JP2019104427A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレッド部にショルダーブロックを有するタイヤにおいて、耐チェーンずれ性を確保しつつ、チェーン装着の作業性及び耐偏摩耗性を向上させる。【解決手段】タイヤ周方向Sに延びる複数の主溝10,11と、タイヤ幅方向の最も外側の前記主溝11とトレッド端TEとを結ぶ複数のラグ溝22によりタイヤ周方向Sに配列された複数のショルダーブロック51を備えている。ラグ溝22は、ショルダーブロック51のトレッド端TE側の角部の切欠きによる幅広端部を有する。ショルダーブロック51は、タイヤ幅方向Hに延びる幅方向溝51fにより、タイヤ周方向に区画されている。幅広端部の幅は装着されるチェーンの線径以上であり、幅広端部以外の部分の幅は前記線径未満である。幅方向溝51fの幅は、前記幅広端部以外の部分の幅以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、トレッド部にショルダーブロックを有するタイヤに関する。
トレッド部に、その表面から突出するスパイク又はスタッドを備えたスパイクタイヤの使用が規制された結果、それらを設けずに氷雪上性能を向上させたタイヤ(いわゆるスタッドレスタイヤ)が普及している。
このようなスタッドレスタイヤのトレッドパターンとして、タイヤ周方向に延びる複数の主溝により複数の陸部列を形成し、その陸部列に複数のラグ溝等を設けてブロックに区画するとともに、各ブロックに各種のサイプを形成したブロックパターンが広く採用されている。このブロックパターンは、トレッド部の表面に複数のブロック及びサイプを形成してエッジ量(長さ)を増加させ、そのエッジ効果を高める等して、氷雪路面におけるトラクション性能やブレーキ性能等の氷雪上性能を向上させたものである。
図5に、ブロックパターンの一例として特許文献1に記載されたタイヤのトレッドパターンの平面図を示す。このトレッドパターンでは、タイヤ周方向に延びる4本の主溝110,111と、それらの主溝のうち、タイヤ幅方向の最も外側の主溝(以下、ショルダー主溝と言う)111とトレッド端TEとを結ぶ第1ラグ溝121及び第2ラグ溝122で区画して形成した複数のショルダーブロック131からなるショルダーブロック列130を備えている。
図6に、図5におけるショルダーブロック131及びその付近を示す。図示のように、第1ラグ溝121は、ショルダー主溝111側からトレッド端TEの方向に延びる比較的狭い幅w10を有する部位(以下、第1部位)と、トレッド端TEに幅w11で大きく開口した比較的幅の広い部位(以下、第2部位)とを有している。
このようにトレッド端TEに幅の広い部位を設けたことで、降雪時にタイヤチェーン(以下、チェーン)を装着する際にチェーンを入れることができるようにしている。また、第1部位の幅(タイヤ周方向長)w10を、タイヤに対応するチェーンの幅より広くすることで、装着されたチェーンが走行時にずれにくくなる耐チェーンずれ性を確保している。即ち、チェーンが第1ラグ溝121に入り込むことで、車両走行時の入力に対してチェーンが動きにくくなる。
他方、トレッド端TEに大きく開口したラグ溝をショルダーブロックに配置すると、ショルダーブロックの剛性低下につながるため、サイドフォース入力時の低剛性ブロックの変形増加を招いてしまう。つまり、耐チェーンずれ性と耐偏摩耗性とは背反してしまう。
ここで、耐チェーンずれ性については、トレッドパターンの位相(タイヤ周方向位置)とチェーンの形状との関係で向上させることができている。即ち、例えばトラック・バス用の一般的なチェーンは、図5に示されているように、周方向に並行する2本の鎖201に対して、幅方向に一定の間隔で鎖202が渡る梯子型に形成されている。したがって、タイヤ幅方向の両側のショルダーブロック131を区画するラグ溝(ここでは第1ラグ溝121)の位相をタイヤ周方向に揃えたことで、チェーン全体をタイヤにしっかり食い込ませ、チェーンずれを抑制できる。
