JP2019108768A - 目地の補強方法 - Google Patents
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Abstract
Description
項1.
帯状部材により目地を被覆する工程、
前記帯状部材を、補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートにより被覆する工程、及び
前記プリプレグシートを硬化させる工程を有し、
前記帯状部材と前記プリプレグシートとは互いに非接着であることを特徴とする、目地の補強方法。
項2.
前記帯状部材の厚みは、前記プリプレグシートの厚みの1/10以下である、項1に記載の補強方法。
項3.
前記補強部材は、伸び率が8〜15%である、項1又は2に記載の補強方法。
項4.
前記目地の幅方向長さ(A)と、前記帯状部材の幅方向長さ(B)との比が、A:B=1:1.11〜50である、項1〜3の何れかに記載の補強方法。
項5.
前記目地の幅方向長さ(A)と、前記プリプレグシートの幅方向長さ(C)との比が、A:C=1:3.33〜200である、項1〜4の何れかに記載の補強方法。
項6.
前記補強部材はビニロンを含有する、項1〜5の何れかに記載の補強方法。
項7.
前記硬化性樹脂組成物は紫外線硬化型のビニルエステル系樹脂組成物である、項1〜6の何れかに記載の補強方法。
項8.
前記帯状部材はポリエステルを含有する、項1〜7の何れかに記載の補強方法。
項9.
前記目地は、コンクリート三面水路、暗渠、管渠及び擁壁からなる群より選択される少なくとも1種のコンクリート構造物における目地である、項1〜8の何れかに記載の補強方法。
項10.
目地の表面を被覆する帯状部材より構成される第1層、及び
補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートが硬化してなる第2層をこの順に有することを特徴とする、目地の補強構造。
本発明に係る目地の補強方法は、
帯状部材により目地を被覆する工程、
前記帯状部材を、補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートにより被覆する工程、及び
前記プリプレグシートを硬化させる工程を有し、
前記帯状部材と前記プリプレグシートとは互いに非接着であることを特徴とする。
帯状部材により目地を被覆する工程である。
次に、コンクリート構造物上に配置した帯状部材を、補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートにより被覆する。ここで、帯状部材の両脇に接着部材を形成する際には、プリプレグシートは、前記帯状部材及び前記接着剤を被覆するように設けることが好ましい。
次に、上記プリプレグシートを硬化させる。
また、本発明の目地の補強構造は、
目地の表面を被覆する帯状部材より構成される第1層、及び
補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートの前記硬化性樹脂組成物が硬化してなる第2層をこの順に有することを特徴とする。
本実施例は、底幅2.0m、上幅2.6mで、高さが0.91mの三面水路で、右岸側壁の約半分が地上に露出しており、通年の気温変化によるひび割れを対象として実験を行った。なお、実験に際しては、下記の(1)〜(5)の手順でポリエステルにより構成された帯状部材を上にプリプレグシートを貼り付けた。
(1)シート貼付け範囲の水路表面の苔や土砂、脂分などの汚れを高圧洗浄で除去した。高圧洗浄で取り切れない部分の汚れは、金属ブラシ付きのグラインダーにて除去し、コンクリートの水分量が5%以内となるように、ガスバーナー(灯油バーナーでも可)でコンクリート表面を乾燥させた。
(2)コンクリート表面が5%以内であることをコンクリートモルタル水分計で確認。その後、ベースプライマ(シンクボンドプライマー)を塗布し、タック(ベタつき)が無くなるまで養生した。その後、50mm幅のポリエステルで構成された厚さ0.2mmの帯状部材を貼付けた。
(3)ビニルエステルを含有する接着材を塗布し、その上から幅200mm、長さ1000mm、厚さ1.5mmのプリプレグシート1を貼り付け、シートの端から75mmの範囲に気泡が残らないように貼付プライマーを押し出すことで、脱泡を行い、その後シートに紫外線(太陽光)をあててシートを硬化させた。尚、プリプレグシート1は、伸び率8〜15%のビニロンシートに紫外線硬化型のビニルエステル系樹脂を含浸させたものを使用した。
(4)シート硬化後、シート表面のフィルムを剥がし、(3)と同様の手順で200mm、長さ1000mmのプリプレグシート2、3及び4の3枚を貼り付けて硬化させ、トップコート(塗装)を塗布し、図1の断面を完成させた。
(5)上記施工後、所定期間経過後に調査を行ったが、施工した目地及びシートに、何ら問題が無いことが確認された。
本実施例は、底幅0.83m、上幅1.26mで、高さが0.71mの三面水路で、振動が生じやすい場所におけるひび割れを対象として実験を行った。なお、実験に際しては、下記の(1)〜(6)の手順でポリエチレンにより構成された帯状部材の上にプリプレグシートを貼り付けて漏水を防止した事例である。
