JP2019103623A - 圧力監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消火設備に設けられた圧力計の設置場所に出向くことなく、圧力計により指針表示されている圧力計指針値を読み取って設備点検や設備異常が簡単且つ容易に分かるようにする。【解決手段】スプリンクラー消火設備10は、消火ポンプ11から建物の高さ方向に立ち上げられた給水本管16から階別に流水検知装置24-1,24-2を介して引き出され分岐管21に火災による作動して放水するスプリンクラーヘッド26が接続される。流水検知装置24-1の一次側圧力計32-1、二次側圧力計32-2には、指針表示されている圧力計指針値を検出して圧力計指針値検出信号を通信装置40を介して圧力監視機能を備えた火災受信機42やクラウドサーバ46に送信する圧力計指針値検出ユニット36-11,36-12が外付けにより設けられる。火災受信機42のディスプレイには、圧力計の画像が表示される。【選択図】図1

Description

本発明は、スプリンクラー消火設備や泡消火設備等に設けられた圧力計の表示圧力を遠隔的に監視する圧力監視システムに関する。
従来、一般ビル向けの消火設備として、スプリンクラー消火設備が知られている。スプリンクラー消火設備は、水による初期消火を目的として、火災感知から消火まで全て自動で行う消火設備である。
スプリンクラー消火設備は、消火ポンプを備えた加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、給水本管から階別に分岐管が流水検知装置を介して引き出され、流水検知装置の二次側の分岐管に火災により作動して放水する閉鎖型のスプリンクラーヘッドが接続されている。
スプリンクラー消火設備の全配管内には加圧された消火用水が充満されており、火災の熱気流を受けてスプリンクラーヘッドが作動して放水が開始されると、放水に伴う流水により流水検知装置が開いて流水検知信号(火災検出信号)を出力し、給水本管内の圧力低下をポンプ起動用圧力タンクの圧力スイッチで検出することで消火ポンプを起動して消火用水を加圧供給し、毎分80リットル以上の水を連続放水して消火することができる。
また駐車場に設置された泡消火設備にあっては、加圧送水装置からの給水本管に消火薬剤を消火用水に混合する混合器が設けられ、混合器からは給水本管には階別に分岐管が引き出され、流水検知装置の二次側の分岐管は一斉開放弁を介して開放型のスプリンクラーヘッドが接続されている。
泡消火設備は、防護区画に設置された感知器ヘッドが火災により作動すると一斉開放弁を開放させ、スプリンクラーヘッドからの放水により流水検知装置が開き、給水本管の圧力低下をポンプ起動用圧力タンクの圧力スイッチで検出して消火ポンプを起動して混合器で消火薬剤が混合された泡消火用水を加圧供給し、スプリンクラーヘッドから消火泡を放出させる。
このような消火設備の分岐管に設けられた流水検知装置には一次側圧力計と二次側圧力計が設けられ、ポンプ起動用圧力タンクにも圧力計が設けられており、必要に応じて圧力計により管内圧力が読み取れるようにしている。
ところで、一般ビルやマンション等に設置された消火設備にあっては、消火設備を維持管理(保守管理)するための日常点検として、流水検知装置の一次側圧力計と二次側圧力計、及びポンプ起動用圧力タンクの圧力計の指示値が規定値であることをチェクするようにしている。この日常点検は、点検者が点検記録用紙を持ち、各階の流水検知装置及び地下階等のポンプ起動用圧力タンクの設置場所に出向き、一台一台の圧力計の指示値を記録するようにしている。
しかしながら、近い将来、少子高齢化により点検者の高齢化および人手不足によって十分な日常点検ができなくなる可能性があり、特に、高層建築物によると階数が多くなるために点検員の労力負担が非常に高くなり、日常点検が困難な状況となる。
このように十分な日常点検が行われなくなると、特に、一日の温度変化が大きい夏季および冬季において、配管内の圧力が高圧となり、機器の破損や水漏れが発生したり、配管内の圧力低下により火災ではないのに消火ポンプが突然に起動するといった様々な問題が発生する可能性が高まる。
この問題を解決するため、流水検知装置の一次側配管内の圧力を測定する一次側圧力測定部と、流水検知装置の二次側配管内の圧力を測定する二次側圧力測定部と、一次側圧力測定部から出力される一次側圧力値信号と二次側圧力測定部から出力される二次側圧力値信号とを送信する圧力値送信部とが設けられ、受信機で圧力値送信部から送信された圧力値信号に基づき圧力値を受信機表示部に表示させるようにした消火設備が提案されている(特許文献1)。
このため流水検知装置から出力される圧力値信号により、圧力値を遠隔監視することができるので、流水検知装置が設置されている場所に行かなくとも圧力値を確認することができる。
特開2013−085914号公報 特開2002−29192号公報 特開2008−176774号公報
しかしながら、このような従来の流水検知装置に設けられた圧力測定部により圧力値信号を出力して火災受信機に圧力値を表示させるようにした消火設備にあっては、流水検知装置に圧力計が設けられていないことから、流水検知装置の設置場所で一次側圧力値や二次側圧力値を確認することができず、定期点検の際に流水検知装置を末端試験弁の階操作により試験作動させる場合に、一次側及び二次側の圧力値が確認できず、受信機側に圧力値を問い合わせて確認するしかなく、手間と時間がかかる問題がある。
また、一次側及び二次側に圧力計が設けられた既設の流水検知装置には、圧力値測定部を追加的に設けることは困難であることから、圧力を電気信号に変換する圧力値測定部が予め設けられた流水検知装置に交換する必要があり、交換作業が煩雑でコストも嵩むことから、既設の消火設備に適用することは困難である。
また、流水検知装置やポンプ起動用タンクに設けられた圧力計(アネロイド型圧力計)は、計量法に基づく検定証印が付された検定品であり、検定品となる圧力計を圧力値測定部により代替することは、信頼性及び耐久性に問題がある。その結果、流水検知装置やポンプ起動用タンクに圧力測定部を設けていても、検定品としての圧力計を必ず設ける必要があり、圧力測定部により測定した圧力値を受信機に表示していても、圧力計の表示を確認していることにはならいないため、補助的な圧力値の確認とせざるを得ず、設備点検の本来の趣旨からは依然として流水検知装置やポンプ起動用タンクに設けられている圧力計に指針表示された圧力値を読み取って記録する作業が必要であり、設置場所に出向いて行う点検が不要となることはない。
また、消火設備の点検は、流水検知装置に設けられた圧力計やポンプ起動用タンクに設けられた圧力計の指針による表示を見て記録することを前提としており、受信機の表示部に圧力値を表示してこれを読み取ることは、従来の現場確認による点検との乖離が大きく、点検作業は容易になるが、単調な作業の繰り返しとなり、逆に作業負担が高まる可能性がある。
本発明は、消火設備に設けられた圧力計の設置場所に出向くことなく、圧力計に指針表示されている圧力計指針値を遠隔的に読み取って日常点検等による設備監視を簡単且つ容易に行うことを可能とする圧力監視システムを提供することを目的とする。
(圧力監視システム)
本発明は、消火設備に設けられた複数の圧力計の圧力を監視する圧力監視システムに於いて、
圧力計毎に外付けにより設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して圧力計指針値検出信号を送信する複数の圧力検知ユニットと、
複数の圧力計指針値検出ユニットからの圧力計指針値検出信号を順次繰り返し受信して送信する通信装置と、
