JP2014506815A - 落下阻止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】落下阻止装置を提供する。
【解決手段】落下阻止装置は、背もたれ及び座部を有し、使用者によって着用されることができる。背もたれは、使用者の後方の肩領域から後方の臀部領域まで延びるのに対して、座部は、使用者の後方の臀部領域辺りから後方の大腿部領域まで延びるボディハーネスを有する。懸架ハーネスは、前方の肩領域及び前方の大腿部領域でボディハーネスと接続するために構成される。使用者がボディハーネス内で懸架ハーネスから懸架されている場合、使用者が該使用者の体重が背もたれ及び座部組立体に亘って分散されている状態で、ボディハーネス内で横伏される。
【選択図】図1

Description

本発明は、落下阻止装置に関する。本発明は、また、落下阻止装置と共に使用するための装着帯及び落下阻止システム又は装置用アクセサリに関する。
落下阻止システムは、近年、使用され、多くの管轄において義務付けられている。近年、多くの落下阻止システムは、使用者を、肩の下又は大腿部の周り、或いは両方の位置で支持する装着帯を有する。
使用者が懸架されている間、そのような態様で使用者を支持することに関連する危険性がある。危険性は、「装着帯‐誘起死」(harness‐induced death)、「懸架によるトラウマ」(suspension trauma)又は「起立不耐症」として知られているものの結果である。使用者が懸架されている態様に起因する使用者の脚からの血流の制限によってもたらされる。僅か5分の懸架時間が、生命を脅かし得ることが報告されてきた。血流の制限によって、脚に血液が貯留する結果、心臓に戻る血流を低減される。そうすると、脳、腎臓及び他の器官は、意識の欠如、重傷、及び死に通じ得る血液及び酸素を奪われる。
この危険な状況に寄与する3つの要因がある。一つ目は、両脚がぶら下がった状態で、使用者が懸架されることである。二つ目は、安全装着帯のストラップが、大腿部を締め付けで、血流を減少させることである。三つ目は、安全装着帯が、意識の損失に関係なく、直立位置で使用者を保持することである。死に繋がり得るのは、この三つ目の要因である。
救助は、極めて慎重に実行されることが必要である。たとえば、使用者が水平位でスバ役移動される場合、救助者の自然の反応であるが、大量の非酸素化血液が、心臓に移動し、その結果、処置ができなくなり、心停止を招く。
本発明の第一の局面によれば、落下阻止装置であって、
背もたれ及び座部を有し、使用者によって着用されることができ、背もたれは、使用者の後方の肩領域から後方の臀部領域まで延びるのに対して、座部は、使用者の後方の臀部領域辺りから後方の大腿部領域まで延びるボディハーネスと、
前方の肩領域及び前方の大腿部領域でボディハーネスと接続するために構成された懸架ハーネスであって、使用者がボディハーネス内で懸架ハーネスから懸架されている場合、使用者が該使用者の体重が背もたれ及び座部組立体に亘って分散されている状態で、ボディハーネス内で横伏される懸架ハーネスと、
を備える落下阻止装置が提供される。
ボディハーネスは、使用者の腰囲に固定するための腰バンド及び留め金を含んでいてもよく、腰バンドは、使用者に固定されるとともに、使用者から外されることが可能である。留め金は、調節可能であってもよく、腰バンドは、異なる使用者に適するように調節されることができる。
背もたれ及び座部は、腰バンド上に配置された一対の後方ストラップを含んでいてもよい。後方ストラップは、使用者の肩越しに使用者の膝と臀部との間の領域からの延びるように構成されてもよい。
座部は、使用者の後方の大腿部を越えて延びるように構成される大腿支持部又はバンドを含んでいてもよい。後方ストラップの動作可能により低い端部は、大腿バンドに固定されてもよい。脚バンドは、大腿バンドに固定されもよく、また、使用者の各脚周りに固定されるように構成されてもよい。脚バンドは、使用者の膝上で使用者の各脚周りに固定されるように構成されてもよい。脚バンドは、異なる使用者に適するように調節可能であってもよい。
装置は、頚椎カラーを含む。頚椎カラーは、該頚椎カラーが使用者の肩越しに適合することができるように形成される肩部材を有してもよい。頚椎支持部材は、肩部材間に介在されるとともに、使用者の頚椎を抱えるように形成されてもよい。後方ストラップは、各肩部材を通されるようにしてもよい。
接合具は、後方ストラップの動作可能により高い各端部に固定されるようにしてもよい。接合具は、さらなるストラップと摺動係合するように構成されてもよく、その結果、より高いストラップは、さらなるストラップに固定されることができるとともに、より高いストラップに沿って摺動係合するように抑制されることができる。従って、接合具は、それぞれ、一対の溝、すなわち、一方は、関連する後方ストラップの接続するための溝、他方は、後方ストラップを受け止めるための溝、を画定してもよい。
装置は、各脚バンドに一端で接続される二つの支持ストラップを含んでもよい。各支持ストラップは、長さ調節機構を通って及び接合具の各一つを通って、受け止められ、支持ストラップは、接合具に対して摺動することができ、摺動の程度は、長さ調節機構の位置によって制限されるようにしてもよい。長さ調節機構は、テンショナの形式であってもよい。
