JP2019094991A - 流量制御装置 - Google Patents

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裕貴 水口
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Abstract

【課題】2つのバタフライバルブが隙間なく閉じることのできる構造を提供する。【解決手段】第1の規制部41及び第2の規制部42は、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転範囲を規制し、相対回転範囲外では第1のシャフト31と第2のシャフト32とを一体に回転させる。モータ2は第1のシャフト31を閉弁方向へ回転させ、第2のスプリング52は第2のシャフト32を閉弁方向へ回転させる。第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22の取付角度にずれが生じた場合でもそのずれが吸収され、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22は第1の排気ガス通路11及び第2の排気ガス通路12を隙間なく閉じる。【選択図】図2

Description

この発明は、2つのバタフライバルブを有する流量制御装置に関するものである。
例えば、排気ガスをエンジンへ再循環させる排気ガス再循環(EGR)システムには、排気ガスの流量を制御する流量制御装置が用いられる。流量制御装置の中には、より大流量の排気ガスを流す目的で、バタフライバルブを2つ持つものがある。ここでは、2つのバタフライバルブを持つ流量制御装置を、ダブルバタフライ式流量制御装置と呼ぶ。ダブルバタフライ式流量制御装置は、2つのバタフライバルブの寸法誤差及び組立誤差の積み重ねにより、2つのバタフライバルブの取付角度にずれが生じる。すると、全閉時に一方のバタフライバルブとバルブシートとの間が塞がれた状態になったとしてももう一方のバタフライバルブとバルブシートとの間に隙間が生じる。そのため、全閉時にもかかわらず上記隙間から排気ガスが漏れ出す。
特許文献1に係る流量制御弁は、バタフライバルブの外周面に設けられたバルブ溝に、シールリングが嵌め込まれた構造である。バタフライバルブによりEGR流路が閉塞されるときに、バタフライバルブとバルブシートとの間の隙間がシールリングにより塞がれる。
特開2015−94335号公報
ダブルバタフライ式流量制御装置においては、特許文献1に記載されたシールリングが設置されていたとしても、2つのバタフライバルブの取付角度のずれが吸収できない。
また、シールリングは、摩擦抵抗を低減させるため、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等で被覆されている。ここで、EGRシステムにおいて使用される流量制御装置は、クーラで冷却された摂氏100度〜200度程度の低温の排気ガスをエンジンへ再循環させるものと、クーラを介さず摂氏700度〜800度程度の高温の排気ガスをエンジンへ再循環させるものとがある。PTFEは高温の排気ガスに対して耐熱性が不足しているため、高温側で使用される流量制御装置に対してシールリングを適用することは困難である。
このように、従来、ダブルバタフライ式流量制御装置において2つのバタフライバルブを隙間なく閉じることができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、2つのバタフライバルブが隙間なく閉じることのできる構造を提供することを目的とする。
この発明に係る流量制御装置は、第1の流体通路を開閉する第1のバタフライバルブと、第2の流体通路を開閉する第2のバタフライバルブと、記第1のバタフライバルブが固定され、モータの出力によって第1のバタフライバルブの開弁方向及び閉弁方向に回転する第1のシャフトと、第2のバタフライバルブが固定され、第1のシャフトと同軸上で第1のシャフトに対して相対回転する第2のシャフトと、第2のシャフトを、第2のバタフライバルブの閉弁方向へ回転させる第2のスプリングと、第1のシャフトと第2のシャフトとの相対回転範囲を規制し、相対回転範囲外では第1のシャフトと第2のシャフトとを一体に回転させる規制部とを備えるものである。
この発明によれば、第1のシャフトと第2のシャフトとが相対回転でき、かつ、第1のバタフライバルブ及び第2のバタフライバルブのそれぞれに別々の閉弁力が作用するようにしたので、第1のバタフライバルブ及び第2のバタフライバルブの取付角度にずれが生じた場合でもそのずれが吸収され、第1のバタフライバルブ及び第2のバタフライバルブの両方は第1の排気ガス通路及び第2の排気ガス通路を隙間なく閉じることができる。
