JP2004046713A - 工程設計装置、工程設計方法、工程設計プログラム、および、プログラム記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業負荷のバランスを考慮して作業の配分を最適化する。
【解決手段】データ入力部2から基本動作の組合せで成る作業動作が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。作業時間算定部3は各作業者の標準作業時間を算定し、実作業時間を算定する。エネルギー消費量算定部5は各作業者が1日に消費するエネルギーを算定する。工程評価部8は、作業時間に関する評価値HTとエネルギー消費量に関する評価値HEとを算出し、上記両評価値HT,HEに基づいて総合的な評価値Hを算出する。こうして、作業時間の指標となる評価値HTと作業負荷の指標となるエネルギー消費量に関する評価値HEとを用いて作業者の割り付けの評価を行うことによって、実際に生産が開始される前に作業負荷のバランスを考慮して作業の配分の最適化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】データ入力部2から基本動作の組合せで成る作業動作が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。作業時間算定部3は各作業者の標準作業時間を算定し、実作業時間を算定する。エネルギー消費量算定部5は各作業者が1日に消費するエネルギーを算定する。工程評価部8は、作業時間に関する評価値HTとエネルギー消費量に関する評価値HEとを算出し、上記両評価値HT,HEに基づいて総合的な評価値Hを算出する。こうして、作業時間の指標となる評価値HTと作業負荷の指標となるエネルギー消費量に関する評価値HEとを用いて作業者の割り付けの評価を行うことによって、実際に生産が開始される前に作業負荷のバランスを考慮して作業の配分の最適化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の作業者が従事する生産ラインによる組み立て作業の作業配分を最適化できる工程設計装置,工程設計方法,工程設計プログラムおよびプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数の工程を経て生産される製品は、複数の作業者による流れ作業によって組み立てられる。そのような場合における生産ラインを設計する場合は、先ず、各工程の作業を行う際の作業時間を見積もる。次に、予め各々の作業者の作業時間が目標としている生産量またはタクトタイムを満足するように、全工程の作業を複数の作業者に割り付ける。この作業割付を行う場合には、ラインバランスや各作業者の作業スキルを考慮して工程設計を行う。そのような工程設計方法として、特開平7‐56997号公報に記載された作業割付システムや、特開平10‐261122号公報に記載された作業配分最適化方法がある。
【0003】
ところが、上述のような作業時間に着目した工程設計方法では、例えば、同じ作業時間で重い部品を組み付ける作業と軽い部品を組み付ける作業とがある場合に、重い部品を組み付ける作業を行う作業者は、軽い部品を組み付ける作業を行う作業者に比べて、作業負荷が大きくなる。このような場合、実際の生産において1人の作業者が重い部品を組み付ける作業を長時間継続することが困難であることが分かれば、1人の作業者が同じ作業を行うのではなく、日や時間で交替して作業を行うように、作業者を交代させることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開平7‐56997号公報に記載された作業割付システムや、特開平10‐261122号公報に記載された作業配分最適化方法においては、以下のような問題がある。すなわち、上述のように、特定の作業者に作業負荷が集中しているような工程設計になっているとしても、工程を設計する段階ではそのことが不明である。そして、実際に生産が始まってから、特定の作業者の負担が大きいことが分かり、その時点で工程を変更したり、作業の割り付けを変更しなければならなくなると言う問題がある。
【0005】
また、工程の変更や作業の割り付け変更を行おうとしても、作業負荷を評価する指標がないので、特定の作業者の作業負荷が大きくても負荷の違いの程度が分からない。そのために、工程の適正な改善ができないと言う問題もある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、複数の作業者が従事する生産ラインにおける作業負荷のバランスを考慮して組み立て作業の配分を最適化することができる工程設計装置,工程設計方法,工程設計プログラムおよびプログラム記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の工程設計装置は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、作業時間算定手段によって、作業内容記憶手段に記憶されている作業内容が参照されて、上記各作業者の作業時間が算定される。さらに、エネルギー消費量算定手段によって、上記作業内容及び上記各作業者への作業の割り付け結果と、作業回数記憶手段に記憶された各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数とが参照されて、各作業者が割り付けられた基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量が算定される。そして、工程評価手段によって、上記算定された作業時間と上記算定されたエネルギー消費量とに基づいて評価値が求められ、この評価値に基づいて工程評価が行われるようになっている。
【0008】
こうして、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付けの評価が行われる。したがって、実際に作業を開始する前に、特定の作業者に作業負荷が集中していることを知ることができ、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。そのために、実際に作業が開始されてから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。
【0009】
また、1実施例の工程設計装置では、上記作業時間算定手段を、時間補正パラメータ記憶手段に記憶されている時間補正パラメータに基づいて、上記算定した各作業者の作業時間に対して、作業者個人の特性に依存する差異を考慮した補正を行うようにしている。したがって、作業者個人の能力や熟練度を考慮して、実際により近い作業時間を算定することが可能になる。
【0010】
また、1実施例の工程設計装置では、上記エネルギー消費量算定手段を、作業パラメータ記憶手段に記憶されているパラメータに基づいて、作業者個人の特性に依存する差異を考慮したエネルギー消費量を算定するようにしている。したがって、体重等の作業者個人の特性を考慮して、実際により近いエネルギー消費量を算定することが可能になる。
【0011】
