JP7128997B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP7128997B2
JP7128997B2 JP2017166954A JP2017166954A JP7128997B2 JP 7128997 B2 JP7128997 B2 JP 7128997B2 JP 2017166954 A JP2017166954 A JP 2017166954A JP 2017166954 A JP2017166954 A JP 2017166954A JP 7128997 B2 JP7128997 B2 JP 7128997B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
sound
power source
vehicle seat
reduction means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017166954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019043292A (ja
Inventor
康夫 猪瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2017166954A priority Critical patent/JP7128997B2/ja
Priority to PCT/JP2018/031080 priority patent/WO2019044639A1/ja
Publication of JP2019043292A publication Critical patent/JP2019043292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7128997B2 publication Critical patent/JP7128997B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

本発明は例えば自動四輪車といった車両に搭載される車両用シートに関する。
特許文献1はシートクッション構造を開示する。シートクッション構造はシートクッションおよびシートクッションに埋め込まれるインサート部材を備える。シートクッションは、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する。シートクッションの裏面にインサート部材を収容する凹部が区画される。
特開2012-70969号公報
インサート部材はシートクッションよりも硬い材質で構成される。こうしたインサート部材によれば、車両前面衝突時に乗員の前滑りが防止され、チャイルドシートの前下方への移動は抑制される。しかしながら、インサート部材は硬い材質から構成されることから、シートクッションの裏側の空間に音の発生源が存在すると、インサート部材で音は反響してしまい、騒音の抑制には役立たなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、車内の静音化に寄与する車両用シートを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッドと、前記パッドの裏側で前記パッドの裏面に向き合う動力源と、前記パッドおよび前記動力源の間に配置されて、前記パッドとは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段とを備え、前記パッドと前記動力源との間に配置されて、前記パッドを受け止める受圧部材を備え、前記減音手段は前記受圧部材に取り付けられ、前記減音手段の左右方向の端部は前記受圧部材の左右方向の端部を越えて外方に突出している車両用シートが提供される。
第2側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッドと、前記パッドの裏側で前記パッドの裏面に向き合う動力源と、前記パッドおよび前記動力源の間に配置されて、前記パッドとは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段とを備え、前記減音手段は前記動力源のハウジングに取り付けられ、前後方向において、前記ハウジングは前記パッドに挟まれるように配置される車両用シートが提供される。
第3側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッドと、前記パッドの裏側で前記パッドの裏面に向き合う動力源と、前記パッドおよび前記動力源の間に配置されて、前記パッドとは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段とを備え、前記減音手段は、異なる減音特性を有する第1減音部材と第2減音部材とを備え、それら第1減音部材と第2減音部材とが、前記支持部材を挟むように配置される車両用シートが提供される。
第4側面によれば、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッドと、前記パッドの裏側で前記パッドの裏面に向き合う動力源と、前記パッドおよび前記動力源の間に配置されて、前記パッドとは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段とを備え、前記パッドと前記動力源との間に配置されて、前記パッドを受け止める受圧部材を備え、前記減音手段は前記受圧部材に取り付けられ、前記受圧部材は、線材から形成される複数本のばね体を備え、前記減音手段は、複数の前記ばね体を連結する連結体に取り付けられる車両用シートが提供される。
第5側面によれば、第1または第4側面の構成に加えて、上下方向における前記減音手段の上端から下端までの距離は、前記動力源を支持する支持部材の上端から下端までの距離よりも大きい
