JP2019100504A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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慎吾 中村
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哲雄 堀
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裕 上野
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Yutaro Koguma
悠太郎 小熊
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Abstract

【課題】一方のサイドギヤが回転停止するような差動状態であっても、そのサイドギヤの背面と座面との間が適切に潤滑されるようにする。【解決手段】デフケース12の荷重受け部60Lの外周面に、座面64L(細かい斜線部)よりも外周側へ突き出すリブ72Lが設けられているため、デフケース12の回転に伴って回転初期からリブ72Lにより潤滑油が掻き揚げられ、サイドギヤ背面と座面64Lとの間へ供給される。したがって、一方のサイドギヤが回転停止するような差動状態であっても、デフケース12の回転に伴ってリブ72Lにより潤滑油が掻き揚げられることにより、回転停止側のサイドギヤの背面と座面64Lとの間が適切に潤滑される。【選択図】図2

Description

本発明はディファレンシャル装置に係り、特に、デフケースに設けられた座面とサイドギヤとの間の潤滑に関するものである。
(a) 一軸線まわりに回転駆動されるデフケースと、(b) それぞれ前記一軸線まわりに回転可能で且つ対向する姿勢で前記デフケースに配設され、そのデフケースがその一軸線まわりに回転駆動されることにより、ピニオンを介して差動回転可能に回転が伝達される一対のサイドギヤと、(c) 前記デフケースの内面側であって前記サイドギヤの背面に対向する部分に、前記一軸線と同心にそのサイドギヤ側へ向かって突き出すように設けられ、そのサイドギヤの軸方向荷重を受け止める円環形状の座面が先端に形成された荷重受け部と、を有するディファレンシャル装置が知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、デフケースに取り付けられたデフリングギヤや上記サイドギヤ等により潤滑油を掻き揚げて各部を潤滑する一方、円環形状の座面には内周縁から外周縁に達する潤滑油溝が設けられているとともに、サイドギヤの背面の外周縁部には潤滑油飛散抑制部が設けられており、座面とサイドギヤ背面との間に潤滑油を保持してワッシャ等を潤滑するようになっている。また、サイドギヤに回転軸を連結するためにデフケースに設けられた挿通孔の内周面に螺旋状溝を設け、外部の潤滑油を螺旋状溝からデフケース内に導入し、座面とサイドギヤ背面との間へ供給するようになっている。
特開2017−116035号公報
しかしながら、このようなディファレンシャル装置においても、一方のサイドギヤが回転停止(ロック)するような差動状態では、その一方のサイドギヤによる潤滑油の掻き揚げ作用が得られないため、そのサイドギヤの背面と座面との間の潤滑油量が不足して耐焼付き性が損なわれる可能性があった。このような問題は、潤滑油の掻き揚げによる動力損失を低減するために油面を下げた場合に顕著になる。また、潤滑油の粘性が高くなって流動性が悪くなる低油温時にも、螺旋状溝からの潤滑油の供給量が少なくなるため、上記問題が顕著になる。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、一方のサイドギヤが回転停止するような差動状態であっても、そのサイドギヤの背面と座面との間が適切に潤滑されるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 一軸線まわりに回転駆動されるデフケースと、(b) それぞれ前記一軸線まわりに回転可能で且つ対向する姿勢で前記デフケースに配設され、そのデフケースがその一軸線まわりに回転駆動されることにより、ピニオンを介して差動回転可能に回転が伝達される一対のサイドギヤと、(c) 前記デフケースの内面側であって前記サイドギヤの背面に対向する部分に、前記一軸線と同心にそのサイドギヤ側へ向かって突き出すように設けられ、そのサイドギヤの軸方向荷重を受け止める円環形状の座面が先端に形成された荷重受け部と、を有するディファレンシャル装置において、(d) 前記荷重受け部の外周面には、前記座面よりも外周側へ突き出す突出部が前記デフケースの内面から前記サイドギヤ側へ向かって前記一軸線方向に延び出すように設けられていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明のディファレンシャル装置において、前記座面には、前記一軸線まわりにおいて前記突出部から前記デフケースの主回転方向の下流側(進み側)に隣接する部分に、その座面の外周縁から内周側へ向かって潤滑油溝が設けられていることを特徴とする。
