JP2019101693A - 物流倉庫内作業把握システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者端末と搬送車端末との位置情報、製品のID情報、物流倉庫内の画像データに基づき作業の把握を行う物流倉庫内作業把握システムを提供する。【解決手段】本発明による物流倉庫内作業把握システムは、作業者端末と、搬送車端末と、作業者端末及び搬送車端末の位置を検出する位置センサと、物流倉庫内を撮影するカメラと、情報管理サーバとを有し、作業者端末と搬送車端末とは、製品を収納したパレットのIDタグを読み取るID識別手段を備え、情報管理サーバは、位置センサから作業者端末及び搬送車端末の位置情報を受信して受信した時刻と共に管理する位置情報管理部と、作業者端末または前記搬送車端末からIDタグのID情報を受信して受信した時刻と共に管理するID情報管理部と、カメラから画像データを受信して撮影時刻と共に管理する画像データ管理部と、位置情報、ID情報、及び画像データに基づき細分化された作業の把握を行う作業分析部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、物流倉庫内作業把握システムに関し、特に作業者端末と搬送車端末との位置情報、製品を収納したパレットのID情報、及び物流倉庫内を撮影した画像データに基づき細分化された作業の把握を行う物流倉庫内作業把握システムに関する。
物流倉庫内の作業は製品の入庫から出荷まで様々なものが有り、一部の大規模物流倉庫では製品につけられたタグ情報を読み取り、収納、取り出し、仕分けなどが自動化され殆ど作業者が介在する必要の無い自動倉庫なども実現されているが、小規模または中規模の物流倉庫では大半が作業者によるハンドリングが主体となる作業が行われている。
倉庫内では出荷する製品のピッキングやデバンニングなど倉庫内の移動を伴う作業も多く、作業者がどこでどの作業に従事しているのか、どの製品を取り扱っているのかなど作業の把握は容易ではない。また例えば作業の担当エリアが決まっており担当エリア内で特定された作業を行うことが定められている作業者であっても、他のエリアの応援に呼び出されて臨時の応援作業を行うことも通常起こり得る。このような臨時の作業についてはさらに把握しにくい。
倉庫内で複数の荷主の製品を取り扱う場合、個々の荷主の製品取り扱いに要した作業時間と作業内容から原価を計算し、荷主毎の物流コストを算出するのが望ましいが、上記のように正確な作業把握が難しいことから原価計算の精度がなかなか向上しないのが現状である。
そこで作業者の実績管理及び作業分析の簡便化を図る方法が検討されてきている。
特許文献1には、業務内容(ケースピックアップ、検品、積み込みなど)や出荷物などのイベント毎にIDを設定してバーコードの形で印刷し、作業者がイベントを実施してIDを携帯端末で読み取ると、その情報と読み取った時刻を関連付け、更に異なるイベントデータ間の時間の差分を算出して管理する業務管理システムが開示されている。
作業内容の入力を、携帯端末のメニュー画面から階層をたどって選択して入力する場合に比べて、作業に該当するIDを直接読み取るだけで済む分、入力の手間が省けるものの、様々な作業を行う作業者にとっては、作業を切り替える毎にIDを選択して読み取りを行う必要があり、こうした付帯作業の負担が大きい。
また、特許文献1ではIDの入力と、異なるイベントデータ間の時間の差分の算出から、そのIDに関する所要時間を算出できるものの、単に処理に時間がかかったのか、何か問題が生じて標準的な作業時間以上に時間がかかっているのかを区別することができない。
さらに携帯端末を放置したまま担当エリアでない他のエリアの応援に呼ばれたときなどではIDの入力を伴わない作業が発生して正確な作業分析ができない。
そこで、一定時間またはイベント発生時毎の作業者端末及び搬送車端末の位置情報を把握するとともに、製品または製品を収納したパレットのID情報から処理する製品の情報を把握し、更に必要により倉庫内を撮影するカメラの画像データから作業者を識別して特定し、これらの情報に基づき作業者の入力の負担を極力軽減しつつ作業を把握するシステムの提供が望まれる。
特開2014−002432号公報
本発明は、上記従来の物流倉庫内作業把握システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、作業者端末と搬送車端末との位置情報、製品を収納したパレットのID情報、及び物流倉庫内を撮影した画像データに基づき細分化された作業の把握を行う物流倉庫内作業把握システムを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による物流倉庫内作業把握システムは、作業エリアによりエリア分けされた物流倉庫内での作業を把握する物流倉庫内作業把握システムであって、作業者端末と、搬送車端末と、作業者端末及び搬送車端末の位置を検出する位置センサと、物流倉庫内を撮影するカメラと、情報管理サーバとを有し、前記作業者端末と前記搬送車端末とは、それぞれが製品毎または製品を所定の数量収納したパレット毎に備えられたIDタグを認識又は読み取るID識別手段と通信手段とを備え、前記情報管理サーバは、前記位置センサから一定時間またはイベント発生時毎の作業者端末及び搬送車端末の位置情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理する位置情報管理部と、前記作業者端末または前記搬送車端末から前記ID識別手段が識別したIDタグのID情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理するID情報管理部と、前記カメラから物流倉庫内を撮影した画像データを受信して撮影時刻と共に保存して管理する画像データ管理部と、前記位置情報、前記ID情報、及び前記画像データに基づき細分化された作業の把握を行う作業分析部と、を備えることを特徴とする。
前記作業分析部は予め設定された標準作業パターンを備え、前記標準作業パターンは前記ID識別手段がIDタグを識別するタイミング、前記作業者端末または前記搬送車端末の移動の有無、及び前記作業者端末または前記搬送車端末が位置するエリアとの組み合わせに基づき複数が設定され、前記作業分析部は、前記位置情報及び前記ID情報がどの標準作業パターンに該当するかを判断して細分化された作業の把握を行うことが好ましい。
前記情報管理サーバは、作業者を特定する画像認識手段を備え、前記画像データから前記作業者端末または前記搬送車端末の操作を行う作業者を特定し、特定された作業者を標準作業パターンに基づいて判断された細分化された作業の作業者として関連付けして保存することが好ましい。
