JP2019097342A - 駆動装置およびロボット - Google Patents

駆動装置およびロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2019097342A
JP2019097342A JP2017226336A JP2017226336A JP2019097342A JP 2019097342 A JP2019097342 A JP 2019097342A JP 2017226336 A JP2017226336 A JP 2017226336A JP 2017226336 A JP2017226336 A JP 2017226336A JP 2019097342 A JP2019097342 A JP 2019097342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
motor
drive
drive device
transmission system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017226336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6950492B2 (ja
Inventor
見上 康臣
Yasuomi Mikami
康臣 見上
友宏 泉川
Tomohiro Izumikawa
友宏 泉川
鎌田 照己
Terumi Kamata
照己 鎌田
泰孝 鎌田
Yasutaka Kamata
泰孝 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017226336A priority Critical patent/JP6950492B2/ja
Publication of JP2019097342A publication Critical patent/JP2019097342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6950492B2 publication Critical patent/JP6950492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ブレーキ機構において発生した熱を、ハウジングを介してモータに伝わり難くすることが可能な駆動装置を提供すること。【解決手段】駆動装置は、モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、前記モータと、前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、前記駆動伝達系を収容するとともに、前記モータと前記ブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられるハウジングとを備え、当該ブレーキ機構において発生した熱が前記ハウジングを介して前記モータに伝わり難くするための熱対策構造を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、駆動装置およびロボットに関する。
従来、モータおよび駆動伝達系を一体化した駆動装置が知られており、このような駆動装置は、例えば、ロボットの関節等を動作させるために使用される。また、このような駆動装置において、ブレーキ機構によって駆動伝達系の回転を制動させることができるようにした技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、上述した駆動装置において、ハウジング内に駆動伝達系を収容するとともに、ハウジングにモータとブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられる構成を採用したものがある。このように、ハウジングに対してモータとブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられる駆動装置では、ブレーキ機構において発生した熱が、ハウジングを通じて、モータに伝わってしまい、モータの異常動作を引き起こしてしまう虞がある。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、ブレーキ機構において発生した熱を、ハウジングを介してモータに伝わり難くすることが可能な駆動装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の駆動装置は、モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、前記モータと、前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、前記駆動伝達系を収容するとともに、前記モータと前記ブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられるハウジングとを備え、当該ブレーキ機構において発生した熱が前記ハウジングを介して前記モータに伝わり難くするための熱対策構造を有する。
本発明によれば、ブレーキ機構において発生した熱を、ハウジングを介してモータに伝わり難くすることが可能な駆動装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る駆動装置の構成を示す平面図である。 (a)は、図1に示す駆動装置のA−A断面図である。(b)は、図2(a)に示すブレーキ機構の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る駆動装置の外観を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駆動装置が備えるブレーキカバーの外観を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る駆動装置におけるブレーキ機構の取付方法を説明するための図である。 図2(a)に示すブレーキ機構(断熱材をさらに備える構成)の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る駆動装置が備えるブレーキカバー(変形例)の外観(裏面側)を示す図である。 図2(a)に示すブレーキ機構(熱伝導材をさらに備える構成)の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る駆動装置の構成を示す平面図である。 図9に示す駆動装置のA−A断面図である。 本発明の第3実施形態に係る駆動装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施例に係るロボットの一部概略構成を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
