JP2019098752A - 媒体及び発券装置 - Google Patents
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Abstract
Description
待機開始時に発券されるという第一特徴と、待機終了時に発券者に回収されるという第二特徴と、表面は呼び出し順番号が付されているという第三特徴とを有する媒体であって、
前記第一特徴と、前記第二特徴と、前記第三特徴とのうち少なくとも一種類の特徴に関する情報が付された裏面を備える。
図1は、本発明の一実施形態の番号札を発券する番号札発券装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
番号札発券装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、センサ部20と、ドライブ21とを備えている。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、個人情報入力部33と、読取部34とを更に備え、ボタン、読取器等の各種ハードウェア等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で行う通信を制御する。
ドライブ21は、必要に応じて設けられる。ドライブ21には磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア22が適宜装着される。ドライブ21によってリムーバブルメディア22から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。またリムーバブルメディア22は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
EQ番号札とは、呼び出し順番号を画面等に表示することにより、店舗等利用者を順次呼び出しするEQシステム(本実施形態では図1の番号札発券装置1等)において、店舗等利用者に手渡しする呼び出し順番号札のことをいう。
EQ番号札は、少なくとも表面(以下、特に断りの無い限り、「表面」は「おもてめん」と称呼する)と裏面の2面を有し、少なくとも表面には呼び出し順番号が記載される。
言い換えると、表面とは、呼び出し順番号が記載されていることによりEQ番号札としての本来の機能を発揮できる一面である。
裏面とは、表面に対向する一面を言うが、これに限られず、EQ番号札が3以上の面を有する場合には、表面以外の他面を含む場合が有る。
店舗等利用者の内的状態とは、店舗等利用者の所持金、銀行口座残高、ローン残高、年齢、性別、職業、体調(体温、脈拍等)、身体的特徴、口座残高、あらゆる取引内容(例えば、投資商品購入履歴、投資リスク許容度、年収、月間振込件数、高額預金者との親族関係、法人オーナーとの関係)等を指す。
また、店舗等利用者の携帯電話機の保有情報、利用情報等も、店舗等利用者の内的状態に含まれるものとする。
また、店舗等利用者の外的状態とは、混雑状況、待ち人数、天気(予報含む)、気温、室温、湿度、騒音、空間的または時間的な配置位置(時間的な配置位置とは、例えば、現在時刻を指す)の他、店舗等利用者の周囲の空間方向若しくは時間方向に分布する(または、いずれの方向にも分布する)所定の状態、及び店舗等利用者が発券させたEQ番号札の表面に記載された呼び出し順番号をも指す。
即ち、番号札発券装置1は、店舗等利用者からの番号札を発券させる要求に応じて表面の内容及び裏面の内容を決定し、呼び出し順番号札を発券するまでの一連の処理を実行する。以下、このような一連の処理を、番号札発券処理と呼ぶ。
番号札発券装置1のCPU11においては、番号札発券処理が実行される際に、表面内容決定部41と、個人情報取得部42と、コンテクスト情報取得部43と、裏面内容決定部44とが機能する。
また、番号札発券装置1の記憶部18の一領域には、個人情報記憶部51と、裏面内容記憶部52とが設けられている。
なお、表面内容決定部41は、例えば、シリアル番号を採番することにより、呼び出し順番号を決定してもよい。
そして、個人情報取得部42は、このようにして取得した個人識別情報に基づいて、当該店舗等利用者の属性情報を含む個人情報を個人情報記憶部51から取得する。
なお、コンテクスト情報取得部43は、個人情報取得部42により取得された個人情報、例えば個人の属性を示す情報等も、コンテクスト情報の一種として適宜取得する。
ここで、裏面内容決定部44は、裏面内容を決定するに際し、個人情報取得部42により取得された個人情報や、コンテクスト情報取得部43により取得されたコンテクスト情報を適宜参照する。
図3の例では「銀行」、「病院」、「役所」並びに「携帯電話機販売店」の各場所及び「顧客満足」並びに「社会貢献」の夫々のテーマについて、「第一特徴」、「第二特徴」及び「第三特徴」の3類型に分類し、番号札の裏面の各具体例との関係を示している。
第一特徴とは、待機開始時に発券されるという特徴である。換言すると、第一特徴とは、店舗等利用者が番号札(媒体)を渡されてから「待たせる」ことから、「時間がかかるもの」という特徴である。
第二特徴とは、待機終了時に発券者に回収されるという特徴である。換言すると、第二特徴とは、店舗等利用者が番号札(媒体)を「返すことで成立するもの」という特徴である。
第三特徴とは、表面は呼び出し順番号が付されているという特徴である。換言すると、第三特徴とは、番号札(媒体)の裏面が表面の「番号を利用する」ことから、表面との相乗効果を奏するという特徴である。
図4は、従来の媒体の使用形態と本発明に係る媒体との使用形態の差異を説明する図である。
図4(A)は、従来の広告付きレシートの使用形態を示す図である。
図4(B)は、本発明の媒体の一実施形態としてのEQ番号札の使用形態を示す図である。
従来の広告付きレシート等Rは、先ず店舗/施設等Sにより、店舗等利用者Uに対して発券され、更に店舗等利用者Uにより、家Hに持ち帰られたり、ゴミ箱Dに捨てたられたりしていた。
店舗/施設等Sは、例えばコンビニエンスストア等の小売実店舗や、役所又は病院等の公共施設である。
店舗等利用者Uは、店舗/施設等Sを顧客等として利用する者である。
従来の広告付きレシート等Rは、商品等の代金を店舗等利用者Uが支払うことにより店舗/施設等Sが発券する受取証/領収書であり、店頭等のレジスター装置で領収金額などが印字される紙片であって良い。
家Hは、店舗等利用者Uの自宅等である。
ゴミ箱Dは、例えば廃棄物回収容器であり、店舗/施設等Sや家Hを含む任意の場所に設置されているものであって良いが、更には従来の広告付きレシート等Rを屋外に投棄する場合も含んでいる。
このように、従来の広告付きレシート等Rは、その発券者である店舗/施設等Sに回収されることは想定されていなかった。
EQ番号札Eは、店舗/施設等Sにより店舗等利用者Uに対して発券されるEQ番号札である。
このように、EQ番号札Eは、第二特徴(返すことで成立するもの)を有している。
「顧客に紐付けて管理するもの(下一桁0〜9が全部揃うと粗品プレゼントなど)」は、顧客である店舗等利用者Uが来店若しくは来行及び発券の度に、発番された呼び出し順番号の下一桁の数字を、窓口において回収する際に、口座番号等の店舗等利用者の個人識別情報に関連付けて情報処理装置に記憶させておくことにより行うという、「第二特徴(返すことで成立するもの)」、及び、表面の呼び出し順番号を利用する「第三特徴(番号を利用する、表面との相乗効果)」を有する一例である。
更に、「顧客に紐付けて管理するもの(下一桁0〜9が全部揃うと粗品プレゼントなど)」の説明(文章や絵)は、粗品のプレゼントに関するので特典付与情報である。
「銀行」での「第三特徴(番号を利用する、表面との相乗効果)」を利用した裏面の内容の一例としては、「3の倍数ならポイント付与」、「口座番号の下○ケタと同じ番号を引けば割引」、「番号の下2ケタと誕生日が同じ番号を引けば割引」、「ビンゴのボール代わり」等を説明するものが存在する。
「口座番号の下○ケタと同じ番号を引けば割引」は、特典付与情報であり、例えば口座番号の下2ケタと同じ呼び出し順番号が発番された番号札が回収された場合に、所定の手数料を割引するサービスである。
