JP2019098771A - 座席用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、良好な通風性能および発熱性能を具備した、座席用空調装置を提供すること。【解決手段】座席用空調装置(10)は、着座者を支持する座席パッド(7)に装着されるものであって、通風シート(11)を備えている。前記通風シートは、内部に通風路(14)を有するシート状に形成されている。また、前記通風シートは、通風孔(15)を有している。前記通風孔は、前記通風シートが前記座席パッドに装着された場合に、着座面(6a)側に向かって開口するように設けられている。さらに、前記通風シートは、通電により発熱するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、座席用空調装置に関する。
自動車等の座席に装着される送風装置として、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の送風装置は、送風源と通風路とを有している。通風路は、熱可塑性エラストマ製の複数のチューブを並列して一体化することで、シート状に形成されている。通風路は、ノズルを介して送風源に接続されている。通風路を構成する複数のチューブの、上面側すなわちシート表皮側には、スリット状の吹出口が形成されている。
特許文献1に記載の送風装置を自動車等の車両用座席に組み込む場合、シートパッドとシート表皮との間に、シート状の通風路が配置される。また、シート状の通風路と、シート表皮との間には、シートヒータを設置することが可能である。
特開2010−253号公報
上記の通り、特許文献1に記載の構成において、座席に通風機能と発熱機能とを設けようとすると、シートパッドとシート表皮との間に、通風路とシートヒータとの2層構造が配置される。この場合、通風路とシート表皮との間にシートヒータが配置されるため、通風抵抗が増加する。また、上記の2層構造に伴う、部品点数の増加および組付け工数の増加により、製造コストおよび装置重量が増加する。
本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、例えば、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、良好な通風性能および発熱性能を具備した、座席用空調装置を提供する。
請求項1に記載の座席用空調装置(10)は、
着座者を支持する座席パッド(7)に装着されるものであって、
内部に通風路(14)を有するシート状に形成され、前記座席パッドに装着された場合に着座面(6a)側に向かって開口する通風孔(15)を有する、通風シート(11)を備え、
前記通風シートは、通電により発熱するように構成されている。
かかる構成においては、前記通風シートは、前記通風孔にて空気を噴出または吸入することで、通風機能を奏する。また、前記通風シートは、通電により発熱する。このように、かかる構成においては、前記通風シートそれ自体が通電により発熱することで、単体の前記通風シートにより、通風機能と発熱機能とが奏され得る。すなわち、通風機能と発熱機能とが、良好に一体化され得る。このため、前記通風シートの他にシートヒータを設けて両者を積層する2層構造の場合に生じる通風抵抗の増加が、良好に回避され得る。したがって、かかる構成によれば、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、良好な通風性能および発熱性能を具備することが可能となる。
なお、上記および特許請求の範囲の欄における、各手段に付された括弧付きの参照符号は、同手段と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。よって、本発明の技術的範囲は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
実施形態に係る座席用空調装置の全体構成を概略的に示す側断面図である。 図1に示されている座席パッドを分解して示す斜視図である。 図1に示されている座席用空調装置の一変形例の概略構成を示す側断面図である。 図1に示されている座席用空調装置の他の一変形例の概略構成を示す側断面図である。 図1に示されている座席用空調装置のさらに他の一変形例の概略構成を示す側断面図である。 図1に示されている通風シートの一変形例の概略構成を示す断面図である。 図1に示されている通風シートの他の一変形例の概略構成を示す断面図である。 図1に示されている通風シートのさらに他の一変形例の概略構成を示す平面図である。 図8におけるIX−IX断面図である。 図2に示されている端子の一変形例の概略構成を示す側断面図である。 図2に示されている端子の他の一変形例の概略構成を示す側断面図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図1および図2に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると当該実施形態の理解が妨げられるおそれがあるため、当該実施形態の説明の後にまとめて記載する。