しかし、タイヤ幅方向の両側のショルダーブロック131における第1ラグ溝121の位相をタイヤ周方向に揃えると、チェーンをタイヤに装着するときの作業性が悪化する。即ち、チェーンをタイヤに装着する際、通常、タイヤの前方付近の地面にチェーンを展張状態で敷いておき、車両をチェーン側に少し移動させて、タイヤをチェーンの一端側に乗せ、次いでチェーンの他端側をタイヤの上部に巻き掛け、最後にチェーンを絞り(締め付け)、第1ラグ溝121に入れる作業を行う。この巻き掛けの際に鎖202が第1ラグ溝121に引っ掛かってしまうことがある。
特開2008−120336号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、トレッド部にショルダーブロックを有するタイヤにおいて、耐チェーンずれ性を確保しつつ、チェーン装着の作業性及び耐偏摩耗性を向上させることである。
本発明は、タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、タイヤ幅方向の最も外側の前記主溝とトレッド端とを結ぶ複数のラグ溝によりタイヤ周方向に配列された複数のショルダーブロックと、をトレッド部に備えたタイヤであって、前記ラグ溝は、前記ショルダーブロックのトレッド端側の角部の切欠きによる幅広端部を有し、前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝により、タイヤ周方向に区画されており、前記幅広端部の幅は装着される所定のチェーンの線径以上であり、前記幅広端部以外の部分の幅は前記線径未満であり、前記幅方向溝の幅は、前記幅広端部以外の部分の幅以下である、タイヤである。
本発明によれば、トレッド部にショルダーブロックを有するタイヤにおいて、耐チェーンずれ性を確保しつつ、チェーン装着の作業性及び耐偏摩耗性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 図1におけるショルダーブロックの拡大平面図である。 図1におけるショルダーブロックをトレッド端側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 従来のタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 図5におけるショルダーブロック及びその付近を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施形態に係るタイヤは、車両用の空気入りタイヤ(例えば、重荷重用タイヤ、乗用車用タイヤ)であり、一般的なタイヤ構成部材により、周知の構造に形成されている。即ち、タイヤは、一対のビード部と、一対のビード部のタイヤ半径外側に位置する一対のサイドウォール部と、路面に接するトレッド部と、トレッド部と一対のサイドウォール部の間に位置する一対のショルダー部を備えている。また、タイヤは、一対のビードコアと、一対のビードコアの間に配置されたカーカスと、カーカスの外周側に配置されたベルトと、所定のトレッドパターンを有するトレッドゴムを備えている。
[第1の実施形態]
〈トレッドパターン〉
図1は、本発明の第1の実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す平面図であり、トレッド部のタイヤ周方向の一部を模式的に示している。
本実施形態に係るタイヤは、氷雪路面で使用されるトラック・バス用のスタッドレスタイヤ(275/80R22.5)であり、そのトレッドパターンは、複数のブロックを有するブロックパターンになっている。
このタイヤは、図示のように、トレッド部1に、タイヤ周方向Sに延びる複数(ここでは4つ)の主溝10、11を備えており、それらの主溝とトレッド端TEによりタイヤ周方向Sに延びる5列の陸部列30、40、50が形成されている。
また、このタイヤは、陸部列30、40、50内に配置されたタイヤ幅方向Hに延びる複数のラグ溝20、21、22を備えており、それらのラグ溝により、各陸部列30、40、50がタイヤ周方向Sに配列された複数のブロック31、41、51に区画されている。
主溝10は、タイヤ赤道面Eを挟んでタイヤ幅方向Hの最も内側(タイヤ赤道面E側)に配置された2本の主溝であり、主溝11は、主溝10のタイヤ幅方向Hの外側に配置された2本の主溝11である。以下、主溝10、主溝11をそれぞれ中央側主溝10、ショルダー主溝11と言う。
