JP3187879U - 中腰作業用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場の悪い場所での作業を可能にし、中腰の姿勢での作業者の腰及び膝にかかる荷重を軽減することができる中腰作業用補助具を提供する。
【解決手段】中腰作業用補助具100は、作業者の左右の大腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の大腿支持部20と、作業者の左右の下腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の下腿支持部30と、作業者の左右の膝関節の外側面側及び/又は内側面側で、作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限して、大腿支持部20及び下腿支持部30を回動可能にそれぞれ連結する左右一対の屈曲規制部50と、を備える。作業者は、膝関節の屈曲の可動域を維持した状態で安定した姿勢を保つことができるので、膝や腰の負担が軽減する。
【選択図】図1

Description

本考案は、作業者の中腰での作業姿勢を補助する中腰作業用補助具に関する。
中腰の姿勢は、作業者の腰や膝に負担がかかり、長時間の作業が困難であるため、作業者の負担を軽減するための中腰作業用の補助具に関する技術や、脚に作用する荷重を軽減して歩行を補助する様々な歩行補助装置が開発されている。
例えば、従来の作業用椅子は、脚本体を靴に取り付け、伸縮自在引っ張りロープと膝当てを使って膝で支えるものである(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の棚下作業用椅子は、支柱の長手方向一端を支持部として、他端に着座部を設けたものである(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の腰部股関節膝靭帯等下肢疾患者用体重支持補助具は、立ち姿で直立用サドルが体重を支持してステッキに伝達しステッキの中間には膝屈折用スプリングコイルがあり、膝の多機能で微妙な動きへの追従と、疾患者の体長に適合する調整をステッキ長さ調整部が付帯し、また人体姿勢制御機能に欠かせない踵と足先の機能を疎外しないようにステッキ底板は薄板材料を足の土踏まず部分で支持をする(例えば、特許文献3)。
また、従来の歩行補助装置は、脚リンクの関節部をロックするロック機構と、ロック機構を作動させる操作手段とを備える。操作手段を構成する操作スイッチがオンされたとき、着座部材の下降量に応じて着座部材の押し上げ力が強くなるように駆動源を制御すると共に、着座部材の下降量に対する着座部材の押し上げ力の変化率を経時的に増加する制御を行い、この変化率が所定値に増加したときにロック機構を作動させる(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−265267号公報 特開平11−4728号公報 特開2005−169052号公報 特開2009−279174号公報
しかしながら、従来の作業用椅子は、作業者の体重が掛かる可動式シート及び脚本体を膝当て及び伸縮自在引っ張りロープを介して作業者の膝により支えるために、作業者の膝に大きな負担が掛かるという課題がある。
また、従来の棚下作業用椅子は、地面に接する支柱が必要であるために、足場の悪い場所での作業に利用することができないという課題がある。
また、従来の腰部股関節膝靭帯等下肢疾患者用体重支持補助具や歩行補助装置は、脚力の弱くなった者や歩行が困難になった者を対象としており、中腰の姿勢での作業者の腰や膝に対する負担を軽減するものではない。
この考案は、上述のような課題を解決するためになされたもので、足場の悪い場所での作業を可能にし、中腰の姿勢での作業者の腰及び膝にかかる荷重を軽減することができる中腰作業用補助具を提供することを目的とする。
この考案に係る中腰作業用補助具においては、作業者の左右の大腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の大腿支持部と、作業者の左右の下腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の下腿支持部と、作業者の左右の膝関節の外側面側及び/又は内側面側で、作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限して、大腿支持部及び下腿支持部を回動可能にそれぞれ連結する左右一対の屈曲規制部と、を備える。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、作業者の臀部が当接される尻座と、作業者の左右の膝関節の内側面側で、大腿支持部及び下腿支持部を回動自在にそれぞれ連結する左右一対の回動部と、を備え、左右一対の大腿支持部が、尻座にそれぞれ連結され、左右一対の屈曲規制部が、作業者の左右の膝関節の外側面側で、大腿支持部及び下腿支持部をそれぞれ連結する。