通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信し、圧力計指針値を表示する監視装置と、
が設けられたことを特徴とする。
(圧力計画像の表示)
監視装置は、圧力計指針値を指針表示した圧力計画像を表示する。
(スプリンクラー消火設備の圧力監視)
消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、給水本管から階別に分岐管が流水検知装置を介して引き出され、流水検知装置の二次側の分岐管に火災による作動して放水するスプリンクラーヘッドが設けられたスプリンクラー消火設備であり、
圧力計指針値検出ユニットは、加圧送水設備の圧力計及び流水検知装置の圧力計に設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して通信装置に圧力計指針値検出信号を送信する。
(泡消火設備の圧力監視)
消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、給水配管には消火薬剤を混合させる混合器が設けられ、給水本管から階別に分岐管が流水検出装置を介して引き出され、流水検出装置の二次側の分岐管に感知ヘッドの作動により開放される一斉開放弁を介して消火泡を放出する泡ヘッドが設けられた泡消火設備であり、
圧力計指針値検出ユニットは、加圧送水設備に設けられた圧力計及び流水検出装置に設けられた圧力計に設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して通信装置に圧力計指針値検出信号を送信する。
(流水検知装置とポンプ起動用圧力タンクの圧力監視)
圧力計指針値検出ユニットは、流水検知装置の一次側圧力を表示する圧力計、流水検知装置の二次側圧力を検出する圧力計、及び加圧送水設備に設けられたポンプ起動用圧力タンクに設けられた圧力計の各々に設けられる。
(通信接続)
複数の圧力計指針値検出ユニットと通信装置は信号回線又は無線回線を介して通信接続される。
(指針検出ユニットと通信装置の配置)
複数の圧力計指針値検出ユニットの一部または全部と通信装置は、建物を貫通する同一のパイプシャフト内に設けられる。
(無線通信のタイミング)
複数の圧力計指針値検出ユニットは、所定時間ごとに信号を送信する定期送信と、圧力計指針値があらかじめ定められた所定の範囲外となったときに信号を送信する所定値外送信を行う。
(圧力計画像の選択表示)
監視装置は、所定の操作により選択された圧力計の圧力計画像を表示させる。
(圧力異常を判定した圧力計画像の表示)
監視装置は、圧力計指針値の異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させると共に異常警報を出力させる。
(閾値の範囲外となる異常を判定した圧力計画像の表示)
監視装置は、圧力計指針値が所定の範囲外となる異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させる。
(時間変化率が閾値以上又は超える異常を判定した圧力計画像の表示)
監視装置は、圧力計指針値の時間変化率が所定の閾値以上又は閾値を超える異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させる。
(圧力時間変化の表示)
監視装置は、圧力計毎に過去に検出された圧力計指針値を記憶しており、
圧力計画像を表示させた場合に、記憶された圧力計指針値を読み出して圧力時間変化を表示させる。
(マーカ表示)
監視装置は、圧力計画像を表示させた場合に、圧力計画像に重ねて又は近傍に、圧力正常値、圧力正常範囲、圧力異常値又は圧力異常範囲の少なくとも何れかを示すマーカを表示させる。
(火災報知設備との連携)
監視装置は、通信装置と信号回線を介して通信接続された火災報知設備の画像表示装置を備えた火災受信機であり、
火災受信機は、通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信して画像表示装置に圧力計指針値を表示させる。
(発報場所に対応する消火設備の表示)
火災受信機に接続された火災感知器が火災を検出したとき、火災感知器が配置された区画の消火を行う分岐管に関する流水検知装置に設けられた圧力計の値を表示する。
(クラウドサービス)
監視装置は、広域通信ネットワークを介して通信装置と通信接続されるクラウドサーバとクラウドサーバに通信接続される監視センター装置及び携帯端末であり、
監視センタ―装置及び携帯端末は、クラウドサーバを介して通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信して圧力計指針値を表示する。
(クラウドによる圧力監視単位)
クラウドサーバは、消火設備を施設単位又は所定の地域単位に分けて圧力計指針値を監視する。
(発報場所に対応する消火設備の表示)
火災受信機に接続された火災感知器が火災を検出したとき、火災感知器が配置された区画の消火を行う分岐管に関する流水検知装置に設けられた圧力計の値を表示するようにしたため、火災が発生した区画に対して消火作業が行われているかどうかを一目で確認可能となる。
(周囲環境値との連携による圧力異常の予兆警報)
更に、圧力監視システムが配置された建物の周囲環境値を取得する周囲環境値取得手段を有し、
監視装置は、圧力計毎に過去に検出された圧力計指針値を周囲環境値と関連付けて記憶しており、
圧力計指針値が所定の範囲外となると想定される周囲環境値を取得したとき警報を発する。
(基本的な効果)
本発明は、消火設備に設けられた複数の圧力計の圧力を監視する圧力監視システムに於いて、圧力計毎に外付けにより設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して圧力計指針値検出信号を送信する複数の圧力検知ユニットと、複数の圧力計指針値検出ユニットからの圧力計指針値検出信号を順次繰り返し受信して送信する通信装置と、通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信し、圧力計指針値を表示する監視装置とが設けられたため、消火設備に設けられている圧力計の圧力計指針値を監視装置における圧力計指針画像の表示により遠隔的に読み取ることができるので、点検員が圧力計の設置場所に出向いて圧力計指針値を記録する日常点検が不要となり、日常点検を簡単且つ容易に行うことができる。
また、圧力検知ユニットは、圧力計に設けられているため、既設の消火設備であっても、その圧力計を圧力検知ユニット付きの圧力計に交換することで簡単に対応できる。また、圧力検知ユニットは、圧力計に外付けされていることから、検定品としての圧力計の機能を損なうことなく圧力計に設けることができる。
(圧力計画像の表示による効果)
また、監視装置は、圧力計指針値を指針表示した圧力計画像を表示するようにしたため、圧力計指針画像が表示されることから設置場所で圧力計を読み取っていることに相当する臨場感が得られ、設置場所で圧力計の圧力計指針値を読み取っているという感覚で日常点検を簡単且つ容易に行うことができる。
(スプリンクラー消火設備の圧力監視による効果)
また、消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、給水本管から階別に分岐管が流水検知装置を介して引き出され、流水検知装置の二次側の分岐管に火災による作動して放水するスプリンクラーヘッドが設けられたスプリンクラー消火設備であり、圧力計指針値検出ユニットは、加圧送水設備の圧力計及び流水検知装置の圧力計に設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して通信装置に圧力計指針値検出信号を送信するようにしたため、階別に設置された流水検知装置や地下階等に設置されたポンプ起動用圧力タンクの設置場所に出向いて圧力計の圧力計指針値を記録するといった日常点検が不要となり、また、高層建築物であっても設置場所に出向く必要がなく、設置場所で圧力計の圧力計指針値を読み取っているという感覚で、スプリンクラー消火設備の日常点検を簡単且つ容易に行うことができる。
