JP2019099215A - 容器用蓋体及び蓋付き容器 - Google Patents

容器用蓋体及び蓋付き容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019099215A
JP2019099215A JP2017231267A JP2017231267A JP2019099215A JP 2019099215 A JP2019099215 A JP 2019099215A JP 2017231267 A JP2017231267 A JP 2017231267A JP 2017231267 A JP2017231267 A JP 2017231267A JP 2019099215 A JP2019099215 A JP 2019099215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
lid
container
line
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017231267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6930905B2 (ja
Inventor
石原 智幸
Tomoyuki Ishihara
智幸 石原
総一郎 田原
Soichiro Tawara
総一郎 田原
紀幸 浅川
Noriyuki Asakawa
紀幸 浅川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2017231267A priority Critical patent/JP6930905B2/ja
Publication of JP2019099215A publication Critical patent/JP2019099215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6930905B2 publication Critical patent/JP6930905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】比較的簡易な構成でありながら使い勝手が良い容器用蓋体を提案する。【解決手段】 容器体の口部の周囲に嵌合させるための蓋周壁12と、この蓋周壁12の上面に張設された頂板16とを具備し、前記頂板16の一部に、挿入口A形成用の分離線24が形成されており、当該分離線24で仕切られる頂板部分で形成される操作用切片28を頂板16の外側から押し込むことにより前記挿入口Aが開口されるように構成した。また前記頂板16は、容器体の口部上端への載置用の平坦な外周部18を有し、前記分離線24は、前記外周部18付近から内方へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を一本の先線部24bで連結させることで形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、容器用蓋体及び蓋付き容器、特にマーガリンやバター等を収納するための蓋付き容器に関する。
この種の容器として、蓋周壁の上面に蓋板を張設させた蓋体と、底壁の外周から起立した筒周壁の上部を前記蓋周壁の下部に嵌合させた広口の容器体とを具備し、前記蓋体の前後両半部を、頂板を左右方向に横断する一本の屈折線及び屈折線の両端に連続して蓋周壁を縦断する一対の切離し線で区分し、当該蓋体の一方半部である固定蓋部を容器体に装着させたままで、蓋体の他方半部である可動蓋部を開閉することができるように設け、この可動蓋部の裏面に付設した保持具を介して、バターナイフなどの内容物取出し用治具を内蔵させたものが知られている(特許文献1)。
特開2013−154922
特許文献1の蓋付き容器は、内容物取出し用治具を内部に保持させている点では便利であるが、蓋体を固定蓋部及び可動蓋部とに区分させるため、構造が複雑となり、製造コストが高くなる。
これに対して、単に容器体の筒周壁の上部に蓋体の蓋周壁の下半部を嵌合するとともに、蓋周壁の下端から上端側へ一対の切離し線を穿設して、両切離し線の間の蓋周壁部分を、上端部を回転軸として外方へ回動可能な可動壁部とし、この可動壁部を側方へ回動することで開口する挿入口からバターナイフなどを挿入し、この挿入状態で保持することが可能とすることも考えられる。しかしながら、こうした構成では、容器体から蓋体を外して可動壁部を操作しなければならないので、使い勝手がよくない。
本発明の目的は、比較的簡易な構成でありながら使い勝手が良い容器用蓋体及び蓋付き容器を提案することである。
第1の手段は、容器用蓋体であり、
容器体の口部の周囲に嵌合させるための蓋周壁12と、
この蓋周壁12の上面に張設された頂板16と
を具備し、前記頂板16の一部に、内容物取出し用治具の挿入口Aを形成するための分離線24が形成されており、当該分離線24で仕切られる頂板部分で形成される操作用切片28を頂板16の外側から押し込むことにより前記挿入口Aが開口されるように構成した。