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、大腿支持部が、上端で重畳する2つの上方フレーム部と、2つの上方フレーム部の重畳部分に配設され、作業者の大腿部を曲面で支持する板状の上方受け部と、を備え、下腿支持部が、下端で重畳する2つの下方フレーム部と、2つの下方フレーム部の重畳部分に配設され、作業者の下腿部を曲面で支持する板状の下方受け部と、を備え、回動部が、作業者の膝関節の内側面側に位置する上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結し、屈曲規制部が、作業者の膝関節の外側面側に位置する上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結する。
さらに、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、屈曲規制部が、上方フレーム部の下端における下方フレーム部の上端に対向する面に固定され、円板及び当該円板の周縁から略垂直に立設される側壁からなる略シャーレ形状の本体部と、上方フレーム部の下端及び本体部の円板の中心に穿設された貫通孔を通り、本体部の円板から内部に略垂直に挿設される軸部と、下方フレーム部の上端における上方フレーム部の下端に対向する面に固定され、本体部の円板に対向し、当該本体部の円板の中心に対して回動自在に軸部で軸支され、本体部の側壁に当接して蓋をする円板状の対向部と、対向部から本体部の内部に立設され、対向部の回動と共に軸部を中心に回動する突出部と、本体部の円板から内部に立設され、作業者の膝関節の屈曲に伴う突出部の回転方向の進行を妨げる位置に立設される規制板と、を備える。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、規制板が、中心角を130°以下とする軸部から本体部の側壁まで2箇所で跨設され、本体部の内部を2つ領域に仕切り、突出部が、本体部の内部の2つ領域のうち、中心角を130°以下とする第1の領域内に突出する。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、上方フレーム部が、軸部が挿通される第1の貫通孔近傍に第2の貫通孔を備え、本体部が、本体部の内部の2つ領域のうち第1の領域以外の第2の領域に、軸部を中心に第1の貫通孔及び第2の貫通孔間の距離を半径として周設された複数の螺子孔を備え、上方フレーム部の第2の貫通孔を挿通して本体部の複数の螺子孔のうちいずれか1つの螺子孔に螺子が螺合されることにより、作業者の直立状態における突出部及び規制板間の距離が設定され、作業者の膝関節の屈曲の可動域が制限される。
この考案に係る中腰作業用補助具においては、作業者の左右の大腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の大腿支持部と、作業者の左右の下腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の下腿支持部と、作業者の左右の膝関節の外側面側及び/又は内側面側で、作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限して、大腿支持部及び下腿支持部を回動可能にそれぞれ連結する左右一対の屈曲規制部と、を備えることにより、足場の悪い場所での作業を可能にし、作業者の中腰での作業を補助することができる。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、作業者の臀部が当接される尻座と、作業者の左右の膝関節の内側面側で、大腿支持部及び下腿支持部を回動自在にそれぞれ連結する左右一対の回動部と、を備え、左右一対の大腿支持部が、尻座にそれぞれ連結され、左右一対の屈曲規制部が、作業者の左右の膝関節の外側面側で、大腿支持部及び下腿支持部をそれぞれ連結することにより、左右の屈曲規制部が干渉することなく、中腰の姿勢での作業者の腰及び膝にかかる荷重を軽減することができる。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、大腿支持部が、上端で重畳する2つの上方フレーム部と、2つの上方フレーム部の重畳部分に配設され、作業者の大腿部を曲面で支持する板状の上方受け部と、を備え、下腿支持部が、下端で重畳する2つの下方フレーム部と、2つの下方フレーム部の重畳部分に配設され、作業者の下腿部を曲面で支持する板状の下方受け部と、を備え、回動部が、作業者の膝関節の内側面側に位置する上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結し、屈曲規制部が、作業者の膝関節の外側面側に位置する上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結することにより、作業者の膝窩を開放することになり、通気性がよく、装着時の蒸れを防止することができる。