(全体構成)
図1を参照すると、車両1の車室2内には、座席3が設置されている。本実施形態においては、座席3は、自動車用座席であって、自動車である車両1に搭載されている。
以下、説明の便宜上、本実施形態の構成における、前後左右上下の各方向を、図中矢印で定義する。なお、かかる方向の概念は、実施形態の構成を簡潔に説明するために便宜上設けたものである。したがって、「下」は、重力作用方向を必ずしも意味しないことは、いうまでもない。但し、典型的には、車両1を水平面状に安定的に載置した場合、「下」は、重力作用方向と一致あるいはほぼ一致する。同様に、左右方向は、典型的には、車幅方向と一致あるいはほぼ一致する。但し、左右方向についても、必ずしも車幅方向を意味するものではないことは、いうまでもない。前後方向についても同様である。
座席3は、背当部4と、座面部5と、表皮部6とを備えている。背当部4は、座席3に乗員が着座した場合に当該乗員の上体を背後から支持するように、座面部5の後端部から斜め上方に延設されている。座面部5は、座席3に乗員が着座した場合に当該乗員の臀部および大腿部を下方から支持するように設けられている。
背当部4および座面部5は、外表面にて表皮部6を有している。なお、図示の簡略化のため、図1においては、本実施形態においては、背当部4に対応する表皮部6の図示が省略されている。表皮部6は、通気性を有する生地、例えば、布地、パーフォレーション付き天然皮革、またはパーフォレーション付き合成皮革によって形成されている。着座面6aは、座席3に乗員が着座した場合に乗員の臀部および大腿部に対向する座面部5の外表面、すなわち、座面部5に対応する表皮部6の表面である。
座面部5は、表皮部6と座席パッド7とを有している。すなわち、本実施形態において、座席パッド7は、車両1の車室2内に設置される座席3を構成するものである。
座席パッド7は、着座者すなわち座席3に着座した乗員を良好に支持するように、クッション性の高い発泡ポリウレタン樹脂等によって形成されている。本実施形態においては、座席パッド7は、上側パッド7aと下側パッド7bとを積層した2層構造を有している。上側パッド7aと下側パッド7bとは、同一の特性を有する同一の材料によって形成されている。「特性」は、例えば、JIS K 6400等の工業基準に準拠して測定される硬さ等である。
上側パッド7aは、表皮部6と下側パッド7bとの間に配置されている。上側パッド7aには、空気流が良好に通流可能な複数の着座側通路7cが、上下方向すなわち上側パッド7aの厚さ方向に沿って形成されている。着座側通路7cにて「空気流が良好に通流可能」とは、着座側通路7cにて、通流する空気流に大きな流路抵抗が生じないことをいう。以下、着座側通路7c以外の部分についても同様である。具体的には、着座側通路7cは、上側パッド7aを厚さ方向に貫通する貫通孔であって、表皮部6すなわち着座面6aに向けて開口するように設けられている。
下側パッド7bは、上側パッド7aの下方に配置されている。本実施形態においては、下側パッド7bには、収容部7dが設けられている。収容部7dは、上側パッド7aに向かって開口する凹部であって、平面視にて略矩形状に形成されている。なお、本明細書にて、「平面視」とは、対象物を上から見ることをいう。
下側パッド7bには、空気流が良好に通流可能な送風源側通路7eが、上下方向すなわち下側パッド7bの厚さ方向に沿って形成されている。送風源側通路7eは、下側パッド7bを厚さ方向に貫通する貫通孔であって、収容部7dの平面視における略中央部にて開口するように設けられている。
収容部7dの前後方向における略中央部には、空気流が通流可能な溝部7fが、左右方向に沿って形成されている。溝部7fは、上側パッド7aに向かって開口する凹部を形成するように設けられている。溝部7fは、送風源側通路7eを介して、ダクト8と接続されている。
ダクト8は、管状部材であって、気流発生源9と座席用空調装置10とを接続するように設けられている。本実施形態においては、ダクト8は、座席3の下方に配置されている。気流発生源9は、例えば、座席3の下方に配置された送風機、具体的には送風ユニットである。あるいは、気流発生源9は、例えば、車両1に搭載されたエアコン装置である。
(座席用空調装置の構成)
座席用空調装置10は、座面部5における座席パッド7に装着されることで、着座者に空気流を供給するとともに着座者を加温するように構成されている。具体的には、座席用空調装置10は、通風シート11と、一対の端子12とを備えている。以下、図1および図2を参照しつつ、座席用空調装置10における各部の構成について説明する。