(泡消火設備の圧力監視による効果)
また、消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、給水配管には消火薬剤を混合させる混合器が設けられ、給水本管から階別に分岐管が流水検出装置を介して引き出され、流水検出装置の二次側の分岐管に感知ヘッドの作動により開放される一斉開放弁を介して消火泡を放出する泡ヘッドが設けられた泡消火設備であり、圧力計指針値検出ユニットは、加圧送水設備に設けられた圧力計及び流水検出装置に設けられた圧力計に設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して通信装置に圧力計指針値検出信号を送信するようにしたため、地下階に設置された流水検知装置やポンプ起動用圧力タンクの設置場所に出向いて圧力計の圧力計指針値を記録するといった日常点検が不要となり、監視装置側で圧力計の圧力計指針値を見ることで泡消火設備の日常点検を簡単且つ容易に行うことができる。
(流水検知装置とポンプ起動用圧力タンクの圧力監視による効果)
また、圧力計指針値検出ユニットは、流水検知装置の一次側圧力を表示する圧力計、流水検知装置の二次側圧力を検出する圧力計、及び加圧送水設備に設けられたポンプ起動用圧力タンクに設けられた圧力計の各々に設けられたため、日常点検等により例えば流水検知装置の二次側圧力を遠隔的に確認することで、夏季の高温による異常な圧力上昇を知って対処することが可能となり、また、流水検知装置の一次側圧力やポンプ起動用圧力タンクの圧力を確認することで、冬季の低温による異常な圧力低下を知ってポンプ異常起動の原因等を知ることができる。
(通信接続)
複数の圧力計指針値検出ユニットと通信装置は信号回線又は無線回線を介して通信接続されるようにしたため、通信装置を例えば給水本管が立ち上げられている建物のダクト内に設置することで、通信装置と各階の流水検知装置や地下階のポンプ起動用圧力タンクの圧力スイッチに設けられた圧力計指針値検出ユニットとの距離を可能限り短くし、これにより信号回線及び無線回線による通信接続が簡単且つ確実となり、更に、通信装置で複数の圧力計指針値検出ユニットからの圧力計指針値検出信号を一つまとめて監視装置に送信することで、通信装置と監視装置との間の通信接続を簡単に行うことができる。
(指針検出ユニットと通信装置の配置による効果)
また、複数の圧力計指針値検出ユニットの一部または全部と通信装置は、建物を貫通する同一のパイプシャフト内に設けられたため、階別に流水検知装置が設けられていても、各階を貫通したパイプシャフト内の空間を使用した見通し通信により、無線による通信接続を確実に行うことができる。
(無線通信のタイミングによる効果)
また、複数の圧力計指針値検出ユニットは、所定時間ごとに信号を送信する定期送信と、圧力計指針値があらかじめ定められた所定の範囲外となったときに信号を送信する所定値外送信を行ようにしたため、定期送信により全ての圧力計指針値が確認できると共に、所定の範囲外となった場合には割込み的に圧力計指針値を確認することができる。
(圧力計画像の選択表示による効果)
また、監視装置は、所定の操作により選択された圧力計の圧力計画像を表示させるようにしたため、例えば、日常点検の点検ルートに対応した順番で階別に設けられた圧力計を選択して圧力計画像を監視装置に遠隔表示させるような操作ができる。
(所定の範囲外となる異常を判定した圧力計画像の表示による効果)
また、監視装置は、圧力計指針値の所定の範囲外となる異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させると共に異常警報を出力するようにしており、例えば、圧力計指針値が所定の閾値以上又は閾値を超える異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させ、また、圧力計指針値が所定の閾値以下又は閾値未満となる異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させ、また、圧力計指針値の時間変化率が所定の閾値以上又は閾値を超える異常を判定した圧力計の圧力計画像を表示させるようにしたため、日常点検以外の時間帯に圧力計指針値の異常が判定されると、異常が判定された圧力計の圧力計画像が監視装置に自動的に表示されて警報音等が出され、担当者は消火設備の圧力異常を知って必要な対応をとることができる。
(圧力時間変化の表示による効果)
また、監視装置は、圧力計毎に過去に検出された圧力計指針値を記憶しており、圧力計画像を表示させた場合に、記憶された圧力計指針値を読み出して圧力時間変化(タイムチャート)を表示させるようにしたため、圧力計画像の表示に対応して圧力計指針値の時間変化が表示されることで圧力変化の動向(トレンド)を知って異常の可能性が予測でき、また圧力計指針値が異常となった場合のそれまでの圧力計指針値の変化の様子が分かり、たとえば、気温変化によるものか、或いは、配管漏水によるものか等といった圧力異常の原因の把握に活用できる。
(マーカ表示による効果)
また、監視装置は、圧力計画像を表示させた場合に、圧力計画像に重ねて又は近傍に、圧力正常値、圧力正常範囲、圧力異常値又は圧力異常範囲の少なくとも何れかを示すマーカを表示させるようにしたため、消火設備に設けられた圧力計では表示できないか、表示していても見難い圧力正常値、圧力正常範囲、圧力異常値又は圧力異常範囲等の情報を、監視装置による圧力計画像に併せて表示させることが簡単にでき、圧力計指針値に対する適否の判断等を簡単且つ確実に行うことができる。
(火災報知設備との連携による効果)
また、監視装置は、通信装置と信号回線を介して通信接続された火災報知設備の画像表示装置を備えた火災受信機であり、火災受信機は、通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信して画像表示装置に圧力計指針値を表示させるようにしたため、火災報知設備に設けられたディスプレイ付きの火災受信機を監視装置として利用して、消火設備に設けられた圧力計の遠隔監視ができる。
(発報場所に対応する消火設備の表示)
また、火災受信機に接続された火災感知器が火災を検出したとき、火災感知器が配置された区画の消火を行う分岐管に関する流水検知装置に設けられた圧力計の値を表示するようにしたため、火災が発生した区画に対して消火作業が行われているかどうかを一目で確認可能となる。
(クラウドサービスの効果)
また、監視装置は、広域通信ネットワークを介して通信装置と通信接続されるクラウドサーバとクラウドサーバに通信接続される監視センター装置及び携帯端末であり、監視センタ―装置及び携帯端末は、クラウドサーバを介して通信装置から送信された圧力計指針値検出信号を受信して圧力計指針値を表示し、この場合、クラウドサーバは、消火設備を施設単位又は所定の地域単位に分けて圧力計指針値を監視するようにしたため、クラウド環境を利用して、監視センター等で建物単位や複数建物を対象とした地域単位の消火設備の圧力計の集中監視が可能となり、更に、点検員がスマートフォン等の携帯端末により消火設備の圧力計の遠隔監視が可能となる。
(周囲環境値との連携による圧力異常の予兆警報による効果)
