JP2019099236A - キャップ開放装置およびこのキャップ開放装置に用いられる連設容器 - Google Patents
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Abstract
Description
(3)前記溝部は、前記列設方向に延設された対向する二つの壁部を持ち、前記キャップの開放側に位置する一方の前記壁部の高さは、前記第一凹部側に位置する他方の前記壁部の高さよりも低く形成されるとともに、前記連結部と接する位置では他の位置よりも高く形成されていることが好ましい。
(5)前記キャップは、前記連結部と前記フランジ部とを繋ぐ仮想線に対して左右対称形状であり、前記押圧部は、前記第一部品と前記第二部品との間に前記容器本体を挟んだ状態を前記キャップ側から見たときに、前記フランジ部と重なる辺が前記仮想線に対して直交するように形成されていることが好ましい。
また、開示の連設容器によれば、開示のキャップ開放装置に用いられることから、作業環境を問わず、簡単に全てのキャップを開けることができる。
図1(a)〜(d)は、本実施形態に係るキャップ開放装置に用いられる連設容器1を示す模式図である。本実施形態のキャップ開放装置は、図1(a)及び(b)に示すような、一列に連設された容器本体2と、各容器本体2と連結されたキャップ4とを有する連設容器1の全てのキャップ4を一度に開放する装置である。本実施形態では、連設容器1として、同一形状の8つのチューブ(容器本体2及びキャップ4)が一連に設けられた市販の8連キャップ付きPCRチューブを例示する。以下、PCRチューブに符号1を示す。
ここで、上述したキャップ開放装置によりPCRチューブ1のキャップ4を開放する手順を説明する。まず、第一部品10の溝部13に屈曲状態の連結部6を収容しつつ、第一凹部12に容器本体2の略半分を収容する。次に、第二凹部22に容器本体2の残り半分が入るように、第二部品20を第一部品10に組み合わせる。このとき、図4(b)及び図5(a)に示すように、押圧部23がキャップ4のフランジ部4fに当接するように、第二部品20を第一部品10に対して突出方向L3にずらして組み合わせる。なお、この組合せ状態では、爪部16が段差部26に引っ掛かる。
さらに、溝部13は、第一壁部13aの高さ寸法が第二壁部13bの高さ寸法よりも小さく形成されているため、キャップ4の開放が第一壁部13aで妨げられない。一方で、第一壁部13aは、連結部6と接する位置では他の位置よりも高さ寸法が大きく形成されているため、キャップ4のフランジ部4fが押圧部23で押されたときに、支点となる連結部6の動きを規制できる。これらによって、小さな力で簡単にキャップ4を開けることができる。
また、上述した押圧部23は、正面視で、フランジ部4fと重なる辺23eが仮想線Bと直交するように形成されているため、押圧部23とフランジ部4fとの重なる面積を大きくでき、キャップが開きやすくなる。
さらに、第一部品10の凸部17と第二部品20の切欠き部27とが係合することでスライドがロックされるため、キャップ4が所定角度だけ開いたところで第一部品10と第二部品20とがそれ以上スライドしなくなる。すなわち、キャップ4の開放度合いを凸部17及び切欠き部27で制限することができるため、容器本体2の内容物の漏出を抑制できる。また、凸部17及び切欠き部27により第一部品10と第二部品20とがロックされることで、キャップ4の開放状態を保つことができる。このため、例えばキャップ開放装置とともにPCRチューブ1を滅菌にかける場合、キャップ4が滅菌途中で閉まることを防止できる。
なお、上述したキャップ開放装置に用いられる連設容器1(例えばPCRチューブ)であれば、作業環境を問わず、簡単に全てのキャップ4を開けることができる。
上述したキャップ開放装置及び連設容器1の構成は一例であって、上述したものに限られない。例えば、上述した段差部26の代わりに、爪部16がスライドする溝が切ってあってもよい。また、リブ15,爪部16及び段差部26を省略してもよい。上述したキャップ開放装置では、凸部17及び切欠き部27によりロック機構が形成されているが、これら以外の構成によってロック機構が形成されてもよい。ロック機構は少なくとも、二つの部品10,20のスライドを規制する(ロックする)構成であればよく、その位置や形状は特に限られない。
2 容器本体
2a 開口
2e 開口縁部
4 キャップ
4f フランジ部
6 連結部
6e 折り返し線
10 第一部品
11 第一対向面
12 第一凹部
13 溝部
13a 第一壁部
13b 第二壁部
13c 山部(突出部)
13e 山部の辺
15 リブ
16 爪部
17 凸部(第一係合部)
20 第二部品
21 第二対向面
22 第二凹部
23 押圧部
23e 押圧部の辺
24 側面
26 段差部
27 切欠き部(第二係合部)
L1 列設方向
L2 合わせ方向(列設方向に直交する方向)
L3 突設方向
B 仮想線
Claims (9)
- 一列に連設された複数の容器本体及び各々の前記容器本体と連結されたフランジ付きのキャップを有する連設容器における全ての前記キャップを一度に開放するキャップ開放装置であって、