前記情報管理サーバは、前記複数の標準作業パターン毎に標準的な作業時間を設定し、前記複数の標準作業パターンに当てはまらない作業が発生したと判断した場合または標準的な作業時間を超える作業が発生した場合、当該作業者端末または搬送車端末に処理内容を入力するよう入力要請を送信し、前記標準作業パターンに当てはまらない作業または標準的な作業時間を超える作業を撮影した画像データを前記入力要請と関連付けて保存することが好ましい。
前記情報管理サーバは、前記位置情報と前記画像データに基づき、作業者が該作業者の管理する作業者端末または搬送車端末から離れて行動する時刻を検出して検出した時刻の画像データを含む画像データを検索可能に保存し、所定時間以上経過した場合に前記作業者の管理する作業者端末または搬送車端末に処理内容を入力するよう入力要請を送信することが好ましい。
前記情報管理サーバは、前記標準作業パターンに基づいて判断された作業と、入力要請に対応して入力された作業とを集計し、作業内容集計データ及び荷主毎作業時間集計データを生成することが好ましい。
本発明に係る物流倉庫内作業把握システムによれば、作業者端末と搬送車端末との位置情報、製品又は製品を収納したパレットのID情報、及び物流倉庫内を撮影した画像データに基づき作業が把握され、担当の作業エリアを外れて作業が行われるなど作業把握が困難な場合のみ作業内容を入力する入力要請が送られるので、作業者は入力要請が送られない限りは作業把握のための入力は不要であり、作業者に負担の少ない作業把握システムを実現することができる。
また予め標準作業パターンが設定される場合は、より詳細に作業が把握され、標準作業パターンに当てはまらない作業が発生した場合のみ作業内容を入力する入力要請が送られるので、作業者に負担の少ない作業把握システムを実現することができる。
また本発明に係る物流倉庫内作業把握システムによれば、標準作業パターンに該当する作業でも、予め設定された標準時間を超えるような特別な事情が発生した場合はその内容を入力する入力要請が作業者端末または搬送車端末に送られるとともに、その時の画像データが検索可能に保存されるため、作業分析により問題点を正確にとらえ、改善の対策を明確にすることができる。
さらに本発明に係る物流倉庫内作業把握システムによれば、作業者が作業者端末を残して移動する場合または搬送車端末から離れる場合も画像データから捕捉が可能であり、この場合も作業内容を入力する入力要請が作業者端末または搬送車端末に送られるので、作業者が戻った時点でその間の処理内容が入力されるため、より正確に作業把握をすることができる。
本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの構成を概略的に説明する図面である。 本発明の実施形態による物流倉庫のエリア区分と作業内容を例示的に示す図である 本発明の実施形態による物流倉庫の標準作業パターンを示す図である。 本発明の実施形態による物流倉庫における作業者の作業内容を例示的に示す図である。 本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムで取り扱う各種情報テーブルを示す図である。 本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの作業記録・分析の方法を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明に係る物流倉庫内作業把握システムを実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システム1はネットワーク5を介して接続される情報管理サーバ10、作業者端末20、搬送車端末30、作業者端末20や搬送車端末30の位置を検出する位置センサ40、及び物流倉庫内を撮影するカメラ50を含む。
本発明による物流倉庫内作業把握システム1は、情報管理サーバ10が、作業者や作業者が操作する搬送車で製品の処理を行う毎に作業者端末20または搬送車端末30に入力される製品の情報と、位置センサ40が一定時間毎またはイベント発生毎に検出する作業者端末20または搬送車端末30の位置情報と、カメラ50が撮影する倉庫内の画像データとを受信し、受信した情報や画像データを、情報を受信した時刻及び画像データの撮影時刻と対応付けて保存し、受信した製品の情報、作業者端末20または搬送車端末30の位置情報、倉庫内の画像データから作業者毎の細分化された作業の把握を行うシステムである。
本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システム1では、作業者の入力を省力化するため製品の情報を入力する際は、製品毎、或は製品を収納したパレット毎に設けられたIDタグを認識又は読み取ることで容易に入力が行えるようにしている。また作業者の作業把握に当たっては、上記の製品の情報の入力時刻、若しくは情報管理サーバ10が製品の情報を受信した時刻や、その時点での作業者端末20または搬送車端末30の位置情報及び画像データに基づき、どの作業者が、いつ、どの製品の処理を行ったかが把握できるので、作業者が作業の内容を入力しなくても作業把握が可能である。
予め標準作業パターンが設定される場合は、製品の情報の入力時刻や、その時点での作業者端末20または搬送車端末30の位置情報及び画像データに基づき作業者の作業パターンを抽出し、情報管理サーバ10が備える標準的な作業パターンと合致するかどうかを判断し、標準的な作業パターンと判断できる場合はそのまま作業区分を確定し、標準的な作業パターンと判断できない場合にのみ作業者にその時の処理内容の入力を求めるようにするために、作業者による作業把握のための入力を必要最低限に抑えられるシステムとなっている。
図1を参照すると、情報管理サーバ10は、制御部11、入出力部12、記憶部13、表示部14、位置情報管理部15、ID情報管理部16、画像データ管理部17、及び作業分析部18を含む。
位置情報管理部15は、位置センサ40から一定時間またはイベント発生時毎の作業者端末20及び搬送車端末30の位置情報を受信して、受信した時刻と共に保存して管理する。ここでイベントとは、作業者端末20や搬送車端末30に情報入力を行うなど作業が行われたことを示す。作業者端末20及び搬送車端末30の移動の有無などを把握するには、イベントの有無にかかわらず、一定時間毎に位置情報を受信することが好ましい。
