JP2019100873A - 解析装置、解析システム及び解析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造体に荷重を与える物体の質量が不明の場合、構造体の健全性等を正確に解析することができないこと。【解決手段】解析装置は、質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得するデータ取得部と、同期測定された変位データ及び加速度データに基づいて、構造体の健全性を解析する解析部とを備える。解析方法は、質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得する段階と、同期測定により得られた変位データ及び加速度データに基づいて、構造体の健全性を解析する段階とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、解析装置、解析システム及び解析方法に関する。
橋梁の振動試験の結果を利用して橋梁構造モデルを修正して判定基準を仮定し、橋梁構造の安全性と橋脚の振動周波数との関係を構築して橋梁の経過位置を推定する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。また、対象物の振動の周波数を時系列化した振動データと、雨量センサ及び気温センサからの時系列データとの相関を検査する分析装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特許文献1 特開2010−229807号公報
特許文献2 国際公開第2015/071925号公報
例えば橋梁の沈み込み変位量は橋梁上の車両の質量に依存する。そのため、橋梁の健全性等を正確に解析するためには、橋梁を通行止めにして、質量が既知の試験車両を用いて測定する必要があった。このように、構造体に荷重を与える物体の質量が不明の場合、構造体の健全性等を正確に解析することができないという課題があった。
第1の態様において、解析装置が提供される。解析装置は、質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得するデータ取得部を備えてよい。解析装置は、同期測定された変位データ及び加速度データに基づいて、構造体の健全性を解析する解析部を備えてよい。
振動源は、構造体上を移動する移動体であってよい。変位データは、構造体上を移動する移動体の存在により構造体に加わる荷重によって生じた構造体の変位を示してよい。加速度データは、荷重によって構造体に生じた振動の加速度を示してよい。
解析装置は、変位データ及び加速度データに基づいて、構造体の変位の複数の範囲毎に構造体の加速度の卓越周波数を特定する周波数特定部を備えてよい。解析装置は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、構造体の健全性を解析する解析部を備えてよい。
解析装置は、複数の変位の範囲のそれぞれについて、複数の加速度データのそれぞれを周波数解析することにより、加速度の複数の周波数スペクトルを算出する周波数解析部をさらに備えてよい。周波数特定部は、複数の変位の範囲のそれぞれについて複数の周波数スペクトルを平均化することにより得られた周波数スペクトルに基づいて、複数の変位の範囲毎に卓越周波数を特定してよい。
解析部は、卓越周波数から算出される評価値変位との比に基づいて、構造体の健全性を解析してよい。
解析部は、構造体の固有振動の卓越周期をτ0、構造体以外の物体が存在する場合に生じた振動の卓越周期をτとして、(τ−τ0)/τ0と構造体の変位とを関係づける関係式、複数の変位の範囲、及び複数の卓越周波数に基づいて、構造体の健全性を解析してよい。
関係式が、(τ−τ0)/τ0の一次の項を含んでよい。
解析部は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、構造体の健全性を評価してよい。
解析部は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、構造体の静的バネ定数を算出してよい。
加速度データは、構造体の複数の場所に設けられた複数の加速度センサにより得られてよい。解析部は、加速度データに基づいて構造体の振動モードを特定し、振動モードから定まる構造体の換算質量に基づいて、構造体の静的バネ定数を算出してよい。