更に、圧力監視システムが配置された建物の周囲環境値を取得する周囲環境値取得手段を有し、監視装置は、圧力計毎に過去に検出された圧力計指針値を周囲環境値と関連付けて記憶しており、圧力計指針値が所定の範囲外となると想定される周囲環境値を取得したとき警報を発するようにしたため、周囲環境値としての温度と圧力をセットで記憶しており、所定の最高温度を超えて温度が高くなったら圧力異常の虞ありとして予兆的に警報が行われ、圧力異常の可能性を事前に知って対処することができる。
スプリンクラー消火設備に設けられた圧力監視システムの概略を示した説明図 図1に設けられた圧力監視システムの機能構成を示したブロック図 火災受信機に表示される圧力監視画面を示した説明図 通信装置の制御を示したフローチャート 火災受信機に設けられた圧力監視部の制御を示したフローチャート 無線回線を用いた圧力監視システムの概略を示した説明図 図6の無線回線を用いた圧力監視システムの機能構成を示したブロック図
[スプリンクラー消火設備と圧力監視システムの概要]
図1はスプリンクラー消火設備に設けられた圧力監視システムの概略を示した説明図である。
(スプリンクラー消火設備)
図1に示すように、スプリンクラー消火設備10は、建物の地下階などのポンプ室に消火ポンプ11が設置され、モータ12により駆動される。モータ12はポンプ制御盤14により起動・停止の運転制御を受ける。モータ12により駆動された消火ポンプ11は水源水槽15からの消火用水を吸入し、建物の高さ方向に配置した給水本管16に加圧した消火用水を供給する。
消火ポンプ11に対してはポンプ始動用圧力スイッチ20を備えたポンプ起動用の圧力タンク18が設けられ、ポンプ始動用圧力スイッチ20は給水本管16の管内圧力が規定圧力以下に低下したことを検出してポンプ制御盤14に圧力低下検出信号を出力し、これによってモータ12を駆動して消火ポンプ11を始動させる。圧力タンク18にはタンク用圧力計32−1が設けられている。
給水本管16からは建物の例えば階別の防護区画毎に分岐管21が引き出されている。例えば1Fを例にとると、分岐管21の分岐部分には仕切弁22に続いて流水検知装置24−1が設けられ、その2次側の分岐管21には閉鎖型のスプリンクラーヘッド26が設けられている。分岐管21の末端側には末端試験弁27が設けられ、その2次側は、オリフィス28を介して排水管30に接続されている。
消火ポンプ11、給水本管16及びスプリンクラーヘッド26にいたる配管内には加圧された消火用水が充満されている。
流水検知装置24−1には、一次側圧力計32−1と二次側圧力計32−2が設けられ、一次側圧力と二次側圧力か指針表示されている。
流水検知装置24−1は通常の監視状態で弁体を閉じており、1Fでの火災によりスプリンクラーヘッド26が開放作動して消火用水を放水すると、放水に伴う水流により弁体を開き、弁体の動きに連動して流水検知スイッチをオンし、制御盤38に流水検知信号を出力して作動表示を行い、更に、制御盤38から火災受信機42に移報信号を送信して火災警報を出力させる。
このような流水検知装置24−1の構成と機能は2Fの流水検知装置24−2を含む他の階の流水検知装置についても同様となる。なお、以下の説明で流水検知装置24−1,24−2を区別する必要がない場合は、流水検知装置24という場合がある。
(圧力監視システム)
図1に示すスプリンクラー消火設備10の圧力監視システムは、タンク用圧力計32−0、一次側圧力計32−1,32−2と二次側圧力計34−1,34−2の各々に設けられた圧力計指針値検出ユニット36−01,36−11,36−12,36−21,36−22、通信装置40、ディスプレイを備えた監視装置として機能する火災受信機42、インターネット44を介して接続されたクラウドサーバ46、監視センタ―などに設置された監視装置48、及びクラウドサーバ46にモバイル子局52、モバイルネットワーク50、インターネット44を介して接続される携帯端末54で構成される。
なお、以下の説明で、圧力計指針値検出ユニット36−01,36−11,36−12,36−21,36−22を区別する必要がない場合は、単に、圧力計指針値検出ユニット36という場合がある。
圧力計指針値検出ユニット36には、固有の端末アドレスが設定されており、タンク用圧力計32−0、一次側圧力計32−1,32−2及び二次側圧力計34−1,34−2に設けられた圧力に応じて回動する指針の動きを磁気センサ等により検出し、指針表示されている圧力計指針値を示す圧力計指針値検出信号を通信装置40からの要求に基づいて送信する。
通信装置40は所定周期、例えば1時間周期ごとに複数の圧力計指針値検出ユニット36を順次呼出し、そのとき検出されている圧力計指針値を含む圧力計指針値検出信号を送信させることで圧力計指針値を収集し、収集した圧力計指針値を圧力監視装置として機能する火災受信機42及びクラウドサーバ46に送信する制御を行う。
また、通信装置40は、端末アドレスを指定した取得要求を火災受信機42又はクラウドサーバ46から受けると、要求された端末アドレスの圧力計指針値検出ユニット36から圧力計指針値を取得して要求元に送信する制御を行う。
火災受信機42には、火災監視部の機能に加え、圧力監視部の機能が設けられており、通信装置40から1時間に一回送信される全端末の圧力計指針値を受信して記憶し、記憶後に各圧力計指針値を読み出して異常の有無を判定し、圧力計指針値の異常を判定した場合は、警報音を出力すると共に異常が判定された圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
また、火災受信機42の圧力監視部は、端末アドレスを指定した端末データ取得要求操作を検出すると、通信装置40から要求のあった圧力計指針値を取得して圧力計指針値を示す圧力計指針画像を表示させる制御を行う。この場合にも、圧力監視部は取得した圧力計指針値について異常の有無を判定し、異常を判定した場合は警報を出力してから圧力計指針画像を表示させる制御を行い、正常であれば警報することなく圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
更に、火災受信機42に設けられた圧力監視部と同じ機能がクラウドサーバ46に設けられており、クラウドサーバ46の圧力監視部は、通信装置40から1時間に一回送信される全端末の圧力計指針値を受信して記憶し、記憶後に各圧力計指針値を読み出して異常の有無を判定し、圧力計指針値の異常を判定した場合は、監視装置48及び携帯端末54に指示して警報音を出力させると共に異常が判定された圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
また、監視装置48又は携帯端末54による端末アドレスを指定した端末データ取得要求をクラウドサーバ46の圧力監視部で検出すると、要求のあった圧力計指針値を通信装置40から取得し、要求元の監視装置48又は携帯端末54に圧力計指針値を示す圧力計指針画像を表示させる制御を行う。この場合にも、クラウドサーバ46の圧力監視部は、取得した圧力計指針値ついて異常の有無を判定し、異常を判定した場合は、要求元の監視装置48又は携帯端末54で警報を出力してから圧力計指針画像を表示させる制御を行い、正常であれば警報することなく圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
なお、圧力監視部の機能は、火災受信機42とクラウドサーバ46の何れか一方に設けるようにしても良い。
[圧力監視システムの機能構成]
図2は図1に設けられた圧力監視システムの機能構成を示したブロック図である。
(圧力計指針値検出ユニット)
