JP2019111504A - 脱気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体から確実に気泡を除去できる脱気装置1を提供する。【解決手段】脱気装置1は透析液調製装置の給水通路2に設けられている。脱気装置1は、円筒状の外筒4と、その内方に配置された内筒3と、この内筒3内に上方から挿入された気泡収集筒6と、該気泡収集筒6を保持し、外筒4の上端開口部4Aを閉鎖する蓋部材5とを備えている。供給口3CからRO水Wが内筒3の大径部3A内に供給されると、RO水Wは螺旋状の水流となって内筒3の小径部3Bの内面に沿って上昇し、その上方及び隣接外方位置となる液通路12内を満たして流下してから排出口4Bを介して排出される。内筒3の小径部3B内でRO水Wが螺旋状の水流となって上昇することで、RO水W内の気泡Gは、内筒3の軸心側に寄せられて上昇した後に気泡収集筒6によって確実に捕集され、蓋部材5の内部と排気管21を介して外部へ排出される。【選択図】 図6

Description

本発明は脱気装置に関し、より詳しくは、例えば透析液調製装置における給水通路に設けられて、該給水通路を流通するRO水から気泡を除去する場合に好適な脱気装置に関する。
従来、人口透析用の透析液を調製する透析液調製装置は公知である(例えば特許文献1参照)。こうした透析液調製装置においては、透析液を調製する際に透析液中に気泡が混入するのを防止する必要があり、そのために、透析液を調製するための給水通路に脱気装置を設ける必要がある。
そして、従来、液体から気体を除去する脱気装置として例えば特許文献2が知られている。特許文献2の脱気装置は、外筒となる壁部14と、その内方側に配置された内筒となる壁部30と、上記壁部14(外筒)の上端を覆った蓋54とを備えている(特許文献2の図3参照)。そして、接続短管44(供給口)を介して壁部30の内部へ接線方向から液体が供給されるので、該液体は壁部30の内面に沿って螺旋状となって上昇する。それに伴って液体中の気泡は壁部30(内筒)の軸心側へ寄せられてから上昇し、蓋54の脱気オリフィス48を介して外部へ排出されるようになっている(段落0030参照)。
特許第5803543号公報 特許第4307576号公報
ところで、特許文献2の脱気装置においては次のような問題があった。すなわち、液体中の気泡が壁部30(内筒)の内面に沿って螺旋状となって上昇し、ほとんどの気泡は上方側の蓋54の排気穴から外部へ排気されるが、一部の小さな気泡は液体に混入したままで壁部30の上端部から隣接外方位置の外筒内へ流入し、その後、外筒の接続短管46(排出口)を介して外部に送出される。そのため、特許文献2の脱気装置においては、液体から確実に脱気できないという問題があった。
そして、脱気装置の下流側に流量計が設けられ、該流量計が超音波式である場合には、気泡が超音波による流量測定に影響して正しい測定結果が得られなくなり、その結果、調製される透析液の濃度が所望の値からずれることになるため、液体中から確実に気泡を除去する必要がある。
上述した事情に鑑み、本発明は、円筒状に形成された内筒と、この内筒を囲繞して配置された外筒と、上記外筒の上端開口部を覆った蓋部材と、内筒の下部に形成された供給口と、外筒に形成された排出口と、蓋部材に形成された排気口とを備えて、供給口から内筒に液体を供給して、該液体を内筒の内面に沿った螺旋状の水流にして上昇させることにより、液体に含まれる気泡を内筒の軸心側へ集めてから上記排気口を介して外部へ排出させるとともに、内筒の上端部を越えた液体を外筒の内周面に沿って流下させてから排出口から排出させるようにした脱気装置において
上端部が上記排気口と連通し、下端部が上記内筒の内部に位置する気泡収集筒を設けて、上記内筒内を上昇する液体内の気泡を上記気泡収集筒によって捕集して排気口を介して外部へ排出させることを特徴とするものである。
このような構成によれば、気泡収集筒を備えることにより、液体から気泡を確実に除去することが可能な脱気装置を提供できる。
