JP2019108917A - ウエイト装置 - Google Patents

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Hirobumi Miyata
博文 宮田
永谷 修一
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Abstract

【課題】加速性及び省燃費性を両立するウェイト装置を実現する。【解決手段】ウエイト装置10は、複数の軸11と、軸11にそれぞれ備えられた転動体12と、複数の軸11を平行に固定する軸固定手段13とを備える。複数の軸11は、第1の軸11a、第2の軸12b及び第3の軸11cを含む。軸11に平行に見たとき、第1の軸11aの中心と第2の軸11bの中心との距離Xは、第2の軸11bの中心と第3の軸11cの中心との距離Yに対して、0.52倍以上である。距離Yは、第3の軸11cの中心と第1の軸11aの中心との距離Z、及び、距離Xよりも長い。【選択図】図1

Description

本開示は、ウエイト装置に関する。
自動二輪車等において、エンジンの回転数に応じて変速が自動的に行われる自動変速装置が用いられている。自動変速装置は、固定シーブ及び可動シーブを有するプーリと、当該プーリに巻き掛けられたVベルトと、可動シーブの背面側に回転軸に固定された状態で取り付けられたランププレートと、ランププレートと可動シーブとの隙間にプーリの径方向に移動可能に配置されたウエイト装置とを備えている。
ウエイト装置の構成として、円筒状の重量調整部材と、その外周面等を覆う被覆部材とを有するものがある(例えば特許文献1)。
特開平03−24349号公報
従来のウエイト装置では、単純な円筒形であることから、ベルト式自動変速装置に用いた際に楔角度が直径によって決まってしまい、加速性及び省燃費性を両立させることが困難であった。
本開示の目的は、加速性及び省燃費性を両立するウェイト装置を実現することである。
ウエイト装置は、複数の軸と、軸にそれぞれ備えられた転動体と、複数の軸を平行に固定する軸固定手段とを備える。複数の軸は、第1の軸、第2の軸及び第3の軸を含む。軸に平行に見たとき、第1の軸の中心と第2の軸の中心との距離Xは、第2の軸の中心と第3の軸の中心との距離Yに対して、0.52倍以上である。距離Yは、第3の軸の中心と第1の軸の中心との距離Z、及び、距離Xよりも長い。
本開示のウエイト装置は、ベルト式自動変速装置に用いた際に、加速性能、省燃費性囲等において優れる。
図1は、本開示の実施例のウエイト装置を示す模式図である。 図2は、図におけるII-II線による断面を示す図である。 図3は、ベルト式自動変速装置について説明する図である。 図4は、実施例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した場合に、ローレシオの状態を示す図である。 図5は、実施例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した場合に、ハイレシオの状態を示す図である。 図6は、比較例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した場合に、ローレシオの状態を示す図である。 図7は、比較例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した場合に、ハイレシオの状態を示す図である。 図8は、実施例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した際に、転動体が転倒しにくい配置となっている例を示す図である。 図9は、実施例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した際に、転動体が転倒しやすい配置となっている例を示す図である。 図10は、実施例のウエイト装置をベルト式自動変速装置に配置した際に、ウエイト装置の重心の位置と転倒のしやすさにつて説明する図である。 図11は、実施形態のウエイト装置について、ベルト式自動変速装置に装着した際に転倒が起こりにくい軸の配置及び重心の配置を説明する図である。 図12は、軸固定部材の形状、特に、凸形状部及び凹形状部について説明する図である。 図13は、実施例のウエイト装置に備えられた、姿勢を制御・復帰する機能を有する凸形状部に関して示す図である。 図14は、実施例のウエイト装置に備えられた、姿勢を制御・復帰する機能を有する凸形状部に関して示す図である。 図15は、実施例のウエイト装置に備えられた、姿勢を制御・復帰する機能を有する凸形状部に関して示す図である。 図16は、実施例のウエイト装置について、他の構成例を示す図である。 図17は、実施例のウエイト装置について、他の構成例を示す図である。 図18は、実施例のウエイト装置について、他の構成例を示す図である。 図19は、実施例及び比較例のウエイト装置について、性能を比較するために並べたグラフである。 図20は、実施例及び比較例のウエイト装置について、性能を比較するために並べたグラフである。 図21は、実施例及び比較例のウエイト装置について、性能を比較するために並べたグラフである。 図22は、実施例及び比較例のウエイト装置について、性能を比較するために並べたグラフである。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
