JP2019102487A - 半導体装置 - Google Patents

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慎一 内田
Shinichi Uchida
慎一 内田
香奈 原
Kana Hara
香奈 原
愼一 桑原
Shinichi Kuwabara
愼一 桑原
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Abstract

【課題】温度のセンスのタイムラグを抑制し、温度の変動を早く検知することができる半導体装置を提供する。【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置1は、第1主面10a及び第1主面10aと反対側の第2主面10bを有する半導体基板10と、第1主面10a側に設けられたエミッタ電極50と、第2主面10b側に設けられたコレクタ電極60と、第1主面10aに形成されたトレンチ15の内部に設けられたトレンチゲート電極20と、トレンチゲート電極20と半導体基板10との間に設けられたゲート絶縁膜30と、トレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に設けられた温度検出部材40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば、モータコントロールユニット等に用いられる半導体装置に関する。
例えば、モータの駆動及び制御に用いられるIGBT(Insulated Gate Bipolor Transistor)等の半導体装置には、温度センサが搭載されている。そして、温度センサによりセンスされた温度に基づいて、IGBT等の半導体装置の駆動を制御している。
特許第6083470号公報 特開2014−003095号公報 特開2010−258233号公報
図21に示すように、例えば、特許文献1〜3に記載されたような半導体装置100には、ポリシリコンダイオードを含む温度センサ110が設けられている。ポリシリコンダイオードを含む温度センサ110は、実際に熱源となっている活性領域101から離れた非活性領域102に形成されている。このように、従来の温度センサ110は、熱源から離れているために、熱の伝達に時間を要している。したがって、温度のセンスにタイムラグが生じ、精度よく温度をセンスすることができない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、第1主面及び前記第1主面と反対側の第2主面を有する半導体基板と、第1主面側に設けられたエミッタ電極と、第2主面側に設けられたコレクタ電極と、前記第1主面に形成されたトレンチの内部に設けられたトレンチゲート電極と、前記トレンチゲート電極と前記半導体基板との間に設けられたゲート絶縁膜と、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられた温度検出部材と、を備える。
前記一実施の形態によれば、温度のセンスのタイムラグを抑制し、温度の変動を早く検知することができる半導体装置を提供することができる。
実施形態1に係る半導体装置を例示した断面図であり、図2のAA線及びBB線による断面を示す。 実施形態1に係る半導体装置を例示した平面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。 実施形態1の別の例に係る半導体装置を例示した断面図である。 半導体装置の温度分布を例示した断面図である。 ポリシリコンダイオードにおける順方向電圧VFと温度との関係を例示したグラフであり、横軸は温度を示し、縦軸は順方向電圧VFを示す。 実施形態1に係る半導体装置の温度検出部材における抵抗値と温度との関係を例示したグラフであり、横軸は温度を示し、縦軸は抵抗値を示す。 実施形態2に係る半導体装置を例示した平面図である。 実施形態3に係る半導体装置を例示した平面図である。 実施形態4に係る半導体装置を例示した断面図である。 実施形態5に係る半導体装置を例示した断面図である。 実施形態6に係る半導体装置を例示した平面図である。 実施形態7に係るモータコントロールユニットを例示した図である。 ポリシリコンダイオードを含む温度センサが設けられた半導体装置を例示した断面図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施形態1)
実施形態1に係る半導体装置を説明する。本実施形態の半導体装置は、トレンチゲート電極の直上に温度検出部材を有している。まず、半導体装置の構成を説明する。その後、半導体装置の製造方法を説明する。
(半導体装置の構成)
図1は、実施形態1に係る半導体装置を例示した断面図であり、図2のAA線及びBB線による断面を示す。図2は、実施形態1に係る半導体装置を例示した平面図である。
図1及び図2に示すように、半導体装置1は、半導体基板10、トレンチゲート電極20、ゲート絶縁膜30、温度検出部材40、エミッタ電極50、コレクタ電極60を備えている。また、半導体装置1は、第1絶縁膜31、第2絶縁膜32、側壁絶縁膜33を備えてもよい。図1の左側は、AA線による断面を示し、図1の右側は、BB線による断面を示す。図2では、エミッタ電極50を透過して、トレンチゲート電極20のみ示している。また、図1及び図2では、図が煩雑にならないように、トレンチゲート電極20等のように複数設けられた構成要素は、そのうちのいくつかのみ符号で示している。