本手段では、容器用蓋体10の頂板16の一部に、内容物取出し用治具Tの挿入口Aを形成するための分離線24を形成している。これにより、当該分離線24で仕切られる頂板部分で形成される操作用切片28を、例えば使用者の指や内容物取出し用治具Tなどを用いて頂板16の外側から押し込むことにより前記挿入口Aを開口することができ、使い勝手が良い。
また頂板16に分離線24を形成する構造であるので構成が簡易であり、例えば蓋体10をシート成形することに適しているので、生産性を向上することができる。
“分離線で仕切られる”とは、少なくとも操作用切片を水平状態から下方へ押し込むことが可能な形態に仕切られていることをいう。より具体的には操作用切片の基部28aが周囲の頂板部分に連続したままで操作用切片28の先部28bが下降することが可能であればよい。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記操作用切片28は、基部28a及び先部28bを有し、前記押込み状態において基部28aを操作用切片28の周囲の頂板部分と連続させたままで先部28bが下降するように形成されており、前記基部28aに位置する分離線の基端e1と連続して操作用切片28の下方への屈折を容易とする補助屈折線26を前記頂板16に形成している。
本手段では、基部28a及び先部28bを有し、前記押込み状態において基部28aを周囲の頂板部分と連続させたままで先部28bが下降するように形成された操作用切片28において、前記基部28aに位置する分離線の基端e1と連続して操作用切片28の下方への屈折を容易とする補助屈折線26を前記頂板16に形成している。これにより、操作用切片28を外側から押し込んで挿入口Aを開口させることが容易となる。
「補助屈折線」は、操作用切片28の根元(基部側)での屈折が容易となる態様であればどのようなものでも良い。
第3の手段は、蓋付き容器であり、
底壁4の外周から起立する筒周壁6を有し、この筒周壁6の上端に鍔部8を付設させた容器体2と、
前記蓋周壁12を前記鍔部8の周端部9に嵌合させてなる第1の手段又は第2の手段に記載された容器用蓋体10と、
を具備し、
前記頂板16は、容器体の口部上端への載置用の平坦な外周部18を有し、この外周部18を前記鍔部8の上面に載置させており、
前記分離線24は、前記外周部18付近から内方へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を一本の先線部24bで連結させることで形成した。
本手段では、容器体2の筒周壁6の上端に付設された鍔部8の上面に、蓋体10の頂板16が有する平坦な外周部18を載置させ、当該外周部18付近から内方へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を一本の先線部24bで連結させることで前記分離線24を形成している。この構成では、例えば分離線24を頂板16の中央部に設けた場合のように、操作用切片28を頂板16の外側から押し込んだときに頂板16全体が下降し、いわば操作用切片28が下方へ逃げることで、分離線24に押下げ力が十分に伝わらないという不都合を生ずることがなく、挿入口Aを効率的に開口させることができる。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ
前記外周部18より内方の頂板部分を、外周部18に接する一部を除いて上方へ膨らむ膨出部20とするともに、前記一部を外周部18と連続する平坦板部22aとし、この平坦板部22aに前記分離線24を形成した。
本手段では、外周部18より内方の頂板部分を、外周部18に接する一部を除いて上方へ膨らむ膨出部20とするともに、前記一部を外周部18と連続する平坦板部22aとし、この平坦板部22aに前記分離線24を形成している。この構成によれば、分離線24形成箇所に隣接する箇所が隆起しているために、他物が不意に分離線24形成箇所に衝突して、例えば分離線24である破断線が切れるなどの不都合を回避できる。
第5の手段は、第3の手段を有し、かつ
前記頂板16の外周部18は、前記鍔部8の外半部8bに載置されているとともに、
前記外周部18より内方の頂板部分を、上方へ膨らむ膨出部20とし、
前記分離線24を、前記膨出部20の周辺部から頂板16の中心側へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を先線部24bで連結させて形成し、
この分離線24により画成される操作用切片28のうちの先端部を弾性変形可能な可動板部30として残して、可動板部30を除く操作用切片28部分から突設する補剛突部32の下端面を前記鍔部8の内半部8aに当接した。
本手段では、前記分離線24を、頂板16の前記膨出部20の周辺部から頂板16の中心側へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を先線部24bで連結させて形成し、かつ操作用切片28のうちの先端部を弾性変形可能な可動板部30として残して、可動板部30を除く操作用切片28部分から突設する補剛突部32の下端面を前記鍔部8の内半部8aに当接している。