(1)シート貼付け範囲の水路表面の苔や土砂、脂分などの汚れを高圧洗浄で除去した。高圧洗浄で取り切れない部分の汚れは、金属ブラシ付きのグラインダーにて除去した。
(2)底版の断面を、急結材入りのモルタルで補修し、養生後コンクリートの水分量が5%以内となるように、ガスバーナー(灯油バーナーでも可)でコンクリート表面を乾燥させた。
(3)コンクリート表面が5%以内であることをコンクリートモルタル水分計で確認。その後、ベースプライマ(シンクボンドプライマー)を塗布し、タック(ベタつき)が無くなるまで養生した。その後、50mm幅のポリエチレンで構成された厚さ0.15mmの帯状部材を貼付けた。
(4)ビニルエステルを含有する接着剤を塗布し、その上から幅300mm、長さ1000mm、厚さ1.5mmのプリプレグシート1を貼り付け、シートの端から100mmの範囲に気泡が残らないように貼付プライマーを押し出すことで、脱泡を行い、その後シートに紫外線(太陽光)をあててシートを硬化させた。尚、プリプレグシートは、伸び率8〜15%のビニロンシートに紫外線硬化型のビニルエステル系樹脂を含浸させたものを使用した。
(5)シート硬化後、シート表面のフィルムを剥がし、(3)と同様の手順で300mm、長さ1000mmのプリプレグシート2及び3の3枚を貼り付けて硬化させ、トップコート(塗装)を塗布し、図1の断面を完成させた。
(6)上記施工後、所定期間後に調査を行ったが、施工した目地及びシートに、何ら問題が無いことが確認された。
本比較例は、底幅0.95m、上幅1.27mで、高さが1.00mの二次製品水路の製品ピッチ1.0m毎の継ぎ目を対象として実験を行った。なお実験に際しては、下記の(1)〜(5)の手順で帯状部材の無い状態でプリプレグシートを貼り付けて目地補修を行った。
(1)シート貼付け範囲の水路表面の苔や土砂、脂分などの汚れを高圧洗浄で除去する。高圧洗浄で取り切れない部分の汚れは、金属ブラシ付きのグラインダーにて除去し、コンクリートの水分量が5%以内となるように、ガスバーナー(灯油バーナーでも可)でコンクリート表面を乾燥させた。
(2)コンクリート表面が5%以内であることをコンクリートモルタル水分計で確認。その後、ベースプライマ(シンクボンドプライマー)を塗布し、タック(ベタつき)が無くなるまで養生した。
(3)ビニルエステルを含有する接着剤を塗布し、その上に帯状部材の無い状態で幅300mm、長さ1400mm、厚さ1.5mmのプリプレグシートを貼り付け、シートの下部に気泡が残らないように貼付プライマーを押し出すことで、脱泡を行い、その後シートに紫外線(太陽光)をあててシートを硬化させた。尚、プリプレグシートとしては、伸び率8〜15%のビニロンシートに紫外線硬化型のビニルエステル系樹脂を含浸させたものを使用した。
(4)シート硬化後、シート表面のフィルムを剥がし、(3)と同様の手順で300mm、長さ1400mmのプリプレグシートもう一枚貼り付けて硬化させ、トップコート(塗装)を塗布し、図2の断面を完成させた。
(5)上記施工後、所定期間経過後に調査を行ったが、施工した目地やシートにクラックが発生していることが確認された。
11 コンクリート
12 目地
13 帯状部材
14 接着部材
15 プリプレグシート
Claims (10)
- 帯状部材により目地を被覆する工程、
前記帯状部材を、補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートにより被覆する工程、及び
前記プリプレグシートを硬化させる工程を有し、
前記帯状部材と前記プリプレグシートとは互いに非接着であることを特徴とする、目地の補強方法。 - 前記帯状部材の厚みは、前記プリプレグシートの厚みの1/10以下である、請求項1に記載の補強方法。
- 前記補強部材は、伸び率が8〜15%である、請求項1又は2に記載の補強方法。
- 前記目地の幅方向長さ(A)と、前記帯状部材の幅方向長さ(B)との比が、A:B=1:1.11〜50である、請求項1〜3の何れか1項に記載の補強方法。
- 前記目地の幅方向長さ(A)と、前記プリプレグシートの幅方向長さ(C)との比が、A:C=1:3.33〜200である、請求項1〜4の何れか1項に記載の補強方法。
- 前記補強部材はビニロンを含有する、請求項1〜5の何れか1項に記載の補強方法。
- 前記硬化性樹脂組成物は紫外線硬化型のビニルエステル系樹脂組成物である、請求項1〜6の何れか1項に記載の補強方法。
- 前記帯状部材はポリエステルを含有する、請求項1〜7の何れか1項に記載の補強方法。
- 前記目地は、コンクリート三面水路、暗渠、管渠及び擁壁からなる群より選択される少なくとも1種のコンクリート構造物における目地である、請求項1〜8の何れか1項に記載の補強方法。
- 目地の表面を被覆する帯状部材より構成される第1層、及び
補強部材に硬化性樹脂組成物を含浸させたプリプレグシートが硬化してなる第2層をこの順に有することを特徴とする、目地の補強構造。
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