従って、後方ストラップの端部は、支持ストラップに接続されている一方で、支持ストラップの長さの部分に沿って、支持ストラップに対して変位を制限可能であってもよい。Dリング等の接続部材は、安全支持システムに接続するための支持ストラップの各他端に固定されてもよい。従って、使用者が落下する場合、支持ストラップが垂直位に移動し、大腿部を上方に引き上げ、使用者を後ろに傾動させる。傾動又は横伏は、使用者が横伏される場合に接合具が支持する長さ調節機構の位置によって決定されてもよい。それ故に、使用者の横伏は、調整可能である。
支持ストラップは、使用しない時に収容されてもよい。装置は、支持ストラップを、収容された状態で装置の適切な部分に接続する一方で、安全支持システムへの接続を維持するための接続機構を含み、該接続機構は、使用者が落下する場合、支持ストラップ開放するように構成されてもよい。
一例において、支持ストラップ及び頚椎カラーの端部は、該端部が、接続部材が安全支持システムに付属された状態で、頚椎カラーに付属されることができるように、補完の連結機構を有してもよい。連結機構は、支持ストラップが上述の垂直配向をとることができるように、使用者が落下する場合、取り外すように構成されてもよい。連結機構は、ピン(tongue)及び溝手段又は機構、或いは、同様の手段の形態であってもよい。
背もたれ及び座部は、また、使用者の背部及び座部領域を横たわるように、後方ストラップ間で固定された小孔のある材料又はメッシュを含んでもよい。メッシュは、長さ(lengths)又は織布材料から形成されてもよく、該材料は、たとえば、登山用の安全装置のために使用されるタイプである。
本発明の第二の局面によれば、落下阻止装置であって、
背部サポートを含む体重支持装置を有するボディハーネスと、該ボディハーネスは、背部サポートが少なくとも使用者の背部を越えて位置決めされるように、使用者に固定されるように構成され、
落下阻止装置に接続するように構成される懸架ハーネスであって、該懸架ハーネスは、座部を含むとともに、使用者が懸架された場合、使用者がボディハーネス及び懸架ハーネス内に着席されるように、背部サポートに接続され、懸架ハーネスは、使用者が着席位置に横たわる角度を変更するように調整可能である懸架ハーネスと、
を備える落下阻止装置が提供される。
ボディハーネスは、使用者の肩越しに位置決めされるように背部サポートから延びる一対の間隔を置いた肩ストラップを含んでもよい。肩ストラップは、異なる使用者に適するように調節可能であってもよい。背部サポートは、肩ストラップの間に固定されてもよい。
腰ストラップは、使用者の腰囲に延びるように肩ストラップに固定されてもよい。腰ストラップは、また、異なる使用者に適するように調節可能であってもよい。腰ストラップは、使用者の後ろと使用者の前との両方で肩ストラップに固定されてもよい。
胸ストラップは、使用者の胴囲に延びるように肩ストラップの間に固定されてもよい。
座部は、使用者の脚の間で受けられるように、後ろに向かうより広い部分と前に向かうより狭い部分を有する鞍状であってもよい。
一対の大腿ストラップは、座部の適切な位置を確保するために、使用者の大腿部を通過するように座部に固定されてもよい。各大腿ストラップは、異なる使用者に適するように調節可能であってもよい。
懸架ハーネスは、スプレッダバーを含んでもよい。接合具は、スプレッダバーが既存の落下阻止システムに接続されることができるように、スプレッダバーに固定されてもよい。接合具は、締め付け用スナップフック留め具等がアイコネクタに固定されることができるように、アイコネクタの形態であってもよい。
一対の後方ストラップのそれぞれは、一端でスプレッダバーの各端部に接続されるとともに、他端で各肩ストラップに接続されるようにしてもよい。各後方ストラップは、使用者の頭部の後ろに位置決めされるように、肩ストラップに接続されるようにしてもよい。
各後方ストラップは、座部に動作可能により低い端部で接続されてもよい。一対の前方ストラップのそれぞれは、一端でスプレッダバーの各端部に接続されるとともに、他端で座部のより狭い部分に接続されてもよい。Y型接合具は、前トラップのそれぞれ及び座部のより狭い部分に接続されてもよい。
後方ストラップ及び前方ストラップの両方は、調節可能であってもよい。従って、装置内に着座する場合、使用者の傾きの角度は、後方及び前方ストラップの長さを調節することによって調節されることができる。
鞍状である代わりに、座部は、使用者の臀部及び後方のより高い大腿領域に一致するように形成されてもよい。座部は、ウェビング、登山及び救助活動等の高レベルの活動用のハーネス等のために通常使用されるタイプのもの、並びに、ウェビングによって支持されるメッシュ等の小孔のある材料であってもよい。
背部サポートは、また、ウェビング及びメッシュ等小孔のある材料であってもよい。位置実施形態において、背部サポート及び座部は、単一のスリング様構造を画定してもよい。
本発明の第三の局面によれば、落下阻止装置用のボディハーネスであって、該ボディハーネスは、座部及び背もたれを有する支持部材と、
落下阻止システムに接続されることが可能なフックと、
背もたれにフックを接続するための少なくとも一つの後方ストラップと、
座部にフックを接続するための少なくとも一つの前方ストラップと、を備え、使用時に、使用者が前方及び後方ストラップの間に位置決めされるとともに、前方及び後方ストラップは、支持される場合、使用者の傾きの角度が調節されることができるように、調節可能である、落下阻止装置用のボディハーネスが提供される。