この構成により、前記可動板部30を押し下げて挿入口Aを開口させることができ、また当該押下げを解放することで、可動板部30の弾性復元により挿入口Aを確実に閉鎖させることができる。
第1の手段に係る発明によれば、容器用蓋体10の頂板16の一部に分離線24を形成されており、当該分離線24で仕切られる頂板部分である操作用切片28を頂板16の外側から押し込むことにより内容物取出し用治具の挿入口Aが開口され、当該挿入口に内容物取出し用治具を挿入して保持させることができ、挿入口を開口させるために容器体から蓋体を外す必要がないので、簡易な構成でありながら、使い勝手が良い。
第2の手段に係る発明によれば、操作用切片28の基部28aに位置する分離線の基端e1と連続して操作用切片28の下方への屈折を容易とする補助屈折線26を前記頂板16に形成したから、操作用切片28の押し込みが容易となる。
第3の手段に係る発明によれば、容器体の口部上端への載置用の平坦な外周部18を有し、この外周部18を前記鍔部8の上面に載置させており、外周部18付近から内方へ延びる一対の側線部24aの各先端を一本の先線部24bで連結させることで前記分離線24を形成したから、操作用切片28の押し下げ時に操作用切片28の周囲の沈み込みを規制することができ、押し込み力を分離線24に確実に伝達することができる。
第4の手段に係る発明によれば、外周部18より内方の頂板部分を、外周部18に接する一部を除いて上方へ膨らむ膨出部20とするともに、前記一部を外周部18と連続する平坦板部22aとし、この平坦板部22aに前記分離線24を形成したから、操作用切片28に他物が不意に接して挿入口Aが開口されることを防止できる。
第5の手段に係る発明によれば、頂板16の前記膨出部20の周辺部から頂板16の中心側へ延びる一対の側線部24aの各先端e2を先線部24bで連結させて分離線24を形成し、かつ操作用切片28のうちの先端部を弾性変形可能な可動板部30として残して、可動板部30を除く操作用切片28部分から突設する補剛突部32を前記鍔部8の内半部8aに当接したから、前記可動板部30の押し下げを解放したときに、可動板部30の弾性復元により挿入口Aを確実に閉鎖させることができる。
本発明の第1実施形態に係る蓋付き容器の平面図である。 図1の容器の側方から見た半断面図である。 図2の断面図の一部拡大図である。 図1の容器の正面図である。 図1の容器の使用方法の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る蓋付き容器の平面図である。 図6の容器の側方から見た半断面図である。 図7の断面図の一部拡大図である。 図6の容器の正面図である。 図6の容器の使用方法の説明図である。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係る蓋付き容器を示している。この蓋付き容器は、容器体2と、蓋体10とで形成されている。これら各部材は、合成樹脂材で形成することができる。
容器体2は、底壁4の外周から、上端を開口する筒周壁6を起立している。この筒周壁6の上端に鍔部8を付設している。図示例の鍔部8の周端部9は下外方へ傾斜している。鍔部8の周方向の適所には、図3に示す如く、鍔部8を周方向に横断する通気溝gを形成している。
本実施形態の筒周壁6は、略四角筒状としているが、この構造は適宜変更することができる。
蓋体10は、前記鍔部8の周端部9に嵌合させた蓋周壁12と、この蓋周壁12の上面に張設させた頂板16とを有する。
この蓋体10は、シート成形により形成することが好適であるが、それ以外の方法、例えばインジェクション成形の薄肉成形などにより形成することもできる。
前記蓋周壁12は、本実施形態では、直筒状の上半部12aの下端から下外方へスカート状に拡開する下半部12bを突設してなる。また蓋周壁12の周方向の一部には図2に示すように内方へ突き出す係合凸部14が形成されており、閉蓋操作時に蓋体10を図3に点線で示す位置から同図に実線で示す位置へ移動させるに伴い、前記係合凸部14が鍔部8の周端部9を乗り越えるようにしている。
前記頂板16は、前記蓋周壁12の上端と隣接する平坦な外周部18を有する。この外周部18は、前記鍔部8の上面に載置されている。
本実施形態では、頂板16のうちで前記外周部18より内方の部分を、上方へ膨らむ膨出部20としている。もっともこの構造は必須ではなく、例えば頂板16全体を平板に形成しても構わない。
図示の頂板16は、その周辺部を、図2に示すように側方から見て円弧状の屈曲板部20aに、残りの部分を水平板部20bにそれぞれ形成している。
前記屈曲板部20aの適所(図示例では平面視長方形の蓋体の長辺の両端及び中間部に対応する箇所)には、上方から見て外周部18及び膨出部20の境界線bより複数の補助凹部21が形成されている。この補助凹部21は、複数の蓋体を積み重ねたときに蓋体が相互に係止することを可能とするものである。
さらに屈曲板部20aの周方向の一箇所には、上方から見て膨出部20に食い込む凹入部22を形成している。この凹入部22の底部は、前記外周部18と面一に連続する平坦板部22aとしている。