実施の形態1に係る流量制御装置の構成例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る流量制御装置における主要部の構成例を示す斜視図である。 実施の形態1における第1の規制部及び第2の規制部の構成例を示す斜視図である。 図4A及び図4Bは、実施の形態1に係る流量制御装置の開弁動作を説明する図である。 図5A及び図5Bは、実施の形態1に係る流量制御装置の閉弁動作を説明する図である。 実施の形態1における第1の規制部及び第2の規制部の状態を示す図であり、全開状態である。 実施の形態1における第1の規制部及び第2の規制部の状態を示す図であり、第1のバタフライバルブのみ開弁中である。 実施の形態1における第1の規制部及び第2の規制部の状態を示す図であり、第1のバタフライバルブ及び第2のバタフライバルブが開弁中である。 実施の形態1における第1の規制部及び第2の規制部の状態を示す図であり、全開状態である。 実施の形態2における第1の規制部及び第2の規制部の構成例を示す斜視図である。 実施の形態2において第1のシャフト及び第2のシャフトが接続された状態を示す斜視図である。 実施の形態3における第1の規制部及び第2の規制部の構成例を示す斜視図である。 実施の形態3において第1のシャフト及び第2のシャフトが接続された状態を示す斜視図である。 実施の形態4に係る流量制御装置における主要部の構成例を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る流量制御装置1の構成例を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る流量制御装置1の主要部の構成例を示す斜視図である。図3は、実施の形態1における第1の規制部41及び第2の規制部42の構成例を示す斜視図である。
ダブルバタフライ式の流量制御装置1は、主に、モータ2、ギアボックス3、ハウジング10、第1の排気ガス通路11、第2の排気ガス通路12、第1のバタフライバルブ21、第2のバタフライバルブ22、第1のシャフト31、第2のシャフト32、第1の規制部41、第2の規制部42、及び第2のスプリング52を備える。流量制御装置1の高い耐熱性を実現するために、主要な構成部品は、例えば以下の材質により構成される。ハウジング10は、ハイシリコンとモリブデンを付与した球状黒鉛鋳鉄により構成される。第1のバタフライバルブ21、第2のバタフライバルブ22、第1のシャフト31、及び第2のシャフト32は、SUS316のステンレス鋼材により構成される。
実施の形態1に係る流量制御装置1は、例えば、車両の排気ガス再循環システムにおいて排気ガスをエンジンへ再循環させる排気ガス通路に設置され、排気ガスの流量を制御するものである。具体的には、ハウジング10に設けられた第1の排気ガス通路11及び第2の排気ガス通路12が、排気ガス再循環システムの排気ガス通路に接続される。
第1のバタフライバルブ21は、第1の排気ガス通路11を開閉する。第1の排気ガス通路11は、「第1の流体通路」に相当する。第1のバタフライバルブ21は、例えば、ピン23によって第1のシャフト31に固定される。この第1のシャフト31は、第1の排気ガス通路11に対して垂直方向に設けられたハウジング10の穴内に設置される。第1のシャフト31の一方の端部は、ギアボックス3を介してモータ2の出力軸に接続される。モータ2は、第1のシャフト31を、第1のバタフライバルブ21の開弁方向および閉弁方向へ回転させる。第1のシャフト31のもう一方の端部は、第2のシャフト32に接続される。
第2のバタフライバルブ22は、第2の排気ガス通路12を開閉する。第2の排気ガス通路12は、「第2の流体通路」に相当する。第2のバタフライバルブ22は、例えば、ピン24によって第2のシャフト32に固定される。この第2のシャフト32は、ハウジング10に設けられた上記穴内に設置される。第2のシャフト32の一方の端部は、第1のシャフト31に接続され、第2のシャフト32と第1のシャフト31とは同軸上に並ぶ。第2のシャフト32のもう一方の端部には、第2のスプリング52が設置される。第2のスプリング52は、第2のシャフト32を、第2のバタフライバルブ22の閉弁方向へ回転させる。
第1の規制部41及び第2の規制部42は、「規制部」に相当する。第1の規制部41は、第1のシャフト31において第2のシャフト32に接続する端面に設けられる。第1の規制部41は、第1のシャフト31の回転軸上に配置された円形状の円形凹部41aと、この回転軸を対象軸として軸対象に配置された2つの扇形凹部41b,41cとを有する。第2の規制部42は、第2のシャフト32において第1のシャフト31に接続する端面に設けられる。第2の規制部42は、円形凹部41aに嵌る円形凸部42aと、扇形凹部41b,41cのそれぞれに嵌る矩形凸部42b,42cとを有する。
円形凸部42aは、円形凹部41aに嵌り、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが相対回転するときの回転軸になる。矩形凸部42b,42cは、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転に伴い扇形凹部41b,41c内を移動し、扇形凹部41b,41cの壁面に当接して相対回転を規制する。相対回転が規制されることによって、第1のシャフト31と第2のシャフト32とは、一体に回転可能な状態となる。