なお、上記主回転方向は、デフケースが一軸線まわりの一方向へだけ回転駆動される場合はその一方向であり、正逆両方向へ回転駆動される場合は、時間や頻度等に基づいて適宜定められる。例えば、前後進可能な車両の左右の駆動輪へ動力を分配する車両用のディファレンシャル装置の場合は、一般には前進走行時の回転方向が主回転方向である。
第3発明は、第2発明のディファレンシャル装置において、前記潤滑油溝は、前記一軸線に向かう径方向の直線に対して傾斜するように設けられていることを特徴とする。
第4発明は、第1発明〜第3発明の何れかのディファレンシャル装置において、前記突出部は、前記一軸線まわりに離間して複数設けられていることを特徴とする。
第5発明は、第1発明〜第4発明の何れかのディファレンシャル装置において、前記サイドギヤの背面と前記座面との間にはワッシャおよび皿ばねが配設されていることを特徴とする。
第6発明は、第1発明〜第5発明の何れかのディファレンシャル装置において、前記ディファレンシャル装置は、前記一軸線が略水平になる姿勢で配設されるとともに、少なくとも前記突出部が潤滑油に浸漬されてその潤滑油を掻き揚げることができるように用いられる車両用のディファレンシャル装置であることを特徴とする。
このようなディファレンシャル装置においては、デフケースの荷重受け部の外周面に、座面よりも外周側へ突き出す突出部が設けられているため、デフケースの回転に伴って回転初期から突出部により潤滑油が掻き揚げられ、座面とサイドギヤ背面との間へ供給される。したがって、例えば一方のサイドギヤが回転停止するような差動状態であっても、デフケースの回転に伴って突出部により潤滑油が掻き揚げられることにより、回転停止側のサイドギヤの背面と座面との間が適切に潤滑される。その場合に、荷重受け部に設けられた突出部により潤滑油を掻き揚げるため、座面付近に効率良く潤滑油を供給でき、掻き揚げによる動力損失を必要最小限に抑えることができるとともに、潤滑油の粘性が高くなって流動性が悪くなる低油温時においても、所定の潤滑油供給量を確保できる。また、荷重受け部に設けられた突出部が潤滑油に浸漬される範囲で油面を低くすることにより、デフリングギヤなどの潤滑油の掻き揚げによる動力損失を低減することができる。
第2発明では、一軸線まわりにおいて突出部からデフケースの主回転方向の下流側に隣接する部分に、座面の外周縁から内周側へ向かって潤滑油溝が設けられているため、突出部によって堰き止められた潤滑油が潤滑油溝内に流入させられ、座面とサイドギヤ背面との間へ効率良く供給される。
第3発明では、上記潤滑油溝が径方向に向かう直線に対して傾斜するように設けられているため、座面の内周側へ導入された潤滑油が遠心力により外周側へ飛ばされる際に潤滑油溝の壁面に接触させられ、座面の外周側まで飛散することが抑制されてサイドギヤの背面と座面との間が適切に潤滑される。
第4発明では、突出部が一軸線まわりに離間して複数設けられているため、その複数の突出部により潤滑油を効率良く掻き揚げて座面とサイドギヤ背面との間へ供給することができる。
第5発明は、サイドギヤ背面と座面との間にワッシャおよび皿ばねが配設されている場合で、潤滑面積が大きいためより多くの潤滑油が必要であるが、突出部の数や突出寸法、形状等を適当に定めることにより、必要な潤滑油供給量を簡単に確保することができる。
第6発明は、一軸線が略水平になる姿勢で配設されるとともに、少なくとも前記突出部が潤滑油に浸漬されてその潤滑油を掻き揚げることができるように用いられる車両用のディファレンシャル装置に適用された場合で、荷重受け部の外周面に突出部を設けたことによる上記各発明の効果が適切に得られる。
本発明の一実施例である車両用のディファレンシャル装置の一軸線Sを含む断面図である。 図1のII−II矢視部分におけるデフケースの断面図である。 図1の III−III 矢視部分におけるデフケースの断面図である。 図1のディファレンシャル装置のデフケースの概略斜視図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。 本発明の更に別の実施例を説明する図で、デフケースに設けられた荷重受け部を座面側から見た正面図である。