(駆動装置100の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100の構成を示す平面図である。図2(a)は、図1に示す駆動装置100のA−A断面図である。なお、以下の説明では、便宜上、図中X軸方向(各回転軸の軸方向)を上下方向としているが、駆動装置100の取り付け方向や駆動対象の動作等によって、必ずしも図中X軸方向が上下方向になるとは限らない。
駆動装置100は、モータ101の回転を複数段のギヤによって減速し、出力軸106から出力する装置である。本実施形態では、モータ101にDCブラシレスモータを用いているが、本発明は、DCモータであっても転用可能である。図1および図2(a)に示すように、駆動装置100は、モータ101、第1ピニオン軸102、第1ギヤ103、第2ピニオン軸104、第2ギヤ105、出力軸106、出力ギヤ107、出力フランジ108、およびハウジング120を備えている。このうち、第1ピニオン軸102、第1ギヤ103、第2ピニオン軸104、第2ギヤ105、出力軸106、および出力ギヤ107は、特許請求の範囲に記載の「駆動伝達系」を構成する。
図2(a)に示すように、駆動装置100は、ハウジング120内において、4つの回転軸(モータ101が有する駆動軸101A、第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、出力軸106)が、いずれも上下方向(図中Z軸方向)を軸方向として、互いに並行かつ同一直線上に並べて設けられている。駆動軸101Aは、モータ101が有する回転軸であり、ハウジング120の底面に取り付けられたモータ101から、ハウジング120の内部へと挿入されている。第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、および出力軸106の各々は、ハウジング120内に固設された上下一対のベアリング109によって、両端が回転自在に支持されている。これにより、各回転軸間は、所定の距離精度が保たれている。
また、ハウジング120内において、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)が配置されている。
第1ギヤ103は、第1ピニオン軸102に圧入されており、第1ピニオン軸102に対して空転することなく、第1ピニオン軸102と等速で回転する。第1ギヤ103は、モータ101の駆動軸101Aに形成されているギヤ(本実施形態では、はすば歯車を用いているが、平歯車等を用いてもよい)と噛み合うことにより、駆動軸101Aからの回転力が伝わって回転する。
第2ギヤ105は、第2ピニオン軸104に圧入されており、第2ピニオン軸104に対して空転することなく、第2ピニオン軸104と等速で回転する。第2ギヤ105は、第1ピニオン軸102に形成されているギヤと噛み合うことにより、第1ピニオン軸102からの回転力が伝わって回転する。
出力ギヤ107は、出力軸106に圧入されており、出力軸106に対して空転することなく、出力軸106と等速で回転する。出力ギヤ107は、第2ピニオン軸104に形成されているギヤと噛み合うことにより、第2ピニオン軸104からの回転力が伝わって回転する。
出力軸106は、その上部がハウジング120の上面から突出しており、この突出部分には、円盤状の出力フランジ108が取り付けられている。出力フランジ108は、出力軸106とともに回転する。出力フランジ108は、駆動装置100から出力される回転力を、当該回転力を利用する装置に伝えるための部材である。
出力フランジ108の回転速度は、モータ101の回転速度に対し、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)によって減速されたものとなる。したがって、これら3つのギヤの歯数を調整して、減速比を調整することにより、出力フランジ108の回転速度を、所望の回転速度まで減速させることができる。なお、図1および図2(a)に示す例では、各ギヤが前段の回転軸と噛み合う構成を採用している関係上、第1ギヤ103よりも第2ギヤ105の直径を大きくしており、第2ギヤ105よりも出力ギヤ107の直径を大きくしている。各ギヤの厚みも、入力側よりも出力側を大きくしており、これにより、各ギヤのギヤは、増大したトルクに十分に耐えられるようになっている。
出力フランジ108の回転力は、当該回転力を利用する装置に伝えられる。例えば、出力フランジ108の回転力を、ロボットアームの回転に使用する場合、出力フランジ108を、ロボットアームの関節の回転軸と接続することで、ロボットアームを回転させることが可能となる。この際、出力フランジ108の表面から突出したピン108Aを、ロボットアームの関節の回転軸にはめ込むことで、当該回転軸の位置合わせおよび滑り止めが可能となる。
制御基板140は、モータ101の内部に設けられたエンコーダ(回転角検知センサ)によって検知されたモータ101の回転角から、ロボットアームの動作角度を算出することが可能である。すなわち、制御基板140は、エンコーダの出力値に基づいて、モータ101の回転角を制御することにより、ロボットアームの動作角度を、所望の角度とすることができる。
なお、ロボットアームの動作角度をより正確に検出するために、例えば、図2に示すように、制御基板140の出力軸106の下端部と対向する位置に、出力フランジ108(出力軸106)の回転角を検出する角度センサ142を設けるようにしてもよい。この角度センサ142として、例えば、磁気式エンコーダを用いる場合、出力軸106の下端部に円形の永久磁石を埋め込み、角度センサ142のホールICによって、出力軸106の回転に伴う永久磁石のS極とN極との切り替わりを検知することで、出力フランジ108(出力軸106)の回転角を検知することが可能となる。制御基板140は、角度センサ142によって検知された出力フランジ108(出力軸106)の回転角に基づいて、モータ101を制御することにより、ロボットアームの動作角度を、より正確に所望の角度とすることができる。
(ブレーキ機構130)