半導体基板10は、例えば、板状である。よって、半導体基板10は、第1主面10a及び第2主面10bを有している。第2主面10bは、第1主面10aと反対側の面である。半導体基板10は、例えば、シリコンを材料に含んでいる。なお、半導体基板10は、シリコン以外の、例えば、炭化シリコン等の半導体を材料に含んでもよい。
ここで、説明の便宜のために、XYZ直交座標系を導入する。第1主面10a及び第2主面10bに直交する方向をZ軸方向とし、第2主面10bから第1主面に向かう方向を+Z軸方向とする。第1主面10a及び第2主面10bに平行な面内における直交する2つの方向をX軸方向及びY軸方向とする。+Z軸方向を上方、−Z軸方向を下方ともいう。なお、XYZ軸方向、並びに、上方及び下方は、半導体装置1を説明するための便宜上のものであり、半導体装置1を使用する際の方向を示したものではない。
半導体基板10は、P型コレクタ層11、N型ドリフト層12、P型ボディ層13、N+型エミッタ層14を含んでいる。なお、N+型は、N型よりも低抵抗であることを示している。また、コレクタ層11及びボディ層13は、P型に限らず、N型でもよい。その場合には、ドリフト層12及びエミッタ層14をP型及びP+型にする。N型を第1導電型という場合があり、P型を第2導電型という場合がある。なお、N型を第2導電型とし、P型を第1導電型としてもよい。
P型コレクタ層11は、半導体基板10に設けられている。P型コレクタ層11の下面は、半導体基板10の第2主面10bを構成している。
N型ドリフト層12は、P型コレクタ層11の第1主面10a側に設けられている。したがって、P型コレクタ層11は、N型ドリフト層12の第2主面10b側に設けられている。
P型ボディ層13は、N型ドリフト層12の第1主面10a側に設けられている。P型ボディ層13は、N型ドリフト層12の第1主面10a側に部分的に形成されてもよい。よって、N型ドリフト層12の第1主面10a側には、P型ボディ層13が形成された部分と、P型ボディ層13が形成されない部分とを有している。
N+エミッタ層14は、P型ボディ層13の第1主面10a側に設けられている。N+エミッタ層14は、P型ボディ層13の第1主面10a側に部分的に形成されている。よって、P型ボディ層13の第1主面10a側には、N+エミッタ層14が形成された部分と、N+エミッタ層14が形成されない部分とを有している。
このように、半導体基板10は、第1導電型のドリフト層12と、ドリフト層12の第1主面10a側に設けられた第2導電型のボディ層13と、ボディ層13の第1主面10a側に設けられたエミッタ層14と、ドリフト層12の第2主面10b側に設けられたコレクタ層11とを含んでいる。
半導体基板10の第1主面10aにはトレンチ15が形成されている。トレンチ15は複数形成されてもよい。各トレンチ15は、第1主面10aに平行な面内においてY軸方向に延在している。また、各トレンチ15は、N+型エミッタ層14の上面からN+型エミッタ層14及びP型ボディ層13を貫通し、N型ドリフト層12に到達する。
トレンチゲート電極20は、第1主面10aに形成された各トレンチ15の内部に設けられている。トレンチゲート電極20は、各トレンチ15の内部に設けられ、その結果、トレンチゲート電極20は、複数設けられてもよい。複数のトレンチゲート電極20は、第1主面10aに平行な面内においてY軸方向に延在している。また、複数のトレンチゲート電極20は、N+型エミッタ層14の上面からN+型エミッタ層14及びP型ボディ層13を貫通し、N型ドリフト層12に到達する。トレンチゲート電極20は、材料として、ポリシリコンを含んでいる。なお、トレンチゲート電極20の材料は、ポリシリコンに限られない。
図2に示すように、半導体装置1を第1主面10a側から見ると、第1主面10aは、セル領域を含んでいる。セル領域において、複数のトレンチゲート電極20は、Y軸方向に延在し、X軸方向に間隔を空けて並んで配置されている。セル領域における一つのトレンチゲート電極20とその周辺の領域をユニットセルという。したがって、セル領域は、複数のユニットセルを含んでいる。
第1主面10aは、複数のセル領域を含んでもよい。複数のセル領域は、Y軸方向に間隔を空けて並んで配置されてもよい。例えば、−Y軸方向へ順に、第1セル領域21、第2セル領域22、第3セル領域23、第4セル領域24が設けられてもよい。例えば、第1主面10a側から見て、第1主面10aは、X軸方向に間隔を空けて並んで配置された複数のトレンチゲート電極20を含む第1セル領域21と、第1セル領域21とは異なる領域において、X軸方向に間隔を空けて並んで配置された複数のトレンチゲート電極20を含む第2セル領域22と、を有している。
図1及び図2に示すように、ゲート絶縁膜30は、トレンチゲート電極20と、半導体基板10との間に設けられている。複数のトレンチゲート電極20が設けられている場合には、ゲート絶縁膜30は、各トレンチゲート電極20と半導体基板10との間に設けられている。半導体基板10がコレクタ層11、ドリフト層12、ボディ層13及びエミッタ層14を含む場合には、ゲート絶縁膜30は、トレンチゲート電極20と、ドリフト層12、ボディ層13及びエミッタ層14との間に設けられている。
第1絶縁膜31は、トレンチゲート電極20と温度検出部材40との間に設けられている。具体的には、第1絶縁膜31は、トレンチゲート電極20の+Z軸方向側であって、温度検出部材40の−Z軸方向側に設けられている。第1絶縁膜31は、トレンチゲート電極20の第1主面10a側を覆っている。第1絶縁膜31は、ゲート絶縁膜30の第1主面10a側の端部に接続している。第1絶縁膜31は、温度検出部材40の下面を覆っている。
