JP2019104292A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショルダー陸部にヒールアンドトウ摩耗が生ずるのを抑制する。【解決手段】トレッド踏面部10における幅方向の外端部に、周溝12およびラグ溝21により区画されたショルダー陸部22が配設されたタイヤ1であって、ショルダー陸部に、幅がラグ溝より狭く、幅方向の全長にわたって延びる横溝23と、幅が周溝より狭く、周方向の全長にわたって延びる縦溝24と、が形成され、横溝は、ショルダー陸部における周方向の中央部に配置されるとともに、縦溝は、ショルダー陸部における幅方向の中央部に配置され、縦溝の少なくとも一部は横溝より浅い。【選択図】図1

Description

本発明はタイヤに関する。
従来から、トレッド踏面部における幅方向の外端部に、周溝およびラグ溝により区画されたショルダー陸部が配設されたタイヤが知られている。
特開2010−143377号公報
しかしながら、前記従来のタイヤでは、ショルダー陸部における周方向の両端部で、摩耗量が異なる、いわゆるヒールアンドトウ摩耗が生じやすいうえ、これらの摩耗量の差が大きくなりやすいという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ショルダー陸部にヒールアンドトウ摩耗が生ずるのを抑制することができるタイヤを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るタイヤは、トレッド踏面部における幅方向の外端部に、周溝およびラグ溝により区画されたショルダー陸部が配設されたタイヤであって、前記ショルダー陸部に、幅が前記ラグ溝より狭く、幅方向の全長にわたって延びる横溝と、幅が前記周溝より狭く、周方向の全長にわたって延びる縦溝と、が形成され、前記横溝は、前記ショルダー陸部における周方向の中央部に配置されるとともに、前記縦溝は、前記ショルダー陸部における幅方向の中央部に配置され、前記縦溝の少なくとも一部は、前記横溝より浅いことを特徴とする。
本発明によれば、ショルダー陸部に、横溝および縦溝が形成されていて、ショルダー陸部が、複数のブロックに区画されているので、ショルダー陸部に外力が加えられたときに、それぞれのブロックを個別に変形させやすくなり、横溝および縦溝を有しない全体が平滑なショルダー陸部(以下、平滑陸部という)と比べて、ショルダー陸部を全域にわたって偏り少なく変形させることが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制することができる。
また、ショルダー陸部が横溝により周方向に2つのブロックに区画されていることから、この陸部において、走行時に地面を踏み込むヒール部分と、ヒール部分よりタイヤ回転方向後側に位置し、走行時に地面を蹴り出すトウ部分と、を、前記2つのブロックに各別に備えさせることが可能になる。したがって、ヒール部分とトウ部分との周方向の距離を、前記平滑陸部と比べて、短く抑えることが可能になり、摩耗の進行に伴い、ヒール部分とトウ部分との段差が大きくなるのを抑制することができる。
また、縦溝の少なくとも一部が横溝より浅いので、ショルダー陸部の、横力に対する剛性を確保することが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を確実に抑制することができる。
ここで、前記横溝と前記縦溝との接続部分に、これらの横溝および縦溝のなかで、他の部分より深さの深い最深部が形成されてもよい。
この場合、横溝と縦溝との接続部分に、最深部が形成されているので、ショルダー陸部の摩耗末期まで排水性能を確保することができるとともに、ショルダー陸部の摩耗中期以降であっても、使用者にショルダー陸部からエッジ部分を視認させやすくなり、使用者に早期に摩耗したと感じさせてしまうのを抑制することができる。
また、最深部が、横溝と縦溝との接続部分、つまりショルダー陸部のなかでも変形しにくい中央部に配置されているので、前述の複数のブロックそれぞれにおいて、ショルダー陸部の中央部に位置する部分を含む全域にわたって偏り少なく変形させやすくなり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制することができる。