構造体は、橋梁の上部構造であってよい。
第2の態様において、解析システムが提供される。解析システムは、上記解析装置を備えてよい。解析システムは、上記構造体の変位を測定して変位データを生成する変位センサを備えてよい。解析システムは、上記構造体の加速度を測定して加速度データを生成する加速度センサを備えてよい。
第2の態様において、解析方法が提供される。解析方法は、質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得する段階を備えてよい。解析方法は、同期測定により得られた変位データ及び加速度データに基づいて、構造体の健全性を解析する段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態における解析システム10の全体構成を示す。 主桁34の変位及び加速度の時系列データの一例を模式的に示す。 車両140が上部構造30上を通過している状況を模式的に示す。 加速度信号の周波数スペクトルを模式的に示す。 解析装置100のブロック構成の一例を示す。 加速度信号を変位毎に抽出する処理を説明するための図である。 δZに対してδτ/τ0をプロットしたグラフを模式的に示す。 解析装置100において実行される動作に関するフローチャートを示す。 第2実施形態における解析システム1000の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態における解析システム10の全体構成を示す。解析システム10は、橋梁80に関する物理量を測定して、測定した物理量に基づいて、橋梁80を解析する。例えば、解析システム10は、橋梁80の健全性や安全性を診断する。例えば、解析システム10は、力学的指標値の変化に判定基準を仮定して、橋梁80の健全性を診断する。具体的には、解析システム10は、橋梁80の静的バネ定数を算出する。特に、解析システム10は、橋梁80の交通を遮断することなく、交通流の存在下における橋梁80の振動及び変位を測定して解析することにより、橋梁80の静的バネ定数を算出する。静的バネ定数は、静的載荷試験により得られる情報の一例である。
橋梁80は、上部構造30と、下部構造40と、支承50とを備える。上部構造30は、床板32と主桁34とを備える。支承50は、上部構造30と下部構造40との間に設けられる。支承50は、上部構造と下部構造の接点となる。本実施形態において、下部構造40は橋台である。
本実施形態の説明において、座標系を用いて向き等を説明する場合がある。座標系のz軸は、鉛直上向きに定める。座標系のx軸は、一方の支承50と他方の支承50とが並ぶ方向に定める。
解析システム10は、解析装置100と、加速度センサ110と、変位センサ120と、発光装置130と、サーバ170とを備える。本実施形態において、解析の対象となる構造体は、上部構造30である。加速度センサ110及び変位センサ120は、上部構造30に設けられる。
加速度センサ110及び変位センサ120は、主桁34に設けられる。加速度センサ110及び変位センサ120は、x軸方向において、上部構造30の両端近傍に存在する2つの支承50の中点近傍に設けられる。2つの支承50の中点近傍とは、2つの支承50の中点であってよいし、予め定められた誤差の範囲内で、2つの支承50の中点からずれて設けられてもよい。
加速度センサ110は、主桁34にかかるz軸方向の加速度を測定する。加速度センサ110は、例えば、MEMS型加速度センサである。加速度センサ110は、静電容量式の加速度センサである。加速度センサ110は、3軸加速度センサであってよい。加速度センサ110において生成されたアナログの加速度信号は、サンプリングによりデジタルの加速度データに変換されて、無線通信又は有線通信により解析装置100に送信される。
変位センサ120は、発光装置130からの光を検出することにより主桁34のz軸方向の変位を検出する。発光装置130は、主桁34と一体に振動しない場所に設けられる。例えば、発光装置130は、橋梁80が設置された地面に固定された構造物に設けられてよい。発光装置130は、下部構造40に設けられてよい。変位センサ120は、発光装置130から出射した光の受光位置と、予め定められた基準位置とに基づいて、主桁34のz軸方向の変位を測定する。変位センサ120において生成されたアナログの変位信号は、サンプリングによりデジタルの変位データに変換されて、無線通信又は有線通信により解析装置100に送信される。
