外は同一の構造を有している。そのため、脚部支持部29の左側の隙間33に左側脚部支持フレーム部30aの挿入部40を、右側の隙間33に右側脚部支持フレーム部30bの挿入部40をそれぞれ挿入することができ、脚部支持部29と連結可能となっている。尚、連結する際は、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39が、上体支持部5側へ向けて延びるように連結する。
そして、上記のように、脚部支持部29の左右の隙間33,33の大きさが、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの挿入部40をちょうど挿入できる大きさであるため、挿入後は左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bがぐらついたり簡単に外れたりせずにしっかりと脚部支持部29に連結された状態となる。
左側脚部支持フレーム30aのアーム部39の垂直面39aには、左側上体支持フレーム部6aと連結するための連結孔42が、垂直面39aの上下方向の略中央であってその後端部から前方へ向けて一列に等間隔で複数個(本実施例では5個)形成されている。また、アーム部39の垂直面39aの内側であって連結孔42が形成されている位置には、以下で詳述する連結部4の連結レバー45の先端部であるネジ部45aを螺合させるためのナット43が溶接されている。また、アーム部39の垂直面39aの前端部には、介護用吊り装置1を吊るための吊り紐であるワイヤー102を掛けるための突起部32が外側に突出するように設けられている。
上記脚部固定部3の構造により、構造が簡単であるため被介護者等101への装着が容易であるとともに、被介護者等101を吊り上げた際に脚部保持部31によってその下半身を大腿部の付け根付近の位置で支持することができるため、安定的に被介護者等101の下半身を支持することができる。また、脚部保持部31内に被介護者等101の大腿部を収容した後に補助部36を起こして閉じた状態とすることで、被介護者等101の不意な動きがあった場合であっても、大腿部の脚部保持部31からの脱落を防止できるとともに、それによる被介護者等101の介護用吊り具1から落下を防止することができるため、被介護者等101を安定させて安全に吊り上げることができる。また、被介護者等101が脚部の膝から下をある程度自由に動かせるため、介護用吊り具1を装着して吊り上げた際、被介護者等101はストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、脚部支持部29、脚部保持部31に設けられたクッション材37,38により、被介護者等101に介護用吊り具1を装着して吊り上げた際に、体の一部が脚部支持部29等に接触して被介護者等101が痛みを感じたり負傷することを防止することができるため、被介護者等101はストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、左右の脚部保持部31,31は、上記のように脚部支持部29の後方へ向けてハの字状に開いた状態(具体的には脚部保持部31の前端部が脚部支持部29の前端部に対し約25°傾いた状態)で脚部支持部29に固定されているため、脚部保持部31内に被介護者等101の大腿部を収容することで、被介護者等101は開脚した状態となる。
そして、被介護者等101の臀部周辺は、介護用吊り具1によって支持されたり覆われたりされていないため、被介護者等101に介護用吊り具1を装着して吊り上げることで、介護者により被介護者等101の陰部及びその周辺の洗浄作業を容易に行うことができるとともに、介護用吊り具1を汚すことなく被介護者等101の陰部等の洗浄を行うことができる。そのため、介護者により被介護者等101の陰部等の洗浄作業を行う際の負担を大幅に軽減することができる。
尚、上記約25°という角度は、被介護者等101に介護用吊り具1を装着してワイヤー102で吊り上げた際に、被介護者等101が無理なく快適に開脚できる角度であるとともに、介護者が陰部等の洗浄作業を行いやすい角度となっている。
連結部4は、左側連結部4aと右側連結部4bがある。そのうち左側連結部4aは、図1(a)(b)及び図7(a)ないし(c)に示すように、回転制限部44と連結レバー45とナット46を有する。回転制限部44は、主に厚さの薄い鋼板で形成されており、断面が略コの字状となるように垂直面47の上端部及び下端部が内側へ略直角に折り曲げられ、上部折り曲げ部49a及び下部折り曲げ部49bが設けられている。
この上部折り曲げ部49aは、その前端部から全長の約3分の1までの間には水平部491aが、残りの約3分の2には後方へ向けて上方に傾斜する傾斜部492aが形成されている。一方、下部折り曲げ部49bは、その前端部から全長の約3分の2までの間には後方へ向けて上方に傾斜する傾斜部491bが、残りの約3分の1には水平部492bが形成されている。
