JP2019111901A - 車両用フレーム - Google Patents

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秀幸 牛田
Hideyuki Ushida
秀幸 牛田
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Abstract

【課題】バッテリ取付構造を簡易化し、バッテリ交換時のメンテナンス性およびバッテリの信頼性を担保し、バッテリ搭載性の低下を抑制する車両用フレームを提供する。【解決手段】車両の駆動用バッテリ53を搭載する車両用フレーム1であって、車両の前輪車軸7aと第1懸架装置8を介して連結する第1ラダーフレーム部1aと、車両の後輪車軸9aと第2懸架装置10を介して連結する第2ラダーフレーム部1bと、車両前後方向において延在し、車幅方向中央領域に配置される連結部材21により、第1ラダーフレーム部1aと第2ラダーフレーム部1bとを連結する連結部23とを含み、連結部23は、駆動用バッテリ53を支持するものとした。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用フレームに関する。
近年、環境負荷の低減の観点から、乗用車のみならず、トラック等を含めた商用車においても、電動トラックの開発および研究が進められてきている。
電動トラックでは駆動用バッテリを搭載する場合、多くは特許文献1に記載されているようにトラックのラダーフレームの車幅方向側部に設けることが考えられる。
特開2015−123923号公報
しかしながら、ラダーフレームの車幅方向側部に駆動用バッテリを搭載する場合、車両最外側までの距離が短いため、大容量の駆動用バッテリは車両最外側を超え、法規的に不適合となりやすい。しかも。衝突安全を考慮したガードを設けることができない場合があり、バッテリ搭載性の低下をもたらすおそれがある。
そこで、ラダーフレーム内に駆動用バッテリを搭載することも考えられる。
このような場合、駆動用バッテリは、ラダーフレームにブラケットを介して搭載するが、走行中、ラダーフレームに入力されるねじり応力が、駆動用バッテリに作用するために、駆動用バッテリに影響を与えやすい。このため、駆動用バッテリの信頼性が低下するおそれがある。しかも、駆動用バッテリの取付構造が複雑化しやすい難点もある。特にラダーフレームの組幅が狭い場合、大容量の駆動用バッテリの搭載ができず、バッテリ搭載性そのものに影響を与えてしまう。
そのうえ、ラダーフレーム内に駆動用バッテリを搭載する場合、バッテリ交換時などメンテナンスの際、ラダーフレームの各部がメンテナンス作業の障害となりやすく、メンテナンス性が悪くなる問題もある。
そこで、本発明の目的は、駆動用バッテリの取付構造を簡易化し、かつ駆動用バッテリ交換時のメンテナンス性および駆動用バッテリの信頼性を担保しつつ、バッテリ搭載性の低下を抑制することができる車両用フレームを提供することにある。
本発明は、以下の適用例として実現することができる。本適用例に係る車両用フレームは、車両の駆動用バッテリを搭載する車両用フレームであって、車両の前輪車軸と第1懸架装置を介して連結する第1ラダーフレーム部と、車両の後輪車軸と第2懸架装置を介して連結する第2ラダーフレーム部と、車両前後方向において延在し、車幅方向中央領域に配置される連結部材により、第1ラダーフレーム部と第2ラダーフレーム部とを連結する連結部と、を含み、連結部は、駆動用バッテリを支持するものとした。
すなわち、第1ラダーフレーム部と第2ラダーフレーム部との間は、車幅方向中央領域に連結部材が位置する連結部が配置されるだけなので、連結部の側方には、連結部から車両最外側までの距離が十分に担保される開放領域が確保される。
このため駆動用バッテリは、連結部材に支持して開放領域に配置するだけで、大容量の駆動用バッテリでも、車両最外側から超えずに搭載が可能となる。衝突安全のガードも設けられる。しかも、駆動用バッテリは、車幅方向中央域の連結部材に支持するだけなので、駆動用バッテリの取付けは簡易となる。そのうえ、駆動用バッテリの交換などメンテナンスは、連結部材の側方の開放した領域で行われるので、障害なく、メンテナンス作業が行える。
また車両の走行中、各ラダーフレーム部に入力されるねじり応力は、車幅方向中央域に位置する連結部材に入力されるだけで、駆動用バッテリには加わらないので、ねじり応力が駆動用バッテリに影響を与えることはない。