本発明の一実施例を示す正面図。 図1の平面図。 図1の要部を断面で示した正面図であり、図3(a)と図3(b)は各々異なる角度から脱気装置を見た正面図。 図1のIV―IV線に沿う要部の断面図。 図1のV―V線に沿う要部の断面図。 図3(b)の要部の拡大図。
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図6において、1は脱気装置であり、この脱気装置1は、透析液を調製する透析液調製装置の給水通路2に設けられている。
上記特許文献1にも開示されているように、透析液調製装置は、RO水とA液、B液を混合タンク内で混合することで透析液を調製するようになっており、混合タンクとRO水の供給源とを接続する給水通路2を備えている。本実施例の脱気装置1は、RO水Wの供給源と混合タンクとを接続する給水通路2の途中に配置されており、該給水通路2内を流通するRO水Wから気泡を除去するようになっている。
脱気装置1は、下部が大径部3Aとなり、そこよりも上方側が小径部3Bとなった段付き円筒状の内筒3と、この内筒3の小径部3Bを囲繞して内筒3の大径部3A上に固着された円筒状の外筒4と、内筒3及び外筒4を上方側から覆って、外筒4の上端開口部4Aにシールを維持して一体に固定された蓋部材5と、蓋部材5によって支持されて下端部6Bを内筒3の小径部3B内に上方から挿入された気泡収集筒6とを備えている。
内筒3の大径部3Aの下端部は閉鎖されており、大径部3Aの上面となる環状部の内周部に小径部3Bの下端部がシールを維持して固着されている。これにより、大径部3Aの内部と小径部3Bの内部が常時連通しており、内筒3内をRO水Wが流通できるようになっている。本実施例においては、内筒3と外筒4及び蓋部材5で囲繞された内部空間が、RO水Wが一時的に収容されて流通する収容室8となっている。
大径部3Aの円周方向の所定位置に供給口3Cを穿設してあり、そこに供給管11の一端が接続されている。供給口3Cは、大径部3Aの接線方向に形成されており、また、供給口3Cに接続された供給管11の端部及びその隣接部分も大径部3Aの接線方向に支持されている(図2参照)。
供給管11の他端は、上流側となる給水通路2に接続されており、供給管11よりも上流側となる給水通路2に脱気ポンプ10が配置されている。この脱気ポンプ10は、羽根車を回転させて送液するインペラポンプからなり、脱気ポンプ10よりも上流側の液圧が下流側の液圧よりも負圧になる。そのため、この脱気ポンプ10が作動されてそこをRO水Wが通過する際に、該RO水W内に溶け込んでいる気体が気泡になりやすくなっている。
脱気ポンプ10は図示しない制御手段によって作動を制御されるようになっており、制御手段によって脱気ポンプ10が作動されると、該脱気ポンプ10によってRO水Wが下流側へ給送される。その際に、RO水Wが脱気ポンプ10を通過することでRO水W内に溶け込んでいた気体が気泡になるのが促進されるようになっており、その気泡を含んだRO水Wが脱気装置1の供給管11と供給口3Cを介して大径部3A内に供給されるようになっている。
その際、供給管11及び供給口3Cは大径部3Aの接線方向となっているので、大径部3Aの内周面に沿って大径部3A内にRO水Wが流入してから上方側の小径部3Bへと流入し、その後、小径部3B内でその内周面に沿って螺旋状の水流となって上昇するようになっている。
本実施例においては、内径が大きな大径部3A内にRO水Wを供給口3Cから供給し、その後、内径が小さな小径部3B内へRO水Wが導入されることにより、小径部3B内でRO水Wの流速を上げて強力な螺旋状の水流を生じさせるようになっている(図6参照)。また、内筒3の下部に大径部3Aが形成されているため、大きな半径でRO水Wを大径部3A内で回転させることができ、それによって螺旋状の水流を確実に発生させることができる。
小径部3B内を螺旋状の水流となってRO水Wが上昇することに伴って、RO水Wに含まれる気泡Gは小径部3Bの軸心へ寄せ集められるようになっており、軸心とその近傍に寄せ集められた気泡Gは螺旋状に移動しながら浮上していくようになっている。本実施例では、このようにしてRO水W内を浮上してくる気泡Gを気泡収集筒6で捕集して外部へ排出するようになっている(図6参照)。