尚、上部折り曲げ部49aの水平部分491aと下部折り曲げ部49bの水平部492bは平行に形成され、それらの間隔Hは、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12のアーム幅G及び左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39のアーム幅Fとほぼ同じで、アーム部12,39をちょうど収容できる幅に形成されている。
また、上部折り曲げ部49aの傾斜部492aと下部折り曲げ部49bの傾斜部491bは、傾斜角度が等しく平行であって、上部折り曲げ部49aの水平部491a及び下部折り曲げ部49bの水平部492bに対して約23°の角度で傾斜するように形成されている。また、傾斜部492aと傾斜部491bの間隔Iは、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12のアーム幅Gとほぼ同じで、アーム部12をちょうど収容できる幅に形成されている。
また、回転制限部44の垂直面47の中心付近には連結孔48が形成されている。そして、その連結孔48にはL字形の連結レバー45の先端部が外側(上部折り曲げ部49a及び下部折り曲げ部49bがある側とは逆側)から挿通されている。この連結レバー45の先端部にはネジが切られたネジ部45aが設けられ、その一番奥までナット46が螺合されており、ネジ部45aのナット46から先の部分が連結孔48に挿通され、回転制限部44の上部折り曲げ部49aの水平部分491aと下部折り曲げ部49bの水平部492bの間の隙間Jに位置する状態となっている。
また、上部折り曲げ部49a及び下部折り曲げ部49bの左右方向の幅は、図1(a)に示すように、以下で詳述する左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の前方端部の垂直面12aと左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39の後方端部の垂直面39aとの重なり部分における左右方向の幅よりも広く形成されており、アーム部12とアーム部39を連結する際にその重なり部分が上部折り曲げ部49aによって隠れて見えないようになっている。
また、連結レバー45のネジ部45aは、アーム部12とアーム部39の連結の際に、アーム部39の垂直面39aに溶接されたナット43に螺合可能な長さを有している。尚、右側連結部4bは、左側連結部4aと左右対称である以外は同一の構造を有している。
上記構造により、上体固定部2の上体支持フレーム部6と脚部固定部3の脚部支持フレーム部30とを連結部4によって連結することができる。具体的には、まず上体支持部5の前端部と脚部支持部29の後端部が平行になるように間隔を置いてそれぞれ配置する。次に、上体支持部5の前方部5aの左右の両端部の隙間9,9に上記のようにそれぞれ左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの挿入部13,13を挿入して連結する。一方、脚部支持部29の左右の両端部の隙間33,33に上記のようにそれぞれ左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの挿入部40,40を挿入して連結する。
そして、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12を左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39の外側に、また、右側上体支持フレーム部6bのアーム部12を右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39の外側にして、アーム部12の前方端部の垂直面12aとアーム部39の後方端部の垂直面39aがちょうど重なって接し、アーム部12とアーム部39とが一直線になるように配置する。このとき、アーム部12の連結孔16とアーム部39の連結孔42がちょうど重なるように調節して配置する。
そして、左側連結部4aの回転制限部44の隙間J、及び右側連結部4bの回転制限部44の隙間Jにそれぞれアーム部12の垂直面12aとアーム部39の垂直面39aの重なり部分を挿入する。このとき、左側連結部4aの連結レバー45のネジ部45aの先端を左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の垂直面12aに、右側連結部4aの連結レバー45のネジ部45aの先端を右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の垂直面12aにそれぞれ向けながら、回転制限部44の隙間Jに上記重なり部分を挿入する。