「ビンゴのボール代わり」は、特典付与情報であり、例えば口座開設時にビンゴゲームで使用するマス目番号シートを口座番号に関連付けて記憶させ、発番された呼び出し順番号と同じ番号のマス目を潰していき、これがマス目番号シート上で1列揃った場合に、その店舗等利用者Uに粗品を進呈するサービスである。
なお、「ビンゴのボール代わり」は、「第二特徴(返すことで成立するもの)」の顧客に紐付けて管理するものの一例でもある。
「病気の予防対策」は、一般提供情報であり、例えば診察券等の識別番号に基づいて得られる個人情報に適合する疾病に関する予防方法の説明である。
「役所」での「第二特徴(返すことで成立するもの、事業者は何が欲しいか)」を利用した裏面の内容の一例としては、後述する署名(図15(C))等が存在する。
「顧客満足」についての「第一特徴(待たせる、時間がかかるもの)」を利用した裏面の内容の一例としては、後述する当たりで次回ファストパス(図10)等が存在する。
なお、例えば、前回来店時に何らかの要望をした者が、再び来店した場合に、要望にどのように対処したかを説明する場合については、「第二特徴(返すことで成立するもの、事業者は何が欲しいか)」の一例でもある。
「顧客満足」についての「第二特徴(返すことで成立するもの、事業者は何が欲しいか)」を利用した裏面の内容の一例としては、後述するアイデア募集(図15(B))等が存在する。
「予防接種や検診の普及」は、一般提供情報であり、例えば来店者の年齢、性別等に応じた情報として提供する。
「その他利用者を働かせる、活動に関与させる取組(ロイヤリティを高める)」は、待機時間活用情報であり、例えば献血の要請等である。
「病気の子供の署名」は、アンケート情報であり、例えば国による難病指定の実現を目指す署名活動である。
「社会貢献」についての「第三特徴(番号を利用する、表面との相乗効果)」を利用した裏面の内容の一例としては、後述する番号分だけ寄付する(図16)等が存在する。
次に、図5乃至図17を参照して、各呼び出し順番号札の裏面の内容の具体例を説明する。
情報提供付き番号札が表示するお役立ち情報、家計診断、納付期限連絡、住宅ローンを借りている人に金利情報等は、一般提供情報に属する一形態である。
本具体例においては、店舗等利用者Uが家計管理者である場合の提供情報として、簡易確認事項3点と、精密診断実施WEBサイトへのリンク用2次元バーコードが、裏面に記載されている。
本具体例においては、店舗等利用者Uが50歳代の単身者である場合の提供情報として、クッキングWEBサイト、趣味/特技紹介WEBサイト及びビジネスマナー解説WEBサイト、健康状態の維持のためのWEBサイト等へのリンク用2次元バーコードが、裏面に記載されている。
本具体例においては、店舗等利用者Uが自動車税納付対象者である場合の重要なご連絡として、自動車税の納付期限が5月31日までであることが、裏面に記載されている。
係る重要なご連絡の内容は店舗等利用者U等によって異なって良く、例えば収入を得ている者であれば市民税の納付期限や確定申告受付期間の告知等であって良い。
さらに言えば、この重要なご連絡に関連する上述のお役立ち情報に関する情報が裏面に記載されてもよい。具体的には、店舗等利用者Uが自動車税納付対象者であるとのご連絡と同時に、納付のやり方等が記載されている官公庁のWEBサイトへのリンク用2次元バーコードが、裏面に記載されていてもよい。
娯楽とは、待ち時間中の為の娯楽であって、例えば、ゲーム、クイズ、占い、折りたたむと絵が完成する模様などである。
娯楽付き番号札が表示する娯楽を提供する情報は、第一特徴の一例である待機時間活用情報に属する一形態である。
さらに言えば、後述する第三特徴と関連し、例えば、ゲームの結果に応じて、当該店舗の利用料金等を割引したり、プレゼントを提供したり等をしてもよい。
本具体例においては、店舗等利用者Uが待ち時間が長い場合(例えば10人以上待ち)の娯楽情報として、クイズ及び解答WEBサイトへのリンク用2次元バーコードが、裏面に記載されている。係るクイズの内容は店舗等利用者Uによって異なって良く、職業等の登録情報に基づいて出題分野を調整して良い。
即ち、コンテクスト情報に基づいて、問題を決定することとして良い。
本具体例においては、朝早い時間帯である場合の娯楽情報として、番号札占い及び詳細WEBサイトへのリンク用2次元バーコードが、裏面に記載されている。
さらに、図7(B)に記載されているように、表面の番号の「下1ケタ」を利用した占い等が裏面に記載されることで、第一特徴に加えて、第三特徴も有する番号札の裏面になっている。
本具体例においては、店舗等利用者Uが児童等である場合の娯楽情報として、番号札自体を折り紙とする作業工程が、裏面に記載されている。
混雑緩和誘導情報としては、例えば次回来訪案内情報である空いている時間の案内が該当する。また、電話、WEBサイト並びにATM(Automatic Teller Machine)でもできる手続きの案内は、後述の通り、更に待機時間活用情報としても該当してもよい。
係る、空いている時間帯の算出は過去実績(曜日や日付等も考慮)に基づいて良い。
混雑緩和誘導付き番号札が表示する混雑緩和誘導情報は、第一特徴の一例である混雑緩和誘導情報に属する一形態である。
本具体例においては、来店日時が混雑日/混雑時帯である場合の混雑緩和誘導情報として、曜日別来店客数の推移グラフが、裏面に記載されている。
本具体例においては、必ずしも来店が必要ではない手続きの為の来店者が混雑時に多い場合の混雑緩和誘導として、電話及びWebサイトで対応可能な手続きが、裏面に記載されている。
本具体例においては、店舗内ATMの方が待ち人数が少ない場合の混雑緩和誘導として、ATMで対応可能な手続きが、裏面に記載されている。
事前相談案内付き番号札が表示する事前相談案内情報は、第一特徴の一例である混雑緩和誘導情報に属する一形態である。
本具体例においては例えば、待ち時間中に電話で事前相談(電話相談や必要書類確認など)をしておくことの案内メッセージ及び電話でできる手続きが、裏面に記載されている。
また、より具体的には、電話でできる手続きの一例として、「ご本人様確認」、「お手続き内容の確認」、「必要書類の確認」、「手続きに関するご説明」、「サインを頂く用紙の確認」が記載されている。
ここで、電話で完結する手続きであった場合は順番を待たずに終了し、呼び出し順から除外できることとして良い。
この様にすることにより、他の店舗等利用者Uの待ち人数が減少し、店舗での混雑が緩和されるので、当該店舗等利用者Uのみならず他の店舗等利用者Uにも満足感を与えることが可能となる。
係る場合に電話オペレータは、専用のシステムにより、窓口担当者へ引き継ぐことができて良い。
この様にすることにより、店舗・施設等Sで店舗等利用者Uの順番が回ってきた際に、手続きを速やかに終えることが可能となり、他の店舗等利用者Uの待ち人数1人当たりの所要時間が短縮され、店舗・施設等Sでの混雑が緩和されるので、当該店舗等利用者Uのみならず他の店舗等利用者Uにも満足感を与えることが可能となる。
次回予約券付き番号札が表示する次回予約券情報は、第一特徴の一例である混雑緩和誘導情報に属する一形態である。
本具体例においては例えば、待ち時間中にWEBサイト(専用予約サイト)で次回の来店予約をしておくことの案内メッセージ及び専用予約サイトに画面遷移する為のリンクとしての2次元バーコードが、裏面に記載されている。
この様に(例えば専用予約コードを記載等)することにより店舗等利用者Uは、待ち時間を利用して次回来店時の予約をすることが出来る一方、店舗・施設等Sは次回来店時に備えて準備を整えておくことが可能となるので、他の店舗等利用者Uの待ち人数1人当たりの所要時間が短縮され、店舗での混雑が緩和されるので、当該店舗等利用者Uのみならず他の店舗等利用者Uにも満足感を与えることが可能となる。
店舗・施設等Sは、病院の定期通院の他、銀行や携帯電話機販売店等でも良い。
ファストパスとは、次回や次回以降の指定期間に待ち時間ゼロで優先的に対応を受けることができる権利である。
ファストパス付き番号札が表示するファストパス情報は、第一特徴の一例である混雑緩和誘導情報に属する一形態である。なお、後述の通り、当該情報は、特典付与情報に属してもよい。
何故ならば、特別にすぐ手続きできる権利であると同時に、ファストパス情報において比較的混雑しない期間/時間帯を指定することにより店舗等利用者Uの次回来店を誘導し、混雑を緩和をさせることが可能だからである。
