JP2019112805A - 引戸錠 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)本発明の引戸錠は、引戸を施錠するための引戸錠であって、前記引戸錠は、引戸枠の縦枠部に設けられ、引戸側に突出するストライクと、前記引戸に設けられ、前記ストライクに係合する錠本体と、を備え、前記錠本体は、前記ストライク側となる前方側に付勢され、前記ストライクの押圧に応じて前後動するスライダーと、前記スライダーの後退に連動して前記ストライクに係合する係合姿勢となるカマレバーと、前記カマレバーに嵌合し、前記カマレバーの前記係合姿勢の保持を可能とする姿勢保持部材と、前記姿勢保持部材の前記カマレバーとの嵌合を解除するための解除部材と、ユーザの操作するハンドルの操作力を前記解除部材の動作のための駆動力として伝達する伝達手段と、を備え、前記カマレバーは、前記姿勢保持部材が嵌合する嵌合段部を備え、前記姿勢保持部材は、前記カマレバーの前記嵌合段部に嵌合する嵌合部を備え、前記解除部材が、動作するときに、前記スライダーを前方側に押圧する押圧部を備えている。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は本発明に係る第1実施形態の引戸錠1を説明する断面図であり、図2は本発明に係る第1実施形態の引戸錠1の錠本体1Bの平面図であり、図2(A)は錠本体1Bの正面図であり、図2(B)は錠本体1Bの側面図である。
また、その他の図においても、図1、図3及び図4と同様の断面図になっている図は、図2(A)のA−A線に対応する位置で切断したときの断面になっており、各図においては、ユーザが手動で施錠及び解錠を行うためのキーシリンダ及びサムターンの図示を省略している。
なお、ストライクA2は、ストライク板A1に一体成形したものであってもよい。
スライダー10は、左右(紙面手前側及び奥側)に位置する一対の側壁部12(図1では紙面手前側の側壁部12は見えていない。)と、スライダー10側となる前方側の側壁部12の端部間を繋ぐ前面壁部11と、側壁部12の前後方向のほぼ中間位置に設けられ、側壁部12間を繋ぐ中間壁部13と、後方側の側壁部12の端部間を繋ぐ後面壁部14と、を備えている。
なお、後面壁部14の厚みを前面壁部11及び中間壁部13と同程度にして、後面壁部14にバネ受部14aを取り付けるようにしてもよい。
カマレバー20は、図1に示すように、基部22と、基部22に一体形成された先端部21と、を備えたほぼL字形状の薄板の部材である。
基部22は、図1に示すように、一端側(図1では上側)がスライダー10の第1空間部SP1内でスライダー10の一対の側壁部12の間に設けられる第1軸ピン15で回動可能に軸支されている。
また、係合姿勢となったときには基部22が位置規制ピンCS13と当接し、カマレバー20のこれ以上の回動が阻止される。
なお、図4に示す状態では、引戸枠2の縦枠部2aのフロントプレート2bと引戸3のフロントプレート3aが当接しており、それ以上後方側にスライダー10が後退しないようになっている。
つまり、スライダー10が後退する限界位置では、受入凹部22dと位置規制ピンCS13は当接せず、また、長孔22aと第1規制ピンCS12も当接せず、これらの部品には引戸3を開閉する力がかからないようにされている。
姿勢保持部材30は、カマレバー20に嵌合し、カマレバー20のストライクA2に係合する係合姿勢の保持を可能とするための部材であり、図1に示すように、スライダー10の上側に位置し、カマレバー20の嵌合段部22cに嵌合する嵌合部31を備えている。
解除部材40は、姿勢保持部材30のカマレバー20との嵌合を解除するための部材である。
具体的には、解除部材40は、図1に示すように、筐体CSの左右の側壁CS1の間に設けられ、スライダー10よりも上側に位置する第3軸ピンCS15で回動可能に軸支されている。
伝達手段50は、図5に示すユーザが操作するハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)の操作力を解除部材40の動作のための駆動力として伝達するための構成部分であり、本実施形態では、伝達手段50は、図1に示すように、第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)と、ハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)の操作力を解除部材40の動作のための駆動力として伝達する第2伝達部材51と、を備えている。
図5は、本実施形態の第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)を説明するための図であり、図5(A)はユーザがハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)を操作していない場合の第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)の状態を示す図であり、図5(B)はユーザがハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)を操作した場合の第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)の状態を示す図である。
なお、引戸3が玄関扉としての引戸ではなく、建屋内の部屋扉としての引戸である場合には、内ハンドルIHは部屋の内側のハンドルであり、外ハンドルOHは部屋の外側のハンドルである。
第2伝達部材51は、先に説明したユーザのハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)の操作によって、第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)が作動すると、その第1伝達部材57(内ハンドル伝達部材58、外ハンドル伝達部材59)の作動に応じて作動し、先に説明したように、ハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)の操作力を解除部材40の動作のための駆動力として解除部材40に伝達する部材である。
このように、第2伝達部材51を図3及び図4に示す第1位置に位置する方向に付勢している理由については後ほど説明する。
