JP2019105013A - エアジェット織機における緯糸検出方法 - Google Patents

エアジェット織機における緯糸検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単に打戻り発生を検出することができるエアジェット織機における緯糸検出方法を提供することを目的とする。【解決手段】緯入れ開始タイミング以降であって、緯入れ終了タイミング以前に設定される第1緯糸検出範囲P1と、第1緯糸検出範囲P1内であって、捨耳糸が緯糸を把持したタイミング以降に設定される第2緯糸検出範囲P2と、第1緯糸検出範囲P1における検出信号の閾値である第1パルス閾値S1と、第2緯糸検出範囲P2における検出信号の閾値である第2パルス閾値S2とを設定する。RHフィーラの検出信号が、第1緯糸検出範囲内P1で第1パルス閾値S1以上であり、且つ第2緯糸検出範囲内P2で第2パルス閾値S2以上でない場合に、緯糸の打戻りが発生したと判定する。【選択図】図3

Description

この発明は、エアジェット織機における緯糸検出方法に関する。
エアジェット織機において、緯入れされた緯糸が緯入れ側と反対側の織端に到達した後に、何らかの理由で織物内に緯糸が戻る打戻りという現象が発生する場合がある。この打戻りを検出することのできる緯糸検出方法が知られている。
特許文献1に記載された緯糸検出方法は、緯糸検出装置から出力される検出信号を積分する積分器を有するエアジェット織機において、積分器の放電時定数を緯糸の伸縮性に合わせて設定する。この設定により積分器の検出信号が消失したときに速やかに積分信号のレベルが低下し、これにより制御信号が立ち下がることで、打戻り発生を検出する。
特許文献2に記載され緯糸検出方法は、3個の緯糸検出装置を緯糸飛走路に沿って併設している。そして、各緯糸検出装置から出力される検出信号の組み合わせにより、緯入れ状態を判定して打戻り発生を検出する。
特開平11−189953号公報 特開昭59−187647号公報
しかしながら、特許文献1に記載の緯糸検出方法では、積分器の放電時定数を緯糸の伸縮性に合わせて適切に設定することが必要であるが、具体的に設定する放電時定数は使用する緯糸の伸縮性等の性質に合わせて調整する必要があり、この調整が難しいという問題点があった。
また、特許文献2に記載の緯糸検出方法では、緯糸検出装置を多数設置する必要があり、エアジェット織機の部品コストの増加及び生産工数の増加につながるという問題点があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、簡単に打戻り発生を検出することができる緯糸検出方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係るエアジェット織機における緯糸検出方法は、緯入れ側とは反対側の織端に、緯入れされた緯糸を検出して検出信号を出力する光学式緯糸検出装置を設けたエアジェット織機における緯糸検出方法であって、緯入れ開始タイミング以降であって、緯入れ終了タイミング以前に設定される第1緯糸検出範囲と、第1緯糸検出範囲内であって、経糸が緯糸を把持したタイミング以降に設定される第2緯糸検出範囲と、第1緯糸検出範囲における検出信号の閾値である第1閾値と、第2緯糸検出範囲における検出信号の閾値である第2閾値とを設定し、検出信号が、第1緯糸検出範囲内で第1閾値以上であり、且つ第2緯糸検出範囲内で第2閾値未満である場合に、緯糸の打戻りが発生したと判定する。
また、検出信号はパルス信号であって、第1閾値及び第2閾値はパルス信号の数で設定してもよい。
また、検出信号はパルス信号及びレベル信号であって、第1閾値及び第2閾値はパルス信号の数及びレベル信号の値でそれぞれ設定し、第1緯糸検出範囲におけるパルス信号の数又はレベル信号の値でそれぞれ設定してもよい。
また、検出信号が、第1緯糸検出範囲内で第1閾値未満であり、且つ第2緯糸検出範囲内で第2閾値未満である場合に、緯糸の緯入れミスが発生したと判定してもよい。