本具体例においては、店舗等利用者Uが職業をサラリーマンと申告/登録しており、かつ昼休みの時間帯での来店の場合に発券される番号札として、ファストパスの権利を得た旨のメッセージが、裏面に記載されている。
次回ファストパスが当選した場合、店舗・施設等Sは、その情報を店舗等利用者Uの個人データに付与し、店舗等利用者Uの次回来店時に番号札を出した際に、特別な優待券(待ち時間ゼロの優待券)が発行されることとして良い。
なお、一見すると、後述する当たり付き番号札(レシート)(図14)と類似しているが、当たり付き番号札(レシート)は、割引券としての性質を有する(商品/サービス自体のディスカウント)であるのに対し、ファストパスは本来のサービスに至るまでの時間を削減するというオプションなので、性質は大きく異なっている。
待ち時間に実施可能な労働や社会貢献活動、手続きに必要な事前作業を依頼する。
作業依頼付き番号札が表示する作業依頼の情報は、第一特徴の一例である待機時間活用情報に属する一形態である。
より具体的には、依頼メッセージの一例として、「お待ち頂いている時間に、よければ草花の水やりに/店内清掃に/献血にご協力ください」との文言が記載されている。
また、店舗・施設等Sで使用できるポイント等を、依頼に応じることに対する謝礼として、店舗等利用者Uに付与することとしても良い。
待ち時間連動サービスは、例えば、待ち時間に連動させてポイントを付与するシステムであって良く、待ち時間1分につき1ポイントを付与するなどとして良い(例:30分待ちなら30ポイント贈呈)。
待ち時間連動サービス付き番号札が表示する待ち時間連動サービス情報は、第一特徴の一例である特典付与情報に属する一形態である。
より具体的には、ポイント贈呈メッセージの一例として、「お待たせした時間分だけポイントを差し上げます(例)30分待ち⇒30pt」との文言が記載されている。
従来の広告媒体としての広告付きレシート等Rは、目的とする取引を終えた後に受け取るものである為、閲覧されないことが多かったのに対して、本発明に係る広告付き番号札は、目的とする取引開始前の順番待ち時に受け取る整理券としての性質を有する為、閲覧され得る時間は相対的に長くなる。
この場合において、広告内容は、例えば店舗等利用者Uの年齢等に応じて変更表示することとして良い。
広告付き番号札が表示する広告は、第一特徴の一例である一般提供情報に属する一形態である。
より具体的には、住宅ローン広告の一例として、「スマホで簡単、返済手数料無料、○○銀行の住宅ローン」との文言が記載されている。
一定確率(○人に1人)で当選させることとして良く、また、呼び出し順番号との連動による偶発性(例えば、店舗等利用者Uの誕生日と一致等)により当選させることとして良い。
当たり付き番号札が表示する当選内容情報は、第三特徴の一例である特典付与情報に属する一形態である。
より具体的には、ポイント贈呈メッセージの一例として、「<当たり!>・順番が参りましたらその場で○ポイント差し上げます」との文言が記載されている。
この様にすることにより、店舗等利用者Uに所定の取引を行う動機を与えることができる。
例えば、5回の来店毎に、振込手数料無料券を自動発行する等、ポイントカードのような仕組みをシステムで口座に自動付与させて良い。
顧客意思表示付き番号札が表示する顧客意思表示情報は、第二特徴の一例であるアンケート情報に属する一形態である。
図15(A)は、アンケートの場合の具体的一記載例を示す図である。
本具体例においては、店舗等利用者Uが所定のアンケート対象である場合の顧客意思表示情報として、アンケートが、裏面に記載されている。
図15(B)は、意見募集の場合の具体的一記載例を示す図である。
本具体例においては、店舗等利用者Uが所定の意見募集対象である場合の顧客意思表示情報として、意見記入欄が、その意見募集メッセージと共に裏面に記載されている。
より具体的には、意見募集メッセージの一例として、「弊社の商品、サービスで悪かった点、改善して欲しい点」、「弊社の商品、サービスで良かった点、継続して欲しい点」との文言が記載されている。
図15(C)は、署名募集の場合の具体的一記載例を示す図である。
本具体例においては、店舗等利用者Uが署名募集対象者である場合の顧客意思表示情報として、氏名記入欄及びお住まいの市区町村記入欄が、署名募集メッセージと共に裏面に記載されている。
より具体的には、署名募集メッセージの一例として、「2025年万博の日本開催にご賛同頂ける方は、署名をお願いします。」との文言が記載されている。
また、アンケート内容等は取引履歴等に応じて変更できることとして良い。
番号分だけ店舗・施設等Sの運営者側(銀行等)が、社会貢献活動(寄付等)をするものであり、第三特徴に関する情報が裏面に付されている。
例えば以下のパラメータにより、裏面に表示する内容を決定して良い。
例えば店舗等利用者Uが動物好きであれば、寄付先を動物愛護団体として、記載することができる。
社会貢献連動番号札が表示する社会貢献内容情報は、社会貢献内容情報に属する一形態である。
本具体例においては、店舗等利用者Uの趣味/趣向が動物好きである場合の社会貢献内容情報としての、寄付の連絡メッセージが裏面に記載されている。
より具体的には、寄付の連絡メッセージの一例として、「○○銀行は、本紙表面に記載の金額分の寄付を行います。全日本生類憐れみ学会(動物愛護団体)に83円の寄付を行います。」との文言が記載されている。
本具体例においては、店舗等利用者Uが83番目の来店者であり趣味/趣向が不明な場合の社会貢献内容情報としての、寄付の連絡メッセージが裏面に記載されている。
係る場合においては、窓口において寄付先候補団体を提示して、店舗等利用者Uが選択した団体に寄付することとして良い。
特殊加工紙番号札が発する香り/AR広告表示用情報は、第一特徴の一例である一般提供情報に属する一形態である。
図17(A)は、香り付き番号札の場合の具体例を示すイメージ図である。
番号札に付ける香りは、例えば店舗等利用者Uの嗜好に基づいて、変えることとして良い。
本具体例においては、店舗等利用者Uが花好きである場合に、年中における時期に即した花の香りを発する所定の素材が付臭剤として塗布されている。
この様にすることにより、店舗等利用者Uに年中における時期を強く意識させることができる。
図17(B)は、AR広告の場合の具体的一記載例を示す図である。
例えばスマートフォンPはARアプリケーションを備え、番号札裏面を撮影すると、広告を重畳して表示することとして良い。
本具体例においては、店舗等利用者Uの登録電話番号がスマートフォンのものである場合に、スマートフォンでのカメラ撮影によりAR広告を出現させるARマーカが、裏面に記載されている。
この様にすることにより、店舗等利用者Uに番号札に直接記載可能な量以上の情報を、関心を伴って提示することができる。
次に、本発明の媒体の一実施形態に係る番号札を発券する番号札発券装置により実行される番号札発券処理の流れを説明する。
図18は、本発明の媒体の一実施形態に係る番号札を発券する番号札発券装置により実行される番号札発券処理の流れを説明するフローチャートである。
なお、表面内容決定部41は、例えば、シリアル番号を採番することにより、呼び出し順番号を新規発行する。
ステップS2において、個人情報取得部42は、番号札の発券を受ける店舗等利用者Uの個人識別情報を入力部17から取得する。具体的には例えば、店舗等利用者Uの入力操作により個人情報入力部33で入力された個人識別情報が、個人情報取得部42によって取得される。また例えば、店舗等利用者Uが保有するカード等に記録された個人識別情報が、読取部34によって読み取られ、個人情報取得部42によって取得される。
そして、個人情報取得部42は、このようにして取得した個人識別情報に基づいて、当該店舗等利用者Uの属性情報を含む個人情報を個人情報記憶部51から取得する。
ステップS3において、コンテクスト情報取得部43は、店舗等利用者Uの内的状態及び表面内容決定部41が決定した表面内容を含む外的状態であるコンテクスト情報を表面内容決定部41及びセンサ部20から取得する。