そして、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の連結孔16と左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39の連結孔42とがちょうど重なった連結孔50、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の連結孔16と右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39の連結孔42とがちょうど重なった連結孔50に、それぞれ左側連結部4a及び右側連結部4bの連結レバー45のネジ部45aを挿入しつつ回転させることで、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bのナット43に螺合させ、締め付けることでアーム部12とアーム部39を連結する。(図1(a)(b)参照)。
尚、上記にように左側連結部4a及び右側連結部4bによりアーム部12とアーム部39を連結する際は、以下で詳述するように、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bが連結レバー45を中心軸として回動可能(揺動可能)となるように、連結レバー45の締め付けはやや緩くしておく。
また、回転制限部44の上部折り曲げ部49aの水平部491aと下部折り曲げ部49bの水平部492bの間隔Hは、上記のようにアーム部12のアーム幅G及びのアーム部39のアーム幅Fとほぼ同じ幅に形成されているため、回転制限部44の隙間Jに、アーム部12の垂直面12aとアーム部39の垂直面39aの重なり部分を挿入する際は、アーム部12の水平面12b及びアーム部39のリブ部39bは上部折り曲げ部49aの水平部491aとほぼ平行な状態で、また、アーム部12の垂直面12a及びアーム部39の垂直面39aは回転制限部44の垂直面47とほぼ平行な状態で挿入される。そして、それらの状態を維持したままアーム部12とアーム部39が連結レバー45によって連結される。
上記構造により、全体の構造が簡単であるため被介護者等101への介護用吊り具1の装着が容易であるとともに、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの突起部18と、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの突起部32にワイヤー102を掛け、リフト104等を使用することにより被介護者等101を吊り上げることができる。
吊り上げた際、介護用吊り具1を右側面から見たときに、図8(c)に示すように、ワイヤー102によって左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bが連結レバー45を中心軸として右回りに回転しようとする力が働く。しかし、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39における垂直面39aの上端部に設けられたリブ部39bが回転制限部44の上部折り曲げ部49aの水平部491aに、垂直面39aの下端部が回転制限部44の下部折り曲げ部49bの水平部492bにそれぞれ当接するため、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bが右回りに回転しようとする動きが制限される。
尚、アーム部39が上記のように回転制限部44に当接することによりアーム部39に負荷がかかった場合であっても、上記よりアーム部39の垂直面39aが回転制限部44の水平部491a,492bに対してほぼ90°の角度を保ちながら当接するため、アーム部39の変形を最小限に抑えることができる構造となっている。
一方、ワイヤー102によって左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bが連結レバー45を中心軸として左回りに回転しようとする力が働く。そのため、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12における垂直面12aの上端部に設けられた水平面12bが回転制限部44の上部折り曲げ部49aの傾斜部492aに、垂直面12aの下端部が回転制限部44の下部折り曲げ部49bの傾斜部491bにそれぞれ当接するまで左回りに回転する。
尚、アーム部12が上記のように回転制限部44に当接することによりアーム部12に負荷がかかった場合であっても、上記よりアーム部12の垂直面12aが回転制限部44の傾斜部492a,491bに対してほぼ90°の角度を保ちながら当接するため、アーム部12の変形を最小限に抑えることができる構造となっている。
