JP3154614U - 合成樹脂容器の蓋着脱構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器本体と蓋とが一体にでき、しかも開閉用の支承部はヒンジとしての機能を有しそこを支点として容器本体と蓋とが開閉自在で、しかも使用目的に応じて容器本体と蓋とを容易に分離できるようにした合成樹脂容器の蓋着脱構造を提供する。【解決手段】合成樹脂製で上部開口周縁一側に鍔辺6を延出した薄型の容器本体と該容器本体の開口部2に被さる蓋3とにより成り、該蓋の周縁には外方向に延出する舌片9を設ける一方、前記容器本体の鍔辺には前記舌片を抜き差し可能な切り込み7を設けて蓋3の装着時は該蓋が容器本体上1で前記切り込み部を支点として繰り返し開閉でき、また蓋3を必要としないときは容器本体1から蓋3を取り外すことによって各々を別々に使用できるようにした。なお、容器本体1と蓋3とは必ずしも同一素材でなくともよい。【選択図】図1
Description
本考案は、合成樹脂容器の蓋着脱構造に関するものである。
従来、プラスチックなどの合成樹脂製容器は、特許文献1に示すように蓋と容器本体間に屈曲型のヒンジ部を一体成形して該蓋側を開閉可能としたものと、特許文献2に示すように蓋と容器本体とを別々に分離可能に構成したタイプとがある。
ところで、上記特許文献1の構造のものは蓋を開いたときは蓋が180°開放するため容器の設置スペースを多く必要とする他、屈曲型ヒンジ部の反発力により蓋を閉じてもそのままでは直ぐに開いてしまうという問題点があり、これを防止するために蓋の外周縁に掛け止め用の係止手段を設けているのが普通である。一方、特許文献2の構造は蓋と容器本体とがヒンジ部を介して別々に分離することができる反面、前記ヒンジ部の構造が複雑な為成形型や成形品がコスト高となるという問題がある。
そこで、本考案は上記問題点を解消し容器本体と蓋とが一体にでき、しかも開閉用の支承部はヒンジとしての機能を有しそこを支点として容器本体と蓋とが開閉自在で、しかも使用目的に応じて容器本体と蓋とを容易に分離できるようにした合成樹脂容器の蓋着脱構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、合成樹脂製で上部開口周縁一側に鍔辺6を延出した薄型の容器本体1と該容器本体の開口部2に被さる蓋3とにより成り、該蓋の周縁には外方向に延出する舌片9を設ける一方、前記容器本体の鍔辺には前記舌片を抜き差し可能な切り込み7を設けたことを特徴とする(請求項1)。
また、前記切り込み7は外方向に湾曲状に形成すると共に、該切り込みの両端には逆湾曲状の微小切り込み8を形成するとよい(請求項2)。
さらに、前記蓋3の周縁に延出した舌片9の先端部は、湾曲状に形成すると共に、該舌片の両端には内方向にくびれるように形成した切り欠き10を形成することもできる(請求項3)。
本考案によれば、容器本体1に設けた鍔辺6の切り込み7に蓋側に設けた舌片9を差し込めば容器本体と蓋とが一体となり、しかも前記差し込み部がヒンジとして機能し蓋自体を開閉可能に支承する(請求項1)。
また、容器本体1の鍔辺6に形成した切り込み部7が湾曲に形成され、しかもその両端に形成した逆湾曲状の微小切り込み8の存在により、蓋側の舌片9を差し込む際には湾曲となった舌片の外縁が案内となってその先端部から順次切り込み7に挿入されるので差し込み作業が容易である(請求項2)。
また、蓋3側の舌片9の先端部は湾曲状に形成され、該舌片の両端には内方向にくびれるように形成した切り欠き10があることにより、前記容器本体側の切り込み部7の両端に設けた微小切り込み8に引っ掛かり舌片9の抜け止めとなって蓋3の開閉を繰り返しても抜け出ることがない。(請求項3)。
以上のように、容器本体1に蓋3を装着したときは一体容器として使用でき蓋の開閉も可能である一方、必要に応じて容器本体1と蓋3とを分離できると共に、製品の保管も容器本体と蓋を別々に重ね合わせて保管すれば管理上も都合がよいなど、使用目的に応じて適宜選択できるという利便性を有する。
本考案による合成樹脂容器の蓋着脱構造は、家庭用食品容器に限らず日常使用するあらゆる用途の小物容器や収納容器など広範囲に利用できるものである。
以下、本考案の詳細について図1ないし図5により説明する。
容器本体1は、例えばポリスチレン樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂等のいわゆる合成樹脂により成形されており、該容器本体の上方の開口部2には同様に合成樹脂製の蓋3が被さるようになっており、各々は概ね0.2〜1.2ミリメートルの薄板を真空成形や真空圧空成形または射出成形などにより成形したものである。
容器本体1は、例えばポリスチレン樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂等のいわゆる合成樹脂により成形されており、該容器本体の上方の開口部2には同様に合成樹脂製の蓋3が被さるようになっており、各々は概ね0.2〜1.2ミリメートルの薄板を真空成形や真空圧空成形または射出成形などにより成形したものである。
