JP2019104584A - 用紙搬送装置および用紙搬送プログラム - Google Patents

用紙搬送装置および用紙搬送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】用紙のジャムが検出された場合においても搬送センサーの異常の有無の判断および/又は駆動部品の故障の有無の判別が可能である用紙搬送装置および用紙搬送プログラムを提供する。【解決手段】用紙Pが搬送される用紙搬送路205上に設けられ、用紙Pを検出する搬送センサー311、少なくとも搬送センサー311まで用紙を搬送する搬送手段、用紙Pのジャムが検出された場合に用紙Pの搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段、および、搬送センサー311の異常の有無を判断する異常判断手段を有する用紙搬送装置である。前記異常判断手段は、搬送手段によって用紙Pが搬送された際、搬送センサー311が用紙Pを検出した場合は、搬送センサー311は正常であると判断し、用紙Pを検出しない場合は、搬送センサー311は、異常であると判断するように、構成されている。【選択図】図11A

Description

本発明は、用紙搬送装置および用紙搬送プログラムに関する。
用紙搬送装置において用紙のジャム(搬送異常)が生じた際、駆動部品としてステップモーターが利用されている場合は、ステップモーターの出力ステップ数と搬送センサーによって検出されたデータとの比較に基づいて、ステップモーターの故障の有無が判別され、また、DCモーターが利用されている場合は、DCモーターの電流および電圧と所定値との比較に基づいて、DCモーターの故障の有無が判別される(例えば、特許文献1参照。)。
搬送ローラーの回転までの駆動力伝達時間や、搬送ローラーの回転数と所定値との比較に基づいて、駆動部品であるクラッチおよびモーターの故障の有無(保守交換の決定)を判別するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2010−64442号公報 特開2005−194037号公報
しかし、例えば、特許文献1に記載の技術においては、適用可能な駆動部品はモーターのみであり、その他の駆動部品の故障の有無を判別することや、搬送センサーの異常の有無を判断することができない。また、特許文献2に記載の技術においては、適用可能な駆動部品はクラッチおよびモーターのみであり、その他の駆動部品の故障の有無を判別することや、搬送センサーの異常の有無を判断することができない。
また、駆動部品の故障の有無を判別したり、搬送センサーの異常の有無を判断したりするためには、用紙を搬送することが必要である。しかし、例えば、搬送センサーの異常あるいは駆動部品の故障に起因して用紙の搬送に遅れが生じた結果、用紙のジャムの発生が検出される場合、用紙の搬送が停止される。そのため、用紙が停止した位置より下流側の搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が不可能となる。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、用紙のジャムが検出された場合においても搬送センサーの異常の有無の判断および/又は駆動部品の故障の有無の判別が可能である用紙搬送装置および用紙搬送プログラムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する搬送センサー、
少なくとも前記搬送センサーまで用紙を搬送する搬送手段、
前記用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段、および、
前記搬送センサーの異常の有無を判断する異常判断手段を有しており、
前記異常判断手段は、
前記搬送手段によって前記用紙が搬送された際、前記搬送センサーが前記用紙を検出した場合は、前記搬送センサーは正常であると判断し、前記用紙を検出しない場合は、前記搬送センサーは、異常であると判断するように、構成されている
ことを特徴とする用紙搬送装置。
(2)前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
前記異常判断手段は、前記搬送センサーの異常の有無を順次判断するように構成されていることを特徴とする前記(1)に記載の用紙搬送装置。
(3)前記搬送センサーの異常を通知する異常通知手段を、さらに有することを特徴とする前記(1)又は前記(2)に記載の用紙搬送装置。
(4)用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する搬送センサー、
少なくとも前記搬送センサーまで用紙を搬送する搬送手段、
前記用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段、および、
前記搬送センサーによる前記用紙の検出に基づく前記用紙の搬送所要時間と、前記搬送所要時間の基準時間と、を比較した結果に基づいて、前記搬送手段が有する駆動部品の故障の有無を判別する故障判別手段、
を有することを特徴とする用紙搬送装置。
(5)前記故障判別手段は、前記搬送センサーの検出結果に基づいて前記搬送センサーが正常であると判断された場合、前記駆動部品の故障の有無を判別するように構成されていることを特徴とする前記(4)に記載の用紙搬送装置。
(6)前記故障判別手段は、前記搬送所要時間と前記基準時間に誤差を持たせた許容範囲とを比較した結果、前記搬送所要時間が前記許容範囲に含まれていない場合、前記駆動部品が故障していると判別するように構成されていることを特徴とする前記(4)又は前記(5)に記載の用紙搬送装置。
(7)前記駆動部品は、故障した場合に前記搬送所要時間が減少する第1部品と、故障した場合に前記搬送所要時間が増加する第2部品とを含んでおり、
前記故障判別手段は、前記搬送所要時間が前記許容範囲の下限未満である場合、前記第1部品が故障していると判別し、前記許容範囲の上限を超えている場合、前記第2部品が故障していると判別するように構成されていることを特徴とする前記(6)に記載の用紙搬送装置。
(8)前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
前記故障判別手段は、前記駆動部品の故障の有無を順次判別するように構成されていることを特徴とする前記(4)〜(7)のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
(9)前記駆動部品は、前記搬送路上に離間して複数配置される搬送ローラーを含んでおり、
前記搬送手段は、前記用紙に関し、搬送ローラー間を間欠的に搬送するように構成されていることを特徴とする前記(4)〜(8)のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
(10)前記駆動部品の故障を通知する故障通知手段を、さらに有することを特徴とする前記(4)〜(9)のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
(11)前記搬送所要時間の経時データを記憶する記憶手段、および、
前記駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断手段を、さらに有し、
前記故障予兆判断手段は、前記経時データと前記基準時間との比較に基づいて、前記駆動部品の故障予兆の是非を判断するように構成されていることを特徴とする前記(4)〜(10)のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
(12)前記駆動部品の故障予兆を通知する故障予兆通知手段を、さらに有することを特徴とする前記(11)に記載の用紙搬送装置。
(13)搬送手段および搬送センサーを有する用紙搬送装置を制御する用紙搬送プログラムであって、
前記搬送手段によって搬送される用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手順と、