このような回転制限部44の働きにより、連結している左側上体支持フレーム部6aのアーム部12と左側脚部支持フレーム部30aアーム部39、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12と右側脚部支持フレーム部30bアーム部39が連結レバー45の位置を境にしてくの字に折れ曲がり、一定の角度を形成する(本実施例においては約157°)とともにその状態が維持される。
それに伴い、その介護用吊り具1を装着した被介護者等101の体も腰の位置でくの字に折れ曲がり、上体が少し起き上がった姿勢で吊り上げられる。よって、被介護者等101は寝ている状態に近い姿勢でありながら前方や周囲を確認しやすい姿勢となるため、被介護者等101がリラックスした状態で吊り上げることができる。
尚、上記一定の角度は、被介護者等101に介護用吊り具1を装着してワイヤー102で吊り上げた際に、被介護者等101が快適に感じる角度であり、特に快適に感じられる約157°であることが最も望ましいが、約150°〜約165°の間の角度であれば良い。
また、介護用吊り具1が吊り上げられた際に被介護者等101の状態が安定するように、図8(c)に示すように、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39が地面に対し水平な状態となるようにワイヤー102の長さを事前に調節しておく。
具体的には、突起部32に掛けるワイヤー102長さは一定とし、突起部18に掛けるワイヤー102の長さを介護用吊り具1の全長に合わせて変更することで、吊り上げた際にレバー45の位置を境にしてくの字に折れ曲がった状態の介護用吊り具1のアーム部39が、地面に対し水平な状態となるように調節する。
また、被介護者等101が吊り上げられた際、被介護者等101の上半身は少し起き上がった姿勢で吊り上げられる一方、臀部付近は介護用吊り具1によって支持されていないため、被介護者等101の上半身には上体支持部5上を前方に向かってずり落ちる力が働く。そのため、被介護者等101の上半身は、上体固定部2の上体支持部5によって頭部、背中の上部及び肩部が支持されるのみならず、ストッパー部22によって脇の下が支持された状態となる。
また、ストッパー部22により被介護者等101の脇の下が支持されることで、被介護者等101の上半身が上体支持部5からずり落ちて装着した介護用吊り具1の位置がずれるのを防止することができるとともに、そのずれによる被介護者等101の介護用吊り具1からの落下を防止することができるため、安全に吊り上げることができる。
また、吊り上げられた際に、被介護者等101の脇の下が支持されることで、介護用吊り具1によって支持されていない臀部から落下しないよう被介護者等101が腰回りに力を入れてふんばる必要が無いため、被介護者等101はストレスを感じること無くリラックスした状態を保つことができる。
また、回転制限部44の働きにより、脚部固定部3によって脚部保持部31に収容された大腿部を水平に支持することができるため、収容位置がずれて大腿部が脚部保持部31から脱落するのを防止することができるとともに、その脱落による被介護者等101の介護用吊り具1からの落下を防止することができる。そのため、被介護者等101の下半身を安定的に支持することができるとともに、安全に吊り上げることができる。
尚、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の前方端部の垂直面12aと左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39の後方端部の垂直面39a、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の前方端部の垂直面12aと右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39の後方端部の垂直面39aが重なるように配置した際、アーム部12の連結孔16とアーム部39の連結孔42とがちょうど重なった連結孔50が複数存在する場合には、いずれか一つの連結孔50を選択して、左側連結部4a及び右側連結部4bによって連結する。
このとき、被介護者等101の腰が折れる位置に近い位置の連結孔50を選択する。こうすることで、被介護者等101の腰が折れ曲がる位置と、アーム部12とアーム部39がくの字に折れ曲がる際に中心軸となる連結レバー45の位置が揃うため、介護用吊り具1によって被介護者等101の体に負担をかけることなくバランス良く吊ることができる。
よって、被介護者等101の座高が高い場合には、介護用吊り具1の前方寄りの位置の連結孔50を、一方、被介護者等101の座高が低い場合には介護用吊り具1の後方寄りの位置の連結孔50を選択してアーム部12とアーム部39を連結する。
また、被介護者等101の身長が高い場合には介護用吊り具1の全長が長くなるように、一方、被介護者等101の身長が低い場合には介護用吊り具1の全長が短くなるように上体固定部2と脚部固定部3を配置しながらアーム部12とアーム部39を連結する。