(ウエイト装置の基本構成例)
図1は、本実施形態の例示的例示的ウエイト装置10を模式的に示す図である。また、図2は、図1におけるII-II線による断面を示す図である。
図1及び図2に示すように、ウエイト装置10は、第1の軸11a、第2の軸11b、第3の軸11c及び第4の軸11d(以下、1つ又は複数の軸を指して単に軸11と呼ぶことがある)と、これらを平行に固定する軸固定部材13と、各軸に設けられた第1の転動体12a、第2の転動体12b及び第3の転動体12c(以下、1つ又は複数の転動体を指して単に転動体12と呼ぶことがある)を備える。第4の軸11dについては、転動体は設けられていない。
本実施形態では、軸固定部材13は板部材であり、2枚の軸固定部材13が軸11に設けられた転動体12を両側から挟むように設けられている。軸11は、この例では、軸固定部材13に設けられた孔に通され、部分カシメによって固定されている。また、転動体12は、軸11に対して転がり軸受け、滑り軸受け等により回転可能になっている。3つの転動体12a、12b及び12cは、それぞれ独立して回転可能である。
ウエイト装置10の構成部材の材料については種々考えられるが、例えば、軸固定部材13はプレス鋼板又はステンレス、軸11は炭素鋼、転動体12はポリアミド樹脂からなっていても良い。
また、図示は省略するが、それぞれの軸固定部材13の外側面(転動体12とは反対側の面)に、樹脂等からなる摺動部材をを設けても良い。例えば、樹脂性のシートを貼り付けるのであってもよい。ウエイト装置10が動作する際には、軸固定部材13も自動変速装置と接触することがあるので、この部分の摩擦を低減することにより性能の向上を図ることができる。
(ベルト式自動変速装置に適用)
次に、ウエイト装置を用いたベルト式自動変速装置について説明する。図3は、ベルト式自動変速装置30の一部を模式的に示す断面図である。
ベルト式自動変速装置30は、回転軸32を軸として回転するプーリ35と、プーリ35のV字状溝に巻き掛けられたVベルト39と、ウエイト装置34と、ランププレート37とを備えている。プーリ35は、回転軸32に固定された固定シーブ31と、回転軸32の軸方向に移動自在となっている可動シーブ33とを備える。プーリ35、ランププレート37等は回転軸32を中心に回転対称な形状であるが、この断面では回転軸32の一方のみを示している。また、ウエイト装置34を単純な円により表しているが、これはウエイト装置の形状を限定せずにベルト式自動変速装置30を説明するために仮に円で示しているものである。
略円板状のランププレート37は、可動シーブ33の背面側にウエイト装置34を挟持できる隙間を空けて回転軸32に固定されている。可動シーブ33とランププレート37との間の隙間は、プーリ35の径方向外側(図では上側)に向かうにつれて狭くなっている。
このようなベルト式自動変速装置30において、回転軸32に連結されたエンジンの回転数が増加すると、遠心力によりウエイト装置34がプーリ35の径方向外側に移動する。これによりウエイト装置34に押された可動シーブ33は、プーリ35におけるV字状溝の幅が狭くなる向き(図3では左)に移動する。この結果、Vベルト39がプーリ35の径方向外側に移動して、巻き掛け半径が大きくなり、自動的に無段階の変速が行われる。
ここで、ウエイト装置34が可動シーブ33を動かす推力Qは、ウエイト装置34の質量、回転の中心からウエイト装置34の重心までの距離r、回転数ω及び楔角度に依存する。楔角度とは、ウエイト装置34及び可動シーブ33の接線と、ウエイト装置34及びランププレート37の接線とが成す角の角度である。図3では、回転軸に垂直な線により、ランププレート37側の角度θと、可動シーブ33側の角度θとに分けて示しており、楔角度はθ+θである。ランププレート37は平面にてウエイト装置34と接するので、ウエイト装置34の位置に関わらずθ1は一定である。これに対し、可動シーブ33は曲面にてウエイト装置34と接するので、ウエイト装置34の位置によってθ2は変化する。
図3にも示す通り、推力Qは、
Q=m・r・ω/(tanθ+tanθ) …… 式1
と表される。従って、質量m、距離r及び回転数ωが大きいほど、また、楔角度が小さいほど推力Qは大きくなる。