支持部材は、ウェビング及びメッシュ等小孔のある材料であってもよい。ウェビング及びメッシュの材料は、登山及び救助活動等の高レベルの活動用のハーネス等のために使用されるタイプのものであってもよい。ウェビング材料は、快適性を向上させるために小孔のあるものであってもよい。
フックは、スプレッダバーを含んでもよい。アイコネクタは、スプレッダバーに固定されてもよく、スナップフック留め具等がフックに固定されることができるように、構成されてもよい。
ボディハーネスは、一対の後方ストラップを含み、各ストラップは、スプレッダバーの各端部に一端で接続されるとともに、背もたれの各側に他端で接続されてもよい。
支持部材の座部は、一対の脚支持部分を画定するように分岐されてもよい。一対の大腿ストラップは、使用者の脚が各一対の大腿ストラップ間で位置決めされることができるように、各脚支持部分に接続されてもよい。
ボディハーネスは、一対の前方ストラップを含み、各ストラップは、スプレッタバーの各端部に一端で接続されるとともに、各脚支持部分に他端で接続されてもよい。各前方ストラップは、各一対の大腿ストラップに接続されてもよい。
ボディハーネスは、背もたれに接続されるとともに、使用者の腰囲の位置用に構成される腰ストラップを含んでもよい。
該腰ストラップは、異なる使用者に適するように調節可能であってもよい。
本発明の第四の局面によれば、落下阻止装置用のアクセサリであって、該アクセサリは、
背部サポート及び座部を画定するとともに、使用者の背部及び座部領域を支持するように構成される体重支持装置と、該体重支持装置は、既存の落下阻止ハーネスに接続されることができ、
使用時に、使用者の体重が体重支持装置によって支持されるように、既存の落下阻止システム及び体重支持装置に接続するように構成される懸架組立体と、を備える、アクセサリが提供される。
上述の種々の局面の要素は、必要に応じて、多くの方法において組み合わされることができることが理解されよう。例えば、発明者は、落下阻止装置が異なる局面において記載される要素から組み立てられることができることを想定している。
本発明について、添付図面を参照して、例として説明する。以下の記載は、例証目的のみで提供され、読み手は、本発明の実施形態を実行するための十分な情報を有する。そのようなものとして、先行する段落または添付の特許請求の範囲の範囲を狭めることを意図されない。
本発明に係る落下阻止装置の一実施形態の三次元図を示す。 図1の落下阻止装置のボディハーネスの三次元図を示す。 座部に接続される図1の落下阻止装置の懸架ハーネスの三次元図を示す。 図1の落下阻止装置を着用する使用者の正面図を示す。 図1の落下阻止装置を着用する使用者の背面図を示す。 図1の落下阻止装置によって懸架される使用者の概略図を示す。 本発明に係る落下阻止装置のさらなる実施形態を着用する使用者の背面図を示す。 図7の実施形態を着用する使用者の正面図を示す。 図7の装置によって懸架される使用者の側面図を示す。 図1又は図7の装置とともに使用するための頭部支持部の三次元正面図を示す。 図10の頭部支持部の三次元背面図を示す。 図10の頭部支持部の正面図を示す。 図10の頭部支持部の側面図を示す。 図10の頭部支持部の背面図を示す。 本発明に係る落下阻止ハーネスの三次元図を示す。 使用時の本発明に係る落下阻止装置の一実施形態を示す。 図16の装置の背面図を示す。 図16の装置の正面図を示す。 既存の落下阻止ハーネスに図16の装置を接続するための接続配置を示す。 図19の接続配置の接合具を示す。 本発明に係る落下阻止装置の一実施形態を着用する使用者の背面図を示す。 図21の実施形態を着用する使用者の正面図を示す。 収容された状態における図21の実施形態の支持ストラップを示す。 開放された状態における図23の支持ストラップを示す。 図21の実施形態の後方ストラップ及び支持ストラップを示す。 図21の実施形態の大腿ストラップ及び支持ストラップを示す。 展開された状態における図21の落下阻止装置を示す。 支持ストラップが後方ストラップ接続される態様の詳細を示す。 頚椎カラーの詳細を示す。 支持ストラップを収容するためのピン及び溝機構の詳細を示す。 支持ストラップが脚バンドに接続される態様の詳細を示す。
図1において、参照符号10は、一般的に、本発明に係る落下阻止装置の一実施形態を示す。
落下阻止装置10は、ボディハーネス12を含む(分離された図のために図2を参照のこと)。背もたれ又は背部サポート16は、ボディハーネス上に配置されている。ボディハーネス12は、背部サポート16が少なくとも使用者の背部の部分を越えて位置決めされるように、使用者に固定されるように構成されている。
装置10は、また、懸架ハーネス18を含む(分離された図のために図3を参照のこと)。該懸架ハーネス18は、落下阻止システムに接続するように構成されている。座部14は、懸架ハーネス18に付属されるとともに、使用者が懸架される場合、使用者がボディハーネス12内の座部14上に着座されるように、背部サポート16に接続されている。懸架ハーネス18は、使用者が座位でリクライニング(横伏)できる角度を変更するために調整可能である。懸架ハーネス18は、使用者が略直立の座位と、リクライニング又は横臥位(recumbent)との間の任意の位置をとることができるように調節可能である。
ボディハーネス12は、使用者の後方の腰領域から、使用者の肩を越えて、使用者の前方の腰領域まで延びるように構成される一対の間隔を置いた肩ストラップ20を含む。腰ストラップ24は、使用者の腰囲に延びるように、肩ストラップ20に固定されている。腰ストラップ24は、また、異なる使用者に適するように、調節可能である。腰ストラップ24は、使用者の背後及び使用者の前方の両方において肩ストラップ20に固定されている。腰ストラップ24は、また、留め金及びループ構成26によって調整可能である。