ここで、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130をさらに備える。ブレーキ機構130は、駆動伝達系(駆動軸101A、第1ピニオン軸102、第2ピニオン軸104、および出力軸106)の回転を制動する。本実施形態の駆動装置100は、複数のギヤを用いて駆動伝達系を構成しているため、モータ101の回転力を出力軸106に伝達する際の伝達効率が比較的高く(約90%)、一方で、出力軸106の回転力も、モータ101に伝わり易いという特性を有している。このため、例えば、本実施形態の駆動装置100を、ロボットアームに取り付けた場合において、モータ101の駆動を停止して、モータ101が回転軸の回転を保持していない状態にすると、ロボットアーム自体の自重が、モーメントとして出力軸106に伝達される。この場合、モータ101が回転軸の回転を保持していないため、そのモーメントにより、ロボットアームは、重力とバランスが取れる釣り合う位置まで、自動的に降下することになる。そこで、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130により、駆動伝達系の回転を機械的に制動することにより、モータ101が回転軸の回転を保持していない状態であっても、ロボットアームが自動的に降下してしまうといった事態を回避可能としているのである。
(ブレーキ機構130の構成)
図1および図2(a)に示すように、ブレーキ機構130は、第1ピニオン軸102と同軸上に設けられている。具体的には、ブレーキ機構130は、第1ピニオン軸102における、ハウジング120の上面から突出した部分に設けられている。
図2(b)は、図2(a)に示すブレーキ機構130の拡大断面図である。図2(b)に示すように、ブレーキ機構130は、ブレーキカバー131、ロータハブ132、ブレーキ本体133、ネジ134、ロータ135、アーマチャ136、プレート137、およびコイル138を有して構成されている。
第1ピニオン軸102は、その一部がハウジング120の上面から、ブレーキカバー131の内部へと突出している。ブレーキカバー131の内部において、第1ピニオン軸102の先端には、ロータハブ132が取り付けられている。ロータハブ132は、ピンにより第1ピニオン軸102とともに回転する構造となっており、抜け止めのネジ134によって第1ピニオン軸102の先端に固定されている。
ロータハブ132は、ブレーキ本体133の内部のロータ135と噛み合うように正方形になっている。これにより、第1ピニオン軸102が回転すると、その回転はロータハブ132を介して、ブレーキ本体133の内部のロータ135に伝わり、これにより、当該ロータ135が回転するようになっている。
制動時には、図示を省略するバネからの付勢力により、アーマチャ136が下方に押し下げられる。これにより、ロータ135が、アーマチャ136とプレート137との間に挟みこまれ、その際に生じる摩擦力により、当該ロータ135の回転に制動がかけられる仕組みとなっている。
一方、非制動時には、コイル138が通電され、これによってコイル138とアーマチャ136との間に生じる上記付勢力よりも大きい磁気吸引力により、アーマチャ136が上方に引き寄せられる。これにより、ロータ135は、上記摩擦力から開放され、回転自在な状態となる。
(駆動装置100が備える熱対策構造)
次に、図2(b)とともに、図3〜図5を参照して、駆動装置100が備える熱対策構造について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100の外観を示す図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100が備えるブレーキカバー131の外観を示す図である。図4(a)は、ブレーキカバー131の上面側を表しており、図4(b)は、ブレーキカバー131の裏面側を表している。図5は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100におけるブレーキ機構130の取付方法を説明するための図である。
まず、図5を参照して、ブレーキ機構130の取付方法について説明する。図5に示すように、ブレーキカバー131は、下側に開口した、概ね円柱状の容器形状をなしている。ブレーキカバー131内には、下側の開口からブレーキ本体133が収容され、ブレーキカバー131の上壁部に形成された開口部を上方から貫通する複数(図5に示す例では、3本)の固定ネジ(図2(b)参照)によって、ブレーキカバー131の上壁部に対してネジ止め固定される。ブレーキカバー131は、このようにブレーキ本体133を保持した状態で、ハウジング120の上面(第1ピニオン軸102と同軸上)に取り付けられる。この際、第1ピニオン軸102の先端に固定されているロータハブ132が、ブレーキ本体133の内部のロータ135と噛み合う。
具体的には、図4に示すように、ブレーキカバー131の下縁部には、その外周の全部(但し、一部でもよい)に亘って、外側に広がるフランジ部131Bが設けられている。また、図4(b)に示すように、ブレーキカバー131の下縁部には、その外周の略全部(但し、一部でもよい)に亘って、下方(ハウジング120側)に突出した、インロー131C(「係合部」の一例)が形成されている。また、ハウジング120の上面(第1ピニオン軸102と同軸上)には、ブレーキカバー131の直径と略同寸法の直径を有する、円形状の凹部120Bが形成されている。
そして、ブレーキカバー131は、インロー131Cが、凹部120B内に嵌め込まれるとともに、フランジ部131Bの底面が、ハウジング120における凹部120Bの外周に沿った面と当接することにより、ハウジング120に対して取り付けられる。この際、ブレーキカバー131は、インロー131Cが、凹部120Bの内周面と係合することにより、正確に第1ピニオン軸102と同軸上となるように、位置決めされる。さらに、ブレーキカバー131は、フランジ部131Bに形成された開口部を上方から貫通する複数(図5に示す例では、3本)の固定ネジ(図2(b)参照)によって、ハウジング120に対してネジ止め固定される。これにより、駆動装置100に対して、ブレーキ機構130が取り付けられることとなる。
次に、駆動装置100の熱対策構造について説明する。上述したように、ブレーキ機構130は、非制動時に、常にコイル138に所定の電流が流れる状態となるため、大きな発熱源となる。このようにブレーキ機構130において発生した熱が、モータ101に伝わると、モータ101が異常停止してしまう虞がある。一般的に、モータ101は、自身の温度が温度センサによって監視されており、自身の温度が所定の温度以上となった場合に、異常停止するように安全制御がなされるからである。