また、ウエイト装置34の移動に伴う可動シーブ33の移動量が大きいほど、Vベルト39の径方向外側への移動量が大きくなり、これは、変速の速比が大きくなることを意味する。従って、速比を大きくするためには、可動シーブ33の移動量が大きい方が良い。
以上のようなベルト式自動変速装置に本実施形態(実施例)のウエイト装置10を用いた状態を、図4及び図5に示す。図4及び図5では、可動シーブ33及びランププレート37と、これらの隙間に配置されたウエイト装置10とについて拡大して示している。また、図4は、ローレシオ(エンジンの回転数が小さい)状態であり、ウエイト装置10は軸に近い側(図では下方)に位置している。これに対し、図5はハイレシオ(エンジンの回転数が大きい)状態を示し、ウエイト装置10はプーリの径方向外側(図では上方)に移動していると共に、可動シーブ33がランププレート37から離れる方向に移動している。
また、図6及び図7には、比較例として、円筒状のウエイト装置20を同じベルト式自動変速装置に用いた状態を示す。図6はローレシオ時、図7はハイレシオ時を示している。
次に、本実施形態のウエイト装置10が複数の軸11及び転動体12を備えることに関して説明する。図4に示す通り、実施例のウエイト装置10の場合、可動シーブ33及びランププレート37に対して異なる転動体12が接している。具体的には、第3の転動体12cは可動シーブ33に接すると共に、第1及び第2の転動体12a及び12cはランププレート37に接している。従って、エンジンの回転数が増加してウエイト装置10が径方向外側に移動する際、第3の転動体12cが可動シーブ33上を転がると共に、第1及び第2の転動体12a及び12cはランププレート37上を転がることができる。この結果、ウエイト装置10は小さな転がり抵抗で移動することができる。
これに対し、図6の比較例の場合、ウエイト装置20は単純な円筒状であって、可動シーブ33及びランププレート37の両方に接している。この結果、比較例のウエイト装置20は可動シーブ33及びランププレート37の一方に対しては転がることができるとしても、その際に他方に対しては逆に回転しながら滑って移動することになり、移動の抵抗が大きくなる。
ハイレシオ時を示す図5及び図7の場合も同様である。本実施形態のウエイト装置10であれば、変速時には複数の転動体12がそれぞれ可動シーブ33又はランププレート37上を転がることができる。比較例のウエイト装置20は、可動シーブ33及びランププレート37の一方に対しては転がることができるが、他方に対しては逆に回転子ながら滑って移動することになる。
以上のように、実施例のウエイト装置10によると、より小さな抵抗で移動することができ、可動シーブ33の応答が迅速になって加速・減速の応答が改善する。
次に、実施形態のウエイト装置10は、ベルト式自動変速装置の性能に関係する複数の数値を個別に設定しうることについて説明する。
比較例のウエイト装置20は、円筒形である。この場合、ウエイト装置20の直径によって、ウエイト装置20の位置に対する楔角度及び重心の位置と、可動シーブ33の移動量(図6及び図7に示すWとWとの差)とが全て決定される。つまり、同じベルト式自動変速装置に対して、これらを独立に設定する自由度は無い。
これに対し、実施例のウエイト装置10の場合、複数の転動体12を備える構成であるから、その配置、直径等を変えることにより、楔角度、重心の位置、可動シーブ33の移動量等を個別に設定する自由度がある。
ベルト式自動変速装置に配置されるウエイト装置の具体的な設定について、以下に説明する。
ローレシオの場合について、実施例(図4)と比較例(図6)とを比較する。ランププレート37と可動シーブ33との所定位置同士の間の距離について、実施例での距離Wと、比較例での距離Wとは等しい。また、楔角度の可動シーブ33側の角度について、実施例での角度θ2Aは、比較例での角度θ2Bよりも大きくなっている。楔角度のランププレート37側の角度については、ランププレート37が一定の角度でウエイト装置と接触するので、ウエイト装置の形状及び位置に関わらず常に一定である。従って、実施例での角度θ1A及び比較例での角度θ1Bは等しい。更に、回転軸の中心から重心Gの中心までの距離について、実施例での距離rは、比較例での距離rよりも小さくなっている。
この結果、回転数ωが同じであるとき、式1から、実施例における推力Qの方が、比較例における推力Qよりも小さい。以上を式で表すと、次の通りである。
=W
θ2A>θ2B
θ1A=θ1B
<r
<Q
ここで、推力についてQ<Qであるから、実施例の方が高い回転数ωまで低レシオ側に維持されることになり、変速開始時における加速性が高くなる。