温度検出部材40は、トレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に設けられている。温度検出部材40は、トレンチゲート電極20との間で、第1絶縁膜31を挟むように設けられている。したがって、第1絶縁膜31は、トレンチゲート電極20と、温度検出部材40との間に挟まれている。
温度検出部材40は、下方に位置するトレンチゲート電極20に沿ってY軸方向に延在している。温度検出部材40は、例えば、サーミスタを含んでいる。温度検出部材40は、材料として、例えば、酸化バナジウム(VOx)を含んでもよい。なお、温度検出部材40は、サーミスタまたは酸化バナジウム(VOx)を含んでいるものに限らず、例えば、温度に依存して抵抗値が変化する材料を含んでもよい。温度検出部材40は、ダイオードを含むものでもよい。
複数のトレンチゲート電極20が設けられている場合に、複数のトレンチゲート電極20のうち、少なくとも一つのトレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に、温度検出部材40は設けられている。
複数のトレンチゲート電極20が設けられ、温度検出部材40が複数のトレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に設けられた場合には、複数の温度検出部材40は、並列に接続されてもよい。これにより、電流量を大きくすることができる。また、複数の温度検出部材40は、直列に接続されてもよい。これにより、抵抗値を大きくすることができる。
第2絶縁膜32は、温度検出部材40とエミッタ電極50との間に設けられている。具体的には、第2絶縁膜32は、温度検出部材40の+Z軸方向側であって、エミッタ電極50の−Z軸方向側に設けられている。したがって、第2絶縁膜32は、温度検出部材40の上面を覆っている。温度検出部材40の上面に設けられた第2絶縁膜32の+Y軸方向の端部近傍、及び、−Y軸方向の端部近傍は除去されている。第2絶縁膜32が除去された部分には温度検出部材40に接続される配線43が設けられている。
第1絶縁膜31、温度検出部材40、第2絶縁膜32は、この順で積層された積層体を形成している。したがって、第1絶縁膜31、温度検出部材40、第2絶縁膜32のX軸方向の長さは同じ長さとなっている。これにより、側壁絶縁膜33を積層体の側面に隙間なく形成することができる。
側壁絶縁膜33は、第1絶縁膜31、温度検出部材40及び第2絶縁膜32の積層体の側面に設けられている。具体的には、側壁絶縁膜33は、第1絶縁膜31、温度検出部材40及び第2絶縁膜32が積層された積層体の+X軸方向側及び−X軸方向側の側面に設けられている。側壁絶縁膜33は、積層体の+Y軸方向側及び−Y軸方向側の側面にも設けられてもよい。よって、積層体は、周囲を側壁絶縁膜33に囲まれている。
エミッタ電極50は、半導体基板10の第1主面10a側に設けられている。エミッタ電極50は、各セル領域に個別に設けられてもよい。すなわち、エミッタ電極50は、第1エミッタ電極51、第2エミッタ電極52、第3エミッタ電極53及び第4エミッタ電極54を含んでもよい。そして、第1エミッタ電極51は、第1セル領域21の第1主面10a側に設けられ、第2エミッタ電極52は、第2セル領域22の第1主面10a側に設けられている。また、第3エミッタ電極53は、第3セル領域23の第1主面10a側に設けられ、第4エミッタ電極54は、第4セル領域24の第1主面10a側に設けられている。
エミッタ電極50は、第1絶縁膜31、温度検出部材40、第2絶縁膜32及び側壁絶縁膜33を覆うように半導体基板10の第1主面10a側に設けられている。よって、エミッタ電極50は、第1絶縁膜31、温度検出部材40、第2絶縁膜32及び側壁絶縁膜33が設けられた部分以外の第1主面10aと接続する。エミッタ電極50は、少なくともボディ層13と接続する。エミッタ電極50は、エミッタ層14及びボディ層13と接続してもよい。
トレンチゲート電極20が複数設けられ、温度検出部材40が各トレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に設けられた場合には、エミッタ電極50は、X軸方向に隣り合う温度検出部材40の間の第1主面10aに接続する。
コレクタ電極60は、半導体基板10の第2主面10b側に設けられている。コレクタ電極60は、コレクタ層11と接続する。
半導体装置1は、正端子41及び負端子42をさらに備えている。正端子41及び負端子42は、例えば、第1主面10a側に設けられている。正端子41及び負端子42は、温度検出部材40のY軸方向の両端に配線43によって接続されている。正端子41及び負端子42は、温度検出部材40に電流を供給する。
半導体装置1は、ゲート端子25をさらに備えている。ゲート端子25は、トレンチゲート電極20のY軸方向の一端または両端にゲート配線26によって接続されている。ゲート端子25は、トレンチゲート電極20にゲート電圧を印加する。
正端子41及び負端子42、並びに、ゲート端子25は、第1セル領域21から第4セル領域24を含むセル領域の−X軸方向側に配置されている。正端子41及び負端子42、並びに、ゲート端子25は、第1主面10a上にY軸方向に間隔を空けて並んで配置されている。
(半導体装置の製造方法)