肩ストラップ20は、異なる使用者に適するように、調節可能である。背部サポート16は、肩ストラップ20の間に固定されている。肩ストラップ20は、安全装置とともに通常使用される材料で形成される。それ故に、肩ストラップ20は、ウェビング(webbing)材料又は十分な荷重負担能力を有する任意の他の適切な材料で形成されることができる。そのような材料の例は、登山及び救助活動等の高レベルの活動用に使用される材料と同様であろう。肩ストラップ20の調節は、ストラップの長さを調節するために従来使用されるものと同様の留め金及びループ構成22によって可能である。
胸ストラップ28は、使用者の胴囲に延びるように肩ストラップ20の間に固定されている。胸ストラップ28は、また、異なる使用者に適するように、調節可能である。胸ストラップ28の調節は、留め金及びループ構成30によって可能である。
座部14はサドル形であり、後部へ向かってより広い部分を有し、前側でより狭い部分を有し、そこで使用者の脚の間で受け取られる。
一対の大腿部ストラップ32が座部14にしっかりと取付けられ、座部14の適切な位置に使用者の大腿部を保証するよう使用者の大腿部の上を通過するよう設けられる。さらに、各大腿部ストラップ32は留め金及びループ構成34を用いて調整可能である。
懸架ハーネス18は、落下阻止システムに懸架ハーネス18を接続するためのハンガー19を含む。ハンガー19はスプレッダーバー36を含む。アイコネクター38はスプレッダーバー36にしっかりと取付けられ、図6に示すように、ロック・スナップ・フック・ファスナーのようなものがアイコネクター38に固定されるように構成される。
一対の後方ストラップ40の各々は、一方端をスプレッダーバー36のそれぞれの端部に、他方端を座部14の後部側に接続される。後方ストラップ40はそれぞれ使用者の頭の後ろに位置するよう接続される。各後方ストラップ40の長さは留め金及びループ構成41によって調整可能である。後方ストラップ40は、それぞれ、各肩ストラップ20に縫いつけられるか、又は固定される。
一対の正面ストラップ42の各々は、一方端をスプレッダーバー36のそれぞれの端部に、他方端を座部14の狭い部分に接続される。個々の正面ストラップ42の反対端はY形コネクター44に接続され、Y形コネクター44は、同様に、座部14の狭い部分に接続される。正面のストラップ42はそれぞれ留め金及びループ構成46によって、その長さが調整可能である。
正面および後方ストラップ42および40は、登山やハイ・レベルの保守作業などの各種作業において、作業員をサポートするために一般に使用される、適切な、負荷に耐えうるウエビング又は他の材料で構成される。
使用者が装置10に保持される場合、使用者の重量が背部サポート16および座部14によって分配されることを評価すべきである。背部サポート16あるいは座部14が重量を支える範囲は、使用者の傾斜角あるいはその横臥の程度に依存する。横臥の程度は、前後のストラップ42および40の相互の相対的な長さを調節することにより調整可能である。したがって、正面ストラップ42に対しての後方ストラップ40を長くすると使用者の横臥は多くなり、正面ストラップ42に対して後方ストラップ40を短くすると使用者は、着席した状態になる傾向がある。
背部サポート16は肩ストラップ20の間に固定されたメッシュのパネルである。メッシュは、登山、高い場所での保守作業などで使用される安全装置に適した材料である。この例において、ウエビングは、小孔を有して空気循環を許可し、かつ使用者に快適さを提供する。
座部14は、さらに適切な材料のパネルの形をしている。これは革材料あるいは合成皮革状の材料であってもよい。更に、必要ならば、座部パネルは快適さのために詰め物を設けてもよい。
図6では、使用者は、既存の落下阻止システムに保持され、装置10によってサポートされている。見てわかるように、使用者は、負荷が分配されるように、座部と背部とが支持されて着席した状態である。その位置では、手足には締め付けはほとんど、又は、全くなく、正常な血流が行われる。発明者は、彼または彼女である使用者が救助を待っている間、使用者はその位置でかなりの長時間サポートされうることができると確信する。これは、腕の下、あるいは大腿部のまわり、またはその両方において、身体を締付ける傾向がある既存の落下阻止システムと対照的である。
図7および8において、参照数字50は、一般に、この発明にしたがう落下阻止装置のさらなる実施例を示す。図1から6に関して、参照数字が別段の定めがない限り、同様の部品に同様の番号が付される。
サドル形の座部14の代わりに、落下阻止装置50には使用者の座部エリアおよび上部で後部の大腿部部分に一致するよう形成された座部52が設けられる。この目的のために、座部52は一対の脚部分54を規定する。肩ストラップ20はそれぞれの脚部分54の低い方の端から各大腿部ストラップ32まで使用者の肩を越えて動作可能に延在する。
この実施例では、座部54は、空気循環を促進するために小孔のある材料かメッシュで構成される。したがって、使用者の快適さを増進する。