このように、被介護者等101の体のバランスや大きさに合わせて介護用吊り具1の連結位置や全長を調節することができるため、被介護者等101が窮屈である等のストレスを感じることが無い。そのため、介護用吊り具1を装着して吊り上げた際、被介護者等101はリラックスした状態を保つことができる。
尚、介護用吊り具1の左右において、アーム部12の連結孔16とアーム部39の連結孔42とがちょうど重なった連結孔50が複数あり、いずれか一つの連結孔50を選択する場合は、介護用吊り具1の前後方向において同じ位置の連結孔50を選択する。
また、本実施例に係る介護用吊り具1は、上体固定部2と脚部固定部3の配置する位置を調節することで、全長を978mmから1278mmまで変更することができる。そのため、主に身長が約150cm〜180cmの被介護者等101に使用することができる。
以下では、本実施例に係る介護用吊り具1を使用した被介護者等101の吊り上げ方法等について具体的に説明する。まず、ベッド103上に真っ直ぐな姿勢で仰向けに寝ている被介護者等101を横向きとなるように転がし、ベッド103上の背中が付いていた位置に上体支持部5を設置した後、仰向けの状態に戻すことで、被介護者等101を上体支持部5の上に寝かせた状態とする。このとき、図8(a)に示すように、幅の狭い後方部5bに頭部が、幅の広い前方部5aには背中の上部及び双方の肩部が乗るように上体支持部5を設置する。
次に、被介護者等101の膝を立てるなどして大腿部を浮かせ、脚部保持部31の2つの補助部36が倒れて開いた状態の脚部支持部29を、ベッド103上の大腿部が付いていた位置に設置した後、膝を伸ばした状態に戻すことで、被介護者等101の大腿部を脚部保持部31の内部に収容させた状態とする。収容後は、被介護者等101の大腿部が脚部保持部31から脱落する事が無いように、2つの補助部36を起こして閉じた状態とする。
このとき、図8(a)に示すように、上体支持部5の前端部と脚部支持部29の後端部が平行になるように配置するとともに、脚部保持部31内に被介護者等101の大腿部の付け根付近を収容できる位置に脚部支持部29を設置する。
次に、上体支持部5の左右の隙間9,9にそれぞれ左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの挿入部13,13を挿入して、上体支持部5と連結する。また、脚部支持部29の左右の隙間33,33にもそれぞれ左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの挿入部40,40を挿入して、脚部支持部29と連結する。
そして、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12を左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39の外側に、また、右側上体支持フレーム部6bのアーム部12を右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39の外側にして、アーム部12の前方端部の垂直面12aとアーム部39の後方端部の垂直面39aがちょうど重なって接し、アーム部12とアーム部39とが一直線になるように配置する。そして、アーム部12の連結孔16とアーム部39の連結孔42がちょうど重なるように調節して配置する。
そしてその配置後、左側連結部4aの連結レバー45のネジ部45aの先端を左側上体支持フレーム部6aのアーム部12の垂直面12aに、右側連結部4aの連結レバー45のネジ部45aの先端を右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の垂直面12aにそれぞれ向けながら、左側連結部4aの回転制限部44の隙間J、及び右側連結部4bの回転制限部44の隙間Jにそれぞれアーム部12の垂直面12aとアーム部39の垂直面39aの重なり部分を挿入する。
そして、介護用吊り具1の左右に位置する上記重なり部分のそれぞれにおいて、アーム部12の連結孔16とアーム部39の連結孔42とがちょうど重なった連結孔50の位置をいずれか一つ選択し、その連結孔50に左側連結部4a及び右側連結部4bの連結レバー45のネジ部45aを挿入しつつ回転させることで、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bのナット43に螺合させ、締め付けることでアーム部12とアーム部39を連結する。(図1(a)(b)参照)。