また、最深部が、ショルダー陸部の中央部に配置されていることから、ショルダー陸部全体の剛性を確保することが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を確実に抑制することができる。
また、前記最深部は、前記縦溝における前記横溝との接続部分に、前記横溝を周方向に跨いで配置された縦最深部と、前記横溝において、前記縦溝より幅方向の外側に位置する部分に配置された横最深部と、を備えてもよい。
この場合、最深部が、縦最深部および横最深部を備えているので、滑り止め具のうち、トレッド踏面部に周方向に巻き付ける縦部分を、ショルダー陸部における幅方向の外側面に圧接させたときに、ショルダー陸部が、縦最深部および横最深部の各溝幅を狭めるように変形しやすくなる。これにより、滑り止め具をタイヤに装着するに際し、ショルダー陸部の4つのブロックのうち、幅方向の外側に位置して滑り止め具の縦部分が圧接する2つのブロックを、縦部分からの締め付け力により、径方向の外側から見てショルダー陸部の中央部に向けて変位させやすくなり、滑り止め具を、ショルダー陸部に食い込ませてタイヤに強く固定することができる。
また、前記ショルダー陸部は、径方向の外側から見て、一対の辺が幅方向に延び、かつ残り一対の辺が周方向に延びる矩形状を呈し、前記ショルダー陸部の4つの角部のうち、幅方向の外側に位置する2つの角部に面取り部が形成されてもよい。
この場合、ショルダー陸部の4つの角部のうち、幅方向の外側に位置する2つの角部に面取り部が形成されているので、チェーン等の滑り止め具をタイヤに装着する際に、滑り止め具のうち、トレッド踏面部に幅方向に巻き付ける横部分を、ラグ溝に容易に進入させることができるとともに、滑り止め具のうち、トレッド踏面部に周方向に巻き付ける縦部分を、ショルダー陸部に幅方向の外側から内側に向けて締め付けたときに、面取り部に圧接させることが可能になり、滑り止め具をタイヤに強く固定することができる。
また、前記ショルダー陸部において、前記縦溝より幅方向の内側に位置する部分に、幅方向に延びるサイプが形成され、前記サイプの深さは、幅方向の外側から内側に向かうに従い漸次、深くなってもよい。
この場合、ショルダー陸部において、縦溝より幅方向の内側に位置して接地しやすい内側部分に、幅方向に延びるサイプが形成されているので、ショルダー陸部の剛性を確保しつつ、氷上性能を確実に発揮させることができる。
このサイプの深さが、幅方向の外側から内側に向かうに従い漸次、深くなっているので、サイプの深さが幅方向の全長にわたって深くなっている場合と比べて、ショルダー陸部の剛性を確実に確保することができるとともに、サイプのうち、ショルダー陸部の摩耗により深さが早期に浅くなりやすい幅方向の内側に位置する部分を、長期にわたって残存させることが可能になり、氷上性能が早期に発揮されにくくなるのを抑制することができる。
本発明によれば、ショルダー陸部にヒールアンドトウ摩耗が生ずるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るタイヤのトレッド踏面部の平面展開図である。 図1に示すタイヤのA−A線矢視断面図である。 図1に示すタイヤのB−B線矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るタイヤ1を、図1〜図3を参照しながら説明する。
なお本実施形態では、トレッド部のトレッド踏面部10以外の部分は図示を省略しているが、タイヤ1は、一般的なタイヤ構成部材により周知の構造となっている。すなわち、タイヤ1は、一対のビード部と、トレッド部と、ビード部とトレッド部との間に位置する一対のサイドウォール部と、を備える。タイヤ1は、一対のビードコアと、一対のビードコア間に配置されたカーカスと、カーカスの外周側に配置されたベルトと、ベルトの外周側に配置されるとともに、トレッド踏面部10を有するトレッドゴムと、を備える。
なお、トレッド踏面部10における幅方向の外端縁は、タイヤをJATMA YEAR BOOK(2007年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地または製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