容器本体1の周縁4には蓋3が嵌まり込み可能に折り返し状に形成された縁5が設けられその一側には鍔辺6が外方向に延出している。また、該鍔辺の上面には外方向に湾曲した切り込み7が複数個所(図は2箇所)設けられると共に、各切り込みの両端には逆湾曲状の微小切り込み8が形成されている。
一方、蓋3の周縁一側の前記切り込み7に対向する位置には湾曲状に突出した舌片9が延出しており、その両端には内方向にくびれるように形成した切り欠き10が設けられている。
本考案は、以上の如く形成されており、例えば容器本体1に蓋3を装着するときは蓋の舌片9を容器本体の対応する切り込み7に差し込む。このとき、舌片9の先端部は湾曲状となっていることからその先端縁は切り込み7に沿ってスムースに挿入され、蓋の縁と鍔辺が当接した時点で舌片の切り欠き10と鍔辺の微小切り込みとが噛み合うように係合して容器本体1と蓋3とは一体となる。
したがって、この状態で蓋3を開くとその舌片9の根元部と切り込み7とを支点としてヒンジの如く支承され保持されているためこれを繰り返しても抜け出ることがない。さらに、鍔辺6の下方に突き出た舌片9の先端部が該鍔辺の裏面又は容器本体の外壁に当接して蓋の開放角度θを鈍角に制限できるので据付台のスペースも少なくて済む他、従来の屈曲型のヒンジに比べて蓋を開いた際に生ずる折り曲げに伴う戻り反発力も小さくて済む。
また、上記蓋3の開放角度θの設定は鍔辺6に設けた切り込み部7の湾曲寸法と微小切り込み8の切り込み角度と切り込み寸法、舌片9の延出寸法を適宜選択することにより可能である。さらに、使用目的に応じて容器本体1と蓋3とを別々に分離して使用するときは、蓋側の舌片9を容器本体の鍔辺6に対して略垂直状態にした状態で上方に引き上げると切り込み7から前記舌片をスムースに抜き出すことができる。なお、本実施例では箱型容器について説明したが丸型、楕円、多角形容器に対しても適用可能であり本考案と同様の効果が得られる他、容器本体1と蓋3とは必ずしも同一素材でなくともよく、使用目的に応じて適宜選択可能であることは云うまでもない。
1 容器本体
2 開口部
3 蓋
4 周縁
5 縁
6 鍔辺
7 切り込み
8 微小切り込み
9 舌片
10 切り欠き
2 開口部
3 蓋
4 周縁
5 縁
6 鍔辺
7 切り込み
8 微小切り込み
9 舌片
10 切り欠き
Claims (3)
- 合成樹脂製で上部開口周縁一側に鍔辺を延出した薄型の容器本体と該容器本体の開口部に被さる蓋とにより成り、該蓋の周縁には外方向に延出する舌片を設ける一方、前記容器本体の鍔辺には前記舌片を抜き差し可能な切り込みを設けたことを特徴とする合成樹脂容器の蓋着脱構造。
- 前記切り込みは、外方向に湾曲状に形成すると共に、該切り込みの両端には逆湾曲状の微小切り込みを形成したことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂容器の蓋着脱構造。
- 前記蓋の周縁に延出した舌片の先端部は、湾曲状に形成すると共に、該舌片の両端には内方向にくびれるように形成した切り欠きを形成したことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂容器の蓋着脱構造。
Priority Applications (1)
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JP2009005496U JP3154614U (ja) | 2009-08-04 | 2009-08-04 | 合成樹脂容器の蓋着脱構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3154614U true JP3154614U (ja) | 2009-10-22 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168295A (ja) * | 2010-02-17 | 2011-09-01 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 蓋及び容器 |
JP2012081970A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Chuo Kagaku Co Ltd | 包装容器 |
JP2018086129A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 株式会社吉野工業所 | コンパクト容器 |
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2009
- 2009-08-04 JP JP2009005496U patent/JP3154614U/ja not_active Expired - Fee Related
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