ステップS4において、裏面内容決定部44は、待機開始時に発券されるという第一特徴と、待機終了時に発券者に回収されるという第二特徴と、表面は呼び出し順番号が付されているという第三特徴とのうち少なくとも一種類の特徴に関する情報であって、ここでは裏面内容記憶部52に記憶されている情報を、裏面内容として決定する。
ここで、裏面内容決定部44は、裏面内容を決定するに際し、個人情報取得部42により取得された個人情報や、コンテクスト情報取得部43により取得されたコンテクスト情報を適宜参照する。
ステップS5において、発券部31は、前記裏面内容を前記番号札の裏面に印刷して
前記番号札を出力する。
また、裏面内容記憶部52には、「投資商品の保有者」でない場合の裏面のデータとして、各種貯蓄性商品の案内情報のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「所定の投資商品の保有者である」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図19(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uが現在保有している所定の投資商品以外の投資商品の案内情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図19(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図19(A)は、店舗等利用者Uが投資商品の保有者である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される「所定の投資商品以外の投資商品」の案内情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である取引情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、案内対象の投資商品を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該投資商品の案内情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、取引情報でマッチングさせた商品案内をすることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「所定の投資商品の保有者でない」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図19(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、貯蓄性商品の案内情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図19(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図19(B)は、店舗等利用者Uが投資商品の保有者でない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される「貯蓄性商品」の案内情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である取引情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、案内対象の貯蓄性商品を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該貯蓄性商品の案内情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、取引情報でマッチングさせた商品案内をすることができる。
なお、裏面を変化させるコンテクスト情報である銀行での取引情報は、現在投資商品を保有しているかに限られず、過去に投資商品を保有していたかや、将来、投資商品を保有する意思が有るかについてであって良い。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが高額預金者」である場合の裏面のデータとして、高額預金者ファストパスであることを示すデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが高額預金者」でない場合の裏面のデータとして、預金額により恩典を受けられることの案内情報のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが高額預金者である」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図20(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば次回以降使用できる高額預金者ファストパスであることを示す内容を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図20(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図20(A)は、店舗等利用者Uが高額預金者である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「次回以降使用できる高額預金者ファストパスであることを示す内容」の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの預金額に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、進呈対象の特典を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該特典を進呈する旨の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの預金額でマッチングさせた特典の進呈をすることができる。
即ち、店舗等利用者Uは、次回以降使用できる高額預金者ファストパスであることを示す内容が裏面に記載された番号札を次回以降に持参すれば、待ち順を無視して、直ちに窓口で用件を訊いてもらうことができることとなる。
この様にすることにより、高額預金者の残高を、高留まりさせる動機を与えることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが高額預金者ではない」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図20(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば「預金額により恩典を受けられること」の案内情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図20(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図20(B)は、店舗等利用者Uが高額預金者ではない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「預金額により恩典を受けられること」の案内情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの口座情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、案内対象の例えば「預金額により恩典を受けられること」についての文面を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該「預金額により恩典を受けられること」の案内情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの口座情報でマッチングさせた例えば「預金額により恩典を受けられること」について案内をすることができる。