アナログの加速度信号及び変位信号に対するサンプリング時刻は、実質的に同一であることが好ましい。サンプリング時刻を実質的に同一にするべく、解析装置100は、加速度センサ110及び変位センサ120に基準時刻を送信してよい。加速度センサ110及び変位センサ120は、それぞれAD変換器を有しており、解析装置100から受信した基準時刻における予め定められた時刻でそれぞれAD変換することにより、加速度センサ110及び変位センサ120のサンプリング時刻を実質的に同一にすることができる。他の方法として、アナログの加速度信号及び変位信号を、単一のクロックで動作するマルチチャネルAD変換器でサンプリングすることによって、サンプリング時刻を実質的に同一にしてもよい。
解析装置100は、車両140が橋梁80を通過する場合に測定された主桁34の変位と、主桁34の加速度の周波数成分とを解析することにより、上部構造30の静的バネ定数を算出する。解析装置100は、算出した静的バネ定数が予め定められた下限値を下回る場合、サーバ170に警告情報を送信する。解析装置100は、算出した静的バネ定数が予め定められた上限値を上回る場合、サーバ170に警告情報を送信してよい。
なお、本実施形態において、車両140は通常の交通流を形成する一般車両であり、車両140の質量は未知である。次に、質量が未知の車両140の荷重により生じた振動から静的バネ定数を算出する手法を説明する。
図2は、主桁34の変位及び加速度の時系列データの一例を模式的に示す。図2において、横軸は時間である。車両が上部構造30上を通過することにより、主桁34がz軸マイナス方向に変位して沈み込むとともに、上部構造30に微小な振動が生じていることが分かる。
図3は、車両140が上部構造30上を通過している状況を模式的に示す。車両140の存在により上部構造30の沈み込みの変位の大きさδZとする。車両140の重さは、上部構造30がδZ変位することによって生じる鉛直上向きの力と釣り合う。また、図2に示すように、車両140が上部構造30上を通過することにより、上部構造30に微小振動が生じる。この微小振動の主成分は、上部構造30及び車両140の全体の系の固有振動であるとする。
まず、上部構造30単体の固有振動について、m次モードのバネ定数をK、m次モードでの振動角速度をω、m次モードにおける上部構造30の質量の換算係数をp、上部構造30の質量をMとすると、ω =K/(pM)が成立する。ここで、1/ω=τとすると、τ =pM/Kの関係が成立する。
次に、車両140が存在する場合、上部構造30及び車両140の系の固有振動数は、系の重量が増加することにより、低下する。ここで、系の重量がpM+δmに増加し、系全体の共振角速度の逆数がτ+δτへ増加したとすると、(τ+δτ)=pM/K+δm/Kの関係が成立する。δτを微少量として無視すると、τ +2τδτ=pM/K+δm/Kとなる。τ =pM/Kを用いてKmを消去すると、δτ/τ=δm/(2pM)が得られる。
ここで、上部構造30がδZ変位することで生じる力が車両140の重さと釣り合うため、重力加速度をG、上部構造30の静的バネ定数をKとすると、フックの法則から、Gδm=KδZが成立する。よって、フックの法則とδτ/τ=δm/(2pM)とから、次の関係式1が得られる。
δτ/τ=KδZ/(2pMG) (関係式1)
関係式1は、横軸にδZ、縦軸にδτ/τをとると、K/(2pMG)の傾きを持つ直線で表すことができる。そのため、測定データから得られた変位δZ及びδτ/τのデータをδZ−δτ/τ空間にプロットして、得られたプロットから導かれる直線の傾きから、K/(2pMG)の値を得ることができる。Mとしては、上部構造30の設計質量を適用できる。また、上部構造30の1次の固有振動を対象とすれば、pは0.5となる。したがって、上述した変位δZ及びδτ/τのプロットから導かれる直線の傾きから、静的バネ定数Kを算出することができる。これにより、δτ/τとδZの比に基づいて算出される静的バネ定数Kを用いて、上部構造30の健全性を解析することができる。
なお、τは、橋梁80上の通行車両が無い場合の微動をフーリエ解析することにより、算出することができる。例えば、橋梁80の変位δZが0を含む予め定められた範囲内にあるときの加速度信号をフーリエ解析することにより、τを予め算出することができる。