さらに、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、屈曲規制部が、上方フレーム部の下端における下方フレーム部の上端に対向する面に固定され、円板及び当該円板の周縁から略垂直に立設される側壁からなる略シャーレ形状の本体部と、上方フレーム部の下端及び本体部の円板の中心に穿設された貫通孔を通り、本体部の円板から内部に略垂直に挿設される軸部と、下方フレーム部の上端における上方フレーム部の下端に対向する面に固定され、本体部の円板に対向し、当該本体部の円板の中心に対して回動自在に軸部で軸支され、本体部の側壁に当接して蓋をする円板状の対向部と、対向部から本体部の内部に立設され、対向部の回動と共に軸部を中心に回動する突出部と、本体部の円板から内部に立設され、作業者の膝関節の屈曲に伴う突出部の回転方向の進行を妨げる位置に立設される規制板と、を備えることにより、油圧装置などの駆動源やバネを用いる装置とは異なり、単純な構造であるため、製作、メンテナンス及び装着が容易であり、安価に製造することができる。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、規制板が、中心角を130°以下とする軸部から本体部の側壁まで2箇所で跨設され、本体部の内部を2つ領域に仕切り、突出部が、本体部の内部の2つ領域のうち、中心角を130°以下とする第1の領域内に突出することにより、膝関節の屈曲の参考可動域である130°に対応するものである。
また、この考案に係る中腰作業用補助具においては、必要に応じて、上方フレーム部が、軸部が挿通される第1の貫通孔近傍に第2の貫通孔を備え、本体部が、本体部の内部の2つ領域のうち第1の領域以外の第2の領域に、軸部を中心に第1の貫通孔及び第2の貫通孔間の距離を半径として周設された複数の螺子孔を備え、上方フレーム部の第2の貫通孔を挿通して本体部の複数の螺子孔のうちいずれか1つの螺子孔に螺子が螺合されることにより、作業者の直立状態における突出部及び規制板間の距離が設定され、作業者の膝関節の屈曲の可動域が制限されることにより、作業時の中腰の程度に応じ、突出部の回転角を調整することができ、作業内容に応じた姿勢に適する角度を選択することで、安定した状態で長時間の中腰での作業を行なうことができる。
(a)は第1の実施形態に係る中腰作業用補助具の概略構成を示す正面側斜視図であり、(b)は図1(a)に示す屈曲規制部による膝関節の屈曲の可動域を大きくした場合の中腰作業用補助具の概略構成を示す正面側斜視図である。 (a)は図1に示す中腰作業用補助具の背面図であり、(b)は図1に示す尻座及び大腿支持部間の連結状態を説明するための説明図である。 (a)は図2(b)に示す蝶番の他の例を説明するための背面図であり、(b)は図3(a)に示す連結部材を説明するための側面図であり、(c)は図2(b)に示す蝶番のさらに他の例を説明するための背面図であり、(d)は図3(c)に示す連結部材を説明するための側面図である。 (a)は図1(a)に示す右脚用の屈曲規制部の概略構成を示す分解斜視図であり、(b)は図1(b)に示す右脚用の屈曲規制部の概略構成を示す分解斜視図である。 (a)は図4に示す本体部の概略構成を示す平面図であり、(b)は図1に示す右脚用の屈曲規制部の外形を示す平面図である。
(本考案の第1の実施形態)
中腰作業用補助具100は、図1及び図2に示すように、作業者の臀部が当接される尻座10と、尻座10にそれぞれ連結され、作業者の左右の大腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の大腿支持部20と、作業者の左右の下腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の下腿支持部30と、を備える。なお、大腿支持部20及び下腿支持部30は、中腰作業用補助具100の下肢部を構成する。
また、尻座10及び下肢部(大腿支持部20、下腿支持部30)の素材は、軽量で硬質のものが適しており、例えば、鋼鉄などの金属や硬質プラスチックを用いることが考えられる。特に、尻座10及び下肢部(大腿支持部20、下腿支持部30)は、ボルト等の締結部材による係合部分の破損を防止するために、金属を用いることが好ましい。
また、中腰作業用補助具100は、作業者の左右の膝関節の内側面側で、大腿支持部20及び下腿支持部30を回動自在にそれぞれ連結する左右一対の回動部40と、作業者の左右の膝関節の外側面側で、作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限して、大腿支持部20及び下腿支持部30を回動可能にそれぞれ連結する左右一対の屈曲規制部50と、を備える。なお、回動部40及び屈曲規制部50は、中腰作業用補助具100の膝部を構成する。
ここで、膝関節の屈曲の可動域とは、基本軸を大腿骨とし、移動軸を腓骨(腓骨頭と外果を結ぶ線)として、基本軸と移動軸とのなす角の最大角である。なお、日本整形外科学会と日本リハビリテーション医学会が制定する関節可動域表示ならびに測定法では、膝関節の屈曲の参考可動域を130°としている。