前記用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する前記搬送センサーの異常の有無を判断する異常判断手順と、
を有する処理を、前記用紙搬送装置に実行させ、
前記異常判断手順においては、前記搬送手段によって前記用紙が搬送された際、前記搬送センサーが前記用紙を検出した場合は、前記搬送センサーは正常であると判断し、前記用紙を検出しない場合は、前記搬送センサーは、異常であると判断される
ことを特徴とする用紙搬送プログラム。
(14)前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
前記異常判断手順においては、前記搬送センサーの異常の有無が順次判断されることを特徴とする前記(13)に記載の用紙搬送プログラム。
(15)前記処理は、前記搬送センサーの異常を通知する異常通知手順を、さらに有することを特徴とする前記(13)又は前記(14)に記載の用紙搬送プログラム。
(16)搬送手段および搬送センサーを有する用紙搬送装置を制御する用紙搬送プログラムであって、
前記搬送手段によって搬送される用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手順と、
前記搬送センサーによる前記用紙の検出に基づく前記用紙の搬送所要時間と、前記搬送所要時間の基準時間と、を比較した結果に基づいて、前記搬送手段が有する駆動部品の故障の有無を判別する故障判別手順と、
を有する処理を、
前記用紙搬送装置に実行させることを特徴とする用紙搬送プログラム。
(17)前記故障判別手順においては、前記搬送センサーの検出結果に基づいて前記搬送センサーが正常であると判断された場合、前記駆動部品の故障の有無が判別されることを特徴とする前記(16)に記載の用紙搬送プログラム。
(18)前記故障判別手順においては、前記搬送所要時間と前記基準時間に誤差を持たせた許容範囲とを比較した結果、前記搬送所要時間が前記許容範囲に含まれていない場合、前記駆動部品が故障していると判別されることを特徴とする前記(16)又は前記(17)に記載の用紙搬送プログラム。
(19)前記駆動部品は、故障した場合に前記搬送所要時間が減少する第1部品と、故障した場合に前記搬送所要時間が増加する第2部品とを含んでおり、
前記故障判別手順においては、前記搬送所要時間が前記許容範囲の下限未満である場合、前記第1部品が故障していると判別され、前記許容範囲の上限を超えている場合、前記第2部品が故障していると判別されることを特徴とする前記(18)に記載の用紙搬送プログラム。
(20)前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
前記故障判別手順においては、前記駆動部品の故障の有無が順次判別されることを特徴とする前記(16)〜(19)のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
(21)前記駆動部品は、前記搬送路上に離間して複数配置される搬送ローラーを含んでおり、
前記処理は、前記搬送手段によって、前記用紙を搬送ローラー間を間欠的に搬送する間欠搬送手順をさらに有することを特徴とする前記(16)〜(20)のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
(22)前記処理は、前記駆動部品の故障を通知する故障通知手順を、さらに有することを特徴とする前記(16)〜(21)のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
(23)前記処理は、前記搬送所要時間の経時データを、前記用紙搬送装置の記憶手段に記憶させる記憶手順、および、前記駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断手順を、さらに有し、
前記故障予兆判断手順においては、前記経時データと前記基準時間との比較に基づいて、前記駆動部品の故障予兆の是非が判断されることを特徴とする前記(16)〜(22)のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
(24)前記処理は、前記駆動部品の故障予兆を通知する故障予兆通知手順を、さらに有することを特徴とする前記(23)に記載の用紙搬送プログラム。
本発明の一様相に係る用紙搬送装置および用紙搬送プログラムによれば、用紙のジャムが検出された場合に用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段を有するため、用紙のジャムに起因する中断(用紙の搬送の停止)は生じず、用紙が停止した位置より下流側の搬送センサーの異常の有無の判断が可能である。また、搬送センサーが用紙を検出した場合は、搬送センサーは正常であると判断され、用紙を検出しない場合は、搬送センサーは、異常であると判断される。搬送センサーが正常であることは、搬送手段が有する駆動部品が故障していることを意味する。つまり、異常判断手段を有するため、搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能である。したがって、用紙のジャムが検出された場合においても搬送センサーの異常の有無の判断および/又は駆動部品の故障の有無の判別が可能である。
本発明の別の一様相に係る用紙搬送装置および用紙搬送プログラムによれば、用紙のジャムが検出された場合に用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段を有するため、用紙のジャムに起因する中断(用紙の搬送の停止)は生じず、用紙が停止した位置より下流側の駆動部品の故障の有無の判断が可能である。また、駆動部品の故障の有無は、搬送センサーによる用紙の検出に基づく用紙の搬送所要時間と、搬送所要時間の基準時間と、を比較することによって、判別することが可能である。つまり、故障判別手段を有するため、駆動部品の故障の有無の判別が可能である。したがって、用紙のジャムが検出された場合においても駆動部品の故障の有無の判別が可能である。
実施の形態1に係る用紙搬送装置が適用される画像形成システムを説明するための概略図である。 図1に示される画像形成装置を説明するための側面図である。 図1に示される画像形成装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態1に係る用紙搬送装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態1に係る用紙搬送装置の要部を説明するための概略図である。 実施の形態1に係る用紙搬送プログラムを説明するためのブロック図である。 実施の形態1に係る用紙搬送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図7に示されるステップS16を説明するための概略図であるである。 図7に示されるステップS14を説明するためのフローチャートである。 図9のステップS101を説明するための概略図である。 図9のステップS102のNOに係る異常搬送センサーの挙動を説明するための概略図である。 図9のステップS102のYESに係る正常搬送センサーの挙動を説明するための概略図である。 図9のステップS104およびS105に係る許容範囲を説明するための概略図である。 図9のステップS104のYESに係るクラッチ故障時の挙動を説明するための概略図である。 用紙搬送再開時におけるクラッチ故障の影響を説明するための概略図である。 図9のステップS105のYESに係る搬送ローラー故障の影響を説明するための概略図である。 実施の形態2を説明するためのブロック図である。 図15に示される故障予兆判断部に係る第3および第4閾値を説明するための概略図である。 第3閾値に係るクラッチ故障予兆を説明するための概略図である。 第4閾値に係る搬送ローラー故障予兆を説明するための概略図である。 図15に示される故障予兆通知部に係る表示項目を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施の形態1に係る用紙搬送装置が適用される画像形成システムを説明するための概略図である。