図2に示されているように、通風シート11は、収容部7dに収容されるように、平面形状が矩形状のシート状に形成されている。「平面形状」とは、シート状部材の厚さ方向が水平面と直交するように当該シート状部材を水平面上に載置して、当該シート状部材を水平面と直交する視線で見た場合の、当該シート状部材の外形形状をいう。すなわち、通風シート11の平面形状は、通風シート11の平面視における外形形状と一致する。
通風シート11は、一対の端子12のうちの一方を不図示の電源の正極に電気接続し他方を当該電源の負極に電気接続することで、通電により発熱するように構成されている。具体的には、通風シート11は、通電により発熱する導電性樹脂(例えば導電性エラストマ等)によって形成されている。「導電性樹脂」は、「抵抗発熱体を構成する合成樹脂」とも称され得る。
通風シート11は、平面形状が矩形状の、一対の通風シート面13を有している。通風シート面13は、通風シート11を水平面上に載置した場合に、通風シート11の水平面と対向する表面、すなわち、頂面および底面を構成する表面である。
端子12は、通風シート11の矩形状の平面形状の対辺方向における一方および他方の端部に対応する位置にそれぞれ設けられている。「対辺方向」とは、矩形における一対の対辺同士の間隔を規定する方向である。すなわち、対辺方向は、一対の対辺の双方と直交する仮想直線と平行な方向である。本実施形態においては、一対の端子12の一方は、通風シート11の前端部と対向配置されている。また、一対の端子12の他方は、通風シート11の後端部と対向配置されている。
本実施形態においては、端子12は、通風シート面13に対向する平板状に形成されている。具体的には、端子12は、左右方向に延設された導体板であって、銅等の良導体によって形成されている。また、端子12は、収容部7dの底面上に固定されている。端子12は、それ自体が導電性を有する通風シート11の、導電性の表面である通風シート面13と、所定の圧力にて接触することで、通風シート11と電気接続されるようになっている。
図1に示されているように、通風シート11は、空気流が通流可能な通風路14を内部に有している。本実施形態においては、通風路14は、主として前後方向に空気流が通流するように、前後方向に沿って設けられている。通風路14の前後方向における両端部は、閉塞されている。
また、通風シート11は、空気流が良好に通流可能な複数の通風孔15を有している。通風孔15は、通風シート面13にて開口する貫通孔であって、通風路14と連通するように設けられている。また、通風孔15は、通風シート11が座面部5における座席パッド7に装着された場合に、着座面6a側に向かって開口するように設けられている。すなわち、通風シート11の外部の空間と通風路14とは、通風孔15を介して連通されている。また、通風孔15は、前後方向について、着座側通路7cに対応する位置に設けられている。すなわち、通風孔15は、着座側通路7cと対向するように配設されている。
さらに、通風シート11は、空気流が良好に通流可能な連通孔16を有している。連通孔16は、通風孔15が設けられている側とは反対側の通風シート面13にて開口する貫通孔であって、通風路14と連通するように設けられている。また、連通孔16は、通風シート11が座面部5における座席パッド7に装着された場合に溝部7fと連通するように、前後方向について溝部7fに対応する位置に設けられている。すなわち、連通孔16は、溝部7fと対向するように配設されている。
本実施形態においては、通風シート11は、導電性樹脂製の通風チューブ17を並列に複数配列することによって形成されている。通風チューブ17は、内部に通風路14を有するチューブであって、円筒形状に形成されている。複数の通風チューブ17の各々は、前後方向に延設されている。また、複数の通風チューブ17は、左右方向に配列されている。すなわち、通風シート11は、前後方向に延設された通風路14を、並列に複数配列した構造を有している。また、通風シート11は、通電方向が通風チューブ17の延設方向と一致するように構成されている。
具体的には、本実施形態においては、左右方向に隣接する2本の通風チューブ17同士が互いに結合されることで、複数の通風チューブ17は一体化されている。例えば、複数の通風チューブ17は、互いに継ぎ目なく一体化され得る。このため、通風シート面13は、複数の半円柱面を並列に配置して互いに滑らかに結合した形状を有している。また、通風チューブ17の各々には、通風孔15を構成する切り欠き部が、前後方向について同一の位置に設けられている。さらに、通風チューブ17の各々には、連通孔16を構成する切り欠き部が、前後方向について同一の位置に設けられている。
(動作概要)
以下、本実施形態に係る座席用空調装置10の動作概要について、本実施形態の構成により奏される効果とともに、図1および図2を参照しつつ説明する。