外筒4は、内筒3の大径部3Aと同じ外径となっており、内筒3の小径部3B を囲繞して外筒4が配置されるとともに、外筒4の下端部は大径部3Aの上面外周部にシールを維持して固着されている。これにより、外筒4と内筒3の軸心が一致している。
外筒4の上端開口部4Aは、内筒3の上端部(小径部3Bの上端部3Ba)よりも上方側に位置させてあり、外筒4の上端開口部4Aは、蓋部材5によってシールを維持して閉鎖されている。
これにより、外筒4の内周面と内筒3の小径部3Bの外周面との間、及び小径部3Bの上端部3Baと蓋部材5との間に、RO水Wが流通する流体通路12が形成されている。
上記脱気ポンプ10が作動された際にRO水Wが内筒3の小径部3B内に流入して、その内周面に沿って螺旋状となって上昇すると、その後、RO水Wは小径部3Bの上端部3Baを越えて液体通路12内を満杯にして該液体通路12内を外筒4の内周面に沿って流下するようになっている。つまり、外筒4、内筒3及び気泡収集筒6の内部がRO水Wで満たされるようになっている。なお、上端部3Baを越えて液体通路12を流入するRO水Wは、内筒3の周りを螺旋状の水流となって流下するようになっている。
外筒4における下方側、つまり、液体通路12の下方側には、排出口4Bを穿設してあり、そこに排出管13の一端が接続されている。排出管13の他端は、給水通路2における下流側に接続されており、この給水通路2の下流側にRO水Wの流量を測定する流量計14が設けられている。
前述したように、外筒4、内筒3及び気泡収集筒6の内部がRO水Wで満たされ、その状態で液体通路12内を螺旋状となって流下したRO水Wは、排出口4Bと排出管13を介して給水通路2へ排出されるようになっている。
その際、流量計14によってRO水Wの流量が測定される。この流量計14はカルマン渦式超音波流量計であり、流路である排出管13内で発生させたカルマン渦を超音波で検出することにより、RO水の流量を測定するようになっている。仮にRO水Wに気泡が混入していた場合には流量計14による測定精度が落ちることになるが、本実施例の脱気装置1によれば、RO水Wから気泡Gを確実に除去することができるため、流量計14の精度低下を可及的に抑制し、流量計14による高精度な測定を行うことができる。それにより、混合タンク内で調製される透析液の濃度を所望の値とすることができ、ひいては透析装置における治療効率を高めることができる。
図6に拡大して示すように、蓋部材5は、中心に貫通孔が形成された段付き円板状の閉鎖部材16と、この閉鎖部材16の上面にシールを維持して固着されたキャップ状部材17とを備えている。
閉鎖部材16の外周部は、外筒4の上端開口部4Aにシールを維持して一体に固着されている。閉鎖部材16の上面にブラケット18が固定されており、このブラケット18を図示しない支持フレームに取り付けることにより、脱気装置1の外筒4、内筒3及び気体収集筒6が鉛直方向に支持されている。
本実施例は、気泡収集筒6を内筒3の内部に挿入したことが特徴となっており、それにより、内筒3の小径部3B内のRO水W内を上昇してくる気泡Gが気泡収集筒6の内部に入り込むことで確実に捕集されるようになっている。
気泡収集筒6は、内筒3の小径部3Bよりも小径の円筒状に形成されており、気泡収集筒6の軸方向長さは、小径部3Bの上端部3Baと閉鎖部材16とが隔てた距離の約3倍程度となっている。
気泡収集筒6の上端部6Aは、閉鎖部材16の下方の内周部に嵌着されており、気泡収集筒6の下端部6Aは内筒3の小径部3B内に上方側から挿入されて所定の高さに保持されている。
本実施例においては、気泡収集筒6の軸心が内筒3の軸心と一致するように気泡収集筒6を閉鎖部材16に保持させてあり、気泡収集筒6における下端部6Bは、内筒3の軸心を囲繞した状態で内筒3に挿入されている。気泡収集筒6の軸方向の半分以上が内筒3の小径部3B内に挿入されている。気泡収集筒6の下方側の外周面とそれを囲繞する小径部3Bの内周面との間に、RO水Wを液通路12へ流通させる液通路15が形成されている。
