JP2010113465A - 作業負荷平準化方法および作業負荷平準化支援装置 - Google Patents

作業負荷平準化方法および作業負荷平準化支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作業負荷が大きい作業者の存在がボトルネックになることを抜本的に改善し、複数の作業者が作業を行う作業場の生産効率の向上を図ること。
【解決手段】作業者負荷数値化手段201によって各作業者の作業負荷を数値化し、作業負荷偏差算出手段203によって所定の作業負荷平準値に対する作業者負荷の偏差を作業者毎に算出し、作業補助装置付与決定手段204によって作業負荷偏差に基づいて作業補助装置の作業者に対する付与を決定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、作業負荷平準化方法および作業負荷平準化支援装置に関し、特に、工場等、複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化する作業負荷平準化方法および作業負荷平準化支援装置に関する。
工場の組立ライン等において、生産性を上げるために、工数に応じて組立ラインのゾーン構築を工夫することや、複数作業を複数工程に分配して複数工程を経て製品を生産するに際して、どの工程に、どの作業群を分配するかを、コンピュータを用いて支援することが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
また、工場の組立ライン等において、所定時間作業した時の作業者の最大筋力比を測定し、最大筋力比を元に作業者にかかる負担の度合を客観的に評価する指数(作業負担評価指数)を算出し、作業単位を修正することによって作業負担評価指数の平準化を目指す作業工程計画の支援技術が提案されている((例えば、特許文献3)。
特開2002−79964号公報 特開2003−15723号公報 特開平7−43261号公報
複数の作業者が作業を行う組立ライン等の作業場においては、作業内容、作業者自体の能力によって身体運動的な作業負荷が各作業者によって異なることは避けられない。このため、作業負荷が大きい作業者の存在がボトルネックとなって、タクトタイムが長くなり、組立ライン全体の生産効率が低下する現象が見られる。
このことに対して、上述した組立ラインの改善、生産性支援の技術は、ラインアレンジメントに関係するところが多く、作業負荷が大きい作業者の存在がボトルネックになることを抜本的に改善することはできない。
作業単位を修正することによって作業負担評価指数の平準化を目指す作業工程計画の支援技術は、作業者の作業負担を平準化できるが、身体運動的な能力が低い作業者の存在が、組立ライン全体の生産効率を低下することになることを避けられない。
本発明が解決しようとする課題は、作業負荷が大きい作業者の存在がボトルネックになることを抜本的に改善し、複数の作業者が作業を行う作業場の生産効率の向上を図ることである。
本発明による作業負荷平準化方法は、複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化する方法であって、各作業者の作業負荷を数値化する作業者負荷数値化プロセスと、所定の作業負荷平準値を決定する作業負荷平準値決定プロセスと、前記作業負荷平準値決定プロセスにて決定された作業負荷平準値に対する前記作業者負荷の偏差を作業者毎に算出する作業負荷偏差算出プロセスと、前記作業負荷偏差算出プロセスにて算出された作業負荷偏差に基づいて作業補助力を作業者に与える作業補助装置の作業者に対する付与を決定する作業補助装置付与決定プロセスとを有する。
本発明による作業負荷平準化方法は、好ましくは、更に、前記作業負荷平準値より前記作業者負荷が過大である作業者に作業補助装置を付与し、当該作業補助装置が出力する作業補助量を、前記作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定する作業補助量定量化プロセスを有する。
本発明による作業負荷平準化方法は、好ましくは、更に、前記作業者の作業内容に応じて複数種類の作業補助装置より最適の作業補助装置を選定する作業補助装置選定プロセスを有する。
本発明による作業負荷平準化方法における前記各作業者の作業者負荷の数値化は、好ましくは、作業者に装着された生体センサにより計測される生体状態の計測値、作業者に装着された作業補助装置の仕事量、作業者に装着された床反力センサにより検出される床反力より推定演算される関節モーメント値の何れか或いはそれらの組み合わせにより行う。
本発明による作業負荷平準化支援装置は、複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化するための作業負荷平準化支援装置であって、各作業者の作業負荷を数値化する作業者負荷数値化手段と、所定の作業負荷平準値を決定する作業負荷平準値決定手段と、前記作業負荷平準値決定手段にて決定された作業負荷平準値に対する前記作業者負荷の偏差を作業者毎に算出する作業負荷偏差算出手段と、前記作業負荷偏差算出手段にて算出された作業負荷偏差に基づいて作業補助力を作業者に与える作業補助装置の作業者に対する付与を決定する作業補助装置付与決定手段とを有する。