図1に示される画像形成システム100は、画像形成装置200、サーバー400、情報端末500、アクセスポイント600およびネットワーク700を有する。
画像形成装置200は、例えば、コピー機能、プリンター機能およびスキャン機能を有するMFP(Multi−Function Peripheral)であり、ネットワーク700に接続されている。画像形成装置200は、実施の形態1に係る用紙搬送装置が適用されており、受信した印刷ジョブから生成される画像データや、スキャンされた原稿画像データを使用して、記録媒体である用紙に画像を形成(印刷)するために使用される。用紙搬送装置は、後述するように、搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能である。
サーバー400は、ネットワーク700に接続されており、画像形成装置200と情報端末500との間の通信を中継する機能を有するコンピューターである。
情報端末500は、画像形成装置200のサービスマンによって携帯されるモバイル端末であり、無線LAN(Local Area Network:構内情報通信網)機能を有するクライアントである。無線LANの方式は、例えば、IEEE801.11である。モバイル端末は、例えば、専用端末、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピューター、ラップトップコンピューターである。
アクセスポイント600は、ネットワーク700に配置されている無線の送受信機であり、情報端末500をネットワーク700に接続するために使用される。情報端末500は、例えば、無線LANのインフラストラクチャーモードを利用することによって、アクセスポイント600を経由して、サーバー400と通信可能である。なお、情報端末500は、サーバー400からのデータを表示するための表示部510を有する。
ネットワーク700は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)などの規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続するLAN、LAN同士を専用線で接続した広域情報通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット、これらの組合せなどの各種のネットワークからなる。ネットワークプロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。
次に、画像形成装置200を詳述する。
図2は、図1に示される画像形成装置を説明するための側面図、図3は、図1に示される画像形成装置を説明するためのブロック図である。図2においては、図3に示される用紙搬送部302,304,306が省略されている。なお、本実施の形態においては、紙搬送部302,304,306は、一体として、用紙搬送装置300を構成している。
画像形成装置200は、図2および図3に示されるように、X方向に沿って直列に接続された給紙装置210、画像形成装置本体部230および後処理装置260を有する。X方向は、用紙Pの搬送方向である。
給紙装置210は、画像形成装置本体部230の指示に従って、用紙Pを供給するために使用される。給紙装置210は、給紙部212、通信部218、用紙搬送部302、制御部220および記憶部222を有し、これらの構成要素は、内部バス224により相互に通信可能に接続されている。
給紙部212は、サイズ、色、厚さ、坪量などの種類の異なる用紙Pを大量に収容するため、複数の給紙トレイ214,215,216を有する(図1参照)。給紙トレイ214、給紙トレイ215および給紙トレイ216は、給紙部212の上段、中段および下段に位置しており、それぞれサイズの異なる用紙Pが収められている。給紙トレイ214,215,216には、収容されている用紙Pの用紙切れを検知するセンサーが設置されており、検知結果は制御部220に送信される。
用紙搬送部302は、給紙装置210に位置する用紙搬送路205に沿って配置されており、給紙部212から供給された用紙Pを、画像形成装置本体部230に排出するために使用される。
通信部218は、装置間の通信回線202を経由して、画像形成装置本体部230および後処理装置260と通信可能に接続している。
制御部220は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサー(CPU:Central Processing Unit)等から構成される制御回路であり、画像形成装置本体部230の制御部250(後述)と連携しており、給紙装置210の各機能は、それに対応するプログラムを制御部220が実行することにより発揮される。
記憶部222は、例えば、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置や、各種処理プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置を、適宜組み合わせて構成されている。
次に、画像形成装置本体部230を説明する。
画像形成装置本体部230は、給紙装置210と後処理装置260との間に位置し、画像読取部232、画像形成部236、給紙部240、通信部244、用紙搬送部304、操作表示部246、制御部250および記憶部252を有し、これらの構成要素は、内部バス254により相互に通信可能に接続されている。
画像読取部232は、ADF(Auto Document Feeder)234を有し(図2参照)、原稿の画像データを生成するために使用され、読取面に載置された原稿あるいはADF234によって搬送された原稿を読み取って画像信号を出力する。ADFは、適宜省略することも可能である。
画像形成部236は、例えば、感光体ドラム238および定着ローラー239を有し(図2参照)、電子写真プロセスによって、用紙Pに画像を形成するために使用される。感光体ドラムは、有機光導電体(Organic Photo Conductor:OPC)を含むポリカーボネイト等の樹脂からなる感光層を有する像担持体である。画像形成部236は、電子写真プロセスを適用する形態に限定されない。
給紙部240は、給紙装置210と異なるルートから用紙Pを供給するために使用され、複数の給紙トレイ242,243を有する(図2参照)。給紙トレイ242および給紙トレイ243は、給紙部240の上段および下段に位置しており、それぞれサイズの異なる用紙Pが収められている。給紙トレイ242,243には、収容されている用紙Pの用紙切れを検知するセンサーが設置されており、検知結果は制御部250に送信される。給紙部240は、適宜省略することも可能である。
通信部244は、装置間の通信回線202を経由して、給紙装置210および後処理装置260と通信可能に接続している。また、通信部244は、ネットワーク700を経由し、サーバー400やユーザーのクライアント端末(不図示)と通信可能に接続している。ユーザーのクライアント端末は、例えば、印刷ジョブを作成し、画像形成装置200に送信するために使用される。印刷ジョブは、PDL(Page Description Language)形式の印刷データおよび印刷設定データを含んでいる。印刷設定は、例えば、紙種、用紙サイズ、両面/片面印刷、用紙の向き、後処理に関する設定を含んでいる。
用紙搬送部304は、画像形成装置本体部230に位置する用紙搬送路205に沿って配置されており、給紙部240から供給された用紙Pおよび給紙装置210から供給された用紙Pを、画像形成部236を経由して、後処理装置260に排出するために使用される。なお、符号208は、レジストローラーである。