次に、半導体装置1の製造方法を説明する。図3〜図10は、実施形態1に係る半導体装置の製造方法を例示した断面図である。
まず、所定の半導体製造プロセス工程を行うことによって、例えば、図3に示すように、IGBTの構成を形成する。例えば、半導体基板10には、第2主面10b側から第1主面10a側へ順にP型コレクタ層11、N型ドリフト層12、P型ボディ層13、N+型エミッタ層14を形成する。次に、第1主面10aにはN+型エミッタ層14及びP型ボディ層13を貫通し、N型ドリフト層12に到達する複数のトレンチ15を形成する。
そして、トレンチ15の内面にゲート絶縁膜30を形成した後に、トレンチゲート電極20を形成する。例えば、トレンチ15の内部にポリシリコンを埋め込むことによってトレンチゲート電極20を形成する。なお、工程を前後させて、複数のトレンチ15、ゲート絶縁膜30、トレンチゲート電極20を形成した後に、P型コレクタ層11、N型ドリフト層12、P型ボディ層13、N+型エミッタ層14を形成してもよい。
IGBTの構成を形成した後で、第1主面10a上に絶縁膜34として、例えば、シリコン酸化膜を形成する。第2主面10b側には、コレクタ電極60を形成する。
次に、図4に示すように、絶縁膜34上に、温度検出部材膜44として、例えば、酸化バナジウム(VOx)膜を形成する。次に、図5に示すように、温度検出部材膜44上に、絶縁膜35として、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を形成する。次に、図6に示すように、絶縁膜34、温度検出部材膜44及び絶縁膜35におけるトレンチゲート電極20の上方の部分以外の部分を除去する。例えば、エッチングによって除去する。これにより、トレンチゲート電極20の上方の部分だけに絶縁膜34、温度検出部材膜44及び絶縁膜35を残留させる。残留した絶縁膜34、温度検出部材膜44及び絶縁膜35は、第1絶縁膜31、温度検出部材40及び第2絶縁膜32を含む積層体となる。
次に、図7に示すように、第1絶縁膜31、温度検出部材40及び第2絶縁膜32の積層体を覆うように、第1主面10aに絶縁膜36を形成する。次に、図8に示すように、第1主面10aに形成した絶縁膜36をエッチングし、絶縁膜36における積層体の周囲以外の部分を除去する。これにより、積層体の周囲に側壁絶縁膜33が形成される。また、第1主面10aにボディ層13を露出させる。
次に、図9に示すように、温度検出部材40のY軸方向における両端近傍の第2絶縁膜32を除去する。そして、積層体を覆うように第1主面10a上に導電膜55として、例えば、アルミニウム等のメタルを積層させる。
次に、第1主面10a上に積層させた導電膜55の所定の部分を除去する。例えば、エッチングによって除去する。これにより、図1及び図2に示すように、第1主面10a上に、エミッタ電極50、配線43、ゲート配線26が形成される。例えば、外側から順に、ゲート配線26、配線43、エミッタ電極50が配置される。このようにして、半導体装置1が形成される。
なお、図6における積層体を形成する際に、図10に示すように、トレンチゲート電極20の端部上の第2絶縁膜32、温度検出部材40及び第1絶縁膜31を貫通し、トレンチゲート電極20へ到達する貫通溝を形成してもよい。そして、図8における側壁絶縁膜33を形成する際に、貫通溝の側壁にも絶縁膜を形成してもよい。その後、導電膜55を形成及び除去する際に、貫通溝を介してトレンチゲート電極20に接続するゲート配線26を形成してもよい。また、導電膜55を形成及び除去する際に、図2に示すように、正端子41、負端子42、ゲート端子25、配線43、ゲート配線26、及び、第1エミッタ電極51〜第4エミッタ電極54を形成してもよい。
さらに、本実施形態においては、半導体装置1の半導体基板10は、コレクタ層11、ドリフト層12、ボディ層13及びエミッタ層14を含むIGBTの機能を有するものとしたが、これに限らない。図11は、実施形態の別の例に係る半導体装置を例示した断面図である。図11に示すように、別の例に係る半導体装置1aの半導体基板10cは、N+型ドレイン層11aと、ドレイン層11aの第1主面10a側に設けられたN型ドリフト層12と、ドリフト層12の第1主面10a側に設けられたP型のベース層13aと、ベース層13aの第1主面10a側に設けられたN+型のソース層と、を含むようにしてもよい。
この場合には、トレンチゲート電極20は、ソース層14a及びベース層13aを貫通し、ドリフト層12に到達する。ゲート絶縁膜30は、ドリフト層12、ベース層13a及びソース層14aとの間に設けられる。半導体基板10c以外の構成は上述した構成と同様である。このように、半導体装置1aは、縦型のMOS構造を備えてもよい。
次に、実施形態1の半導体装置1の効果を説明する。
半導体装置1は、温度検出部材40を有している。温度検出部材40は、半導体装置1のトレンチゲート電極20の直上に第1絶縁膜31を介して形成されている。半導体装置1における熱源は、トレンチゲート電極20の周囲に形成されたエミッタ層14であると考えられる。
図12は、半導体装置1の温度分布を例示した図である。グレースケールが濃くなるほど高温であることを示している。図12に示すように、駆動時における半導体装置1において、トレンチゲート電極20の周囲に形成されたエミッタ層14は温度が高くなっている。例えば、電流密度が大きいために温度が高くなっている。そして、ボディ層13、ドリフト層12と第2主面10b側に近づくほど温度が低下している。このように、半導体装置1における熱源はトレンチゲート電極20の周囲に形成されたエミッタ層14であることが見出されている。