本発明による作業負荷平準化支援装置は、前記作業補助装置が出力する作業補助量を、前記作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定する作業補助量設定手段を有する。
本発明による作業負荷平準化支援装置は、好ましくは、更に、作業者の作業内容に応じて複数種類の作業補助装置より最適の作業補助装置を選定する作業補助装置選定手段を有する。
本発明による作業負荷平準化方法および作業負荷平準化支援装置によれば、各作業者の作業負荷を数値化、換言すると定量化することが行われ、作業負荷平準値に対する作業者負荷に基づいて、作業補助装置の作業者に対する付与を決定することが行われ、ボトルネックになる作業負荷が大きい作業者が作業補助装置による支援される。
これにより、作業負荷が大きい作業者の作業負荷が、作業補助装置の助けによって低減し、作業者全体の作業負荷の平準化が図られ、その結果として、複数の作業者が作業を行う作業場の生産効率の向上が図られる。
以下に、本発明による作業負荷平準化方法およびそれの実施に用いられる作業負荷平準化支援装置の実施形態を、図1〜図8を用いて説明する。
本実施形態では、作業補助装置として、図1、図2に示されている歩行・移動の補助を行う歩行補助装置10と、図3〜図6に示されている荷役の免荷を行う荷役作業補助装置100の2種類の作業補助装置を準備し、作業者毎に何れか一方を選択使用する。
まず、図1、図2を参照して歩行補助装置10について説明する。歩行補助装置10は、作業者の腰部に装着される腰部装具20と、腰部装具20に取り付けられて作業者の左右の股関節部に対応する位置に配置される動力発生手段である電動モータ50L、50Rと、上端を各々電動モータ50L、50Rの出力部材(出力回転軸)51L、51Rに連結された動力伝達アーム60L、60Rと、動力伝達アーム60L、60Rの下端に取り付けられ作業者の大腿部に装着される大腿部装具70L、70Rと有する。
腰部装具20は、大別して、バックフレーム21と、腰背部パッド22と、左右の腹部ベルト24L、24Rと、左右の補助ベルト26L、26Rと、左右のサイドベルト27L、27Rとにより構成されている。
バックフレーム21は、剛体製、例えば金属で、作業者の腰背部を余裕をもって取り囲む形状を形成されている。バックフレーム21は、電動モータ50L、50Rの動作を制御する制御装置90と、電源ユニット91、無線通信手段92を内蔵している。無線通信手段92は後述する作業負荷低減支援処理装置200と所定の無線通信プロトコルによって双方向にデータ通信を行う
腰背部パッド22は、軟質プラスチックスにより構成され、バックフレーム21の内側に取り付けられている。詳細には、腰背部パッド22は、固定ピン28によって左右方向中央部をバックフレーム21の左右方向中央部に固定連結され、左右両端がバックフレーム21より前方に離れた自由端になっている。
バックフレーム21の左右両側部分には、各々、板ばね、樹脂板等、弾性を有する材料により構成された弾性板19L、19Rが固定されている。弾性板19L、19Rは、腰背部パッド22の左右両側部分とバックフレーム21の左右両側部分との間の間隙に配置され、腰背部パッド22の自由端側をバックフレーム21に対して前方へ弾力的に付勢している。
左右の腹部ベルト24L、24Rは、織物、皮革、ビニル等、可撓性を有する材料により構成されており、一端を各々腰背部パッド22の左右両端に固定連結され、他端をワンタッチ式のベルトバックル23によって開放可能に互いに締結されるベルト構造になっている。
左右の補助ベルト26L、26Rは、織物、皮革、ビニル等、可撓性を有する材料により構成されており、一端を腰背部パッド22の背面側の左右中間部に固定連結され、他端を左右の腹部ベルト24L、24Rの中間部にピン25によって枢動可能に連結されている。補助ベルト26L、26Rは、長さ調整バックル29Aを取り付けられ、ベルト長さを調整できるようになっている。
左右のサイドベルト27L、27Rも、織物、皮革、ビニル等、可撓性を有する材料により構成されており、一端を左右の腹部ベルト24L、24Rの中間部(ピン25より腰背部パッド22との連結側)に固定接続され、他端をバックフレーム21の左右両端に固定接続されている。サイドベルト27L、27Rのバックフレーム21に対する固定は、バックフレーム21の左右両端に各々形成されたスリット21Aにサイドベルト27L、27Rを通し、その折り返し部27Bを面ファスナー27Aによってサイドベルト27L、27Rの一端側に剥離可能に貼り付けることにより行われている。この左右のサイドベルト27L、27Rは、面ファスナー27Aによる折り返し部27Bの貼り付け位置の調整によりベルト長さ調整可能になっている。
動力伝達アーム60L、60Rは、電動モータ50L、50Rの出力を大腿部用装具70L、70Rに伝達するものであり、当該動力伝達アーム60L、60Rの下端部は、上下逆転Y字形の二股形状になってばねを有し、その二股先端に各々に作業者の大腿部を前後から挟むパッドによる大腿部用装具70L、70Rが取り付けられている。