また、この様にすることにより、預金者に残高を増額させる動機を、与えることができる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが例えば40代の男性」である場合の裏面のデータとして、例えば住宅ローンの金利情報のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが例えば40代の男性」でない場合の裏面のデータとして、例えば預金金利情報のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが例えば40代の男性である」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図21(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば住宅ローンの金利情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図21(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図21(A)は、店舗等利用者Uが例えば40代の男性である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「住宅ローンの金利」等の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの推定年齢や推定性別に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の住宅ローンの金利の情報を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該住宅ローンの金利の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの年齢、性別でマッチングさせた住宅ローンの金利の情報の提供をすることができる。
また、この様にすることにより、店舗等利用者Uの属性情報でマッチングさせた情報の提供をすることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが例えば40代の男性ではない」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図21(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば預金金利の提供情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図21(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図21(B)は、店舗等利用者Uが例えば40代の男性ではない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「預金金利」の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である推定年齢や推定性別に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、提供対象の預金を推定(例えば推定年齢及び推定性別の平均預金等で推定)してもよい。そして、裏面内容決定部44は、推定した当該預金に応じた金利情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、個人属性情報でマッチングさせた預金の金利情報を提供することができる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「来店日が店舗等利用者Uの誕生日」である場合の裏面のデータとして、例えば、お祝いのメッセージや粗品を進呈する旨等の文面の情報のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「来店日が店舗等利用者Uの誕生日」でない場合の裏面のデータとして、例えば来店日の日付に関する情報のデータが記憶されているものとする。
なお、誕生日は、企業の口座の場合においては、創業記念日等であって良い。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの誕生日」という情報(及び来店日の情報)に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図22(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば、「お祝いのメッセージや粗品を進呈する旨等」の情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図22(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図22(A)は、来店日が店舗等利用者Uの誕生日である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「お祝いのメッセージや粗品を進呈する旨」等の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの誕生日」に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、伝達対象の情報を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該伝達対象の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの誕生日に応じて内容が変化する裏面(例えば12月生まれの人にはクリスマスプレゼントの情報が記載されるのに対して、8月生まれの人にはかき氷等のプレゼントの情報が記載される裏面等)により、情報伝達をすることができる。
この様にすることにより、誕生日等のどの人にとっても確実に訪れるイベントにより平等にサービスを提供することができ、くじ引きに当たり続けたり外れ続けたりする事態を回避することができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの誕生日」という情報(及び来店日の情報)に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図22(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば「来店日の日付に関する一般的な情報」を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図22(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図22(B)は、来店日が店舗等利用者Uの誕生日ではない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「来店日の日付に関する一般的な情報」については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの誕生日」と共に、店舗等利用者Uの別のコンテクストに基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、「来店日の日付に関する一般的な情報」を、裏面内容として決定することができる。具体的には例えば別の属性が性別である場合には、店舗等利用者Uが男性の場合には、男性にとって有益な一般的な情報が裏面内容として決定される一方、店舗等利用者Uが女性の場合には、女性にとって有益な一般的な情報が裏面内容として決定される。この様にすることにより、同日に関する一般的な情報であっても、店舗等利用者Uの属性に応じて内容が可変する裏面を有する番号札を、当該店舗等利用者Uに対して発券することができる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの体温が高い」場合の裏面のデータとして、例えば店舗内に自動販売機が設置されて利用可能であることを紹介する情報のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの体温が低い」場合の裏面のデータとして、例えば冷えた身体を温める目的で、ブランケットを無料で借りることができる事を紹介する情報のデータが記憶されているものとする。