屋内の位置情報検出には無線LANを使う方式やRFIDを使う方式など様々な方式があるが、物流倉庫内作業把握システム1で使用する位置センサ40は、作業者端末20及び搬送車端末30の物流倉庫内での位置が検出できれば特に方式には制限はない。例えば、作業者端末20や搬送車端末30と複数の位置センサ40との間の信号電波の到達時間差から三点測量で位置を求める方式などでは、複数の位置センサ40からの情報に基づき作業者端末20や搬送車端末30の位置を算出するデータ処理が必要となるが、このような方式の場合、位置情報管理部15は複数の位置センサ40からの情報を集積し、位置情報を演算する別途の処理装置にて位置情報を演算した後、演算結果の位置情報を受信するようにしてもよいし、位置情報管理部15に複数の位置センサ40からの情報に基づき作業者端末20や搬送車端末30の位置を算出するデータ処理手段を備え、各位置センサからの情報を受信するようにしてもよい。
位置情報管理部15は、受信した作業者端末20または搬送車端末30の位置情報と、その位置情報を受信した時刻及びその位置情報と対応する端末(作業者端末20または搬送車端末30、以下作業者端末20及び搬送車端末30を特に区別しない場合、総称として端末を使用する)の種類とを関連付けた位置情報管理テーブルにまとめて管理する。ここで端末の種類とは作業者端末20及び搬送車端末30の区分の他、作業者端末20や搬送車端末30が複数ある場合は、これらを識別することも含む。また位置情報管理テーブルには位置情報に基づき、その端末が検出された位置が物流倉庫内のどのエリアかを判別してエリアも併せて位置情報管理テーブルに保存する。
位置センサ40が時計を備えている場合は、位置情報に位置情報を取得した時刻を含めてもよいが、実施形態では位置センサ40が取得した位置情報は直ちに情報管理サーバ10に送信されるため、情報管理サーバ10が位置情報を受信した時刻と実質的に変わらないことから、位置情報管理テーブルでは位置情報を受信した時刻を使用する。
ID情報管理部16は、作業者端末20または搬送車端末30から、それぞれが備えるID識別手段が識別したIDタグのID情報を受信して受信した時刻と共にID情報管理テーブルに保存して管理する。IDタグは物流倉庫内で扱う製品を管理するための識別情報を含み、製品毎に備えられるか、製品個別に貼り付けることが難しい場合は、製品を所定の数量収納して取り扱うパレット毎に備えられる。IDタグがパレット毎に設けられる場合は、製品をパレットに収納した時点でパレットに収納した製品のリストをパレットのIDタグと関連付けて登録することで、それ以降はパレットのIDタグを識別することにより、収納された製品の処理であることが判別できる。IDタグは2次元コードのような印刷されたものでも、RFICに書き込まれたものでもよい。
IDタグは、作業者端末20または搬送車端末30で製品を取り扱う際に識別されるため、作業者端末20または搬送車端末30から、ID情報を受信して受信した時刻、ID情報を送信した端末の種類と共に保存して管理することにより、その製品がどの端末でいつ処理されたかを識別することが可能である。
作業者端末20または搬送車端末30が時計を備える場合、ID情報には作業者端末20または搬送車端末30がIDタグを識別した時刻を含んでもよいが、実施形態では作業者端末20または搬送車端末30が識別したIDタグのID情報は直ちに情報管理サーバ10に送信されるため、情報管理サーバ10がID情報を受信した時刻と実質的に変わらないことから、ID情報を受信した時刻で管理する。
画像データ管理部17は、カメラ50から物流倉庫内を撮影した画像データを受信して撮影時刻と共に保存して管理する。物流倉庫内では作業者は製品を移送したり、様々な作業を掛け持ったりして、物流倉庫内を移動することが多い。また各端末は操作する作業者が固定されていることが好ましいが、物流倉庫の構成によっては、エリア毎に備えられた端末を複数の作業者が交代で使用することもある。各端末の操作する作業者が固定されている場合でも、例えば作業者が端末を置いて他のエリアに移動して応援作業をしたような場合などは、端末の処理記録だけではその作業者の作業内容を正しく把握することができない。
そこで、物流倉庫内作業把握システム1では、物流倉庫内にカメラ50を設置し、どの作業者がどこでどのような作業をしているかを把握する。カメラ50が撮影する画像は、動画でもよいし、所定の間隔で撮影または作業者の動きを検出して撮影する静止画でもよい。
画像データ管理部17は、カメラ50から送られる画像データを受信して撮影時刻と共に保存するが、これだけでは作業者の特定ができないので、画像データ管理部17は作業者を特定する画像認識手段を備え、画像データから端末の操作を行う作業者を特定する。画像の中に複数の作業者が含まれる場合、画像認識手段は顔認証技術を用いて作業者を特定するとともに、その作業者が認識される位置を割り出し、作業者と認識された位置、撮影された時刻及びその時点での画像を関連付けて画像データ管理テーブルに保存し管理するようにしてもよい。
通常、監視用のカメラは撮影時刻を撮影画像と連携するように保存することから、実施形態では画像データは撮影時刻とともに保存するが、画像データはカメラ50で撮影されると直ちに情報管理サーバ10に送信されるため、情報管理サーバ10が画像データを受信した時刻と受信した画像データとを関連付けて保存するようにしてもよい。
また物流倉庫内に複数のカメラ50が設置される場合、画像データ管理部17は、どのカメラ50で撮影された画像であるかを識別できるようにして保存する。どのカメラ50の画像データかによって、それぞれのカメラ50の設置エリアが特定され、更にそのカメラ50の画像の中の認識された位置により、物流倉庫内の正確な作業者の位置が把握される。
カメラ50の画像が動画の場合は、所定の時間間隔で静止画を切り出し、切り出した画像で作業者とその位置を認識するようにしてもよい。
作業分析部18は、端末の位置情報、ID情報、及び画像データに基づき細分化された作業の把握を行う。上記のように位置情報、ID情報、及び画像データはいずれも取得した時刻と関連付けして保存されるため、それぞれの情報の同一又は互いに最も近い時刻の端末の位置情報、ID情報、及び画像データを組み合わせることにより、作業者がいつどこでどの製品を処理したかを把握する。
エリア分けされた物流倉庫では、エリア毎に基本的な作業が決まっていることが多く、作業分析部18は、端末の位置情報からその端末が位置するエリアが特定できるため、そこでの製品の処理には、特定されたエリアに対応した基本的な作業を当てはめて作業を特定することができる。