本実施形態では、半導体装置1の熱源として見出されたエミッタ層14の近くに温度検出部材40を配置している。よって、温度のセンスのタイムラグを抑制し、温度の変動を早く検知することができる。
また、温度検出部材40を配置する位置を、トレンチゲート電極20の直上としている。これにより、半導体装置1の熱源からの伝熱経路を複数設けることができる。伝熱経路は、例えば、トレンチゲート電極20から第1絶縁膜31を介するルートである。また、伝熱経路は、エミッタ電極50から第2絶縁膜32を介するルートである。さらに、伝熱経路は、エミッタ電極50から側壁絶縁膜33を介するルートである。このように、温度検出部材40において、Y軸の周りの360°方向から熱が伝わる構造となっているので、温度のセンスのタイムラグを抑制し、温度の変動を早く検知することができる。また、温度を高精度に検出することができる。
温度検出部材40として、サーミスタを用いている。特に、温度検出部材40として、酸化バナジウムを用いている。よって、半導体装置1の温度を高精度で検出することができる。
図13は、ポリシリコンダイオードにおける順方向電圧VFと温度との関係を例示したグラフであり、横軸は温度を示し、縦軸は順方向電圧VFを示す。図14は、実施形態1に係る半導体装置の温度検出部材における抵抗値と温度との関係を例示したグラフであり、横軸は温度を示し、縦軸は抵抗値を示す。
図13に示すように、ポリシリコンダイオードにおける順方向電圧VFの温度係数は小さい。このため、順方向電圧VFの温度依存性を用いることにより検出した温度は、ダイオードの特性の誤差を反映して、バラツキが大きいものとなっている。例えば、順方向電圧VFには、測定機器の誤差が約3[%]、製品のバラツキによる誤差が約3[%]含まれる場合がある。その場合には、順方向電圧VFには、±6[%]の誤差が含まれている。一方、そのような誤差が含まれる順方向電圧VFの温度依存性を用いて温度を検出すると、検出した温度には、±30[℃]の温度検出精度バラツキが含まれている。順方向電圧VFのバラツキは、製造プロセスの改善を行っても抑制することが困難なものとなっている。
これに対して、本実施形態では、温度係数の大きなサーミスタ、または、酸化バナジウムを用いている。これにより、バラツキを抑制し、高精度で温度を検出することができる。図14に示すように、例えば、温度検出部材40に酸化バナジウムを用いた場合には、抵抗値には、例えば、±20[%]の誤差が含まれる場合がある。しかしながら、その場合でも、検出した温度には、±10[℃]の温度検出精度バラツキしか含まれていない。よって、ポリシリコンダイオードによる温度検出よりも高精度に検出することができる。
温度検出部材40は、第1絶縁膜31、第2絶縁膜32及び側壁絶縁膜33によって囲まれている。これにより、温度検出部材40と、エミッタ電極50及びトレンチゲート電極20との間を絶縁することができる。
複数の温度検出部材40を並列に接続することにより、電流量を大きくすることができる。また、複数の温度検出部材40を直列に接続することにより、抵抗値を大きくすることができる。
エミッタ電極50は、複数のトレンチゲート電極20に渡って第1主面10a上に形成することができる。よって、エミッタ電極50に大きな電流を流すことができる。
温度検出部材40を複数のトレンチゲート電極20の直上に形成することができる。これにより、半導体装置1の温度を精度よく検出することができる。また、温度検出部材40を実装工程よりも前のプロセス工程で形成することができる。よって、製造工程に大きな変更を加えることなく形成することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る半導体装置2を説明する。本実施形態の半導体装置2は、温度検出部材40を、所定の部分のみに形成する。図15は、実施形態2に係る半導体装置を例示した平面図である。
図15に示すように、半導体装置2の第1セル領域21において、トレンチゲート電極20とエミッタ電極51との間に温度検出部材40は設けられている。一方、第2セル領域22〜第4セル領域24において、トレンチゲート電極20とエミッタ電極52〜54との間に温度検出部材40は設けられない。温度検出部材40は、半導体基板10上に一様に成膜した後に、エッチングにより部分的に除去する。したがって、温度検出部材40を選択的に所定の部分のみに形成することにより、エッチング時に除去する温度検出部材40の密度を変えることができる。
本実施形態の半導体装置2によれば、温度検出部材40を、所定の部分のみに形成することにより、エッチングする温度検出部材40の密度を変えることができる。よって、温度検出部材40のエッチング除去が良好に行われるように調整することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る半導体装置3を説明する。本実施形態の半導体装置3は、正端子41及び負端子42に接続されない温度検出部材40を有している。図16は、実施形態3に係る半導体装置を例示した平面図である。
図16に示すように、半導体装置3の第1セル領域21において、温度検出部材40は、複数のトレンチゲート電極20とエミッタ電極51との間に設けられている。そして、温度検出部材40は、正端子41及び負端子42に接続されている。一方、第2セル領域22〜第4セル領域24において、温度検出部材40は、複数のトレンチゲート電極20とエミッタ電極52〜54との間に設けられている。しかしながら、第2セル領域22〜第4セル領域24において、温度検出部材40は、正端子41及び負端子42に接続されていない。