この発明に係るエアジェット織機における緯糸検出方法は、緯入れ開始タイミング以降であって、緯入れ終了タイミング以前に設定される第1緯糸検出範囲と、第1緯糸検出範囲内であって、経糸が緯糸を把持したタイミング以降に設定される第2緯糸検出範囲と、第1緯糸検出範囲における検出信号の閾値である第1閾値と、第2緯糸検出範囲における検出信号の閾値である第2閾値とを設定し、検出信号が、第1緯糸検出範囲内で第1閾値以上であり、且つ第2緯糸検出範囲内で第2閾値未満である場合に、緯糸の打戻りが発生したと判定するので、簡単に打戻り発生を検出することができる。
この発明の実施の形態1に係る織布の織端付近の概略図である。 図1に示す緯糸Yの緯入れ状態を示す概略図である。 図1に示す緯糸Yの緯入れ状態を示す概略図である。 図1に示す緯糸Yの緯入れ状態を示す概略図である。 図2に示す緯糸Yの検出動作を示すタイミング図である。 図4に示すRHフィーラ93におけるレベル信号検出方法を示すグラフである。 図4に示すRHフィーラ93におけるレベル信号検出方法を示すグラフである。 図4に示すRHフィーラ93におけるレベル信号検出方法を示すグラフである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係るエアジェット織機における緯糸検出方法について添付図面に基づいて説明する。
図1は、エアジェット織機の緯入れ側とは反対側の織端を示している。スレイ10は、スレイスォード(図示せず)を介してロッキングシャフト(図示せず)に固定されている。スレイ10は、織機の前後方向に揺動される。スレイ10上に取付けられた筬20は、織前30側に向けて開口する緯糸案内通路40を有している。織布50の織端51及び捨耳52には、両者を跨ぐようにテンプル装置60が設けられている。
テンプル装置60を通過した織布50と捨耳52との間の緯糸Yは、織布50と捨耳52との間に設けられたカッター70により切断される。緯糸Yは図示しないメインノズル及びタンデムノズルにより搬送される。スレイ10上には、緯入れされた緯糸Yを搬送する複数の補助ノズル80が間隔を開けて設けられている。
スレイ10上の、織布50の織端51の位置の経糸53と捨耳52の位置の経糸である捨耳糸54との間に、RHフィーラ91が配置されている。RHフィーラ91に対して、捨耳糸54を挟んでWフィーラ92が配置されている。また、経糸53及び捨耳糸54は経糸を構成している。
RHフィーラ91及びWフィーラ92は、図示しない発光素子等を備えた投光部及び図示しない受光素子等を備えた受光部を備えている。RHフィーラ91及びWフィーラ92は、投光部及び受光部が筬20の緯糸案内通路40と対向するように配置されている。RHフィーラ91及びWフィーラ92は投光部から照射された光が緯糸Yにより反射され、受光部に受光されることで緯糸Yを検出して検出信号をパルス信号として出力する反射式の光学式センサである。RHフィーラ91は、光学式緯糸検出装置を構成している。
RHフィーラ91及びWフィーラ92は、エアジェット織機の主制御装置100に電気的に接続されている。RHフィーラ91は、緯糸Yが捨耳52の位置まで搬送されたことを検出する。Wフィーラ92は緯糸Yが切断される糸切れを起こした場合や、余分な緯糸Yが搬送された場合等の、緯糸Yが捨耳52の位置を超えて異常な位置まで搬送された状態を検出する。
次に、この実施の形態1のエアジェット織機の緯入れ動作について説明する。
図1に示すように、RHフィーラ91は、緯入れ中に緯糸Yを検出してパルス信号の検出信号を主制御装置100に出力する。主制御装置100は、検出信号のパルスの数を計数する。
図2A〜図2Cを用いて、緯糸Yの緯入れ状態を説明する。なお図2A〜図2Cでは、説明の便宜のため図1に示したRHフィーラ91及びWフィーラ92を緯糸案内通路40の上側に示し、図1に記載した構成要素のうち一部の記載を省略している。