物流倉庫内の作業には入庫、仕分け、ピックアップなど様々なものが有るが、個別の作業としては標準的なものが有る。例えば入庫作業では、製品の情報の入力が継続的に行われる。受け入れた状態で製品毎に管理に必要な情報が全てIDタグに含まれる場合はIDタグの識別が継続的に行われる。IDタグだけでは不足の情報がある場合は、その入力作業とIDタグの識別作業の組み合わせが継続的に行われる。また製品毎にIDタグが付いてない製品を扱う場合はパレットを使用し、パレットに収納する製品情報の入力とパレットのIDタグの情報入力による製品の情報とパレットのIDタグの関連付けの登録が継続的に行われる。
これに対しピックアップ作業の場合は、必要な製品の収納された保管エリアに移動し、製品を取り出してその製品の情報の入力やIDタグの認識などを行った後にもとの作業場所に戻るというように移動と入力作業の組み合わせが繰り返される。
このようにそれぞれの作業に定められる標準的な作業パターンを予め標準作業パターンとして登録しておき、この標準作業パターンに準じた作業が行われるかどうかで細分化された作業を把握することができる。標準作業パターンは、端末の備えるID識別手段がIDタグを識別するタイミング、端末の移動の有無、及び端末が位置するエリアとの組み合わせに基づき複数が設定される。
作業分析部18は、端末の位置情報及びID情報がどの標準作業パターンに該当するかを判断して細分化された作業の把握を行う。
例えば、入庫エリアでIDタグの識別、若しくは製品の情報の入力とIDタグの識別との組み合わせが継続して行われる場合を入庫作業の標準作業パターンとして登録し、作業者の作業パターンがこの標準作業パターンに順ずる場合は入庫作業に従事していると判断する。
作業分析部18は、作業毎のこうした標準作業パターンを保存し、作業の把握に使用する。
また、実施形態では標準作業パターンのそれぞれに標準的な作業時間を設定する。例えば入庫作業の場合、製品の処理にかかる標準的な作業の最大値を標準的な作業時間に設定する。作業分析部18は、作業者の作業パターンが標準作業パターンに合致し、それぞれの作業の処理が標準的な作業時間に収まっていれば、この間この作業者はこの作業に従事していると判断する。逆に作業分析部18は、作業者の作業パターンが標準作業パターンに合致していないか、標準作業パターンに準じていても作業の処理が標準的な作業時間に収まっていなければ、その作業は作業区分が特定できないと判断し、その作業を行う作業者の端末に標準以外の作業が発生したとして、処理内容の入力を求める入力要請を送信する。このとき標準作業パターンに当てはまらない作業または標準的な作業時間を超える作業を撮影した画像データを入力要請と関連付けて保存する。これにより、例えば物流倉庫の管理者が、後からどんな非標準的な作業が行われたかを画像で確認することができる。
ピックアップ作業のように移動、製品入力、製品とともに移動という異なる行動の組み合わせが標準作業パターンの場合は、標準的な作業時間は移動、製品入力、製品とともに移動という個々の行動毎に設定してもよいし、移動、製品入力、製品とともに移動という組み合わせの作業パターン毎に設定してもよい。
作業分析部18は、処理内容の入力要請に対し、端末から入力された処理内容を受信すると、その処理内容を作業区分が特定できないと判断した時間帯と関連付けて保存する。作業分析部18は、こうした作業区分が特定できない作業をその他作業に区分してもよいし、端末から入力された処理内容によって特定の作業に区分ができる場合はその作業区分に含めてもよい。
また、作業分析部18は、端末の位置情報と画像データに基づき、端末の位置と画像データから認識される作業者の位置との違いから、作業者が自身の管理する作業者端末20または搬送車端末30から離れて行動する時刻を検出して、検出した時刻の画像データを含む画像データを検索可能に保存し、所定時間以上経過した場合に作業者の管理する作業者端末20または搬送車端末30に処理内容を入力するよう入力要請を送信する。この場合、作業者が端末から離れていた時間帯をその他作業や離席作業に区分してもよいし、上記のように処理内容の入力要請に対し、端末から入力された処理内容によって特定の作業に区分ができる場合はその作業区分に含めてもよい。
このように作業者が端末から離れる場合の入力要請に対しても、このときの画像データを関連付けして保存してもよい。
更に作業分析部18は、集計手段を備え、作業者毎に端末の位置情報、ID情報、及び画像データに基づいて、或はこれにさらに標準作業パターンにも基づいて判断された作業と、入力要請に対応して入力された作業とを集計し、これと処理した製品の情報などから作業者毎の作業内容と、その作業を行った時間とを集計して作業内容集計データを作成し、その結果をテーブルやグラフとして出力する。また製品の収め先である荷主毎に各作業者が処理した作業時間を集計して、荷主毎作業時間集計データを生成し、その結果をテーブルやグラフとして出力する。
入出力部12は、ネットワーク5を介して、位置センサ40からは端末の位置情報を受信し、カメラ50からは画像データを取得し、作業者端末20や搬送車端末30からは製品の情報やIDタグの識別情報を受信する。このためこれらの機器との通信を行う通信手段を備える。また情報管理サーバ10の管理者が集計のための条件の設定などの入力を行うためのキーボードやマウスなどの入力手段を備える。
記憶部13は、各種データや、情報管理サーバ10自身を制御する制御プログラムなどを保存する。記憶部13は、ハードディスクや半導体メモリなどにより具現化される。
表示部14は、情報管理サーバ10の操作画面や、画像データ及び各種集計データなどのデータや、制御プログラムなどの表示を行う。
制御部11は制御プログラムに従い、情報管理サーバ10の動作を制御し、各構成要素が上記の機能を果たすよう制御する。
作業者端末20は、作業者が持ち歩く携帯型の端末機で、制御部21、入出力部22、記憶部23、表示部24、ID識別部25を備える。
ID識別部25はIDタグを認識又は読み取るIDコード識別手段を備え、IDコードとして2次元コードのような印刷データが使用される場合は、印刷されたIDコードを撮影するカメラ部と、撮影した画像からIDコードに含まれるID情報を読み取る読取部とを含む。印刷されたIDコードの場合は製品の処理に際し、ID識別部25のカメラをIDコードに向けるか、IDコードに向けるとともに読取のスイッチを操作することで読取が行われる。
またIDコードとしてRFIDが使用される場合は、ID識別部25はRFIDのリーダ/ライタを備える。RFIDではRFIDとリーダ/ライタが所定の距離に近づくと、リーダ/ライタとRFIDとの間で交信が行われ、RFIDのID情報がリーダ/ライタに認識される。