第6側面によれば、第1または第4側面の構成に加えて、前記減音手段は前記受圧部材と前記動力源との間に配置される
第7側面によれば、第1,第3~第6側面のいずれかの構成に加えて、車両用シートは、前記動力源を支持する支持部材を備え、前記減音手段は前記動力源と前記支持部材との間に挟まれる。
第8側面によれば、第1,第3~第6側面のいずれかの構成に加えて、車両用シートは、前記動力源を支持する支持部材を備え、前記支持部材は前記減音手段と前記動力源との間に挟まれる。
第9側面によれば、第1,第3~第6側面のいずれかの構成に加えて、前記動力源を支持する支持部材が、前記減音手段と前記動力源との間に挟まれる
第10側面によれば、第1~第9側面のいずれかの構成に加えて、前記減音手段は、前記動力源に向き合わせられる複数の凸片を有する
第1側面によれば、動力源から発する音は減音手段で減音される。乗員まで達する音は抑制される。車両用シートは車内の静音化に大いに寄与する。動力源には、アクチュエーター、モーターまたは送風機が含まれればよい。アクチュエーター、モーターまたは送風機は例えば電力に基づき作動すればよい。減音手段は簡単に車両用シートに組み込まれることができる。
第2側面によれば、減音手段は音の発生源に直接に取り付けられるので、効率よく減音は実現される。
第3側面によれば、様々な周波数帯で減音は実現される。
第4側面によれば、減音手段は簡単に車両用シートに組み込まれることができる。
第6側面によれば、減音手段の配置にあたってパッドは受圧部材にそのまま受け止められるので、パッドの性能は阻害されない。座り心地は良好に維持されることができる。
第7側面によれば、動力源は減音手段と支持部材との間に挟まれるので、減音効果は高まる。
第8側面によれば、動力源と支持部材との間に減音手段が挟まれるので、動力源から支持部材に向かって振動の伝達は抑制される。
第9側面によれば、動力源から発生する音は支持部材で遮られ減音手段で減音されるので、外側に漏れる音は効果的に低減されることができる。
第10側面によれば、複数の凸片は効果的に音を減衰する。車内は静音化される。
本発明の第1実施形態に係る車両用シートの全体構成を概略的に示す斜視図である。 シートフレームの構造を概略的に示す斜視図である。 シートクッションパッドおよびシートバックパッドの構成を概略的に示す斜視図である。 シートクッションの裏側から観察される送風機ユニットおよび送風経路を概略的に示すシートクッションの拡大平面図である。 図4の5-5線に沿ったシートクッションの垂直断面図である。 吸音パッドの裏面(第2面)に形成された楔形の凸片の拡大図である。 車両用シートの一変形例でサイドフレームの拡大垂直断面図である。 車両用シートの他の変形例で前後方向にシートクッションの垂直断面を示す拡大断面図である。 図8に対応し、車両用シートのさらに他の変形例で前後方向にシートクッションの垂直断面を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る車両用シートの構成を概略的に示す拡大斜視図である。 図10の11-11線に沿ったシートバックパッドの拡大斜視図である。 図8に対応し、車両用シートのさらに他の変形例で前後方向にシートクッションの垂直断面を示す拡大断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、前後、左右および上下は車両用シートに着座した乗員から見た方向をいう。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用シートの全体構成を概略的に示す。車両用シート11は、例えば車両の床面に設置されるベース12と、前後方向に移動可能にベース12上に支持され、乗員の臀部および大腿を受け止めるシートクッション13と、シートクッション13に揺動軸SX回りに前後方向に揺動可能に連結されて、乗員の背中を受け止めるシートバック14と、シートバック14の上端に支持されて、乗員の頭を受け止めるヘッドレスト15とを備える。シートクッション13、シートバック14およびヘッドレスト15は個別に内部のパッドを包み込む表皮材13a、14a、15aを有する。表皮材14a、15aは、吊り込み糸16の働きでパッドの窪みに倣ってパッドの外面に密着する。パッドの詳細は後述される。
図2に示されるように、車両用シート11は、パッドを支持するシートフレーム17を備える。シートフレーム17は、シートクッション13のパッドを支持するシートクッションフレーム18と、揺動軸SX回りに揺動可能にシートクッションフレーム18に連結されるシートバックフレーム19とを備える。ベース12は、前後方向にスライド自在にシートクッションフレーム18を支持する左右のレール21を備える。シートクッションフレーム18の前後移動はレール21で案内される。
シートクッションフレーム18は、個々のレール21に並行に延びるサイドフレーム18aと、シートクッション13の前端でサイドフレーム18a同士を接続するパンフレーム(受圧部材)18bと、シートクッション13の後端でサイドフレーム18a同士を連結する連結パイプ18cとを備える。パンフレーム18bと連結パイプ18cとの間には複数のSばね(ばね体)22が配置される。個々のSばね22はジグザグ形状で前後に延びる。ジグザグ形状は、前後方向に延びる線材22aと、左右方向に延びる線材22bとが交互に組み合わせられて形成される。ここでは、4本のSばね22が左右方向に間隔を空けてに前後に延びる。
Sばね22には4つの連結体23a、23bが取り付けられる。2つの連結体23aは、左右方向に広がって4つのSばね22で線材22aを相互に連結する。2つの連結体23bは、左右に広がって、中央で隣接する2つのSばね22で線材22aを相互に連結する。前後方向に連結体23aの間に連結体23bは配列される。連結体23a、23bは例えば樹脂材から成型される。