次に、図4〜図8を用いて、流量制御装置1の動作を説明する。なお、実施の形態1において、流量制御装置1の全閉状態とは、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22の両方が閉弁した状態のことである。流量制御装置1の全開状態とは、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22の両方が開弁した状態のことである。
図4A及び図4Bは、実施の形態1に係る流量制御装置1の開弁動作を説明する図である。図5A及び図5Bは、実施の形態1に係る流量制御装置1の閉弁動作を説明する図である。これらの図において、ハウジング10が図1のA−A線に沿って切断され、第1の排気ガス通路11及び第2の排気ガス通路12の内壁に設けられたバルブシート11a及びバルブシート12aが示されている。図6〜図9は、実施の形態1における第1の規制部41及び第2の規制部42の状態を示す図である。図6では、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22が全閉状態である。図7では、第1のバタフライバルブ21のみ開弁中である。図8では、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22が開弁中である。図9では、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22が全開状態である。
図6に示されるように、流量制御装置1が全閉状態である場合、第1のバタフライバルブ21は、第1の排気ガス通路11のバルブシート11aに着座している。同様に、第2のバタフライバルブ22は、第2の排気ガス通路12のバルブシート12aに着座している。流量制御装置1が全閉状態である場合、第1の規制部41と第2の規制部42とによる相対回転の規制により、第1のバタフライバルブ21と第2のバタフライバルブ22とには角度差θ1が生じる。
図4Aに示されるように、全閉状態から全開状態へ移行する場合は、モータ2から出力される矢印100のトルクにより、第1のシャフト31が開弁方向へ回転し、第1のバタフライバルブ21が第1の排気ガス通路11のバルブシート11aから離れる。第1のバタフライバルブ21がバルブシート11aから離れた後も、第1のシャフト31は開弁方向へ回転を続け、図7に示されるように、矩形凸部42b,42cが扇形凹部41b,41cの壁面に当接したタイミングで第1のシャフト31に作用しているモータ2のトルクが第2のシャフト32に伝達する。扇形凹部41b,41cの開き角θ2は、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転範囲である。そして、図8及び図9に示されるように、第2のシャフト32は、第1のシャフト31と一体に開弁方向へ回転し、第2のバタフライバルブ22が第2の排気ガス通路12のバルブシート12aから離れる。
図9に示されるように、流量制御装置1が全開状態である場合、第1の規制部41と第2の規制部42とによる相対回転の規制により、第1のバタフライバルブ21と第2のバタフライバルブ22とには角度差θ3が生じる。なお、角度差θ3が大きすぎると、流量制御装置1が全開状態になった際、第2のバタフライバルブ22の開口面積が小さくなり、排気ガスの流れを妨げてしまう。角度差θ1及び開き角θ2を調整することにより、角度差θ3を小さくすることができる。角度差θ1及び開き角θ2は、流量制御装置1に要求される排気ガス流量等に基づいて設定される。
図5Aに示されるように、全開状態から全閉状態へ移行する場合は、モータ2のトルクが第1のシャフト31に作用するより先に、第2のスプリング52に生じる力が第2のシャフト32に作用する。そのため、まず、第2のスプリング52に生じる矢印102の力により、第2のシャフト32が閉弁方向へ回転し、第2のバタフライバルブ22が第2の排気ガス通路12のバルブシート12aに着座する。図5Bに示されるように、第2のバタフライバルブ22がバルブシート12aに着座した後も、モータ2から出力される矢印101のトルクにより、第1のシャフト31が開弁方向へ回転し続け、第1のバタフライバルブ21が第1の排気ガス通路11のバルブシート11aに着座する。
以上のように、実施の形態1に係る流量制御装置1は、第1のバタフライバルブ21と、第2のバタフライバルブ22と、第1のシャフト31と、第2のシャフト32と、第2のスプリング52と、第1の規制部41と、第2の規制部42とを備える。第1のバタフライバルブ21は、第1の排気ガス通路11を開閉する。第2のバタフライバルブ22は、第2の排気ガス通路12を開閉する。第1のシャフト31は、第1のバタフライバルブ21が固定され、モータ2の出力によって第1のバタフライバルブ21の開弁方向及び閉弁方向に回転する。第2のシャフト32は、第2のバタフライバルブ22が固定され、第1のシャフト31と同軸上で第1のシャフト31に対して相対回転する。第2のスプリング52は、第2のシャフト32を、第2のバタフライバルブ22の閉弁方向へ回転させる。第1の規制部41及び第2の規制部42は、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転範囲を規制し、相対回転範囲外では第1のシャフト31と第2のシャフト32とを一体に回転させる。