入出力部22は、IDコードから得られるID情報以外の情報の入力や、標準作業パターン以外の作業の発生に伴って情報管理サーバ10から送信される入力要請に対し、処理内容を入力するためのキーなどを含む。IDコードのID情報や、それだけでは不足する製品情報、入力要請に対する入力された処理内容は情報管理サーバ10に送信されるため、入出力部22は、通信手段を含む。
表示部24は認識したID情報や、情報管理サーバ10からの入力要請などのメッセージを表示する。表示部24は液晶ディスプレイなどにより具現化されるが、タッチパネル式の液晶ディスプレイを使用して入出力部22の文字入力手段を兼用するようにしてもよい。
記憶部23は入力データを一時保管したり、作業者端末20の制御プログラムを保存したりする。記憶部23は、半導体メモリなどにより具現化される。
制御部21は制御プログラムに従い、作業者端末20の動作を制御し、各構成要素が上記の機能を果たすよう制御する。
作業者端末20はスマートフォンやタブレット端末などで具現化することができる。
搬送車端末30は物流倉庫内で使用する搬送車に個別に備え付けられ、搬送車を操作する作業者が固定されている場合は、その作業者の作業者端末20に相当する。しかし搬送車が倉庫内で多数の作業者により共有される形で備え付けられている場合は、搬送車端末30は搬送車による作業を特定するために使用される。このように作業者端末20が作業者の作業把握に使用されるのに対し、搬送車端末30は搬送車の作業把握に使用されるという違いはあるものの、作業者端末20と搬送車端末30との構成はほぼ同じである。
即ち搬送車端末30は制御部31、入出力部32、記憶部33、表示部34、ID識別部35を備えるが、これらの構成要素はそれぞれ作業者端末20の制御部21、入出力部22、記憶部23、表示部24、ID識別部25に相当する。搬送車端末30が搬送車に固定されている場合は、IDタグの読み取りが難しくなるため、搬送車端末30に有線又は無線で接続される2次元コードリーダなどの外付けの読み取り部を備えてもよい。これ以外は作業者端末20の各構成要素の説明と重複するため搬送車端末30の構成の詳細な説明は省略する。
位置センサ40は、端末の位置を特定するために、物流倉庫内の天井などに複数設置される。前述のように端末の位置が特定できれば、位置センサ40の位置センシングの方式は問わない。別途の位置情報を演算する処理装置の有無にかかわらず、センサ40は端末の位置を特定するためのデータを取得して情報管理サーバ10に届くように送信するため、位置情報取得部43と通信手段を含む入出力部42とを備える。また位置センサ40自身の制御を行う制御部41を備える。端末の位置を正しく求めるためには複数の位置センサ40を互いに平面的に離隔して設置する。そこで各端末にはアドレスまたは識別番号が割り振られ、位置センサ40からデータを送信する際このアドレスまたは識別番号とともに送信する。
カメラ50は物流倉庫内を撮影するが、撮影した画像データは作業者を識別して特定するために使用するので、物流倉庫が広い場合は複数を死角が生じないように設置する。
カメラ50は画像取得部53と取得した画像データを情報管理サーバ10に出力する入出力部52を含み、画像取得部53及び入出力部52を制御する制御部51を備える。
物流倉庫内作業把握システム1で使用するカメラ50は認識により作業者が識別できる解像度であればよく、市販の監視カメラで具現される。
ネットワーク5は情報管理サーバ10と作業者端末20、搬送車端末30、位置センサ40、及びカメラ50間の情報授受に使用される通信回線であり、物流倉庫内のLANのようなローカルなネットワークでもよいし、情報管理サーバ10が、互いに離隔して設置された複数の物流倉庫からの情報を一括管理するような場合には、ネットワーク5はインターネットなどの広域なネットワークでもよい。
図2は、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの構成を概略的に説明する図面である。
図2を参照すると、一実施形態における製品を処理する作業者端末20と、これとは別の製品を処理する搬送車端末30と、作業者端末20及び搬送車端末30の位置を検出する位置センサ40と、作業者端末20及び搬送車端末30の状況を撮影するカメラ50とを示す。
実施形態では製品はパレット210に収納され、パレット210にはそれぞれのパレット210に固有のIDタグ220が備えられる。パレット210に収納される製品は、パレット210に収納される時点で作業者端末20に入力され、収納が終了した時点でパレット210のIDタグ220を読み取らせることで、収納した製品の情報とIDタグ220の情報が情報管理サーバ10に送られ、情報管理サーバ10において、パレット210のIDタグ220の情報と製品の情報が関連付けられて登録される。図2はこうした登録が済んだ製品の処理を行う事例を示す。
作業者が登録済みのパレット210に収納された製品の処理が終了する時点で、そのパレット210のIDタグ220を読み込むとIDタグ220のID情報が直ちに情報管理サーバ10に送信される。情報管理サーバ10ではID情報により、IDタグ220が読み込まれた時点でIDタグ220に関連付けられた製品の処理が行われたこととして識別される。
同様に搬送車を扱う作業者が登録済みのパレット210を例えば保管エリアに収納して搬送車端末30にてIDタグ220を読み込むと、ID情報が直ちに情報管理サーバ10に送信され、情報管理サーバ10にてIDタグ220が読み込まれた時点でIDタグ220に関連付けられた製品の保管エリアへの収納が行われたことが識別される。
位置センサ40は、作業者端末20及び搬送車端末30の上方、例えば天井に複数設置され、作業者端末20及び搬送車端末30の所定時間毎の位置を検出して位置情報を情報管理サーバ10に送信する。
カメラ50も、作業者端末20及び搬送車端末30の上方に複数が設置され、カメラ50により撮影された画像データは情報管理サーバ10に送信される。
このように情報管理サーバ10にはID情報、位置情報、画像データが集約され、これらの情報が取得された時刻と対応して保存されるため、情報管理サーバ10でこれらの情報に基づき作業分析が行われる。
図3は、本発明の実施形態による物流倉庫のエリア区分と作業内容を例示的に示す図である。物流倉庫は取り扱う製品や物流倉庫の規模などにより多種多様な形態が存在する。そこで図4以下で本発明の実施形態の詳細を説明するにあたり、前提条件を設定し、それに対応して説明するために、図3に示す物流倉庫を想定する。