そこで、本実施形態の駆動装置100は、このようなモータ101の異常停止が頻繁に生じてしまうことの無いように、ブレーキ機構130において発生した熱を効率的に放熱する等により、モータ101に伝わり難くなるように、以下に示す各種熱対策構造を有しているのである。
(熱対策構造1)
図2(b)に示すように、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ本体133の最上部(すなわち、ハウジング120から最も離れた位置)に、発熱源であるコイル138を設けている。また、ブレーキ本体133の上面(「第2の面」の一例)を、ブレーキカバー131の上壁部の内面に、面接触させる構成を採用している。また、ブレーキ本体133の下面(すなわち、プレート137。「第1の面」の一例)を、ハウジング120に接触させない構成を採用している。さらに、ブレーキカバー131には、放熱性の高い素材(例えば、アルミ等)が用いられている。
本構成により、本実施形態の駆動装置100は、コイル138において発生した熱が、ブレーキ本体133の上面からブレーキカバー131へ積極的に伝わるようになっている。すなわち、コイル138において発生した熱が、ブレーキ本体133の下面から、ハウジング120へ直接的に伝わらないようになっている。そして、ブレーキ本体133の上面からブレーキカバー131に伝わってきた熱が、ブレーキカバー131から外部へ、接触的に放熱されるようになっている。
したがって、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱が、モータ101に伝わり難くなっている。なお、駆動装置100を駆動対象(例えば、ロボットアーム)に取り付ける際には、ブレーキカバー131の表面を、駆動対象の表面に接触させるようにしてもよい。この場合、ブレーキ機構130において発生した熱を、駆動対象へ積極的に逃がすことが可能となり、したがって、ブレーキ機構130において発生した熱を、モータ101により伝わり難くすることが可能である。
(熱対策構造2)
図2(b)〜図5に示すように、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキカバー131の上壁部の表面に、複数のスリット131A(溝状に切り欠かれた凹部)が形成されている。これにより、ブレーキカバー131は、その上壁部の表面の表面積が拡大され、ブレーキ本体133の上面から伝わってきた熱を、大気中へ効率的に放熱できるようになっている。したがって、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱が、モータ101に伝わり難くなっている。なお、ブレーキカバー131に対し、スリット131Aの代わりに、または、スリット131Aに加えて、凸部(例えば、放熱フィン等)を設けるようにしてもよい。また、ブレーキカバー131の側壁部の表面に、凹部および凸部の少なくともいずれか一方を設けるようにしてもよい。
(熱対策構造3)
上記したとおり、ブレーキカバー131は、ハウジング120に対して取り付けられたとき、そのフランジ部131Bの底面が、ハウジング120における凹部120Bの外周に沿った面と当接する。すなわち、ブレーキカバー131は、フランジ部131Bの底面のみをハウジング120と接触させることにより、ハウジング120との接触面積を、比較的小さくすることができる。これにより、ブレーキカバー131は、ブレーキ本体133から伝わってきた熱を、ハウジング120へ伝わり難くすることができる。したがって、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱を、モータ101により伝わり難くすることが可能である。
(熱対策構造4)
図3および図5に示すように、ハウジング120(第1ピニオン軸102の周囲の側壁部)の表面には、複数の放熱フィン120A(「凸部」の一例)が形成されている。これにより、ハウジング120は、その表面積が拡大され、ブレーキカバー131から伝わってきた熱を、大気中へ効率的に放熱できるようになっている。したがって、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱が、モータ101に伝わり難くなっている。なお、ハウジング120の表面に対し、放熱フィン120Aの代わりに、または、放熱フィン120Aに加えて、凹部(例えば、スリット等)を設けるようにしてもよい。
(駆動装置100が備え得るさらなる熱対策構造)
次に、図6〜図8を参照して、駆動装置100が備え得るさらなる熱対策構造について説明する。
本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱が、モータ101により伝わり難くなるように、以下に示す熱対策構造5〜7の少なくともいずれか一つを、さらに備えてもよい。
(熱対策構造5)
図6は、図2(a)に示すブレーキ機構130(断熱材131Dをさらに備える構成)の拡大断面図である。図6に示す例では、駆動装置100に対し、熱対策構造5として、ブレーキカバー131のフランジ部131Bと、ハウジング120との間に、シート状の断熱材131Dを設けている。本構成により、駆動装置100は、ブレーキ本体133において発生した熱が、ハウジング120へより伝わり難くなる。なお、断熱材131Dには、熱伝導率が比較的低い素材を用いることが好ましい。
(熱対策構造6)
図7は、本発明の第1実施形態に係る駆動装置100が備えるブレーキカバー131(変形例)の外観(裏面側)を示す図である。図7に示す例では、駆動装置100に対し、熱対策構造6として、ブレーキカバー131の下縁部に対し、その外周の一部(図7に示す例では、3か所)に、下方(ハウジング120側)に突出した、インロー131Cが形成されている。本構成により、インロー131Cをブレーキカバー131の下縁部の全周に亘って形成する構成(図4参照)と比較して、インロー131Cとハウジング120との接触面積を小さくすることができるため、ブレーキ本体133において発生した熱が、ハウジング120へより伝わり難くなる。
(熱対策構造7)
