JP2019102410A - コネクタ構造体、及び電線用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタ構造体の小型化を図ると共に、製造コストを低減させる。【解決手段】複数のタブ15を連結する基部16を有するジョイント端子13がジョイントコネクタハウジング14に収容されたジョイントコネクタ11と、ジョイントコネクタ11と嵌合可能であって、電線22に接続された雌端子23を収容する電線用コネクタハウジング19を有する電線用コネクタ12と、を含むコネクタ構造体10であって、電線用コネクタハウジング19は、電線22の配索される領域に、電線22の外周にフェライトコア40を配置可能な配置部44を有する。【選択図】図5
Description
本明細書に開示された技術は、電線用コネクタと、この電線用コネクタとジョイントコネクタとを備えたコネクタ構造体に関する。
従来、ジョイントコネクタと、電線用コネクタとを備えたコネクタ構造体として、特開2013−25917号公報に記載のものが知られている。
ジョイントコネクタは、複数の雄タブを連結する基部を有する雄端子と、この雄端子を収容するジョイントコネクタハウジングと、を有する。電線用コネクタは、電線の端部に接続された複数の端子と、複数の端子を収容する電線用コネクタハウジングと、を有する。
上記のジョイントコネクタには、各雄端子の外周にフェライトコアが配されている。このフェライトコアにより、電線の高周波領域におけるノイズが除去されるようになっている。
しかしながら、上記の構成によると、各雄タブの外周には、フェライトコアを配するためのスペースが必ず必要となるので、ジョイントコネクタを小型化することが困難である。このため、コネクタ構造体を全体として小型化することは困難であった。
また、複数の雄タブの中には、高周波領域におけるノイズを含まないものがある場合がある。このように、高周波領域におけるノイズを含まない雄タブに対してフェライトコアを配するのは無駄であり、製造コストを上昇させるという問題がある。
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ構造体の小型化を図ると共に、製造コストを低減させる技術を提供することを目的とする。
本明細書に開示された技術は、複数のタブを連結する基部を有するジョイント端子がジョイントコネクタハウジングに収容されたジョイントコネクタと、前記ジョイントコネクタと嵌合可能であって、電線に接続された端子を収容する電線用コネクタハウジングを有する電線用コネクタと、を含むコネクタ構造体であって、前記電線用コネクタハウジングは、前記電線の配索される領域に、前記電線の外周にフェライトコアを配置可能な配置部を有する。
本明細書に開示された技術は、電線用コネクタであって、電線の端末に接続された端子と、前記端子が収容される電線用コネクタハウジングと、を備え、前記コネクタハウジングには、前記電線の配索される領域に、前記電線の外周にフェライトコアを配置可能な配置部を有する。
上記の構成によれば、ジョイントコネクタハウジングにはフェライトコアが配置されていないので、ジョイントコネクタを小型化することができる。これにより、コネクタ構造体を全体として小型化することができる。
また、上記の構成によれば、電線用コネクタハウジングに、フェライトコアを選択的に配置することができる。これにより、高周波領域におけるノイズを含まない電線については、外周にフェライトコアを配置しない構成とすることができるので、全てのタブの外周にフェライトコアを配置する場合に比べて、コネクタ構造体のコストを低減させることができる。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記電線用コネクタハウジングは、2本の電線の端末のそれぞれに接続された2つの前記端子を収容する2つの端子キャビティを有することが好ましい。
上記の構成によれば、2本の電線が接続された電線用コネクタを1つの単位として、フェライトコアを選択的に装着することができる。高周波領域におけるノイズが含まれる電線には信号が流される場合があり、このような信号が流される信号線は、2本の電線が1組となる場合が多い。上記の技術は、このような場合に有効である。
前記電線用コネクタハウジングは、第1ハウジングと第2ハウジングとが一体に組み付けられてなることが好ましい。
上記の構成によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとを組み付けるという簡易な手法により、電線用コネクタを製造することができる。
前記電線用コネクタハウジングは、2本の電線の端末のそれぞれに接続された2つの前記端子を収容する2つの端子キャビティを有し、前記端子は、前記電線が載置される底壁と、前記底壁の側縁から突出すると共に前記電線の外周に圧着するワイヤーバレルと、を有し、前記端子は、前記2つの端子キャビティのそれぞれの内部において、前記底壁が互いに向かい合うように配されていることが好ましい。
