JP2019114744A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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【課題】大電流対応可能な、電気的性能の安定したコモンモードチョークコイルを提供することを目的とする。【解決手段】第1の鍔部14および第2の鍔部15を有して成る磁性コア11と1対の絶縁被覆導線13と、を備えるコモンモードチョークコイルであって、外部端子は、固定部17と溶接部18とを備え、絶縁被覆導線13の両端部は溶接部18で電気的および機械的に第1外部端子16aおよび第3外部端子16cに接続され、実装した状態で第1外部端子16aでは溶接部18が固定部17の上方に位置し、第3外部端子16cでは溶接部18が固定部17の下方に位置しているように構成したコモンモードチョークコイル。【選択図】図2

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる磁性コアとワイヤとを備えた表面実装型のコモンモードチョークコイルに関する。
従来電源ラインの不要輻射ノイズ対策や高周波信号のコモンモードノイズ対策等に巻線型コモンモードチョークコイルの利用が知られている。
このような従来技術のコモンモードチョークコイルは、巻芯2の両側に鍔部4が形成されたフェライト磁性コアと、磁性コアの巻芯2にバイファイラ巻等によって数ターン〜数十ターン巻回された複数の絶縁被覆導線3からなるワイヤと、磁性コアとほぼ同じ透磁率を有し磁性コアの両方の鍔部間を接着剤により接合した磁性板9とによって構成されている。磁性コアおよび磁性板はフェライト粉末に結合剤を混ぜてプレス成型し、これを焼成することによって得られる。さらに、両方の鍔部または一方の鍔部には複数の端子6が形成され、ワイヤの巻始めの端部と巻終りの端部はこれらの端子6に対してそれぞれ半田付け、熱圧着等によって導電接続されている。そして、このようなコモンモードチョークコイルでは、コアの巻芯に巻回するワイヤの巻回回数を適宜設定することによって所望のインピーダンス値を得ていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平7−161563号公報
しかしながら、コモンモードチョークコイルの大電流化への要望が強くなってきている。大電流化を実現しようとすると、絶縁被覆導線も太くなり加工時の反発応力が大きくなる。このため、巻芯に巻いた絶縁被覆導線も接続固定するまでの間に緩みやすくなり、これがインピーダンス値のばらつきにつながりやすかった。
本発明は上記課題を解決するために、巻芯部及びこの巻芯部の両端部に設けられた第1の鍔部および第2の鍔部を有して成る磁性コアと、第1の鍔部に設けられた第1外部端子および第2外部端子と、第2の鍔部に設けられた第3外部端子および第4外部端子と、巻芯部に巻回された1対の絶縁被覆導線と、を備えるコモンモードチョークコイルであって、一方の絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ第1外部端子と第3外部端子に接続され、他方の絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ第2外部端子と第4外部端子に接続され、第1外部端子、第2外部端子、第3外部端子、および第4外部端子は、固定部と溶接部とを備え、一方の絶縁被覆導線の両端部は溶接部で電気的および機械的に第1外部端子および第3外部端子に接続され、他方の絶縁被覆導線の両端部は溶接部で電気的および機械的に第2外部端子および第4外部端子に接続されたものであり、コモンモードチョークコイルを実装した状態で第1外部端子では溶接部が固定部の上方に位置し、第3外部端子では溶接部が固定部の下方に位置するように構成したものである。
以上のように構成することにより、両端部の絶縁被覆導線が巻芯部から固定部に向かう線と、固定部から溶接部に向かう線とがなす角度を鋭角にすることができ、絶縁被覆導線を接続固定するまでの緩みを防止することができ、特性の安定したコモンモードチョークコイルを得ることができる。
本発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルの斜視図 本発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルの横面図 本発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルの下面図 従来のコモンモードチョークコイルの横面図