動力伝達アーム60L、60Rの下端部に対する大腿部用装具70L、70Rの取り付けは、着脱可能なねじ式になっていて、取付位置を上下左右に調整できるようになっている。
バックフレーム21の左右両端部にはヒンジ軸支持部材30L、30Rが固定されている。ヒンジ軸支持部材30L、30Rは、横転コの字形をしていて前後二つの脚片間に掛け渡されたヒンジ軸35L、35Rを支持している。ヒンジ軸35L、35Rは、作業者の前後水平方向、つまり矢状軸方向に延在する中心軸線を有する。
ヒンジ軸35L、35Rには、ヒンジ連結部材36L、36Rが、当該ヒンジ軸35L、35Rの中心軸線周りに回動可能に取り付けられている。ヒンジ連結部材36L、36Rは電動モータ50L、50Rの上部側に一体形成された取付舌片52L、52Rに固定連結されている。
左右の電動モータ50L、50Rは、電源ユニット91より電力供給され、制御装置90により左右個別に出力トルク、回転角を制御され、左右の動力伝達アーム60L、60Rをスイング駆動する。
これにより、左右の電動モータ50L、50Rの出力トルクが大腿部用装具70L、70Rより装置着用の作業者の大腿部に歩行アシスト力と与えられ、電動モータ50L、50Rの出力トルクと回転角により決まる制御目標による歩行比をもって装置装着者の歩行・移動が補助(アシスト)される。
つぎに、図3〜図5を参照して荷役作業補助装置100について説明する。荷役作業補助装置100は、装置使用者が跨ぐようにして着座するサドル部112と、左右の大腿リンク部材114L、114Rと、左右の下腿リンク部材116L、116Rと、装置使用者によって履靴される靴部118L、118Rとを有する。
サドル部112の下底部中央には前後方向に延在するヒンジ軸120が取り付けられている。ヒンジ軸120には各々ブラケット122L、122Rによって前後方向に延在する左右の円弧ガイドバー124L、124Rがヒンジ軸120を中心として左右方向に回動可能(開脚可能)に取り付けられている。左右の円弧ガイドバー124L、124Rにはガイドローラ128L、128Rによってスライダ126L、126Rが当該ガイドバーに沿って移動可能に設けられている。スライダ126L、126Rには左右のベースプレート130L、130Rが取り付けられている。ベースプレート130L、130Rはスライダ126L、126Rとの固定部より後方へ突出延在している。ベースプレート130L、130Rには左右の大腿リンク部材114L、114Rの上端部が固定連結されている。
上述したヒンジ軸120、左右の円弧ガイドバー124L、124R、左右のスライダ126L、126R、左右のベースプレート130L、130Rは、装置使用者の左右の股関節に対応する位置にあり、これらの組み合わせによって、ヒトの股関節と等価の動きが可能な左右の第1関節機構部L1、R1が構成される。
左右の大腿リンク部材114L、114Rは、ベースプレート130L、130Rの後部側から斜め下方前方に延在している。左右の大腿リンク部材114L、114Rの先端部(下端部)には略水平な枢軸132L、132Rによって左右の下腿リンク部材116L、116Rの上端部が略上下方向に回動可能に連結されている。左右の下腿リンク部材116L、116Rの下端部には略水平な枢軸134L、134Rに靴部118L、118Rが略上下方向に回動可能に連結されている。
枢軸132L、132Rは、装置使用者の左右の膝関節に対応する位置にあって、ヒトの膝関節と等価の動きが可能な左右の第2関節機構部L2、R2をなす。枢軸134L、134Rは、装置使用者の左右の足首関節に対応する位置にあって、ヒトの足首関節と等価の動きが可能な左右の第3関節機構部L3、R3をなす。
左右のベースプレート130L、130Rには、動力発生装置として、左右の電動モータ136L、136Rが取り付けられている。左右の電動モータ136L、136Rは、アシスト力発生源であり、出力軸138L、138Rに出力プーリ40L、40Rを取り付けられている。
枢軸132L、132Rには従動プーリ142L、142Rが取り付けられている。出力プーリ140L、140Rと従動プーリ142L、142Rには各々無端ベルト144L、144Rが掛け渡されている。この伝動機構により、左右の電動モータ136L、136Rの回転出力が左右の第2関節機構部L2、R2をなす左右の枢軸132L、132Rに各々個別に伝達される。つまり、左右の電動モータ136L、136Rが発生する力が左右の脚部(膝関節部分)にアシスト力として個別に与えられる。
サドル部112は、左右の電動モータ136L、136Rに電力を供給するバッテリ電源(図示省略)と、左右の電動モータ136L、136Rの動作を制御する制御装置150と、無線通信手段151を内蔵している。無線通信手段151は後述する作業負荷低減支援処理装置200と所定の無線通信プロトコルによって双方向にデータ通信を行う。