上記の実施例では、図7に示されるように、懸架ハーネス18は、一時的に肩ストラップ20に固定される。ここで、正面ストラップ42および後方ストラップ40は共に肩ストラップ20に重なっている。これによって、懸架ハーネス18が安全に収容され、ハーネス18が使用者と干渉しないようにして使用者が作業可能である。一時的な留め具は多くの異なる形式をとることができる。例えば、一時的な留め具は、後方ストラップ40およびボディハーネス12の肩ストラップ20に縫いつけられた相補的なホックおよびループ(ベルクロ(登録商標)のような)パッチの形をとることができる。
縫い合わせまたはスナップのような他の形式の一時的な留め具を使用することができることは容易に認識される。一時的な留め具を必要とするのは、使用者の体重がスプレッダーバー36によって耐えうる場合、それが、解放できるようにするためである。
この実施例では、スプレッダーバー36が使用者の後部に収容されるように、一時的な留め具は縫われるか、あるいはストラップ20に固定される。しかしながら、塔のようなもので作業しているときに見られるように、支持構造物が使用者と対面している環境で使用者が作業しているときに容易に理解できるように、一時的な留め具は肩ストラップ20の上に配置されうる。その結果、スプレッドバー36は使用者の前に収容さる。したがって、万一使用者が落下すれば、スプレッダーバー36は使用者から離れてその操作位置へ移動する。
図9では、装置50の中に支持され、着席した状態の使用者が示される。
図6に示される使用者の状態と同様に、使用者は彼または彼女の手足のすべてへの正常な血流が行われ、手足のいずれかへの締め付けがほとんどないか、全くない状態で、使用者が比較的快適な位置にいるということが図から明らかである。再び、発明者は、彼または彼女が救助を待っているとき、使用者が害のない状態でかなりの長時間保持されうると考える。
図10から14では、参照数字60は、一般に装置10、50あるいは、以下に述べるさらなる任意のものとともに使用される頭部サポート部材を示す。
頭部サポート部材60は、使用者の肩の上に適合するように構成される肩タブ63を有する肩部材62を含む。頭部サポート部材60は、使用者の首を収容するために首凹部64を含む。肩部材62はさらに、肩部材62を安定させるための、一対の間隔を開けて設けられた背面補強部材66を規定する。
頭部サポート部材60は、肩部材62から作動的に上方へ伸びる首サポート68を含む。
使用においては、頭部サポート部材60は、使用者が臥位へ倒れたときに生じうるかもしれないむち打ちを防ぐことができる。
少なくとも首サポート68は適切な詰め物の層を有する。
頭部サポート部材60は肩ストラップ20に組込まれるか、あるいは、これに固定される。例えば、肩部材62は肩ストラップ20の下部で受け取られうる。
図15では、参照数字70は、一般に発明に従って、落下阻止ハーネスを示す。これは既存の落下阻止システムあるいは装置と共に使用することができる。
落下阻止ハーネス70は座部72および背もたれ部分74を有するサポート部材を含む。
座部72および背もたれ部分74は、一対の脚部分82を規定するために作動的にその下端部に分岐した小孔のある材料またはメッシュの要素によって規定される。
メッシュは、ウェビングのような適切な材料で形成された境界ストリップ84を有する。
ハンガー75は、ロックするスナップ・フック・ファスナーあるいはその他同種のもののスプレッダーバー76の接続のためにアイコネクター78を備えたスプレッダーバー76を含む。
一対の後方ストラップ80の各々は、その一方端をスプレッダーバー76のそれぞれの端部に接続され、他方端は背もたれ部分74に接続される。後方ストラップ80の間隔は使用者の頭を収容可能である。一対の後方ストラップ80の各々は、境界ストリップ84の一部を形成する。各後方ストラップ80は留め金及びループ構成86によって長さの調整が可能である。
一対の間隔を開けた大腿部ストラップ88は、使用者の上部の大腿部部分を収容するために、各脚部分82に接続される。各対の大腿部ストラップ88はループまたは輪90に接続される。
一対の正面のストラップ92の各々はそれぞれの輪90に接続される。
正面のストラップ92はそれぞれ留め金及びループ構成94によってその長さの調整が可能である。
腰ストラップ、すなわちベルト93は、使用者の腹部に受け取られるように境界ストリップ84に固定される。
ベルト93は留め金及びループ構成95によって調整可能である。
図15から分かるように、座部72および背もたれ部74はスプレッダーバー76から、スリングのように吊り下げられる。更に、使用者の横臥の角度は後部および正面ストラップ80、92の相対的な長さの調節により調節することができることが理解される。
図16から18では、参照数字100は、落下阻止装置の、発明に従う、例を一般に示す。図1から15を参照して、別段の定めがない限り、同様の参照数字は同様の部分を示す。
この例において、装置100は、使用者のそれぞれの大腿部の周りを固定するための一対の大腿部ストラップ126を有する落下阻止ハーネス124を含む。身体ストラップ128は、1本の大腿部ストラップ126から他の大腿部ストラップ126に使用者の後部を横切って使用者の肩の上に、対角線状に延びる。胸ストラップ130は使用者の胸を横切って身体ストラップ128を接続する。
付属品100は背もたれまたは背部サポート102および座部104を含む。
背部サポート102および座部104は、小孔のある材料あるいはメッシュ106の一部品構造によって規定される。座部104は使用者の大腿部に対応する一対の脚部分108を規定するために二又に分けられる。使用において、背部サポート102および座部104は身体ストラップ128および大腿部ストラップ126の上に配置する。