なお、店舗等利用者Uの体温に加えて店舗内の室温や、屋外の気温を考慮して良い。
この様にすることにより、体温という店舗等利用者Uの内的状況のみならず、外的状況にまで適合した情報を提供することができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの体温が高い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図23(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば「店舗内に自動販売機が設置されて利用可能であること」を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図23(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図23(A)は、店舗等利用者Uの体温が高い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される情報としては例えば、図23(A)の「店舗内に自動販売機が設置されて利用可能であること」のように、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの体温に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、体温が高い場合にお薦めする情報を、裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの体温が高い場合にお薦めする各種情報の案内をすることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの体温が低い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図23(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば冷えた身体を温めることを目的とする、「ブランケットを無料貸し出し」の案内情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図23(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図23(B)は、店舗等利用者Uの体温が低い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される情報としては、例えば図23(B)の「ブランケットを無料貸し出し」のように、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である温度情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、体温が低い場合にお薦めする情報を、裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの体温が高い場合にお薦めする各種情報の案内することができる。
具体的には、カメラで感知した店舗等利用者Uの画像が怒りの感情を示す表情であるか否かに応じて、番号札に付加する香りを変化させる例である。
店舗等利用者Uが怒りの感情を有している場合においては、気持ちを落ち着かせる効果を有する、例えば森の香りが裏面等に付加される。
図示はしないが、例えば、店舗等利用者Uのコンテクスト情報として、「焦りの感情」を特定可能な情報がコンテクスト情報取得部43により取得された場合には、「怒りの感情」のときとは別の香りが、裏面等に付加される。
この様にすることで、店舗等利用者Uの感情に適した香りの番号札の発券が可能になる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが早口である」場合の裏面のデータとして、例えば「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」に関する案内のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uが早口でない」場合の裏面のデータとして、例えば「座ってゆっくり順番を待つことのできる店舗を紹介する情報」等のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが早口である」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図25(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」に関する案内を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図25(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図25(A)は、店舗等利用者Uが早口である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」に関する案内については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが早口である」ことに基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」に関する案内を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」に関する案内を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、「店舗等利用者Uが早口である」ことでマッチングさせた「曜日別来店客数の推移グラフ」を含む「空いている時間帯」を案内することができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uが早口でない」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図25(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば「座ってゆっくり順番を待つことのできる店舗を紹介する情報」等を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図25(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図25(B)は、店舗等利用者Uが早口でない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「座ってゆっくり順番を待つことのできる店舗を紹介する情報」等の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である音声情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の店舗を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該店舗の紹介情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、音声情報でマッチングさせた店舗を紹介することができる。