シートバックフレーム19は、揺動軸SXで個々のサイドフレーム18aの内側に連結される板金フレーム19aと、板金フレーム19aの上端を相互に接続するアッパーフレーム19bとを備える。アッパーフレーム19bには上下方向にスライド可能にヘッドレスト15のスライド棒を支持する管部材24が固定される。
図3に示されるように、シートクッション13は、シートクッションフレーム18に支持されて、表皮材13aに包み込まれるシートクッションパッド25をさらに備える。シートクッションパッド25は、通風路26を区画する表面を有するパッド本体25aと、パッド本体25aの表面に被さって通風路26を塞ぎ、通風路26に通じる通気孔27を区画する表層パッド25bとを備える。通風路26に空気が送り込まれると、通風路26の空気は通気孔27から上方に吹き出す。空気は通気性の表皮材13aを透過して乗員の下半身を冷却する。シートクッションパッド25は例えば発泡ウレタンといった弾力性を有する素材から形成される。
シートバック14は、シートバックフレーム19に支持されて、表皮材14aに包み込まれるシートバックパッド31をさらに備える。シートバックパッド31は、通風路32を区画する表面を有するパッド本体31aと、パッド本体31aの表面に被さって通風路32を塞ぎ、通風路32に通じる通気孔33を区画する表層パッド31bとを備える。通風路32に空気が送り込まれると、通風路32の空気は通気孔33から前方に吹き出す。空気は通気性の表皮材14aを透過して乗員の背中を冷却する。シートバックパッド31は例えば発泡ウレタンといった弾力性を有する素材から形成される。
図2に示されるように、シートクッション13の下側の空間には送風機ユニット34が配置される。図4を併せて参照し、送風機ユニット34は、パンフレーム18bの裏側(パンフレーム18bの下方)の空間に配置されて、送風口35aを区画するファンハウジング35と、ファンハウジング35に収容されて上下に延びる回転軸線36a回りで回転する遠心ブレード36と、ファンハウジング35に組み込まれて、遠心ブレード36の回転を引き起こす動力源37すなわち電動モーターとを備える。ファンハウジング35にはダクト38が接続される。ダクト38は、ファンハウジング35の送風口35aに接続される共通ダクト38aと、共通ダクト38aから後方に延びて、シートクッションフレーム18の連結パイプ18cを迂回してシートバックパッド31の背後から通風路32に接続される第1個別ダクト38bと、共通ダクト38aから上方に延びて、下方からシートクッションパッド25の通風路26に接続される第2個別ダクト38cとを有する。動力源37が作動すると、遠心ブレード36の回転に応じて送風口35aから気流が吹き出す。気流は、共通ダクト38aおよび第1個別ダクト38bを経てシートバックパッド31の通風路32に供給され、通気孔33から前方に吹き出す。同様に、気流は、第1個別ダクト38bから分岐する第2個別ダクト38cを経てシートクッションパッド25の通風路26に供給され、通気孔27から上方に吹き出す。
図5に示されるように、シートクッションパッド25は、乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有する。シートクッションパッド25の表面に表皮材13aは密着する。シートクッションパッド25は下方からパンフレーム18bおよびSばね22で支持される。パンフレーム18bの表側にシートクッションパッド25の前端は重ねられる。Sばね22はシートクッションパッド25を下方から受け止める。
パンフレーム18bおよびSばね22と、送風機ユニット34との間にはシートクッションパッド25よりも高い吸音性能を有する吸音パッド41が配置される。吸音性能の確保にあたって吸音パッド41はシートクッションパッド25よりも柔軟性を有する。吸音パッド41は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。吸音パッド41は、シートクッションパッド25と送風機ユニット34との間に配置されて、シートクッションパッド25とは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段として機能する。
吸音パッド41は例えばクリップ42で前後の連結体23aに取り付けられる。クリップ42は、例えば弾性体で形成されて、連結体23aに弾性力で係り合えばよい。クリップ42はシートクッションパッド25の裏側の空間内で決められた位置に吸音パッド41を保持する。シートクッションパッド25の裏側で送風機ユニット34は吸音パッド41に向き合わせられる。
吸音パッド41は、シートクッションパッド25に向き合ってパンフレーム18bやSばね22と接する第1面41aの反対側(裏側)の第2面41bに複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は、図6に示されるように、溝を挟んで隣接する楔形状の凸片で構成される。凸片43は、第2面41bに沿って第1方向DRFに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第1凸片群44aと、第2面41bに沿って第1方向DRFに交差する第2方向DRSに相互に平行に延びる長尺の凸片43の集合体である第2凸片群44bとを含む。ここでは、第2方向DRSは第1方向DRFに直交する。第1凸片群44aと第2凸片群44bとはそれぞれ正方形に仕切られて格子状に配置される。
図5に示されるように、サイドフレーム18aの内側にはアクチュエーター45が取り付けられる。アクチュエーター45は、例えば、レール21に沿ってシートフレーム17をスライド移動する駆動力を発揮する。駆動力は、内蔵される電動モーターで生成される。