例えば、気流発生源9にて、送風、すなわち、座席用空調装置10に向けて空気が送出される場合がある。この場合、気流発生源9からダクト8を介して座席用空調装置10に吹出方向の空気流が供給される。すると、かかる空気流に起因して、送風源側通路7e、溝部7f、および連通孔16を介して通風シート11内の通風路14に空気が流入する空気流が発生する。
これにより、通風路14から通風孔15を介して通風シート11の外部に空気が流出する空気流が発生する。すなわち、通風孔15から着座面6aに向けて空気流が噴出される。通風孔15から着座面6aに向けて噴出された空気流は、着座側通路7cを通過するとともに、通気性を有する表皮部6を貫通して、車室2側に達する。このようにして、着座者に対する送風が実行される。
逆に、気流発生源9にて空気が吸引される場合がある。この場合、座席用空調装置10からダクト8を介して気流発生源9に向かう空気流が発生する。すなわち、気流発生源9からダクト8を介して座席用空調装置10に吸引方向の空気流が供給される。かかる空気流に起因して、通風シート11内の通風路14から、連通孔16、溝部7f、および送風源側通路7eを介してダクト8側に空気が流出する空気流が発生する。すなわち、通風シート11内の通風路14から、空気が吸い出される。
これにより、着座側通路7cおよび通風孔15を介して通風シート11内の通風路14に空気が流入する空気流が発生する。すると、着座側通路7cにて、負圧が発生する。これにより、着座面6aの周囲の空気が、通気性を有する表皮部6を貫通して、通風シート11側に吸引される。このようにして、着座者と座席3との間の空気を吸引することで、着座部における蒸れを良好に解消することが可能となる。
また、一対の端子12を介して、通風シート11が通電される。すると、通風シート11が発熱する。これにより、着座者に対する加温動作が実行される。なお、かかる加温動作は、上記の送風動作または吸引動作とは別に、あるいは、上記の送風動作または吸引動作と同時に実行され得る。特に、送風動作と加温動作とが併用される場合、通風シート11の通電により、通風路14の内部の空気が加温される。かかる加温空気が通風孔15を介して着座者に供給されることで、通風シート11それ自体の発熱による輻射熱とともに、着座者に対する効果的な加温が実現され得る。
上記の通り、本実施形態の構成においては、通風シート11は、通風孔15にて空気を噴出または吸入することで、通風機能を奏する。また、通風シート11は、通電により発熱する。このように、かかる構成においては、通風シート11それ自体が通電により発熱することで、単体の通風シート11により、通風機能と発熱機能とが奏され得る。すなわち、通風機能と発熱機能とが、良好に一体化され得る。
ところで、通風シート11の他にシートヒータを設けて、両者を着座面6aと座席パッド7との間に設置する2層構造の場合、シートヒータの存在に起因して、通風抵抗が増加する。これに対し、本実施形態の構成においては、単体の通風シート11により通風機能と発熱機能とが実現されることで、上記のような通風抵抗の増加が、良好に回避され得る。
上記の通り、かかる構成によれば、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、良好な通風性能および発熱性能を具備することが可能となる。かかる観点から、座席用空調装置10は、加温機能付きの「座席用送風装置」あるいは「座席用空気流発生装置」とも称され得る。
また、本実施形態の構成においては、通風シート11は、通電により発熱する導電性樹脂によって形成されている。かかる構成においては、通風機能を奏する通風シート11を導電性樹脂によって形成することで、通風シート11が構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シート11が、安価な装置コストによって実現され得る。
また、本実施形態の構成においては、通風シート11は、内部に通風路14を有するチューブ状に形成された通風チューブ17を並列に複数配列することによって形成されている。より詳細には、本実施形態においては、通風シート11は、左右方向に隣接する2本の通風チューブ17同士を互いに結合することで複数の通風チューブ17を一体化した構造を有している。
かかる構成においては、通風シート11は、通風チューブ17の内部の空間によって形成された通風路14を並列に複数配列した構造を有している。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シート11を、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
また、本実施形態の構成においては、通風シート11は、平面形状が矩形状に形成されている。また、通風シート11に通電するための端子12は、矩形状の平面形状の対辺方向における一方および他方の端部に対応する位置にそれぞれ設けられている。かかる構成においては、一対の端子12間の距離を可及的に長くすることで、通風シート11における通電発熱領域を可及的に広くすることが可能となる。