そのため、供給口3CからRO水Wが内筒3の小径部3B内に流入して、その内部を螺旋状の水流となって上昇してくると、RO水Wは気泡収集筒6の下端部6Bから内部に流入して上昇してキャップ部材17の内部まで到達するとともに、気泡収集筒6と内筒3の小径部3Bとの間の液通路15を介して小径部3Bの上端部3Baを越えて液体通路12へ流入して、液体通路12内がRO水Wで満杯となる。つまり、収容室8の略全域内にRO水Wが満たされた状態となる。
RO水Wが小径部3B内を螺旋状の水流となって上昇することに伴って、RO水W内に含まれていた気泡Gは、小径部3Bの軸心とその近傍に寄せ集められることでより大きな気泡Gとなる。その後、該気泡Gが小径部3Bの軸心とその近辺に沿って上昇することで、気泡収集筒6の下端部6Bから内部に入り込んで捕集され、その後、上方側のキャップ状部材17の内部に収容されるようになっている。
キャップ状部材17における上部に気泡Gを排出するための排気口17Aが設けられており、その排気口17Aに排気管21の一端が接続されている。この排気管21の他端は図示しないドレーン配管に接続されている。また、排気管21の途中に、逆止弁22が設けられるとともに、その隣接下流側に電磁開閉弁V1が設けられている。この電磁開閉弁V1は図示しない制御手段により作動を制御されるようになっており、制御手段は、透析液を調製するために記脱気ポンプ10が作動される際には、電磁開閉弁V1を開放させるようになっている。
前述したようにして気泡収集筒6によって捕集された気泡Gは、気泡収集筒6内を上昇し、さらに、閉鎖部材16及びキャップ状部材17の内部に収容されるようになっており、その後、排気口17A、排気管21及び図示しないドレーン配管を介して外部へ排出されるようになっている。
また、気泡収集筒6の上端部6Aが嵌着された閉鎖部材16の内周面には、円周方向複数個所に切り欠き部19が形成されている。これら複数の切り欠き部19によって、気体収集筒6の上端部6Aよりも上方側の蓋部材5の内部空間及び排気口17Aと、気体収集筒6の外方側となる液体通路12とが連通している。そのため、気体収集筒6によって捕集されずに、その外方側の液通路15を経由して液体通路12内の上部に気泡Gが溜まると、該気泡Gは切り欠き部19内を通過してキャップ状部材17の内部に収容されて、既に気泡収集筒6で捕集された気泡Gとともに排気口17A、排気管21及びドレーン配管を介して外部へ排出されるようになっている。
本実施例の脱気装置1は、排気管21に電磁開閉弁V1を設けてあり、脱気ポンプ10を作動させて給水通路2及びそれに設けた脱気装置1を介して図示しない混合タンクへRO水Wを送液する際、つまり透析液を調製する際には、電磁開閉弁V1を開放するようにしている。その際に収容室8内のRO水Wの気泡Gを捕集して、排気管21から外部へ排出するようにしている。
他方、脱気ポンプ10を停止させる時、つまり透析液の調製を停止する時には、制御手段により電磁開閉弁V1も閉鎖するようになっており、それによって排気口17A排出された気泡G(気体)が蓋部材5内へ逆流するのが阻止されるようになっている。
ところで、透析液調製中において電磁開閉弁V1の作動やそれを設けた排気管21の詰まり等の故障が生じる場合があり、そのような故障を検出するために蓋部材5の内部にフロート26を配置している。
すなわち、閉鎖部材16とキャップ状部材17の内部空間に、昇降軸25に沿って昇降される環状のフロート26が配置されている。昇降軸25は、キャップ状部材17の貫通孔17Bにパッキン27でシールを維持して取り付けられており、昇降軸25の外周部に環状のフロート26が昇降可能に取り付けられている。フロート26の内部には磁石が埋設されており、昇降軸25の上部にはマグネットスイッチ28が取り付けられている。このマグネットスイッチ28はケーブル29を介して制御手段に接続されている。
脱気装置1の収容室8内にRO水Wが流通する通常の透析液調製時においては、図3(b)及び図6に示すように、収容室8内に流入したRO水Wは蓋部材5の内部まで流入して、RO水Wの液面Waは蓋部材5におけるキャップ状部材17の位置まで上昇する。この通常の透析液調製時においては、フロート26は上昇端にあって、磁力によりマグネットスイッチ28に磁着しており、そのことをケーブル29を介して制御手段はマグネットスイッチ28がONであると認識している。