タイヤ1のサイズは、例えば275/80R22.5 SW39Z等となっている。なお、タイヤ1が装着される車両は、トラック、バス等に限らず、例えば乗用車、および建設車両等であってもよい。
トレッド踏面部10に、タイヤ赤道部CLを幅方向に挟む両側に配置された一対の内側周溝11と、一対の内側周溝11を幅方向に挟む両側に配置された一対の外側周溝(周溝)12と、が形成されている。内側周溝11、および外側周溝12それぞれの深さは互いに同じになっている(例えば約20mm)。内側周溝11、および外側周溝12それぞれの幅は互いに同じになっている。
なお、内側周溝11、および外側周溝12それぞれの深さを、互いに異ならせてもよく、また、内側周溝11、および外側周溝12それぞれの幅を、互いに異ならせてもよい。
トレッド踏面部10は、一対の内側周溝11同士の間に位置し、かつタイヤ赤道部CLを含むセンター陸部列13と、内側周溝11と外側周溝12との間に位置するセカンド陸部列14と、一対の外側周溝12より幅方向の外側に位置するショルダー陸部列15と、に区画されている。
センター陸部列13、およびセカンド陸部列14にはそれぞれ、幅方向に屈曲しながら全周にわたって連続して延びる周方向サイプ16が形成されている。センター陸部列13、およびセカンド陸部列14にはそれぞれ、複数の内側ラグ溝17が周方向に間隔をあけて形成されている。内側ラグ溝17は、センター陸部列13およびセカンド陸部列14それぞれにおける幅方向の全長にわたって配置され、周方向サイプ16により幅方向に分断されている。内側ラグ溝17のうち、周方向サイプ16に対して、幅方向の一方側に位置する部分17a、および他方側に位置する部分17bそれぞれの周方向の位置が互いに異なっている。内側ラグ溝17の前記各部分17a、17bは、周方向サイプ16と、内側周溝11若しくは外側周溝12と、に開口している。
センター陸部列13、およびセカンド陸部列14にはそれぞれ、周方向に屈曲しながら幅方向に延びる内側サイプ18が、周方向に間隔をあけて複数形成されている。周方向で互いに隣り合う各内側サイプ18は、互いに同じ形状で同じ大きさに形成されている。すなわち、周方向で互いに隣り合う各内側サイプ18では、例えば、周方向の一方側に向けて突となる部分における幅方向の位置が互いに同等で、かつ周方向の他方側に向けて突となる部分における幅方向の位置も互いに同等であり、周方向で互いに隣り合う内側サイプ18同士の間隔が、幅方向の全域にわたって同等になっている。内側サイプ18の深さは、周方向サイプ16の深さより深くなっている。内側サイプ18の深さは、内側周溝11、および外側周溝12の各深さの例えば50%以上100%以下となっている。
内側サイプ18は、センター陸部列13およびセカンド陸部列14それぞれにおける幅方向の全域にわたって配置され、周方向サイプ16により幅方向に分断されている。内側サイプ18のうち、周方向サイプ16に対して、幅方向の一方側に位置する部分18a、および他方側に位置する部分18bそれぞれの周方向の位置が互いに異なっている。内側サイプ18の前記各部分18a、18bは、周方向サイプ16と、内側周溝11若しくは外側周溝12と、に開口している。
内側サイプ18は、センター陸部列13およびセカンド陸部列14それぞれにおいて、周方向で隣り合う内側ラグ溝17同士の間に位置する区画陸部13a、14aに、複数配置されるとともに、複数の区画陸部13a、14aに、同じ数ずつ配置されている。周方向で互いに隣り合う内側サイプ18同士の間隔は、複数の区画陸部13a、14aそれぞれにおいて互いに同等になっている。
ショルダー陸部列15には、周方向に間隔をあけて複数の外側ラグ溝(ラグ溝)21が形成されている。外側ラグ溝21の深さは、外側周溝12の深さの例えば50%以上100%以下となっている。外側ラグ溝21の幅は、例えば8.2mm以下となっている。外側ラグ溝21は、ショルダー陸部列15における幅方向の全長にわたって配置されている。トレッド踏面部10における幅方向の外端部に、複数の外側ラグ溝21、および外側周溝12により複数のショルダー陸部22が区画されている。