すなわち、本実施形態の半導体装置3では、複数の温度検出部材40のうち、少なくとも一つの温度検出部材40は、正端子41及び負端子42に接続されている。一方、少なくとも一つの温度検出部材40は、正端子41及び負端子42に接続されない。
本実施形態の半導体装置3によれば、温度検出部材40の回路特性を検査し、良好なセル領域を選んで正端子41及び負端子42に接続することができる。また、特定のセル領域における回路特定の良好な温度検出部材40を選んで正端子41及び負端子42に接続することができる。よって、温度を高精度で検出することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1及び2の記載に含まれている。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る半導体装置4を説明する。本実施形態の半導体装置4は、エミッタ電極50における隣り合う温度検出部材40の間の部分に溝が形成されている。図17は、実施形態4に係る半導体装置を例示した断面図である。
図17に示すように、半導体装置4において、エミッタ電極50には、Y軸方向に延在した溝56が形成されている。溝56は、各トレンチゲート電極20の直上に設けられた温度検出部材40の間に形成されている。溝56は、第1エミッタ電極51〜第4エミッタ電極54における全ての隣り合うトレンチゲート電極の間に形成されてもよいし、部分的に形成されてもよい。
本実施形態の半導体装置4によれば、エミッタ電極50からの放熱性を低下させることができる。すなわち、エミッタ層14からの熱を他に逃さないように温度検出部材40に伝えている。よって、半導体装置4で発生した熱を効率的に温度検出部材40に伝えることができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1〜3の記載に含まれている。
(実施形態5)
次に、実施形態5に係る半導体装置5を説明する。本実施形態の半導体装置5は、第1絶縁膜31及び第2絶縁膜32の厚さが異なっている。図18は、実施形態5に係る半導体装置を例示した断面図である。
図18に示すように、半導体装置5において、第1絶縁膜31の厚さは、第2絶縁膜32の厚さよりも大きい。例えば、半導体装置5の熱源から温度検出部材40に至る伝熱経路として、エミッタ電極50から第2絶縁膜32を介するルートが支配的の場合がある。この場合には、図18に示すように、第2絶縁膜32の厚さを、第1絶縁膜31の厚さよりも小さくする。これにより、温度検出部材40の絶縁性を確保しつつ、温度の変動を速く検知することができる。
一方、半導体装置5の熱源から温度検出部材40に至る伝熱経路として、トレンチゲート電極20から第1絶縁膜31を介するルートが支配的の場合がある。この場合には、第1絶縁膜31の厚さは、第2絶縁膜32の厚さよりも小さくなるようにする。これにより、温度検出部材40の絶縁性を確保しつつ、温度の変動を速く検知することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1〜4の記載に含まれている。
(実施形態6)
次に、実施形態6に係る半導体装置6を説明する。本実施形態の半導体装置6は、温度検出部材40を形成するセルを、センスセル領域に形成する。図19は、実施形態6に係る半導体装置を例示した平面図である。
図19に示すように、本実施形態の半導体装置6は、センスセル領域45を有している。センスセル領域45は、第1セル領域21〜第4セル領域24とは異なる領域に設けられている。センスセル領域45は、複数のトレンチゲート電極20がX軸方向に間隔を空けて並んで配置されている。センスセル領域45において、トレンチゲート電極20とエミッタ電極50との間に温度検出部材40は設けられている。センスセル領域45は、第1セル領域21〜第4セル領域24よりも面積が小さい。センスセル領域45において、温度検出部材40は、正端子41及び負端子42に接続されている。
センスセル領域45に形成された素子は、IGBTのユニットセルを有している。しかしながら、IGBTとしての機能よりも温度を検出することを目的とされている。このように、半導体装置6の温度の検出に特化したユニットセルを設けているので、IGBTの出力に作用されず、温度を高精度で検出することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1〜5の記載に含まれている。
(実施形態7)
次に、実施形態7を説明する。本実施形態は、半導体装置をモータコントロールユニットに用いた例である。図20は、実施形態7に係るモータコントロールユニットを例示した図である。
図20に示すように、モータコントロールユニット70は、МCU等のマイコン71、絶縁器等を含んだドライバ増幅器72、IGBT等の半導体装置7を有している。また、ブーストドライブ73を有していてもよい。半導体装置7にはショットキーバリアダイオード(以下、SBDという。)74が設けられてもよい。このようなモータコントロールユニット70により、モータMを制御する。