操作表示部246は、例えば、液晶ディスプレイおよびキーボードから構成され、出力手段および入力手段を兼ねている。
液晶ディスプレイは、機器構成、プリントジョブの進行状況、用紙ジャムの発生状況、エラーの発生状況、搬送センサーの異常、駆動部品の故障、現在変更可能な設定などを、ユーザーおよびサービスマンに通知するために使用される。
キーボードは、用紙Pのサイズを指定する選択キー、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー等からなる複数のキーを有する。キーボードは、文字入力、各種設定、スタート指示等の各種指示(入力)を、ユーザーおよびサービスマンが行うために利用される。なお、液晶ディスプレイの代わりに、タッチパネルを適用することが可能である。また、タッチパネルを適用する場合、キーボードを適宜省略することも可能である。
制御部250は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサー(CPU)等から構成される制御回路であり、給紙装置210の制御部220および後処理装置260の制御部270(後述)と連携しており、画像形成装置本体部230の各機能は、それに対応するプログラムを制御部250が実行することにより発揮される。
記憶部252は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置や、各種処理プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置を、適宜組み合わせて構成されている。記憶部252に記憶されるプログラムは、RIP処理(ラスタライズ処理:Raster Image Processing)、通信処理のためのプログラム等である。記憶部252に記憶されるデータは、通信部244を経由して受信した印刷ジョブから生成される画像データ、画像読取部232においてスキャンされた原稿画像データ等である。
次に、後処理装置260を説明する。
後処理装置260は、画像形成装置本体部230の指示に従って、画像形成装置本体部230から排出(供給)された用紙Pに対し、必要に応じて後処理を実施するために使用される。後処理装置260は、用紙搬送部306、後処理部262、排出部264、通信部268、制御部270および記憶部272を有し、これらの構成要素は、内部バス274により相互に通信可能に接続されている。
用紙搬送部306は、後処理装置260に位置する用紙搬送路205に沿って配置され、画像形成装置本体部230からの用紙Pを、後処理部262を経由して、あるいは後処理部262を経由せず、外部に排出するために使用される。
後処理部262は、用紙Pに対し後処理を実施する。後処理は、例えば、パンチ処理、ステイプル処理、カール矯正処理、反転処理を含んでいる。
排出部264は、排紙トレイ431を有する。排紙トレイ431上には、用紙搬送部306によって搬送された用紙Pが排出される。
通信部268は、装置間の通信回線202を経由して画像形成装置本体部230および給紙装置210と通信可能に接続している。
制御部270は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサー(CPU)等から構成される制御回路であり、画像形成装置本体部230の制御部250と連携しており、後処理装置260の各機能は、それに対応するプログラムを制御部270が実行することにより発揮される。
記憶部272は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置や、各種処理プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置を、適宜組み合わせて構成されている。
次に、用紙搬送装置300を詳述する。
図4は、実施の形態1に係る用紙搬送装置を説明するためのブロック図、図5は、実施の形態1に係る用紙搬送装置の要部を説明するための概略図、図6は、実施の形態1に係る用紙搬送プログラムを説明するためのブロック図である。
用紙搬送装置300は、用紙搬送部302,304,306によって一体的に構成され、給紙装置210、画像形成装置本体部230および後処理装置260を経由して、用紙Pを搬送可能に構成されている。
用紙搬送装置300は、図4に示されるように、第1および第2搬送センサー311,312を含む複数の搬送センサー、搬送機構320、ジャム検知タイマー350、通知部352、制御部360および記憶部370を有し、これらの構成要素は、内部バス354により相互に通信可能に接続されている。
搬送機構320は、第1および第2モーター321,322を含む複数のモーター、第1〜第3クラッチ331〜333を含む複数のクラッチおよび第1〜第3搬送ローラー341〜343を含む複数の搬送ローラーを有する搬送手段である。つまり、搬送機構320の駆動部品は、搬送ローラーおよびクラッチを含んでいる。
本実施の形態においては、第1および第2搬送センサー311,312、第1および第2モーター321,322、第1〜第3クラッチ331〜333および第1〜第3搬送ローラー341〜343を参照して、用紙搬送装置300の機能を適宜説明する。
第1および第2搬送センサー311,312は、用紙Pが搬送される用紙搬送路205上に離間して配置されており、用紙Pを検出するために使用される。第1搬送センサー311は、搬送方向Xに関し、第2搬送センサー312より上流側に位置している。
第1モーター321は、第1クラッチ331を介して第1搬送ローラー341を駆動するように構成されている。第1搬送ローラー341は、搬送方向Xに関し、第1搬送センサー311より上流側に位置する。
第2モーター322は、第2クラッチ332を介して第2搬送ローラー342を駆動し、また、第3クラッチ333を介して第3搬送ローラー343を駆動するように構成されている。第2搬送ローラー342は、搬送方向Xに関し、第1搬送センサー311より下流側に位置し、かつ、第1搬送センサー311に隣接して配置されている。第3搬送ローラー343は、搬送方向Xに関し、第2搬送センサー312より下流側に位置し、かつ、第2搬送センサー312に隣接して配置されている。
第1〜第3搬送ローラー341〜343の各々は、一対のローラーからなり、そのニップ部は、用紙Pが通過可能に構成されている。また、搬送機構320は、用紙Pに関し、搬送ローラー間を間欠的に搬送可能に構成されている。
ジャム検知タイマー350は、搬送されている用紙Pに生じるジャムを検知するために使用される。ジャムの検知は、例えば、搬送されている用紙Pが、ジャム検知タイマー350に設定されている時間内に、所定位置に到達するか否かに基づいている。なお、ジャムが検知された場合、用紙Pの搬送が停止されるように構成されている。
通知部352は、画像形成装置本体部230の操作表示部246を利用して、搬送センサーの異常の有無および駆動部品の故障の有無を、画像形成装置200のサービスマンに通知するために使用される。駆動部品は、搬送ローラー、クラッチ等である。
制御部360は、プログラムに従って上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサー(CPU)等から構成される制御回路であり、画像形成装置本体部230の制御部250と連携しており、用紙搬送装置300の各機能は、それに対応するプログラムを制御部360が実行することにより発揮される。
記憶部370は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置や、各種処理プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置を、適宜組み合わせて構成されている。
記憶部370に保存されているプログラムは、例えば、用紙搬送プログラム380であり、制御部360によって実行される。用紙搬送プログラム380は、搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能であり、図6に示されるように、機能無効部381、異常判断部382、異常通知部383、故障判別部384、故障通知部385を有する。