本発明のディファレンシャル装置は、例えばディファレンシャル装置に対して動力を伝達する変速機と共に共通のケース内に収容されている車両用トランスアクスルのディファレンシャル装置に好適に適用されるが、車両用或いは車両用以外のその他のディファレンシャル装置に適用することも可能である。一対のサイドギヤに対して動力伝達するピニオンは、一つでも良いが、複数設けることが望ましい。それ等のピニオンおよびサイドギヤは傘歯車にて構成される。デフケースには、例えば入力用の歯車として傘歯車やハイポイドギヤ、或いは円筒歯車などのデフリングギヤが一体または別体に設けられるが、その他の回転駆動手段で回転駆動することもできる。デフケースは、鋳造等により一体に構成することもできるが、必要に応じて複数の部材を組み合わせて構成しても良い。
デフケースの内面側に一体または別体に設けられる荷重受け部は、例えば外径が一定の円筒形状の外周面を有して構成されるが、座面が形成される先端から離間するに従って径が大きくなるテーパ形状(截頭円すい形状)の外周面を有して構成することもできる。その荷重受け部の外周面に設けられる突出部は、一軸線まわりに1つ設けるだけでも良いが、必要に応じて等角度間隔等で複数設けることもできる。突出部は、例えば一軸線と平行に一直線に設けられるが、一軸線まわりに捩じったり傾斜させたりしても良い。荷重受け部の外周面を、一軸線を中心とする正多角形等の多角形状として、その頂点付近を突出部として用いることも可能である。突出部は、一軸線方向において例えばデフケースの内面から座面側の先端に達するように設けられるが、一軸線方向の途中まで設けるだけでも良い。突出部はまた、荷重受け部の先端側については、例えば座面と面一になるか、座面よりもサイドギヤの背面側へ突き出すように設けられるが、一軸線方向において座面よりも後退する(凹む)ように設けられても良い。
荷重受け部の円環形状の座面には、一軸線まわりにおいて突出部からデフケースの主回転方向の下流側に隣接する部分に潤滑油溝を設けることが望ましいが、その潤滑油溝を省略することもできるし、一軸線まわりにおいて突出部の位置と関係無く潤滑油溝を設けることもできる。潤滑油溝は、例えば円環形状の座面の外周縁から内周縁に達するように設けられるが、内周縁に達する前の中間位置まで設けるだけでも良い。また、潤滑油溝は、例えば座面の外周縁から中心である一軸線へ向かう径方向に直線状に設けられるが、デフケースの主回転方向の下流側或いは上流側へ傾斜するように設けることもできるし、湾曲等の曲線状に設けることも可能である。
荷重受け部の座面とサイドギヤの背面との間には、例えば円環形状のワッシャおよび皿ばねが配設されるが、ワッシャおよび皿ばねの何れか一方を配設するだけでも良いし、その他の部材を介在させることも可能である。また、ワッシャや皿ばね等を設けることなく、サイドギヤの背面を座面に直接当接させても良い。
前記デフケースには、例えば前記一軸線上であって前記一対のサイドギヤの外側に、該サイドギヤに連結されて一体的に回転させられる回転軸が挿通させられる一対の挿通孔が設けられる。その挿通孔の内周面には、前記デフケースが主回転方向へ回転させられる際に、回転軸との相対回転等に基づいて外部の潤滑油を該デフケースの内部に導入する螺旋状溝を設けることが望ましいが、その螺旋状溝を省略することも可能である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において、図は説明のために適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例である車両用のディファレンシャル装置10の断面図で、一軸線Sを含む断面を示した図である。図2〜図4は、ディファレンシャル装置10の主要な構成要素であるデフケース12を示した図で、図2は図1のII−II矢視部分におけるデフケース12の断面図、図3は図1の III−III 矢視部分におけるデフケース12の断面図、図4はデフケース12の概略斜視図である。このディファレンシャル装置10は、例えば変速機と共に共通のケース内に収容されている車両用トランスアクスルのディファレンシャル装置であり、一軸線Sまわりに回転駆動されるデフケース12と、それぞれ一軸線Sまわりに回転可能で且つ対向する姿勢でデフケース12に配設された一対のサイドギヤ14L、14Rとを備えている。そして、デフケース12が一軸線Sまわりに回転駆動されることにより、複数(実施例では2個)のピニオン16を介して一対のサイドギヤ14L、14Rに対して差動回転可能に回転が伝達される。このディファレンシャル装置10は、一軸線Sが車両の幅方向と略平行で且つ略水平になる姿勢でトランスアクスルケース内に配設され、そのトランスアクスルケース内に収容された潤滑油に一部が浸漬されることにより、デフケース12等の回転に伴って潤滑油が掻き揚げられて各部が潤滑される。