この透析液調製中において、電磁開閉弁V1が正常に開放されており、かつ、排気管21や図示しないドレーン配管を介して気泡Gが支障なく排出されている場合には、フロート26は下降端まで下降されることはなく、したがって、マグネットスイッチ28がOFFにはならない。
これに対して、透析液調製中において、電磁開閉弁V1が正常に開放されない場合や排気管21、ドレーン配管の詰まりが生じた場合には、排気管13を介して排気されないので、キャップ状部材17の内部の気泡Gが増加してRO水Wの液面Waが低下するとともにフロート26が下降端位置まで下降される(この図6の状態)。すると、マグネットスイッチ28が継続してOFFとなるので、そのことはケーブル29を介して制御手段によって認識される。この場合には、制御手段は、電磁開閉弁V1の異常、或いは排出管21やドレーン配管が詰まっている等の異常があると判断して、その旨、警報を鳴らすようになっている。
以上の構成において、透析液調製装置によって透析液を調製する際には、制御手段によって脱気ポンプ10が作動されるとともに、電磁開閉弁V1が開放される(図1、図6参照)。
すると、RO水Wの供給源から給水通路2と脱気ポンプ10を介して収容室8へRO水Wが送液される。その際に、RO水Wが脱気ポンプ10を通過することでRO水W内に溶け込んでいた気体が気泡Gとなり、その気泡Gを含んだRO水Wが供給管11と供給口3Cを介して大径部3A内に供給される。すると、RO水Wは螺旋状の水流となって大径部3Aから上方側の小径部3Bへと流速を上げて流入し、その後、小径部3B内をその内周面に沿って螺旋状の水流となって上昇する。
このように小径部3B内を螺旋状の水流となってRO水Wが上昇することに伴って、RO水Wに含まれる気泡Gは小径部3Bの軸心及びその近傍に寄せ集められて、そのように軸心側に寄せ集められた気泡Gとそれを含むRO水Wは螺旋状に浮上して気泡収集筒6の内部に入り込む。
それによって気泡Gが気泡収集筒6によって捕集されて、その上端開口部6A内を通過して上方側のキャップ状部材17内に収容され、その後、排気口17Aと排気管21及び図示しないドレーン配管を介して気泡Gが排出される。また、RO水Wは気泡収集筒6の内部を通過して、その上端部6Aよりも上方の蓋部材5の内方まで流入するので、RO水Wの液面Waはキャップ状部材17の内部に位置する。
また、この時には、内筒3及び液体通路12内もRO水Wで満たされるとともに、液通路15を介して内筒3の上端部3Baを越えたRO水Wは下方側に向けて流下し、排出口4Bと排出管13を介して下流側の給水通路2へ戻されるようになっており、その後、給水通路2の下流端に接続された混合タンク内に供給される。つまり、脱気装置1によって気泡Gが除去された後のRO水Wが混合タンクに供給されるようになっている。また、このように給水通路2を介して混合タンクへRO水Wが供給される際には、給水通路2に配置された流量計14によって液の流量が測定される。
なお、上記気泡収集筒6によって捕集されずに、液通路15を通過して内筒3の上端部3Baを越えたRO水W内に気泡Gが介在している場合には、該気泡Gは液体通路12の上端となる閉鎖部材16の下面の位置、つまり外筒4内の上端に集められてから切り欠き部19を介してキャップ状部材17の内部に収容されて、該キャップ部材17内に既に収容されている気泡Gとともに排気管21を介して排出される。
ところで、内筒3の小径部3B内に流入して螺旋状となって上昇されるRO水Wの内部に気泡Gが少ない場合には、外筒4及び気泡収集筒6内だけでなく蓋部材5の内部全域(収容室8の全域)もRO水Wで満たされることになるが、この場合にも、RO水Wは排気口17Aと排気管21を流通して図示しないドレーン配管に排出されるようになっている。