また、この様にすることにより、混雑する時間帯を無理に避けなくて良い、待たされることについて不満が少ない店舗等利用者Uについて、適切な店舗を紹介することができる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの香水による臭気が強い」場合の裏面のデータとして、例えば「美容」に関する情報のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの香水による臭気が弱い」場合の裏面のデータとして、例えばワインを提供する飲食店等の紹介情報のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの香水による臭気が強い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図26(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば美容に関する情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図26(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図26(A)は、店舗等利用者Uの香水による臭気が強い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「美容」に関する情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの香水による臭気に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の美容に関する情報を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該美容に関する情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの香水による臭気でマッチングさせた美容に関する情報を紹介することができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの香水による臭気が弱い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図26(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、強い香水の使用は控えるべき場所とされる、例えばワインを提供する飲食店等の紹介情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図26(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図26(B)は、店舗等利用者Uの香水による臭気が弱い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される「強い香水の使用は控えるべき場所とされる、例えばワインを提供する飲食店」等の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である空気成分情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の飲食店を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、空気成分情報でマッチングさせた飲食店を紹介することができる。
また、この様にすることにより、来店時の店舗等利用者Uの状態及び嗜好に沿った情報を提供することが、可能となる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの予想待ち時間が長い」場合の裏面のデータとして、例えば解答時間(制限時間)が長時間のクイズ問題のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの予想待ち時間が中程度」の場合の裏面のデータとして、例えば解答時間(制限時間)が中程度のクイズ問題のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「店舗等利用者Uの予想待ち時間が短い」場合の裏面のデータとして、例えば解答時間(制限時間)が短時間のクイズ問題のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの予想待ち時間が長い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図27(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば回答に長い時間を要するクイズ問題を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図27(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図27(A)は、店舗等利用者Uの予想待ち時間が長い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「回答に長い時間を要するクイズ問題」の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの予想待ち時間に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、対象のクイズ問題を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該クイズ問題の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの予想待ち時間でマッチングさせたをクイズの出題をすることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの予想待ち時間が中程度」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図27(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば回答に適度に時間を要するクイズ問題の情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図27(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図27(B)は、店舗等利用者Uの予想待ち時間が中程度の場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「回答に適度に時間を要するクイズ問題」の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの予想待ち時間情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、出題対象のクイズ問題を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該クイズ問題の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの予想待ち時間情報でマッチングさせたクイズ問題を出題することができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「店舗等利用者Uの予想待ち時間が短い」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図27(C)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば難易度の低いクイズ問題の情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図27(C)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図27(C)は、店舗等利用者Uの予想待ち時間が短い場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「難易度の低いクイズ問題」の情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である店舗等利用者Uの予想待ち時間情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、出題対象の例えば「難易度の低いクイズ問題」を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該クイズ問題の情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、店舗等利用者Uの予想待ち時間情報でマッチングさせた出題をすることができる。