デフケース12は鋳造等により一体に構成されているとともに、外周部にはフランジ18が一体に設けられており、そのフランジ18に図示しないボルトにより固設されるデフリングギヤ20を介して変速機から駆動力が伝達され、一軸線Sまわりに回転駆動される。デフリングギヤ20は円筒歯車で、入力歯車として機能する。フランジ18には、デフリングギヤ20を固設するためのボルトが挿通させられる複数(実施例では10個)のボルト挿通孔22が設けられている。また、一対のサイドギヤ14L、14Rには、それぞれスプラインを介して左右の車軸24L、24Rが連結され、デフケース12の回転に伴ってサイドギヤ14L、14Rと一体的に回転駆動される。サイドギヤ14L、14Rには、内周面にスプライン歯が形成された連結孔が設けられている。車軸24L、24Rは回転軸に相当する。
デフケース12は、一軸線S上に設けられた両端部の一対のジャーナル30、32と、そのジャーナル30、32を連結する一対の連結部34、36とを備えており、全体として中空形状を成しているとともに、一対のジャーナル30、32を介して一軸線Sまわりに回転可能にトランスアクスルケース内に配設される。ジャーナル30、32には、それぞれ前記車軸24L、24Rを挿通させるための軸挿通孔38L、38Rが設けられている。一対の連結部34、36は、中間部分が一軸線Sから離間するように外周側へ膨出する湾曲形状を成しているとともに、一軸線Sを挟んで反対側に略対称的に設けられており、一軸線Sまわりにおいて一対の連結部34、36の間にそれぞれ窓部40、42が設けられている。窓部40、42は、デフケース12の内部に傘歯車式の差動機構、すなわち互いに噛み合わされた一対ずつのサイドギヤ14L、14Rおよびピニオン16を挿入して組み付けるための開口部である。一対の連結部34、36に跨がって、一軸線Sと直交する姿勢でピニオンシャフト44が配設されており、そのピニオンシャフト44に一対のピニオン16が回転自在に且つ対向する姿勢で配設されて、それぞれ一対のサイドギヤ14L、14Rと噛み合わされている。
デフケース12の内面側であって一対のサイドギヤ14L、14Rの背面50L、50Rに対向する部分、すなわち一軸線S方向において一対のサイドギヤ14L、14Rの外側に位置する部分には、それぞれサイドギヤ14L、14Rの軸方向荷重を受け止める荷重受け部60L、60Rが、デフケース12と一体に一軸線Sと同心にサイドギヤ14L、14R側へ向かって突き出すように設けられている。サイドギヤ14L、14Rには、背面50L、50Rの内側に後方へ突き出すように円筒部52L、52Rが一体に設けられており、荷重受け部60L、60Rは、その円筒部52L、52Rの外周側に位置するように肉厚の円筒形状を成している。荷重受け部60L、60Rの一軸線S方向の高さ寸法、すなわち荷重受け部60L、60Rよりも外周側のデフケース12の内面62L、62Rからの高さ寸法は、図1の左右両側で多少異なるものの何れも小さく、荷重受け部60L、60Rの先端には、それぞれ円環形状の座面64L、64Rが一軸線Sに対して垂直に形成されている。荷重受け部60L、60Rの外周面は、径寸法が略一定の円筒形状、乃至は座面64L、64Rから基端側すなわち内面62L、62R側へ向かうに従って径寸法が僅かに大きくなるテーパ形状を成している。そして、上記座面64L、64Rと背面50L、50Rとの間には、それぞれ円環形状のワッシャ54L、54Rおよび皿ばね56L、56Rが重ねて配設されている。図2および図3における細かな斜線部は、荷重受け部60L、60Rの先端の円環形状の座面64L、64Rを表している。