上記の構成によれば、底壁に載置されてワイヤーバレルにより圧着された電線を、近接して配することができる。これにより、電線の外周に配されるフェライトコアを小型化することができるので、電線用コネクタを小型化することができる。
前記フェライトコアは、一対の半割体が組み合わされてなることが好ましい。
上記の構成によれば、電線に端子を接続した後に、一対の半割体の一方に電線を配置し、その後、一対の半割体の他方を組み付ければよいので、電線用コネクタの製造工程を簡略化できる。
本明細書に開示された技術によれば、コネクタ構造体の小型化を図ると共に、製造コストを低減させることができる。
<実施形態1>
本明細書に開示された技術の実施形態1を、図1から図21を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ構造体10は、ジョイントコネクタ11と、ジョイントコネクタ11と嵌合可能な電線用コネクタ12と、を備える。以下の説明においては、矢線Uで示す方向を上方とする。前後方向については、ジョイントコネクタ11、及び電線用コネクタ12の嵌合方向を前方とする。左右方向については、ジョイントコネクタ11、及び電線用コネクタ12の嵌合方向の前方を基準にする。また、複数の同一部材については、一部の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
本明細書に開示された技術の実施形態1を、図1から図21を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態に係るコネクタ構造体10は、ジョイントコネクタ11と、ジョイントコネクタ11と嵌合可能な電線用コネクタ12と、を備える。以下の説明においては、矢線Uで示す方向を上方とする。前後方向については、ジョイントコネクタ11、及び電線用コネクタ12の嵌合方向を前方とする。左右方向については、ジョイントコネクタ11、及び電線用コネクタ12の嵌合方向の前方を基準にする。また、複数の同一部材については、一部の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
(ジョイントコネクタ11)
図2から図4に示すように、ジョイントコネクタ11は、複数(本実施形態では2つ)のジョイント端子13と、ジョイント端子13を収容するジョイントコネクタハウジング14と、を備える。ジョイント端子13は、導電性の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。ジョイント端子13は、前方に突出する複数(本実施形態では10個)のタブ15と、複数のタブ15の後端部を連結する基部16と、を有する。
図2から図4に示すように、ジョイントコネクタ11は、複数(本実施形態では2つ)のジョイント端子13と、ジョイント端子13を収容するジョイントコネクタハウジング14と、を備える。ジョイント端子13は、導電性の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。ジョイント端子13は、前方に突出する複数(本実施形態では10個)のタブ15と、複数のタブ15の後端部を連結する基部16と、を有する。
ジョイントコネクタハウジング14は、絶縁性の合成樹脂製であって、電線用コネクタ12ハウジングが嵌合可能な複数(本実施形態では10個)のコネクタキャビティ17が、左右方向に並ぶと共に、上下に2段に並んで形成されている。コネクタキャビティ17は前方に開口している。コネクタキャビティ17の断面形状は、上下方向に細長い略長方形状をなしている。各コネクタキャビティ17の内部には、それぞれ、2つのタブ15が上下方向に間隔を空けて、並んで配されている。
図5に示すように、キャビティの上壁には、キャビティの内方に突出するランス18が弾性変形可能に形成されている。ランス18は、後述する電線用コネクタハウジング19のランス係止部20と弾性的に係止することにより、電線用コネクタハウジング19を前方に抜け止め保持するようになっている。
コネクタキャビティ17の後壁には、後方に開口する2つのスリット21が、左右方向に延びると共に上下に並んで形成されている。各スリット21にはそれぞれ、ジョイント端子13の基部16が収容される。
(電線用コネクタ12)
電線用コネクタ12は、電線22の端部に接続された雌端子23(端子の一例)と、雌端子23を収容する電線用コネクタハウジング19と、を有する。
電線用コネクタ12は、電線22の端部に接続された雌端子23(端子の一例)と、雌端子23を収容する電線用コネクタハウジング19と、を有する。
図18に示すように、雌端子23は、導電性の金属板材を所定の形状にプレス加工することにより形成される。雌端子23は、電線22の芯線24が載置される底壁25と、底壁25の左右両側縁から突出すると共に芯線24の外周に圧着するワイヤーバレル26と、を備える。芯線24の外周にワイヤーバレル26が圧着することにより、電線22と雌端子23とが電気的に接続されるようになっている。