一方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21、および他方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21それぞれの周方向の位置は互いに異なっている。一方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21、および他方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21の周方向のずれ量は、ショルダー陸部22の周方向の大きさの半分以下となっている。
なお、一方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21、および他方のショルダー陸部列15に配置された外側ラグ溝21それぞれの周方向の位置を、互いに同等にしてもよい。
そして、本実施形態では、ショルダー陸部22に、幅が外側ラグ溝21より狭く、幅方向の全長にわたって延びる横溝23と、幅が外側周溝12より狭く、周方向の全長にわたって延びる縦溝24と、が形成されている。横溝23の幅方向の両端部は、幅方向に開口し、このうち幅方向の内端部は、外側周溝12に開口している。縦溝24の周方向の両端部は、外側ラグ溝21に開口している。横溝23は、ショルダー陸部22における周方向の中央部に配置され、縦溝24は、ショルダー陸部22における幅方向の中央部に配置されている。縦溝24の幅は、横溝23の幅と同等になっている。
なお、横溝23および縦溝24の各幅は互いに異ならせてもよく、例えば、縦溝24の幅は、横溝23の幅より広くしてもよい。
横溝23の深さは、外側周溝12の深さの50%より大きく100%以下となっている。横溝23の深さが、外側周溝12の深さの50%以下になると、ショルダー陸部22を、横溝23を周方向に挟んだ両側で個別に変形させることが困難になり、100%を超えると、ショルダー陸部22の剛性が低下する。横溝23の深さは、外側ラグ溝21の深さと同等になっている(例えば約12mm)。
縦溝24の少なくとも一部は、横溝23より浅くなっている。縦溝24において、周方向の中央部を除き、かつ周方向の長さの半分以上にわたる部分の深さが、横溝23より浅く、例えば約2mmとなっている。
ショルダー陸部22は、径方向の外側から見て、一対の辺が幅方向に延び、かつ残り一対の辺が周方向に延びる矩形状を呈する。ショルダー陸部22の4つの角部のうち、幅方向の外側に位置する2つの角部に面取り部22aが形成されている。面取り部22aは、ショルダー陸部22において、幅方向の外端部と周方向の両端部との各接続部分に形成され、幅方向の外側に向かうに従い漸次、周方向の内側に向けて延びている。面取り部22aは、ショルダー陸部22において、横溝23および縦溝24から離れた位置に配置されている。
横溝23と縦溝24との接続部分に、これらの横溝23および縦溝24のなかで、他の部分より深さの深い最深部25が形成されている。最深部25は、縦溝24における横溝23との接続部分に、横溝23を周方向に跨いで配設された縦最深部25aと、横溝23において、縦溝24より幅方向の外側に位置する部分における縦溝24との接続部分に配設された横最深部25bと、を備える。
なお、横最深部25bを、横溝23において、縦溝24より幅方向の内側に位置する部分における縦溝24との接続部分に配設してもよい。
縦最深部25aの長さは、縦溝24の長さの半分以下となっている。縦最深部25aの周方向の両端部は、ショルダー陸部22の中央部から、周方向にショルダー陸部22の周方向の大きさの4分の1未満離れている。横最深部25bの長さは、横溝23の長さの半分以下となっている。横最深部25bの幅方向の外端部は、ショルダー陸部22の中央部から、幅方向の外側にショルダー陸部22の幅方向の大きさの4分の1未満離れている。縦最深部25aの長さは、横最深部25bの長さより長い。最深部25の深さは、全域にわたって同等とされ、外側ラグ溝21の深さより深く、外側周溝12の深さ以下となっている。
ショルダー陸部22において、縦溝24より幅方向の内側に位置する内側部分に、幅方向に延びる外側サイプ(サイプ)26が形成されている。外側サイプ26は、幅方向に直線状に延びるとともに、ショルダー陸部22に、周方向に間隔をあけて複数形成されている。外側サイプ26は、ショルダー陸部22の前記内側部分において、横溝23を周方向に挟む両側に位置する各部分に、同じ数ずつ配置されている。外側サイプ26は、ショルダー陸部22の前記内側部分において、横溝23を周方向に挟む両側に位置する各部分に、1つずつ配置されている。外側サイプ26は、ショルダー陸部22の前記内側部分において、ショルダー陸部22における周方向の外側面と、横溝23と、の間に位置する部分の周方向の中央部に配置されている。