また、この発明の工程設計方法は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、基本動作の組合せで成る作業内容を参照して上記各作業者の作業時間を算定し、上記作業内容および各作業者への作業の割り付け結果と各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数とを参照して、各作業者が基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量を算定し、この算定された作業時間とエネルギー消費量とに基づく評価値に従って工程評価を行うようになっている。
【0012】
こうして、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付けの評価を行うことによって、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。
【0013】
また、この発明の工程設計プログラムは、コンピュータを、上記工程設計装置における作業内容記憶手段,作業時間算定手段,作業回数記憶手段,エネルギー消費量算定手段および工程評価手段として機能させる。したがって、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付け評価を行うことによって、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。
【0014】
また、この発明のプログラム記録媒体は、上記工程設計プログラムを記録している。したがって、上記工程設計プログラムをコンピュータで読出して実行することによって、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付け評価を行うことができる。すなわち、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の工程設計装置における機能的構成を示すブロック図である。
【0016】
図1において、作業内容記憶部1は、データ入力部2から入力された全ての作業動作を記憶する。この作業動作は、生産ラインにおいてワークを組み立てるために必要な全ての動作を特定の単純な基本動作に分解した場合に、この基本動作の組合せで表され、データ入力部2から入力される。
【0017】
作業時間算定部3は、上記作業内容記憶部1に記憶されている各々の基本動作に対して、その基本動作を行った際に要する標準作業時間を算定する。さらに、時間補正パラメータ記憶部4に予め記憶されている作業者個々の補正係数に基づいて、上記算定された標準作業時間から各作業者毎の作業時間を算定する。時間補正パラメータ記憶部4には、個々の作業者毎に、その作業者の熟練度等による作業時間の短縮比率が上記補正係数として記憶されている。
【0018】
エネルギー消費量算定部5は、作業パラメータ記憶部6に記憶されている作業者毎に異なるパラメータ(例えば体重等)と、作業回数記憶部7に記憶されている各作業者が上記所定期間の一例としての1日に行う各基本動作の回数とに基づいて、各作業者が所定の作業動作を行った場合のエネルギー消費量を算定する。作業パラメータ記憶部6には、個々の作業者毎に、例えば体重のようにエネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータが記憶されている。
【0019】
工程評価部8は、上記作業時間算定部3によって算定された各作業者の作業時間と、エネルギー消費量算定部5によって算定された各作業者のエネルギー消費量とに基づいて、各作業者の作業時間とエネルギー消費量とのバランスを、評価関数を用いて数値化する。
【0020】
ここで、上記機能的構成を有する工程設計装置の具体的ハードウェア構成は、後述する各種処理を実行するプログラムを含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリ、各種情報を記憶するデータメモリ、入力装置、表示装置、外部記録媒体がセットされてこの外部記録媒体をアクセスする外部記憶媒体ドライバ、プログラムメモリ,データメモリ,入力装置,表示装置および外部記憶媒体ドライバ等を制御して、組立作業の配分決定処理動作等を実行するCPU(中央演算処理装置)等で成る。
【0021】
図2は、操作者が、図1に示す工程設計装置を用いて組み立て作業の配分を決める場合のワークフローを示す。以下、図2に示すワークフローに従って上記組立作業の配分決定を説明することによって、本工程設計装置の動作を説明する。
【0022】
先ず、ステップS1で、設計者によって、組み立ての対象であるワークの組み立て手順が決定される。そして、その決定された組み立て手順に従って、作業者が行う作業が決定される。ステップS2で、設計者によって、上記ステップS1において決定された作業動作が基本動作に分解される。そして、操作者によってデータ入力部2が操作されて、基本動作の組合せが入力されることによって作業内容が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。
【0023】
ステップS3で、設計者によって、各作業にそれを実行する作業者を割り付けることによって、各作業者に対して各基本動作が割り付けられる。例えば、作業者1に対して基本動作1と基本動作2とが割り付けられたとする。上記作業の割り付け結果は、操作者によってデータ入力部2が操作されて、作業時間算定部3に入力される。ステップS4で、作業時間算定部3によって、作業内容記憶部1に記憶された作業内容と、予め所有している各基本動作の標準作業時間と、上記作業の割り付け結果とに基づいて、各作業者の標準作業時間が算定される。例えば、図3に示すように、基本動作1を実行する場合の標準作業時間をt1とし、基本動作2を実行する場合の標準作業時間をt2とすると、基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1の標準作業時間は(t1+t2)と算定されるのである。
【0024】
ステップS5で、上記作業時間算定部3によって、上記時間補正パラメータ記憶部4に予め記憶されている各作業者の各基本動作に対する時間補正パラメータに基づいて、上記算定された標準作業時間が補正される。時間補正パラメータ記憶部4には、各作業者の各基本動作に対する熟練度等を考慮した時間補正パラメータとして、例えば、図4に示すように、作業者1が基本動作1を実行した場合に作業時間がTになるとすれば、実作業時間Tの標準作業時間t1に対する割合k11(=T/t1)が記憶されているのである。ここで、k11=1であれば、作業者1は基本動作1を標準作業時間で実行できることを表している。また、k11<1であれば、標準作業時間よりも短い時間で実行できることを表している。したがって、上記ステップS4において算定された各作業者の標準作業時間に対して、対応する上記時間補正パラメータを乗ずることによって、各作業者の実作業時間Tが算定できるのである。
【0025】
例えば、上記基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1の実作業時間T1は、
T1=t1×k11+t2×k12 …(1)
となる。こうして、全ての作業者に対して、標準作業時間の補正が行われるのである。尚、得られた各作業者毎の実作業時間は、一旦作業内容記憶部1に記憶される。
【0026】