尻座10は、作業者の臀部を包囲する凸部を周縁に有し、作業者の大腿部との干渉を回避する切り欠き部を前方に設けた略平板状の部材である。
なお、尻座10は、大腿支持部20の上端との隙間に作業者の大腿部背面を挟み込まないように、切り欠き部の縁端部が大腿支持部20の上端より前方(作業者の大腿部側)に位置している。
また、尻座10は、作業者のベルトに通す輪を一端に有し、他端が尻座10の底面に接合される長さの調節可能な吊り用ベルト11を、左右に備える。この吊り用ベルト11は、作業者のベルトに尻座10を吊り下げ、作業者の臀部と尻座10との密着状態を保持するものである。
また、尻座10は、中腰作業用補助具100に尻座10を備えない場合に、大腿支持部20の上端が作業者の臀部に当接して痛みを伴うため、緩衝材として機能すると共に、作業者の下肢に下肢部(大腿支持部20、下腿支持部30)を位置決めする機能を有する。このため、尻座10は、作業者が腰掛けるものではなく、臀部を軽く載せる程度に使用する。
なお、尻座10に取り付けられる左右の下肢部(大腿支持部20、下腿支持部30)及び膝部(回動部40、屈曲規制部50)は、左右対称の部材であるため、以下の説明においては、右脚の部材について説明するが、左脚の部材についても同様である。
大腿支持部20は、上端で重畳する2つの帯状の上方フレーム部21と、2つの上方フレーム部21の重畳部分に配設され、作業者の大腿部を曲面で支持する板状の上方受け部22と、作業者の大腿部を上方受け部22に密着して保持させるために、上方受け部22の両側に接合され、上方受け部22の前方で大腿部を緊締する上方ベルト24と、を備える。
上方フレーム部21は、図2(a)に示すように、上端の重畳部分から膝関節の外側面にかけて湾曲する外側フレーム21aと、上端の重畳部分から膝関節の内側面にかけて湾曲する内側フレーム21bと、からなる。
また、外側フレーム21aは、図1及び図4に示すように、下端に穿設され、後述する屈曲規制部50の軸部52が挿通される第1の貫通孔21cと、第1の貫通孔21c近傍に穿設され、後述する屈曲規制部50の位置決め部56が挿通される第2の貫通孔21dと、を備える。
また、上方フレーム部21及び上方受け部22は、上方フレーム部21(外側フレーム21a、内側フレーム21b)の重畳部分及び上方受け部22の上端間と、外側フレーム21a及び上方受け部22の下端間と、内側フレーム21b及び上方受け部22の下端間との合計3箇所において、螺子(ボルト)及びナット23で係止されている。
なお、本実施形態に係る上方受け部22は、金属製であり、作業者の大腿部に直接接触することがないように、緩衝材として柔軟な材質のもの(例えば、タオル地)で表面を被覆されることが好ましい。
下腿支持部30は、下端で重畳する2つの帯状の下方フレーム部31と、2つの下方フレーム部31の重畳部分に配設され、作業者の下腿部を曲面で支持する板状の下方受け部32と、を備える。
下方フレーム部31は、図2(a)に示すように、下端の重畳部分から膝関節の外側面にかけて湾曲する外側フレーム31aと、下端の重畳部分から膝関節の内側面にかけて湾曲する内側フレーム31bと、からなる。
また、下方フレーム部31及び下方受け部32は、下方フレーム部31の重畳部分(外側フレーム31a、内側フレーム31b)及び下方受け部32の中間と、外側フレーム31a及び下方受け部32の上端間と、内側フレーム31b及び下方受け部32の上端間との合計3箇所において、螺子(ボルト)及びナット33で係止されている。
なお、本実施形態に係る下方受け部32は、金属製であり、作業者の下腿部に直接接触することがないように、緩衝材として柔軟な材質のもの(例えば、タオル地)で表面を被覆されることが好ましい。特に、下方受け部32は、接触する着用者の下腿部の痛みを軽減するために、市販の保護具などの緩衝材を用いることが好ましい。
また、本実施形態に係る下腿支持部30は、作業者の下腿部を下方受け部32に密着して保持させるために、下方受け部32の両側に接合され、下方受け部32の前方で下腿部を緊締する下方ベルトを備えてもよい。なお、下方ベルトは、市販品でもよく、端部に面ファスナーを有する帯状体等のように、ベルトの長さを調整できるものが好ましい。
また、尻座10及び大腿支持部20は、図2(b)に示すように、大腿支持部20の背面側上端の略中央で蝶番1を用いて連結されている。
特に、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、尻座10が蝶番1の一の金属板の貫通孔(例えば、中央の貫通孔)に1本の螺子で固定され、大腿支持部20の外側フレーム21aが蝶番1の他の金属板の貫通孔(例えば、内側の貫通孔)に1本の螺子で固定され、大腿支持部20の内側フレーム21bが蝶番1の他の金属板の貫通孔(例えば、外側の貫通孔)に1本の螺子で固定される。
このように、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、尻座10が蝶番1の一の金属板に一箇所のみで固定されることにより、螺子の固定部分を中心に大腿支持部20を回動することができ、作業者の股関節の外転及び内転を阻害することがない。