図8は、図2(a)に示すブレーキ機構130(熱伝導材131Eをさらに備える構成)の拡大断面図である。図8に示す例では、駆動装置100に対し、熱対策構造7として、ブレーキカバー131の上壁部の内面と、ブレーキ本体133の上面との間に、シート状の熱伝導材131Eを設けている。本構成により、駆動装置100は、ブレーキ本体133とブレーキカバー131との接触面積が増大するため、ブレーキ本体133において発生した熱が、ブレーキ本体133の上面からブレーキカバー131へより積極的に伝わるようになる。なお、熱伝導材131Eには、熱伝導率が比較的高い素材(例えば、シリコンゴム等)を用いることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の駆動装置100は、ブレーキ機構130において発生した熱をハウジング120に伝わり難くするための各種熱対策構造を有している。これにより、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130において発生した熱を、モータ101により伝わり難くすることができる。したがって、本実施形態の駆動装置100によれば、モータ101の異常停止が頻繁に生じてしまう等の事象の発生を抑制することができる。
特に、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130が、モータ101の駆動軸101Aに最も近いギヤである第1ギヤ103の回転軸(すなわち、第1ピニオン軸102)上に設けられている。すなわち、本実施形態の駆動装置100によれば、回転トルクが比較的小さい回転軸上に、ブレーキ機構130が設けられているため、比較的弱い制動力(アーマチャ136を押し付けるバネの付勢力)で、駆動伝達系の回転を制動することができる。このため、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130として、比較的小型(すなわち、発熱量が比較的小さいもの)のものを採用することができる。したがって、本実施形態の駆動装置100によれば、ブレーキ機構130において発生した熱を、モータ101により伝わり難くすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図9および図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
(駆動装置150の構成)
図9は、本発明の第2実施形態に係る駆動装置150の構成を示す平面図である。図10は、図9に示す駆動装置150のA−A断面図である。なお、第2実施形態の駆動装置150において、第1実施形態の駆動装置100と同様の構成要素については、駆動装置100と同一の符号を付し、ここでの説明を省略する。
図9および図10に示すように、第2実施形態の駆動装置150は、駆動伝達系の最終段として、出力軸106の代わりに、遊星(プラネタリ)ギヤユニット160が設けられている点で、第1実施形態の駆動装置100と異なる。遊星ギヤユニット160は、太陽ギヤ161、複数の遊星ギヤ162、外輪ギヤ163、および遊星キャリヤ164を備えて構成されている。
太陽ギヤ161は、出力ギヤ107および出力フランジ108と同軸上に配置されており、出力ギヤ107とともに回転する。各遊星ギヤ162は、遊星キャリヤ164の底面に形成されている軸に圧入されており、且つ、太陽ギヤ161と、ハウジング120に固定された外輪ギヤ163とに噛み合っている。
駆動装置150は、第1実施形態の駆動装置100と同様に、モータ101の回転が、3つのギヤ(第1ギヤ103、第2ギヤ105、および出力ギヤ107)を介して、減速されつつ太陽ギヤ161に伝達されると、太陽ギヤ161の回転が、複数の遊星ギヤ162に伝達される。そして、各遊星ギヤ162は、外輪ギヤ163と太陽ギヤ161との間を、自転しながら遊星キャリヤ164とともに公転する。これにより、複数の遊星ギヤ162が、遊星キャリヤ164を介して出力フランジ108を回転させる。
なお、第2実施形態の駆動装置150は、第1実施形態の駆動装置100と同様に、第1ピニオン軸102と同軸上に、ブレーキ機構130が設けられている。したがって、第2実施形態の駆動装置150によれば、ブレーキ機構130において発生した熱に関し、第1実施形態と同様の熱対策構造を適用することにより、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
加えて、第2実施形態の駆動装置150は、出力軸106の代わりに、遊星ギヤユニット160が設けられているため、駆動伝達系の最終段のギヤ(太陽ギヤ161)にかかる負荷を、複数の遊星ギヤ162に分散することができる。すなわち、駆動伝達系の最終段のギヤ(太陽ギヤ161)の一歯当たりにかかる負荷を低下させることができるため、当該ギヤの長寿命化を図ることができる。特に、本構成は、出力トルクが比較的大きいモータ101を用いた場合に、より有用である。
〔第3実施形態〕
次に、図11を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
(駆動装置600の構成)
図11は、本発明の第3実施形態に係る駆動装置600の構成を示す平面図である。図11に示す駆動装置600は、2つのモータ(第1のモータ601および第2のモータ651)を備えており、これら2つのモータの回転を、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系によって出力ギヤ608に伝達し、当該出力ギヤ608を回転させる構成を有している。
駆動装置600において、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転は、第1の駆動伝達系によって減速され、出力ギヤ608へと伝わる。第1の駆動伝達系は、第1実施形態の駆動伝達系と同様に、複数段のギヤおよび複数の回転軸(第1ピニオン軸602、第1ギヤ603、第2ピニオン軸604、第2ギヤ605、第3ピニオン軸606、および第3ギヤ607)を有して構成されている。第1の駆動伝達系は、駆動軸601Aとともに、ハウジング620内に収容されている。駆動軸601Aは、ハウジング620の底面に取り付けられた第1のモータ601から、ハウジング620の内部へと挿入されている。
駆動装置600において、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転は、第2の駆動伝達系によって減速され、出力フランジ108へと伝わる。第2の駆動伝達系は、第1実施形態の駆動伝達系と同様に、複数段のギヤおよび複数の回転軸(第1ピニオン軸652、第1ギヤ653、第2ピニオン軸654、第2ギヤ655、第3ピニオン軸656、および第3ギヤ657)を有して構成されている。第2の駆動伝達系は、駆動軸651Aとともに、ハウジング620内に収容されている。駆動軸651Aは、ハウジング620の底面に取り付けられた第2のモータ651から、ハウジング620の内部へと挿入されている。