図2Aに示すように、緯糸Yは緯糸案内通路40内をA方向に搬送される。この搬送により、緯糸Yが捨耳糸54の位置を移動する。そして、その移動中に捨耳糸54が緯糸Yと交差し、捨耳糸54が緯糸Yを把持する。その後、緯入れが正常に完了する。この場合には、捨耳糸54が緯糸Yを把持する前に緯糸YはRHフィーラ91に検出され、把持された後も検出される。また、緯糸YはWフィーラ92には検出されない位置にある。
一方、図2Bに示すように、緯糸Yが捨耳糸54の位置まで搬送され一度到達したが、緯糸Yの伸縮性の影響等、何らかの理由で緯糸Yが緯糸Y1のように捨耳糸54に把持されない打戻りという現象が発生する場合がある。図2Bに示す打戻りでは、緯糸Yが捨耳糸54に本来把持されるタイミングの後に、緯糸YはRHフィーラ91に検出され、Wフィーラ92には検出されない位置にある。また、この打戻りでは緯糸Yが織布50までは戻っていないので布欠点とはならない。
また、図2Cに示すように、緯糸Yが捨耳糸54の位置まで一度到達したが、緯糸Yが緯糸Y2のように捨耳糸54に把持されずに織布50内まで戻ってしまい布欠点となる打戻りが発生する場合がある。図2Cに示す打戻りでは、緯糸Yが捨耳糸54に本来把持されるタイミングの後に、緯糸YはRHフィーラ91及びWフィーラ92に検出されない位置にある。
次に、RHフィーラ91による緯糸Yの検出判定方法について説明する。
上記で説明した通り、図2Aに示すように緯入れが正常に行われた場合には、捨耳糸54が緯糸Yを把持する前に緯糸YはRHフィーラ91に検出され、把持した後も検出される。したがって、緯入れ開始タイミング以降に捨耳糸54が緯糸Yを把持する前及び把持した後のRHフィーラ91の検出信号を判定することで、緯入れが正常に行われたことを判定することができる。
具体的には、図3に示すように第1検出開始タイミングT1と第2検出開始タイミングT2との間、及び第2検出開始タイミングT2と検出終了タイミングT3との間にRHフィーラ91(図1参照)から出力される検出信号のパルスの数を主制御装置100が計数する。第1検出開始タイミングT1,第2検出開始タイミングT2及び検出終了タイミングT3は、エアジェット織機のクランクの回転角度から予め設定される。第1検出開始タイミングT1は、緯入れ開始タイミング以降に設定される。第2検出開始タイミングT2は、正常な緯入れ時に捨耳糸54が緯糸Yを把持したタイミングである。検出終了タイミングT3は、緯入れ終了タイミング以前に設定される。なお、第2検出開始タイミングT2における「把持」とは、完全に捨耳糸54と緯糸Yとが接触している場合のみではなく、捨耳糸54又は緯糸Yの毛羽などにより捨耳糸54と緯糸Yとの間に制動力が作用することも含まれる。
まず、図3の例1に示すように緯入れが正常にされた場合を説明する。なお、第1検出開始タイミングT1から検出終了タイミングT3までの間を第1緯糸検出範囲P1、第2検出開始タイミングT2から検出終了タイミングT3までの間を第2緯糸検出範囲P2と設定する。すなわち、第2緯糸検出範囲P2は第1緯糸検出範囲P1内に設定される。また、第1緯糸検出範囲P1において緯糸YがRHフィーラ91の位置に有ると判定するパルス信号数の閾値を第1パルス閾値S1とする。この実施の形態1では第1パルス閾値S1の値を13パルスとしている。さらに、第2緯糸検出範囲P2において緯糸YがRHフィーラ91の位置に有ると判定するパルス信号数の閾値を第2パルス閾値S2とする。この実施の形態1では第2パルス閾値S2の値を5パルスとしている。第1パルス閾値S1は第1閾値を構成し、第2パルス閾値S2は第2閾値を構成する。
緯入れが正常にされた場合には、第2検出開始タイミングT2までの間に緯糸Yは捨耳糸54の位置まで搬送されている。そのため第1緯糸検出範囲P1において、緯糸YがRHフィーラ91に検出されるので、予め設定した第1パルス閾値S1である13パルス以上(この例1では15パルス)の数の検出信号のパルスが検出される。