この平坦板部22aには、略U字形の分離線24が穿設されている。図示例の分離線24は、平坦板部22aの外端側から内方へ延びる一対の側線部24aと、これら側線部24aの先端e2を結ぶV字形の先線部24bとで形成されている。分離線24により三方を仕切られる板部を、操作用切片28としている。図示例の一対の側線部24aは平行線であるが、これらの構造は、例えば、側線部24aの先端e2を交差するように結び分離線24全体の形状を略V字形に形成するなど、適宜変更することができる。
前記操作用切片28は基部28a及び先部28bを有する。基部28aは、側線部24aの基端e1寄りに位置し、操作用切片28を押し下げたときに周囲の頂板部分と連続している部分であり、先部28bは、前記先線部24b寄りに位置し、前記操作用切片28の押し下げにより最も下降する部分である。
前記分離線24は、前記操作用切片28を頂板16の外側から押し込むことにより、前記三方において当該操作用切片28が周囲の平坦板部分から分離し、先部28b側から下降して、挿入口Aが開口するように構成されていれば良い。本実施形態では、ミシン目である破断線として形成されているが、例えば薄肉の弱化線、或いはスリットとして形成しても良い。
図示例において、前記略U字形の分離線24を形成する前記一対の側線部24aの基端e1を直線的に結ぶ、肉薄線である補助屈折線26を形成している。なお、補助屈曲線26は、操作用切片28の基部側での屈曲が容易となる態様であれば、どのようなものでも良く、例えば、前記一対の側線部24aの基端e1から相互に近づく方向(対向方向)に突出する一対の切欠きを穿設した構造などとしても良い。また、補助屈曲線26は設けなくても良い。
なお、図示はしないが、頂板16の外縁に接する箇所に分離線24を設ける場合には、上方から見た分離線24の形状を、前記略U字形を中心線に沿って半分に切った形状(例えば略L字形)とすることができる。この場合には、前記L字形の両端のうち頂板外縁に接する一方端部から蓋周壁を縦断する第1補助分離線を延長するとともに、他方端部から中心線と直交する方向に補助屈折線を設け、この補助屈折線の先端から蓋周壁を縦断する第2補助分離線を垂下するとよい。また、分離線24の形状は、内容物取出し用治具Tを挿入し、保持可能であれば、これらに限られない。
前記構成において、図5に示す如く、例えば使用者の指やバターナイフなどの内容物取出し用治具Tなどで操作用切片28を押し込むと、操作用切片28が補助屈折線26を中心として下方へ回転して挿入口Aが開口する。この挿入口AにはバターナイフTを挿入して保持させることができる。
内容物を取り出すときには、前記挿入口AからバターナイフTを引きぬくと共に、容器体2から蓋体10を外し、バターナイフTを用いて、容器体2から所要両の内容物を切り取って、取り出せばよい。
本実施形態では、操作用切片28が弾性を有するため、バターナイフTを引きぬいた際に、操作用切片28が、挿入口Aを閉塞するように復元変形する。
以下、本発明の他の実施形態に係る蓋付き容器を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成に関しては解説を省略する。
図6から図10は、本発明の第2実施形態に係る蓋付き容器を示している。本実施形態では、第1実施形態の分離線及び操作用切片の構成を変更したものである。
すなわち、第1実施形態の構成中の凹入部22及び補助屈折線26を省略して、屈曲板部20aに分離線24を形成している。図示例の分離線24は、屈曲板部20aに切り込む一対の側線部24aを、外周部18との境界線b付近から屈曲板部20aの上端部付近に亘って穿設するとともに、これら一対の側線部24aの先端e2を直線状の先線部24bで連結してなるが、この構成は適宜変更することができる。例えば略U字形の分離線が後述の補剛リブを跨ぐように形成してもよい。
操作用切片28は、前記分離線24で三方を仕切られる屈曲板部分で弾性板部として形成されている。本発明の蓋体は、分離線24を頂板部に設けているので、シート成形を用いて効率良く製造することができる。すなわち、シート成形の場合には、金型の構成上、成形品の側面に分離線で仕切られた操作用切片を有する形態で成形することが困難であり、シート成形後に後加工として分離線を穿設する必要があった。これに対して本発明では、前述の通り分離線が頂板部に設けられているから、シート成形で容易に成形できる。
好適な図示例では、鍔部8の外半部8bに頂板16の外周部18を載置させるとともに、前記操作用切片28の先端部を可動板部30として残して、操作用切片の残りの部分の裏面から補剛突部32を突設し、この補剛突部32の下面を前記鍔部8の内半部8aに載置させている。
図示例の補剛突部32は、図6に点線で示すように内外方向に一定の幅を有する補剛リブとしている。この補剛リブの側方から見た形状は略扇形であり(図7参照)、その下端面のうち外周部18寄りの部分を鍔部8の内半部8aに載置しているが、この構造は適宜変更することができる。