次に、ハイレシオの場合について、実施例(図5)と比較例(図7)とを比較する。ランププレート37と可動シーブ33との所定位置同士の間の距離について、実施例での距離Wは、比較例での距離Wよりも大きい。楔角度の可動シーブ33側の角度について、実施例での角度θ2aは、比較例での角度θ2bよりも小さい。楔角度のランププレート37側の角度については変化しないので、実施例での角度θ1a及び比較例での角度θ1bは等しい。更に、回転軸の中心から重心Gまでの距離について、実施例での距離rは、比較例での距離rよりも大きくなっている。
この結果、回転数ωが同じであるとき、式1から、実施例における推力Qの方が、比較例における推力Qよりも大きい。以上を式で表すと、次の通りである。
>W
θ2a<θ2b
θ1a=θ1b
>r
>Q
推力についてQ>Qであるから、同じ回転数ωであっても実施例の方が高レシオ側に維持されやすく、車速に対するエンジンの回転数が低くなり、省燃費性が高くなる。
尚、本実施形態のウエイト装置10は、単純に従来のウエイト装置の代わりに用いることができる。つまり、ベルト式自動変速装置に対し、本実施形態のウエイト装置10を用いるための設計変更、改造等は不要である。
(ウエイト装置のより詳しい構成)
次に、ウエイト装置10における軸11及び転動体12の配置、軸固定部材13の形状、重心の位置等について説明する。
図8に、ベルト式自動変速装置30に配置されたウエイト装置10のハイレシオ時の状態を示している。但し、ここでは、軸固定部材13及び軸11の図示は省略し、転動体12を示すとと共に、各転動体12に対応する軸11の中心が成す三角形を示している。また、各転動体12に対して、可動シーブ33又はランププレート37から加わる荷重について示している。つまり、第1の転動体12a及び第2の転動体12bに対し、ランププレート37により、可動シーブ33側に荷重A及び荷重Bがそれぞれ加わっている。また、第3の転動体12cに対し、可動シーブ33により、ランププレート37側に荷重Cが加わっている。尚、荷重は、転動体12と、可動シーブ33又はランププレート37との接点において加わる。
図8に示す例では、ウエイト装置10の移動方向(図の上下方向)について、荷重Aと荷重Bとの間に荷重Cが位置している。この場合であれば、荷重Cを、荷重A及び荷重Bの両方が支えることになり、ウエイト装置は安定する。
しかし、転動体12の配置が異なり、図9のように、第3の転動体12cが図8における位置よりも上側に位置していた場合、荷重Bは荷重Cを適正に支えることができず、また、ウエイト装置10を転倒(図において時計回りに回転)させる力が加わってしまう。この結果、ウエイト装置10は転倒しやすい。ウエイト装置が転倒すると、ベルト式自動変速装置が正しく動作することができなくなる。
尚、図8及び図9において、違いを分かりやすくするために軸11の配置は強調して示している。
以上のことから、図8のような荷重の加わり方を実現できるように、ウエイト装置10における軸11及び転動体12の配置を設定する。
図1において、第1の軸11aの中心と第2の軸11bの中心との距離をX、第2の軸11bの中心と第3の軸11cの中心との距離をY、第3の軸11cの中心と第1の軸11aの中心との距離をZとする。このとき、ウエイト装置10をベルト式自動変速装置30配置して、図8のような荷重の位置とするためには、XをYの0.52倍以上とすることが好ましく、0.54倍以上とすることがより好ましく、0.58倍以上とすることが更に好ましい。また、距離Yは、距離X及び距離Zよりも長いことが好ましい。更に、距離Zは、距離Xよりも長いことが好ましい。
また、特に各転動体12の直径が等しい場合、第1、第2及び第3の軸11a、11b及び11cの中心が成す三角形について、第1の軸11aに対応する角が鈍角の鈍角三角形であることが好ましい。このことは、転動体12がランププレート及び可動シーブにそれぞれ接触すること、可動シーブの可動範囲を大きくすること等のために好ましい。また、図8に示す荷重の位置関係を実現するためには、軸11aに対応する角は小さい方が好ましい。これらのことから、第1の軸11aに対応する角は、90°を越え、120°以下の範囲であることが好ましい。
また、図11に示すように、第2の軸11bの中心と、第3の軸11cの中心とを結ぶ直線41と、直線41に直交し且つ第1の軸11aの中心を通る直線42を考える。このとき、直線42の方向について、第2の軸11bの中心から、第1の軸11aの中心の位置(つまり、直線42の位置)までの距離Yは、第1の軸11aの中心の位置から第3の軸11cの中心の位置までの距離Yよりも小さいことが好ましい。
また、ウエイト装置10の重心の位置によって、転倒の起こりやすさに違いがある。これについて、図10に示す。図10は、ベルト式自動変速装置30に配置されたウエイト装置10のハイレシオ時の状態を示している。ここでも、軸固定部材及び軸11の図示は省略し、転動体12のみを示している。