緯入れが正常にされているので、第2検出開始タイミングT2の後に緯糸Yは把持され続けており、織布50への打戻りが発生していない。そのため第2緯糸検出範囲P2において、緯糸Yが十分な時間RHフィーラ91に検出されるので、予め設定した第2パルス閾値S2である5パルス以上(この例1では5パルス)の数の検出信号のパルスが検出される。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号が第1パルス閾値S1以上であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号が第2パルス閾値S2以上である場合には、主制御装置100は緯入れが正常にされたと判定する。なお、第1パルス閾値S1及び第2パルス閾値S2のパルス数は、検出対象の緯糸Yやエアジェット織機の構成等により任意に変更してよい。
次に、図3の例2に示すように緯入れミスが発生した場合を説明する。この場合には緯入れミスにより、緯糸Yが捨耳糸54の位置まで到達していない。そのため、第1緯糸検出範囲P1及び第2緯糸検出範囲P2において、共に緯糸YがRHフィーラ91に検出されていない。したがって、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号が第1パルス閾値S1である13パルス未満であり、第2緯糸検出範囲P2内で検出信号が第2パルス閾値S2である5パルス未満となる。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号が第1パルス閾値S1未満であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号が第2パルス閾値S2未満となる場合には、主制御装置100は緯入れミスが発生したと判定する。
次に、図3の例3に示すように打戻りが発生した場合を説明する。例3の場合は緯糸Yが搬送されるタイミングが早く、第2検出開始タイミングT2よりも前に緯糸Yは捨耳糸54の位置まで到達している。そのため、緯糸YはRHフィーラ91に検出される。このとき、第1検出開始タイミングT1から第2検出開始タイミングT2までの間に、第1パルス閾値S1である13パルス以上(この例3では15パルス)の検出信号のパルスが検出されている。
第2検出開始タイミングT2以降には、緯糸Yは織布50側に戻ってしまうのでRHフィーラ91に検出されない。そのため、第2緯糸検出範囲P2において、緯糸YがRHフィーラ91に検出されないので、検出信号は第2パルス閾値S2である5パルス未満となる。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号が第1パルス閾値S1以上であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号が第2パルス閾値S2未満である場合には、主制御装置100は打戻り発生と判定する。
このように、緯入れ側とは反対側の織端51に、緯入れされた緯糸Yを検出して検出信号を出力する光学式緯糸検出装置を設けたエアジェット織機における緯糸検出方法であって、緯入れ開始タイミング以降であって、緯入れ終了タイミング以前に設定される第1緯糸検出範囲P1と、第1緯糸検出範囲P1内であって、捨耳糸54が緯糸Yを把持したタイミング以降に設定される第2緯糸検出範囲P2と、第1緯糸検出範囲P1における検出信号の閾値である第1パルス閾値S1と、第2緯糸検出範囲P2における検出信号の閾値である第2パルス閾値S2とを設定し、検出信号が、第1緯糸検出範囲内P1で第1パルス閾値S1以上であり、且つ第2緯糸検出範囲内P2で第2パルス閾値S2以上でない場合に、緯糸Yの打戻りが発生したと判定するので、簡単に打戻り発生を検出することができる。
また、検出信号はパルス信号であって、第1パルス閾値S1及び第2パルス閾値S2はパルス信号の数で設定するので、緯糸Yの検出を精度よく行うことができる。