この構成では、前記補剛突部32を形成することにより、操作用切片28が蓋周壁12と連結されている。それにより、操作用切片28に蓋周壁12の復元変形力が加わることで前記操作用切片28の弾性変形力をより強くすることができる。
また、この構成に変えて、前記補剛突部32を形成することにより、操作用切片28の変形できる部分を、前記可動板部30に制限する構成とすることもできる。
図10に示す如く、使用者の指やバターナイフTなどで前記可動板部30を外側から押し込むと、可動板部30が内方へ屈曲変形して、挿入口Aが開口するので、バターナイフTを挿入し、保持することができる。挿入口AからバターナイフTを引きぬくと、可動板部30が元の位置に弾性復元して、挿入口Aが閉塞する。しかる後に容器体2から蓋体10を外して、内容物を切り取ることができる。
なお、前記補剛突部32を設けているので、可動板部30が下方へ弾性変形する際に、可動板部以外の切片部分及び補剛突部32も僅かに弾性変形し、これらが曲り板バネ及び垂直板バネの組み合わせとして大きな弾発力を発揮する。その結果として、操作用切片28全体の弾性復元力が強くなっているため、挿入口Aの閉塞を確実にすることができる。
2…容器体 4…底壁 6…筒周壁 8…鍔部 8a…内半部 8b…外半部
9…周端部
10…蓋体 12…蓋周壁 12a…上半部 12b…下半部 14…係合凸部
16…頂板 18…外周部 20…膨出部 20a…屈曲板部 20b…水平板部
21…補助凹部 22…凹入部 22a…平坦板部
24…分離線 24a…側線部 24b…先線部
26…補助屈折線 28…操作用切片 28a…基部 28b…先部
30…可動板部 32…補剛突部
A…挿入口 b…境界線
e1…基端 e2…先端 g…通気溝 T…内容物取出し用治具(バターナイフ)

Claims (5)

  1. 容器体の口部の周囲に嵌合させるための蓋周壁(12)と、
    この蓋周壁(12)の上面に張設された頂板(16)と、
    を具備し、前記頂板(16)の一部に、内容物取出し用治具の挿入口(A)を形成するための分離線(24)が形成されており、当該分離線(24)で仕切られる頂板部分で形成される操作用切片(28)を頂板(16)の外側から押し込むことにより前記挿入口(A)が開口されるように構成したことを特徴とする、容器用蓋体。
  2. 前記操作用切片(28)は、基部(28a)及び先部(28b)を有し、前記押込み状態において基部(28a)を操作用切片(28)の周囲の頂板部分と連続させたままで先部(28b)が下降するように形成されており、前記基部(28a)に位置する分離線の基端(e1)と連続して操作用切片(28)の下方への屈折を容易とする補助屈折線(26)を前記頂板(16)に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の容器用蓋体。
  3. 底壁(4)の外周から起立する筒周壁(6)を有し、この筒周壁(6)の上端に鍔部(8)を付設させた容器体(2)と、
    前記蓋周壁(12)を前記鍔部(8)の周端部(9)に嵌合させてなる請求項1又は請求項2に記載された容器用蓋体(10)と、
    を具備し、
    前記頂板(16)は、容器体の口部上端への載置用の平坦な外周部(18)を有し、この外周部(18)を前記鍔部(8)の上面に載置させており、
    前記分離線(24)は、前記外周部(18)付近から内方へ延びる一対の側線部(24a)の各先端(e2)を一本の先線部(24b)で連結させることで形成したことを特徴とする蓋付き容器。
  4. 前記外周部(18)より内方の頂板部分を、外周部(18)に接する一部を除いて上方へ膨らむ膨出部(20)とするともに、前記一部を外周部(18)と連続する平坦板部(22a)とし、この平坦板部(22a)に前記分離線(24)を形成したことを特徴とする、請求項3に記載の蓋付き容器。
  5. 前記頂板(16)の外周部(18)は、前記鍔部(8)の外半部(8b)に載置されているとともに、
    前記外周部(18)より内方の頂板部分を、上方へ膨らむ膨出部(20)とし、
    前記分離線(24)を、前記膨出部(20)の周辺部から頂板(16)の中心側へ延びる一対の側線部(24a)の各先端(e2)を先線部(24b)で連結させて形成し、
    この分離線(24)により画成される操作用切片(28)のうちの先端部を弾性変形可能な可動板部(30)として残して、可動板部(30)を除く操作用切片(28)部分から突設する補剛突部(32)の下端面を前記鍔部(8)の内半部(8a)に当接したことを特徴とする、請求項3に記載の蓋付き容器。
JP2017231267A 2017-11-30 2017-11-30 容器用蓋体及び蓋付き容器 Active JP6930905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231267A JP6930905B2 (ja) 2017-11-30 2017-11-30 容器用蓋体及び蓋付き容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017231267A JP6930905B2 (ja) 2017-11-30 2017-11-30 容器用蓋体及び蓋付き容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019099215A true JP2019099215A (ja) 2019-06-24