底壁25の後方には、芯線24の外周を包囲する絶縁被覆27に圧着するインシュレーションバレル28が、底壁25に連なって形成されている。底壁25の前方には、タブ15が挿入される接続筒部29が、底壁25に連なって形成されている。接続筒部29の内部には弾性変形可能な舌片(図示せず)が形成されており、この舌片がタブ15と弾性的に接触することにより、ジョイント端子13と雌端子23とが電気的に接続されるようになっている。
図12から図14に示すように、電線用コネクタ12の後端部からは、複数(本実施形態では2本)の電線22が後方に導出されている。2本の電線22は、電線用コネクタ12から導出された後、撚り合わされている。2本の電線22はいわゆるツイストペア電線とされており、信号線として使用される。
電線用コネクタハウジング19は、絶縁性の合成樹脂からなる。電線用コネクタハウジング19は、第1ハウジング30と、第1ハウジング30に一体に組み付けられる第2ハウジング31と、を有する。
(第1ハウジング30)
図6から図8に示すように、第1ハウジング30には、雌端子23が収容される複数(本実施形態では2つ)の端子キャビティ32が、前後方向に延びると共に、間隔を空けて並んで形成されている。各端子キャビティ32の前壁には、タブ15が挿通される窓孔33が、前壁を前後方向に貫通して形成されている。
図6から図8に示すように、第1ハウジング30には、雌端子23が収容される複数(本実施形態では2つ)の端子キャビティ32が、前後方向に延びると共に、間隔を空けて並んで形成されている。各端子キャビティ32の前壁には、タブ15が挿通される窓孔33が、前壁を前後方向に貫通して形成されている。
2つの端子キャビティ32は、前後方向に延びる仕切り壁34によって仕切られている。この仕切り壁34によって、2つの雌端子23は絶縁されている。仕切り壁34の突出縁部には、前後方向に延びる係合溝35が凹んで形成されている。この係合溝35は、後述する第1ハウジング30の係合リブ36と係合するようになっている。
図21に示すように、端子キャビティ32の内壁のうち、接続筒部29に対応する位置には、仕切り壁34と反対方向に凹んだ係止凹部37が形成されている。この係止凹部37は、接続筒部29の外面に外方に突出して形成された係止凸部38と係止することにより、雌端子23を前後方向に抜け止めするようになっている。
図15に示すように、2つの雌端子23は、それぞれ、各端子キャビティ32内に収容された状態で、仕切り壁34を挟んで、底壁25が互いに向かい合う姿勢になっている。換言すると、2つの雌端子23のうち一方の雌端子23の底壁25は、他方の雌端子23側に位置し、他方の雌端子23の底壁25は、一方の雌端子23側に位置するようになっている。
第1ハウジング30の側壁には、外方に突出するランス係止部20が形成されている。このランス係止部20が、上記したランス18と係止するようになっている。
第1ハウジング30の後壁には、2つの溝部39が、間隔を空けて並んで形成されている。溝部39の断面形状は、電線22の外形状と同じか、やや大きく形成されている。これにより、溝部39内に電線22が収容されるようになっている。
第1ハウジング30の後壁よりもやや前方の位置であって、電線22が配索される領域には、フェライトコア40を配置可能な第1配置部41が形成されている。
図17に示すように、フェライトコア40は、前後方向に扁平な略直方体形状をなしている。フェライトコア40の前後方向に延びる稜部は曲面状に面取りされている。フェライトコア40には、前後方向に貫通する2つの挿通孔42が間隔を空けて並んで形成されている。挿通孔42の内径寸法は、電線22の外径寸法と同じか、やや大きく設定されている。これにより、電線22が挿通孔42に挿通可能になっている。
第1配置部41の前後方向の長さ寸法は、フェライトコア40の前後方向の長さ寸法と同じか、やや大きく設定されている(図16参照)。第1配置部41の、前後方向と直交する方向の幅寸法は、フェライトコア40の、挿通孔42の貫通方向と直交する方向の幅寸法と同じか、やや大きく設定されている(図21参照)。
(第2ハウジング31)
図9から図11に示すように、第2ハウジング31は、第1ハウジング30に対して端子キャビティ32を覆うように組み付けることが可能になっている。第2ハウジング31の内面には、第1ハウジング30の仕切り壁34の係合溝35内に嵌入する係合リブ36が前後方向に延びると共に突出して形成されている。
図9から図11に示すように、第2ハウジング31は、第1ハウジング30に対して端子キャビティ32を覆うように組み付けることが可能になっている。第2ハウジング31の内面には、第1ハウジング30の仕切り壁34の係合溝35内に嵌入する係合リブ36が前後方向に延びると共に突出して形成されている。
図16に示すように、第2ハウジング31の後端部には、第1ハウジング30と第2ハウジング31とが組み付けられた状態で、第1ハウジング30の第1配置部41と対応する位置に、第2配置部43が形成されている。第2配置部43の前後方向の長さ寸法は、フェライトコア40の前後方向の長さ寸法と同じか、又はやや大きく設定されている。第1配置部41と第2配置部43とにより、電線用コネクタハウジング19内にフェライトコア40を配置可能な配置部44が形成される。