なお、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系の具体的な構成は、第1実施形態の駆動伝達系(図2参照)と同様であるため、説明を省略する。但し、この第3実施形態では、第1の駆動伝達系および第2の駆動伝達系を4軸構成としている点で、3軸構成を採用している第1実施形態と異なる。
このように構成された駆動装置600は、例えば、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転方向と、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転方向とを互いに異ならせることにより、出力ギヤ608のバックラッシュ(ギヤ間の隙間)を低減することができる。
また、駆動装置600は、例えば、第1のモータ601の駆動軸601Aの回転方向と、第2のモータ651の駆動軸651Aの回転方向とを互いに一致させることにより、出力ギヤ608を高トルク(2つのモータ601,651の出力トルクの合成トルク)で回転駆動することができる。
このように構成された駆動装置600において、第1の駆動伝達系に対しては、当該第1の駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構630が設けられている。ブレーキ機構630は、第1実施形態と同様に、第1ピニオン軸602と同軸上(第1ピニオン軸602のハウジング620の上面から突出した部分)に設けられている。
また、駆動装置600において、第2の駆動伝達系に対しては、当該第2の駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構680が設けられている。ブレーキ機構680は、第1実施形態と同様に、第1ピニオン軸652と同軸上(第1ピニオン軸652のハウジング620の上面から突出した部分)に設けられている。
この第3実施形態の駆動装置600においても、上記ブレーキ機構630,680の各々において発生した熱に関し、第1実施形態と同様の熱対策構造を適用することが可能である。これにより、第1,第2の駆動伝達系の各々を制動可能としつつ、上記ブレーキ機構630,680の各々において発生した熱を、上記モータ601,651の各々に伝わり難くすることが可能となる。
〔実施例〕
図12は、本発明の実施例に係るロボット700の一部概略構成を示す図である。図12にその一部(ロボットアームの関節部分)を示すロボット700は、産業用ロボット、家庭用ロボット等、ロボットアームを備える様々な用途のロボットが対象となり得る。図12に示すように、ロボット700は、支持体710、駆動装置720、およびアーム本体730を備えている。
アーム本体730は、「駆動対象」の一例であり、その末端部分に有する回転軸710Aにおいて、支持体710によって回転自在に軸支されている。アーム本体730は、駆動装置720から出力される回転力によって、回転軸710Aを中心として回転可能である。
駆動装置720は、モータ721の回転を駆動伝達系によって出力フランジ722へ伝達し、出力フランジ722を回転させる装置である。図12に示すように、駆動装置720は、出力フランジ722の回転軸が、アーム本体730の回転軸710Aと一致するように、支持体710の内部に配置され、複数の固定ネジ711によって、支持体710の内側に固定される。
出力フランジ722は、複数の固定ネジ712によって、アーム本体730に固定される。これにより、出力フランジ722が回転すると、当該出力フランジ722に固定されたアーム本体730が回転することとなる。アーム本体730の回転方向および回転量(回転角度)の制御は、上位コントローラからモータ721の回転方向および回転量(回転角度)を制御することによって、実現される。
出力フランジ722の先端には、インロー723が取り付けられており、当該インロー723がアーム本体730の凹み部に嵌め込まれることにより、出力フランジ722の中心が位置決めされる。また、出力フランジ722の表面から突出したピン724を、アーム本体730の他の凹み部にはめ込むことで、出力フランジ722の回転方向の位置決めおよび滑り止めがなされる。
例えば、このように構成された本実施例のロボット700において、駆動装置720の構成として、第1〜第3実施形態の駆動装置100,150,600のいずれかと同様の構成を採用することができる。これにより、アーム本体730の回転をブレーキ機構130によって制動可能としつつ、ブレーキ機構130において発生した熱を、モータ721に伝わり難くすることが可能となる。また、アーム本体730の回転に必要な、駆動装置の全ての構成要素(モータ、駆動伝達系、およびブレーキ機構等)を、ハウジング内に組み込んでモジュール化することができるため、ロボット700に対する各構成要素の着脱を一括して行うことができ、したがって、駆動機構のメンテナンス性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態および実施例について詳述したが、本発明はこれらの実施形態および実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施例では、本発明の駆動装置をロボットアームの駆動に適用する例を説明したが、本発明の駆動装置は、当該駆動装置から出力される回転力を利用して動作するものであれば、如何なる駆動対象にも適用することが可能である。
また、例えば、上記実施例では、ブレーキ機構130として、コイルに駆動電流を供給した状態において、駆動伝達系を非制動状態にできるものを用いているが、これに限らず、例えば、ブレーキ機構130として、コイルに駆動電流を供給した状態において、駆動伝達系を制動状態にできるものを用いてもよい。
100 駆動装置
101 モータ
102 第1ピニオン軸
103 第1ギヤ
104 第2ピニオン軸
105 第2ギヤ
106 出力軸
107 出力ギヤ
108 出力フランジ
120 ハウジング
120A 放熱フィン(凸部)
120B 凹部
130 ブレーキ機構
131 ブレーキカバー
131A スリット(凹部)
131B フランジ部
131C インロー(係合部)
131D 断熱材
131E 熱伝導材
132 ロータハブ
133 ブレーキ本体
134 ネジ
135 ロータ
136 アーマチャ
137 プレート
138 コイル
140 制御基板
150 駆動装置
160 遊星ギヤユニット
600 駆動装置
700 ロボット
710 支持体
720 駆動装置
730 アーム本体(駆動対象)
特開2000−287406号公報

Claims (14)