すなわち、中腰作業用補助具100は、作業者の様々な体(脚)の動きに対応することができ、作業者の様々な姿勢を可能にし、作業時の中腰の程度(膝関節の屈曲の可動域)に応じた安定的な姿勢を作業者に維持させることができる。
なお、尻座10及び大腿支持部20間の連結は、作業者の脚(股関節)の動きを可能な限り阻害しない手段であれば、図2(b)に示す蝶番1に限られるものではない。例えば、連結手段は、図3(a)及び図3(b)に示すように、尻座10での固定が1本のボルトによる尻座10に対して大腿支持部20を左右方向及び上下方向の回動を可能にする連結部材であってもよいし、尻座10での固定が2本のボルトによる尻座10に対して大腿支持部20を上下方向のみの回動を可能にする連結部材であってもよい。
回動部40は、作業者の膝関節の内側面側に位置する上方フレーム部21(内側フレーム21b)の下端及び下方フレーム部31(内側フレーム31b)の上端を連結する。
なお、本実施形態に係る回動部40は、螺子(ボルト)及び袋ナットからなる締結部材であり、上方フレーム部21(内側フレーム21b)及び下方フレーム部31(内側フレーム31b)は遊嵌状態にある。
屈曲規制部50は、作業者の膝関節の外側面側に位置する上方フレーム部21(外側フレーム21a)の下端及び下方フレーム部31(外側フレーム31a)の上端を連結する。
なお、本実施形態に係る屈曲規制部50は、図4及び図5に示すように、後述する本体部51と、軸部52と、対向部53と、突出部54と、規制板55と、位置決め部56と、を備える。
本体部51は、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の下端における下方フレーム部31(外側フレーム31a)の上端に対向する面に固定され、円板及び当該円板の周縁から略垂直に立設される側壁からなる略シャーレ形状である。
軸部52は、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の下端に穿設された第1の貫通孔21cと本体部51の円板の中心に穿設された貫通孔51aとを通り、本体部51の円板から内部に略垂直に挿設される。なお、本実施形態に係る軸部52は、ボルトの軸部である。
対向部53は、下方フレーム部31(外側フレーム31a)の上端における上方フレーム部21(外側フレーム21a)の下端に対向する面に固定され、本体部51の円板に対向し、当該本体部51の円板の中心に対して回動自在に軸部52で軸支され、本体部51の側壁に当接して蓋をする円板状である。
なお、本実施形態に係る大腿支持部20及び下腿支持部30は、下方フレーム部31(外側フレーム31a)の上端に穿設された貫通孔(不図示)、ワッシャーの貫通孔(不図示)、対向部53の中心に穿設された貫通孔(不図示)、本体部51の貫通孔51a、ワッシャーの貫通孔(不図示)、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第1の貫通孔21cの順に、軸部52であるボルトを挿入し、上方フレーム部21の外側フレーム21a(本体部51)及び下方フレーム部31の外側フレーム31a(対向部53)を遊嵌状態として、ナット52aで締結することにより連結される。
また、対向部53は、下方フレーム部31(外側フレーム31a)の貫通孔(不図示)及び対向部53の貫通孔(不図示)に軸部52が挿通され、その他の箇所で下方フレーム部31(外側フレーム31a)及び対向部53をボルト及びナット53aにより締結されることにより、下方フレーム部31(外側フレーム31a)に対して回転方向の動きが制限され、下方フレーム部31(外側フレーム31a)に固定されることになる。
突出部54は、対向部53から本体部51の内部に立設され、対向部53の回動と共に軸部52を中心に回動する。なお、本実施形態に係る突出部54は、螺子(ボルト)の軸部であり、対向部53の表側からねじ込み、本体部51の内部に突出させたストッパーである。
規制板55は、本体部51の円板から内部に立設され、作業者の膝関節の屈曲に伴う突出部54の回転方向(図4に示す屈曲規制部50であれば、反時計回り)の進行を妨げる位置に立設される。
なお、以下の説明においては、作業者の膝関節の屈曲に伴う突出部54の回転方向を「正方向」と称し、作業者の膝関節の伸展に伴う突出部54の回転方向(図4に示す屈曲規制部50であれば、時計回り)を「負方向」と称す。
また、本実施形態に係る規制板55は、中心角を130°以下(例えば、115°〜120°)とする軸部52から本体部51の側壁まで2箇所で跨設され、本体部51の内部を2つ領域(以下、中心角を130°以下とする領域を「第1の領域」と称し、その他の領域を「第2の領域」と称す)に仕切る。
なお、本実施形態に係る本体部51は、軸部52を中心に、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第1の貫通孔21c及び第2の貫通孔21d間の距離を半径として、周設された複数の螺子孔5を、第2の領域に備える。