第2ハウジング31の側壁には弾性変形可能なロック部45が形成されており、第1ハウジング30の側壁にはロック部45に対応する位置に、ロック部45と係止するロック受け部46が外方に突出して形成されている。ロック受け部46にロック部45が弾性的に係止することにより、第1ハウジング30と第2ハウジング31とが一体に組み付けられるようになっている。
(コネクタ構造体10の製造工程)
続いて、コネクタ構造体10の製造工程の一例について説明する。コネクタ構造体10の製造工程は、以下の説明に限定されない。
続いて、コネクタ構造体10の製造工程の一例について説明する。コネクタ構造体10の製造工程は、以下の説明に限定されない。
合成樹脂を射出成型することによりジョイントコネクタ11を形成する。金属板材をプレス加工することによりジョイント端子13を形成する。ジョイント端子13をジョイントコネクタ11のスリット21に後方から挿入することによりジョイントコネクタ11を形成する(図1参照)。
合成樹脂を射出成型することにより、第1ハウジング30及び第2ハウジング31を所定の形状に形成する。
図17に示すように、フェライトコア40の挿通孔42に電線22を挿入する。図18に示すように、電線22の端部を皮剥ぎして芯線24を露出させる。図19に示すように、芯線24の外周にワイヤーバレル26を圧着し、絶縁被覆27の外周にインシュレーションバレル28を圧着する。図19に示すように、電線22の外周にフェライトコア40が配され、且つ、電線22の端部に雌端子23が接続された状態のものを、第1ハウジング30に矢線Aで示す方向から組み付ける。具体的には、第1ハウジング30の端子キャビティ32に雌端子23を収容し、第1配置部41にフェライトコア40を配置する。図20に示すように、第1ハウジング30に第2ハウジング31を矢線Bで示す方向から組み付ける。このとき、第2ハウジング31の第2配置部43内にフェライトコア40の一部が配置される。
一方、フェライトコア40の挿通孔42に挿入しない状態で、電線22の端部を皮剥ぎして芯線24を露出させる。芯線24の外周にワイヤーバレル26を圧着し、絶縁被覆27の外周にインシュレーションバレル28を圧着する。電線22にはフェライトコア40が配されていない状態で、電線22の端部に雌端子23が接続された状態のものを、第1ハウジング30に組み付ける。具体的には、第1ハウジング30の端子キャビティ32に雌端子23を収容し、第1配置部41には、何も配置しない。第1ハウジング30に第2ハウジング31を組み付ける。
上記のようにして、フェライトコア40が配された電線用コネクタ12と、フェライトコア40が配されていない電線用コネクタ12とを、選択的に作製する。
図5に示すように、ジョイントコネクタ11のコネクタキャビティ17内に、電線用コネクタ12を嵌合させる。このとき、高周波領域におけるノイズ除去が必要なタブ15には、フェライトコア40が配された電線用コネクタ12を接続する。一方、高周波領域におけるノイズ除去が不要なタブ15には、フェライトコア40が配されていない電線用コネクタ12を接続する。これにより、コネクタ構造体10が完成する。
(実施形態の作用効果)
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係るコネクタ構造体10は、複数のタブ15を連結する基部16を有するジョイント端子13がジョイントコネクタハウジング14に収容されたジョイントコネクタ11と、ジョイントコネクタ11と嵌合可能であって、電線22に接続された雌端子23を収容する電線用コネクタハウジング19を有する電線用コネクタ12と、を含むコネクタ構造体10であって、電線用コネクタハウジング19は、電線22の配索される領域に、電線22の外周にフェライトコア40を配置可能な配置部44を有する。
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係るコネクタ構造体10は、複数のタブ15を連結する基部16を有するジョイント端子13がジョイントコネクタハウジング14に収容されたジョイントコネクタ11と、ジョイントコネクタ11と嵌合可能であって、電線22に接続された雌端子23を収容する電線用コネクタハウジング19を有する電線用コネクタ12と、を含むコネクタ構造体10であって、電線用コネクタハウジング19は、電線22の配索される領域に、電線22の外周にフェライトコア40を配置可能な配置部44を有する。
また、本実施形態に係る電線用コネクタ12は、電線22の端末に接続された雌端子23と、雌端子23が収容される電線用コネクタハウジング19と、を備え、コネクタハウジングには、電線22の配索される領域に、電線22の外周にフェライトコア40を配置可能な配置部44を有する。
上記の構成によれば、ジョイントコネクタハウジング14にはフェライトコア40が配置されていないので、ジョイントコネクタ11を小型化することができる。これにより、コネクタ構造体10を全体として小型化することができる。