  1. モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、
    前記モータと、
    前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、
    前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、
    前記駆動伝達系を収容するとともに、前記モータと前記ブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられるハウジングと
    を備え、
    当該ブレーキ機構において発生した熱が前記ハウジングを介して前記モータに伝わり難くするための熱対策構造を有する
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記ブレーキ機構は、
    前記ハウジングに取り付けられるカバーと、
    前記カバー内に収容されるブレーキ本体と
    を有しており、
    前記ブレーキ本体は、
    前記熱対策構造として、前記ハウジングと対向する第1の面とは反対側の第2の面において、前記カバーと接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記ブレーキ本体は、
    前記熱対策構造として、前記駆動伝達系を制動状態または非制動状態にするための磁力を発生させるコイルを、前記第2の面に近い位置に有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記カバーの表面には、前記熱対策構造として、複数の凹部または凸部が形成されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の駆動装置。
  5. 前記カバーは、
    前記熱対策構造として、前記ハウジングと対向する端部において、その外周の一部または全部に亘って、外側に広がるフランジ部を有し、当該フランジ部において、前記ハウジングと接触する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の駆動装置。
  6. 前記熱対策構造として、前記フランジ部と前記ハウジングとの間に、断熱材が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記カバーは、
    前記ハウジングと対向する縁部において、前記ハウジング側に突出して、前記ハウジングと係合することにより、前記カバーを位置決めする係合部を有しており、当該係合部は、前記熱対策構造として、前記ハウジングと対向する縁部の一部に形成されている
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  8. 前記熱対策構造として、前記カバーと前記ブレーキ本体の前記第2の面との間に、熱伝導材が設けられている
    ことを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 前記ハウジングの表面には、前記熱対策構造として、複数の凹部または凸部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の駆動装置。
  10. 前記駆動伝達系の最終段に、遊星ギヤユニットをさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の駆動装置。
  11. 同一の前記駆動対象を駆動する複数の前記モータを備え、
    一つの前記モータ毎に、前記駆動伝達系と、前記ブレーキ機構とを有する、請求項1から10のいずれか一項に記載の駆動装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の駆動装置と、
    前記駆動装置から出力される回転力によって駆動される駆動対象と
    を備えるロボット。
  13. モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、
    前記モータと、
    前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、
    前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、
    前記駆動伝達系を収容するとともに、前記モータと前記ブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられるハウジングと
    を備え、
    前記ブレーキ機構は、
    前記ハウジングに取り付けられるカバーと、
    前記カバー内に収容されるブレーキ本体と
    を有しており、
    前記ブレーキ本体は、
    前記ハウジングと対向する第1の面とは反対側の第2の面において、前記カバーと接触する
    ことを特徴とする駆動装置。
  14. モータからの回転力を出力することによって駆動対象を駆動する駆動装置であって、
    前記モータと、
    前記モータの回転を複数段のギヤによって減速する駆動伝達系と、
    前記駆動伝達系の回転を制動するためのブレーキ機構と、
    前記駆動伝達系を収容するとともに、前記モータと前記ブレーキ機構とが互いに独立して取り付けられるハウジングと
    を備え、
    前記ハウジングの表面には、複数の凹部または凸部が形成されている
    ことを特徴とする駆動装置。
JP2017226336A 2017-11-24 2017-11-24 駆動装置およびロボット Active JP6950492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017226336A JP6950492B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 駆動装置およびロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017226336A JP6950492B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 駆動装置およびロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019097342A true JP2019097342A (ja) 2019-06-20