ウエイト装置10の重心の位置は、転動体12の配置によって異なり、更には、軸固定部材の形状等によっても異なる。ハイレシオ時において、重心は、可動シーブ33に近い側(図の左側)にあることが好ましく、更に、プーリ35の径方向外側(図の上側)にあることが好ましい。また、少なくとも、楔角の中心よりも重心がランププレート37側にあることは避けるのが好ましい。
これは、楔角度について、ランププレート37側(θ)の方が可動シーブ33側(θ)よりも小さいので、ランププレート37側に回る(図5において時計回り)の回転を指示しやすいことによる。
例えば、重心が図10におけるG1の位置にあれば転倒は起こりにくい。これに対し、よりランププレート37側のG2の位置にあると転倒は発生することがある。更に、楔角の中心よりもランププレート37側のG3の位置に重心があると、転倒は発生しやすい。
ベルト式自動変速装置30に配置されたとき、転倒を抑制できるウエイト装置10の重心の位置について、図11に示す。ウエイト装置10の重心は、直線41の方向について、直線42よりも第3の軸11cの側に位置していることが好ましい。更に、ウエイト装置10の重心は、直線41よりも第1の軸11aの側に位置していることがより好ましい。
ウエイト装置10においてこのような位置に重心が配置されていると、ベルト式自動変速装置30に用いた場合に転倒を抑制するために好ましい。
ウエイト装置10において重心の位置は、軸11及び転動体12の配置にも影響される。しかしながら、転動体12の位置関係は、ウエイト装置10をベルト式自動変速装置30に用いたときの前記の位置関係を得るために、制約がある。そこで、軸固定部材13の形状により重心の位置を設定する。
図12は、図1と同じウエイト装置10を示す。複数の軸11を所定の位置に固定する軸固定部材13について、その形状を調整することにより、重心の位置を設定できる。例えば、軸11に平行に見たとき、凸形状部13aのように外側に突出した部分を設けることにより、重心を凸形状部13a側に設定することができる。凸形状部13cも同様である。逆に、凹形状部13bのように内側に凹んだ部分を設けると、重心を凹形状部13bとは反対側に設定することができる。
凸形状部の配置は、凸形状部13cのように第1の軸11aと第3の軸11cとの間に設けられることが好ましい。また、凸形状部13aのように、第2の軸11bと第3の軸11cとの間の部分であって、第3の軸11cに近い側に設けられることが好ましい。このような位置に設けると、重心を図11における直線42よりも第3の軸11c側に設定するために効果がある。凸形状部13cについては、重心を直線41よりも第1の軸11a側に設定するためにも効果がある。
凹形状部の配置は、図12では示していないが、第1の軸11aと第2の軸11bとの間の部分に設けられることが好ましい。また、凹形状部13bのように、第2の軸11bと第3の軸11cとの間の部分であって、第2の軸11bに近い側に設けられることが好ましい。このような位置に設けると、重心を図11における直線42よりも第3の軸11c側に設定するために効果がある。凹形状部13bについては、直線41よりも第1の軸11a側に設定するためにも効果がある。
尚、第1〜第3の転動体12a、12b及び12cを囲み、各辺が2つの転動体12の外周に接する三角形43を考える。軸11に平行に見て、転動体12同士の間において、この三角形よりも軸固定部材13が外側に突出していると、ベルト式自動変速装置30にウエイト装置10を配置したとき、軸固定部材13がランププレート37又は可動シーブ33と接触する可能性がある。しかし、重心の位置を調整するための凸形状部については、2つの転動体12の間において、三角形43よりも外側に出るようにすると効果的である。
また、凹形状部13bについては、単に軸11に平行にみた軸固定部材13の形状が内側に凹んだ部分と考えることもできる。但し、転動体12を備える第1〜第3の軸11a、11b及び11cを囲み、且つ、これらのうち2つの軸11に各辺が接する三角形44を考えて、当該三角形44を基準としても良い。つまり、2つの軸11の間において、三角形44よりも内側にまで凹むように凹形状部13bを形成すると、重心の位置を設定するために効果的である。
尚、凸形状部13a及び13bと、凹形状部13bとについて、前記した箇所以外に配置されていることを排除するものではない。特に、後述する転倒規制機能との関係により、様々な箇所に配置されることがある。
また、軸固定部材13に孔を設けることによっても、重心を調整することができる。