このように、左側連結部4a及び右側連結部4bによってアーム部12とアーム部39を連結する際は、被介護者等101に介護用吊り具1を装着してベッド103から吊り上げたときに、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bが連結レバー45を中心軸として回転し、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12と左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12と右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39が連結レバー45の位置を境にしてくの字に折れ曲がるように、また、被介護者等101をベッド103の上に下したときに、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bが連結レバー45を中心軸として回転し、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12と左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12と右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39が一直線になるように、連結レバー45の締め付けはやや緩くしておく。
次に、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12の水平面12bにおいて、それぞれ適当な位置の固定孔15を6つ選択し、左側上体支持フレーム部6aの選択した固定孔15に左側上体囲い部8aの全ての係止部25を、右側上体支持フレーム部6bの選択した固定孔15に右側上体囲い部8bの全ての係止部25をそれぞれ挿通する。
そして、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bのリブ26がアーム部12の水平面12bに当接するまで押し込むとともに、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bを上体固定部2の前方に向けてスライドさせ、係止部25の先端部と垂直面24の下端部との間の隙間にアーム部12の水平面12bを挿入させることで、左側上体囲い部8aを左側上体支持フレーム部6aに、右側上体囲い部8bを右側上体支持フレーム部6bにそれぞれ固定する。
このとき、左側上体囲い部8aや右側上体囲い部8bのスライド孔20に挿通されているボルト21の位置を調節したり、左側上体囲い部8aや右側上体囲い部8bの係止部25を挿通する左側上体支持フレーム部6aや右側上体支持フレーム部6bの固定孔15の位置を調節したりすることで、ストッパー部22を被介護者等101の脇の下の位置にくるように固定し、ストッパー部22で被介護者等101の脇の下を支えられる状態とする。
このようにして被介護者等101に介護用吊り具1を装着することで、図8(b)に示すように、被介護者等101は仰向けに寝ている状態で上半身は気を付けの姿勢、下半身は開脚しながら脚を伸ばした姿勢となる。
そして、図8(b)(c)に示すように、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの突起部18と、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの突起部32にワイヤー102の一端を掛ける一方、ベッド103の周囲にあらかじめ設置してあるリフト104の吊り上げ装置104aにワイヤー102の他端を掛けて、吊り上げ装置104aを操作することにより被介護者等101を吊り上げて所望の場所まで移動させることができる。
また、上記のように被介護者等101に介護用吊り具1を装着してベッド103から吊り上げた際は、被介護者等101の臀部周辺は介護用吊り具1によって支持されたり覆われたりされておらず、また被介護者等101は大腿部の付け根付近を脚部保持部31内に収容されて開脚した状態となっている。
そのため、下半身の衣服等を脱がせた状態で被介護者等101に介護用吊り具1を装着し、リフト104の吊り上げ装置104aを操作して被介護者等101を吊り上げ、ベッド103の上やその周囲に設置した移動可能な簡易浴槽(図示せず)等の水を貯められる設備の真上まで移動させるとともに、携帯用のシャワー等を利用することにより、被介護者等101の陰部及びその周辺を容易に洗浄することが可能となる。
被介護者等101を吊り上げて所望の場所まで移動させて目的を果たした後は、リフト104の吊り上げ装置104aを操作して被介護者等101をベッド103の真上まで移動させ、ベッド103の上に下す。このとき、上体支持部5の底面及び脚部支持部29の底面がベッド103の上に接するとともに、左側上体支持フレーム部6aのアーム部12と左側脚部支持フレーム部30aのアーム部39、及び右側上体支持フレーム部6bのアーム部12と右側脚部支持フレーム部30bのアーム部39が、図8(b)に示すように、一直線になるまで吊り上げ装置104aの高さを下げる。その後、左側上体フレーム部6a及び右側上体フレーム部6bの突起部18と、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの突起部32からワイヤー102を外す。