陸部列30は、2本の中央側主溝10間に配置されたタイヤ赤道面E上に位置する陸部列である。また、陸部列40は、中央側主溝10とショルダー主溝11との間に配置された2列の陸部列である。また、陸部列50は、ショルダー主溝11とトレッド端TEとの間に配置されたタイヤ幅方向Hの最も外側(ショルダー部側)に位置する2列の陸部列である。以下、陸部列30、40、50をそれぞれ中央陸部列30、中間陸部列40、ショルダー陸部列50と言う。
中央陸部列30は、タイヤ周方向Sにジグザグ状に延びる分割溝12により、タイヤ幅方向Hに区画されている。また、中央陸部列30は、前述したラグ溝20により、タイヤ周方向Sに区画されており、この分割溝12及びラグ溝20により、複数のブロック31に区画されている。ブロック31は、タイヤ幅方向Sにジグザグ状に延びるサイプ32を有する。
中間陸部列40は、タイヤ周方向Sにジグザグ状に延びる分割溝13により、タイヤ幅方向Hに区画されている。また、中間陸部列40は、前述したラグ溝21により、タイヤ周方向Sに区画されており、この分割溝13及びラグ溝21により、複数のブロック41に区画されている。ブロック41は、タイヤ幅方向Sにジグザグ状に延びるサイプ42を有する。
ショルダー陸部列50は、前述したショルダー主溝11からトレッド端TEに貫通するラグ溝22により、タイヤ周方向Sの複数のブロック51に区画されている。図のタイヤ赤道面Eの左側の1つのブロック51に斜線が付されている。以下、ブロック51をショルダーブロック51と言う。ラグ溝22及びショルダーブロック51の詳細については後述する。
〈ラグ溝及びショルダーブロックの詳細〉
図2は、図1におけるショルダーブロックの拡大平面図であり、図3は、図1におけるショルダーブロックをトレッド端側から見た斜視図である。
図2及び図3に示すように、ショルダーブロック51は、タイヤ周方向Sに直線状に延びる周方向溝51eと、タイヤ幅方向Hに直線状に延びる幅方向溝51fにより、第1〜第4サブブロック51a〜51dからなる4つのサブブロックに区画されている。ここで、幅方向溝51fの深さはラグ溝22の深さと同じ12mmであり、周方向溝51eの深さは2mmである。
なお、図2に示されているブロックは、図1で斜線が付されたショルダーブロックに対応する。ただし、便宜上、第2サブブロック51bと第3サブブロック51cの平面視の形状を図1における平行四辺形から長方形に変更し、幅方向溝51fを折れ線状から直線状に変更した。勿論、変形例として、図1におけるショルダーブロック51を図2の形状としたトレッドパターンを構成することもできる。
本実施形態では、ショルダー主溝11、ラグ溝22、及びショルダーブロック51は、下記(i)〜(vi)の特徴を有する。
(i)前述したように、ラグ溝22はショルダー主溝11からトレッド端TEに貫通している。ラグ溝22の深さはショルダー主溝11の深さの半分以上である。本実施形態では、ショルダー主溝11の深さを20mm、ラグ溝22の深さを12mmとした。
(ii)ラグ溝22は、ショルダー主溝11から一定幅で延びる部位(以下、基部)と、第1サブブロック51a及び第4サブブロック51dの角部に切欠きを形成し、トレッド端TEに開口している幅広端部とを有する。そして、基部の幅(タイヤ周方向長)w1は、本実施形態に係るタイヤ(275/80R22.5)に対応するチェーンの線径である7.0mm未満の一例の6.9mmである。このように、ラグ溝22の基部の幅w1を装着されるチェーンの線径未満にすることで、チェーンをタイヤに巻き掛ける際の引っ掛かりが防止されるので、作業性が向上する。
ここで、タイヤのサイズと適合するチェーンの線径について説明する。市販のチェーンは装着するタイヤのサイズ毎に対応する線径が1つ以上決まっている。そこで、本実施形態に係るタイヤ(275/80R22.5)では、ラグ溝22の基部の幅w1をタイヤに対応するチェーンの線径の中で最も細い7.0mm未満の6.9mmとした。サイズがより小さいタイヤの場合、適合するチェーンの線径も小さくなるので、その線径に応じてラグ溝の基部の幅を狭くする。