カム60は、第2伝達部材51を解除部材40の回転軸としての第3軸ピンCS15に対して摺動させ、第2伝達部材51を先に説明した第2伝達部材51の付勢部51aが解除部材40の他端42aを付勢可能な第1位置と、これから説明するように、第2伝達部材51の付勢部51aが解除部材40の他端42aを付勢不可能な第2位置とに切り替えるための部材である。
カム60は、回動可能に錠本体1Bの筐体CS内に設けられており、後述するアクチュエータ70によって、図6に示す矢印の方向に回動させられると、第2伝達部材51の一方側(図1では上側)となる基端部を押圧する押圧片61を備えている。
アクチュエータ70は、第2伝達部材51の位置を第1位置と第2位置とに切り替えるためにカム60を回動させる駆動部であり、モータと、そのモータの回転力をカム60に伝達するためのギア71(図6参照)を含む複数のギアと、を備えている。
ただし、位置検出部81は、上記構成に限らず、別の構成であってもよい。
なお、図7では、カム本体63に設けられている押圧片61及びギア62に取り付けられるマグネット81aの図示を省略している。
このようにアクチュエータ70が戻し駆動することにより、アクチュエータ70のギア71の抵抗を受けないため、カム本体63を回動させることが可能である。
なお、このアクチュエータ70による戻し駆動は、先に述べた戻し量検出レバー81cによるギア62の戻し量の検出に基づく制御部の制御によって行われる。
なお、このアクチュエータ70による戻し駆動も、先に述べた戻し量検出レバー81cによるギア62の戻し量の検出に基づく制御部の制御によって行われる。
図1に示すように、引戸3が開いている状態から図5に示すハンドル(内ハンドルIH、外ハンドルOH)を握って、引戸3を閉める側に操作する。
なお、このようなカム60の回動は、ユーザがキーをキーシリンダに差し込んで手動操作で行うことも可能であり、また、ユーザが手動でサムターンを操作することで行うことも可能である。
なお、施錠せずに引戸3を閉めただけの状態のときも図4に示す状態になっている。
なお、図8は、内ハンドルIHが操作され、第1伝達部材57の内ハンドル伝達部材58が作動しているところを示している。
次に、本発明に係る第2実施形態の錠本体1Bを示す図9を参照しながら、第2実施形態の錠本体1Bについて説明する。
2 引戸枠
2a 縦枠部
3 引戸
A2 ストライク
1B 錠本体
10 スライダー
20 カマレバー
22c 嵌合段部
30 姿勢保持部材
31 嵌合部
40 解除部材
42b 押圧部
50 伝達手段
Claims (6)
- 引戸を施錠するための引戸錠であって、
前記引戸錠は、
引戸枠の縦枠部に設けられ、引戸側に突出するストライクと、
前記引戸に設けられ、前記ストライクに係合する錠本体と、を備え、
前記錠本体は、
前記ストライク側となる前方側に付勢され、前記ストライクの押圧に応じて前後動するスライダーと、
前記スライダーの後退に連動して前記ストライクに係合する係合姿勢となるカマレバーと、
前記カマレバーに嵌合し、前記カマレバーの前記係合姿勢の保持を可能とする姿勢保持部材と、
前記姿勢保持部材の前記カマレバーとの嵌合を解除するための解除部材と、
ユーザの操作するハンドルの操作力を前記解除部材の動作のための駆動力として伝達する伝達手段と、を備え、
前記カマレバーは、前記姿勢保持部材が嵌合する嵌合段部を備え、
前記姿勢保持部材は、前記カマレバーの前記嵌合段部に嵌合する嵌合部を備え、
前記解除部材が、動作するときに、前記スライダーを前方側に押圧する押圧部を備えていることを特徴とする引戸錠。 - 前記伝達手段は、
前記ハンドルの操作によって作動する第1伝達部材と、
前記第1伝達部材の作動に応じて作動し、前記ハンドルの前記操作力を前記解除部材の動作のための駆動力として伝達する第2伝達部材と、を備え、
前記解除部材は、
前記姿勢保持部材に接続され、回転軸を中心として回動する一端と、
前記第2伝達部材が作動するときに付勢され、前記回転軸を中心として回動する他端と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の引戸錠。 - 前記第2伝達部材は、
前記解除部材の前記回転軸が挿通され、前記解除部材の前記回転軸を基準として回動可能であるとともに前記解除部材の前記回転軸に対して摺動可能とする長孔と、
前記解除部材の前記他端を付勢する付勢部と、を備え、
前記第2伝達部材は、前記解除部材の前記回転軸に対して摺動することで、前記第2伝達部材の前記付勢部が前記解除部材の前記他端を付勢可能な第1位置と、前記第2伝達部材の前記付勢部が前記解除部材の前記他端を付勢不可能な第2位置に変位可能であり、
前記錠本体は、前記第2伝達部材の位置を前記第1位置と前記第2位置とに切り替えるカムを備えていることを特徴とする請求項2に記載の引戸錠。 - 前記錠本体は、
前記第2伝達部材の位置を前記第1位置と前記第2位置とに切り替えるために前記カムを回動させるアクチュエータと、
ユーザの所持するキーと通信を行い、正規のキーであるかを認証するとともに、前記アクチュエータを駆動させる信号を送信可能な制御部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の引戸錠。 - 前記錠本体は、さらに、ユーザの所持するキーによる操作で前記カムを回動させることが可能なキーシリンダを備えていることを特徴とする請求項4に記載の引戸錠。
- 前記錠本体は、アクチュエータを有していないメカ錠であって、ユーザの所持するキーで前記カムを回動させることが可能なキーシリンダを備えていることを特徴とする請求項3に記載の引戸錠。
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CN114909030A (zh) * | 2021-02-09 | 2022-08-16 | 田晋五金制品股份有限公司 | 操控结构及其门锁装置 |
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JP2002030848A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Miwa Lock Co Ltd | 引戸錠の安全機構 |
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- 2017-12-22 JP JP2017246201A patent/JP7059474B2/ja active Active
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