周囲ストラップ109は背部サポート102、座部104および脚部分108のそれぞれの側に取付けられている。レッグ・ストラップ110は、ストラップ109および脚部分108のそれぞれの下端に取付けられている。各レッグ・ストラップ110は脚ベルト110が使用者の大腿部に固定できるように調整可能なバックル112を有する。
付属品は、向かい合った周囲ストラップ109の間に延びる多くの背部サポートストラップ114(図17)を含む。これらは、腰領域で、上部ストラップ114.1、座部ストラップ114.2、および、中間ストラップ114.3、ならびに、胸部領域での中間ストラップ114.4の形をしている。
一対の脚ストラップ116(図16)は一方端を各レッグ・ストラップ110に、他方端を接続リング118に接続される。
脚サポートストラップ120は、その一方端を各接続リング118に、他方端をスプレッダーバー122の1つの端部に接続される。脚さポートストラップ120は、非作動時には、使用者の肩を越える十分な長さになりうる。したがって、使用されていない場合、スプレッダーバー122は使用者の後部を横切って配置される。便宜上、正面ストラップ120および/またはスプレッダーバー122は、万一使用者が落下したときは、分離可能に引きはがされるかあるいは分離されるように、背部サポート102に接続されうる。
既存のハーネス124の身体ストラップ128は、後部ハーネスストラップ134および正面のハーネスストラップ136を規定するために、前部で分割される。
付属品100は、各後方ストラップ134をそれぞれの正面ハーネス136(図16)に接続する、一対の三枚合せベルト・コネクター132(図19および20に詳細に示される)を含む。
各三枚合せベルト・コネクター132は一対の一定間隔で配置されたスロット140を規定する本体138を有する。後部ハーネスストラップ134の一方端はスロット140の一つを通って、それ自身に縫い付けられる。前部ハーネスストラップ136の一方端はスロット140の他方を通ってそれ自身に縫い付けられる。本体138は使用者の体に適合して、使用者の胸又は胸筋を快適に休ませるために、曲線のプロフィールを有しうる。
肩サポートストラップ142は各三枚合せベルト・コネクター132に接続される。特に、肩サポートストラップ142の一方端は両方のスロット140を通って、それ自身に縫い付けられる。肩サポートストラップ142の反対端はスプレッダーバー122のそれぞれの端部に固定される。
中間ストラップ114.4は、個々の正面ハーネスストラップ136に固定される、周囲ストラップ109を越えて延在する。
この実施例では、頭部サポート部材60は上部ストラップ114.1に固定されるように示される。
以前と同様に、ストラップは、登山や救助作業のようなハイ・レベルの活動に使用されるような任意の適切な材料から織られたウェビングでありうる。
メッシュも同様の材料になりうる。
図21、22および27では、参照数字150は、この発明に従う、落下阻止装置の別の実施例を一般に示す。
前の図面を参照して、別段の定めがない限り、同様の部分に同様の参照番号を付す。
装置150は腰サポートあるいは腰バンド152を含む。
ベルト154は、腰バンド152の上で受け取られ、腰バンド152に付けられた一対のループ156を通過する。ベルト154は着脱が容易で、調節可能なバックル158(図22)で固定される。一対のD字型のリング160はベルト154上に設けられる。
一対の後方ストラップ162は、腰バンド152に付けられているそれぞれのスリーブ164によって受けられる。後方ストラップ162は、使用者の肩領域の上で、使用者の膝と尻との間の領域から延びるように配置されるよう大きさが定められる。トップ・ストラップ166は肩領域で、ストラップ162の間に置かれて固定される。
後方ストラップ162の下部は使用者の後大腿部部分を通って延在する形状を有する大腿部サポート又はバンド168に固定されている。脚バンド170はバンド168に固定され、使用者のそれぞれの大腿部の周りに固定されるように構成される。脚バンド170はそれぞれ、脚バンド170に固定され、脚バンド170の周りに延在するストラップ171を含む。各バンド170の一方端には、ストラップ171の一方端がループ173にねじ止めされ、例えば、縫い付けによってそれ自体に固定される。この更なる詳細は図25および図31で見ることができる。着脱が容易で調整可能なバックル172の一部はバンド170の端部に固定され、別の部分はストラップ171およびバンド170の反対端に固定され、脚バンド170が使用者に適するよう調整される。
装置150はネックブレース(頸椎カラー)192を含む。これの詳細は図29に示す。ネックブレース192はブレース192が使用者の肩に適合するような形状にされた肩部材194を有する。首サポート部材196は肩部材194間に置かれ、使用者の首を受ける形状を有する。肩部材194はそれぞれ後ろの開口又はスロット198および正面開口又はスロット200を規定する。詰め物201が、快適さと安全のために肩部材194の前端、および、首サポート部材196の端部に設けられる。ネックブレース192は、美観および換気の目的でさらなる開口201を規定する。
後方ストラップ162はそれぞれの肩部材194の下にねじ止めされる。このとき、それぞれの後部スロット198を通り、それぞれの前スロット200を通ってそれぞれの肩部材194の上および下を通る。