JP6930905B2 JP6930905B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=66975653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017231267A Active JP6930905B2 (ja) 2017-11-30 2017-11-30 容器用蓋体及び蓋付き容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6930905B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355323U (ja) * 1976-10-07 1978-05-12
JPS58154182U (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 三陽紙器株式会社 バタ−容器用蓋
JP2012091837A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Toyo Science Co Ltd 容器の蓋体
JP2014076855A (ja) * 2012-09-21 2014-05-01 Kirin Brewery Co Ltd 二室容器
WO2017012115A1 (en) * 2015-07-23 2017-01-26 Kuo Tse Huang Injection molded lid

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355323U (ja) * 1976-10-07 1978-05-12
JPS58154182U (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 三陽紙器株式会社 バタ−容器用蓋
JP2012091837A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Toyo Science Co Ltd 容器の蓋体
JP2014076855A (ja) * 2012-09-21 2014-05-01 Kirin Brewery Co Ltd 二室容器
WO2017012115A1 (en) * 2015-07-23 2017-01-26 Kuo Tse Huang Injection molded lid

Also Published As

Publication number Publication date
JP6930905B2 (ja) 2021-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6370506B1 (ja) 留め具
JP6975693B2 (ja) 家庭用薄葉紙収納容器
US20210007560A1 (en) Container for housing household tissue paper
JP2014065510A (ja) 収納容器
JP2019099215A (ja) 容器用蓋体及び蓋付き容器
JP5988960B2 (ja) 見出し形成用器具
JP3154614U (ja) 合成樹脂容器の蓋着脱構造
JP2012025484A (ja) 家庭用薄葉紙収納容器
JP6032941B2 (ja) キャップのタンパーエビデンス構造
JP2006219139A (ja) シート状物収納容器
JP3187421U (ja) 開封用カッター
JP4624807B2 (ja) 育苗ポット
JP2019026329A (ja) 付け替え容器
JPH11321868A (ja) 収納ケース
JP6086722B2 (ja) ヒンジキャップ
JP5902942B2 (ja) 容器のキャップ構造
JP4823820B2 (ja) キャップ
JP2020019503A (ja) 家庭用薄葉紙収納容器
JP2013249114A (ja) ティッシュ容器
JP6103929B2 (ja) ヒンジキャップ
JP5929137B2 (ja) 蓋とそれを用いたウェットティッシュ用容器
JP6170398B2 (ja) 2連エアゾール容器体用吐出装置及び2連式エアゾール容器
JP2016216116A (ja) ウェットティッシュ収納容器
JP2022168228A (ja) 容器のシート取出し口
US1631967A (en) Container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6930905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150