図3を参照すると物流倉庫300は、入庫エリア310、仕分けエリア320、保管エリア330、ピックアップエリア340、梱包エリア350、出荷エリア360のエリアを含む。
入庫エリア310では、納入元のメーカから送付されてきた製品の入庫作業が行われる。図3ではA社からA1、A2の製品が納入され、同様にB社からB1、B2の製品が納入されている。入庫作業では、納入された製品の品名や数量などを作業者端末20に入力し、入庫後はパレット210で搬送されるため製品はパレット210に収納される。それぞれのパレット210には固有のIDタグ220が備え付けられている。
仕分けエリア320では、製品を種類毎に編成し直し、パレット210に収納後IDタグ220が読み取られ、製品とパレット210とが対応付けられる。仕分けられた製品は保管庫に運ばれ、対応する製品棚に保管される。この仕分けから保管までを仕分け作業とする。
ピックアップエリア340では、荷主毎の出荷予定の製品を保管エリアから取り出し、集積する。ピックアップエリアから保管エリアに移動し、保管エリアで必要な製品を選んで取り出し、ピックアップエリアに移送するまでをピックアップ作業とする。
梱包エリア350では、荷主毎に集積された製品をまとめて出荷できるように箱やコンテナに収納して梱包する。梱包された箱やコンテナには内容物の情報を含む出荷ラベルが貼り付けられ、出荷ラベルには内容物の情報を含む2次元コードなどのIDコードが含まれる。
出荷エリア360では、梱包された製品を出荷用のトラックに積み込み、荷主であるa社、b社に向け出荷される。
また、保管エリアでは定期的に棚卸作業が行われ、在庫状況の確認が行われる。
以上の物流倉庫300はあくまでも説明のための想定であって、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システム1は様々な物流倉庫の実際の形態に合わせて適用可能であることは言うまでもない。
図4は、本発明の実施形態による物流倉庫の標準作業パターンを示す図である。
図4は、物流倉庫300内の各エリアと各エリアで行われる作業に対応して標準作業パターンを示す。
入庫エリア310では入庫作業が行われる。入庫作業では作業者端末20を使って、納入された製品毎の製品名や数量などの入力が順次行われる。図3の例では製品A1の入力、製品A2の入力、製品B1の入力、製品B2の入力が順次行われる。そこで入庫エリアの入庫作業では製品入力の繰り返しが標準作業パターンとして設定される。尚、入庫作業に限らず製品入力において、必要な情報がIDタグにすべて含まれる場合は、IDタグの読み取りまたは識別により製品入力が行われる。
仕分けエリア320と保管エリア330とを通じて行われる仕分け作業では、仕分けした製品の入力を行い、仕分けした製品を保管エリアに搬送し、元の作業場所に戻るという作業パターンが繰り返される。仕分け作業では製品入力、製品とともに移動、空で移動という作業パターンが標準作業パターンとして設定される。
保管エリア330では棚卸作業が行われる。棚卸作業では保管棚に収納された製品の情報を順次入力していくので、製品入力の繰り返しが標準作業パターンとして設定される。
ピックアップエリア340と保管エリア330とを通じて行われるピックアップ作業では、ピックアップエリア340から保管エリア330に移動して製品を取り出して製品の情報を入力してから、取り出した製品をピックアップエリア340に持ち帰る作業パターンが繰り返されるので、空で移動、製品入力、製品とともに移動という作業パターンが標準作業パターンとして設定される。
梱包エリア350では梱包作業が行われ、ピックアップ作業で集積された製品を出荷用に箱詰めした後、出荷ラベルを貼り付ける。箱詰めする製品の情報を入力し、梱包後出荷ラベルに含まれるIDコードを読み取ることで、箱詰めする製品と梱包箱のIDコードとの関連付けがなされる。梱包作業では同梱する製品の入力に続けて梱包の入力を行う作業パターンが標準作業パターンとして設定される。
出荷エリア360では出荷作業が行われ、出荷用に梱包された製品をトラックに積み込む際に、梱包箱のIDコードを読み取り、出荷用トラックに積み込みを行う。出荷作業では梱包入力の繰り返しが標準作業パターンとして設定される。
図5は、本発明の実施形態による物流倉庫における作業者の作業内容を例示的に示す図である。
図5を参照すると、作業者毎に作業者が行った作業の来歴を時系列で示す。
作業者Aは入庫エリアで製品の入力を継続して行った後ピックアップエリアに移動し、空で保管エリアに移動し、製品入力後その製品をピックアップエリアに持ち帰る作業を行ったことを示す。即ち作業者Aの作業の来歴である作業パターンは、入庫作業を行った後、ピックアップ作業を行った場合の例である。
この作業パターンを図4の標準作業パターンと対比させると、作業者Aの入庫エリアでの繰り返しの製品入力は、入庫作業の標準作業パターンと合致しており、ピックアップエリア及び保管エリアでの作業パターンはピックアップ作業の標準作業パターンと合致している。そこでこれらの作業は情報管理サーバ10でそれぞれ入庫作業、ピックアップ作業と識別されるため、作業者Aはこれらの作業に対しては特に作業内容の登録を行う必要はない。
作業者Bは梱包エリアで製品入力、梱包入力を行った後入庫エリアに移動し、製品入力を継続的に行っている。作業者Bの作業パターンは、梱包作業後入庫作業を行った場合の例である。作業者Bの梱包作業、入庫作業もそれぞれ標準作業パターンに合致しているので特に作業内容の登録を行う必要はない。
作業者Cはピックアップエリアから保管エリアに移動し、製品入力を行って製品と共にピックアップエリアに戻った後、梱包エリアに移動し、再びピックアップエリアに戻って初めの作業を繰り返している。これは例えばピックアップ担当の作業者Cが、ピックアップした製品に不具合があって梱包エリアの作業者から呼び出され、確認の後、担当部署に戻ってピックアップ作業を続けた場合の例である。
この場合ピックアップエリアから梱包エリアへの往復の移動は、標準作業パターンには該当せず、作業が確定できないため、情報管理サーバ10は作業者の作業者端末20にこのときの処理内容の入力要請を送信する。
作業者Dは出荷エリアで梱包入力を継続的に行った後、倉庫外に移動し、しばらく時間がたってから出荷エリアに戻って再び梱包入力を継続的に行っている。これは出荷作業担当の作業者Dが一時的に打ち合わせに呼び出され離席した後、戻って出荷作業を続けた例である。この場合も離席して倉庫から出ている間は該当する標準作業パターンがないため、情報管理サーバ10は作業者の作業者端末20にこのときの処理内容の入力要請を送信する。