以下、本発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルについて、図面を参照しながら説明する。
図1は発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルの斜視図、図2は同横面図、図3は同下面図である。
磁性コア11は、巻芯部12およびこの両端部に設けられた第1の鍔部14および第2の鍔部15からなり、巻芯部12に1対の絶縁被覆導線13が巻回されることにより巻線を構成している。第1の鍔部14には第1外部端子16aおよび第2外部端子16bが設けられ、第2の鍔部15には第3外部端子16cおよび第4外部端子16dが設けられている。一方の絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ第1外部端子16aと第3外部端子16cに接続され、他方の絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ第2外部端子16bと第4外部端子16dに接続されている。第1外部端子16a、第2外部端子16b、第3外部端子16c、および第4外部端子16dは、それぞれ固定部17と溶接部18を有し、絶縁被覆導線13は固定部17で挟まれることにより固定され、絶縁被覆が除去された状態の導線が溶接部18で溶接されることにより、電気的および機械的に接続されている。
このコモンモードチョークコイルを実装した状態で、第1外部端子16aでは溶接部18が固定部17の上方に位置し、第3外部端子16cでは溶接部18が固定部17の下方に位置するように構成されている。このようにすることにより、第1外部端子16a側および第3外部端子16c側で、絶縁被覆導線13が巻芯部12から固定部17に向かう線と、固定部17から溶接部18に向かう線とがなす角度を鋭角にすることができる。
図4のように、従来のコモンモードチョークコイルでは、一方の端部では鋭角になっているが、他方の端部では鈍角になってしまう。このように鈍角になる部分があると、溶接部で固定するまでの間に、巻いた絶縁被覆導線が緩みやすくなり、これが特性のばらつきとなる。
これに対し、本実施の形態ではいずれの端部も鋭角となっているため、巻いた状態が緩みにくいものとなっている。この絶縁被覆導線13が巻芯部12から固定部17に向かう線と、固定部17から溶接部18に向かう線とがなす角度は、45°以下にすることが望ましく、30°以下にすることがさらに望ましい。このようにすることにより、さらに特性の安定したコモンモードチョークコイルを得ることができる。
さらにコモンモードチョークコイルを実装した状態で第2外部端子16bでは溶接部18が固定部17の下方に位置し、第4外部端子16dでは溶接部18が固定部17の上方に位置する、すなわち同じ鍔部に設ける外部端子の、溶接部18と固定部17の位置関係
を反対にすることが望ましい。このようにすることにより、一次・二次巻線と外部端子間に生じる浮遊容量を均等にし、素子の極性を小さくすることができる。
以上のように構成することにより、端末部に緩みのない1対の巻線を形成することが容易となり、製造工程の安定化を図ることができる。
次に本発明の一実施の形態におけるコモンモードチョークコイルの製造方法について説明する。
まず磁性コア11を準備する。この磁性コア11は巻芯部12の両端部に第1の鍔部14および第2の鍔部15を有する構造で、第1の鍔部14および第2の鍔部15の幅方向の長さは約3.2mm、第1の鍔部14と第2の鍔部15の外側寸法は約4.5mm、第1の鍔部14および第2の鍔部15の高さは約2.0mmとなっている。この磁性コア11は、フェライト粉末に結合剤を混ぜてプレス成型し、これを焼成することによって得られる。
次に磁性コア11の第1の鍔部14に第1外部端子16aおよび第2外部端子16bを接着剤で貼り付ける。また、もう一方の鍔部15には第3外部端子16cおよび第4外部端子16dを貼り付けた後に、所定の温度で接着剤を硬化させて端子と磁性コアを固定することができる。
次に磁性コア11の巻芯部12に太さ約φ0.08mmの絶縁被覆導線13を巻回し、第1外部端子16a、第2外部端子16b、第3外部端子16c、および第4外部端子16dにそれぞれの絶縁被覆導線13端部を接続する。
この巻芯部12に絶縁被覆導線13を巻回する工程では、磁性コア11を冶具に固定して、絶縁被覆導線13を一旦捨てピンに巻きつけて固定した後、第1外部端子16aの溶接部18および固定部17を通った後巻芯部12に巻回され、第3外部端子16cの固定部17および溶接部18を通り、再度捨てピンに巻き付けて固定される。