外側サイプ26における幅方向の内端部は、外側周溝12に開口している。外側サイプ26における幅方向の外端部は、ショルダー陸部22における幅方向の内側面から、幅方向の外側にショルダー陸部22の幅方向の大きさの4分の1未満離れている。外側サイプ26の深さは、幅方向の外側から内側に向かうに従い漸次、深くなっている。外側サイプ26の深さは、最深部25を除く縦溝24の深さより深く、かつ最深部25を除く横溝23の深さより浅くなっている。
以上説明したように、本実施形態に係るタイヤ1によれば、ショルダー陸部22に、横溝23および縦溝24が形成されていて、ショルダー陸部22が、複数のブロックに区画されているので、ショルダー陸部22に外力が加えられたときに、それぞれのブロックを個別に変形させやすくなり、横溝23および縦溝24を有しない全体が平滑なショルダー陸部(以下、平滑陸部という)と比べて、ショルダー陸部22を全域にわたって偏り少なく変形させることが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制することができる。
また、ショルダー陸部22が横溝23により周方向に2つのブロックに区画されていることから、この陸部22において、走行時に地面を踏み込むヒール部分と、ヒール部分よりタイヤ回転方向後側に位置し、走行時に地面を蹴り出すトウ部分と、を、前記2つのブロックに各別に備えさせることが可能になる。したがって、ヒール部分とトウ部分との周方向の距離を、前記平滑陸部と比べて、短く抑えることが可能になり、摩耗の進行に伴い、ヒール部分とトウ部分との段差が大きくなるのを抑制することができる。
また、縦溝24の少なくとも一部が横溝23より浅いので、ショルダー陸部22の、横力に対する剛性を確保することが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を確実に抑制することができる。
また、横溝23および縦溝24に最深部25が形成されているので、ショルダー陸部22の摩耗末期まで排水性能を確保することができるとともに、ショルダー陸部22の摩耗中期以降であっても、使用者にショルダー陸部22からエッジ部分を視認させやすくなり、使用者に早期に摩耗したと感じさせてしまうのを抑制することができる。
また、最深部25が、横溝23と縦溝24との接続部分、つまりショルダー陸部22のなかでも変形しにくい中央部に配置されているので、前述の複数のブロックそれぞれにおいて、ショルダー陸部22の中央部に位置する部分を含む全域にわたって偏り少なく変形させやすくなり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を抑制することができる。
また、最深部25が、ショルダー陸部22の中央部に配置されていることから、ショルダー陸部22全体の剛性を確保することが可能になり、ヒールアンドトウ摩耗の発生を確実に抑制することができる。
また、ショルダー陸部22の4つの角部のうち、幅方向の外側に位置する2つの角部に面取り部22aが形成されているので、チェーン等の滑り止め具をタイヤ1に装着する際に、滑り止め具のうち、トレッド踏面部10に幅方向に巻き付ける横部分を、外側ラグ溝21に容易に進入させることができるとともに、滑り止め具のうち、トレッド踏面部10に周方向に巻き付ける縦部分を、ショルダー陸部22に幅方向の外側から内側に向けて締め付けたときに、面取り部22aに圧接させることが可能になり、滑り止め具をタイヤ1に強く固定することができる。
しかも、最深部25が、縦最深部25aおよび横最深部25bを備えているので、滑り止め具を、ショルダー陸部22における幅方向の外側面、および面取り部22aに圧接させたときに、ショルダー陸部22が、縦最深部25aおよび横最深部25bの各溝幅を狭めるように変形しやすくなる。これにより、滑り止め具をタイヤ1に装着するに際し、ショルダー陸部22の4つのブロックのうち、幅方向の外側に位置して滑り止め具の縦部分が圧接する2つのブロックを、縦部分からの締め付け力により、径方向の外側から見てショルダー陸部22の中央部に向けて変位させやすくなり、滑り止め具を、ショルダー陸部22に食い込ませてタイヤ1に強く固定することができる。