JP6950492B2 JP6950492B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=66972230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017226336A Active JP6950492B2 (ja) 2017-11-24 2017-11-24 駆動装置およびロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6950492B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11433532B2 (en) 2019-12-12 2022-09-06 Fanuc Corporation Robot joint structure

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55139052A (en) * 1979-04-13 1980-10-30 Hitachi Ltd Motor with brake
JP2000143130A (ja) * 1998-09-11 2000-05-23 Mitsubishi Electric Corp 巻上げ装置
JP2002336305A (ja) * 2001-05-17 2002-11-26 Moric Co Ltd ブレーキ付モータ装置
JP2005318717A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電磁ブレーキ付モータ
JP2010094749A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Yaskawa Electric Corp 多関節ロボット及びロボットシステム
JP2015078733A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2017051064A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 アスモ株式会社 減速機付モータ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55139052A (en) * 1979-04-13 1980-10-30 Hitachi Ltd Motor with brake
JP2000143130A (ja) * 1998-09-11 2000-05-23 Mitsubishi Electric Corp 巻上げ装置
JP2002336305A (ja) * 2001-05-17 2002-11-26 Moric Co Ltd ブレーキ付モータ装置
JP2005318717A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電磁ブレーキ付モータ
JP2010094749A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Yaskawa Electric Corp 多関節ロボット及びロボットシステム
JP2015078733A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2017051064A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 アスモ株式会社 減速機付モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11433532B2 (en) 2019-12-12 2022-09-06 Fanuc Corporation Robot joint structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP6950492B2 (ja) 2021-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016010022A1 (ja) ブラシレスワイパモータおよびその組立方法
US11264865B2 (en) Actuator
JP2020020365A (ja) 駆動装置およびロボット
US8152685B2 (en) Planetary drive servo actuator
KR20180132064A (ko) 회전 액추에이터 및 로봇
JP2017516697A (ja) 車両の電気ブレーキアクチュエータ
JP2016145634A (ja) 駆動力伝達機構
JP2019530392A (ja) 電気アクチュエータおよび電気アクチュエータを有する最終減速比制御装置
US20170059002A1 (en) Door opening/closing device
TW200937812A (en) Servo motor
JP2008174111A (ja) モータの取付け構造及び車両用アクチュエータ
JP6438906B2 (ja) 角度調整装置及び照明装置
WO2019039131A1 (ja) パラレルリンク装置並びにマスタ-スレーブシステム
JP6950492B2 (ja) 駆動装置およびロボット
JP6863098B2 (ja) 駆動装置およびロボット
CN105835033A (zh) 机器人
JP5976400B2 (ja) ロボットの関節体
JP2016070285A (ja) 減速装置
KR20110093083A (ko) 이중 출력축을 가지는 구동장치
JP2011112072A (ja) 動力伝達装置
JP6974856B2 (ja) 巻取装置
CN110461707B (zh) 用于能够悬停的飞行器的旋翼
JP2020148216A (ja) 不思議遊星歯車減速機、そのバックドライブ構造、バックドライブ方法、およびロボット
JP2019140875A (ja) 減速機付きモータ
JP2019150914A (ja) ロボットの手首ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200916

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210906

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6950492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151