(iii)ラグ溝22の幅広端部の幅は、切欠きの始点(タイヤ幅方向内側の端:後述する51i、51k)から終点(トレッド端TEとの交点:後述する51j、51l)に延びるに応じて、直線的に増加し、終点の幅w2はチェーンの線径より広い。好ましくは、w2をチェーンの幅(線径×2+線間隔)程度以下とする。また、ショルダーブロック51のタイヤ周方向長L1(図1参照)に対する切欠きのタイヤ周方向長の比率を50%以下とする。このように、幅広端部を設けることで、従来のタイヤと同様にチェーンをタイヤに巻き掛けた後に絞る際に所望の幅広端部に入れることができる。また、車両走行時にもチェーンが幅広端部に入った状態が維持されるため、車両走行時の耐チェーンずれ性を確保できる。
(iv)タイヤ赤道面Eの両側のラグ溝22の位相差L2(図1参照)は、ショルダーブロック51のタイヤ周方向長L1の50%以下であり、15%以上、35%以下が好ましい。15%未満の場合、位相差が小さいため、チェーン巻き掛け時の引っ掛かり防止効果が低下する。また、35%を超えた場合は、タイヤ周方向の隣のショルダーブロック51のラグ溝22との位相差が小さくなり、チェーン巻き掛け時の引っ掛かり防止効果が低下する。
(v)切欠きの始点、終点は、周方向溝51e、幅方向溝51fと接しない。即ち、図2及び図3の場合、切欠きの始点51i、51kは周方向溝51eに接しないし、切欠きの終点51j、51lは、幅方向溝51fに接しない。
(vi)周方向溝51eと幅方向溝51fとの交点を起点として、タイヤ周方向Sは両側に、タイヤ幅方向Hはトレッド端TE側のみに、その他の部分より深い溝51g、51hが形成されている。また、溝51gのタイヤ周方向長はショルダーブロック51のタイヤ周方向長の50%以下であり、溝51hのタイヤ幅方向長はショルダーブロック51のタイヤ幅方向長の50%以下である。
ここで、ショルダーブロック51が周方向溝51eと幅方向溝51fにより、第1〜第4サブブロック51a〜51dからなる4つのサブブロックに区画されていること、及び(v)、(vi)の構成により得られる効果を説明する。これらの構成により、下記a〜cの効果が得られる。
a:ショルダーブロック51に幅方向溝51fが設けられているため、チェーンをタイヤに巻き掛けた後に絞る際、ラグ溝22を挟むサブブロックのタイヤ周方向の両端がチェーンに押圧されて幅方向溝51fの方向に変形することで、ラグ溝22が広がり、チェーンが入り込む。車両走行時にもこの入り込み状態が維持されることで、耐チェーンずれ性が確保される。
b:ショルダーブロック51に幅方向溝51fが設けられているため、ショルダーブロック51の動きがタイヤ周方向に分断される。このため、踏み蹴りの変形差が抑制され、ヒール/トウ摩耗が抑制につながる。また、周方向溝51eと幅方向溝51fが設けられているため、車両走行時に第1サブブロック51a、第4サブブロック51dが、それぞれP2、P1の方向に変形することで、耐偏摩耗性を向上させることができる。
c:ショルダーブロック51内に閉塞した周方向溝51e、幅方向溝51fより深い溝51g、51hを配置することで、ラグ溝22にチェーンを入れる際にショルダーブロック51が動き易くなることで、嵌合し易くなるため、チェーン装着の作業性が向上する。
また、図3に示されているように、第1サブブロック51a、第4サブブロック51dのそれぞれの角部、即ち切欠きにより形成された第1サブブロック51a、第4サブブロック51dの角部の側壁51m、51nは、ラグ溝22の底面に垂直な方向から所定の角度(0°〜20°)傾けることが好ましい。この範囲に設定することで、ラグ溝22に対するチェーンの装着の作業性を向上させることができる。20°より大きいと、チェーンの巻き掛け時にラグ溝22に引っ掛かり、作業性が低下するおそれがあるので、好ましくない。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係るタイヤによれば、耐チェーンずれ性を確保しつつ、チェーン装着の作業性及び耐偏摩耗性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
〈トレッドパターン〉
図4は、本発明の第2の実施形態に係るタイヤのトレッドパターンを示す平面図であり、トレッド部のタイヤ周方向Sの一部を模式的に示している。
本実施形態に係るタイヤも、第1の実施形態と同様、氷雪路面で使用されるトラック・バス用のスタッドレスタイヤ(275/80R22.5)であり、そのトレッドパターンは、複数のブロックを有するブロックパターンになっている。