標準作業パターンに標準的な作業時間が設定されている場合、情報管理サーバ10は標準作業パターンに合致する作業であっても標準的な作業時間内に処理が行われなければ作業者端末20又は搬送車端末30に処理内容の入力要請を送信する。
図6は、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムで取り扱う各種情報テーブルを示す図である。
図6には、情報管理サーバ10が受信した情報を基に作成するID情報管理テーブル610、位置情報管理テーブル620、画像データ管理テーブル630及びこれらの管理テーブルから求められる作業者a、作業者bのそれぞれの作業分析テーブル640及び650を示す。
ID情報管理テーブル610は、作業者端末20または搬送車端末30から受信したID情報を受信した時刻、受信した端末の種類と関連付けして保存されたテーブルである。
ID情報管理テーブル610を参照すると、時刻9:30に作業者端末(1)が製品処理を行った際にID情報A0001を読み込み、それに続けて時刻9:40に作業者端末(2)がこのID情報A0001の製品を処理したことを示す。
位置情報管理テーブル620は、位置センサ40が所定時間毎に検出した各端末の位置情報と検出した時刻、検出した端末の種類と関連付けして保存したテーブルであり、位置情報管理テーブル620にはさらに、端末を検出した位置から判別されたエリアも併せて関連付けて保存されている。検出した端末の位置は倉庫内の平面座標(X,Y)で表し、その座標がどこのエリアに含まれるかでエリアを判別する。
例えば、時刻9:30に、作業者端末(1)は入庫エリア、作業者端末(2)は仕分けエリア、搬送車端末(1)はピックアップエリアで検出されている。
画像データ管理テーブル630は、カメラ50で撮影された物流倉庫内の画像データから画像認証により特定された作業者と、その作業者が特定されたエリア又は位置と、画像を撮影した時刻とを関連付けして保存されたテーブルである。画像データ管理テーブル630は、さらに作業者を特定した画像も関連付けて保存してもよい。
画像データ管理テーブル630を参照すると、時刻9:30に作業者aは入庫エリア、作業者bは仕分けエリア、作業者cはピックアップエリアで特定されている。
ID情報管理テーブル610、位置情報管理テーブル620、及び画像データ管理テーブル630を対応させて同時刻のデータを対比することで作業者毎の作業分析テーブルが作成される。例えば時刻9:30のデータに着目すると、ID情報A0001を読み込んだ作業者端末(1)は入庫エリアに位置し、このとき入庫エリアにいる作業者は作業者aである。即ち作業者aは、時刻9:30に入庫エリアで作業者端末(1)を使ってID情報A0001を読み込んだということが判断される。
同様に作業者bは9:30に作業者端末(2)とともに仕分けエリアにおり、9:40に仕分けエリアでID情報A0001を読み込んだということが判断される。
作業分析テーブルは図示しないが、作業者cも9:30には搬送車を操作していることが判断される。
このように作業者も端末も時刻毎の位置が自動的に判断できるため、作業者の移動も把握が容易であり、端末とともに移動しているのか端末を離れて移動しているのかも容易に判断される。
実施形態では作業分析テーブル(640、650)には作業区分欄を含む。ID情報管理テーブル610、位置情報管理テーブル620、画像データ管理テーブル630から得られる情報に加え、図3、4で説明した標準作業パターンによる作業の識別を組み合わせることで、作業区分、即ちどんな作業に従事しているかが判別される。これにより、作業者がいつどこでどの作業に従事しているかが情報管理サーバ10によって把握される。作業者の作業が標準作業パターンに準じている時間帯は、自動的に作業区分が特定され、作業把握が行われるので、作業者は作業分析のための入力は不要であり、標準作業パターンに該当しない状況の発生した場合のみ、処理内容の入力が求められるため、作業者の負担を極力低減することができる。
図7は、本発明の実施形態による物流倉庫内作業把握システムの作業記録・分析の方法を説明するためのフローチャートである。
図7を参照すると、段階S710にて情報管理サーバ10は、作業者端末20又は搬送車端末30からID情報を受信し、ID情報を受信した時刻、受信した端末の種類と関連付けしてID情報管理テーブルを更新する。
情報管理サーバ10は段階S715で位置センサ40から端末の位置情報を受信し、各端末の位置情報と各端末を検出した時刻、検出した端末の種類と関連付けして位置情報管理テーブルを更新する。
次いで段階S720で情報管理サーバ10は、カメラ50から物流倉庫内の画像データを受信して、画像認証により特定された作業者と、その作業者が特定されたエリア又は位置と、画像を撮影した時刻とを関連付けして画像データ管理テーブルを更新する。
図7ではID情報の受信、位置情報の受信、画像データの受信の順に示したが、これらは独立した機器である端末(20、30)、位置センサ40、カメラ50からそれぞれ受信するためこの順番である必要はない。またID情報の受信は作業者により製品の処理が行われ、IDタグが読み込まれた場合にのみ発生するのに対し、位置情報の受信、画像データの受信は所定の時間間隔で行われるため、作業者が単に移動している場合などではID情報の受信は行われず、位置情報の受信、画像データの受信のみが継続的に行われることもある。
情報管理サーバ10は、段階S730で、更新された位置情報管理テーブル、更新された画像データ管理テーブル、及びID情報を受信した場合の更新されたID情報管理テーブルに基づき作業者別に作業分析テーブルを更新する。
次いで情報管理サーバ10は、更新された作業分析テーブルから、図5で示したような作業パターンを抽出する(段階S730)。
抽出された作業パターンとその作業が行われたエリアからでも、そのエリアの基本的な作業を割り当てて作業を特定することができるが、実施形態ではより詳細な作業分析を行うため、情報管理サーバ10が保存する標準作業パターンと比較して、抽出された作業パターンが標準作業パターンと合致するか(段階S735)、標準作業パターンと合致する場合、標準的な作業時間内に行われたか(段階S740)を判断し共に適合する場合、情報管理サーバ10は段階S745にてその作業者の作業パターンの作業区分を特定する。段階S735で標準作業パターンと合致しない場合、または段階S735で標準作業パターンと合致するものの段階S740が標準的な作業時間内に行われなかった場合、情報管理サーバ10は段階S750にて、その作業者の扱う作業者端末20又は搬送車端末30に作業内容が特定できない作業の処理内容入力要請を送信する。