各種物理量を検出するセンサとして、左右の電動モータ136L、136Rの回転角を検出するロータリエンコーダ150L、150Rと、左脚、右脚の床反力計測を行うMPセンサ152L、152R及び踵センサ154L、154Rと、左脚、右脚の支持力計測を行う支持力センサ156L、156Rが各部に取り付けられている。
左右のMPセンサ152L、152Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、左右の靴部118L、118Rを着用した装置使用者のMP関節(中趾節関節)部分にほぼ対応した位置の靴内に配置されて床反力を計測する。
左右の踵センサ154L、154Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、左右の靴部118L、118Rを着用した装置使用者の踵部分にほぼ対応した位置の靴内に配置されて床反力を計測する。
左脚、右脚の支持力センサ156L、156Rは、多軸(少なくとも鉛直方向、水平方向の2軸)の力センサであり、下腿リンク部材116L、116Rの下端部に取り付けられ、下腿リンク部材116L、116Rに作用する支持力を計測する。支持力センサ156L、156Rによって計測される支持力は、床反力と相関する物理量である。
制御装置150は、上述した各センサの信号と、装置使用者に装着された筋電計、心拍センサ、呼吸量センサ、発汗量センサ等の生体センサより筋電位、心拍数、呼吸量、発汗量等を示す信号を、腰部・胸部ジャイロセンサより腰部、胸部の鉛直方向に対する角速度を示す信号を、腰部・胸部加速度センサより腰部、胸部の鉛直方向、水平方向の加速度を示す信号を各々入力し、所定の制御則に従って、左右の電動モータ136L、136Rの動作(出力トルク、回転角)を個別に制御する。
左右の電動モータ136L、136Rは、制御装置150により左右個別に出力トルク、回転角を制御され、従動プーリ142L、142Rを回動駆動する。
これにより、左右の電動モータ136L、136Rの出力トルクが靴部118L、118Rより装置着用の作業者の膝関節にスクワットアシスト力と与えられ、電動モータ136L、136Rの出力トルクと回転角に応じて装置装着者のスクワットを伴う荷役の免荷が行われる。
つぎに、図6を参照して作業負荷平準化支援装置200について説明する。作業負荷平準化支援装置200は、工場、倉庫や港湾等の荷役作業現場、土木建築作業現場、荷物集配所、農業・水産作業場所等、複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化を支援するものであり、この実施形態では、自動車の生産ラインにおける作業者の下肢に作用する作業負荷の平準化支援を例にとって説明する。
作業負荷平準化支援装置200は、作業者負荷数値化手段201と、作業負荷平準値決定部202と、作業負荷偏差算出部203と、作業補助装置付与決定部204と、作業補助装置選定部205と、作業補助量設定部206とを有する。作業負荷平準化支援装置200の、これら各処理部は、マイクロコンピュータがコンピュータプログラムを実行することにより、ソフトウェア的に具現化される。
作業負荷平準化支援装置200には、出力機器として、ディプレイ207が接続されている。ディプレイ207は、上述の各部201〜206の出力情報をモニタ表示することができる。
作業者負荷数値化部201は、自動車生産ラインにおける各工程の各作業者の作業負荷を数値化するプロセスを実行するものであり、作業者固有情報と、作業内容情報と、作業者に装着された筋電計、心拍センサ、呼吸量センサ、発汗量センサ等の生体センサ220により検出される作業者の生体情報を入力し、予め定められたアルゴリズムにより、各作業者の作業従事の負荷を数値化する。作業負荷を数値化した値(作業負荷値)としては、カロリー換算値、指数等がある。一つの例として、通常の心拍数と消費エネルギ(酸素消費量)との関係から、作業負荷として、心拍センサによって検出される心拍数から消費エネルギを算出してよい。
作業者固有情報としては、氏名や作業者認識番号等、作業者を特定する情報(ID情報)、体格、作業能力、健康具合等がある。作業内容情報は、作業内容を特定する情報であり、これには、荷物、部品等の持ち上げ等、スクワットを伴う作業や歩行を伴う作業等がある。
また、作業者負荷数値化部201は、作業者に装着された作業補助装置、本実施形態では、歩行補助装置10、荷役作業補助装置100の出力値、消費電力等により、歩行補助装置10、荷役作業補助装置100実際の仕事量を算出し、算出された仕事量を参照して各作業者の作業従事の負荷を数値化することもできる。
また、作業者負荷数値化部201は、荷役作業補助装置100のMPセンサ152L、152R、踵センサ154L、154Rによって床反力を検出し、床反力の検出値より関節モーメント値を逆動力学演算法などによって推定演算し、推定演算された関節モーメント値を参照して各作業者の作業従事の負荷を数値化することもできる。
本実施形態では、床反力演算は、MPセンサ152L、52R、踵センサ154L、154Rの各々よりセンサ信号を入力し、あるいは支持力センサ156L、156Rのセンサ信号を入力し、装置使用者の左右の足に作用する床反力FL(FLx,FLy)、FR(FRx,FRy)を左右個別に演算する。なお、FLx、FLxは、床反力FL、FRのうち水平方向に働く力、FLy、FLyは、床反力FL、FRのうち鉛直方向に働く力である。