また、上記の構成によれば、電線用コネクタハウジング19に、フェライトコア40を選択的に配置することができる。これにより、高周波領域におけるノイズを含まない電線22については、外周にフェライトコア40を配置しない構成とすることができるので、全てのタブ15の外周にフェライトコア40を配置する場合に比べて、コネクタ構造体10のコストを低減させることができる。
本実施形態によれば、電線用コネクタハウジング19は、2本の電線22の端末のそれぞれに接続された2つの雌端子23を収容する2つの端子キャビティ32を有する。
上記の構成によれば、2本の電線22が接続された電線用コネクタ12を1つの単位として、フェライトコア40を選択的に装着することができる。高周波領域におけるノイズが含まれる電線22には信号が流される場合があり、このような信号が流される信号線は、2本の電線22が1組とされる場合が多い。上記の技術は、このような場合に有効である。
本実施形態によれば、電線用コネクタハウジング19は、第1ハウジング30と第2ハウジング31とが一体に組み付けられてなる。
上記の構成によれば、第1ハウジング30と第2ハウジング31とを組み付けるという簡易な手法により、電線用コネクタ12を製造することができる。
本実施形態によれば、電線用コネクタハウジング19は、2本の電線22の端末のそれぞれに接続された2つの雌端子23を収容する2つの端子キャビティ32を有し、雌端子23は、電線22が載置される底壁25と、底壁25の側縁から突出すると共に電線22の外周に圧着するワイヤーバレル26と、を有し、雌端子23は、2つの端子キャビティ32のそれぞれの内部において、底壁25が互いに向かい合うように配されている。
上記の構成によれば、底壁25に載置されてワイヤーバレル26により圧着された電線22を、近接して配することができる。これにより、電線22の外周に配されるフェライトコア40を小型化することができるので、電線用コネクタ12を小型化することができる。
<実施形態2>
次に、本明細書に開示された技術の実施形態2を、図22を参照しつつ説明する。本実施形態においては、フェライトコア50は、一対の半割体51A,51Bが組み合わされてなる。
次に、本明細書に開示された技術の実施形態2を、図22を参照しつつ説明する。本実施形態においては、フェライトコア50は、一対の半割体51A,51Bが組み合わされてなる。
半割体51Aには2つの半割溝部52Aが間隔を空けて並んで形成されており、半割体51Bには2つの半割溝部52Bが間隔を空けて並んで形成されている。一対の半割体51A、51Bが組み合わされた状態で、半割溝部52Aと半割溝部52Bとの隙間に、電線22が配置される。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、フェライトコア40の挿通孔42に電線22を挿通させた後に、電線22の絶縁被覆27を皮剥ぎし、露出した芯線24にワイヤーバレル26を圧着するという工程が不要となる。具体的には、電線22に雌端子23を接続した後に、一方の半割体51Aに電線22を配置し、その後、他方の半割体51Bを組み付ければよいので、電線用コネクタ12の製造工程を簡略化できる。
<他の実施形態>
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
本明細書に開示された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に開示された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1及び2においては、電線用コネクタ12からは2本の電線22が導出される構成としたが、これに限られず、電線用コネクタ12には、1本の電線22が接続される構成としてもよく、また、3本以上の電線22が接続される構成としてもよい。
(2)実施形態1及び2においては、電線用コネクタ12には雌端子23が収容される構成としたが、これに限られず、電線用コネクタ12に配される端子は雄端子であってもよい。
(3)実施形態1及び2においては、2つの端子は、互いの底壁25が向かい合う姿勢で配置される構成としたが、これに限られず、底壁25が同じ方向を向く姿勢で配される構成としてもよい。
(4)実施形態1及び2においては、電線用コネクタハウジング19は第1ハウジング30と第2ハウジング31とを一体に組み付ける構成としたが、これに限られず、電線用コネクタハウジング19は、一体ものでもよい。また、電線用コネクタハウジング19は、3つ以上の部材を一体に組み付ける構成としてもよい。
(5)本実施形態においては、ジョイントコネクタ11は2つのジョイント端子13を有する構成としたが、これに限られず、ジョイントコネクタ11は、1つのジョイント端子13、又は、3つ以上のジョイント端子13を有する構成としてもよい。
10:コネクタ構造体
11:ジョイントコネクタ
12:電線用コネクタ
13:ジョイント端子
14:ジョイントコネクタ11ハウジング
15:タブ
16:基部
19:電線用コネクタハウジング
22:電線
23:雌端子
25:底壁
26:ワイヤーバレル
30:第1ハウジング
31:第2ハウジング
32:端子キャビティ
40:フェライトコア
41:第1配置部