後方ストラップ162の端部は、1個のさらなるスロット206を有するコネクター204によって規定されたスロット202を通ってそれ自体に縫い付けられる。
各コネクター204の詳細は図26で見ることができる。
装置150は2本のサポートストラップ208を含む。
各サポートストラップ208の一方端はそれぞれの脚バンド170に図25に示される方法で接続される。それぞれの脚バンド170は、脚バンド170に対しておよそ45度の向きにあるループ210を通って受け取られる。サポートストラップ208はそれぞれループ210を通り抜け、ループ173を通って、例えば、縫い付けによって、それ自体に縫い付けられ、固定される。
サポートストラップ208はそれぞれ、テンショナー214、および、コネクター204のスロット206の形状の長さ調整機構によって受け取られる。したがって、テンショナー214はコネクター204とループ210の間に置かれる。各サポートストラップ208の端は、安全サポート・システムへの接続用のD字型のリング218のループ216によって受け取られる。端部は、例えば、縫い付けによりそれ自身に固定される。
胸ストラップ220は使用者の胸領域を横切って後方ストラップ162を接続し、着脱の容易なバックル222を含む。胸ストラップ220は異なる使用者に合うように調整可能である。
装置150は一対のサイド・ストラップ224を含む。各サイド・ストラップ224の一方端は、使用者の後部胸部領域のそれぞれの後方ストラップ162に接続される。
各サイド・ストラップ224の反対端は、使用者の胸領域のそれぞれの後方ストラップ162に接続される。
サポートストラップ208は展開の準備ができている収容状態に配置することができる。これは、舌とスロット機構180(図23、24および30)によって達成される。各機構180は各肩部材194の後部に装着されたスロット部材184を有する。舌部材すなわち舌182は各ストラップ178の端に固定されている。例えば、舌182は、サポートストラップ208の重なる部分を通って舌182とプレート190の間に延在するファスナーを有するプレート190にリベット又はねじ止めされる。このサポートストラップの間にD字型のリング218が上記したように固定される。したがって、舌およびスロット機構180は鋼でありうる。プレート190は、安全サポート・システムが輪188に取付けられており、輪から放される場合に、損傷を受けないようにストラップ178を保護する形状であり、かつ、保護するように配置される。
舌およびスロット機構180のうちの1つとして、図23に収容された状態が、図24に予め展開された状態が示される。
装置150が展開される場合、サポートストラップ208は水平方向に使用者の大腿部を引いて、垂直配向(図27)に向く。同時に、コネクター204がテンショナー214を打つまで、後方ストラップ162は使用者の大腿部に関してコネクター204が移動し、水平方向に引かれる。その目的のために、テンショナー214は、衝撃を吸収するための打ち板226を有する。テンショナー214の位置が使用者の横臥の範囲を決定することが認識される。例えば、テンショナー214がテンショナー214と脚バンド170との間のサポートストラップの長さを短くするために引っ張られると、使用者の横臥の量が増加する。
したがって、舌およびスロット機構180は、使用者が正常な作業を行なっている間、舌182はスロット部材184内に保持されるが、使用者が落下する場合は解放される。
装置およびハーネス10、50、70、100、150の様々なストラップはウエビングのような織物であり高強度材料である。適切な材料の例はナイロン、ポリプロピレンあるいはポリエステルである。必要であれば、一層の強さが必要な場合、ウェビングはデニーマ(Dyneema)またはケブラーの織物であってもよい。小孔のある材料、または、メッシュはそのような材料で織られた決まった形式の繊維あるいはコードになりうる。
小孔のある材料、あるいは、メッシュ228は使用者の後部及び座席の領域にのしかかるように、後方ストラップ162間に固定される。
発明者は、装置とハーネスの10、50、70、100および150がすべて既存の安全ベルトで生じるかもしれない損傷を減らす役目をするということを提示する。
この理由は、装置が自動的に使用者を手足に対して、ほとんど、又は全く拘束することなく横臥位置に置くためである。その結果、負傷した労働者を安全に救急用車輪付き担架、または、ストレッチャーに移送、または、搬送することができる。更に、万一使用者が落下時に意識がなくなったとしても、例えば、頭の上を打たれることによって、装置が自動的に展開し、頭がサポートされるという事実は使用者が一層の損傷から保護されることを意味する。
従って、法律によって許可されているように、クレームされた主題は、クレームされた主題のすべての均等物、および、クレームされた主題のすべての改良を含み、かつ、カバーする。さらに、上記の記述された要素、活動およびそのあらゆる可能な変形のすべての組合わせは、ここで明確に示されるか、明確に、特別に放棄されるか、文脈から明らかに矛盾する場合以外は、クレームされた主題によって包含される。
ここに提示された、任意の全ての例の使用、または、例示の文言、(例えば、「〜のような」)は、単によりよく一以上の実施例の理解を容易にするためのもので、特に断らない限り、クレームされた主題の範囲を制限するものではない。