このように、流量制御装置1は、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが相対回転でき、かつ、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22のそれぞれに別々の閉弁力が作用する構成である。この構成により、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22の取付角度にずれが生じた場合でもそのずれが吸収され、第1のバタフライバルブ21及び第2のバタフライバルブ22は第1の排気ガス通路11及び第2の排気ガス通路12を隙間なく閉じることができる。これにより、流量制御装置1は、第1のバタフライバルブ21と第1の排気ガス通路11との隙間、及び第2のバタフライバルブ22と第2の排気ガス通路12との隙間から排気ガスが漏れ出ることを防止できる。
また、実施の形態1において、第1の規制部41は、第1のシャフト31において第2のシャフト32に接続する端面に設けられている。第2の規制部42は、第2のシャフト32において第1のシャフト31に接続する端面に設けられている。第1の規制部41及び第2の規制部42は、第1のシャフト31及び第2のシャフト32の内部に収まるため、設置スペースが不要である。また、第1の規制部41及び第2の規制部42は、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが接続する部分に設けられるため、組み立てやすい。
なお、第1のシャフト31の端面に第2の規制部42が設けられ、第2のシャフト32の端面に第1の規制部41が設けられていてもよい。
また、実施の形態1において、第1の規制部41には円形状の円形凹部41aが設けられている。第2の規制部42には、円形凹部41aに嵌り第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転の回転軸になる円形状の円形凸部42aが設けられている。これにより、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが安定して相対回転する。
また、実施の形態1に係る流量制御装置1は、従来のシールリングのような耐熱性の低い部品を用いないため、EGRシステム等の高温環境において使用できる。なお、流量制御装置1は、EGRシステム以外の、高温の流体の流量を制御する用途に用いられてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、第1の規制部41及び第2の規制部42の変形例を説明する。
図10は、実施の形態2における第1の規制部41及び第2の規制部42の構成例を示す斜視図である。図11は、実施の形態2において第1のシャフト31及び第2のシャフト32が接続された状態を示す斜視図である。なお、実施の形態2に係る流量制御装置1は、第1の規制部41及び第2の規制部42以外、実施の形態1に係る流量制御装置1と同じ構成であるため、以下では図1〜図9を援用する。
実施の形態2の第1の規制部41は、第1のシャフト31において第2のシャフト32に接続する端面に設けられる。第1の規制部41は、第1のシャフト31の回転軸を対象軸として軸対象に配置された2つの凹部141a,141bを有する。第2の規制部42は、第2のシャフト32において第1のシャフト31に接続する端面に設けられる。第2の規制部42は、凹部141a,141bのそれぞれに嵌る凸部142a,142bを有する。
凸部142a,142bの周方向の長さは、凹部141a,141bの周方向の長さより短い。そのため、凸部142aが凹部141aに嵌った状態において、周方向に隙間が存在する。同様に、凸部142bが凹部141bに嵌った状態において、周方向に隙間が存在する。これらの隙間があることにより、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが相対回転可能である。凸部142a,142bは、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転に伴い凹部141a,141b内を移動し、凹部141a,141bの壁面に当接して相対回転を規制する。
以上のように、実施の形態2の第1の規制部41は、第1のシャフト31の端面に設けられた凹部141a,141bを有する。第2の規制部42は、第2のシャフト32の端面に設けられ、第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転に伴い凹部141a,141b内を移動し凹部141a,141bの壁面に当接して相対回転を規制する凸部142a,142bを有する。この構成により、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、第1のシャフト31の端面に第2の規制部42が設けられ、第2のシャフト32の端面に第1の規制部41が設けられていてもよい。
実施の形態3.