前記容器本体の列設方向に直交する方向から前記容器本体を挟んで組み合わされる第一部品及び第二部品を備え、
前記第一部品は、前記第二部品と対向する第一対向面に凹設された所定数の第一凹部と、前記第一対向面における前記第一凹部の一側に凹設されて前記容器本体と前記キャップとを連結する帯状の連結部が屈曲された状態で収容される溝部と、を有し、
前記第二部品は、前記第一部品と対向する第二対向面に凹設された前記所定数の第二凹部と、前記第二凹部の一側であって前記第二対向面の法線方向及び前記列設方向のいずれにも直交する方向に突設された前記所定数の押圧部と、を有し、
前記押圧部は、前記溝部に前記連結部が収容されるとともに前記第一部品と前記第二部品との間に前記容器本体を挟んだ状態で、前記第一部品と前記第二部品とが前記押圧部の突出方向に相対的にスライドされると前記キャップのフランジ部を押圧する
ことを特徴とする、キャップ開放装置。 - 前記溝部は、前記列設方向に一直線状に延設されている
ことを特徴とする、請求項1記載のキャップ開放装置。 - 前記溝部は、前記列設方向に延設された対向する二つの壁部を持ち、
前記キャップの開放側に位置する一方の前記壁部の高さは、前記第一凹部側に位置する他方の前記壁部の高さよりも低く形成されるとともに、前記連結部と接する位置では他の位置よりも高く形成されている
ことを特徴とする、請求項2記載のキャップ開放装置。 - 前記一方の壁部は、前記連結部と接する前記位置に、前記他の位置よりも高く形成された突出部を有し、
前記突出部は、前記溝部に前記連結部が収容された状態を前記キャップ側から見たときに、前記連結部と重なる辺が前記連結部の折り返し線と平行となるように形成されている
ことを特徴とする、請求項3記載のキャップ開放装置。 - 前記キャップは、前記連結部と前記フランジ部とを繋ぐ仮想線に対して左右対称形状であり、
前記押圧部は、前記第一部品と前記第二部品との間に前記容器本体を挟んだ状態を前記キャップ側から見たときに、前記フランジ部と重なる辺が前記仮想線に対して直交するように形成されている
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のキャップ開放装置。 - 前記第一部品は、最外側に位置する二つの前記第一凹部の外側において前記第一対向面よりも突出するように立設されるとともに、先端に爪部が形成された一対のリブを有し、
前記第二部品は、前記第二対向面と直交するとともに前記突出方向に延在する二つの側面に形成された一対の段差部を有し、
前記第一部品及び前記第二部品は、前記容器本体を挟んだ状態で、かつ、前記爪部が前記段差部に引っ掛けられた状態でスライドされる
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のキャップ開放装置。 - 前記第一部品は、前記第一対向面の他側に形成された第一係合部を有し、
前記第二部品は、前記第二対向面の他側に形成された第二係合部を有し、
前記第一係合部及び前記第二係合部の一方が凸部として設けられ、前記第一係合部及び前記第二係合部の他方が前記凸部と係合することで前記スライドをロックする切欠き部として設けられている
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャップ開放装置。 - 前記連設容器は、キャップ付き8連PCRチューブ又はキャップ付き12連PCRチューブであり、
前記フランジ部は、前記容器本体の開口縁部から径方向外側に突出した先細形状に形成されている
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のキャップ開放装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のキャップ開放装置に用いられる連設容器であって、
一列に連設されるとともに、前記第一部品及び前記第二部品に挟まれる複数の容器本体と、
各々の前記容器本体と連結されるとともに前記容器本体の開口を塞ぐキャップと、
前記容器本体の前記開口の縁部から前記キャップに向かって帯状に延設されるとともに屈曲可能な連結部と、を備え、
前記キャップは、前記容器本体の前記開口よりも径方向外側に突出したフランジ部を有し、
前記フランジ部は、前記容器本体が前記第一部品と前記第二部品との間に挟まれた状態で、前記第一部品と前記第二部品とが前記押圧部の突出方向に相対的にスライドされたときに前記押圧部により押圧される
ことを特徴とする、連設容器。
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JP2017233179A JP6946160B2 (ja) | 2017-12-05 | 2017-12-05 | キャップ開放装置およびこのキャップ開放装置に用いられる連設容器 |
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2017
- 2017-12-05 JP JP2017233179A patent/JP6946160B2/ja active Active
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