同様に、絶縁被覆導線13を一旦捨てピンに巻きつけて固定した後、第4外部端子16dの溶接部18および固定部17を通った後巻芯部12に巻回され、第2外部端子16bの固定部17および溶接部18を通して、再度捨てピンに巻きつけて固定する。このようにすることにより、1対の絶縁被覆導線の巻線を形成することができる。
この後それぞれの固定部17を曲げて絶縁被覆導線13を挟み込んで固定する。それぞれの溶接部18に位置する絶縁被覆導線に炭酸ガスレーザを照射し、この部分の絶縁皮膜を除去する。その後絶縁被覆導線を所定の位置で切断し、溶接部の端子を折り曲げ、絶縁被膜を剥離した導線と接触させた後に、溶接部18の領域にYAGレーザを照射し、導線と溶接部18とをレーザ溶接することにより、絶縁被覆導線13端部をそれぞれの外部端子に、電気的および機械的に接続する。このときすべての外部端子で絶縁被覆導線13が巻芯部12から固定部17に向かう線と、固定部17から溶接部18に向かう線とがなす角度を鋭角にすることができるため、巻回した絶縁被覆導線が緩むことを防止することができる。
この後第1の鍔部上面および第2の鍔部の上面に接着剤を塗布し、磁性板19を貼り合わせ、所定の温度と時間で加熱することによりそれぞれの接着剤を本硬化させて、コモンモードチョークコイルを得ることができる。
本発明に係るコモンモードチョークコイルおよびその製造方法は、大電流対応可能な、電気的性能の安定したコモンモードチョークコイルを効率よく生産することができ、産業上有用である。
2 巻芯
3 絶縁被覆導線
4 鍔部
6 端子
9 磁性板
11 磁性コア
12 巻芯部
13 絶縁被覆導線
14 第1の鍔部
15 第2の鍔部
16a 第1外部端子
16b 第2外部端子
16c 第3外部端子
16d 第4外部端子
17 固定部
18 溶接部
19 磁性板

Claims (3)

  1. 巻芯部及びこの巻芯部の両端部に設けられた第1の鍔部および第2の鍔部を有して成る磁性コアと、前記第1の鍔部に設けられた第1外部端子および第2外部端子と、前記第2の鍔部に設けられた第3外部端子および第4外部端子と、前記巻芯部に巻回された1対の絶縁被覆導線と、を備えるコモンモードチョークコイルであって、一方の前記絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ前記第1外部端子と前記第3外部端子に接続され、他方の前記絶縁被覆導線の両端部はそれぞれ前記第2外部端子と前記第4外部端子に接続され、前記第1外部端子、前記第2外部端子、前記第3外部端子、および前記第4外部端子は、固定部と溶接部とを備え、一方の前記絶縁被覆導線の両端部は前記溶接部で電気的および機械的に前記第1外部端子および前記第3外部端子に接続され、他方の前記絶縁被覆導線の両端部は前記溶接部で電気的および機械的に前記第2外部端子および前記第4外部端子に接続されたものであり、前記コモンモードチョークコイルを実装した状態で前記第1外部端子では前記溶接部が前記固定部の上方に位置し、前記第3外部端子では前記溶接部が前記固定部の下方に位置しているコモンモードチョークコイル。
  2. 前記コモンモードチョークコイルを実装した状態で前記第2外部端子では前記溶接部が前記固定部の下方に位置し、前記第4外部端子では前記溶接部が前記固定部の上方に位置している請求項1記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 前記絶縁被覆導線が巻芯部から前記固定部に向かう線と、前記固定部から前記溶接部に向かう線とがなす角度を、45°以下にした請求項1記載のコモンモードチョークコイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0869923A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Tokin Corp トランス用コイル
JP2000269050A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Taiyo Yuden Co Ltd コモンモードチョークコイル
JP2017005079A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 太陽誘電株式会社 コモンモードフィルタ

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