関節モーメントの推定演算は、MPセンサ152L、152R、踵センサ54L、54Rの計測値あるいは支持力センサ56L、56Rの計測値に基づいて演算された床反力(FLx,FLy)、FR(FRx,FRy)から歩行補助装置装着者の左右の関節モーメント(関節トルク)、本実施形態では膝関節モーメントを推定演算する。この関節モーメントの推定演算は、逆動力学演算によって行われる。
ここで、逆動力学演算による関節モーメントの算出法について説明する。
まず、逆動力学モデルの概念を、図7を参照して説明する。逆動力学モデルは、運動と境界条件から内力を推定する力学的モデルであり、逆動力学モデルを用いて内力である関節モーメント(トルク)を算出する。
剛体リンクモデルの遠位端の境界条件を床反力Ffから求め、遠位節Iの重量W1と慣性から力の釣り合い式を解くことで、遠位節Iの近位端の関節反力Fj1が求まる。更に、関節反力Fj1を遠位節Iより一つ近位の節IIの境界条件とし、近位節IIの重量W2と慣性から力の釣り合い式を解くことで、近位節IIの近位端の関節反力Fj2が求まる。これを節の数だけ繰り返す。
このようにして求められた関節反力(Fj1、Fj2)を用いて関節トルクを求める。遠位と近位の関節反力を用いた節重心周りのトルクの釣り合い式から、一つ近位の関節トルクを求める。更に、この関節トルクと一つ近位の節の遠位と近位の関節反力から、次に近位の関節トルクを求める。これを節の数だけ繰り返す。
図8は、運動中の遠位からi番目の節(剛体)にかかる力を示している。各節の近位端に働く力(F(i+1)x,F(i+1)y)、トルクM(i+1)は、関節で繋がる近位の仏の遠位端に働く力(F(i)x,F(i)y)、トルクM(i)の反力であるため、力(F(i)x,F(i)y)、トルクM(i) とは逆向きの値になる。この図より力の釣り合い式は、式(1)、式(2)のように記述できる。
Figure 2010113465
式(1)と式(2)を変形すると、式(3)、式(4)になる。
Figure 2010113465
最遠位の節の下端(足部)にかかる力として床反力を、式(3)、式(4)に代入することにより、下位から順に全ての関節の反力が決まる。ただし、ここで求めた反力は、関節面にかかる力の全てではない。関節面には、この反力以外に、内力である筋張力も作用する。
つぎに、この関節の反力を用いて関節トルク(関節モーメント)を算出する。図6よりトルクの釣り合いは、式(5)で表される。
Figure 2010113465
式(5)を変形すると、式(6)になる。
Figure 2010113465
関節の反力と同様に、最遠位の節の下端にかかるトルクを床反力から算出し、これを式(6)に代入する。そして、先に求めた関節の反力を式(6)に代入することで、遠位から順に各関節トルクが求まる。
本実施形態では、荷役作業補助装置100の第2関節機構部L2、R2は、図4に示されているように、荷役作業補助装置100を装備したヒトの膝関節よりと左右の第2関節機構部L2、R2より前方にあり、直立姿勢時でも、或る角度をもつから、第1関節機構部L1、R1の曲げ角度と実際の股間関節の曲げ角度、第2関節機構部L2、R2の曲げ角度と実際の膝関節の曲げ角度、第3関節機構部L3、R3の曲げ角度と実際の足首関節の曲げ角度は、各々相関するものの、同一値にならない。
このため、上述の関節トルクの演算に用いられる節の角度θは、予め設定された歩行補助装置10の関節機構部の曲げ角度と装置装着者の実際の各関節部の曲げ角度との相関を表す関係式により補正すればよい。
このため、上述の関節トルクの演算に用いられる節の角度θは、予め設定された歩行補助装置10の関節機構部の曲げ角度と装置装着者の実際の各関節部の曲げ角度との相関を表す関係式により補正すればよい。
図9は、荷役作業補助装置100と装置装着者との幾何学的関係を示している。図9において、符号Mcは円弧ガイドバー124L、124Rの仮想中心点を示しており、上述の演算において、仮想中心点Mcと第2関節機構部L2、R2との間の長さ(大腿リング長)Lmaは、装置装着者の股関節Aと膝関節Bとの間の大腿部の長さLhaに変換され、第2関節機構部L2、R2と第3関節機構部L3、R3との間の長さ(下腿リング長)Lmbは、装置装着者の膝関節Bと足首関節Cの間の下腿部の長さLhbに変換される。また、第2関節機構部L2、R2の曲げ角度θmaは実際の膝関節の曲げ角度θhaに、第3関節機構部L3、R3の曲げ角度θmbは実際の足首関節の曲げ角度θhbに変換される。
なお、床反力Fは、足裏と地面との接点より人の重心位置Gへ向けて働く。
図10は、第2関節機構部L2、R2の曲げ角度θma、第3関節機構部L3、R3の曲げ角度θmbを代表する装置関節角度θmと実際の膝関節の曲げ角度θha、実際の足首関節の曲げ角度θhbを代表する作業者の関節角度θhとの関係を示しており、装置関節角度θmと作業者の関節角度θhとの変換は、次に示す近似式(7)によって行われればよい。