前記ジャーナル30、32に設けられた軸挿通孔38L、38Rの内周面には、それぞれデフケース12が主回転方向Aへ回転させられる際に、車軸24L、24Rとの相対回転等に基づいて外部の潤滑油をデフケース12の内部に導入する螺旋状溝70L、70Rが2条ずつ設けられている。主回転方向Aは、本実施例では車両を前進走行させる際の回転方向であり、例えば図1の右方向から見てデフケース12が右まわりに回転させられる場合、右側の螺旋状溝70Rは左ねじれで形成され、左側の螺旋状溝70Lは右ねじれで形成される。これ等の螺旋状溝70L、70Rからデフケース12内に導入された潤滑油の一部は、サイドギヤ14L、14Rと車軸24L、24Rとのスプライン嵌合部の潤滑に用いられてデフケース12内へ供給される。また、潤滑油の一部は、デフケース12とサイドギヤ14L、14Rとの隙間から背面50L、50Rと座面64L、64Rとの間に供給され、ワッシャ54L、54Rおよび皿ばね56L、56R等が潤滑される。
また、図2〜図4に示されるように、前記荷重受け部60L、60Rの外周面には、座面64L、64Rよりも外周側へ突き出すリブ72L、72Rが、それぞれ一軸線Sを挟んで対称位置に一対ずつ設けられている。リブ72L、72Rは、荷重受け部60L、60Rの全長に亘って、言い換えれば内面62L、62Rから座面64L、64Rと面一になる先端まで、一軸線Sと平行にサイドギヤ14L、14R側へ向かって直線状に延び出すように設けられている。したがって、デフケース12の回転に伴ってリブ72L、72Rが潤滑油の油面Lの下まで潜り込むと、そのリブ72L、72Rにより潤滑油が掻き揚げられ、その掻き揚げられた潤滑油が流下する際にサイドギヤ14L、14Rの背面50L、50Rと座面64L、64Rとの間に流入してワッシャ54L、54R等が潤滑される。リブ72L、72Rは突出部に相当する。
一方、座面64L、64Rには、一軸線Sまわりにおいて前記リブ72L、72Rから主回転方向Aの下流側に隣接する部分に、座面64L、64Rの外周縁から内周側へ向かって潤滑油溝74L、74Rが設けられている。潤滑油溝74L、74Rは、座面64L、64Rの外周縁から内周側へ向かうに従って、座面64L、64Rの中心である一軸線Sへ向かう径方向よりも主回転方向Aの下流側へ傾斜し、且つ円環形状の座面64L、64Rの内周縁に達するように、直線状に設けられている。本実施例では、一対の潤滑油溝74L、74Rが互いに略平行になる向きに形成されている。潤滑油溝74L、74Rの断面は、リブ72L、72R側が座面64L、64Rに対して略垂直な垂直面で最も深く、リブ72L、72Rから離間するに従って浅くなるように傾斜させられた略V字断面とされている。この潤滑油溝74L、74Rの溝断面形状は適宜定められる。このようにリブ72L、72Rの主回転方向A側に隣接して座面64L、64Rに潤滑油溝74L、74Rが設けられると、図2、図3に矢印Bで示すように、リブ72L、72Rによって堰き止められた潤滑油が潤滑油溝74L、74R内に流入させられ、座面64L、64Rと背面50L、50Rとの間へ効率良く供給される。
このように本実施例の車両用のディファレンシャル装置10においては、デフケース12の荷重受け部60L、60Rの外周面に、座面64L、64Rよりも外周側へ突き出すリブ72L、72Rが設けられているため、デフケース12の回転に伴って回転初期からリブ72L、72Rにより潤滑油が掻き揚げられ、サイドギヤ14L、14Rの背面50L、50Rと座面64L、64Rとの間へ供給される。したがって、例えば一方のサイドギヤ14Lまたは14Rが回転停止するような差動状態であっても、デフケース12の回転に伴ってリブ72L、72Rにより潤滑油が掻き揚げられることにより、回転停止側のサイドギヤ14Lまたは14Rの背面50Lまたは50Rと座面64Lまたは64Rとの間が適切に潤滑される。
ここで、荷重受け部60L、60Rに設けられたリブ72L、72Rにより潤滑油を掻き揚げるため、座面64L、64R付近に効率良く潤滑油を供給でき、掻き揚げによる動力損失を必要最小限に抑えることができる。また、潤滑油の粘性が高くなって流動性が悪くなる低油温時においては、螺旋状溝70L、70Rによる潤滑油の供給量が少なくなるが、リブ72L、72Rの掻き揚げによれば低油温時であっても所定の潤滑油供給量を確保できるため、座面64L、64Rとサイドギヤ14L、14Rの背面50L、50Rとの間の潤滑油不足が抑制される。また、荷重受け部60L、60Rに設けられたリブ72L、72Rが潤滑油に浸漬される範囲で油面Lを低くすることにより、デフリングギヤ20などによる潤滑油の掻き揚げによる動力損失を低減することができる。
また、一軸線Sまわりにおいてリブ72L、72Rからデフケース12の主回転方向Aの下流側に隣接する部分に、座面64L、64Rの外周縁から内周側へ向かって潤滑油溝74L、74Rが設けられているため、リブ72L、72Rで堰き止められた潤滑油が潤滑油溝74L、74R内に流入して、座面64L、64Rとサイドギヤ背面50L、50Rとの間へ効率良く供給される。