マイコン71は、ドライバ増幅器72からの所定のFault信号及び温度情報に基づいて、ドライバ増幅器72のON/OFF動作を制御する。ドライバ増幅器72は、ブーストドライバ73からの所定のFault信号、並びに、SBD74からの電流及び温度情報に基づいてブーストドライバ73のON/OFF動作を制御する。ブーストドライバ73は、半導体装置7からの電流及び温度情報に基づいて半導体装置7のON/OFF動作を制御する。半導体装置7は、モータMの所定のFault信号、並びに、電流及び温度情報に基づいて、モータMのON/OFF動作を制御する。
このようにして、マイコン71は、モータMの温度情報、相電流情報、RDC(Resolver to Digital Converter)によるモータの回転数を検知しながらモータMを制御する。例えば、マイコン71は、検知した情報に基づいて、半導体装置7に所定の電流を流し、モータMを稼働させる。半導体装置7が高温になったときは、マイコン71は、半導体装置7を停止させる。または、冷却器等により冷却する。
本実施形態の半導体装置7は、タイムラグを抑制し、温度の変動を早く検知することができる。よって、IGBTの温度が高くなったとき、冷却器等を用いて素早く冷却することができる。
また、温度検出精度が高いので、検出誤差を小さくすることができる。よって、冷却器の作動開始温度を上限の温度の直前まで高くすることができる。すなわち、検出温度の精度が高いので、冷却器の作動開始温度に余裕を持たせる必要がない。これにより、モータMを効率的に制御することができ、冷却器等を小型化することができる。
また、モータMの負荷を低減し、適正に動作させることができるので、モータMを搭載した自動車の燃費を向上させることができる。なお、半導体装置7の用途は、自動車に搭載されるモータコントロールユニット70におけるモータMの制御に限らない。例えば、想定される用途としては、モータ制御の他、絶縁型DC−DC、産業用インバータ、UPS、ソーラーインバータ等があげられる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1、1a、2、3、4、5、6、7 半導体装置
10、10c 半導体基板
10a、10b 主面
11 コレクタ層
11a ドレイン層
12 ドリフト層
13 ボディ層
13a ベース層
14 エミッタ層
14a ソース層
15 トレンチ
20 トレンチゲート電極
21 第1セル領域
22 第2セル領域
23 第3セル領域
24 第4セル領域
25 ゲート端子
26 ゲート配線
30 ゲート絶縁膜
31 第1絶縁膜
32 第2絶縁膜
33 側壁絶縁膜
34、35、36 絶縁膜
40 温度検出部材
41 正端子
42 負端子
43 配線
44 温度検出部材膜
45 センスセル領域
50 エミッタ電極
51 第1エミッタ電極
52 第2エミッタ電極
53 第3エミッタ電極
54 第4エミッタ電極
55 導電膜
56 溝
60 コレクタ電極
70 モータコントロールユニット
71 MCU
72 ドライバ増幅器
73 ブーストドライバ
74 SBD
100 半導体装置
101 活性領域
102 非活性領域
110 温度センサ

Claims (20)

  1. 第1主面及び前記第1主面と反対側の第2主面を有する半導体基板と、
    第1主面側に設けられたエミッタ電極と、
    第2主面側に設けられたコレクタ電極と、
    前記第1主面に形成されたトレンチの内部に設けられたトレンチゲート電極と、
    前記トレンチゲート電極と前記半導体基板との間に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられた温度検出部材と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記温度検出部材は、サーミスタを含む、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記温度検出部材は、酸化バナジウムを含む、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記トレンチゲート電極と前記温度検出部材との間に設けられた第1絶縁膜と、
    前記温度検出部材と前記エミッタ電極との間に設けられた第2絶縁膜と、をさらに備えた、
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第1絶縁膜の厚さは、前記第2絶縁膜の厚さよりも大きい、
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1絶縁膜の厚さは、前記第2絶縁膜の厚さよりも小さい、
    請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記第1絶縁膜、前記温度検出部材及び前記第2絶縁膜の積層体の側面に設けられた側壁絶縁膜と、をさらに備えた、
    請求項4に記載の半導体装置。
  8. 前記トレンチゲート電極は、複数設けられ、
    前記温度検出部材は、各前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられており、
    前記エミッタ電極は、隣り合う前記温度検出部材の間の前記第1主面に接続する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記エミッタ電極における隣り合う前記温度検出部材の間の部分に溝が形成された、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体基板は、