また、本実施形態に係る本体部51は、突出部54は、第1の領域内に突出する。
特に、規制板55は、平板を屈曲させた断面略L字形状の2枚の板状体(以下、正方向に位置する板状体を「第1の邪魔板55a」と称し、負方向に位置する板状体を「第2の邪魔板55b」と称す)からなり、屈曲部分を基準にして一の面を本体部51の円板に螺子で螺合し、他の面の高さを本体部51の側壁の高さに略一致させたものである。
なお、作業者の膝関節の屈曲の可動域は、図4に示すように、作業者の膝関節の屈曲に伴い、突出部54が正方向に回転して第1の邪魔板55aに接触し、それ以上回転することができないため、図5(a)に示すように、作業者の直立状態における突出部54及び第1の貫通孔51a(軸部52)を結ぶ直線と第1の邪魔板55aとのなす角θになる。
また、規制板55の2枚の板状体(第1の邪魔板55a、第2の邪魔板55b)の他の面同士のなす角(中心角)の最大値130°は、膝関節の屈曲の参考可動域が130°であり、作業者の直立状態における突出部54の位置が第2の邪魔板55b近傍に位置する場合があることを想定し、この角度に設定したものである。
しかしながら、規制板55は、作業者の直立状態における突出部54及び第1の貫通孔51a(軸部52)を結ぶ直線と第1の邪魔板55aとのなす角θが、作業者の膝関節の屈曲における所望の可動域であれば、第2の邪魔板55bを備える必要はない。
このように、第2の邪魔板55bを備えない構成であれば、中腰作業用補助具100を使用しない場合に、突出部54(対向部53)を逆方向に回転させて、下腿支持部30を前方に折返して大腿支持部20に重ねることができ、中腰作業用補助具100を小型化して、持ち運びに便利である。
これに対し、第2の邪魔板55bを備える構成であれば、中腰作業用補助具100を装着する際に、大腿支持部20に対する下腿支持部30の回動範囲が狭いため、中腰作業用補助具100を容易に着用することができる。
本実施形態に係る位置決め部56は、蝶ボルトであり、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第2の貫通孔21dに挿通され、本体部51の複数の螺子孔5のうちいずれか1つの螺子孔5に螺合されることにより、作業者の直立状態における突出部54及び規制板55(第1の邪魔板55a)間の距離(突出部54の回転角)が設定され、作業者の膝関節の屈曲の可動域が制限される。
なお、本体部51は、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第1の貫通孔21c及び貫通孔51aに軸部52が挿通され、位置決め部56である蝶ボルトと螺子孔5とが螺合されることにより、上方フレーム部21(外側フレーム21a)に対して回転方向の動きが制限され、上方フレーム部21(外側フレーム21a)に固定されることになる。
また、本実施形態に係る本体部51は、図5(a)に示すように、3個の螺子孔5(以下、第1の邪魔板55aに最も近い位置に位置する螺子孔5を「第1の螺子孔5a」と称し、第2の邪魔板55bに最も近い位置に位置する螺子孔5を「第3の螺子孔5c」と称し、第1の螺子孔5a及び第3の螺子孔5cの中間に位置する螺子孔5を「第2の螺子孔5b」と称す)を備え、膝関節の屈曲の可動域を3段階に調整できるようにしているが、作業者の作業時の中腰の程度(膝関節の屈曲の可動域)に応じた角度に位置決めできるのであれば、この個数(3段階)に限られるものではない。
また、本実施形態に係る本体部51は、貫通孔51aを頂点として隣り合う螺子孔5によるなす角(貫通孔51a及び第1の螺子孔5aを通る直線と貫通孔51a及び第2の螺子孔5bを通る直線とのなす角、貫通孔51a及び第2の螺子孔5bを通る直線と貫通孔51a及び第3の螺子孔5cを通る直線とのなす角)を約35°に設定されているが、この角度に限られものではなく、作業者に応じて適宜設定されるものである。
さらに、第1の邪魔板55aと貫通孔51a及び第1の螺子孔5aを通る直線とのなす角(第2の邪魔板55bと貫通孔51a及び第3の螺子孔5cを通る直線とのなす角)は、第1の邪魔板55a及び第2の邪魔板55bのなす角を約120°に設定し、貫通孔51aを頂点として隣り合う螺子孔5によるなす角を約35°に設定している場合に、約85°に設定されることになるが、この角度に限られものではなく、作業者に応じて適宜設定されるものである。
また、本実施形態に係る本体部51は、図5(a)に示すように、貫通孔51aを基準として、第1の螺子孔5aの対向する側壁に第1の螺子6aが配設され、第2の螺子孔5bの対向する側壁に第2の螺子6bが配設され、第3の螺子孔5cの対向する側壁に第3の螺子6cが配設される。
これにより、図5(b)に示すように、本体部51に対向部53が被せられ、本体部51の内部が外部から視認できない状態であっても、作業者は、各螺子(第1の螺子6a、第2の螺子6b、第3の螺子6c)の頭部を目印にして、各螺子と軸部52との延長線上にある各螺子孔5の位置を推測することができ、位置決め部56である蝶ボルトを所望の螺子孔5に容易に螺合することできる。