尚、三角形43における第1の軸11aに対応する内角の角度θについては、60°を越えることが好ましく、鈍角であることがより好ましい。また、三角形44における第1の軸11aに対応する内角の角度θについても、60°を越えることが好ましく、鈍角であることがより好ましい。これは、それぞれの転動体12がランププレート37又は可動シーブ33に適正に接触すること、図8に示したような荷重の位置関係を実現すること、可動シーブ33の可動範囲を大きくすること等のために好ましい構成である。尚、各軸11の外径が等しく、各転動体12の外径が等しい場合、角度θと、角度θとは等しい。各軸11、各転動体12の外径が異なると、角度θkと、角度θとが異なる場合もある。
次に、図13、図14及び図15を参照して、凸形状部13a及び13cがウエイト装置10の転倒の抑制及び姿勢の復帰に効果があることを説明する。
ウエイト装置10は、ハイレシオ時には、図5に示す姿勢が適正である。これに対し、図13は、適正な姿勢から図において時計回りにいくらか回転(転倒)し、破線の円により囲んで示す接触箇所14において、凸形状部13aが可動シーブ33に接触した状態を示す。
この接触により、ウエイト装置10がこの位置から更に時計回りに回転することは抑制され、反発して適正な姿勢に復帰する。
図14は、ウエイト装置10が、ローレシオ時の位置において、適正な姿勢(図4を参照)から図で反時計回りにいくらか回転(転倒)し、接触箇所14において、その凸形状部13aが可動シーブ33に接触した状態を示す。この接触により、ウエイト装置10がこの位置から更にに反時計回りに回転する異は抑制され、適正な姿勢に復帰する。
以上において、仮に、凸形状部13aが設けられていないとすると、軸固定部材13が可動シーブ33と接触することは無く、ウエイト装置10の姿勢を復帰させる作用は働かない。
次に、図15は、第1の軸11aと第3の軸11cとの間に設けられた凸形状部13cについても、接触箇所14においてランププレート37に接触し、ウエイト装置10の姿勢を制御する機能を果たすことについて示している。
以上のように、所定の位置において、軸固定部材13が外側に突出した形状を有することにより、ベルト式自動変速装置30においてウエイト装置10の姿勢の規制・復帰に利用することができる。
図16、図17、図18には、本実施形態のウエイト装置の他の例を示す。
図16の場合、第1の軸11aと第2の軸11bとの間に、凹形状部13eを備える。凹形状部13eも、重心の位置の調整に貢献する。
また、図16のウエイト装置は、第3の転動体12cの付近に、軸11に平行に見て軸固定部材13から突出するように、ピン16が設けられている。ピン16は、錘として重心の位置の調整に貢献すると共に、凸形状部13aと同様にウエイト装置10の姿勢の制御・復帰に貢献する。
図17の場合、軸固定部材13に凸形状部13aが設けられており、更に、第3の軸11cの付近で凹部13dが形成されている。これにより、凸形状部13aの姿勢制御機能を得ると共に、凹部13dにより重心の位置を調整している。更に、図17のウエイト装置では、軸固定部材13に、貫通孔15a及び15bが設けられている。これらの貫通孔15a及び15bは、ウエイト装置の重量及び重心の位置調整の効果を有する。
図18は、転動体12の直径に違いがある場合を示している。具体的に、第1の転動体12aと第2の転動体12bとは同じ直径であり、第3の転動体12cの直径は、これらよりも大きい。このようにすると、次の理由により、ウエイト装置10の寿命を長くすることができる。
ウエイト装置10の寿命は、転動体12の摩耗が主な要因となって決まる。第1の転動体12aと第2の転動体12bの2つがランププレート37から荷重を受け、第3の転動体12cがその合計の大きさの荷重を受けるので、転動体12の直径が同じであれば、第3の転動体12c(可動シーブ33側)が受けるヘルツ応力の方が大きくなる。そこで、第3の転動体12cの直径を大きくすると、それぞれが受けるヘルツ応力が同程度の大きさとなり、各転動体12の摩耗の速さを近づけることができる。この結果、1つの転動体12だけ速く摩耗する等を避けて、ウエイト装置10の寿命を長くすることができる。
個々の転動体の直径については、更に他の組合せとしても良い。直径が異なると重量も異なるので、ウエイト装置の重心を設定するために利用することもできる。
尚、重心位置の調整のためには、軸固定部材13の望ましい位置に錘を取り付けても良い。
また、転動体12を備えない軸11(第4の軸軸11d等)は、重心調整に利用することができる。更に、ウエイト装置10の組立の際に、軸11が3本の場合には捻れが生じることがあるが、転動体を備えない軸11を追加することにより、当該捻れを抑制することができる。
また、以上では、転動体を3つ備える例を説明したが、4つ以上の転動体を設けることを排除するものではない。
(実施例)
以下に、実施例として、図1に示すウエイト装置10と、円筒状の従来のウエイト装置とについて、測定結果を示す。