θh=αθm+βθm+γ …(7)
但し、α、β、γは定数である。
そして、推定演算された関節トルク(関節モーメント推定値)から歩行補助装置装着者の左右脚のエネルギ消費量を推定演算する。エネルギ消費量Ehは式(8)により算出される。
Eh=∫Tj・ωdt …(8)
Tj:関節トルク
ω:関節運動の角速度
角速度ωは、ロータリエンコーダ150L、150Rによる計測される回転角の微分演算や腰部・胸部ジャイロセンサのセンサ信号により得ることができる。関節トルクTjの積分は、予め決められた時間区間の積分であり、予め決められた所定時間当たりの仕事量(作業負荷)に相当する。
作業負荷平準化支援装置200と作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)とで、無線通信が可能な環境にある場合には、リアルタイムに各作業者の作業従事の負荷を数値化することができ、その変化も把握できる。
図11(a)は、作業者A〜Eの作業負荷値を棒グラフで示している。図11(a)に符号Wa〜Weで示されている作業負荷値は、作業補助装置を装備していない状態での作業者A〜Eの作業負荷値であり、この作業負荷値は、各作業者の資質、能力、状態、作業内容により相違する。
作業負荷平準値決定部202は、所定の作業負荷平準値を決定するプロセスを実行するものである。当該作業負荷平準値決定部202が定める作業負荷平準値としては、作業者の好ましい労働量に基づく規定値、あるいは作業者負荷数値化部201によって数値化された作業者負荷(作業負荷値)の最小値(Wd)に等しい値による作業負荷平準値La、あるいは最小値(Wd)の所定比率、例えば、80%相当の作業負荷平準値Lbがある。
作業負荷偏差算出部203は、作業負荷平準値決定部202にて決定された作業負荷平準値(La、Lb)に対する作業者負荷値Wa〜Weの偏差を作業者A〜E毎に算出するプロセスを実行する。
作業補助装置付与決定部204は、作業負荷偏差算出部203にて算出された作業負荷偏差に基づいて作業補助装置の作業者A〜Eに対する付与を決定する。作業補助装置の付与は、作業負荷偏差(作業者負荷値−作業負荷平準値)が正値の場合、つまり、作業負荷平準値より作業者負荷値が大きい作業者に対して行われる。
作業負荷平準値が(La)である場合には、作業者Dを除く作業者A、B、C、Eに作業補助装置を付与することを決定する。これに対し、作業負荷平準値(Lb)である場合には、作業者A〜Eの全員に作業補助装置を付与することを決定する。
作業補助装置選定部205は、複数種類の作業補助装置が準備されている場合に有効に機能するものであり、作業者負荷の内容に応じて、準備されている複数種類の作業補助装置より最適の作業補助装置を選定するプロセスを実行する。
たとえば、荷物、部品等の持ち上げ等、スクワットを伴う作業の場合には、作業補助装置としてスクワット補助に有効な荷役作業補助装置100を選定し、専ら歩行を伴う作業の場合には、作業補助装置として歩行補助に有効な歩行補助装置10を選定する。
作業補助量設定部206は、作業負荷平準値(La、Lb)に対して作業者負荷値Wa〜Weが過大である数値を示す作業者に付与する作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)が出力する作業補助量(アシスト量)を、前記作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定するプロセスを実行する。
この作業補助量の制御指令に基づいて作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)の出力を調整する。作業補助装置の出力調整は、作業負荷平準化支援装置200とはオフラインで、装具管理者が手動で行う。
無線LANを施された工場等において、作業負荷平準化支援装置200と作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)とで無線通信が可能な環境にある場合には、作業負荷平準化支援装置200と作業補助装置との無線通信によって作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)の出力調整を行うこともできる。
このように、作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)が作業者に与えられ、出力調整された作業補助装置が作業補助を行うことにより、作業補助装置装備後の作業者A〜Eの作業者負荷値Wa〜Weは、図11(b)あるいは図11(c)に示されているように、作業補助量Aa〜Aeの付与のもとに、作業負荷平準値(La、Lb)をもって平準化される。
上述したように、各作業者A〜Eの作業負荷を数値化(定量化)することが行われ、作業負荷平準値(La、Lb)に対する作業者負荷値Wa〜Weに基づいて、作業者に対する作業補助装置の付与を決定することが行われことが行われる。