また、検出信号が、前記第1緯糸検出範囲P1内で第1パルス閾値S1未満であり、且つ前記第2緯糸検出範囲P2内で第2パルス閾値S2未満である場合に、緯糸Yの緯入れミスが発生したと判定するので、緯糸Yの打戻りだけではなく緯入れミスを検出することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るエアジェット織機における緯糸検出方法について説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態3に係るエアジェット織機における緯糸検出方法は、実施の形態1に対して、緯糸Yの検出信号としてパルス信号とレベル信号とを併用し、検出信号の閾値をパルス信号数及びレベル信号値としたものである。
図1に示すように、エアジェット織機に実施の形態1で配置されていたRHフィーラ91の代わりに、RHフィーラ93を配置している。なお、RHフィーラ93の符号は図1内に括弧書きで示している。RHフィーラ93はRHフィーラ91と同じ位置に配置された投光部と受光部とを有する反射式の光学式センサであるが、検出信号をレベル信号として出力する。RHフィーラ93は、主制御装置200と電気的に接続されている。なお、主制御装置200の符号は図1内に括弧書きで示している。RHフィーラ93は、光学式緯糸検出装置を構成している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、緯糸Yの検出判定方法について図2A〜図2Cを用いて説明する。
実施の形態1と同様に、図2A〜図2Cに示すように緯糸Yが矢印Aの方向へ搬送される。図2Aに、緯糸Yが矢印Aの方向へ正常に搬送された場合を示す。この場合には、緯糸YはRHフィーラ93に検出される位置にある。なお、RHフィーラ93の符号及び主制御装置200の符号は図2A〜図2C内に括弧書きで示している。
図2Bに、緯糸Yが矢印Aの方向へ搬送された後、緯糸Y1のように打戻りが発生したが、緯糸Yが織布50までは戻っていない場合を示す。この場合には、緯糸YはRHフィーラ93に検出される位置にある。
図2Cに、緯糸Yが矢印Aの方向へ搬送された後打戻りが発生して緯糸Yが緯糸Y2のように織布50まで戻り、布欠点となる打戻りが発生した場合を示す。この場合には、緯糸YはRHフィーラ93に検出されない位置にある。
次に、RHフィーラ93による緯糸Yの検出方法を説明する。
エアジェット織機がストレッチノズルを用いている場合には、一般にパルス信号による検出では検出信号が出にくくなる場合がある。そのような場合には、レベル信号による検出をすることで、緯糸Yの有無を判定することが可能である。一方、緯糸Yが黒糸や細糸である場合には、パルス信号による検出の方が一般に優れている。そのため、RHフィーラ93による緯糸Yの検出方法では、レベル信号による検出とパルス信号による検出とを以下に示すように併用する。
図4Aに示すように、RHフィーラ93は緯糸Yの検出信号をレベル信号として出力する。ここで、図4A〜図4Cの縦軸はレベル信号の強度であり、横軸はエアジェット織機のクランクの回転角度から予め設定される検出開始タイミング(図3参照)に相当する。緯糸YがRHフィーラ93により検出されている場合にレベル信号の強度が高くなり、緯糸YがRHフィーラ93により検出されない場合にレベル信号の強度が低くなる。
また、図4Bに示すように主制御装置200は、RHフィーラ93の出力したレベル信号を全波整流する。これにより、検出信号のパルス信号を得ることができる。
第1緯糸検出範囲P1(図3参照)において、緯糸YがRHフィーラ93の位置に有ると判定されるレベル信号値の閾値を第1レベル閾値S3とする。さらに、第2緯糸検出範囲P2において、緯糸YがRHフィーラ93の位置に有ると判定されるレベル信号値の閾値を第2レベル閾値S4とする。第1パルス閾値S1及び第1レベル閾値S3は第1閾値を構成し、第2パルス閾値S2及び第2レベル閾値S4は第2閾値を構成する。