また、本実施形態の構成においては、通風シート11に通電するための端子12は、通風シート11の表面である通風シート面13に対向する平板状に形成されている。かかる構成においては、通風シート11の表面である通風シート面13に、平板状の端子12を対向および接触させることで、通風シート11と端子12との電気接続が形成される。したがって、通風シート11と端子12との電気接続が、簡略な構成によって形成され得る。
また、本実施形態の構成においては、座席パッド7は、車両1の車室2内に設置される座席3を構成する。かかる構成においては、通風シート11は、車両1の車室2内に設置される座席3を構成する座席パッド7に装着されることで、車両1の乗員に対して空気流および/または温熱を供給することができる。したがって、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、自動車等の車両用座席に通風機能と発熱機能とを設けることが可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態との相違点を主として説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、相互に同一または均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾または特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
上記実施形態における説明、および、図中の記載における、前後左右上下の各方向概念は、実施形態の構成を簡潔に説明するために便宜上設けたものである。したがって、本発明は、かかる方向概念に限定されない。
具体的には、例えば、図1に示されているように、座席3が「前向き」に設置された場合、左右方向が車幅方向と一致あるいはほぼ一致する。これに対し、座席3が「横向き」に設置された場合、前後方向が車幅方向と一致あるいはほぼ一致する。また、座席3が「後ろ向き」に設置された場合、前後方向が逆転する。後述する他の変形例についても同様である。
座席3の構造についても、特段の限定はない。すなわち、例えば、座席3は、前部座席あってもよいし、後部座席であってもよい。背当部4は、リクライニング角度が調整可能であってもよいし、調整不能であってもよい。背当部4には、着座者の頭部を支持するヘッドレストが設けられていてもよい。あるいは、座席3は、背当部4を有しないものであってもよい。
上記実施形態においては、通風シート11は、下側パッド7bに設けられた収容部7dに収容されることで、座席パッド7に装着されていた。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。
すなわち、例えば、図3に示されているように、通風シート11を収容する収容部7dは、下側パッド7bに向かって開口するように、上側パッド7aに設けられていてもよい。なお、上記実施形態、および本変形例において、表皮部6は、座席パッド7の外側表面と一体化されていてもよい。
あるいは、図4に示されているように、通風シート11は、表皮部6と座席パッド7との間に配置されていてもよい。この場合、座席パッド7は、上下に分離されない一体構造であってもよい。また、好適には、座席パッド7における表皮部6と対向する上面には、収容部7dが設けられ得る。収容部7dは、表皮部6に向かって開口する凹部であって、通風シート11を収容するように形成されている。図4に示されているように、座席パッド7における上面に収容部7dを設けて、この収容部7dに通風シート11を収容することで、着座面6aにおける凸部の発生に伴う座り心地の悪化が可及的に抑制され得る。なお、上記の通り、座席パッド7における上面に収容部7dを設けることは、必須ではない。
気流発生源9と座席用空調装置10との、空気流通流経路の接続は、座席パッド7の一部を貫通することなく行ってもよい。すなわち、例えば、図5に示されているように、通風シート11は、下側パッド7bの上面から後端部を通って底面側に回り込むように設けられていて、下側パッド7bの底面側にて気流発生源9と接続されてもよい。この場合、通風シート11における、一対の端子12間の通電領域は、図5に示されているように、着座面6aに対応する領域に設けられ得る。なお、この場合においても、図4に示されているように、座席パッド7における上面に収容部7dを設けてもよい。すなわち、通風シート11における、一対の端子12間の通電領域は、座席パッド7における上面に設けた収容部7dに収容されるようになっていてもよい。
上記実施形態においては、通風シート11は、通電により発熱する導電性樹脂によって形成されていた。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。