図2に示すように、圧力計指針値検出ユニット36は、圧力計指針値検出ユニット36−01に代表して示すように、センサ56、制御部58及び通信部60で構成される。圧力計指針値検出ユニット36−01の電源は、図1に示した制御盤38から流水検知装置24に接続されている信号回線を電源線として兼用し、制御盤38から電源供給を行う。また、圧力計指針値検出ユニット36の電源は専用の電源線を引いても良いし、電池電源としても良い。
センサ56はタンク用圧力計32−0に設けられた圧力に応じて回転する指針の回転角を検出して制御部58に出力する。センサ56による指針回転角の検出は、例えば指針の回転角を検出する磁気センサを用いる。
センサ56として機能する磁気センサは、磁石とホール素子を備え、ホール素子を通過する磁束が指針の回転位置に応じて変化するように構成し、指針回転角に応じて直線的に変化する信号をホール素子から出力するようにしている。
このためセンサ56はタンク用圧力計32−0の指針が見える透明カバーの中心に外付けするだけで、指針回転角を検出することができ、検定品としてのタンク用圧力計32−0の変更を必要とせず、そのまま使用することができる。
また、センサ56は、圧力計の指針回転角による圧力計指針値の検出以外に、圧力計に導入されている圧力を電気信号に変換する感圧素子を用いて圧力計指針値を直接検出するセンサとしても良い。
制御部58は、CPU、メモリ、A/Dコンバータを含む各種入出力ポートを備えたマイクロプロセッサ等であり、CPUによるプログラムの実行により所定の圧力検出制御を行う。
制御部58の圧力検出制御は、通信部60を介して端末データ取得要求信号を受信した場合に、センサ56により検出されている指針回転角を圧力計指針値に変換し、通信部60に指示して端末アドレス及び圧力計指針値を含む圧力計指針値検出信号を送信する制御を行う。
通信部60は通信装置40に信号回線45を介して接続され、所定のシリアル通信プロトコルに従って信号の送受信を行う。
(通信装置)
図2に示すように、通信装置40は、制御部62、端末通信部64、第1通信部66及び第2通信部68で構成される。端末通信部64は信号回線45を介して接続された複数の圧力計指針値検出ユニット36−01〜36−n2との間で所定のシリアル通信プロトコルに従って信号の送受信を行う。
制御部62はCPU、メモリ、A/Dコンバータを含む各種入出力ポートを備えたコンピュータ回路であり、CPUによるプログラムの実行により所定の圧力監視のための通信制御を行う。
制御部62は、例えば1時間に1回の周期で端末通信部64に指示し、端末アドレスを順次指定してデータ取得要求信号(ポーリング信号)を送信し、これに対応して圧力計指針値検出ユニット36から送信された圧力計指針値検出信号を受信して圧力計指針値を記憶し、全ての圧力計指針値を記憶した後に、第1通信部66に指示し、図1に示したように、インターネット44を介してクラウドサーバ46に全ての圧力計指針値を含む端末データ取得応答信号を送信し、また、第2通信部68に指示して火災受信機42に全ての圧力計指針値を含む端末データ取得応答信号を送信する制御を行う。
また、制御部62は、第1通信部66又は第2通信部68を介して端末アドレスを指定した端末データ取得要求信号を受信した場合、端末通信部64に指示して端末アドレスを指定した端末データ取得要求信号を送信して圧力計指針値を取得して要求元に送信する制御を行う。
(火災受信機の圧力監視部)
図2に示すように、火災受信機42は、R型の火災受信機を例にとっており、制御部70、伝送部72、操作表示部78、操作表示部78、警報部80、移報部82及びタッチパネル付のディスプレイ84で構成され、伝送部72から引き出された伝送路74に中継器機能を備えたアナログ火災感知器76が接続されている。
制御部70は、CPU、メモリ、A/Dコンバータを含む各種入出力ポートを備えたコンピュータ回路であり、CPUによるプログラムの実行により火災監視部88の機能が実現される。
火災受信機42は、本来の火災監視機能に加え、消火設備の圧力監視のため、通信部86が設けられ、また制御部70に圧力監視部90の機能が設けられる。
火災監視部88は、伝送部72を介してアナログ火災感知器76による火災検出信号を受信すると火災警報を出力する制御を行う。
圧力監視部90は、通信装置40から1時間に1回送信されてくる全ての圧力計の圧力計指針値を含む信号を受信してメモリに記憶し、続いて、メモリに記憶された圧力計指針値を順次読み出して異常の有無を判定し、圧力計指針値の異常を判定した場合は、警報部80から所定の警報音を出力させると共に、ディスプレイ84に異常と判定された圧力計指針値が指針表示された圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
ここで圧力監視部90による圧力計指針値の異常判定は次の何れかとする。
(1) 圧力計指針値が所定の閾値以上又は閾値を超えた場合に異常を判定。
(2) 圧力計指針値が所定の閾値以下又は閾値未満となる場合に異常を判定。
(3) 圧力計指針値の時間変化率が所定の閾値以上又は閾値を超えた場合に異常を判定。
また、圧力監視部90は、ディスプレイ84のタッチパネル操作により端末アドレスを指定した端末データ取得要求操作を検出した場合、通信部86に指示して端末アドレスを指定した端末データ取得要求信号を通信装置40に送信して圧力計指針値を取得し、取得した圧力計指針値の異常の有無を判定し、正常であればディスプレイ84に取得した圧力計指針値が指針表示された圧力計指針画像を表示させ、圧力計指針値の異常を判定した場合は、警報部80に指示して警報音を出力させると共にィスプレイ84に取得した圧力計指針値が指針表示された圧力計指針画像を表示させる制御を行う。
また、圧力監視部90は、ディスプレイ84に圧力計指針画像を表示させた場合に、必要に応じて、メモリに記憶されている過去の圧力計指針値の時間的変化を示すタイムチャートを表示させる制御を行う。
更に、圧力監視部90は、ディスプレイ84に圧力計指針画像を表示させた場合に、圧力計指針画像に重ねて又は近傍に、圧力正常値、圧力正常範囲、圧力異常値又は圧力異常範囲の少なくとも何れかを示すマーカを表示させる制御を行う。
図3は火災受信機に表示される圧力監視画面を示した説明図である。図3に示すように、火災受信機42に設けられたディスプレイ84には、例えば図1の1Fに設置された流水検知装置24−1の一次側圧力計32−1と二次側圧力計34−1に設けた圧力計指針値検出ユニット36−11,36−12で検出された圧力計指針値を示す圧力計指針画像94−1と圧力計指針画像94−2が表示されている。
圧力計指針画像94−1,94−2は、実際に設置している圧力計の写真画像又は写真画像に基づいて生成した画像としており、指針の画像のみが受信された圧力計指針値に応じて回転位置が変化するように表示しており、設置場所で圧力計を見ていると同等な感覚で見ることができるように表示している。
また、圧力計指針画像94−1と圧力計見画像94−2の左側には数値表示部96−1,96−2が配置され、流水検知装置の設置場所と各圧力計の圧力計指針値が数値表示されている。
また、圧力計指針画像94−1と圧力計指針画像94−2の右側にはタイムチャート表示部98−1,98−2が配置され、各圧力計の現在から過去所定期間に亘る圧力の時間的変化が表示される。
また、圧力計指針画像94−1と圧力計指針画像94−2の目盛の外側に、実際の圧力計では表示されていない例えば圧力異常範囲を示すマーカ100が表示される。なお、圧力計指針画像94−1,94−2に表示させるマーカは、異常範囲以外に、規定値や正常範囲を示すマーカとしても良い。
更に、画面左下には、上スクロール釦101と下スクロール釦102が配置され、これらの釦をタッチ操作することで、階別に流水検知装置の圧力計指針画像に切替え表示可能としている。このため日常点検の際には、上スクロール釦101と下スクロール釦102を操作することで、図1のスプリンクラー消火設備10に設けられている圧力計指針画像を画面表示して圧力計指針値を遠隔的に点検することができる。