図4は、加速度信号の周波数スペクトルを模式的に示す。グラフ400は、車両140が存在しない場合における加速度信号の周波数スペクトルを平均化したものである。グラフ410は、0.7mmの変位が生じたタイミングを含む予め定められた時間内に得られた加速度信号の周波数スペクトルを平均化したものである。
グラフ400は、上部構造30の単体が振動している場合の加速度の周波数成分を示す。すなわち、グラフ400は、τに対応する加速度の周波数スペクトルを示す。一方、グラフ410は、上部構造30及び車両140の系全体が振動している場合の加速度の周波数スペクトルを示す。すなわち、グラフ410は、τ+δτに対応する加速度の周波数スペクトルを示す。
グラフ410から、7.34Hzの周波数成分が卓越していることが分かる。一方、グラフ400において対応する振動の周波数は7.6Hzであると考えられる。そのため、車両140が存在することで、上部構造30と車両140の系全体の振動の周期がτ+δτへ増加したことが見て取れる。グラフ400において、周波数は7.6Hz未満における周波数成分が実質的に小さいことから、上部構造30の1次モードの振動周波数が7.6Hzであると考えられる。よって、関係式1において、1次モードの換算係数pmとして0.5を適用して、静的バネ定数Ksを算出することができる。
図5は、解析装置100のブロック構成の一例を示す。解析装置100は、制御部250と、メモリ270と、通信部280と、通信部290とを備える。通信部280は、加速度センサ110及び変位センサ120と通信して、加速度センサ110及び変位センサ120により取得された加速度データ及び変位データを示す信号を受信する。通信部280により受信した信号は、加速度データ及び変位データとして制御部250に提供される。
制御部250は、解析装置100の全体を制御する。制御部250はプロセッサにより実現されてよい。制御部250は、データ取得部200と、周波数解析部210と、周波数特定部220と、解析部240とを備える。
データ取得部200は、車両140の存在下で同期測定された上部構造30の変位データ及び加速度データを取得する。具体的には、データ取得部200は、通信部280を介して、加速度センサ110により測定された加速度データと、変位センサ120により測定された変位データとを取得する。
変位データは、上部構造30上を移動する車両140の存在により上部構造30に加わる荷重によって生じた上部構造30の変位を示す。加速度データは、当該荷重によって上部構造30に生じた振動の加速度を示す。車両140は、移動体の一例である。車両140は、質量が未知の振動源の一例である。
周波数特定部220は、変位データ及び加速度データに基づいて、上部構造30の変位の複数の範囲毎に加速度の卓越周波数を特定する。具体的には、周波数解析部210は、複数の変位の範囲のそれぞれについて、加速度の複数の測定データのそれぞれを周波数解析することにより、加速度の複数の周波数スペクトルを算出する。周波数特定部220は、複数の変位の範囲のそれぞれについて、複数の周波数スペクトルを平均化することにより得られた周波数スペクトルに基づいて、複数の変位の範囲毎に卓越周波数を特定する。
解析部240は、同期測定された変位データ及び加速度データに基づいて、上部構造30の健全性を解析する。具体的には、解析部240は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、上部構造30の健全性を解析する。例えば、解析部240は、卓越周波数から算出される評価値と変位との比に基づいて、上部構造30の健全性を解析する。具体的には、解析部240は、上部構造30の固有振動の卓越周期をτ、上部構造30以外の物体が存在する場合に生じた振動の卓越周期をτとすると、(τ−τ)/τと上部構造30の変位とを関係づける関係式、複数の変位の範囲、及び複数の卓越周波数に基づいて、上部構造30の健全性を解析する。関係式は、(τ−τ)/τの一次の項を含んでよい。(τ−τ)/τは、評価値の一例である。
上述した関係式1は、δτ/τの一次の項を含む。すなわち、関係式1は、(τ−τ)/τの一次の項を含む。解析部240は、変位データに基づくδZと、関係式1とに基づいて、上部構造30の静的バネ定数Kを算出する。すなわち、解析部240は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、上部構造30の静的バネ定数を算出する。静的バネ係数は、上部構造30の力学性能の評価値の一例である。すなわち、解析部240は、複数の変位の範囲と複数の卓越周波数との関係に基づいて、上部構造30の力学性能を評価する。