サイドフレーム18aの外側にはシートクッションパッド25よりも高い吸音性能を有する吸音パッド46が配置される。吸音性能の確保にあたって吸音パッド46はシートクッションパッド25よりも柔軟性を有する。吸音パッド46は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。吸音パッド46は、シートクッションパッド25の裏面に区画され裏面の基準面から窪んだ凹部47に収容される。吸音パッド46は、シートクッションパッド25と接する第1面46aの反対側(裏側)の第2面46bに複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は前述と同様に構成される。
次に本実施形態の作用を説明する。電動モーターといった動力源37が動作すると、動作音が発生する。動力源37の動作に基づき遠心ブレード36が回転すると、遠心ブレード36の回転に応じて風切り音が発生する。動力源37の動作音や風切り音といった騒音は吸音パッド41で吸収される。こうしてシートクッションパッド25の裏側の空間に音の発生源が配置されても、シートクッションパッド25に向かう音は吸音パッド41で効率的に吸収される。乗員まで達する音は抑制される。車両用シート11は車内の静音化に大いに寄与する。柔軟性は吸音パッド41に良好な吸音性能を付与する。動力源37には、例えばアクチュエーター、モーターまたは送風機が含まれればよい。アクチュエーター、モーターまたは送風機は例えば電力に基づき作動すればよい。
本実施形態では、吸音パッド41は、シートクッションパッド25と送風機ユニット34との間に配置されてシートクッションパッド25を受け止めるSばね22に取り付けられる。吸音パッド41は簡単に車両用シート11に組み込まれることができる。吸音パッド41はSばね22と送風機ユニット34との間に配置されるので、吸音パッド41の配置にあたってシートクッションパッド25はそのままSばね22に受け止められ、シートクッションパッド25の性能は阻害されない。座り心地は良好に維持されることができる。
特に、本実施形態では、吸音パッド41は、複数のSばね22を連結する連結体23aに取り付けられる。吸音パッド41は簡単に車両用シート11に組み込まれることができる。
本実施形態ではアクチュエーター45はシートクッションフレーム18のサイドフレーム18aに支持される。サイドフレーム18aは吸音パッド46とアクチュエーター45との間に挟まれる。吸音パッド46は、アクチュエーター45から発生する音はサイドフレーム18aで遮られ吸音パッド46で減音されるので、外側に漏れる音は効果的に低減されることができる。
いずれの吸音パッド41、46も送風機ユニット34およびアクチュエーター45に向き合わせられる複数の凸片43を有する。複数の凸片43は効果的に音を減衰する。車内は静音化される。
図7に示されるように、車両用シート11ではサイドフレーム18aに固定されるブラケット48にアクチュエーター45が取り付けられてもよい。こうしてアクチュエーター45は吸音パッド49とブラケット48との間に挟まれる。吸音パッド49は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。吸音パッド49は、アクチュエーター45と接する面に複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は前述と同様に構成される。アクチュエーター45は吸音パッド49とブラケット48との間に挟まれるので、減音効果は高まる。
図8に示されるように、支持部材としてのパンフレーム18bと送風機ユニット34との間に吸音パッド51が挟まれてもよい。吸音パッド51は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。吸音パッド51は、送風機ユニット34と接する面に複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は前述と同様に構成される。こうして送風機ユニット34とパンフレーム18bとの間に吸音パッド51が挟まれるので、送風機ユニット34からパンフレーム18bに向かって振動の伝達は抑制される。
図9に示されるように、パンフレーム18bと送風機ユニット34との間には減音手段としての共鳴室52が区画されてもよい。共鳴室52は、パンフレーム18bと送風機ユニット34との間に仕切られる。送風機ユニット34のファンハウジング35には共鳴室52に通じる通風口53が区画される。動力源36の動作音や遠心ブレード36の風切り音は共鳴室52内で減衰する。こうして減音は実現される。
図10は本発明の第2実施形態に係る車両用シートの構成を概略的に示す。車両用シート61はシートバック62に固有の送風機ユニット63を有する。送風機ユニット63はシートバック62の背後の空間に配置される。送風機ユニット63は前述の送風機ユニット34と同様に構成される。送風機ユニット63のファンハウジング64にはダクト65が接続される。送風機ユニット63およびシートバックパッド31以外の構成は前述の車両用シート11と同様に構成されればよい。
シートバックパッド66は、送風機ユニット63のダクト65に接続される導入路67、および、導入路67から延びる通風路68を区画する表面を有するパッド本体66aと、パッド本体66aの表面に被さって導入路67を塞ぐ第1表層パッド66bと、パッド本体66aの表面に被さって通風路68を塞ぎ、通風路68に通じる通気孔69を区画する第2表層パッド66cとを備える。気流は、ダクト65からシートバックパッド66の導入路67を経て通風路68に供給され、通気孔69から前方に吹き出す。
図11に示されるように、送風機ユニット63のファンハウジング64には吸音パッド71が取り付けられる。吸音パッド71は例えば発泡ウレタンの吸音材から形成される。吸音パッド71は、ファンハウジング64と接する面に複数の楔形状の凸片43を有する。凸片43は前述と同様に構成される。吸音パッド71は送風機ユニット63のファンハウジング64に直接に取り付けられるので、効率よく減音は実現される。