そして、左側上体囲い部8a及び右側上体囲い部8bを、上体固定部2の後方にスライドさせながら引き抜くことにより外す。また、左側連結部4a及び右側連結部4bの連結レバー45を回転させ締め付けを緩めて左側脚部支持フレーム部30a及び右側の脚部支持フレーム部30bのナット43から外すとともに、左側連結部4a及び右側連結部4bをアーム部12の垂直面12aとアーム部39の垂直面39aの重なり部分から外す。また、左側上体支持フレーム部6a及び右側上体支持フレーム部6bの挿入部13,13を上体支持部5の隙間9から引き抜くとともに、左側脚部支持フレーム部30a及び右側脚部支持フレーム部30bの挿入部40,40を脚部支持部29の隙間33から引き抜く。
そして、起こして閉じた状態の脚部保持部31の2つの補助部36を倒して開いた状態とした後、被介護者等101の膝を立てるなどして大腿部を脚部保持部31から浮かせ、脚部支持部29をベッド103上から取り去った後、膝を伸ばした状態に戻す。最後に、被介護者等101を横向きとなるように転がしてその上半身を上体支持部5から下し、上体支持部5をベッド103上から取り去った後、仰向けの状態に戻すことで、被介護者等101をベッド103上に真っ直ぐな姿勢で仰向けに寝ている状態に戻す。
尚、介護用吊り具1を装着した被介護者等101をベッド103上に下した際は、介護用吊り具1がベッド103の上に安定した状態で設置されるため、被介護者等101からの介護用吊り具1の取り外しも容易となっている。
1 介護用吊り具 31 脚部保持部
2 上体固定部 32 突起部
3 脚部固定部 33 隙間
4 連結部 35 ヒンジ
5 上体支持部 36 補助部
6 上体支持フレーム部 37 クッション材
8 上体囲い部 38 クッション材
9 隙間 39 アーム部
11 クッション材 40 挿入部
12 アーム部 41 起立部
13 挿入部 42 連結孔
14 起立部 43 ナット
15 固定孔 44 回転制限部
16 連結孔 45 連結レバー
17 クッション材 46 ナット
18 突起部 47 垂直面
19 水平面 48 連結孔
20 スライド孔 49 折り曲げ部
21 ボルト 50 連結孔
22 ストッパー部 101 被介護者等
23 クッション材 102 ワイヤー
24 垂直面 103 ベッド
25 係止部 104 リフト
26 リブ
28 補強リブ
29 脚部支持部
30 脚部支持フレーム部

Claims (7)

  1. 上体固定部と脚部固定部と連結部を有する介護用吊り具であって、前記上体固定部は被介護者等の上半身を支持する上体支持部と、該上体支持部を支持する上体支持フレーム部と、吊り紐を掛けるための突起部と、被介護者等の左右の脇を支持するストッパー部を有し、前記脚部固定部は脚部支持部と、該脚部支持部上に設置され被介護者等の大腿部を収容する二つの脚部保持部と、前記脚部支持部を支持する脚部支持フレーム部と、吊り紐を掛けるための突起部を有し、前記連結部によって前記上体支持フレーム部と前記脚部支持フレーム部を連結し、前記上体固定部及び前記脚部固定部の前記突起部に吊り紐を掛けて前記介護用吊り具を吊り上げた際に、前記上体支持フレーム部と前記脚部支持フレーム部が一定の角度を形成することを特徴とする介護用吊り具。
  2. 前記上体固定部が、被介護者等の上半身の前面を覆う上体囲い部を有することを特徴とする請求項1記載の介護用吊り具。
  3. 前記上体囲い部の設置位置を、前記上体固定部の前後方向に調節可能であることを特徴とする請求項2記載の介護用吊り具。
  4. 前記ストッパー部の設置位置を、前記上体固定部の前後方向及び左右方向に調節可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の介護用吊り具。
  5. 前記介護用吊り具の全長を調節可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の介護用吊り具。
  6. 前記脚部保持部が、その両端部付近に開閉可能な補助部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の介護用吊り具。
  7. 二つの前記脚部保持部が、前記脚部支持部の後方へ向けてハの字状に開いた状態で前記脚部支持部にそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の介護用吊り具。
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