例えば、図6に示されているように、一変形例に係る通風シート11は、本体部111と発熱体112とを備えている。本体部111は、絶縁性樹脂によって形成されている。具体的には、本体部111は、絶縁性樹脂製の通風チューブ17を並列に複数配列して一体化することによって形成されている。
発熱体112は、通電により発熱する電気抵抗体によって膜状に形成されている。発熱体112は、本体部111の表面である本体面113に密着するように接合されている。具体的には、例えば、発熱体112は、電気抵抗体を本体面113に乾式または湿式で製膜することによって形成され得る。あるいは、例えば、発熱体112は、フィルム状の電気抵抗体を本体面113に接着することによって形成され得る。
本変形例においては、絶縁性樹脂によって形成された本体部111の表面である本体面113上に、膜状の電気抵抗体である発熱体112を形成することで、通風シート11が構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シート11を、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
あるいは、図7に示されているように、他の一変形例に係る通風シート11は、本体部111と発熱体112とを備えている。本体部111は、絶縁性樹脂によって形成されている。具体的には、本体部111は、絶縁性樹脂製の通風チューブ17を並列に複数配列して一体化することによって形成されている。
発熱体112は、通電により発熱する電気抵抗体によって、線状すなわちワイヤ状に形成されている。また、発熱体112は、本体部111に埋設されている。具体的には、例えば、発熱体112は、多数の線状の電気抵抗体を編み込むことで、メッシュ状且つ筒状に形成されている。本体部111は、例えば、メッシュ状且つ筒状の発熱体112に絶縁性エラストマ等の絶縁体材料を含侵させることで、多数の線状の電気抵抗体のそれぞれの周囲を絶縁体層によって覆うように設けられている。
本変形例においては、絶縁性樹脂によって形成された本体部111に、線状の電気抵抗体である発熱体112を埋設することで、通風シート11が構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シート11を、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
上記実施形態および各変形例においては、通風シート11は、通風チューブ17を並列に複数配列して一体化することによって形成されていた。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。具体的には、例えば、図8および図9に示されているように、通風シート11は、1枚の平板状部材の内部に複数の通風路14を設けることによって形成されていてもよい。
上記実施形態および各変形例においては、通風シート11に通電するための端子12は、通風シート11の表面である通風シート面13に対向する平板状に形成されていた。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。
具体的には、例えば、図10に示されているように、端子12は、通風シート11の対辺方向における端部を収容するように、断面形状がU字状に形成されていてもよい。かかる構成においては、U字状の断面形状を有する端子12に、通風シート11の対辺方向における端部を収容することで、通風シート11と端子12との電気接続が形成される。したがって、通風シート11と端子12との電気接続が、確実に形成され得る。なお、「U字状」は、「C字状」あるいは「角括弧状」とも表現され得る。
あるいは、例えば、図11に示されているように、端子12は、凸部121を有していてもよい。凸部121は、通風シート11の対辺方向における端部にて、通風シート11の内部すなわち通風路14内に挿入されるように、通風路14の延設方向に沿って突設されている。
具体的には、本変形例においては、通風シート11は、絶縁性樹脂製の通風チューブ17を並列に複数配列して一体化することによって形成されている。端子12は、通風チューブ17と同数の、複数の凸部121を有している。複数の凸部121の各々は、対応する通風チューブ17の端部にて、通風路14内に挿入されている。
かかる構成においては、通風シート11の対辺方向における端部にて、通風シート11の内部に端子12の凸部121を挿入することで、通風シート11と端子12との電気接続が形成される。したがって、通風シート11と端子12との電気接続が、確実に形成され得る。
気流発生源9が、座席3の近傍に配置される送風機、具体的には送風ユニットである場合があり得る。この場合、座席用空調装置10は、通風シート11と、かかる通風シート11に対して気流を供給するように設けられた気流発生源9とを備えるものと把握され得る。