なお、関係式1を算出するにあたり、δτを微少量として無視したが、δτを無視しなければ、次の関係式2が成立する。
2δτ/τ+δτ/τ =KsδZ/(pMG) (関係式2)
関係式2も、(τ−τ)/τの一次の項を含む関係式の他の一例である。解析部240は、変位データに基づくδZと、関係式2とに基づいて、上部構造30の静的バネ定数Kを算出してもよい。
通信部290は、サーバ170と通信する。通信部290は、制御部250による橋梁80の解析結果をサーバ170に送信する。通信部290は、解析部240が算出した静的バネ係数をサーバ170に送信してよい。また、通信部290は、静的バネ定数が予め定められた下限値を下回った場合、又は、静的バネ定数が予め定められた上限値を上回った場合、警告情報をサーバ170に送信してよい。静的バネ定数が予め定められた下限値を下回った場合、上部構造30の劣化等により、弾性性能が低下した可能性がある。一方、静的バネ定数が予め定められた上限値を上回った場合、橋梁80において可動するべき部位が故障した可能性がある。また、静的バネ定数が予め定められた上限値を上回った場合、上部構造30から重量物が脱落することにより上部構造30の固有振動数が上昇して、見かけ上、静的バネ定数が高く算出された可能性がある。
メモリ270は不揮発性メモリである。制御部250は、メモリ270内に記憶された情報を用いて、解析装置100の各部を制御する。メモリ270は、制御部250が実行するプログラムを格納する。制御部250は、メモリ270からロードされたプログラムを実行し、プログラムに従って動作することにより、解析装置100の各部を制御する。プログラムは、制御部250によって実行された場合に、制御部250を、データ取得部200、周波数解析部210、周波数特定部220、及び解析部240として機能させる。解析装置100は、コンピュータにより実装されてよい。
図6は、加速度信号を変位毎に抽出する処理を説明するための図である。一例として、周波数解析部210は、変位が0.0mm以上0.5mm未満、0.5mm以上1.0mm未満、1.0mm以上1.5mm未満、1.5mm以上2.0mm未満のそれぞれの範囲内にある期間における加速度信号を切り出すことにより、変位の範囲毎に加速度信号を抽出する。
例えば、周波数解析部210は、δZが0.0mm以上0.5mm未満の範囲内にある期間における加速度信号として、加速度信号S1、S5、S6、S8、S9、S13、S14、S20、S21、及びS27を抽出する。また、周波数解析部210は、変位が0.5m以上1.0mm未満の範囲内にある期間における加速度信号として、加速度信号S2、S4、S7、S10、S12、S15、S19、S22、及びS26を抽出する。また、周波数解析部210は、変位が1.0mm以上1.5mm未満の範囲内にある期間における加速度信号として、加速度信号S3、S11、S16、S18、S23、及びS25を抽出する。周波数解析部210は、変位が1.5mm以上2.0mm未満の範囲内にある期間における加速度信号として、加速度信号S17及びS24を抽出する。
なお、周波数解析部210は、変位が予め定められた範囲内にある期間の中から、予め定められた一部の期間の加速度信号を抽出してよい。後述するように、抽出した加速度信号に対して周波数解析が行われる。そのため、抽出した加速度信号に含まれるサンプリング点数が、周波数解析を行うために必要な数を超えることを条件として、一部の期間の加速度信号を抽出してよい。
続いて、周波数解析部210は、S1〜S27のそれぞれについて、フーリエ解析を行って、周波数スペクトルをそれぞれ取得する。周波数特定部220は、加速度信号S1、S5、S6、S8、S9、S13、S14、S20、S21、及びS27から得られた10個の周波数スペクトルを平均化することにより、変位0.0mm以上0.5mm未満の範囲における加速度の周波数スペクトルを取得する。同様に、周波数特定部220は、加速度信号S2、S4、S7、S10、S12、S15、S19、S22、及びS26から得られた9個の周波数スペクトルを平均化することにより、変位が0.5mm以上1.0mm未満の範囲における加速度の周波数スペクトルを取得する。同様にして、周波数特定部220は、変位が1.0mm以上1.5mm未満の範囲における加速度の周波数スペクトルと、変位が1.5mm以上2.0mm未満の範囲における加速度の周波数スペクトルとを取得する。なお、周波数解析部210は、S1〜S27のそれぞれをフーリエ解析することに代えて、変位の範囲のそれぞれについて、加速度信号を時間的に繋げることによって1つの加速度信号を生成し、当該加速度信号をフーリエ解析してもよい。