また、ショルダー陸部22において、縦溝24より幅方向の内側に位置して接地しやすい内側部分に、幅方向に延びる外側サイプ26が形成されているので、ショルダー陸部22の剛性を確保しつつ、氷上性能を確実に発揮させることができる。
この外側サイプ26の深さが、幅方向の外側から内側に向かうに従い漸次、深くなっているので、外側サイプ26の深さが幅方向の全長にわたって深くなっている場合と比べて、ショルダー陸部22の剛性を確実に確保することができるとともに、外側サイプ26のうち、ショルダー陸部22の摩耗により深さが早期に浅くなりやすい幅方向の内側に位置する部分を、長期にわたって残存させることが可能になり、氷上性能が早期に発揮されにくくなるのを抑制することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態では、横溝23と縦溝24との接続部分に、最深部25が形成された構成を示したが、最深部25を形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、最深部25として、縦最深部25aおよび横最深部25bを備える構成を示したが、例えば、縦最深部25aおよび横最深部25bのいずれか一方を備える構成、または、横溝23と縦溝24との交差部に限定して配置された構成等を採用してもよい。
また、前記実施形態では、ショルダー陸部22に面取り部22aを形成したが、面取り部22aを形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、ショルダー陸部22に外側サイプ26を形成したが、外側サイプ26を形成しなくてもよく、また、ショルダー陸部22に幅方向の全長にわたって延びるサイプを形成してもよく、また、ショルダー陸部22に幅方向の全長にわたって深さが同等のサイプを形成してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 タイヤ
10 トレッド踏面部
12 外側周溝(周溝)
21 外側ラグ溝(ラグ溝)
22 ショルダー陸部
22a 面取り部
23 横溝
24 縦溝
25 最深部
25a 縦最深部
25b 横最深部
26 外側サイプ(サイプ)

Claims (5)

  1. トレッド踏面部における幅方向の外端部に、周溝およびラグ溝により区画されたショルダー陸部が配設されたタイヤであって、
    前記ショルダー陸部に、幅が前記ラグ溝より狭く、幅方向の全長にわたって延びる横溝と、幅が前記周溝より狭く、周方向の全長にわたって延びる縦溝と、が形成され、
    前記横溝は、前記ショルダー陸部における周方向の中央部に配置されるとともに、前記縦溝は、前記ショルダー陸部における幅方向の中央部に配置され、
    前記縦溝の少なくとも一部は、前記横溝より浅いことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記横溝と前記縦溝との接続部分に、これらの横溝および縦溝のなかで、他の部分より深さの深い最深部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記最深部は、前記縦溝における前記横溝との接続部分に、前記横溝を周方向に跨いで配置された縦最深部と、前記横溝において、前記縦溝より幅方向の外側に位置する部分に配置された横最深部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記ショルダー陸部は、径方向の外側から見て、一対の辺が幅方向に延び、かつ残り一対の辺が周方向に延びる矩形状を呈し、
    前記ショルダー陸部の4つの角部のうち、幅方向の外側に位置する2つの角部に面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ。
  5. 前記ショルダー陸部において、前記縦溝より幅方向の内側に位置する部分に、幅方向に延びるサイプが形成され、
    前記サイプの深さは、幅方向の外側から内側に向かうに従い漸次、深くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のタイヤ。
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