通風シート11における、通風路14内の空気流の通流方向と、通電方向すなわち電流通流方向とは、上記実施形態のように平行であってもよいし、互いに交差していてもよい。
上記実施形態および各変形例においては、座席用空調装置10は、座面部5に設けられていた。しかしながら、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、座席用空調装置10は、座面部5に代えて、あるいは、座面部5とともに、背当部4に設けられ得る。背当部4に座席用空調装置10が設けられる場合、背当部4は、上記実施形態および各変形例における座面部5と同様に構成され得る。したがって、説明の冗長化を回避するため、背当部4に座席用空調装置10が設けられる場合の、背当部4の構成についても図示および説明については、本明細書においては省略する。
上記の説明において、互いに継ぎ目無く一体に形成されていた複数の構成要素は、互いに別体の部材を貼り合わせることによって形成されてもよい。同様に、互いに別体の部材を貼り合わせることによって形成されていた複数の構成要素は、互いに継ぎ目無く一体に形成されてもよい。
上記の説明において、互いに同一の材料によって形成されていた複数の構成要素は、互いに異なる材料によって形成されてもよい。同様に、互いに異なる材料によって形成されていた複数の構成要素は、互いに同一の材料によって形成されてもよい。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、相互に組み合わされ得る。さらに、上記実施形態の全部または一部と、変形例の全部または一部とが、相互に組み合わされ得る。
上記実施形態および変形例を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に本発明が限定されることはない。同様に、構成要素等の形状、方向、位置関係等が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に特定の形状、方向、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、方向、位置関係等に本発明が限定されることはない。
(まとめ)
以下、上記実施形態および変形例による開示の一部または全部によって示された、本発明の種々の観点について説明する。
第1の観点では、通風シートは、通電により発熱するように構成されている。かかる構成においては、通風シートは、通風孔にて空気を噴出または吸入することで、通風機能を奏する。また、通風シートは、通電により発熱する。すなわち、単体の通風シートにより、通風機能と発熱機能とが、良好に一体化され得る。したがって、かかる構成によれば、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、良好な通風性能および発熱性能を具備することが可能となる。
第2の観点では、通風シートは、通電により発熱する導電性樹脂によって形成されている。かかる構成においては、通風機能を奏する通風シートを導電性樹脂によって形成することで、通風シートが構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シートが、安価な装置コストによって実現され得る。
第3の観点では、通風シートは、本体部と発熱体とを備えている。本体部は、絶縁性樹脂によって形成されている。発熱体は、通電により発熱する電気抵抗体によって膜状に形成され、本体部の表面である本体面に密着するように接合されている。かかる構成においては、絶縁性樹脂によって形成された本体部の表面である本体面上に、膜状の電気抵抗体である発熱体を形成することで、通風シートが構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シートを、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
第4の観点では、通風シートは、本体部と発熱体とを備えている。本体部は、絶縁性樹脂によって形成されている。発熱体は、通電により発熱する電気抵抗体によって線状に形成され、本体部に埋設されている。かかる構成においては、絶縁性樹脂によって形成された本体部に、線状の電気抵抗体である発熱体を埋設することで、通風シートが構成されている。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シートを、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
第5の観点では、通風シートは、内部に通風路を有するチューブ状に形成された通風チューブを並列に複数配列することによって形成されている。かかる構成においては、通風シートは、通風チューブの内部の空間によって形成された通風路を並列に複数配列した構造を有している。したがって、通風機能と発熱機能とが良好に一体化された単体の通風シートを、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ実現することが可能となる。