これにより、ボトルネックになる作業負荷が大きい作業者を作業補助装置によって支援することが行われ、作業負荷が大きい作業者の作業負荷が、作業補助装置の助けによって低減する。このことにより、作業者全体の作業負荷の平準化が図られ、その結果として、複数の作業者が作業を行う作業場の生産効率の向上、人員削減、作業工程間と時間的な平準化の最適化が図られる。
また、作業補助装置が出力する作業補助量(アシスト量)が、作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定されることにより、作業補助装置(歩行補助装置10、荷役作業補助装置100)の出力が作業負荷平準化に対して過不足なく設定され、CO2削減に寄与する。
つぎに、作業負荷低減支援処理装置200の動作フローを、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、個人識別番号等、各作業者を特定する情報と、各作業者に割り当てられている作業内容、作業工程に関する情報を取り込み、作業者の識別を行う(ステップS101)。
つぎに、各作業者の歩数、歩幅、歩行速度、床反力等の作業状況情報、心拍数や筋電位、発汗量等の生体情報を入力する(ステップS102)。
つぎに、作業者識別情報、作業状況情報、作業者の生体情報に基づいて作業負荷を定量的に分析し、作業負荷を数値化する(ステップS103)。
つぎに、作業負荷平準値を決定する(ステップS104)。作業負荷平準値は、作業者の好ましい労働量に基づく規定値、あるいは作業者負荷数値化部201によって数値化された作業者負荷(作業負荷値)の最小値(Wd)に等しい値による作業負荷平準値La、あるいは最小値(Wd)の所定比率、例えば、80%相当の作業負荷平準値Lbである。
次に、該当作業者の作業内容、作業者負荷の内容に応じて、準備されている複数種類の作業補助装置より最適の作業補助装置を選定する。まず、該当作業者の作業が歩行作業中心のものであるか否かを判別し、作業者の作業が歩行・移動中心のものであれば、該当作業者に対して歩行補助装置10を提供することを決定する(ステップS105)。
次に、作業負荷平準値に対する作業者負荷値の偏差を演算し、作業負荷偏差に基づいて歩行補助装置10のアシスト量を決定し(ステップS106)、該当作業者に提供する歩行補助装置10のアシスト量を設定する(ステップS107)。
これに対し、該当作業者の作業が歩行中心のものでなければ、つぎに、該当作業者の作業が荷役作業中心のものであるか否かを判別し、該当作業者の作業が荷役作業中心のものであれば、該当作業者に対して荷役作業補助装置100を提供することを決定する(ステップS108)。
次に、作業負荷平準値に対する作業者負荷値の偏差を演算し、作業負荷偏差に基づいて荷役作業補助装置100のアシスト量を決定し(ステップS109)、該当作業者に提供する荷役作業補助装置100のアシスト量を設定する(ステップS110)。
図13は、本実施形態の作業負荷平準化支援方法が適用された自動車製造ラインを解図的に示している。組立ライン300は、フロアパネル組立部P101、ドアパネル組立部P102、タイヤ組付部P103を有する。組立ライン300のライン速度は、ライン速度制御装置310により可変制御される。
ライン速度制御装置310は、作業負荷低減支援処理装置200とデータ通信可能に接続され、作業負荷低減支援処理装置200の目標歩行比演算処理部206で演算された実歩行速度、制御目標歩行比に基づいてライン速度を最適制御することができる。
図14に示されているように、工場の組立ライン上に車台が流れてくる車体組立工程において、中腰作業環境(重負荷環境移動作業:プロペラシヤフト装着作業工程、エンジンとミッション締結作業工程等)においては、作業者の関節モーメント負荷が大となるため、作業者にかかる関節モーメントを低減することが、重要となる。このため、中腰作業環境の作業者には、荷役作業補助装置100を提供する。
これに対し、作業環境(平地・傾斜地歩行作業、軽部品装着作業工程、ボルト締結作業工程、台車押し作業工程等)の軽負荷で、歩行作業が中心の作業においては、歩行時の歩幅や、単位時間当たりの歩数から計算される歩行率を適切に誘導することにより、歩行時の消費エネルギを最小限の抑えることが可能となるから、軽負荷歩行作業中心の作者業には、歩行補助装置10を提供する。
図15は、自動車製造工場における車型(製造車種)間、工程間の作業者平準化を、図16は工場全体の作業者平準化を解図的に示している。組立ライン上を流れる車型や工程毎に発生する各作業負荷が変動した場合には、各作業者の作業負荷量(歩行補助装置10:作業消費エネルギ、荷役作業補助装置100:関節モーメント負荷)を低減するために各作業者に現時点の作業負荷の何パーセントかのアシストを行い、作業車の作業負荷を低減し、作業者間の作業負荷を平準化することにより、ライン全休の流れが改善され、タクトタイムの減少効果が可能となる。