機能無効部381は、用紙のジャムが検出された場合に用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段であり、ジャム検知タイマー350を無効化する特殊モードであるテストモードを有する。
異常判断部382は、搬送センサーの異常の有無を判断する異常判断手段である。異常通知部383は、搬送センサーの異常を通知する異常通知手段である。故障判別部384は、搬送センサーによる用紙の検出に基づく用紙の搬送所要時間と、搬送所要時間の基準時間と、の比較結果に基づいて搬送手段が有する駆動部品の故障の有無を判別する故障判別手段である。故障通知部385は、駆動部品の故障を通知する故障通知手段である。
記憶部370に保存されているデータは、例えば、用紙搬送装置300における搬送ローラーの設置数、搬送センサーの部品番号および場所番号、駆動部品の部品番号および場所番号、場所番号と画像形成装置における位置のデータである。
なお、制御部360および記憶部370を省略し、画像形成装置本体部230の制御部250および記憶部252によって兼用させることも可能である。
次に、用紙搬送装置300の動作を参照し、用紙搬送プログラム380を詳述する。
図7は、実施の形態1に係る用紙搬送装置の動作を説明するためのフローチャート、図8は、図7に示されるステップS16を説明するための概略図であるである。なお、図7および後述される図9に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、用紙搬送プログラム380として記憶されており、用紙搬送装置300の制御部360によって実行される。
まず、例えば、用紙搬送に遅れが生じて用紙のジャムが検出された場合、ジャム検知タイマー350を無効化するテストモードであるか否かが判断される(ステップS11)。
テストモードであると判断される場合(ステップS11:YES)、ジャム検知タイマー350が無効化され、テストモードに移行する(ステップS12)。これにより、用紙が停止した位置より下流側の搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能となる。テストモードでないと判断される場合(ステップS11:NO)、プロセスは、終了する。
その後、テストモードでの用紙(印刷されずに搬送のみ実行されるテスト用紙)の搬送が開始される(ステップS13)。テストモードにおいては、用紙の搬送は、最高線速の半分で実施され、これにより、用紙へのダメージを抑え、再度のジャムの可能性を低下させている。
そして、検出処理が実施される(ステップS14)。検出処理においては、搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が実行される。
その後、用紙が排出され(ステップS15)、画像形成装置200のサービスマンに対する通知が実行され(ステップS16)、プロセスは、終了する。
サービスマンに対する通知においては、検出処理の結果に基づき、画像形成装置本体部230の操作表示部246を利用し、搬送センサーの異常を通知する異常通知および/又は駆動部品の故障を通知する故障通知が実行される。
例えば、操作表示部246には、図8に示されるように、「異常、故障リスト」データおよび「場所提示」データが表示される。「異常、故障リスト」データは、異常が検出された搬送センサーの部品番号および場所番号の一覧、および、故障が検出された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧を含んでいる。「場所提示」データは、場所番号が表示された画像形成装置のイラストレーション248を含んでいる。
例えば、場所番号A1、A2およびA3は、給紙装置の給紙部の上段、中段および下段の近傍であり、場所番号A4およびA5は、画像形成装置本体部のレジストローラーの近傍および画像形成部の近傍であり、場所番号A6は、後処理装置260の後処理部262(例えば、パンチ手段やステイプル手段)の近傍であることが、画像形成装置200(用紙搬送装置)のサービスマンにとって容易に把握することが可能である。したがって、サービスマンは、異常である搬送センサーおよび故障した駆動部品の種類を知ることが容易であり、異常である搬送センサーおよび故障した駆動部品を的確に交換することが可能である。
異常が検出された搬送センサーの部品番号および場所番号の一覧および故障が検出された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧は、一緒に表示する形態に限定されない。場所番号が表示された画像形成装置のイラストレーション248は、適宜省略することも可能である。
本実施の形態においては、概して、ステップS11およびステップS12は、用紙搬送プログラムの機能無効部381に対応し、ステップS16は、用紙搬送プログラム380の異常通知部383および故障通知部385に対応しており、異常通知部383および故障通知部385は、一体化されている。
用紙のジャムが検出された場合に用紙の搬送を停止させる機能を無効にする方法は、上記構成に限定されず、例えば、ジャム検知タイマー350によるカウントを停止させる手段や、用紙のジャムを検出しても、用紙のジャムと判断せずに用紙の搬送を続行させる手段を適用することも可能である。
サービスマンに対する通知方法は、上記構成に限定されず、例えば、サーバー400を経由して、あるいは、サーバー400を経由せずに(直接的に)サービスマンの情報端末500と通信することによって、情報端末500の表示部510に、サービスマンに対する通知(「異常、故障リスト」データおよび「場所提示」データ)を表示させることが可能である。サービスマンに対する通知は、読み上げること(音声)によって実施することも可能である。
次に、検出処理を詳述する。
図9は、図7に示されるステップS14を説明するためのフローチャート、図10は、図9のステップS101を説明するための概略図、図11Aは、図9のステップS102のNOに係る異常搬送センサーの挙動を説明するための概略図、図11Bは、図9のステップS102のYESに係る正常搬送センサーの挙動を説明するための概略図、図12は、図9のステップS104およびS105に係る許容範囲を説明するための概略図、図13Aは、図9のステップS104のYESに係るクラッチ故障時の挙動を説明するための概略図、図13Bは、用紙搬送再開時におけるクラッチ故障の影響を説明するための概略図、図14は、図9のステップS105のYESに係る搬送ローラー故障の影響を説明するための概略図である。
まず、テストモードでの用紙Pの搬送が停止される(ステップS101)。用紙Pの搬送が停止されるまでの時間は、基点となる搬送ローラーと次の搬送ローラーとの間の距離を、用紙Pの搬送速度によって除することによって算出される。図10に示される例においては、第1搬送ローラー341と第2搬送ローラー342との間の距離Dを、用紙Pの搬送速度によって除することによって算出される。
そして、次の搬送センサーによって、用紙Pの検出の有無が判断される(ステップS102)。図10に示される例においては、第2搬送ローラー342の近傍かつ第2搬送ローラー342より搬送方向上流側に位置する第1搬送センサー311によって、用紙Pの検出の有無が判断される。
次の搬送センサーの入力信号がOFFであり、用紙Pが検出されない場合(ステップS102:NO)、次の搬送センサーが異常であると判断され、当該次の搬送センサーの部品番号および場所番号が、記憶部370に記憶され(ステップS107)、プロセスは、ステップS106に進む。図11Aに示される例においては、第1搬送センサー311が異常であると判断され、第1搬送センサー311の部品番号および場所番号が、記憶部370に記憶される。