第6の観点では、通風シートは、平面形状が矩形状に形成されている。また、通風シートに通電するための端子は、矩形状の平面形状の対辺方向における一方および他方の端部に対応する位置にそれぞれ設けられている。かかる構成においては、一対の端子間の距離を可及的に長くすることで、通風シートにおける通電発熱領域を可及的に広くすることが可能となる。
第7の観点では、通風シートに通電するための端子は、通風シートの表面である通風シート面に対向する平板状に形成されている。かかる構成においては、通風シートの表面である通風シート面に、平板状の端子を対向させることで、通風シートと端子との電気接続が形成される。したがって、通風シートと端子との電気接続が、簡略な構成によって形成され得る。
第8の観点では、通風シートに通電するための端子は、通風シートの対辺方向における端部を収容するように、断面形状がU字状に形成されている。かかる構成においては、U字状の断面形状を有する端子に、通風シートの対辺方向における端部を収容することで、通風シートと端子との電気接続が形成される。したがって、通風シートと端子との電気接続が、確実に形成され得る。
第9の観点では、通風シートに通電するための端子は、凸部を有する。凸部は、通風シートの対辺方向における端部にて通風シートの内部に挿入されるように設けられている。かかる構成においては、通風シートの対辺方向における端部にて、通風シートの内部に端子の凸部を挿入することで、通風シートと端子との電気接続が形成される。したがって、通風シートと端子との電気接続が、確実に形成され得る。
第10の観点では、座席パッドは、車両の車室内に設置される座席を構成する。かかる構成においては、通風シートは、車両の車室内に設置される座席を構成する座席パッドに装着されることで、車両の乗員に対して空気流および/または温熱を供給することができる。したがって、装置構成の複雑化を可及的に回避しつつ、自動車等の車両用座席に通風機能と発熱機能とを設けることが可能となる。
1 車両
3 座席
6a 着座面
7 座席パッド
10 座席用空調装置
11 通風シート
12 端子
13 通風シート面
14 通風路
15 通風孔
17 通風チューブ

Claims (10)

  1. 着座者を支持する座席パッド(7)に装着される座席用空調装置(10)であって、
    内部に通風路(14)を有するシート状に形成され、前記座席パッドに装着された場合に着座面(6a)側に向かって開口する通風孔(15)を有する、通風シート(11)を備え、
    前記通風シートは、通電により発熱するように構成された、座席用空調装置。
  2. 前記通風シートは、通電により発熱する導電性樹脂によって形成された、請求項1に記載の座席用空調装置。
  3. 前記通風シートは、
    絶縁性樹脂によって形成された、本体部(111)と、
    通電により発熱する電気抵抗体によって膜状に形成され、前記本体部の表面である本体面(113)に密着するように接合された、発熱体(112)と、
    を備えた、請求項1に記載の座席用空調装置。
  4. 前記通風シートは、
    絶縁性樹脂によって形成された、本体部(111)と、
    通電により発熱する電気抵抗体によって線状に形成され、前記本体部に埋設された、発熱体(112)と、
    を備えた、請求項1に記載の座席用空調装置。
  5. 前記通風シートは、内部に前記通風路を有するチューブ状に形成された通風チューブ(17)を並列に複数配列することによって形成された、請求項1〜4のいずれか1つに記載の座席用空調装置。
  6. 前記通風シートは、平面形状が矩形状に形成され、
    前記通風シートに通電するための端子(12)は、前記矩形状の対辺方向における一方および他方の端部に対応する位置にそれぞれ設けられた、請求項1〜5のいずれか1つに記載の座席用空調装置。
  7. 前記通風シートに通電するための端子(12)は、前記通風シートの表面である通風シート面(13)に対向する平板状に形成された、請求項1〜6のいずれか1つに記載の座席用空調装置。
  8. 前記端子は、前記通風シートの前記対辺方向における前記端部を収容するように、断面形状がU字状に形成された、請求項6に記載の座席用空調装置。
  9. 前記端子は、前記通風シートの前記対辺方向における前記端部にて前記通風シートの内部に挿入される凸部(121)を有する、請求項6に記載の座席用空調装置。
  10. 前記座席パッドは、車両(1)の車室(2)内に設置される座席(3)を構成する、請求項1〜9のいずれか1つに記載の座席用空調装置。
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