その他、例えば図12に示されるように、車両用シート11は、異なる減音特性を有する吸音パッド72、73を備えてもよい。個々の吸音パッド72、73は異なる周波数帯で減音特性を有する。こうして様々な周波数帯で減音は実現される。
11…車両用シート、18a…サイドフレーム、18b…支持部材(パンフレーム)、22…ばね体(Sばね)、23a…連結体、25…シートクッションパッド、31…シートバックパッド、34…(動力源を含む)送風機ユニット、41…減音手段(吸音パッド)、45…動力源(アクチュエーター)、46…減音手段(吸音パッド)、48…支持部材(ブラケット)、49…減音手段(吸音パッド)、51…減音手段(吸音パッド)、52…減音手段(共鳴室)、63…(動力源を含む)送風機ユニット、64…ハウジング(ファンハウジング)、71…減音手段(吸音パッド)、72…減音手段(吸音パッド)、73…減音手段(吸音パッド)。

Claims (10)

  1. 乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッド(25;31)と、
    前記パッド(25;31)の裏側で前記パッド(25;31)の裏面に向き合う動力源(34;45;63)と、
    前記パッド(25;31)および前記動力源(34;45;63)の間に配置されて、前記パッド(25;31)とは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段(41;46;49;51;52;71;72;73)と
    を備え
    前記パッド(25)と前記動力源(34)との間に配置されて、前記パッド(25)を受け止める受圧部材(22)を備え、前記減音手段(41)は前記受圧部材(22)に取り付けられ、前記減音手段(41)の左右方向の端部は前記受圧部材(22)の左右方向の端部を越えて外方に突出していることを特徴とする車両用シート。
  2. 乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッド(25;31)と、
    前記パッド(25;31)の裏側で前記パッド(25;31)の裏面に向き合う動力源(34;45;63)と、
    前記パッド(25;31)および前記動力源(34;45;63)の間に配置されて、前記パッド(25;31)とは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段(41;46;49;51;52;71;72;73)と
    を備え、
    前記減音手段(71)は前記動力源(63)のハウジング(64)に取り付けられ
    前後方向において、前記ハウジング(64)は前記パッド(31)に挟まれるように配置されることを特徴とする車両用シート。
  3. 乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッド(25;31)と、
    前記パッド(25;31)の裏側で前記パッド(25;31)の裏面に向き合う動力源(34;45;63)と、
    前記パッド(25;31)および前記動力源(34;45;63)の間に配置されて、前記パッド(25;31)とは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段(41;46;49;51;52;71;72;73)と、
    前記動力源(45)を支持する支持部材(18b;48)と
    を備え、
    前記減音手段(72、73)は、異なる減音特性を有する第1減音部材と第2減音部材とを備え、それら第1減音部材と第2減音部材とが、前記支持部材(18b)を挟むように配置されることを特徴とする車両用シート。
  4. 乗員の身体を受け止める受圧面の形状を象る表面を有するパッド(25;31)と、
    前記パッド(25;31)の裏側で前記パッド(25;31)の裏面に向き合う動力源(34;45;63)と、
    前記パッド(25;31)および前記動力源(34;45;63)の間に配置されて、前記パッド(25;31)とは別体に形成されて、減音特性を有する減音手段(41;46;49;51;52;71;72;73)と
    を備え、
    前記パッド(25)と前記動力源(34)との間に配置されて、前記パッド(25)を受け止める受圧部材(22)を備え、前記減音手段(41)は前記受圧部材(22)に取り付けられ、
    前記受圧部材(22)は、線材から形成される複数本のばね体を備え、前記減音手段(41)は、複数の前記ばね体を連結する連結体(23a)に取り付けられることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項1または請求項4に記載の車両用シートにおいて、上下方向における前記減音手段(41)の上端から下端までの距離は、前記動力源(45)を支持する支持部材(18b)の上端から下端までの距離よりも大きいことを特徴とする車両用シート。
  6. 請求項1または請求項4に記載の車両用シートにおいて、前記減音手段(41)は前記受圧部材(22)と前記動力源(34)との間に配置されることを特徴とする車両用シート。
  7. 請求項1,3~6のいずれか1項に記載の車両用シートにおいて前記動力源(45)は前記減音手段(49)と前記動力源(45)を支持する支持部材(48)との間に挟まれることを特徴とする車両用シート。
  8. 請求項1,3~6のいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記減音手段(51)は前記動力源(34)と前記動力源(45)を支持する支持部材(18b)との間に挟まれることを特徴とする車両用シート。
  9. 請求項1,3~6のいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記動力源(45)を支持する支持部材(18a)が、前記減音手段(46)と前記動力源(45)との間に挟まれることを特徴とする車両用シート。