このタイヤは、図示のように、トレッド部2に、タイヤ周方向Sに延びる複数(ここでは4つ)の主溝60、61を備えており、それらの主溝とトレッド端TEによりタイヤ周方向Sに延びる5列の陸部列80、90、100が形成されている。
また、このタイヤは、陸部列80、90、100内に配置されたタイヤ幅方向Hに延びる複数のラグ溝70、71、72、73を備えており、それらのラグ溝により、各陸部列80、90、100がタイヤ周方向Sに配列された複数のブロック81、91、101に区画されている。
主溝60は、タイヤ赤道面Eを挟んでタイヤ幅方向Hの最も内側(タイヤ赤道面E側)に配置された2本の主溝であり、主溝61は、主溝60のタイヤ幅方向Hの外側に配置された2本の主溝61である。以下、主溝60、主溝61をそれぞれ中央側主溝60、ショルダー主溝61と言う。
陸部列80は、2本の中央側主溝60間に配置されたタイヤ赤道面E上に位置する陸部列である。また、陸部列90は、中央側主溝60とショルダー主溝61との間に配置された2列の陸部列である。また、陸部列100は、ショルダー主溝61とトレッド端TEとの間に配置されたタイヤ幅方向Hの最も外側(ショルダー部側)に位置する2列の陸部列である。以下、陸部列80、90、100をそれぞれ中央陸部列80、中間陸部列90、ショルダー陸部列100と言う。
中央陸部列80は、タイヤ周方向Sにジグザグ状に延びる分割溝62により、タイヤ幅方向Hに区画されている。また、中央陸部列80は、前述したラグ溝70により、タイヤ周方向Sに区画されており、この分割溝62及びラグ溝70により、複数のブロック81に区画されている。ブロック81は、タイヤ幅方向Sにジグザグ状に延びるサイプ82を有する。
中間陸部列90は、前述したラグ溝71により、複数のブロック91に区画されている。ブロック91は、タイヤ幅方向Sにジグザグ状に延びるサイプ92を有する。
ショルダー陸部列100は、タイヤ周方向に延びる分割溝(周方向溝)63により、タイヤ幅方向Hに区画されている。また、ショルダー陸部列100は、前述したラグ溝72、73により、複数のブロック101に区画されている。以下、ブロック101をショルダーブロック101と言う。
ショルダーブロック101は、ショルダー主溝61と分割溝63を結ぶ幅方向溝101eと、分割溝63とトレッド端TEとを結ぶ幅方向溝101fと、分割溝63とにより、第1〜第4サブブロック101a〜101dに区画されている。ここで、幅方向溝101e及び幅方向溝101fの幅はラグ溝73の幅以下である。
また、幅方向溝101eと幅方向溝101fの位相は異なる。ショルダーブロック101のタイヤ周方向長に対する位相ずれを15%以上、35%以下にすることが好ましい。この範囲に設定することで、チェーンの巻き掛け時の幅方向溝101e、101fに対する引っ掛かり防止効果が高くなる。この範囲から外れると、その効果が低下するので、好ましくない。
また、タイヤ赤道面Eの両側の幅方向溝101fの位相もずれている。ショルダーブロック101のタイヤ周方向長に対する位相ずれを15%以上、35%以下にすることが好ましい。この範囲に設定することで、チェーンの巻き掛け時の幅方向溝101fに対する引っ掛かり防止効果が高くなる。この範囲から外れると、その効果が低下するので、好ましくない。
ショルダーブロック101を区画するラグ溝72、ラグ溝73のうち、タイヤ幅方向外側のラグ溝73は、分割溝63から一定幅で延びる部位(以下、基部)と、第2サブブロック101b及び第3サブブロック101cの角部に切欠きを形成し、トレッド端TEに開口している幅広端部とを有する。そして、基部の幅は、第1の実施形態におけるラグ溝22の基部と同様で、本実施形態に係るタイヤ(275/80R22.5)に適合するチェーンの線径である7.0mm未満の一例の6.7mmである。このように、ラグ溝73の基部の幅を装着されるチェーンの線径未満にすることで、第1の実施形態と同様、チェーンをタイヤに巻き掛ける際の引っ掛かりが防止されるので、作業性が向上する。
ラグ溝73の幅広端部の幅は、第1の実施形態におけるラグ溝22の幅広端部と同様、切欠きの始点から終点に延びるに応じて、直線的に増加し、終点の幅はチェーンの線径より広い。このように、幅広端部を設けることで、第1の実施形態と同様にチェーンをタイヤに巻き掛けた後に絞る際に所望の幅広端部に入れることができる。また、車両走行時にもチェーンが幅広端部に入った状態が維持されるため、車両走行時の耐チェーンずれ性を確保できる。