他方、小径部3B内を螺旋状となって上昇されるRO水W内に一時的に気泡Gが大量に発生した場合には、気泡収集筒6の内周面に沿ってRO水Wの液面Waが大きく下降することになる。そこで、本実施例では、気泡収集筒6内のRO水Wの液面Waが最大に下降した場合であっても、気泡収集筒6の下端部が液面Waの下方に位置するように、気泡収集筒6の軸方向長さが設定されている。つまり、気泡収集筒6内に大量に気泡Gが溜まってきた場合であっても、該気泡Gが気泡収集筒6の下端部6Bを潜って液通路15側へ洩れないようになっている。
そして、その後、RO水W内の気泡Gの量が減少すれば、再びRO水Wの液面Waが気泡収集筒6内を上昇するようになっている。
なお、透析液調製中においては、液面Waが多少上下するため電磁開閉弁V1等に異常がなければ、フロート26は断続的に上昇端に位置しマグネットスイッチ28がONとなる。これに対して、電磁開閉弁V1が正常に開放されない場合や排気管21、ドレーン配管の詰まりが生じた場合には、排気管13を介して排気されない。そのため、キャップ状部材17内のフロート26が下降端位置まで下降されるので、マグネットスイッチ28が継続してOFFとなる。すると、制御手段は、電磁開閉弁V1の異常、或いは排出管21やドレーン配管が詰まっている等の異常があると判断して、その旨、警報を鳴らすようになっている。
以上のように、本実施例の脱気装置1は、内筒3の内部の上方側に気泡収集筒6が配置されていることにより、内筒3の軸心に沿って上昇してくるRO水W内の気泡Gを気泡収集筒6によって効率的、かつ確実に捕集して除去することができる。
また、本実施例の脱気装置1によれば、RO水Wから気泡Gを確実に除去することができるため、流量計14の精度低下を可及的に抑制し、流量計14による高精度な測定を行うことができる。それにより、混合タンク内で調製される透析液の濃度を所望の値とすることができ、ひいては透析装置における治療効率を高めることができる。
なお、上記実施例における電磁開閉弁V1、フロート26、昇降軸25及びマグネットスイッチ28は省略しても良い。
また、上記流量計14としては上述した超音波流量計に限らず、液体中の気泡が測定に影響するセンサを流路に設ける場合において本実施例の脱気装置1が効果を奏する。
さらに、給水通路2に設けた脱気ポンプ10も、気泡を発生させられるものであれば、どのような方式のポンプを採用しても良い。
また、本実施例の脱気装置1は、透析液調整装置の下流側に接続される透析用監視装置(コンソール)や透析液調製装置を内蔵した個人用透析装置の透析液回路にも用いることも可能である。
さらに、本実施例の脱気装置1は、透析システムの液回路のみならず、液体通路内を流通する液体から気泡を除去する必要がある装置にも広く適用することが可能である。
1‥脱気装置 2‥給水通路
3‥内筒 3C‥供給口
4‥外筒 4B‥排出口
5‥蓋部材 6‥気泡収集筒
17A‥排気口 W‥RO水
G‥気泡

Claims (3)

  1. 円筒状に形成された内筒と、この内筒を囲繞して配置された外筒と、上記外筒の上端開口部を覆った蓋部材と、内筒の下部に形成された供給口と、外筒に形成された排出口と、蓋部材に形成された排気口とを備えて、
    供給口から内筒に液体を供給して、該液体を内筒の内面に沿った螺旋状の水流にして上昇させることにより、液体に含まれる気泡を内筒の軸心側へ集めてから上記排気口を介して外部へ排出させるとともに、内筒の上端部を越えた液体を外筒の内周面に沿って流下させてから排出口から排出させるようにした脱気装置において
    上端部が上記排気口と連通し、下端部が上記内筒の内部に位置する気泡収集筒を設けて、
    上記内筒内を上昇する液体内の気泡を上記気泡収集筒によって捕集して排気口を介して外部へ排出させることを特徴とする脱気装置。
  2. 上記内筒の下部には、内径が上方側よりも大きく設定された大径部が形成されており、上記供給口は上記大径部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の脱気装置。
  3. 上記排気口は、上記気泡収集筒の外側となる外筒の内部空間とも連通していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱気装置。
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