図19は、実施例及び比較例のウエイト装置を二輪車のベルト式自動変速装置に用いて、車速、エンジン回転数及び及び可変シーブの変位について、時間変化を測定した結果である。比較のために並べて示しており、左のグラフが実施例、右のグラフが比較例を示す。いずれも、エンジンの開度は100%である。
まず、最高速度(約85km/時)に到達するまでの時間について、実施例では5.57秒、比較例では5.975秒であった。つまり、最高速度に達するまでの時間は6.7%短縮しており、加速性能が向上している。
また、自動変速が開始したときの回転数について、実施例では7800回転/分程度、比較例では7200回転/分程度であり、図19にAとして示すぶん、実施例の方がより高い回転数において時度変速が開始している。これは、より高い回転数になるまでローレシオの状態を維持することを意味し、加速性能が高くなっている。また、実施例では、自動変速が始まった後、回転数は一端低下した後に再度上昇する。比較例では、自動変速が始まった後、回転数が下がることは無く、同程度に維持された後に上昇する。同じ車速であれば、回転数は小さい方が低燃費性に優れる。
また、可動シーブの変位について、図では僅かな違いであるが、実施例の方が大きく変位している。これは、図5及び図7において、可動シーブの移動量W>Wとなることに対応する。可動シーブが大きい方が、速比のレンジが大きい。
次に、図20には、図19と同様に実施例及び比較例のウエイト装置について、エンジンの回転数及び速比の時間変化を測定した結果である。左が実施例、右が比較例であり、いずれもエンジンの開度は100%である。
エンジンの回転数のピークについて、実施例では8400回転/分程度、比較例では9200回転/分程度であり、図20においてBとして示すぶん、実施例の方が回転数のピーク値が低い。このようなエンジンの回転数の低減は、低燃費性が向上したことを意味する。
また、速比について、実施例では最大で2.7程度、比較例では2.5程度であり、図20においてCとして示すぶん、実施例の方が最大値が大きくなっている。つまり、実施例の方が速比のレンジが大きい。
次に、図21には、図19と同様に実施例及び比較例のウエイト装置について、車速が最大に達した後に再び停止するまでの回転数の変化を示している。左が実施例、右が比較例を示す。ここでは、開度を20%、30%、40%、50%、60%、80%及び100%の場合について、それぞれ示している。
自動変速が開始するときの回転数は、実施例の方が比較例よりも大きい。代表して開度100%の場合を見ると、実施例では7800回転/分程度、比較例では7200回転/分程度であり、図21にDとして示すぶん、実施例の方が回転数が大きい。これは実施例の方がより高い回転数になるまでローレシオの状態を維持することを意味し、加速性能が高くなっている。
また、実施例では、自動変速が開始した後、車速が上昇するにも関わらずエンジンの回転数は一端低下する。これに対して、比較例では、自動変速が開始した後の回転数の低下は生じない。
実施例、比較例共に、更に車速を上げていくと、回転数は上昇する。開度毎に、車速が最大の際の回転数は、実施例の方が比較例よりも小さくなっている。こちらも代表して開度100%のときをみると、実施例では8400回転/分程度、比較例では9200回転/分程度であり、図21でEとして示すぶん、実施例の回転数の方が小さい。
加速の際を除いて、実施例の方が比較例よりも回転数が小さい。従って、実施例の方が省燃費性に優れる。これは、いずれの開度においても同様である。
次に、図22には、図19と同様に実施例及び比較例のウエイト装置について、急加速・急減速を繰り返すキックダウン走行をさせた際のエンジンの回転数及び速比の変化を示す。左が実施例、右が比較例である。
速比の変化範囲を比較すると、実施例の方が比較例よりも最小値が少し高く、且つ、最大値は最小値の差の2倍程度高い。従って、実施例の方が変化の範囲が大きい。速比の変化範囲が大きいので、実施例の方が変速性能に優れている。
次に、表1に、実施例のウエイト装置と、比較例のウエイト装置との燃費性能の違いに関して一例を示す。
表1に示す通り、燃料の噴射時間より推定した省燃費効果は、比較例のウエイト層に対し、WMTC(The World-wide Motorcycle Test Cycle)モード値のクラス1において3.19%、クラス2−1において7.47%である。
尚、WMTCモードとは、ISO6460-2007 :Mortorcycle-Measurement method of gaseous exhaust emissions and fuel consumptionとして国際規格化されている排出ガス試験の方法である。燃料消費率の測定は、実車走行時の排出ガス量によって算出するのが本来であるが、代用特性となる燃料噴射波形を基に、累積噴射時間量によって比較評価を行っている。