なお、図3の圧力監視画面92は一例であり、必要に応じて任意の圧力計指針画像を主体とした画面表示を行うことができる。
また、図1に示したクラウドサーバ46にも図2の火災受信機42の圧力監視部90と同じ機能が設けられており、図3に示す圧力監視画面は、クラウドサーバ46の指示により監視装置48や携帯端末54に表示されることになる。
[圧力監視システムの制御]
(通信装置の制御)
図4は通信装置の制御を示したフローチャートであり、図2の通信装置40に設けられた制御部62による制御となる。
図4に示すように、通信装置40の制御部62はステップS1で例えば1時間に1回の端末データ収集タイミングを判別するとステップS2に進み、端末アドレスを順次指定した端末データ取得要求信号を送信して圧力計指針値検出ユニット36から圧力計指針値を取得して記憶し、続いてステップS3で取得した全ての圧力計指針値を含む端末データ取得応答信号を上位装置としての火災受信機42及びクラウドサーバ46に送信する制御を行う。
続いて制御部62はステップS4に進み、火災受信機42又はクラウドサーバ46からの端末アドレスを指定した端末データ取得要求信号を受信すると、ステップS5に進んで端末アドレスを指定した端末データ取得要求信号を送信して圧力計指針値検出ユニット36から圧力計指針値を取得し、続いてステップS6に進み、取得した圧力計指針値を含む端末データ取得応答信号を上位装置としての火災受信機42及びクラウドサーバ46に送信する中継制御を行う。
(監視制御部の制御)
図5は火災受信機に設けられた圧力監視部の制御を示したフローチャートであり、図2の火災受信機に設けた圧力監視部90による制御となる。
図5に示すように、火災受信機42の圧力監視部90は、ステップS11で通信装置40による1時間に1回の転送要求を判別するとステップS12に進み、通信装置40から送信された端末データ取得応答信号を受信して全ての圧力計の圧力計指針値をメモリに記憶し、続いて、ステップS13でまずポンプ起動用の圧力タンク18のタンク用圧力計32−0の圧力計指針値を読み出し、ステップS14で圧力計指針値の異常を判定した場合はステップS15に進み、警報音を出力させると共に圧力計指針画像を画面表示させ、一方、ステップS14で正常を判定した場合はステップS15はスキップする。
続いて、圧力監視部90は、ステップS16で流水検知装置単位に一次側圧力計指針値と二次側圧力計指針値を読み出し、ステップS17で一次側圧力計指針値の異常を判定した場合はステップS18に進み、警報音を出力させると共に圧力計指針画像を画面表示させ、ステップS17で正常を判定した場合はステップS18はスキップする。
続いて、圧力監視部90は、ステップS19で二次側圧力計指針値の異常を判定した場合は、ステップS20に進み、警報音を出力させると共に圧力計指針画像を画面表示させ、ステップS19で正常を判定した場合はステップS20はスキップする。
続いて、圧力監視部90は、ステップS21で全ての流水検知装置の圧力計指針値の処理終了を判別するまで、ステップS16からの処理を繰り返す。
続いて、圧力監視部90は、ステップS22に進み、端末アドレスを指定したデータ取得要求を判別するとステップS23に進み、通信装置40に端末アドレスを指定したデータ取得要求信号を送信して圧力計指針値を取得する。
続いて、圧力監視部90は、ステップS24に進み、取得した圧力計指針値の異常を判定した場合はステップS25に進み、警報音を出力させると共にステップS26に進んで圧力計指針画像を画面表示させ、ステップS24で正常を判定した場合はステップS25はスキップしてステップS26に進み、圧力計指針画像を画面表示させる。
[無線回線を用いた圧力監視システム]
図6は無線回線を用いた圧力監視システムの概略を示した説明図、図7は図6の無線回線を用いた圧力監視システムの機能構成を示したブロック図である。
図6に示すように、本実施形態にあっては、スプリンクラー消火設備10に設けられたタンク用圧力計32−0、一次側圧力計32−1,32−2、二次側圧力計34−1,34−2の各々には、無線式圧力計指針値検出ユニット37−01,37−11,37−12,37−21,37−22が設けられ、これに対応して無線式通信装置41が設けられており、無線式圧力計指針値検出ユニット37−01,37−11,37−12,37−21,37−22と無線式通信装置41の間で無線回線により信号を送受信するようにしている。
なお、以下の説明で、無線式圧力計指針値検出ユニット37−01,37−11,37−12,37−21,37−2を区別する必要がない場合は、単に、無線式圧力計指針値検出ユニット37という場合がある。
無線式圧力計指針値検出ユニットは、図6の無線式圧力計指針値検出ユニット37−01に代表して示すように、センサ56、制御部58及びアンテナ106が接続された無線通信部104で構成され、また、無線式通信装置41は、制御部62、アンテナ110が接続された端末無線通信部108、第1通信部66及び第2通信部68で構成され、無線通信部104及び端末無線通信部108以外は図2の有線式の場合と同じになる。
無線通信部104及び端末無線通信部108は、例えば、特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(特定小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠しており、426.2500MHz〜426.8375MHzの間に12.5kHzの周波数帯域幅を持つ48チャンネルが割り当てられており、何れかのチャンネル周波数を使用してFM変調された信号を無線により送受信する。
また、本実施形態にあっては、各階の流水検知装置24−1〜24−nに対応して設けられた圧力計指針値検出ユニット37−11〜37−n2と無線式通信装置41は建物を貫通する同一のパイプシャフト内に設けられていることから見通し通信により確実に無線による通信接続を行うことができる。
無線式通信装置41と、火災受信機やインターネットと接続するルータに対しての接続は有線でも無線でも良いが、有線で接続する場合でも無線式通信装置41だけの接続で良いので配線が容易となる。
また、無線式圧力計指針値検出ユニット37と無線式通信装置41との間は設置場所によって電波が届かない場合があることから、必要に応じて両者の間に中継器を配置する。
それ以外の構成及び機能は図1乃至図5に示した有線式の実施形態と同じになることから、同一符号を付して説明は省略する。
なお、図6及び図7の実施形態にあっては、無線式通信装置41と火災受信機42及びクラウドサーバ46の間は信号回線による有線式としているが、この間についても無線回線による通信接続としても良い。
[泡消火設備の圧力監視システム]
本発明の圧力監視システムは、泡消火設備に対しても、そのまま適用できる。駐車場を防護区画とした泡消火設備にあっても、図1に示す給水本管16に消火薬剤を混合する混合器が設けられ、分岐管21に設けた流水検知装置24−1,24−2の2次側に感知ヘッドの作動で開放する一斉開放弁が設けられ、一斉開放弁の二次側配管に開放型の泡ヘットが接続される点以外は、スプリンクラー消火設備と基本的に同じであり、ポンプ起動用圧力タンクの圧力計、流水検知装置の一次側圧力計と二次側圧力計の各々に、図1に示した圧力計指針値検出ユニット36又は図6に示した無線式圧力計指針値検出ユニット37を設けることで、同様に、泡消火設備の圧力監視ができる。
[本発明の変形例]
(圧力計)