次の搬送センサーの入力信号がONであり、用紙Pが検出される場合(ステップS102:YES)、次の搬送センサーが正常であると判断されて、搬送所要時間が記憶部370に記憶される(ステップS103)。搬送所要時間は、起点となる駆動部品の起動開始から次の搬送センサーの入力信号がONになるまでの時間である。図11Bに示される例においては、第1搬送センサー311が正常であると判断され、また、搬送所要時間は、第1搬送ローラー341の起動開始から第1搬送センサー311の入力信号がONになるまでの時間である。
その後、搬送所要時間が、第1閾値TVより小さいか否かがが判断される(ステップS104)。第1閾値TVは、図12に示されるように、搬送所要時間の許容範囲の下限値である。許容範囲は、例えば、基準時間から誤差±数ミリ秒の範囲によって定義されている。基準時間は、起点となる駆動部品と次の搬送センサーとの間の距離を、用紙Pの搬送速度によって除することによって算出される。図10に示される例においては、基準時間は、第1搬送センサー311と第1搬送ローラー341との間の距離Dを、用紙Pの搬送速度によって除することによって算出される。なお、許容範囲の上限値は、第2閾値TVで参照される。
搬送所要時間が第1閾値TVより小さい場合(ステップS104:YES)、クラッチが故障であると判断され、当該クラッチの部品番号および場所番号が、記憶部370に記憶され(ステップS108)、プロセスは、ステップS106に進む。
例えば、図13Aに示される例のように、第1クラッチ331が故障しており、クラッチの切れが悪い場合、搬送される用紙Pは、所定の停止位置(第2搬送ローラー342の位置)に停止できず、所定の停止位置を越えて停止することとなる。したがって、用紙Pの搬送を再開する場合、図13Bに示される例のように、スキップされた距離が存在するため、次の搬送センサー(第2搬送センサー312)までの実質用紙搬送距離が短くなり、搬送所要時間が低下する。つまり、搬送所要時間が第1閾値TVより小さい場合、駆動部品であるクラッチが故障であると判別することが可能である。
なお、搬送所要時間が第1閾値TVより小さい場合に故障であると判別する駆動部品は、クラッチに限定されず、例えば、故障した場合に搬送所要時間が減少する駆動部品(第1部品)であれば、適用可能である。
搬送所要時間が第1閾値TVより小さくない場合(ステップS104:NO)、搬送所要時間が第2閾値TV(許容範囲の上限値)より大きいか否かがが判断される(ステップS104)。
搬送所要時間が第2閾値TVより大きい場合、搬送ローラーが故障であると判断され、当該搬送ローラーの部品番号および場所番号が、記憶部370に記憶され(ステップS109)、プロセスは、ステップS106に進む。
例えば、図14に示される例のように、第2搬送ローラー342が故障(摩耗)しており、用紙Pの搬送再開時に滑りが生じると、用紙Pの搬送速度が低下して、搬送所要時間が増加する。つまり、搬送所要時間が第2閾値TVより大きい場合、駆動部品である搬送ローラーが故障であると判別することが可能である。
なお、搬送所要時間が第2閾値TVより大きい場合に故障であると判別する駆動部品は、搬送ローラーに限定されず、例えば、故障した場合に搬送所要時間が増加する駆動部品(第2部品)であれば、適用可能である。
搬送機構320が有する駆動部品の故障の有無は、搬送センサーが正常であると判断された場合に実行するように構成されているため、駆動部品の故障の有無を容易に判別することが可能である。また、搬送機構320が有する駆動部品の故障の有無は、搬送所要時間が許容範囲に含まれているか否かで判別しているため、実用的である。
搬送センサーによる用紙の検出および搬送所要時間の算出は、少なくとも搬送センサーまで用紙が搬送されれば、実施することが可能である。
ステップS106においては、次の搬送ローラーの有無が判断される。例えば、次の搬送ローラーの有無は、記憶部370に記憶されている搬送ローラーの設置数を参照して、判断される。
次の搬送ローラーがない場合(ステップS106:NO)、プロセスはリターンし、ステップS15に進む(図7参照)。
次の搬送ローラーがある場合(ステップS106:YES)、用紙の搬送が再開され(ステップS110)、プロセスはリターンし、ステップS101に進み、上述の動作が繰り返される。
したがって、全体の動作としては、用紙Pが搬送ローラー間で間欠搬送されながら、搬送センサーの異常の有無の判断および搬送機構が有する駆動部品の故障の有無の判別が、順次実行される。これにより、搬送センサーの異常の有無を、網羅的に判断することが可能であり、また、搬送ローラー間毎に、駆動部品の故障を漏れなく判断することが可能である。
本実施の形態においては、概して、ステップS101、ステップS102およびステップS107は、用紙搬送プログラムの異常判断部382に対応し、ステップS103〜105、ステップS108およびステップS109は、用紙搬送プログラム380の故障判別部384に対応している。
ステップS103〜105、ステップS108およびステップS109は、搬送センサーが異常であると判断された場合においても、適用することが可能である。また、ステップS104およびステップS105の順番を逆とすることも可能である。
以上のように、実施の形態1においては、用紙のジャムに起因する中断(用紙の搬送の停止)は生じず、用紙が停止した位置より下流側の搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能である。また、搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能である。したがって、用紙のジャムが検出された場合においても搬送センサーの異常の有無の判断および駆動部品の故障の有無の判別が可能である用紙搬送装置および用紙搬送プログラムを提供することが可能である。
次に、実施の形態2を説明する。
図15は、実施の形態2を説明するためのブロック図、図16は、図15に示される故障予兆判断部に係る第3および第4閾値を説明するための概略図、図17は、第3閾値に係るクラッチ故障予兆を説明するための概略図、図18は、第4閾値に係る搬送ローラー故障予兆を説明するための概略図、図19は、図15に示される故障予兆通知部に係る表示項目を説明するための概略図である。
実施の形態2は、駆動部品の故障予兆の是非を判断することがさらに可能である点で、実施の形態1と概して異なり、実施の形態2に係る用紙搬送装置の記憶部370(図4参照)には、図15に示される用紙搬送プログラム380A、第3閾値TVおよび第4閾値TV、搬送所要時間の経時データ(あるいは累積データ)が、さらに記憶されている。
用紙搬送プログラム380Aは、実施の形態1に係る用紙搬送プログラム380と同様に、機能無効部381、異常判断部382、異常通知部383、故障判別部384および故障通知部385を有し、かつ、故障予兆判断部386および故障予兆通知部387をさらに有している。
故障予兆判断部386は、第1〜第4閾値TV〜TV4を利用した、搬送所要時間と基準時間との比較に基づいて、駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断手段である。故障予兆通知部387は、駆動部品の故障予兆を通知する故障予兆通知手段である。
第3閾値TVおよび第4閾値TVは、図16に示されるように、搬送所要時間の基準時間と第1閾値TVとの間および基準時間と第2閾値TVとの間に位置する。
第1閾値TVと第3閾値TVとの間の範囲は、第1閾値TVを下回っていないため故障ではないが、基準時間から離れているため、駆動部品の故障の前触れであると予想される範囲(故障予兆範囲)である。
例えば、図17に示される例のように、第1クラッチ331が劣化しており、クラッチの切れが悪い場合、搬送される用紙Pは、所定の停止位置(第2搬送ローラー342の位置)に停止できず、所定の停止位置を若干越えて停止することとなる。したがって、用紙Pの搬送を再開する場合、次の搬送センサー(第2搬送センサー312)までの実質用紙搬送距離が短くなり、搬送所要時間が多少低下する(基準時間>第3閾値TV>搬送所要時間>第1閾値TV)。つまり、駆動部品(例えば、クラッチ)の故障予兆の是非を判断することが可能である。