ステップS6で、上記工程評価部8によって、上記ステップS5において得られた総ての作業者の実作業時間が、目標としている生産数を処理するのに必要な第1所定作業時間以下であるか否かが判別される。その結果、第1所定作業時間以下であれば(上記第1所定作業時間を超える作業者が1人も存在しなければ)ステップS7に進む。一方、そうでなければ(上記第1所定作業時間を超える作業者が1人でも存在すれば)上記ステップS3に戻って、再度各作業者に対する基本動作の割り付が行われる。
【0027】
ステップS7で、上記エネルギー消費量算定部5によって、作業パラメータ記憶部6に記憶された作業者毎に異なるパラメータと、作業回数記憶部7に記憶されている各作業者が1日に行う各基本動作の回数とに基づいて、各作業者が1日に消費するエネルギーが算定される。作業パラメータ記憶部6には、例えば各作業者の体重のようなエネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータが予め記憶されている。ここで、上記エネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータとして体重を用いる理由は、基本動作の内容によっては作業者の位置移動(例えば歩行)や作業姿勢の変更を伴うために、作業者の体重がエネルギー消費量に影響を及ぼすためである。
【0028】
そして、上記エネルギー消費量算定部5は、上記パラメータとして体重を用いた場合には以下のようにしてエネルギー消費量を算定するのである。すなわち、エネルギー消費量算定部5は、各基本動作に対する単位体重当りのエネルギー消費量を予め持っている。そして、作業パラメータ記憶部6に記憶されている各作業者の体重を参照して、各作業者の各作業動作に対するエネルギー消費量を算定する。
【0029】
例えば、図5に示すように、体重W1の作業者1が、基本動作1を実行する場合のエネルギー消費量がE11、基本動作2を実行する場合のエネルギー消費量がE12となったとする。その場合、作業者1が基本動作1と基本動作2とを1回ずつ実行した場合のエネルギー消費量E1は、(E11+E12)となる。また、作業回数記憶部7には、例えば、図6に示すように、作業者1が1日に行う基本動作1の回数N11と基本動作2の回数N12とが記憶されているものとする。ここで、1日に基本動作1が実行される回数をN1とすると、回数N1は1日の目標としている生産数から決まるので、基本動作1を作業者1が1人で行うのであれば、N11=N1となる。あるいは、基本動作1を作業者1と作業者2とが交代して行うのであれば、N11+N21=N1となる。
【0030】
したがって、上記基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1が1日に消費するエネルギーE1は、
E1=N11×E11+N12×E12 …(2)
となる。こうして、全ての作業者に対して、エネルギー消費量の算定が行われるのである。
【0031】
ステップS8で、上記工程評価部8によって、以下のようにして評価値Hが算出される。すなわち、上記ステップS5において算定された全作業者(作業者1〜作業者n)の作業時間(T1,T2,T3,…,Tn)と、上記ステップS7において算定された上記全作業者のエネルギー消費量(E1,E2,E3,…,En)とを用いて、評価値が算出される。ここで、作業時間に関する評価値HTを、
HT=MAX(T1,T2,T3,…,Tn) …(3)
とする。そうすると、評価値HTは最も長い作業時間を要する作業者の作業時間であるから、その値が小さくなる程生産量が大きくなる。そのために、作業時間に関する評価値HTは小さくする方が好ましい。また、エネルギー消費量に関する評価値HEは、
HE=MAX(E1,E2,E3,…,En)−MIN(E1,E2,E3,…,En)…(4)
とする。そうすると、評価値HEは最もエネルギー消費量の大きい作業者の消費量と最もエネルギー消費量の小さい作業者の消費量との差であるから、その値が小さくなる程作業負荷のバランスがとれている。そのために、エネルギー消費量に関する評価値HEは小さい方が好ましい。
【0032】
そこで、総合的な評価値Hを、
H=kt×HT+ke×HE …(5)
と算定する。このようにして、上記ステップS3において操作者によって決定された作業者の割り付けに対する評価値Hが得られるのである。尚、ktとkeとは重み係数であり、作業時間を重視する場合は重みktの値を大きくする一方、重みkeの値を小さく設定する。
【0033】
ステップS9で、上記工程評価部8によって、上記ステップS8において算出された総合的な評価値Hが第2所定評価値以下であるか否かが判別される。その結果、第2所定評価値以下であれば上記組立作業の配分決定を終了する。一方、第2所定評価値以下でなければステップS10に進む。ステップS10で、作業者に対する基本動作の割り付けが再度行われる。そうした後、上記ステップS4に戻って再度標準作業時間の算定が行われる。
【0034】
ところで、上記ステップS10においては、上記作業時間に関する評価値HTを下げたい場合には、式(3)において、作業時間が最大になっている作業者に割り付けられている基本動作の一部を減らして他の作業者に割り付ける。あるいは、作業時間が最大になっている作業者に割り付けられている基本動作を、より習熟している作業者の基本動作と入れ替える。また、エネルギー消費量に関する評価値HEを下げたい場合には、式(4)において、第1項に関して最大になっている作業者に割り付けている作業の割り付けを変えたり、第2項に関して最小になっている作業者に割り付けている作業の割り付けを変えるのである。
【0035】
このように、各作業者に対する作業の割り付けを変更し、再度ステップS4〜ステップS8を経て総合的な評価値Hを算出する。そして、上記ステップS10において作業の割り付けを変更する前の評価値Hと比較し、上記第2所定評価値以下であって且つ好ましい方の作業割り付けを採用するのである。こうして、望ましい評価値Hが得られるまで、上記ステップS9,ステップS10,ステップS4〜ステップS8を繰り返す。そして、上記ステップS9において、評価値Hが第2所定評価値以下であると判別されると上記組立作業の配分決定を終了するのである。
【0036】
以上のごとく、本実施の形態においては、設計者によって、ワークの組み立て手順が決定され、その組み立て手順に従って作業者が行う作業が決定される。そして、決定された作業動作が基本動作に分解され、データ入力部2から基本動作の組合せで成る作業動作が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。さらに、設計者によって、夫々の基本動作を実行する作業者が割り付けられる。
【0037】
そうすると、上記作業時間算定部3によって、所有している各基本動作の標準作業時間に基づいて、各作業者の標準作業時間が算定される。そして、時間補正パラメータ記憶部4に記憶されている各作業者の各基本動作での時間補正パラメータに基づいて、上記算定された標準作業時間が補正されて各作業者毎の実作業時間が算定される。
【0038】
こうして算定された総ての作業者の実作業時間Tが上記第1所定作業時間以下になると、エネルギー消費量算定部5によって、作業パラメータ記憶部6に記憶された作業者毎に異なるパラメータと、作業回数記憶部7に記憶された各作業者が1日に行う各基本動作の回数とが参照されて、各作業者が1日に消費するエネルギーが算定される。