よって、駆動用バッテリの取付構造が簡易化できるうえ、駆動用バッテリの交換時のメンテナンス性および駆動用バッテリの信頼性が担保でき、バッテリ搭載性の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る態様となる車両のフレームを示す斜視図。 同フレームの連結部とラダーフレームとの連結構造を示す斜視図。 図1中の矢視A‐Aから見た連結部の側面図。 図3中の矢視B−B線に沿う連結部の断面図。
以下、本発明を図1〜図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1は、車両、例えば電動トラックを示している。この電動トラックの主な構成を説明すると、図1中1はシャシフレーム、2はキャブ、5は架装物に相当する荷台、7は前輪、9は後輪である。ちなみにシャシフレーム1は、本願の車両用フレームに相当する。
シャシフレーム1は、車両前後方向前部に配置される前フレーム部1a、車両前後方向後部に配置される後フレーム部1bと、両フレーム部1a、1b間を連結する中間フレーム部1cとから構成される。
このうち前フレーム部1aおよび後フレーム部1bは、いずれも前後方向に延びる一対のサイドレール11と、同サイドレール11間に掛け渡した複数本のクロスメンバ13(一部しか図示していない)とを有したラダーフレームから構成される。ちなみに前フレーム部1aは、本願の第1ラダーフレーム部に相当し、後部フレーム部1bは本願の第2ラダーフレーム部に相当する。
前フレーム部1aの車幅方向両側には、前輪7とつながる車軸7a(本願の前輪車軸に相当)が、フロントサスペンション8、具体的にはリーフスプリング8aを有したフロントサスペンション8を介して連結される。後部フレーム1bの車幅方向両側には、後輪9とつながる車軸9a(本願の後輪車軸に相当)が、リヤサスペンション10、具体的にはリーフスプリング10aを有したリヤサスペンション10を介して連結される。
また中間フレーム部1cは、シャシフレーム1の車幅方向中央域に配置された連結部材21から構成される。さらに述べれば連結部材21は、車幅方向中央域に沿って車両前後方向に延在する柱状の部材から構成される。例えば連結部材21は、前後方向に延びる一本の中空部材から構成される。ちなみに連結部材21は、前フレーム部1aと後部フレーム部1bとの間を連結する連結部23をなす。
この中間フレーム部1cの各部の構造が、図2の斜視図や図3の側面図(図1の矢視A−A線)や図4の断面図(図3中の矢視B−B線)に示されている。
中間フレーム部1cの各部を説明すると、中間フレーム部1cは、例えば中空の本体部27と、同本体部27の両端部に取着(例えば溶接など)されたコーン形の継手部29とを有している(図1〜図4)。
このうち本体部27は、例えば図4に示されるように上下の縁部に一対のL形フランジ部31aが形成された半円形状断面の円弧片31と、上下の縁部に一対のL形フランジ部33aが形成された半円形状断面の円弧片33とを、互いに開口側が向き合うよう取着(例えば溶接など)して、中空の柱状に組み上げてなる。
コーン形の継手部29は、例えば端に向かうにしたがい拡開する円錐状部材から構成される。この継手部29の小径側の端部が本体部27の一端部に取着され、大径側の端部が本体部27の他端部に取着される。ちなみに継手部29の開口縁には、フランジ部29aが形成されている。
このとき本体部27の断面形状や継手部29の断面形状は、シャシフレーム1に作用する各種入力に基づき定まる。本実施形態では、本体部27の主な断面形状には、上下方向の径寸法が車幅方向の径寸法よりも長い長円形状が採用される。また本体部27の上下端は、円弧片31のL形フランジ部31aと円弧片33のL形フランジ部33aとが合わさるよう取着されることでT形形状に形成される構造となっており、このT形形状の部分と本体部27の長円の断面形状とが協同して、中間フレーム部1cに、各種入力(ねじり応力など)に耐え得る剛性を確保している(断面係数:大)。
また柱状の本体部27の車幅方向両側部には、一対のブラケット37が取着される。ちなみに本実施形態ではブラケット37は、本体部27の軸方向に沿って延びるチャンネル部材(断面C形状の部材)から構成される。なお、ブラケット37の内面には固定用のナット37aが設けられている(図4)。
そして、図2および図3に示されるように中間フレーム部1cの前側に位置するフランジ部29aが、後フレーム部1bの前部端を形成するクロスメンバ13の車幅方向中央に設けた連結座39に、締結具、例えばボルト41を用いて締結される。前側に位置するフランジ部29aも、同様に前フレーム部1aの後部端を形成するクロスメンバ13の中央に設けた連結座43に、締結具、例えばボルト(図示しない)を用いて締結される。なお、図2には、中間フレーム部1cの後部端の締結構造しか図示していない。
つまり、シャシフレーム1は、柱状の中間フレーム部1cの前後に、ラダーフレームで形成される前フレーム部1a,後フレーム部1bを組み付けることによって構成される。