  10. 請求項1~のいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記減音手段(41;46;49;51;71;72;73)は、前記動力源(34;45;63)に向き合わせられる複数の凸片(43)を有することを特徴とする車両用シート。
JP2017166954A 2017-08-31 2017-08-31 車両用シート Active JP7128997B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017166954A JP7128997B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 車両用シート
PCT/JP2018/031080 WO2019044639A1 (ja) 2017-08-31 2018-08-23 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017166954A JP7128997B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019043292A JP2019043292A (ja) 2019-03-22
JP7128997B2 true JP7128997B2 (ja) 2022-09-01

Family

ID=65813525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017166954A Active JP7128997B2 (ja) 2017-08-31 2017-08-31 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7128997B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017855A (ja) 2002-06-18 2004-01-22 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のシート構造
JP2004044526A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Pacific Ind Co Ltd エンジンカバー
JP2012148582A (ja) 2011-01-14 2012-08-09 Honda Motor Co Ltd 車両の防音構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58139381U (ja) * 1982-03-17 1983-09-19 株式会社豊田自動織機製作所 産業車輛における座席付エンジンフ−ド

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004017855A (ja) 2002-06-18 2004-01-22 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のシート構造
JP2004044526A (ja) 2002-07-15 2004-02-12 Pacific Ind Co Ltd エンジンカバー
JP2012148582A (ja) 2011-01-14 2012-08-09 Honda Motor Co Ltd 車両の防音構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019043292A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4469390B2 (ja) 車両用シート
JP3835329B2 (ja) 車両用シート空調装置
JP4678514B2 (ja) 車両用シート送風装置
JP6321881B2 (ja) ブロワが一体化された流体分配用インサート
JP2004161137A (ja) 車両用シート空調装置
WO2005096893A1 (ja) 車両用シート
JP5959812B2 (ja) 車両用シート
JP2004520888A (ja) ポータブル通気式座席
JP7267674B2 (ja) 車両用シート
WO2018158987A1 (ja) 乗物用シート
US20200180478A1 (en) Blower device for rear seat
JP4563284B2 (ja) 自動車シート
JP2008529621A5 (ja)
US20200070696A1 (en) Seat Ventilation Device for a Seat System, in Particular of a Motor Vehicle
JP7128997B2 (ja) 車両用シート
KR100778593B1 (ko) 자동차용 냉난방 통풍시트의 열전소자 장착구조
JP7128998B2 (ja) 車両用シート
JP7165856B2 (ja) 車両用シート
JP6641552B2 (ja) 乗物用シート
JP2006137362A (ja) 座席用空調装置
JP4069726B2 (ja) 車両用シート空調装置
JP7096971B2 (ja) 車両用シート
JP7409238B2 (ja) シート空調装置
JP2023132991A (ja) シートパッド及び車両用シート
WO2019044639A1 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211020

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7128997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150