43:第2配置部
51A,51B:半割体
11:ジョイントコネクタ
12:電線用コネクタ
13:ジョイント端子
14:ジョイントコネクタ11ハウジング
15:タブ
16:基部
19:電線用コネクタハウジング
22:電線
23:雌端子
25:底壁
26:ワイヤーバレル
30:第1ハウジング
31:第2ハウジング
32:端子キャビティ
40:フェライトコア
41:第1配置部
43:第2配置部
51A,51B:半割体
Claims (6)
- 複数のタブを連結する基部を有するジョイント端子がジョイントコネクタハウジングに収容されたジョイントコネクタと、
前記ジョイントコネクタと嵌合可能であって、電線に接続された端子を収容する電線用コネクタハウジングを有する電線用コネクタと、を含むコネクタ構造体であって、
前記電線用コネクタハウジングは、前記電線の配索される領域に、前記電線の外周にフェライトコアを配置可能な配置部を有する、コネクタ構造体。 - 前記電線用コネクタハウジングは、2本の電線の端末のそれぞれに接続された2つの前記端子を収容する2つの端子キャビティを有する、請求項1に記載のコネクタ構造体。
- 電線の端末に接続された端子と、
前記端子が収容される電線用コネクタハウジングと、を備え、
前記コネクタハウジングには、前記電線の配索される領域に、前記電線の外周にフェライトコアを配置可能な配置部を有する、電線用コネクタ。 - 前記電線用コネクタハウジングは、第1ハウジングと第2ハウジングとが一体に組み付けられてなる、請求項3に記載の電線用コネクタ。
- 前記電線用コネクタハウジングは、2本の電線の端末のそれぞれに接続された2つの前記端子を収容する2つの端子キャビティを有し、
前記端子は、前記電線が載置される底壁と、前記底壁の側縁から突出すると共に前記電線の外周に圧着するワイヤーバレルと、を有し、
前記端子は、前記2つの端子キャビティのそれぞれの内部において、前記底壁が互いに向かい合うように配されている、請求項3または請求項4に記載の電線用コネクタ。 - 前記フェライトコアは、一対の半割体が組み合わされてなる、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の電線用コネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017235966A JP2019102410A (ja) | 2017-12-08 | 2017-12-08 | コネクタ構造体、及び電線用コネクタ |
PCT/JP2018/042769 WO2019111694A1 (ja) | 2017-12-08 | 2018-11-20 | コネクタ構造体、及び電線用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017235966A JP2019102410A (ja) | 2017-12-08 | 2017-12-08 | コネクタ構造体、及び電線用コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017235966A Pending JP2019102410A (ja) | 2017-12-08 | 2017-12-08 | コネクタ構造体、及び電線用コネクタ |
Country Status (2)
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JP (1) | JP2019102410A (ja) |
WO (1) | WO2019111694A1 (ja) |
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DE60107316T2 (de) * | 2000-04-25 | 2005-12-01 | Thomas & Betts International Inc., Sparks | Steckverbinder |
JP3976122B2 (ja) * | 2001-10-16 | 2007-09-12 | 矢崎総業株式会社 | 多重通信用ジョイントコネクタ |
JP5582631B2 (ja) * | 2009-10-07 | 2014-09-03 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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-
2017
- 2017-12-08 JP JP2017235966A patent/JP2019102410A/ja active Pending
-
2018
- 2018-11-20 WO PCT/JP2018/042769 patent/WO2019111694A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2019111694A1 (ja) | 2019-06-13 |
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