Figure 2019108917
本開示のウエイト装置は、応答の迅速性、速比の変化範囲、低燃費性等の性能に優れるので、自動変速装置に用いるウエイト装置として有用である。
10 ウエイト装置
11、11a〜11d 軸
12、12a〜12c 転動体
13 軸固定部材
13a 凸形状部
13b 凹形状部
13c 凸形状部
13d 凹部
13e 凹形状部
14 接触箇所
15a、15b 貫通孔
16 ピン
20 ウエイト装置
30 ベルト式自動変速装置
31 固定シーブ
32 回転軸
33 可動シーブ
34 ウエイト装置
35 プーリ
37 ランププレート
39 Vベルト
41 直線
42 直線
43 三角形
44 三角形

Claims (11)

  1. 複数の軸と、
    前記軸にそれぞれ備えられた転動体と、
    前記複数の軸を平行に固定する軸固定手段とを備え、
    前記複数の軸は、第1の軸、第2の軸及び第3の軸を含み、
    前記軸に平行に見たとき、前記第1の軸の中心と前記第2の軸の中心との距離Xは、前記第2の軸の中心と前記第3の軸の中心との距離Yに対して、0.52倍以上であり、且つ、前記距離Yは、前記第3の軸の中心と前記第1の軸の中心との距離Z、及び、前記距離Xよりも長いことを特徴とするウエイト装置。
  2. 請求項1のウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記第2の軸及び前記第3の軸の中心同士を結ぶ方向について、前記第2の軸の中心から、前記第1の軸の中心の位置までの距離Yは、前記第1の軸の中心の位置から、前記第3の軸の中心までの距離Yよりも短いことを特徴とするウエイト装置。
  3. 請求項1又は2のウエイト装置において、
    前記距離Zは、前記距離Xよりも長いことを特徴とするウエイト装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記第2の軸及び前記第3の軸の中心同士を結ぶ方向について、前記ウエイト装置の重心は、前記第1の軸の中心よりも前記第3の軸の側に位置していることを特徴とするウエイト装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記ウエイト装置の重心は、前記前記第2の軸及び前記第3の軸の中心同士を結ぶ線よりも前記第1の軸の側に位置していることを特徴とするウエイト装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記第1の軸、前記第2の軸及び前記第3の軸の中心は鈍角三角形を構成し、前記第1の軸に対応する角が60°を越える角度であることを特徴とするウエイト装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記第1の軸、前記第2の軸及び前記第3の軸がそれぞれ備える前記転動体に対し、当該3つの転動体を囲い且つ各辺が当該3つの転動体の2つずつに接触する三角形は、前記第1の軸に対応する角が60°を越える角度である鈍角三角形を成すことを特徴等するウエイト装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記軸固定手段は、外形が前記転動体の外周を結ぶ線よりも外に突出した凸形状部を備え、
    前記凸形状部は、前記第1の軸と前記第3の軸の間の部分、及び、前記第2の軸と前記第3の軸との間で且つ前記第3の軸に近い側の部分の少なくとも一方に配置されていることを特徴とするウエイト装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記軸に平行に見たとき、前記軸固定手段は、外形が内側に凹んだ凹形状部を備え、
    前記凹形状部は、前記第1の軸と前記第2の軸の間の部分、及び、前記第2の軸と前記第3の軸との間で且つ前記第2の軸に近い側の部分に設けられていることを特徴とするウエイト装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記第3の軸が備える前記転動体は、前記第1の軸及び前記第2の軸が備える転動体よりも直径が大きいことを特徴とするウエイト装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つのウエイト装置において、
    前記ウエイト装置がベルト式自動変速装置に備えられたランププレート及び可動シーブの間に配置されたとき、前記第1の軸及び前記第2の軸に備えられた前記転動体は前記ランププレートに接触し、前記第3の軸に備えられた前記転動体は前記可動シーブに接触することを特徴とするウエイト装置。
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