【0039】
そして、上記工程評価部8によって、作業時間に関する評価値HTとエネルギー消費量に関する評価値HEとが算出され、上記両評価値HT,HEに基づいて総合的な評価値Hが算出される。そして、この総合的な評価値Hが上記第2所定評価値以下になるように作業者の割り付けを修正するようにしている。
【0040】
したがって、本実施の形態によれば、作業時間の指標となる評価値HTと作業負荷の指標となるエネルギー消費量に関する評価値HEとを用いて作業者の割り付けの評価を行うことができる。したがって、実際に生産が開始される前に、特定の作業者に作業負荷が集中していることを知ることができ、作業負荷のバランスを考慮して組み立て作業の配分を最適化することができる。したがって、実際に作業が開始されてから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。
【0041】
尚、上記総合的な評価値Hにおける重みkt,keは、定数に限定するものではない。例えば、作業時間に関する評価値HTの重みktの値を、評価値HTがある設定値X以上の場合には「無限大」にすれば、作業時間の評価値HTが上記設定値X以上になると、無条件で作業者の割り付けを再度行うようにできる。また、反対に設定値Xよりも小さい場合には「0」にすれば、作業時間の評価値HTが上記設定値Xよりも小さくなると、作業時間とは関係無く、エネルギー消費量が最も大きい作業者の消費量とエネルギー消費量が最も小さい作業者の消費量との差が最も小さくなるように、作業者の割り付けを行うことが可能になる。
【0042】
また、上記作業時間に関する評価値HT,エネルギー消費量に関する評価値HEおよび総合的な評価値Hに関する上述の説明は1例であり、本実施の形態に限定されるものではない。
【0043】
また、上記作業回数記憶部7に格納される各作業者が1日に行う各基本動作の回数は、上記1日に限らず所定期間であればよく、半日や1週間等であっても一向に差し支えない。
【0044】
ところで、上記実施の形態における作業内容記憶部1,データ入力部2,作業時間算定部3,時間補正パラメータ記憶部4,エネルギー消費量算定部5,作業パラメータ記憶部6,作業回数記憶部7および工程評価部8としての機能は、プログラム記録媒体に記録された工程設計プログラムによって実現される。上記実施の形態における上記プログラム記録媒体は、ROM(リード・オンリ・メモリ)でなるプログラムメディアである。または、外部補助記憶装置に装着されて読み出されるプログラムメディアであってもよい。尚、何れの場合においても、上記プログラムメディアから工程設計プログラムを読み出すプログラム読み出し手段は、上記プログラムメディアに直接アクセスして読み出す構成を有していてもよいし、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)に設けられたプログラム記憶エリア(図示せず)にダウンロードし、上記プログラム記憶エリアにアクセスして読み出す構成を有していてもよい。尚、上記プログラムメディアから上記RAMのプログラム記憶エリアにダウンロードするためのダウンロードプログラムは、予め本体装置に格納されているものとする。
【0045】
ここで、上記プログラムメディアとは、本体側と分離可能に構成され、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスク,ハードディスク等の磁気ディスクやCD(コンパクトディスク)‐ROM,MO(光磁気)ディスク,MD(ミニディスク),DVD(ディジタル多用途ディスク)等の光ディスクのディスク系、IC(集積回路)カードや光カード等のカード系、マスクROM,EPROM(紫外線消去型ROM),EEPROM(電気的消去型ROM),フラッシュROM等の半導体メモリ系を含めた、固定的にプログラムを坦持する媒体である。
【0046】
また、上記各実施の形態における工程設計装置は、インターネットを含む通信ネットワークと通信I/Fを介して接続可能な構成を有している場合には、上記プログラムメディアは、通信ネットワークからのダウンロード等によって流動的にプログラムを坦持する媒体であっても差し支えない。尚、その場合における上記通信ネットワークからダウンロードするためのダウンロードプログラムは、予め本体装置に格納されているものとする。あるいは、別の記録媒体からインストールされるものとする。
【0047】
尚、上記記録媒体に記録されるものはプログラムのみに限定されるものではなく、データも記録することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、作業内容記憶手段に記憶されている作業内容を参照して各作業者の作業時間を算定し、上記作業内容および割り付け結果と作業回数記憶手段に記憶されている各作業者が1日に行う各基本動作の回数とを参照して、各作業者が基本動作を1日行った場合のエネルギー消費量を算定し、この算定された作業時間と上記算定されたエネルギー消費量とに基づく評価値によって工程評価を行うので、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量をも用いて作業者の割り付けの評価を行うことができる。
【0049】
したがって、実際に作業を行うことなく特定の作業者に作業負荷が集中していることを予め知ることができ、事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計を行うことが可能になる。そのために、実際に作業を開始してから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。また、作業負荷の評価指標を提供することでき、上記作業負荷に応じた報酬制度等も可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の工程設計装置におけるブロック図である。
【図2】図1に示す工程設計装置を用いて組み立て作業の配分を決める場合のワークフローである。
【図3】各基本動作の標準作業時間の一例を示す図である。
【図4】各作業者の各基本動作における時間補正パラメータの一例を示す図である。
【図5】各作業者(体重)の各基本動作におけるエネルギー消費量の一例を示す図である。
【図6】作業者が1日に行う各基本動作の回数の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…作業内容記憶部、
2…データ入力部、
3…作業時間算定部、
4…時間補正パラメータ記憶部、
5…エネルギー消費量算定部、
6…作業パラメータ記憶部、
7…作業回数記憶部、
8…工程評価部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の作業者が従事する生産ラインによる組み立て作業の作業配分を最適化できる工程設計装置,工程設計方法,工程設計プログラムおよびプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数の工程を経て生産される製品は、複数の作業者による流れ作業によって組み立てられる。そのような場合における生産ラインを設計する場合は、先ず、各工程の作業を行う際の作業時間を見積もる。次に、予め各々の作業者の作業時間が目標としている生産量またはタクトタイムを満足するように、全工程の作業を複数の作業者に割り付ける。この作業割付を行う場合には、ラインバランスや各作業者の作業スキルを考慮して工程設計を行う。そのような工程設計方法として、特開平7‐56997号公報に記載された作業割付システムや、特開平10‐261122号公報に記載された作業配分最適化方法がある。