特に、図5(b)に示すように、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の表面に矢印を描画することにより、この矢印の先を各螺子の頭部に向けることで、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第2の貫通孔21dを各螺子孔5のいずれかに重畳させることができ、位置決め部56を螺子孔5に容易に螺合することできる。
つぎに、中腰作業用補助具100の使用方法について説明する。
まず、作業者は、大腿支持部20の上方フレーム部21(外側フレーム21a)に対して、屈曲規制部50の本体部51を回動させる。
そして、作業者は、作業時の中腰の程度(膝関節の屈曲の可動域)に応じて、上方フレーム部21(外側フレーム21a)の第2の貫通孔21dと、第1の螺子孔5a、第2の螺子孔5b又は第3の螺子孔5cのいずれか1つの螺子孔5とを重畳させて、第2の貫通孔21dを介して1つの螺子孔5に位置決め部56を螺合させる。
すなわち、作業時の中腰の程度が小さい場合であれば、第1の螺子孔5aに位置決め部56を螺合させ、作業時の中腰の程度が中程度の場合であれば、第2の螺子孔5bに位置決め部56を螺合させ(図4(a)参照)、作業時の中腰の程度が大きい場合であれば、第3の螺子孔5cに位置決め部56を螺合させる(図4(b)参照)。
これにより、中腰作業用補助具100は、作業者の直立状態における突出部54及び第1の邪魔板55a間の間隙(突出部54の回転角)が設定され、作業者の膝関節の屈曲の可動域が設定される。
そして、中腰作業用補助具100は、作業者に装着され、作業者が膝関節を屈曲した際に、突出部54が第1の邪魔板55aに当接し、本体部51(大腿支持部20)に対する対向部53(下腿支持部30)の正方向への回転を制止させる。
これにより、作業者は、膝関節の屈曲が制限され、膝関節の屈曲の可動域を維持した状態で安定した姿勢を保つことができ、膝や腰に負担をかけず、中腰での長時間の作業を継続することができる。
なお、本実施形態に係る屈曲規制部50は、作業者の膝関節の屈曲を制限するのであるが、膝関節の伸展を制限するものではないため、作業者は、中腰作業用補助具100を着用した状態で歩行することができ、移動しながらの中腰での作業にも適している。
以上のように、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限しつつ、膝関節の伸展を制限することなく、作業者の中腰での作業を補助することができるという作用効果を奏する。
また、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、作業時の中腰の程度に応じ、突出部54の回転角を調整することができ、作業内容に応じた姿勢に適する角度を選択することにより、安定した状態で長時間の中腰での作業を行なうことができるという作用効果を奏する。
特に、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、油圧装置などの駆動源やバネを用いる装置とは異なり、単純な構造であるために、中腰作業用補助具100の製作、メンテナンス及び装着が容易であり、中腰作業用補助具100の製造コストが安価であるという作用効果を奏する。
なお、本実施形態に係る中腰作業用補助具100は、警備員等の同じ姿勢で立ち続ける仕事(膝を少し曲げた角度で固定する場合)や、天井の高さが低い場所での配線作業又は農作業等での中腰作業(膝をやや曲げた角度、深く曲げた角度で固定する場合)に適しているが、これらの作業に限定されるものではない。
また、中腰作業用補助具100は、回動部40及び屈曲規制部50間の広がりを防止するために、回動部40及び屈曲規制部50に接合され、作業者の膝関節を周回する、伸縮性のある素材(例えば、ゴム素材)や端部に面ファスナーを有する布で作製した帯状体を備えてよい。また、この帯状体は、作業者の膝を保護する膝当て(膝用サポーター)であってもよい。
また、本実施形態に係る屈曲規制部50は、作業者の左右の膝関節の外側面側に配設させる場合について説明したが、作業者の左右の膝関節の内側面側に屈曲規制部50を配設させ、作業者の左右の膝関節の外側面側に回動部40を配設させてもよいし、作業者の左右の膝関節の内側面及び外側面側に屈曲規制部50を配設させてもよい。
しかしながら、作業者の左右の膝関節の内側面側に屈曲規制部50を配設させる場合には、屈曲規制部50が厚みを有するために、左右の屈曲規制部50が干渉して歩行を困難にする虞がある。このため、本実施形態に係る屈曲規制部50は、作業者の左右の膝関節の外側面側のみに配設させることが好ましい。
また、本実施形態に係る屈曲規制部50は、本体部51、軸部52、対向部53、突出部54、規制板55及び位置決め部56を備える構成について説明したが、膝関節の屈曲の可動域を所望の角度に制限し、膝関節の伸展の可動域を制限しないのであれば、この構成に限られるものではなく、例えば、ラチェット機構等の市販品を用いてもよい。