周波数特定部220は、得られた周波数スペクトルから、変位範囲毎に卓越周波数を特定する。例えば、周波数特定部220は、上部構造30単体の1次の固有振動周波数を含む予め定められた周波数範囲内において、周波数成分が最も大きい周波数を、卓越周波数として特定する。上部構造30単体の固有振動周波数は、橋梁80の設計データ又は実測された値を使用してよい。解析部240は、変位の範囲毎に特定された卓越周波数を周期τと周波数fとのτ=1/2πfとの関係に基づいて周期に変換し、関係式1に従って静的バネ定数を算出する。
図7は、δZに対してδτ/τをプロットしたグラフを模式的に示す。図7のグラフにおいて、0.0mm以上0.5mm未満の範囲、0.5mm以上1.0mm未満の範囲、1.0mm以上1.5mm未満の範囲、1.5mm以上2.0mm未満の範囲を、それぞれ0.5mm、1.0mm、1.5mm、2.0mmとして横軸にとり、縦軸にδτ/τをプロットしたものである。なお、τは、上述したように、車両が通行していないときに得られた加速度データから実測されてよい。δτは、卓越周波数に対応するτと、τとからδτ=τ−τとして算出される。
解析部240は、プロットされた直線の傾きを算出して、静的バネ定数を算出する。具体的には、解析部240は、変位の範囲毎に特定された卓越周波数のデータを用いて、δZとδτ/τとの組み合わせのデータからフィッティングにより関係式1の直線の傾きを算出し、算出した傾きから静的バネ定数を算出する。解析部240は、算出した静的バネ定数が予め定められた下限値未満になった場合に、橋梁80の力学性能が劣化したと判断して、警告情報をサーバ170に送信してよい。
橋梁80の力学性能を診断する他の方法として、解析部240は、δZとδτ/τとの関係が予め定められた許容範囲を満たすか否かを判断してよい。例えば、図7において、領域750は、δZとδτ/τとの関係の許容範囲を示す。解析部240は、δZ及びδτ/τのデータが示す点が、領域750の範囲外にある場合に、橋梁80の力学性能が劣化したと判断して、警告情報をサーバ170に送信してよい。
上述したように、δτを微少量として無視することができない場合は、関係式2が成立する。関係式2においても、2δτ/τ+δτ/τ はδZに対して線型である。そのため、2δτ/τ+δτ/τ とδZとの組み合わせのデータからフィッティングによって関係式2の傾きを算出することで、上部構造30の静的バネ定数を算出することができる。
図8は、解析装置100において実行される動作に関するフローチャートを示す。図8のフローチャートの処理は、主として制御部250の制御に従って解析装置100の各部が動作することにより、実行される。制御部250は、予め定められた時間間隔で、本フローチャートに示す処理を繰り返してよい。制御部250は、サーバ170から力学性能の診断を指示された場合に、本フローチャートに示す処理を行ってよい。
S802において、データ取得部200は、変位データ及び加速度データを取得する。S804において、周波数解析部210は、複数の変位の範囲毎に、加速度データを切り出して、変位の範囲毎に加速度信号を抽出する。S806において、周波数解析部210は、変位の範囲毎に、抽出した加速度信号を周波数解析することにより、加速度の周波数スペクトルを算出する。S808において、周波数特定部220は、変位の範囲毎に周波数スペクトルを平均化することにより、変位の範囲毎に、平均化した周波数スペクトルを算出する。
S810において、周波数特定部220は、変位の範囲毎に、平均化した周波数スペクトルにおける卓越周波数を特定する。S812において、解析部240は、変位の範囲毎の卓越周波数を用いて、関係式1又は関係式2に従って、上部構造30の静的バネ定数を算出する。S814において、通信部290は、上部構造30の静的バネ定数をサーバ170に送信する。
図9は、第2実施形態における解析システム1000の一例を示す。解析システム1000は、加速度センサ及び変位センサの組み合わせを複数有する点で、第1実施形態における解析システム10とは異なる。解析システム1000が備える構成要素のうち、解析システム10が備える構成要素に対応する構成要素には、解析システム10における対応する構成要素に付された符号と同じ符号を付して、それらの詳細な説明を省略する場合がある。