圧力計は給電不要なアナログ式の圧力計としても良い。このような構成とすることで、火災や災害等で停電が発生した場合でも圧力計の値を目視で確認することは可能であり、消火設備の遠隔制御ができない場合であっても圧力を確認しながら手動で弁の開閉作業が可能となる。
また、アナログ式の圧力計の採用に加え、無線式の圧力計指針値検出ユニットがバッテリーを備えるようにしても良い。このような構成とすることで、災害時に停電が発生した場合でも、圧力計指針値検出ユニットの配線断による通信不能の恐れなく圧力計指針値検出ユニットによる圧力値の読み取りと送信が可能となり、非常電源を備える消火設備や火災報知設備に信号送信することで遠隔での圧力値確認が可能となり、消火設備が正常に動作したかどうかの確認や配管等の異常監視を行うことが可能となる。
(圧力計の設置機器)
上記の実施形態は、流水検知装置に備えられた圧力計の指針値を読み取るものであったが、圧力計の対象はこれに限らない。例えば、末端試験弁に備えられた圧力計についても圧力計指針値検出ユニットを設けて圧力指針値を読み取るようにしても良い。
末端試験弁は消防点検に用いるものであって、スプリンクラーヘッドから放水すると水損が発生するため、末端試験弁で代替放水することで試験を行う。この試験の際、放水圧力が規定値にあるか確認する必要がありこの圧力計指針値を読み取ることで末端試験弁の場所まで移動せずに圧力を確認することが可能となる。
従来は、末端試験弁におけるボールバルブを開いてその場で放水圧力が規定値にあるか確認する試験をしているが、末端試験弁に備えられた圧力計の圧力計指針値を遠隔で読み取り可能とし、更にバルブを遠隔操作可能な構成とすることで遠隔で試験を実施することが可能となり、圧力計指針値の表示とバルブの操作を可能とする中央制御装置の場所から移動せずに全ての系について試験可能となる。
また、通常時においては、管路や弁などが正常であれば末端試験弁の圧力は流水検知装置の2次側圧力と同じとなるため、それぞれの圧力計指針値を比較することで圧力計指針値の差が所定の値を超えた場合は異常とみなして警報を発することが可能となる。
(圧力計指針値の表示)
上記の実施形態は、圧力計画像を表示するものであったが、これに限らない。建物内の圧力計指針値を一覧表示するようにしても良い。
(圧力計の指針読取り)
上記の実施形態は、圧力計の指針値読取として磁気センサを用いたが、圧力計の計測手段に影響を与えずに圧力計の指針値を読み取るものであれば、例えばカメラ等の撮影手段で圧力計の画像を撮影し画像解析することで圧力計指針値を読み取るなど、適宜の手段を用いて良い。また、指針回転軸にポテンショメータを連結する構造を採用しても良い。
(周囲環境値との連携による圧力異常の予兆警報)
本発明の圧力監視システムは、更に、圧力監視システムが配置された建物の周囲環境値、例えば温度を取得する周囲環境値取得手段を有し、監視装置は、圧力計毎に過去に検出された圧力計指針値を温度と関連付けて記憶しており、圧力計指針値が所定の範囲外となると想定される温度を取得したときに警報を発するようにしても良い。
これにより圧力とセットで記憶されている周囲環境値としての温度が所定の最高温度を超えて高くなった場合、圧力異常の虞ありとして予兆的に警報が行われ、圧力異常の可能性を事前に知って対処することができる。
また、天気予報等で取得できる最高気温・最低気温とその日の圧力計指針値の最大値と最小値を関連付けて記憶し、天気予報で得られる最高気温・最低気温の予測値が所定の温度範囲を超えることで予兆警報を行うようにしても良い。
(圧力計指針値の収集周期とニューラルネットワーク用の学習データの生成)
上記の実施形態は、定常監視状態では1時間に1回といった比較的長い周期で圧力計の圧力計指針値を収集しているが、例えば、火災によりスプリンクラーヘッドから放水が行われた場合や、定期点検で末端試験弁27を開いて放水試験を行う場合には、例えば1分に1回といった短い周期で圧力計の圧力計指針値を収集して記憶することが望ましい。
このようにして記憶された消火設備に設けられた圧力計の圧力計指針値データは、例えば、消火設備における複数点の圧力計指針値を入力して設備の状態を監視する多層式ニューラルネットワークを学習するための教師付きの学習データとして利用することができる。
例えば、通常監視状態で全ての圧力計指針値が正常な場合のデータは、教師フラグとして正常フラグ付きの学習データとし、1又は複数の異常と判定された圧力計指針値が含まれている場合のデータは、教師フラグとして異常フラグ付きの学習データとし、更に、火災や放水試験で得られたデータは、教師フラグとして火災フラグ付きの学習データとし、これら3種類の学習データによる多層式ニューラルネットワークを学習すると、学習済みの多層式ニューラルネットワークに複数点の圧力計指針値を並列入力することにより、正常、異常、又は火災のいずれかにクラスタリングされた判定出力を得ることができる。
(圧力計の校正)
上記の実施形態で監視装置として機能する例えば火災受信機42の圧力監視部90の機能として、例えば同一階に設置された流水検知装置に設けられた一次側圧力計の圧力計指針画像を所定の操作により同一画面に並べて表示させ、同一階であれば本来一次側圧力は同一になるが、表示した複数の圧力計指針画像の指針により表示されている圧力計指針値が相違する場合には、圧力計が正しく動いていないこととなり、これにより圧力計の校正が必要と判断して校正作業を手配することが可能となる。
(他の消火設備)
上記の実施形態は、2次側配管に加圧水を充填した湿式のスプリンクラー消火設備を例にとるものであったが、2次側配管に加圧空気を充填した乾式スプリンクラー消火設備、2次側配管に加圧水を充填した湿式予作動スプリンクラー消火設備や負圧湿式予作動スプリンクラー消火設備、2次側に加圧空気を充填した乾式予作動スプリンクラー設備にも適用できる。
(加圧送水装置)
上記の実施形態は、加圧送水装置として消火ポンプ設備を例にとるものであったが、これ以外に、高架水槽の落差を利用して送水するための圧力をえる高架水槽方式、加圧した水槽により給水する圧力水槽方式を使用してもよい。
(その他)
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:スプリンクラー消火設備
11:消火ポンプ
14:ポンプ制御盤
16:給水本管
18:圧力タンク
20:ポンプ始動用圧力スイッチ
21:分岐管
24−1,24−2:流水検知装置
26:スプリンクラーヘッド
32−0:タンク用圧力計
32−1,32−2:一次側圧力計
34−1,34−2:二次側圧力計
36−01,36−11,36−12,36−21,36−22,36−n2:圧力計指針値検出ユニット
37−01,37−11,37−12,37−21,37−22,37−n2:無線式圧力計指針値検出ユニット
38:制御盤
40:通信装置
41:無線式通信装置
42:火災受信機
44:インターネット
46:クラウドサーバ
48:監視装置
50:モバイルネットワーク
52:モバイル子局
54:携帯端末
56:センサ
58,62,70:制御部
60,86:通信部
64:端末通信部
66:第1通信部
68:第2通信部
88:火災監視部
90:圧力監視部
92:圧力監視画面
94−1,94−2:圧力計指針画像
96−1,96−2:数値表示部
98−1,98−2:タイムチャート表示部
104:無線通信部
108:端末無線通信部

Claims (19)

  1. 消火設備に設けられた複数の圧力計の圧力を監視する圧力監視システムに於いて、
    前記圧力計毎に外付けにより設けられ、各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して圧力計指針値検出信号を送信する複数の圧力計指針値検出ユニットと、