また、上記潤滑油溝74L、74Rは、一軸線Sに向かう径方向の直線に対して傾斜するように設けられているため、座面64L、64Rの内周側へ導入された潤滑油が遠心力により外周側へ飛ばされる際に潤滑油溝74L、74Rの壁面に接触させられ、座面64L、64Rの外周側まで飛散することが抑制されてサイドギヤ14L、14Rの背面50L、50Rと座面64L、64Rとの間が適切に潤滑される。
また、リブ72L、72Rが一軸線Sまわりに離間して複数設けられているため、その複数のリブ72L、72Rにより潤滑油を効率良く掻き揚げて座面64L、64Rとサイドギヤ背面50L、50Rとの間へ供給することができる。
また、サイドギヤ背面50L、50Rと座面64L、64Rとの間に円環形状のワッシャ54L、54R、および皿ばね56L、56Rが配設されており、潤滑面積が大きいためより多くの潤滑油が必要であるが、リブ72L、72Rの数や突出寸法、形状等を適当に定めることにより、必要な潤滑油供給量を簡単に確保することができる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通する部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図5〜図11は、何れもサイドギヤ14Lの軸方向荷重を受け止めるためにデフケース12の内面62Lに一体に設けられる荷重受け部の別の例を説明する図である。これ等の図は、何れも図2に対応する図で、座面64L側から見た正面図である。なお、以下の実施例のサイドギヤ14R側の荷重受け部は、図3と同様にサイドギヤ14L側の荷重受け部に対して略左右対称に構成されるため、説明を省略する。
図5の荷重受け部80Lは、前記荷重受け部60Lに比較して潤滑油溝82Lが座面64Lの外周縁から一軸線Sへ向かう径方向へ設けられており、図6の荷重受け部90Lは、潤滑油溝92Lが座面64Lの外周縁から内周側へ向かうに従って一軸線Sへ向かう径方向よりも主回転方向Aの上流側へ傾斜するように設けられている点が相違する。これ等の実施例においても、リブ72Lで堰き止められた潤滑油が潤滑油溝82L、92L内に流入して、座面64Lとサイドギヤ背面50Lとの間へ効率良く供給される。特に、図6のようにリブ72Lが潤滑油溝92Lに沿って傾斜させられると、リブ72Lによって堰き止められた潤滑油が内周側へ誘導されて一層効率良く潤滑油溝92L内に流入する。
図7の荷重受け部100Lは、前記荷重受け部60Lに比較して座面64Lに潤滑油溝74Lが設けられていない場合で、この実施例においてもリブ72Lにより潤滑油が掻き揚げられ、座面64Lとサイドギヤ背面50Lとの間へ供給される。
図8の荷重受け部110Lは、外周面が正六角形の角筒形状を成しており、その角筒形状の稜線部分、すなわち円環形状の座面64Lから外周側へ突き出す6箇所の部分が、それぞれ前記リブ72Lに対応する突出部112Lとして機能する。また、一軸線Sまわりにおいて突出部112Lの頂点からデフケース12の主回転方向Aの下流側に隣接する部分には、それぞれ座面64Lの外周縁から一軸線Sへ向かう径方向へ内周縁に達するように潤滑油溝114Lが設けられている。本実施例においても、デフケース12の回転に伴って突出部112Lにより潤滑油が掻き揚げられるとともに、掻き揚げられた潤滑油が潤滑油溝114L内に流入して、座面64Lとサイドギヤ背面50Lとの間が効率良く潤滑されるなど、前記実施例と同様の作用効果が得られる。
図9の荷重受け部120Lは、外周面が正五角形の角筒形状を成しており、その角筒形状の稜線部分が突出部122Lとして機能するとともに、一軸線Sまわりにおいて突出部122Lの頂点からデフケース12の主回転方向Aの下流側に隣接する部分に、座面64Lの外周縁から一軸線Sへ向かう径方向へ内周縁に達するように潤滑油溝124Lが設けられている場合で、実質的に図8の荷重受け部110Lと同様の作用効果が得られる。なお、外周面が三角形や四角形、或いは七角形以上の多角形の角筒形状の荷重受け部を採用することもできる。
図10の荷重受け部130Lは、その外周面から径方向の外周側へ突き出す平板状のリブ132Lが、一軸線Sと平行に一体または別体に設けられている。このリブ132Lは潤滑油を掻き揚げる突出部として機能するもので、一軸線Sまわりに等角度間隔で8つ設けられている。また、一軸線Sまわりにおいてリブ132Lからデフケース12の主回転方向Aの下流側に隣接する部分には、それぞれ座面64Lの外周縁から一軸線Sへ向かう径方向へ内周縁に達するように潤滑油溝134Lが設けられている。本実施例においても、前記実施例と同様の作用効果が得られる。なお、リブ132Lの数は適宜変更できる。