解析システム1000は、解析システム10が備える構成要素に加えて、加速度センサ1111及び変位センサ1121と、加速度センサ1112及び変位センサ1122とを備える。加速度センサ1111及び加速度センサ1112は、加速度センサ110と同じ構成を有する。変位センサ1121及び変位センサ1122は、変位センサ120と同じ構成を有する。
加速度センサ1111及び変位センサ1121は、x軸方向において、一方の支承50と、加速度センサ110及び変位センサ120が設けられた位置との間に設けられる。加速度センサ1112及び変位センサ1122は、x軸方向において、他方の支承50と、加速度センサ110及び変位センサ120が設けられた位置との間に設けられる。これにより、上部構造30の複数の場所に設けられた複数の加速度センサにより得られた加速度データを測定データとして得ることができる。
解析装置100において、解析部240は、測定データに含まれる複数の加速度データに基づいて上部構造30の振動モードを特定し、振動モードから定まる上部構造30の換算質量に基づいて、上部構造30の静的バネ定数を算出する。具体的には、解析部240は、x軸方向における複数の場所における加速度信号の周波数スペクトルにおけるゲイン及び位相から、振動モード解析により、上部構造30の振動モードを特定してよい。解析部240は、特定した振動モードに対応する換算係数pと、設計時の上部構造30の質量Mとから、上部構造30の振動モードに応じた換算質量を算出し、当該換算質量を用いて上部構造30の静的バネ定数を算出することができる。
一般に、橋梁の上部構造の静的バネ定数は、橋梁の劣化や健全性を評価するために行われる載荷試験により得ることができる。例えば、橋梁完成時又は定期的に、質量が既知の大型トラック等の試験車両を上部構造上に停車させて、上部構造の沈み込み変位量を計測する。試験車両としては、質量が10,000kgから30,000kgの大型車両が用いられる。望ましくは、載荷重量を変化させ、変位量に対応する載荷質量のグラフを作成し、グラフの傾きから上部構造の静的バネ定数を取得する。このように、載荷試験によれば、既知の載荷重量をかけた場合の沈み込み変位量から上部構造の静的バネ定数を算出する。このような載荷試験を行う場合、質量が既知の試験車両を用意し、橋梁を通行止めにし、試験車両のみが上部構造上に停車した状態にして、沈み込み変位量を計測する必要がある。
これに対し、解析システム10又は解析システム1000によれば、橋梁80の上部構造30における卓越周波数の変位依存性を解析することにより、静的バネ定数を算出する。これにより、解析システム10及び解析システム1000によれば、一般車両が通行している時の変位及び加速度から、静的バネ定数を算出することができる。したがって、解析システム10又は解析システム1000によれば、載荷試験により得られる静的バネ定数を、一般の交通流を妨げることなく、かつ、質量が既知の試験車両を用いることなく、算出することができる。よって、質量が既知の試験車両を運用するためのコストを削減することができる。また、通行止めによる交通障害を発生させることがないので、幹線道路の橋梁の試験を容易に行うことができる。
以上の実施形態においては、解析装置による力学特性の診断対象となる構造体として、橋梁80の上部構造30を例示した。力学特性の解析対象となる構造体としては、上部構造30における床板32を例示することができる。床板32を診断対象とする場合、床板32に加速度センサを設けるとともに、床板32の変位を測定するレーザ測距計を主桁34等に設けてよい。また、以上の実施形態においては、解析装置による処理を分かり易くすることを目的として、桁橋のような単純な構造の橋梁を診断対象として例示した。しかし、診断対象は、桁橋に限られない。上述した解析装置による解析手法を、トラス橋、アーチ橋、ラーメン橋、斜張橋、ケーブルイグレット橋、吊橋等、様々な形式の橋梁に適用可能である。
なお、橋梁は、両持ち支持構造を有する構造体の一例である。橋梁の他に、両持ち支持構造を有する様々な構造体にも、解析装置による解析手法を適用することができる。なお、解析装置による解析手法は、片持ち支持構造を有する構造体にも適用できる。片持ち支持構造を有する構造体としては、鉄塔、電信柱、電力柱、架線柱、片持ち床等を例示することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10、1000 解析システム