第4閾値TVと第2閾値TVとの間の範囲は、第2閾値TVを上回っていないため故障ではないが、基準時間から離れているため、駆動部品の故障の前触れであると予想される範囲(故障予兆範囲)である。
例えば、図18に示される例のように、第2搬送ローラー342が劣化(摩耗)しており、用紙Pの搬送再開時に若干滑りが生じると、用紙Pの搬送速度が低下して、搬送所要時間が多少増加する(第2閾値TV>搬送所要時間>第4閾値TV>基準時間)。つまり、駆動部品(例えば、第2搬送ローラー)の故障予兆の是非を判断することが可能である。
第1閾値TVと第3閾値TVとの間の範囲および第4閾値TVと第2閾値TVとの間の範囲は、例えば、1〜2ミリ秒である。
なお、搬送所要時間の単なる変動を、駆動部品の故障予兆と誤判断する可能性がある。そのため、故障予兆判断部386は、搬送所要時間の経時データを利用している。
つまり、用紙搬送プログラム380Aが実行される場合、用紙Pが搬送ローラー間で間欠搬送されながら、搬送所要時間の経時データが記憶部370に記憶され、そして、用紙搬送プログラム380Aの実行が所定回数に達すると、搬送所要時間の経時データと、基準時間および第1〜第4閾値TV〜TV4とが比較され、その比較結果に基づいて、駆動部品の故障予兆の是非が判断される。
例えば、用紙搬送プログラム380Aの8回の実行において、第1閾値TVと第3閾値TVによって定義される故障予兆範囲に、搬送所要時間が位置した回数が6回(4分の3)以上である場合、クラッチの故障予兆があると判断され、第2閾値TVと第4閾値TVによって定義される故障予兆範囲に、搬送所要時間が位置した回数が6回(4分の3)以上である場合、搬送ローラーの故障予兆があると判断される。
なお、記憶部370は、搬送所要時間の経時データを記憶する形態に限定されず、例えば、用紙搬送プログラム380Aの実行毎に搬送所要時間と基準時間および第1〜第4閾値TV〜TV4との比較を実行し、その比較結果を経時を記憶する(比較結果の経時データを記憶する)ことも可能である。また、故障予兆の是非の判断のタイミングは、用紙搬送プログラム380Aを8回実行する毎に、限定されない。さらに、故障予兆の是非の判断基準は、4分の3以上に限定されない。
故障予兆通知部387は、例えば、画像形成装置本体部230の操作表示部246を利用し、駆動部品の故障予兆が通知される。操作表示部246には、図19に示される例においては、異常が検出された搬送センサーの部品番号および場所番号の一覧および故障が検出された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧に加えて、故障予兆あると判断された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧が、表示される。
故障予兆あると判断された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧は、異常が検出された搬送センサーの部品番号および場所番号の一覧および故障が検出された駆動部品の部品番号および場所番号の一覧とまとめて表示される形態に限定されない。
以上のように、実施の形態2においては、駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断部を、さらに有するため、駆動部品の故障を未然に防ぐことが可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。例えば、用紙搬送装置は、給紙装置および後処理装置を有する画像形成装置に適用する形態に限定されない。また、用紙搬送装置は、画像形成装置に適用する形態に限定されない。
なお、本発明に係る用紙搬送プログラムは、専用のハードウェア回路によっても実現することも可能である。また、用紙搬送プログラムによって本発明を実現する場合、用紙搬送プログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM(Read Only Memory)などのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供したり、記録媒体によらず、インターネットなどのネットワークを介してオンラインで提供したりすることも可能である。この場合、用紙搬送プログラムは、通常、記憶部を構成する磁気ディスク装置などの記憶装置に記憶される。また、用紙搬送プログラムは、単独のアプリケーションソフトウェアとして提供したり、一機能として別のソフトウェアに組み込んで提供したりすることも可能である。
100 画像形成システム、
200 画像形成装置、
202 通信回線、
205 用紙搬送路、
210 給紙装置、
212 給紙部、
214,215,216 給紙トレイ、
218 通信部、
220 制御部、
222 記憶部、
224 内部バス、
230 画像形成装置本体部、
232 画像読取部、
236 画像形成部、
238 感光体ドラム、
239 定着ローラー、
240 給紙部、
242,243 給紙トレイ、
244 通信部、
246 操作表示部、
248 イラストレーション、
250 制御部、
252 記憶部、
254 内部バス、
260 後処理装置、
262 後処理部、
264 排出部、
268 通信部、
270 制御部、
272 記憶部、
274 内部バス、
300 用紙搬送装置、
302,304,306 用紙搬送部、
311,312 第1搬送センサー,第2搬送センサー、
320 搬送機構、
321,322 第1モーター,第2モーター、
331,332,333 第1クラッチ,第2クラッチ,第3クラッチ、
341,342,343 第1搬送ローラー,第2搬送ローラー,第3搬送ローラー、
350 ジャム検知タイマー、
352 通知部、
354 内部バス、
360 制御部、
370 記憶部、
380,380A 用紙搬送プログラム、
381 機能無効部、
382 異常判断部、
383 異常通知部、
384 故障判別部、
385 故障通知部、
386 故障予兆判断部、
387 故障予兆通知部、
400 サーバー、
431 排紙トレイ、
500 情報端末、
510 表示部、
600 アクセスポイント、
700 ネットワーク、
A1〜A6 場所番号、
,D 距離、
P 用紙、
TV,TV,TV,TV 第1閾値,第2閾値,第3閾値,第4閾値、
X 搬送方向。

Claims (24)

  1. 用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する搬送センサー、
    少なくとも前記搬送センサーまで用紙を搬送する搬送手段、
    前記用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段、および、
    前記搬送センサーの異常の有無を判断する異常判断手段を有しており、
    前記異常判断手段は、
    前記搬送手段によって前記用紙が搬送された際、前記搬送センサーが前記用紙を検出した場合は、前記搬送センサーは正常であると判断し、前記用紙を検出しない場合は、前記搬送センサーは、異常であると判断するように、構成されている
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
    前記異常判断手段は、前記搬送センサーの異常の有無を順次判断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記搬送センサーの異常を通知する異常通知手段を、さらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙搬送装置。
  4. 用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する搬送センサー、