図11の荷重受け部140Lは、図10の荷重受け部130Lに比較してリブ142Lの形状が相違し、この実施例ではリブ142Lが外周側の先端へ向かうに従って、一軸線Sまわりにおいてデフケース12の主回転方向Aの下流側へ湾曲させられている。したがって、デフケース12と共に主回転方向Aへ回転させられると、リブ142Lにより潤滑油を適切に堰き止めて効率良く掻き揚げたり、潤滑油溝134L内へ導入したりすることができる。なお、リブ142Lの形状は、外周方向の先端へ向かうに従って単に主回転方向Aの下流側へ直線的に傾斜させるだけでも良いなど、適宜変更することが可能である。
上記図8〜図11では、潤滑油溝114L、124L、134Lが何れも座面64Lの外周縁から一軸線Sに向かう径方向へ設けられているが、図2の潤滑油溝74Lのように主回転方向Aの下流側へ傾斜させたり、図6の潤滑油溝92Lのように主回転方向Aの上流側へ傾斜させたり、或いは図7の実施例のように省略したりしても良い。また、図8、図9の荷重受け部110L、120Lにおいて、角筒形状の稜線等に更に図10、図11のリブ132L、142L等を設けることも可能である。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:ディファレンシャル装置 12:デフケース 14L、14R:サイドギヤ 16:ピニオン 50L、50R:背面 54L、54R:ワッシャ 56L、56R:皿ばね 60L、60R、80L、90L、100L、110L、120L、130L、140L:荷重受け部 62L、62R:内面 64L、64R:座面 72L、72R、132L、142L:リブ(突出部) 74L、74R、82L、92L、114L、124L、134L:潤滑油溝 112L、122L:突出部 S:一軸線 A:主回転方向 L:油面

Claims (6)

  1. 一軸線まわりに回転駆動されるデフケースと、
    それぞれ前記一軸線まわりに回転可能で且つ対向する姿勢で前記デフケースに配設され、該デフケースが該一軸線まわりに回転駆動されることにより、ピニオンを介して差動回転可能に回転が伝達される一対のサイドギヤと、
    前記デフケースの内面側であって前記サイドギヤの背面に対向する部分に、前記一軸線と同心に該サイドギヤ側へ向かって突き出すように設けられ、該サイドギヤの軸方向荷重を受け止める円環形状の座面が先端に形成された荷重受け部と、
    を有するディファレンシャル装置において、
    前記荷重受け部の外周面には、前記座面よりも外周側へ突き出す突出部が前記デフケースの内面から前記サイドギヤ側へ向かって前記一軸線方向に延び出すように設けられている
    ことを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記座面には、前記一軸線まわりにおいて前記突出部から前記デフケースの主回転方向の下流側に隣接する部分に、該座面の外周縁から内周側へ向かって潤滑油溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記潤滑油溝は、前記一軸線に向かう径方向の直線に対して傾斜するように設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記突出部は、前記一軸線まわりに離間して複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のディファレンシャル装置。
  5. 前記サイドギヤの背面と前記座面との間にはワッシャおよび皿ばねが配設されている
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のディファレンシャル装置。
  6. 前記ディファレンシャル装置は、前記一軸線が略水平になる姿勢で配設されるとともに、少なくとも前記突出部が潤滑油に浸漬されて該潤滑油を掻き揚げることができるように用いられる車両用のディファレンシャル装置である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のディファレンシャル装置。
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