30 上部構造
32 床板
34 主桁
40 下部構造
50 支承
80 橋梁
170 サーバ
100 解析装置
110 加速度センサ
120 変位センサ
130 発光装置
140 車両
200 データ取得部
210 周波数解析部
220 周波数特定部
240 解析部
250 制御部
270 メモリ
280、290 通信部
400、410 グラフ
750 領域
1111、1112 加速度センサ
1121、1122 変位センサ

Claims (12)

  1. 質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得するデータ取得部と、
    前記同期測定された変位データ及び加速度データに基づいて、前記構造体の健全性を解析する解析部と
    を備える解析装置。
  2. 前記振動源は、前記構造体上を移動する移動体であり、
    前記変位データは、前記構造体上を移動する前記移動体の存在により前記構造体に加わる荷重によって生じた構造体の変位を示し、前記加速度データは、前記荷重によって前記構造体に生じた振動の加速度を示す
    請求項1に記載の解析装置。
  3. 前記変位データ及び前記加速度データに基づいて、前記構造体の変位の複数の範囲毎に前記構造体の加速度の卓越周波数を特定する周波数特定部
    をさらに備え、
    前記解析部は、複数の前記変位の範囲と複数の前記卓越周波数との関係に基づいて、前記構造体の健全性を解析する
    を備える請求項1又は2に記載の解析装置。
  4. 前記複数の変位の範囲のそれぞれについて、複数の前記加速度データのそれぞれを周波数解析することにより、加速度の複数の周波数スペクトルを算出する周波数解析部
    をさらに備え、
    前記周波数特定部は、前記複数の変位の範囲のそれぞれについて前記複数の周波数スペクトルを平均化することにより得られた周波数スペクトルに基づいて、前記複数の変位の範囲毎に卓越周波数を特定する
    請求項3に記載の解析装置。
  5. 前記解析部は、前記卓越周波数から算出される評価値と前記変位との比に基づいて、前記構造体の健全性を解析する
    請求項3又は4に記載の解析装置。
  6. 前記解析部は、前記構造体の固有振動の卓越周期をτ0、前記構造体以外の物体が存在する場合に生じた振動の卓越周期をτとして、(τ−τ0)/τ0と前記構造体の変位とを関係づける関係式、前記複数の変位の範囲、及び前記複数の卓越周波数に基づいて、前記構造体の健全性を解析する
    請求項3から5のいずれか一項に記載の解析装置。
  7. 前記関係式が、(τ−τ0)/τ0の一次の項を含む
    請求項6に記載の解析装置。
  8. 前記解析部は、前記複数の変位の範囲と前記複数の卓越周波数との関係に基づいて、前記構造体の健全性を評価する
    請求項3から7のいずれか一項に記載の解析装置。
  9. 前記解析部は、前記複数の変位の範囲と前記複数の卓越周波数との関係に基づいて、前記構造体の静的バネ定数を算出する
    請求項3から8のいずれか一項に記載の解析装置。
  10. 前記加速度データは、前記構造体の複数の場所に設けられた複数の加速度センサにより得られ、
    前記解析部は、前記加速度データに基づいて前記構造体の振動モードを特定し、前記振動モードから定まる前記構造体の換算質量に基づいて、前記構造体の静的バネ定数を算出する
    請求項9に記載の解析装置。
  11. 前記構造体の変位を測定して前記変位データを生成する変位センサと、
    前記構造体の加速度を測定して前記加速度データを生成する加速度センサと、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の解析装置と
    を備える解析システム。
  12. 質量が未知の振動源の存在下で同期測定された構造体の変位データ及び加速度データを取得する段階と、
    前記同期測定により得られた前記変位データ及び前記加速度データに基づいて、前記構造体の健全性を解析する段階と
    を備える解析方法。
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