    少なくとも前記搬送センサーまで用紙を搬送する搬送手段、
    前記用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手段、および、
    前記搬送センサーによる前記用紙の検出に基づく前記用紙の搬送所要時間と、前記搬送所要時間の基準時間と、を比較した結果に基づいて、前記搬送手段が有する駆動部品の故障の有無を判別する故障判別手段、
    を有することを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 前記故障判別手段は、前記搬送センサーの検出結果に基づいて前記搬送センサーが正常であると判断された場合、前記駆動部品の故障の有無を判別するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記故障判別手段は、前記搬送所要時間と前記基準時間に誤差を持たせた許容範囲とを比較した結果、前記搬送所要時間が前記許容範囲に含まれていない場合、前記駆動部品が故障していると判別するように構成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記駆動部品は、故障した場合に前記搬送所要時間が減少する第1部品と、故障した場合に前記搬送所要時間が増加する第2部品とを含んでおり、
    前記故障判別手段は、前記搬送所要時間が前記許容範囲の下限未満である場合、前記第1部品が故障していると判別し、前記許容範囲の上限を超えている場合、前記第2部品が故障していると判別するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の用紙搬送装置。
  8. 前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
    前記故障判別手段は、前記駆動部品の故障の有無を順次判別するように構成されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  9. 前記駆動部品は、前記搬送路上に離間して複数配置される搬送ローラーを含んでおり、
    前記搬送手段は、前記用紙に関し、搬送ローラー間を間欠的に搬送するように構成されていることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  10. 前記駆動部品の故障を通知する故障通知手段を、さらに有することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  11. 前記搬送所要時間の経時データを記憶する記憶手段、および、
    前記駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断手段を、さらに有し、
    前記故障予兆判断手段は、前記経時データと前記基準時間との比較に基づいて、前記駆動部品の故障予兆の是非を判断するように構成されていることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  12. 前記駆動部品の故障予兆を通知する故障予兆通知手段を、さらに有することを特徴とする請求項11に記載の用紙搬送装置。
  13. 搬送手段および搬送センサーを有する用紙搬送装置を制御する用紙搬送プログラムであって、
    前記搬送手段によって搬送される用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手順と、
    前記用紙が搬送される搬送路上に設けられ、前記用紙を検出する前記搬送センサーの異常の有無を判断する異常判断手順と、
    を有する処理を、前記用紙搬送装置に実行させ、
    前記異常判断手順においては、前記搬送手段によって前記用紙が搬送された際、前記搬送センサーが前記用紙を検出した場合は、前記搬送センサーは正常であると判断し、前記用紙を検出しない場合は、前記搬送センサーは、異常であると判断される
    ことを特徴とする用紙搬送プログラム。
  14. 前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
    前記異常判断手順においては、前記搬送センサーの異常の有無が順次判断されることを特徴とする請求項13に記載の用紙搬送プログラム。
  15. 前記処理は、前記搬送センサーの異常を通知する異常通知手順を、さらに有することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の用紙搬送プログラム。
  16. 搬送手段および搬送センサーを有する用紙搬送装置を制御する用紙搬送プログラムであって、
    前記搬送手段によって搬送される用紙のジャムが検出された場合に前記用紙の搬送を停止させる機能を無効にする機能無効手順と、
    前記搬送センサーによる前記用紙の検出に基づく前記用紙の搬送所要時間と、前記搬送所要時間の基準時間と、を比較した結果に基づいて、前記搬送手段が有する駆動部品の故障の有無を判別する故障判別手順と、
    を有する処理を、
    前記用紙搬送装置に実行させることを特徴とする用紙搬送プログラム。
  17. 前記故障判別手順においては、前記搬送センサーの検出結果に基づいて前記搬送センサーが正常であると判断された場合、前記駆動部品の故障の有無が判別されることを特徴とする請求項16に記載の用紙搬送プログラム。
  18. 前記故障判別手順においては、前記搬送所要時間と前記基準時間に誤差を持たせた許容範囲とを比較した結果、前記搬送所要時間が前記許容範囲に含まれていない場合、前記駆動部品が故障していると判別されることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の用紙搬送プログラム。
  19. 前記駆動部品は、故障した場合に前記搬送所要時間が減少する第1部品と、故障した場合に前記搬送所要時間が増加する第2部品とを含んでおり、
    前記故障判別手順においては、前記搬送所要時間が前記許容範囲の下限未満である場合、前記第1部品が故障していると判別され、前記許容範囲の上限を超えている場合、前記第2部品が故障していると判別されることを特徴とする請求項18に記載の用紙搬送プログラム。
  20. 前記搬送センサーは、前記搬送路上に離間して複数配置されており、
    前記故障判別手順においては、前記駆動部品の故障の有無が順次判別されることを特徴とする請求項16〜19のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
  21. 前記駆動部品は、前記搬送路上に離間して複数配置される搬送ローラーを含んでおり、
    前記処理は、前記搬送手段によって、前記用紙を搬送ローラー間を間欠的に搬送する間欠搬送手順をさらに有することを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
  22. 前記処理は、前記駆動部品の故障を通知する故障通知手順を、さらに有することを特徴とする請求項16〜21のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
  23. 前記処理は、前記搬送所要時間の経時データを、前記用紙搬送装置の記憶手段に記憶させる記憶手順、および、前記駆動部品の故障予兆の是非を判断する故障予兆判断手順を、さらに有し、
    前記故障予兆判断手順においては、前記経時データと前記基準時間との比較に基づいて、前記駆動部品の故障予兆の是非が判断されることを特徴とする請求項16〜22のいずれか1項に記載の用紙搬送プログラム。
  24. 前記処理は、前記駆動部品の故障予兆を通知する故障予兆通知手順を、さらに有することを特徴とする請求項23に記載の用紙搬送プログラム。
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