こうしたシャシフレーム1の前フレーム部1aに、キャブ2やキャブ2に付帯するステアリング機器(図示しない)が搭載される。また中間フレーム部1cから後フレーム部1bに渡り、架装物である荷台5が搭載される。
また後フレーム部1bには、モータや減速機やディファレンシャル(いずれも図示しない)を内蔵した電動駆動ユニット51が搭載される。電動駆動ユニット51は後輪9の車軸9aを駆動するものである。前フレーム部1aには、インバータやDC‐DCコンバータや充電器(いずれも図示しない)など各種付帯機器52が搭載される。この場合、後輪9が駆動される構成となるが、反対に前フレーム部1aに電動駆動ユニット51を搭載し,後フレーム部1bに各種付帯機器52を搭載して、前輪7が駆動される構成としてもよい。
こうした中間フレーム部1cの車幅方向両側に、ブラケット37にステー部材(図示しない)を介して、大容量の高電圧バッテリで構成される駆動用バッテリ53が支持される。また図4に示されるようにL形フランジ部31a,33aには、前フレーム部1aや後フレーム部1bから延びる各種ハーネス32aが固定される。固定は、例えばL形フランジ部31a,33aに設けたナット32bや、同L形フランジ部31a,33aに組み付くバンド部材32cや、同バンド部材32cをナット32bに締結するボルト(図示しない)などを用いた固定構造によって行われる(図4)。
こうした構造により、中間フレーム部1cの両側に形成される開放空間を活用して、これまで難しいとされていた大容量の駆動用バッテリ53でも収められたり、衝突安全のガード55が設けられたりする(図1)。
すなわち、本実施形態のシャシフレーム1は、前フレーム部1aと後フレーム部1bは、駆動系やキャビン系を搭載するだけに特化したラダーフレームとし、前フレーム部1aと後フレーム部1b間は連結部材21(連結部23)だけが配置される構成される。
このため、連結部材21の側方には、車幅中央域に有る連結部材21から車両最外側となる荷台5の車幅方向端までの距離(図1,4:C距離)が十分に確保され、さらに車両前後方向の前・後フレーム部1a,1b間でも十分な離間距離(図1,4:L距離)が確保されたスペース、すなわち前フレーム部1a、後フレーム部1bおよび中間フレーム部1cで囲まれた広い開放領域が確保される。
したがって、駆動用バッテリ53は、連結部材21に支持して開放領域に配置するだけで、大容量の駆動用バッテリ53でも車両最外側から超えずに搭載ができる。しかも、衝突安全のガード55も設けることができる。特に車幅方向中央に配置した連結部材21に駆動用バッテリ53を支持する構造は、車両の走行中、前・後輪7,9からの入力によって、前フレーム部1a、1bに生じたねじり応力は、シャシフレーム1の車幅方向中央域に有る連結部材21へ入力されるだけで、駆動用バッテリ53には加わらずにすみ、ねじり応力が駆動用バッテリ53に影響を与える心配はない。
そのうえ、駆動用バッテリ53は、シャシフレーム1の車幅方向中央域に位置する連結部材21に支持するだけでよく、駆動用バッテリ53の取付けは簡易ですむ。
加えて、駆動用バッテリ53の交換などメンテナンスは、連結部材21の側方の開放領域で行われるので、障害なく、メンテナンス作業を行うことができる。
それ故、本実施形態によれば、駆動用バッテリ53の取付構造が簡易化できるだけでなく、駆動用バッテリ53の交換時のメンテナンス性や駆動用バッテリ53の信頼性が担保でき、駆動用バッテリ53の搭載性の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。
1シャシフレーム(車両用フレーム)
1a 前フレーム部(第1ラダ―フレーム部)
1b 後フレーム部(第2ラダ―フレーム部)
1c 中間フレーム部
7a 車軸(前輪車軸)
9a 車軸(後輪車軸)
8 フロントサスペンション(第1懸架装置)
10 リヤサスペンション(第2懸架装置)
21 連結部材
23 連結部
53 駆動用バッテリ

Claims (1)

  1. 車両の駆動用バッテリを搭載する車両用フレームであって、
    前記車両の前輪車軸と第1懸架装置を介して連結する第1ラダーフレーム部と、
    前記車両の後輪車軸と第2懸架装置を介して連結する第2ラダーフレーム部と、
    車両前後方向において延在し、車幅方向中央領域に配置される連結部材により、前記第1ラダーフレーム部と前記第2ラダーフレーム部とを連結する連結部と、を含み、
    前記連結部は、前記駆動用バッテリを支持することを特徴とする車両用フレーム。
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