【0003】
ところが、上述のような作業時間に着目した工程設計方法では、例えば、同じ作業時間で重い部品を組み付ける作業と軽い部品を組み付ける作業とがある場合に、重い部品を組み付ける作業を行う作業者は、軽い部品を組み付ける作業を行う作業者に比べて、作業負荷が大きくなる。このような場合、実際の生産において1人の作業者が重い部品を組み付ける作業を長時間継続することが困難であることが分かれば、1人の作業者が同じ作業を行うのではなく、日や時間で交替して作業を行うように、作業者を交代させることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の特開平7‐56997号公報に記載された作業割付システムや、特開平10‐261122号公報に記載された作業配分最適化方法においては、以下のような問題がある。すなわち、上述のように、特定の作業者に作業負荷が集中しているような工程設計になっているとしても、工程を設計する段階ではそのことが不明である。そして、実際に生産が始まってから、特定の作業者の負担が大きいことが分かり、その時点で工程を変更したり、作業の割り付けを変更しなければならなくなると言う問題がある。
【0005】
また、工程の変更や作業の割り付け変更を行おうとしても、作業負荷を評価する指標がないので、特定の作業者の作業負荷が大きくても負荷の違いの程度が分からない。そのために、工程の適正な改善ができないと言う問題もある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、複数の作業者が従事する生産ラインにおける作業負荷のバランスを考慮して組み立て作業の配分を最適化することができる工程設計装置,工程設計方法,工程設計プログラムおよびプログラム記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の工程設計装置は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、作業時間算定手段によって、作業内容記憶手段に記憶されている作業内容が参照されて、上記各作業者の作業時間が算定される。さらに、エネルギー消費量算定手段によって、上記作業内容及び上記各作業者への作業の割り付け結果と、作業回数記憶手段に記憶された各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数とが参照されて、各作業者が割り付けられた基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量が算定される。そして、工程評価手段によって、上記算定された作業時間と上記算定されたエネルギー消費量とに基づいて評価値が求められ、この評価値に基づいて工程評価が行われるようになっている。
【0008】
こうして、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付けの評価が行われる。したがって、実際に作業を開始する前に、特定の作業者に作業負荷が集中していることを知ることができ、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。そのために、実際に作業が開始されてから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。
【0009】
また、1実施例の工程設計装置では、上記作業時間算定手段を、時間補正パラメータ記憶手段に記憶されている時間補正パラメータに基づいて、上記算定した各作業者の作業時間に対して、作業者個人の特性に依存する差異を考慮した補正を行うようにしている。したがって、作業者個人の能力や熟練度を考慮して、実際により近い作業時間を算定することが可能になる。
【0010】
また、1実施例の工程設計装置では、上記エネルギー消費量算定手段を、作業パラメータ記憶手段に記憶されているパラメータに基づいて、作業者個人の特性に依存する差異を考慮したエネルギー消費量を算定するようにしている。したがって、体重等の作業者個人の特性を考慮して、実際により近いエネルギー消費量を算定することが可能になる。
【0011】
また、この発明の工程設計方法は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、基本動作の組合せで成る作業内容を参照して上記各作業者の作業時間を算定し、上記作業内容および各作業者への作業の割り付け結果と各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数とを参照して、各作業者が基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量を算定し、この算定された作業時間とエネルギー消費量とに基づく評価値に従って工程評価を行うようになっている。
【0012】
こうして、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付けの評価を行うことによって、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。
【0013】
また、この発明の工程設計プログラムは、コンピュータを、上記工程設計装置における作業内容記憶手段,作業時間算定手段,作業回数記憶手段,エネルギー消費量算定手段および工程評価手段として機能させる。したがって、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付け評価を行うことによって、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になる。
【0014】
また、この発明のプログラム記録媒体は、上記工程設計プログラムを記録している。したがって、上記工程設計プログラムをコンピュータで読出して実行することによって、作業負荷の指標となるエネルギー消費量を用いて作業者の割り付け評価を行うことができる。すなわち、作業の事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計が可能になるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の工程設計装置における機能的構成を示すブロック図である。
【0016】
図1において、作業内容記憶部1は、データ入力部2から入力された全ての作業動作を記憶する。この作業動作は、生産ラインにおいてワークを組み立てるために必要な全ての動作を特定の単純な基本動作に分解した場合に、この基本動作の組合せで表され、データ入力部2から入力される。
【0017】
作業時間算定部3は、上記作業内容記憶部1に記憶されている各々の基本動作に対して、その基本動作を行った際に要する標準作業時間を算定する。さらに、時間補正パラメータ記憶部4に予め記憶されている作業者個々の補正係数に基づいて、上記算定された標準作業時間から各作業者毎の作業時間を算定する。時間補正パラメータ記憶部4には、個々の作業者毎に、その作業者の熟練度等による作業時間の短縮比率が上記補正係数として記憶されている。