また、この様にすることにより、店舗等利用者Uの注意を惹くことで、待ち時間に対する不満感を軽減することができる。
具体的には例えば、裏面内容記憶部52には、「天候が雨」である場合の裏面のデータとして、例えば駅から濡れずに行くことのできる飲食店の紹介情報のデータが記憶されているものとする。
また、裏面内容記憶部52には、「天候が雨」でない場合の裏面のデータとして、例えば日常的に行列ができて屋外で待たされる人気店の紹介情報のデータが記憶されているものとする。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「天候が雨である」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図28(A)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、例えば駅から濡れずに行くことのできる飲食店の紹介情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図28(A)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図28(A)は、天候が雨である場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される例えば「駅から濡れずに行くことのできる飲食店」の紹介情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいが、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である天候情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の飲食店等を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該飲食店等の紹介情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、天候情報でマッチングさせた飲食店の紹介をすることができる。
裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である「天候が雨でない」という情報に基づいて裏面内容記憶部52にアクセスして、図28(B)に示すような情報を、裏面内容として決定する。即ち、裏面内容決定部44は、雨であれば行きたくなくなる店舗等である、例えば日常的に行列ができて屋外で待たされる人気店の紹介情報を、裏面内容として決定する。
これにより、発券部31は、図28(B)に示すような情報が裏面に記載された番号札を発券することができる。
即ち、図28(B)は、天候が雨でない場合の、裏面の具体的記載例を示している。
なお、裏面に記載される「雨であれば行きたくなくなる店舗等である、例えば日常的に行列ができて屋外で待たされる人気店」の紹介情報については、予め定型文が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよいし、所定の規則に応じて変化する裏面内容の場合には当該所定の規則が裏面内容記憶部52に記憶されていてもよい。
さらに例えば、裏面内容記憶部52を用いずに、裏面内容決定部44が、次のような処理の実行の結果として、裏面内容を決定してもよい。即ち、裏面内容決定部44は、店舗等利用者Uのコンテクスト情報である天候情報に基づいてマッチングの処理を行い、その処理の結果として、紹介対象の人気店を決定してもよい。そして、裏面内容決定部44は、決定した当該人気店の紹介情報を生成し、これを裏面内容として決定してもよい。この様にすることにより、天候情報でマッチングさせた人気店の紹介をすることができる。
また、この様にすることにより、店舗等利用者Uに、天候状態にマッチした情報を、提供することが可能になる。
即ち、一般提供情報は、特定の対象に向けて提供される情報以外の一般に提供される情報であれば任意のものであって良い。
即ち、待機時間活用情報は、店舗等利用者Uの待機時間を活用できる情報であれば任意のものであって良い。
即ち、混雑緩和誘導情報は、店舗・施設等Sにおける混雑を緩和すべく店舗等利用者Uを誘導する情報であれば任意のものであって良い。
即ち、アンケート情報は、店舗等利用者Uから回収する情報であれば任意のものであって良い。
即ち、特典付与情報は、何人かに特典を付与する情報であれば任意のものであって良い。
即ち、図7に例示される情報は、混雑緩和情報として分類されてもよいし、例えば、待機時間活用情報として分類されてもよい。
さらに例えば、図10に例示される情報は、混雑緩和情報として分類されてもよいし、例えば、特典付与情報として分類されてもよい。
つまり、上述の実施形態に係るサービスの提供者は、例えば、図5乃至図17に例示されている各種情報を混雑緩和情報、待機時間活用情報、特典付与情報、社会貢献情報等のカテゴリを任意に採用し、自身のサービスに関する各種情報を任意のカテゴリに分類してもよい。
更には、番号札は、情報処理端末の表示部に表示される仮想的な番号札であって良い。
この場合において、仮想的な番号札には、電子媒体に記憶又は記録された、電子データである場合も含まれる。
即ち、番号札発券装置1は、店舗等利用者Uがスマートフォン等の情報処理端末の表示部に、呼び出し順番号と広告等が表示させる等して良い。
即ち、本発明が適用される媒体は、
待機開始時に発券されるという第一特徴と、待機終了時に発券者に回収されるという第二特徴と、表面は呼び出し順番号が付されているという第三特徴とを有する媒体であって、
前記第一特徴と、前記第二特徴と、前記第三特徴とのうち少なくとも一種類の特徴に関する情報であって、発券対象者のコンテクスト情報に基づいて内容が変化する裏面を
備える媒体。
媒体の一の面を表面として所定の情報を印刷して発券する発券装置であって、
表面内容を決定する表面内容決定手段(例えば、図2の表面内容決定部41)と、
発券対象者の内的状態又は外的状態であるコンテクスト情報を取得するコンテクスト情報取得手段(例えば、図2のコンテクスト情報取得部43)と、
前記コンテクスト情報に基づいて裏面内容を決定する裏面内容決定手段(例えば、図2の裏面内容決定部44)と、
前記表面内容決定手段により決定された前記表面内容を前記媒体の表面に印刷し、前記裏面内容決定手段により決定された前記裏面内容を前記媒体の裏面に印刷して、前記媒体を出力する発券手段(例えば、図2の発券部31)と、
を備える。
Claims (7)
- 待機開始時に発券されるという第一特徴と、待機終了時に発券者に回収されるという第二特徴と、表面は呼び出し順番号が付されているという第三特徴とを有する媒体であって、
前記第一特徴と、前記第二特徴と、前記第三特徴とのうち少なくとも一種類の特徴に関する情報であって、発券対象者のコンテクスト情報に基づいて内容が変化する裏面を
備える媒体。 - 前記裏面には、前記第一特徴に関する情報として、一般提供情報が付されている、
請求項1に記載の媒体。 - 前記裏面には、前記第一特徴に関する情報として、待機時間活用情報が付されている、
請求項1に記載の媒体。 - 前記裏面には、前記第一特徴に関する情報として、混雑緩和誘導情報が付されている、
請求項1に記載の媒体。 - 前記裏面には、前記第二特徴に関する情報として、アンケート情報が付されている、
請求項1に記載の媒体。 - 裏面には、前記第一特徴と前記第三特徴のうち少なくとも一方に関する情報として、特典付与情報又は社会貢献内容情報が付されている、
請求項1に記載の媒体。 - 媒体の一の面を表面として所定の情報を印刷して発券する発券装置であって、
表面内容を決定する表面内容決定手段と、
発券対象者の内的状態又は外的状態であるコンテクスト情報を取得するコンテクスト情報取得手段と、
前記コンテクスト情報に基づいて裏面内容を決定する裏面内容決定手段と、
前記表面内容決定手段により決定された前記表面内容を前記媒体の表面に印刷し、前記裏面内容決定手段により決定された前記裏面内容を前記媒体の裏面に印刷して、前記媒体を出力する発券手段と、
を備える発券装置。
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