ショルダーブロック101を区画するラグ溝72、ラグ溝73のうち、タイヤ幅方内側のラグ溝72の幅は、ラグ溝73の基部の幅(6.7mm)以下になっているので、チェーンをタイヤに巻き掛ける際の引っ掛かりを防止できる。
ショルダーブロック101を構成する4つのサブブロックのうち、トレッド端TE側の第2サブブロック101bと第3サブブロック101cは、幅方向溝101fにより区画されているため、チェーンをタイヤに巻き掛けた後に絞る際、第2サブブロック101bと第3サブブロック101cのそれぞれのタイヤ周方向の端がチェーンに押圧されてタイヤ周方向に変形することで、ラグ溝73が広がり、チェーンが入り込む。車両走行時にもこの入り込み状態が維持されることで、耐チェーンずれ性が確保される。
また、ショルダーブロック101のタイヤ幅方向外側の第2サブブロック101bと第3サブブロック101cのタイヤ周方向の動きが幅方向溝101fにより分断されるため、踏み蹴りの変形差が抑制され、ヒール/トウ摩耗が抑制につながる。
タイヤ赤道面Eの両側のラグ溝73の位相差は、ショルダーブロック101のタイヤ周方向長の50%以下であり、15%以上、35%以下が好ましい。15%未満の場合、位相差が小さいため、チェーン巻き掛け時の引っ掛かり防止効果が低下する。また、35%を超えた場合は、タイヤ周方向の隣のショルダーブロック101のラグ溝73との位相差が小さくなり、チェーン巻き掛け時の引っ掛かり防止効果が低下する。
以上詳細に説明したように、本実施形態に係るタイヤによれば、耐チェーンずれ性を確保しつつ、チェーン装着の作業性を向上させることができる。
10,11,60,61…主溝、20〜22,70〜73…ラグ溝、51,101…ショルダーブロック、51e…周方向溝、51f,101e,101f…幅方向溝、E…タイヤ赤道面、TE…トレッド端。

Claims (8)

  1. タイヤ周方向に延びる複数の主溝と、タイヤ幅方向の最も外側の前記主溝とトレッド端とを結ぶ複数のラグ溝によりタイヤ周方向に配列された複数のショルダーブロックと、をトレッド部に備えたタイヤであって、
    前記ラグ溝は、前記ショルダーブロックのトレッド端側の角部の切欠きによる幅広端部を有し、
    前記ショルダーブロックは、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝により、タイヤ周方向に区画されており、
    前記幅広端部の幅は装着される所定のチェーンの線径以上であり、前記幅広端部以外の部分の幅は前記線径未満であり、前記幅方向溝の幅は、前記幅広端部以外の部分の幅以下である、タイヤ。
  2. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    前記ショルダーブロックのタイヤ周方向長に対する前記切欠きのタイヤ周方向長の比率が50%以下である、タイヤ。
  3. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    前記ショルダーブロックは、タイヤ周方向に延びる周方向溝により、タイヤ幅方向に区画されている、タイヤ。
  4. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    タイヤ赤道面の両側のラグ溝の位相がずれている、タイヤ。
  5. 請求項4に記載されたタイヤにおいて、
    前記位相のずれが、前記ショルダーブロックのタイヤ周方向長の15%以上、35%以下である、タイヤ。
  6. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    前記切欠きの側壁は、前記ラグ溝の底面に垂直な方向から0°以上20°以下傾いている、タイヤ。
  7. 請求項3に記載されたタイヤにおいて、
    前記幅方向溝は、前記周方向溝の両側で異なる位相を有する、タイヤ。
  8. 請求項7に記載されたタイヤにおいて、
    前記幅方向溝のうち、タイヤ幅方向外側の幅方向溝の位相は、タイヤ赤道面の両側で異なる、タイヤ。
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