    第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の前記第1主面側に設けられた第2導電型のボディ層と、
    前記ボディ層の前記第1主面側に設けられた第1導電型のエミッタ層と、
    前記ドリフト層の前記第2主面側に設けられた第2導電型のコレクタ層と、
    を含み、
    前記トレンチゲート電極は、前記エミッタ層及び前記ボディ層を貫通し前記ドリフト層に到達し、
    前記ゲート絶縁膜は、前記トレンチゲート電極と、前記ドリフト層、ボディ層及びエミッタ層との間に設けられた、
    請求項1に記載の半導体装置。
  11. 前記半導体基板は、
    第1導電型のドレイン層と、
    前記ドレイン層の前記第1主面側に設けられた第2導電型のベース層と、
    前記ベース層の前記第1主面側に設けられた第1導電型のソース層と、
    を含み、
    前記トレンチゲート電極は、前記ソース層及び前記ベース層を貫通し前記ドレイン層に到達し、
    前記ゲート絶縁膜は、前記ドレイン層、前記ベース層及び前記ソース層との間に設けられた、
    請求項1に記載の半導体装置。
  12. 第1主面及び前記第1主面と反対側の第2主面を有する半導体基板と、
    第1主面側に設けられたエミッタ電極と、
    第2主面側に設けられたコレクタ電極と、
    前記第1主面に形成された複数のトレンチの内部に設けられたトレンチゲート電極と、
    各前記トレンチゲート電極と前記半導体基板との間に設けられたゲート絶縁膜と、
    複数の前記トレンチゲート電極のうち、少なくとも一つの前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられた温度検出部材と、
    を備えた半導体装置。
  13. 前記温度検出部材は、複数の前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられ、
    前記複数の温度検出部材は、直列に接続された、
    請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記温度検出部材は、複数の前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられ、
    前記複数の温度検出部材は、並列に接続された、
    請求項12に記載の半導体装置。
  15. 前記トレンチゲート電極は、前記第1主面に平行な面内における一方向に延在し、
    前記第1主面側から見て、前記第1主面は、
    前記面内における前記一方向に交差する他方向に間隔を空けて並んで配置された複数の前記トレンチゲート電極を含む第1セル領域と、
    前記第1セル領域とは異なる領域において、前記他方向に間隔を空けて並んで配置された複数の前記トレンチゲート電極を含む第2セル領域と、
    を有する、
    請求項12に記載の半導体装置。
  16. 前記第1セル領域において、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に前記温度検出部材は設けられ、前記第2セル領域において、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に前記温度検出部材は設けられない、
    請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1主面側に設けられ前記温度検出部材に電流を供給する正端子及び負端子をさらに備え、
    前記温度検出部材は、複数の前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に設けられ、
    少なくとも一つの前記温度検出部材は、前記正端子及び前記負端子に接続され、
    少なくとも一つの前記温度検出部材は、前記正端子及び前記負端子に接続されない、
    請求項12に記載の半導体装置。
  18. 前記第1主面側に設けられ前記温度検出部材に電流を供給する正端子及び負端子をさらに備え、
    前記第1セル領域において、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に前記温度検出部材は設けられ、前記温度検出部材は、前記正端子及び前記負端子に接続され、
    前記第2セル領域において、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に前記温度検出部材は設けられ、前記温度検出部材は、前記正端子及び前記負端子に接続されない、
    請求項15に記載の半導体装置。
  19. 前記第1セル領域及び前記第2セル領域とは異なる領域において、複数の前記トレンチゲート電極が前記他方向に間隔を空けて並んで配置されたセンスセル領域をさらに有し、
    前記センスセル領域において、前記トレンチゲート電極と前記エミッタ電極との間に前記温度検出部材は設けられ、
    前記センスセル領域は、前記第1セル領域及び前記第2セル領域よりも面積が小さい、
    請求項15に記載の半導体装置。
  20. 前記第1主面側に設けられ前記温度検出部材に電流を供給する正端子及び負端子をさらに備え、
    前記センスセル領域において、前記温度検出部材は、前記正端子及び前記負端子に接続された、
    請求項19に記載の半導体装置。
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