    前記複数の圧力計指針値検出ユニットからの前記圧力計指針値検出信号を順次繰り返し受信して出力する通信装置と、
    前記通信装置から送信された前記圧力計指針値検出信号を受信し、前記圧力計指針値を表示する監視装置と、
    が設けられたことを特徴とする圧力監視システム。
  2. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は前記圧力計指針値を指針表示した圧力計画像を表示することを特徴とする圧力監視システム。
  3. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、前記給水本管から階別に分岐管が流水検出装置を介して引き出され、前記流水検出装置の二次側の分岐管に火災による作動して放水するスプリンクラーヘッドが設けられたスプリンクラー消火設備であり、
    前記圧力計指針値検出ユニットは、前記加圧送水設備に設けられた圧力計及び前記流水検出装置に設けられた圧力計に設けられ、前記各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して前記通信装置に圧力計指針値検出信号を送信することを特徴とする圧力監視システム。
  4. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記消火設備は、加圧送水設備から建物の高さ方向に給水本管が立ち上げられ、前記給水本管には消火薬剤を混合させる混合器が設けられ、前記給水本管から階別に分岐管が流水検知装置を介して引き出され、前記流水検知装置の二次側の分岐管に感知ヘッドの作動により開放される一斉開放弁を介して消火泡を放出する泡ヘッドが設けられた泡消火設備であり、
    前記圧力計指針値検出ユニットは、前記加圧送水設備に設けられた圧力計及び前記流水検出装置に設けられた圧力計に設けられ、前記各圧力計により指針表示されている圧力計指針値を検出して前記通信装置に圧力計指針値検出信号を送信することを特徴とする圧力監視システム。
  5. 請求項3又は4記載の圧力監視システムに於いて、
    前記圧力計指針値検出ユニットは、前記流水検知装置の一次側圧力を表示する圧力計、前記流水検知装置の二次側圧力を検出する圧力計、及び前記加圧送水設備に設けられたポンプ起動用の圧力タンクに設けられた圧力計の各々に設けられたことを特徴とする圧力監視システム。
  6. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記複数の圧力計指針値検出ユニットと前記通信装置は無線回線を介して通信接続されたことを特徴とする圧力監視システム。
  7. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記複数の圧力計指針値検出ユニットの一部または全部と前記通信装置は前記建物を貫通する同一のパイプシャフト内に設けられることを特徴とする圧力監視システム。
  8. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記複数の圧力計指針値検出ユニットは、所定時間ごとに信号を送信する定期送信と、圧力計指針値があらかじめ定められた所定の範囲外となったときに信号を送信する所定値外送信を行うことを特徴とする圧力監視システム。
  9. 請求項2記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、所定の操作により選択された圧力計の前記圧力計画像を表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  10. 請求項2記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、前記圧力計指針値の異常を判定した圧力計の前記圧力計画像を表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  11. 請求項10記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、前記圧力計指針値が所定の範囲外となる異常を判定した圧力計の前記圧力計画像を表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  12. 請求項10記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、前記圧力計指針値の時間変化率が所定の閾値以上又は前記閾値を超える異常を判定した圧力計の前記圧力計画像を表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  13. 請求項10乃至12の何れかに記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、前記圧力計毎に過去に検出された前記圧力計指針値を記憶しており、
    前記圧力計画像を表示させた場合に、前記記憶された圧力計指針値を読み出して圧力時間変化を表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  14. 請求項10乃至13の何れかに記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、前記圧力計画像を表示させた場合に、前記圧力計画像に重ねて又は近傍に、圧力正常値、圧力正常範囲、圧力異常値、圧力異常範囲の少なくとも何れかを示すマーカを表示させることを特徴とする圧力監視システム。
  15. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は前記通信装置と信号回線を介して通信接続された火災報知設備の画像表示装置を備えた火災受信機であり、
    前記火災受信機は前記通信装置から送信された前記圧力計指針値検出信号を受信して前記画像表示装置に前記圧力計指針値を表示することを特徴とする圧力監視システム。
  16. 請求項15記載の圧力監視システムに於いて、
    前記火災受信機に接続された火災感知器が火災を検出したとき、前記火災感知器が配置された区画の消火を行う分岐管に関する流水検知装置に設けられた圧力計の値を表示することを特徴とする圧力監視システム。
  17. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    前記監視装置は、広域通信ネットワークを介して前記通信装置と通信接続されるサーバと前記クラウドサーバに通信接続される監視センター装置及び携帯端末であり、
    前記監視センタ―装置及び前記形態端末は、前記クラウドサーバを介して前記通信装置から送信された前記圧力計指針値検出信号を受信して前記圧力計指針値を表示することを特徴とする圧力監視システム。
  18. 請求項17記載の圧力監視システムに於いて、
    前記クラウドサーバは、前記消火設備を施設単位又は所定の地域単位に分けて前記圧力計指針値を監視することを特徴とする圧力監視システム。
  19. 請求項1記載の圧力監視システムに於いて、
    更に、前記圧力監視システムが配置された建物の周囲環境値を取得する周囲環境値取得手段を有し、
    前記監視装置は、圧力計毎に前記過去に検出された前記圧力計指針値を前記周囲環境値と関連付けて記憶しており、
    前記圧力計指針値が所定の範囲外となると想定される前記周囲環境値を取得したとき警報を発することを特徴とする圧力監視システム。
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