【0018】
エネルギー消費量算定部5は、作業パラメータ記憶部6に記憶されている作業者毎に異なるパラメータ(例えば体重等)と、作業回数記憶部7に記憶されている各作業者が上記所定期間の一例としての1日に行う各基本動作の回数とに基づいて、各作業者が所定の作業動作を行った場合のエネルギー消費量を算定する。作業パラメータ記憶部6には、個々の作業者毎に、例えば体重のようにエネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータが記憶されている。
【0019】
工程評価部8は、上記作業時間算定部3によって算定された各作業者の作業時間と、エネルギー消費量算定部5によって算定された各作業者のエネルギー消費量とに基づいて、各作業者の作業時間とエネルギー消費量とのバランスを、評価関数を用いて数値化する。
【0020】
ここで、上記機能的構成を有する工程設計装置の具体的ハードウェア構成は、後述する各種処理を実行するプログラムを含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリ、各種情報を記憶するデータメモリ、入力装置、表示装置、外部記録媒体がセットされてこの外部記録媒体をアクセスする外部記憶媒体ドライバ、プログラムメモリ,データメモリ,入力装置,表示装置および外部記憶媒体ドライバ等を制御して、組立作業の配分決定処理動作等を実行するCPU(中央演算処理装置)等で成る。
【0021】
図2は、操作者が、図1に示す工程設計装置を用いて組み立て作業の配分を決める場合のワークフローを示す。以下、図2に示すワークフローに従って上記組立作業の配分決定を説明することによって、本工程設計装置の動作を説明する。
【0022】
先ず、ステップS1で、設計者によって、組み立ての対象であるワークの組み立て手順が決定される。そして、その決定された組み立て手順に従って、作業者が行う作業が決定される。ステップS2で、設計者によって、上記ステップS1において決定された作業動作が基本動作に分解される。そして、操作者によってデータ入力部2が操作されて、基本動作の組合せが入力されることによって作業内容が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。
【0023】
ステップS3で、設計者によって、各作業にそれを実行する作業者を割り付けることによって、各作業者に対して各基本動作が割り付けられる。例えば、作業者1に対して基本動作1と基本動作2とが割り付けられたとする。上記作業の割り付け結果は、操作者によってデータ入力部2が操作されて、作業時間算定部3に入力される。ステップS4で、作業時間算定部3によって、作業内容記憶部1に記憶された作業内容と、予め所有している各基本動作の標準作業時間と、上記作業の割り付け結果とに基づいて、各作業者の標準作業時間が算定される。例えば、図3に示すように、基本動作1を実行する場合の標準作業時間をt1とし、基本動作2を実行する場合の標準作業時間をt2とすると、基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1の標準作業時間は(t1+t2)と算定されるのである。
【0024】
ステップS5で、上記作業時間算定部3によって、上記時間補正パラメータ記憶部4に予め記憶されている各作業者の各基本動作に対する時間補正パラメータに基づいて、上記算定された標準作業時間が補正される。時間補正パラメータ記憶部4には、各作業者の各基本動作に対する熟練度等を考慮した時間補正パラメータとして、例えば、図4に示すように、作業者1が基本動作1を実行した場合に作業時間がTになるとすれば、実作業時間Tの標準作業時間t1に対する割合k11(=T/t1)が記憶されているのである。ここで、k11=1であれば、作業者1は基本動作1を標準作業時間で実行できることを表している。また、k11<1であれば、標準作業時間よりも短い時間で実行できることを表している。したがって、上記ステップS4において算定された各作業者の標準作業時間に対して、対応する上記時間補正パラメータを乗ずることによって、各作業者の実作業時間Tが算定できるのである。
【0025】
例えば、上記基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1の実作業時間T1は、
T1=t1×k11+t2×k12 …(1)
となる。こうして、全ての作業者に対して、標準作業時間の補正が行われるのである。尚、得られた各作業者毎の実作業時間は、一旦作業内容記憶部1に記憶される。
【0026】
ステップS6で、上記工程評価部8によって、上記ステップS5において得られた総ての作業者の実作業時間が、目標としている生産数を処理するのに必要な第1所定作業時間以下であるか否かが判別される。その結果、第1所定作業時間以下であれば(上記第1所定作業時間を超える作業者が1人も存在しなければ)ステップS7に進む。一方、そうでなければ(上記第1所定作業時間を超える作業者が1人でも存在すれば)上記ステップS3に戻って、再度各作業者に対する基本動作の割り付が行われる。
【0027】
ステップS7で、上記エネルギー消費量算定部5によって、作業パラメータ記憶部6に記憶された作業者毎に異なるパラメータと、作業回数記憶部7に記憶されている各作業者が1日に行う各基本動作の回数とに基づいて、各作業者が1日に消費するエネルギーが算定される。作業パラメータ記憶部6には、例えば各作業者の体重のようなエネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータが予め記憶されている。ここで、上記エネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータとして体重を用いる理由は、基本動作の内容によっては作業者の位置移動(例えば歩行)や作業姿勢の変更を伴うために、作業者の体重がエネルギー消費量に影響を及ぼすためである。
【0028】
そして、上記エネルギー消費量算定部5は、上記パラメータとして体重を用いた場合には以下のようにしてエネルギー消費量を算定するのである。すなわち、エネルギー消費量算定部5は、各基本動作に対する単位体重当りのエネルギー消費量を予め持っている。そして、作業パラメータ記憶部6に記憶されている各作業者の体重を参照して、各作業者の各作業動作に対するエネルギー消費量を算定する。
【0029】
例えば、図5に示すように、体重W1の作業者1が、基本動作1を実行する場合のエネルギー消費量がE11、基本動作2を実行する場合のエネルギー消費量がE12となったとする。その場合、作業者1が基本動作1と基本動作2とを1回ずつ実行した場合のエネルギー消費量E1は、(E11+E12)となる。また、作業回数記憶部7には、例えば、図6に示すように、作業者1が1日に行う基本動作1の回数N11と基本動作2の回数N12とが記憶されているものとする。ここで、1日に基本動作1が実行される回数をN1とすると、回数N1は1日の目標としている生産数から決まるので、基本動作1を作業者1が1人で行うのであれば、N11=N1となる。あるいは、基本動作1を作業者1と作業者2とが交代して行うのであれば、N11+N21=N1となる。
【0030】