1 蝶番
5 螺子孔
5a 第1の螺子孔
5b 第2の螺子孔
5c 第3の螺子孔
6a 第1の螺子
6b 第2の螺子
6c 第3の螺子
10 尻座
11 吊り用ベルト
20 大腿支持部
21 上方フレーム部
21a 外側フレーム
21b 内側フレーム
21c 第1の貫通孔
21d 第2の貫通孔
22 上方受け部
23 ナット
24 上方ベルト
30 下腿支持部
31 下方フレーム部
31a 外側フレーム
31b 内側フレーム
32 下方受け部
33 ナット
40 回動部
50 屈曲規制部
51 本体部
51a 貫通孔
52 軸部
52a ナット
53 対向部
53a ナット
54 突出部
55 規制板
55a 第1の邪魔板
55b 第2の邪魔板
56 位置決め部
100 中腰作業用補助具

Claims (6)

  1. 作業者の左右の大腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の大腿支持部と、
    前記作業者の左右の下腿部を背面側からそれぞれ支持する左右一対の下腿支持部と、
    前記作業者の左右の膝関節の外側面側及び/又は内側面側で、前記作業者の膝関節の屈曲の可動域を制限して、前記大腿支持部及び下腿支持部を回動可能にそれぞれ連結する左右一対の屈曲規制部と、
    を備えることを特徴とする中腰作業用補助具。
  2. 請求項1に記載の中腰作業用補助具において、
    前記作業者の臀部が当接される尻座と、
    前記作業者の左右の膝関節の内側面側で、前記大腿支持部及び下腿支持部を回動自在にそれぞれ連結する左右一対の回動部と、
    を備え、
    前記左右一対の大腿支持部が、前記尻座にそれぞれ連結され、
    前記左右一対の屈曲規制部が、前記作業者の左右の膝関節の外側面側で、前記大腿支持部及び下腿支持部をそれぞれ連結することを特徴とする中腰作業用補助具。
  3. 請求項2に記載の中腰作業用補助具において、
    前記大腿支持部が、上端で重畳する2つの上方フレーム部と、前記2つの上方フレーム部の重畳部分に配設され、前記作業者の大腿部を曲面で支持する板状の上方受け部と、を備え、
    前記下腿支持部が、下端で重畳する2つの下方フレーム部と、前記2つの下方フレーム部の重畳部分に配設され、前記作業者の下腿部を曲面で支持する板状の下方受け部と、を備え、
    前記回動部が、前記作業者の膝関節の内側面側に位置する前記上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結し、
    前記屈曲規制部が、前記作業者の膝関節の外側面側に位置する前記上方フレーム部の下端及び下方フレーム部の上端を連結することを特徴とする中腰作業用補助具。
  4. 請求項3に記載の中腰作業用補助具において、
    前記屈曲規制部が、
    前記上方フレーム部の下端における前記下方フレーム部の上端に対向する面に固定され、円板及び当該円板の周縁から略垂直に立設される側壁からなる略シャーレ形状の本体部と、
    前記上方フレーム部の下端及び前記本体部の円板の中心に穿設された貫通孔を通り、前記本体部の円板から内部に略垂直に挿設される軸部と、
    前記下方フレーム部の上端における前記上方フレーム部の下端に対向する面に固定され、前記本体部の円板に対向し、当該本体部の円板の中心に対して回動自在に前記軸部で軸支され、前記本体部の側壁に当接して蓋をする円板状の対向部と、
    前記対向部から前記本体部の内部に立設され、前記対向部の回動と共に前記軸部を中心に回動する突出部と、
    前記本体部の円板から内部に立設され、作業者の膝関節の屈曲に伴う前記突出部の回転方向の進行を妨げる位置に立設される規制板と、
    を備えることを特徴とする中腰作業用補助具。
  5. 請求項4に記載の中腰作業用補助具において、
    前記規制板が、中心角を130°以下とする前記軸部から前記本体部の側壁まで2箇所で跨設され、前記本体部の内部を2つ領域に仕切り、
    前記突出部が、前記本体部の内部の2つ領域のうち、前記中心角を130°以下とする第1の領域内に突出することを特徴とする中腰作業用補助具。
  6. 請求項5に記載の中腰作業用補助具において、
    前記上方フレーム部が、前記軸部が挿通される第1の貫通孔近傍に第2の貫通孔を備え、
    前記本体部が、前記本体部の内部の2つ領域のうち前記第1の領域以外の第2の領域に、前記軸部を中心に前記第1の貫通孔及び第2の貫通孔間の距離を半径として周設された複数の螺子孔を備え、
    前記上方フレーム部の第2の貫通孔を挿通して前記本体部の複数の螺子孔のうちいずれか1つの螺子孔に螺子が螺合されることにより、前記作業者の直立状態における前記突出部及び規制板間の距離が設定され、前記作業者の膝関節の屈曲の可動域が制限されることを特徴とする中腰作業用補助具。
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