主制御装置200は、第1緯糸検出範囲P1においてパルス信号数が第1パルス閾値S1以上であるかを判定するとともに、レベル信号値が第1レベル閾値S3以上であるかを判定する。パルス信号数が第1パルス閾値S1以上であるか、レベル信号値が第1レベル閾値S3以上であるかのどちらかであれば、第1緯糸検出範囲P1において緯糸YがRHフィーラ93の位置に有ると判定する。
また、主制御装置200は、第2緯糸検出範囲P2においてパルス信号数が第2パルス閾値S2以上であるかを判定するとともに、レベル信号値が第2レベル閾値S4以上であるかを判定する。パルス信号数又はレベル信号値のどちらかが閾値以上であれば、第2緯糸検出範囲P2において緯糸YがRHフィーラ93の位置に有ると判定する。
第1緯糸検出範囲P1及び第2緯糸検出範囲P2における緯糸Yの有無による打戻りの判定方法は、実施の形態1と同じである。すなわち、緯入れが正常にされた場合には、第2検出開始タイミングT2までの間に緯糸Yは捨耳糸54の位置まで搬送されている。そのため第1緯糸検出範囲P1において、緯糸YがRHフィーラ93に検出される。そして、主制御装置200は、予め設定した第1パルス閾値S1以上の数の検出信号のパルスか、又は予め設定した第1レベル閾値S3以上の検出信号のレベル信号値かの少なくともどちらかを検出する。
また、緯入れが正常にされているので、第2検出開始タイミングT2の後に緯糸Yは把持され続けており、織布50への打戻りが発生していない。そのため第2緯糸検出範囲P2において、緯糸Yが十分な時間RHフィーラ93に検出されるので、主制御装置200は、予め設定した第2パルス閾値S2以上の数の検出信号のパルスか、又は予め設定した第2レベル閾値S4以上の検出信号のレベル信号値かの少なくともどちらかを検出する。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号のパルスの数が第1パルス閾値S1以上又は検出信号のレベル信号値が第1レベル閾値S3以上であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号のパルスの数が第2パルス閾値S2以上又は検出信号のレベル信号値が第2レベル閾値S4以上である場合には、主制御装置200は緯入れが正常にされたと判定する。
次に、緯入れミスが発生した場合を説明する。緯入れミスにより、緯糸Yが捨耳糸54の位置まで到達していない場合には、第1緯糸検出範囲P1及び第2緯糸検出範囲P2において、共に緯糸YがRHフィーラ93に検出されない。したがって、第1緯糸検出範囲P1内で、主制御装置200に検出される検出信号のパルスが第1パルス閾値S1未満であるとともに、検出信号のレベル信号値が第1レベル閾値S3未満となる。また、第2緯糸検出範囲P2内で主制御装置200に検出される検出信号のパルスが第1レベル閾値S3未満であるとともに、検出信号のレベル信号値が第2レベル閾値S4未満となる。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で、検出信号のパルスの数が第1パルス閾値S1未満及び検出信号のレベル信号値が第1レベル閾値S3未満であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で、検出信号のパルスの数が第2パルス閾値S2未満及び検出信号のレベル信号値が第2レベル閾値S4未満である場合には、主制御装置200は緯入れミス発生と判定する。
次に、図2Cに示すように打戻りが発生した場合を説明する。打戻りの場合は、第2検出開始タイミングT2よりも前に緯糸Yは捨耳糸54の位置まで到達している。そのため、第1緯糸検出範囲P1において緯糸YはRHフィーラ93に検出されるので、主制御装置200は、予め設定した第1パルス閾値S1以上の数の検出信号のパルスか、又は予め設定した第1レベル閾値S3以上の検出信号のレベル信号値かの少なくともどちらかを検出する。