したがって、上記基本動作1と基本動作2とが割り付けられた作業者1が1日に消費するエネルギーE1は、
E1=N11×E11+N12×E12 …(2)
となる。こうして、全ての作業者に対して、エネルギー消費量の算定が行われるのである。
【0031】
ステップS8で、上記工程評価部8によって、以下のようにして評価値Hが算出される。すなわち、上記ステップS5において算定された全作業者(作業者1〜作業者n)の作業時間(T1,T2,T3,…,Tn)と、上記ステップS7において算定された上記全作業者のエネルギー消費量(E1,E2,E3,…,En)とを用いて、評価値が算出される。ここで、作業時間に関する評価値HTを、
HT=MAX(T1,T2,T3,…,Tn) …(3)
とする。そうすると、評価値HTは最も長い作業時間を要する作業者の作業時間であるから、その値が小さくなる程生産量が大きくなる。そのために、作業時間に関する評価値HTは小さくする方が好ましい。また、エネルギー消費量に関する評価値HEは、
HE=MAX(E1,E2,E3,…,En)−MIN(E1,E2,E3,…,En)…(4)
とする。そうすると、評価値HEは最もエネルギー消費量の大きい作業者の消費量と最もエネルギー消費量の小さい作業者の消費量との差であるから、その値が小さくなる程作業負荷のバランスがとれている。そのために、エネルギー消費量に関する評価値HEは小さい方が好ましい。
【0032】
そこで、総合的な評価値Hを、
H=kt×HT+ke×HE …(5)
と算定する。このようにして、上記ステップS3において操作者によって決定された作業者の割り付けに対する評価値Hが得られるのである。尚、ktとkeとは重み係数であり、作業時間を重視する場合は重みktの値を大きくする一方、重みkeの値を小さく設定する。
【0033】
ステップS9で、上記工程評価部8によって、上記ステップS8において算出された総合的な評価値Hが第2所定評価値以下であるか否かが判別される。その結果、第2所定評価値以下であれば上記組立作業の配分決定を終了する。一方、第2所定評価値以下でなければステップS10に進む。ステップS10で、作業者に対する基本動作の割り付けが再度行われる。そうした後、上記ステップS4に戻って再度標準作業時間の算定が行われる。
【0034】
ところで、上記ステップS10においては、上記作業時間に関する評価値HTを下げたい場合には、式(3)において、作業時間が最大になっている作業者に割り付けられている基本動作の一部を減らして他の作業者に割り付ける。あるいは、作業時間が最大になっている作業者に割り付けられている基本動作を、より習熟している作業者の基本動作と入れ替える。また、エネルギー消費量に関する評価値HEを下げたい場合には、式(4)において、第1項に関して最大になっている作業者に割り付けている作業の割り付けを変えたり、第2項に関して最小になっている作業者に割り付けている作業の割り付けを変えるのである。
【0035】
このように、各作業者に対する作業の割り付けを変更し、再度ステップS4〜ステップS8を経て総合的な評価値Hを算出する。そして、上記ステップS10において作業の割り付けを変更する前の評価値Hと比較し、上記第2所定評価値以下であって且つ好ましい方の作業割り付けを採用するのである。こうして、望ましい評価値Hが得られるまで、上記ステップS9,ステップS10,ステップS4〜ステップS8を繰り返す。そして、上記ステップS9において、評価値Hが第2所定評価値以下であると判別されると上記組立作業の配分決定を終了するのである。
【0036】
以上のごとく、本実施の形態においては、設計者によって、ワークの組み立て手順が決定され、その組み立て手順に従って作業者が行う作業が決定される。そして、決定された作業動作が基本動作に分解され、データ入力部2から基本動作の組合せで成る作業動作が入力されて作業内容記憶部1に記憶される。さらに、設計者によって、夫々の基本動作を実行する作業者が割り付けられる。
【0037】
そうすると、上記作業時間算定部3によって、所有している各基本動作の標準作業時間に基づいて、各作業者の標準作業時間が算定される。そして、時間補正パラメータ記憶部4に記憶されている各作業者の各基本動作での時間補正パラメータに基づいて、上記算定された標準作業時間が補正されて各作業者毎の実作業時間が算定される。
【0038】
こうして算定された総ての作業者の実作業時間Tが上記第1所定作業時間以下になると、エネルギー消費量算定部5によって、作業パラメータ記憶部6に記憶された作業者毎に異なるパラメータと、作業回数記憶部7に記憶された各作業者が1日に行う各基本動作の回数とが参照されて、各作業者が1日に消費するエネルギーが算定される。
【0039】
そして、上記工程評価部8によって、作業時間に関する評価値HTとエネルギー消費量に関する評価値HEとが算出され、上記両評価値HT,HEに基づいて総合的な評価値Hが算出される。そして、この総合的な評価値Hが上記第2所定評価値以下になるように作業者の割り付けを修正するようにしている。
【0040】
したがって、本実施の形態によれば、作業時間の指標となる評価値HTと作業負荷の指標となるエネルギー消費量に関する評価値HEとを用いて作業者の割り付けの評価を行うことができる。したがって、実際に生産が開始される前に、特定の作業者に作業負荷が集中していることを知ることができ、作業負荷のバランスを考慮して組み立て作業の配分を最適化することができる。したがって、実際に作業が開始されてから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。
【0041】
尚、上記総合的な評価値Hにおける重みkt,keは、定数に限定するものではない。例えば、作業時間に関する評価値HTの重みktの値を、評価値HTがある設定値X以上の場合には「無限大」にすれば、作業時間の評価値HTが上記設定値X以上になると、無条件で作業者の割り付けを再度行うようにできる。また、反対に設定値Xよりも小さい場合には「0」にすれば、作業時間の評価値HTが上記設定値Xよりも小さくなると、作業時間とは関係無く、エネルギー消費量が最も大きい作業者の消費量とエネルギー消費量が最も小さい作業者の消費量との差が最も小さくなるように、作業者の割り付けを行うことが可能になる。
【0042】
また、上記作業時間に関する評価値HT,エネルギー消費量に関する評価値HEおよび総合的な評価値Hに関する上述の説明は1例であり、本実施の形態に限定されるものではない。
【0043】
また、上記作業回数記憶部7に格納される各作業者が1日に行う各基本動作の回数は、上記1日に限らず所定期間であればよく、半日や1週間等であっても一向に差し支えない。
【0044】
ところで、上記実施の形態における作業内容記憶部1,データ入力部2,作業時間算定部3,時間補正パラメータ記憶部4,エネルギー消費量算定部5,作業パラメータ記憶部6,作業回数記憶部7および工程評価部8としての機能は、プログラム記録媒体に記録された工程設計プログラムによって実現される。上記実施の形態における上記プログラム記録媒体は、ROM(リード・オンリ・メモリ)でなるプログラムメディアである。または、外部補助記憶装置に装着されて読み出されるプログラムメディアであってもよい。尚、何れの場合においても、上記プログラムメディアから工程設計プログラムを読み出すプログラム読み出し手段は、上記プログラムメディアに直接アクセスして読み出す構成を有していてもよいし、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)に設けられたプログラム記憶エリア(図示せず)にダウンロードし、上記プログラム記憶エリアにアクセスして読み出す構成を有していてもよい。尚、上記プログラムメディアから上記RAMのプログラム記憶エリアにダウンロードするためのダウンロードプログラムは、予め本体装置に格納されているものとする。