明細中の文言は、クレームされた主題にとって不可欠なものであり、いかなるクレームされていない主題を示すものとして解釈されるべきではない。
したがって、任意のクレームに対して、明示的な定義、主張あるいは議論、または、文脈から矛盾する、といった、明らかに逆であると明記されない限り、この出願の任意の部分(例えば発明の名称、発明の分野、背景、要約、明細書、要約、図面など)の内容に拘わらず、この出願、および/または、ここに優先権を主張された任意の出願の任意のクレームに拘わらず、また、元々提示されていたか否かに拘わらず、
a. 任意の特別に記載された、あるいは、例示された特性、機能、活動あるいは要素、任意の特別な活動の順序、あるいは要素間の任意の特別な相互関係を含める必要はない。
b. 任意の要素は一体化され、分離され、かつ/または、二重にされうる。
c. 任意の活動も繰り返すことができ、任意の活動も多数の実体、および/または、任意の活動は、複数の管轄の中で行なうことができる。
また、
d. 任意の活動あるいは要素も特別に除外することができ、活動順序は変わる場合があり、および/または、要素の相互関係は変わる場合がある。
各種実施例(特に、以下のクレームの文脈における)の記載内容における、用語「一つの」、「前記」、「その」、および/または、同様の記載は、ここに特別に記載されていない、または、明らかに文脈に矛盾しなければ、単数と複数の両方を含むものと解釈されるべきである。
用語「含む」、「有する」、「含んでいる」、「含有している」は、特に記載が無い限り、無制限の用語(つまり、「含む、これに限定されない」)として解釈される。
上記した用語は説明のためのものであり、限定するものとみなされてはならないと理解されるべきである。
記述された実施例は、その範囲を限定することなく、発明の例示が意図される。
この発明は、様々な変形および追加とともに実施可能であり、その内容は当業者にとって容易である。

Claims (12)

  1. 落下阻止装置であって、
    背もたれ及び座部を有し、使用者によって着用されることができ、前記背もたれは、使用者の後方の肩領域から後方の臀部領域まで延びるのに対して、前記座部は、使用者の前記後方の臀部領域辺りから後方の大腿部領域まで延びるボディハーネスと、
    前方の肩領域及び前方の大腿部領域で前記ボディハーネスと接続するために構成された懸架ハーネスであって、使用者が前記ボディハーネス内で前記懸架ハーネスから懸架されている場合、使用者が該使用者の体重が前記背もたれ及び座部組立体に亘って分散されている状態で、前記ボディハーネス内で横伏される懸架ハーネスと、
    を備える落下阻止装置。
  2. 前記ボディハーネスは、使用者の腰囲に固定するための腰バンド及び留め金を含み、前記腰バンドは、使用者に固定されるとともに、使用者から外されることが可能である、請求項1に記載の落下阻止装置。
  3. 前記背もたれ及び座部は、前記腰バンド上に配置された一対の後方ストラップを含み、該後方ストラップは、使用者の肩越しに使用者の膝と臀部との間の領域からの延びるように構成されている、請求項2に記載の落下阻止装置。
  4. 前記座部は、使用者の後方の大腿部を越えて延びるように構成される大腿支持部を含む、請求項3に記載の落下阻止装置。
  5. 前記後方ストラップの動作可能により低い端部は、大腿バンドに固定され、脚バンドは、大腿バンドに固定されるとともに、使用者の各脚周りに固定されるように構成される、請求項4に記載の落下阻止装置。
  6. 接合具は、前記後方ストラップの動作可能により高い各端部に固定され、前記接合具は、それぞれ、一対の溝、すなわち、一方は、関連する前記後方ストラップの接続するための溝、他方は、さらなるストラップを受け止めるための溝、を画定する、請求項5に記載の落下阻止装置。
  7. 各脚バンドに一端で接続される二つの支持ストラップを含み、各支持ストラップは、長さ調節機構を通って及び前記接合具の各溝を通って、受け止められ、前記支持ストラップは、前記接合具に対して摺動することができ、摺動の程度は、装置が展開された場合、前記長さ調節機構の調節が使用者の横伏を調節するために使用することができるように、前記長さ調節機構の位置によって制限される、請求項6に記載の落下阻止装置。
  8. 接続部材は、安全支持システムに接続するための前記支持ストラップの各他端に固定される、請求項7に記載の落下阻止装置。
  9. 前記支持ストラップを、収容された状態で装置の適切な部分に接続する一方で、前記安全支持システムへの接続を維持するための接続機構を含み、該接続機構は、使用者が落下する場合、前記支持ストラップ開放するように構成される、請求項8に記載の落下阻止装置。
  10. 頚椎カラーであって、該頚椎カラーは、頚椎カラーが使用者の肩越しに適合することができるように形成される肩部材を有する頚椎カラーと、前記肩部材間に介在されるとともに、使用者の頚椎を抱えるように形成される頚椎支持部材と、を含む、請求項3に記載の落下阻止装置。
  11. 前記後方ストラップは、各肩部材を通される、請求項10に記載の落下阻止装置。
  12. 前記支持ストラップ及び頚椎カラーの端部は、該端部が、前記接続部材が前記安全支持システムに付属された状態で、前記頚椎カラーに付属されることができるように、補完の連結機構を有してもよい、請求項10に記載の落下阻止装置。
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