段階S755にて作業者端末20又は搬送車端末30から作業者が入力した処理内容を受信すると、情報管理サーバ10は段階S760で作業分析テーブルを更新する。
こうして確定された作業者毎の作業分析テーブルが保存され、作業内容集計データや荷主毎作業時間集計データの作成に活用される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更することが可能である。
1 物流倉庫内作業把握システム
5 ネットワーク
10 情報管理サーバ
11、21、31、41、51 制御部
12、22、32、42、52 入出力部
13、23、33 記憶部
14、24、34 表示部
15 位置情報管理部
16 ID情報管理部
17 画像データ管理部
18 作業分析部
20 作業者端末
30 搬送車端末
40 位置センサ
50 カメラ
210 パレット
220 IDタグ
300 物流倉庫
上記目的を達成するためになされた本発明による物流倉庫内作業把握システムは、作業エリアによりエリア分けされた物流倉庫内での作業を把握する物流倉庫内作業把握システムであって、作業者端末と、搬送車端末と、作業者端末及び搬送車端末の位置を検出する位置センサと、物流倉庫内を撮影するカメラと、情報管理サーバとを有し、前記作業者端末と前記搬送車端末とは、それぞれが製品毎または製品を所定の数量収納したパレット毎に備えられたIDタグを認識又は読み取るID識別手段と通信手段とを備え、前記情報管理サーバは、前記位置センサから一定時間またはイベント発生時毎の作業者端末及び搬送車端末の位置情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理する位置情報管理部と、前記作業者端末または前記搬送車端末から前記ID識別手段が識別したIDタグのID情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理するID情報管理部と、前記カメラから物流倉庫内を撮影した画像データを受信して撮影時刻と共に保存して管理する画像データ管理部と、前記位置情報、前記ID情報、及び前記画像データに基づき細分化された作業の把握を行う作業分析部と、を備え、前記作業分析部は予め設定された標準作業パターンを備え、前記標準作業パターンは前記ID識別手段がIDタグを識別するタイミング、前記作業者端末または前記搬送車端末の移動の有無、及び前記作業者端末または前記搬送車端末が位置するエリアとの組み合わせに基づき複数が設定され、前記作業分析部は、前記位置情報及び前記ID情報がどの標準作業パターンに該当するかを判断して細分化された作業の把握を行い、前記情報管理サーバは、前記複数の標準作業パターン毎に標準的な作業時間を設定し、前記複数の標準作業パターンに当てはまらない作業が発生したと判断した場合または標準的な作業時間を超える作業が発生した場合、当該作業者端末または搬送車端末に処理内容を入力するよう入力要請を送信し、前記標準作業パターンに当てはまらない作業または標準的な作業時間を超える作業を撮影した画像データを前記入力要請と関連付けて保存することを特徴とする。

Claims (6)

  1. 作業エリアによりエリア分けされた物流倉庫内での作業を把握する物流倉庫内作業把握システムであって、
    作業者端末と、搬送車端末と、作業者端末及び搬送車端末の位置を検出する位置センサと、物流倉庫内を撮影するカメラと、情報管理サーバとを有し、
    前記作業者端末と前記搬送車端末とは、それぞれが製品毎または製品を所定の数量収納したパレット毎に備えられたIDタグを認識又は読み取るID識別手段と通信手段とを備え、
    前記情報管理サーバは、前記位置センサから一定時間またはイベント発生時毎の作業者端末及び搬送車端末の位置情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理する位置情報管理部と、前記作業者端末または前記搬送車端末から前記ID識別手段が識別したIDタグのID情報を受信して受信した時刻と共に保存して管理するID情報管理部と、前記カメラから物流倉庫内を撮影した画像データを受信して撮影時刻と共に保存して管理する画像データ管理部と、前記位置情報、前記ID情報、及び前記画像データに基づき細分化された作業の把握を行う作業分析部と、を備えることを特徴とする物流倉庫内作業把握システム。
  2. 前記作業分析部は予め設定された標準作業パターンを備え、
    前記標準作業パターンは前記ID識別手段がIDタグを識別するタイミング、前記作業者端末または前記搬送車端末の移動の有無、及び前記作業者端末または前記搬送車端末が位置するエリアとの組み合わせに基づき複数が設定され、前記作業分析部は、前記位置情報及び前記ID情報がどの標準作業パターンに該当するかを判断して細分化された作業の把握を行うことを特徴とする請求項1に記載の物流倉庫内作業把握システム。
  3. 前記情報管理サーバは、作業者を特定する画像認識手段を備え、前記画像データから前記作業者端末または前記搬送車端末の操作を行う作業者を特定し、特定された作業者を標準作業パターンに基づいて判断された細分化された作業の作業者として関連付けして保存することを特徴とする請求項2に記載の物流倉庫内作業把握システム。
  4. 前記情報管理サーバは、前記複数の標準作業パターン毎に標準的な作業時間を設定し、前記複数の標準作業パターンに当てはまらない作業が発生したと判断した場合または標準的な作業時間を超える作業が発生した場合、当該作業者端末または搬送車端末に処理内容を入力するよう入力要請を送信し、前記標準作業パターンに当てはまらない作業または標準的な作業時間を超える作業を撮影した画像データを前記入力要請と関連付けて保存することを特徴とする請求項2又は3に記載の物流倉庫内作業把握システム。
  5. 前記情報管理サーバは、前記位置情報と前記画像データに基づき、作業者が該作業者の管理する作業者端末または搬送車端末から離れて行動する時刻を検出して検出した時刻の画像データを含む画像データを検索可能に保存し、所定時間以上経過した場合に前記作業者の管理する作業者端末または搬送車端末に処理内容を入力するよう入力要請を送信することを特徴とする請求項4に記載の物流倉庫内作業把握システム。
  6. 前記情報管理サーバは、前記標準作業パターンに基づいて判断された作業と、入力要請に対応して入力された作業とを集計し、作業内容集計データ及び荷主毎作業時間集計データを生成することを特徴とする請求項5に記載の物流倉庫内作業把握システム。

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