【0045】
ここで、上記プログラムメディアとは、本体側と分離可能に構成され、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスク,ハードディスク等の磁気ディスクやCD(コンパクトディスク)‐ROM,MO(光磁気)ディスク,MD(ミニディスク),DVD(ディジタル多用途ディスク)等の光ディスクのディスク系、IC(集積回路)カードや光カード等のカード系、マスクROM,EPROM(紫外線消去型ROM),EEPROM(電気的消去型ROM),フラッシュROM等の半導体メモリ系を含めた、固定的にプログラムを坦持する媒体である。
【0046】
また、上記各実施の形態における工程設計装置は、インターネットを含む通信ネットワークと通信I/Fを介して接続可能な構成を有している場合には、上記プログラムメディアは、通信ネットワークからのダウンロード等によって流動的にプログラムを坦持する媒体であっても差し支えない。尚、その場合における上記通信ネットワークからダウンロードするためのダウンロードプログラムは、予め本体装置に格納されているものとする。あるいは、別の記録媒体からインストールされるものとする。
【0047】
尚、上記記録媒体に記録されるものはプログラムのみに限定されるものではなく、データも記録することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明は、各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、作業内容記憶手段に記憶されている作業内容を参照して各作業者の作業時間を算定し、上記作業内容および割り付け結果と作業回数記憶手段に記憶されている各作業者が1日に行う各基本動作の回数とを参照して、各作業者が基本動作を1日行った場合のエネルギー消費量を算定し、この算定された作業時間と上記算定されたエネルギー消費量とに基づく評価値によって工程評価を行うので、上記作業時間に加えて、作業負荷の指標となるエネルギー消費量をも用いて作業者の割り付けの評価を行うことができる。
【0049】
したがって、実際に作業を行うことなく特定の作業者に作業負荷が集中していることを予め知ることができ、事前に作業負荷の平準化を考慮した工程設計を行うことが可能になる。そのために、実際に作業を開始してから、作業の割り付けを変更したりすることを防止できるのである。また、作業負荷の評価指標を提供することでき、上記作業負荷に応じた報酬制度等も可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の工程設計装置におけるブロック図である。
【図2】図1に示す工程設計装置を用いて組み立て作業の配分を決める場合のワークフローである。
【図3】各基本動作の標準作業時間の一例を示す図である。
【図4】各作業者の各基本動作における時間補正パラメータの一例を示す図である。
【図5】各作業者(体重)の各基本動作におけるエネルギー消費量の一例を示す図である。
【図6】作業者が1日に行う各基本動作の回数の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…作業内容記憶部、
2…データ入力部、
3…作業時間算定部、
4…時間補正パラメータ記憶部、
5…エネルギー消費量算定部、
6…作業パラメータ記憶部、
7…作業回数記憶部、
8…工程評価部。
Claims (6)
- 複数の作業者が従事する生産ラインにおける組み立て作業の配分を決定する工程設計装置であって、
基本動作の組合せで成る作業内容を記憶する作業内容記憶手段と、
各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、上記作業内容記憶手段に記憶されている作業内容を参照して、上記各作業者の作業時間を算定する作業時間算定手段と、
各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数を記憶する作業回数記憶手段と、上記作業内容記憶手段に記憶されている作業内容と、上記各作業者への作業の割り付け結果と、作業回数記憶手段に記憶されている各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数を参照して、各作業者が割り付けられた基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量を算定するエネルギー消費量算定手段と、
上記作業時間算定手段によって算定された作業時間と、上記エネルギー消費量算定手段によって算定されたエネルギー消費量とに基づいて評価値を求め、この評価値に基づいて工程評価を行う工程評価手段
を備えたことを特徴とする工程設計装置。 - 請求項1に記載の工程設計装置において、
各作業者個人の特性に依存する作業時間に対する時間補正パラメータを記憶する時間補正パラメータ記憶手段を備えて、
上記作業時間算定手段は、上記時間補正パラメータ記憶手段に記憶されている時間補正パラメータに基づいて、上記算定した各作業者の作業時間に対して、作業者個人の特性に依存する差異を考慮した補正を行うように成っていることを特徴とする工程設計装置。 - 請求項1に記載の工程設計装置において、
各作業者個人の特性に依存してエネルギー消費量に影響を及ぼすパラメータを記憶する作業パラメータ記憶手段を備えて、
上記エネルギー消費量算定手段は、上記作業パラメータ記憶手段に記憶されているパラメータに基づいて、作業者個人の特性に依存する差異を考慮したエネルギー消費量を算定するようになっていることを特徴とする工程設計装置。 - 複数の作業者が従事する生産ラインにおける組み立て作業の配分を決定する工程設計方法であって、
各作業者への作業の割り付け結果が入力されると、作業内容記憶手段に記憶されている基本動作の組合せで成る作業内容を参照して、上記各作業者の作業時間を算定するステップと、
上記作業内容と、上記各作業者への作業の割り付け結果と、作業回数記憶手段に記憶されている各作業者が所定期間に行う各基本動作の回数を参照して、各作業者が、割り付けられた基本動作を所定期間行った場合のエネルギー消費量を算定するステップと、
上記算定された作業時間とエネルギー消費量とに基づいて評価値を求め、この評価値に基づいて工程評価を行うステップ
を備えたことを特徴とする工程設計方法。 - コンピュータを、
請求項1における作業内容記憶手段,作業時間算定手段,作業回数記憶手段,エネルギー消費量算定手段および工程評価手段
として機能させることを特徴とする工程設計プログラム。 - 請求項5に記載の工程設計プログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読出し可能なプログラム記録媒体。
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