図17は、本実施形態の作業負荷低減方法が適用された工場の作業負荷状況を解図的に示している。作業負荷平準化の最適化を図るように、アシスト量や歩行比を変化させ、各作業者の関節モーメント負荷と消費エネルギを減少させる。それにより、作業者の負担を低減し、これを作業工程間、さらには時間的な平準化を行うように制御を行うことにより、作業者の人員数や、一人の作業者の作業工程の効率化が可能となり、工場全体で総工数を低減することが可能になり、今後予測される若年層の離職率の増加、小子高齢化による労働人口の減少に対して、本実施形態の次世代工場への適用により、多大な効果を期待できる。
本発明による作業負荷平準化方法の実施に用いられる歩行補助装置の一つの実施形態を示す斜視図である。 本発明による作業負荷平準化方法の実施に用いられる歩行補助装置の装着具部分の一つの実施形態を示す分解斜視図である。 本発明による作業負荷平準化方法の実施に用いられる荷役作業補助装置の一つの実施形態の概要を示す斜視図である。 本発明による作業負荷平準化方法の実施に用いられる荷役作業補助装置の一つの実施形態の要部を示す側面図である。 本発明による作業負荷平準化方法の実施に用いられる荷役作業補助装置の一つの実施形態の要部を示す正面図である。 本発明による作業負荷平準化支援装置の一つの実施形態を示すブロック図である。 逆動力学モデルの概念を説明する説明図である。 関節反力と関節トルクの定式化を説明する説明図である。 歩行補助装置と装置装着者との幾何学的関係を示す説明図である。 装置関節角度と作業者の関節角度との関係を示すグラフである。 (a)〜(c)は、各作業者の作業者負荷値、作業負荷平準値、作業補助量の関係を示すグラフである。 本実施形態による作業負荷平準化支援装置の動作フローを示すフローチャートである。 本実施形態の作業負荷平準化方法が適用された自動車製造ラインを解図的に示す説明図である。 本実施形態の作業負荷平準化方法が適用された自動車製造ラインにおける補助装置の配布を解図的に示す説明図である。 本実施形態の作業負荷平準化方法が適用される自動車製造工場における車型(製造車種)間、工程間の作業者平準化を解図的に示す説明図である。 本実施形態の作業負荷平準化方法が適用される自動車製造工場における工場全体の作業者平準化を解図的に示す説明図である。 本実施形態の作業負荷平準化方法が適用された工場の作業負荷状況を解図的に示す説明図である。
符号の説明
10 歩行補助装置
100 荷役作業補助装置
200 作業負荷平準化支援装置
201 作業者負荷数値化部
202 作業負荷平準値決定部
203 作業負荷偏差算出部
204 作業補助装置付与決定部
205 作作業補助装置選定部
206 作業補助量設定部

Claims (7)

  1. 複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化する方法であって、
    各作業者の作業負荷を数値化する作業者負荷数値化プロセスと、
    所定の作業負荷平準値を決定する作業負荷平準値決定プロセスと、
    前記作業負荷平準値決定プロセスにて決定された作業負荷平準値に対する前記作業者負荷の偏差を作業者毎に算出する作業負荷偏差算出プロセスと、
    前記作業負荷偏差算出プロセスにて算出された作業負荷偏差に基づいて作業補助力を作業者に与える作業補助装置の作業者に対する付与を決定する作業補助装置付与決定プロセスと、
    を有する作業負荷平準化方法。
  2. 前記作業負荷平準値より前記作業者負荷が過大である作業者に作業補助装置を付与し、当該作業補助装置が出力する作業補助量を、前記作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定する作業補助量定量化プロセスを有する請求項1に記載の作業負荷平準化方法。
  3. 前記各作業者の作業者負荷の数値化は、少なくとも作業者に装着された生体センサにより計測される生体状態の計測値を用いて行う請求項1または2に記載の作業負荷平準化方法。
  4. 前記各作業者の作業者負荷の数値化は、少なくとも作業者に装着された作業補助装置の仕事量を用いて行う請求項1から3の何れか一項に記載の作業負荷平準化方法。
  5. 前記各作業者の作業者負荷の数値化は、少なくとも作業者に装着された床反力センサにより検出される床反力より推定演算される関節モーメント値を用いて行う請求項1から4の何れか一項に記載の作業負荷平準化方法。
  6. 複数の作業者が作業を行う作業場における作業者の作業負荷を平準化するための作業負荷平準化支援装置であって、
    各作業者の作業負荷を数値化する作業者負荷数値化手段と、
    所定の作業負荷平準値を決定する作業負荷平準値決定手段と、
    前記作業負荷平準値決定手段にて決定された作業負荷平準値に対する前記作業者負荷の偏差を作業者毎に算出する作業負荷偏差算出手段と、
    前記作業負荷偏差算出手段にて算出された作業負荷偏差に基づいて作業補助力を作業者に与える作業補助装置の作業者に対する付与を決定する作業補助装置付与決定手段と、
    を有する作業負荷平準化支援装置。
  7. 前記作業補助装置が出力する作業補助量を、前記作業負荷偏差がゼロに近付く数値に設定する作業補助量設定手段を有する請求項6に記載の作業負荷平準化支援装置。
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