また、第2検出開始タイミングT2以降には、緯糸Yは織布50側に戻ってしまうのでRHフィーラ93に検出されない。そのため、第2緯糸検出範囲P2において、緯糸YがRHフィーラ93に検出されないので、主制御装置200は、予め設定した第1パルス閾値S1未満の数の検出信号のパルスとともに予め設定した第2レベル閾値S4未満の検出信号のレベル信号値を検出する。
すなわち、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号のパルスの数が第1パルス閾値S1以上又は検出信号のレベル信号値が第1レベル閾値S3以上であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号のパルスの数が第2パルス閾値S2未満及び検出信号のレベル信号値が第2レベル閾値S4未満である場合には、主制御装置200は打戻り発生と判定する。
このように、検出信号はパルス信号及びレベル信号であって、第1パルス閾値S1及び第2パルス閾値S2はパルス信号の数及びレベル信号の値でそれぞれ設定するので、検出対象の緯糸Yが黒糸や細糸である場合にもパルス信号とレベル信号との併用により緯糸Yを検出することができる。
なお、この発明の実施の形態1及び2においては、RHフィーラ91,93及びWフィーラ92は反射式の光学式センサであったが、緯糸Yの通過位置を挟んで投光部及び受光部を対向して配置し、緯糸Yの無い時受光部が光を受光することで緯糸Yを検出する透過式光学式センサであってもよい。
また、この発明の実施の形態1及び2においては、第1緯糸検出範囲P1及び第2緯糸検出範囲P2における緯糸Yの検出状況で緯入れ状況を確認していたが、第1緯糸検出範囲P1内で検出信号が第1パルス閾値S1未満であり、且つ第2緯糸検出範囲P2内で検出信号が第2パルス閾値S2以上である場合に、この状態を緯糸Yの到達遅れと判定してもよい。
51 織端、53 経糸、54 捨耳糸(経糸)、91,93 RHフィーラ、P1 第1緯糸検出範囲、P2 第2緯糸検出範囲、S1 第1パルス閾値(第1閾値)、S2 第2パルス閾値(第2閾値)、S3 第1レベル閾値(第1閾値)、S4 第2レベル閾値(第2閾値)、Y,Y1,Y2 緯糸。

Claims (4)

  1. 緯入れ側とは反対側の織端に、緯入れされた緯糸を検出して検出信号を出力する光学式緯糸検出装置を設けたエアジェット織機における緯糸検出方法であって、
    緯入れ開始タイミング以降であって、緯入れ終了タイミング以前に設定される第1緯糸検出範囲と、
    前記第1緯糸検出範囲内であって、経糸が前記緯糸を把持したタイミング以降に設定される第2緯糸検出範囲と、
    前記第1緯糸検出範囲における前記検出信号の閾値である第1閾値と、
    前記第2緯糸検出範囲における前記検出信号の閾値である第2閾値と
    を設定し、
    前記検出信号が、前記第1緯糸検出範囲内で前記第1閾値以上であり、且つ前記第2緯糸検出範囲内で前記第2閾値未満である場合に、前記緯糸の打戻りが発生したと判定するエアジェット織機における緯糸検出方法。
  2. 前記検出信号はパルス信号であって、
    前記第1閾値及び前記第2閾値は前記パルス信号の数で設定する請求項1に記載のエアジェット織機における緯糸検出方法。
  3. 前記検出信号はパルス信号及びレベル信号であって、
    前記第1閾値及び前記第2閾値は前記パルス信号の数及び前記レベル信号の値でそれぞれ設定する請求項1に記載のエアジェット織機における緯糸検出方法。
  4. 前記検出信号が、前記第1緯糸検出範囲内で前記第1閾値未満であり、且つ前記第2緯糸検出範囲内で前記第2閾値未満である場合に、前記緯糸の緯入れミスが発生したと判定する請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアジェット織機における緯糸検出方法。
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