実施の形態1,2は、第1のシャフト31の端面及び第2のシャフト32の端面に、第1の規制部41及び第2の規制部42が設けられた構成である。これに対し、実施の形態3は、第1のシャフト31の外周面及び第2のシャフト32の外周面に、第1の規制部41及び第2の規制部42が設けられた構成である。
図12は、実施の形態3における第1の規制部41及び第2の規制部42の構成例を示す斜視図である。図13は、実施の形態3において第1のシャフト31及び第2のシャフト32が接続された状態を示す斜視図である。なお、実施の形態3に係る流量制御装置1は、第1の規制部41及び第2の規制部42以外、実施の形態1に係る流量制御装置1と同じ構成であるため、以下では図1〜図9を援用する。
実施の形態3の第1の規制部41は、第1のシャフト31において第2のシャフト32に接続する端部側の外周面に設けられる。第1の規制部41は、第1のシャフト31の回転軸を対象軸として軸対象に配置された2つの凸部241a,241bを有する。第2の規制部42は、第2のシャフト32において、第1のシャフト31に接続する端部側の外周面に設けられる。第2の規制部42は、第2のシャフト32の回転軸を対象軸として軸対象に配置された2つの凸部242a,242bを有する。凸部242a,242bは、第2のシャフト32の端部から第1のシャフト31の方向へ突出した形状である。なお、凸部241a,241bが、第1のシャフト31の端部から第2のシャフト32の方向へ突出した形状であってもよい。
第1のシャフト31と第2のシャフト32とが接続された状態において、凸部241a、凸部242a、凸部241b、及び凸部242bは、周方向にこの順に並ぶ。凸部241aと凸部242aとの間、凸部242aと凸部241bとの間、凸部241bと凸部242bとの間、及び、凸部242bと凸部241aと間には、隙間が存在する。これらの隙間があることにより、第1のシャフト31と第2のシャフト32とが相対回転可能である。第1のシャフト31と第2のシャフト32との相対回転に伴い、凸部241a,241bと凸部242a,242bとが相対的に周方向に移動し、凸部241a,241bと凸部242a,242bとが当接して第1のシャフト31と第2のシャフト32の相対回転を規制する。
以上のように、実施の形態3の第1の規制部41は、第1のシャフト31の外周面に設けられている。第2の規制部42は、第2のシャフト32の外周面に設けられている。この構成により、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る流量制御装置1における主要部の構成例を示す斜視図である。実施の形態1〜3は、第2のシャフト32にのみ、閉弁力を生じさせる第2のスプリング52が設置された構成である。これに対し、実施の形態4は、第1のシャフト31にも、閉弁力を生じさせる第1のスプリング51が設置された構成である。なお、実施の形態4に係る流量制御装置1は、第1のスプリング51以外、実施の形態1〜3に係る流量制御装置1と同じ構成であるため、以下では図1〜図13を援用する。
第1のスプリング51は、第1のシャフト31におけるモータ2側の端部に設置される。第1のスプリング51は、第1のシャフト31を、第1のバタフライバルブ21の閉弁方向へ回転させる。この構成により、大きい閉弁力によって、第1のバタフライバルブ21が第1の排気ガス通路11を隙間なく閉じることができる。また、モータ2に不具合が発生した場合でも、第1のスプリング51の閉弁力により第1のバタフライバルブ21が第1の排気ガス通路11を隙間なく閉じることができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 流量制御装置、2 モータ、3 ギアボックス、10 ハウジング、11 第1の排気ガス通路、11a バルブシート、12 第2の排気ガス通路、12a バルブシート、21 第1のバタフライバルブ、22 第2のバタフライバルブ、23,24 ピン、31 第1のシャフト、32 第2のシャフト、41 第1の規制部、41a 円形凹部、41b,41c 扇形凹部、42 第2の規制部、42a 円形凸部、42b,42c 矩形凸部、51 第1のスプリング、52 第2のスプリング、141a,141b 凹部、142a,142b,241a,241b,242a,242b 凸部。

Claims (9)

  1. 第1の流体通路を開閉する第1のバタフライバルブと、
    第2の流体通路を開閉する第2のバタフライバルブと、
    前記第1のバタフライバルブが固定され、モータの出力によって前記第1のバタフライバルブの開弁方向及び閉弁方向に回転する第1のシャフトと、
    前記第2のバタフライバルブが固定され、前記第1のシャフトと同軸上で前記第1のシャフトに対して相対回転する第2のシャフトと、
    前記第2のシャフトを、前記第2のバタフライバルブの閉弁方向へ回転させる第2のスプリングと、
    前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとの相対回転範囲を規制し、前記相対回転範囲外では前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを一体に回転させる規制部とを備える流量制御装置。
  2. 前記流量制御装置が全開状態から全閉状態へ移行する場合、
    前記第2のスプリングの力によって前記第2のシャフトが閉弁方向へ回転して前記第2のバタフライバルブを閉弁させ、
    前記モータの出力によって前記第1のシャフトが閉弁方向へ回転して前記第1のバタフライバルブを閉弁させることを特徴とする請求項1記載の流量制御装置。
  3. 前記流量制御装置が全閉状態から全開状態へ移行する場合、
    前記モータの出力によって前記第1のシャフトが開弁方向へ回転して前記第1のバタフライバルブを開弁させ、
    前記第1のシャフトが開弁方向へ回転する途中に前記規制部が前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとの相対回転を規制することで前記第2のシャフトが前記第1のシャフトと一体に回転して前記第2のバタフライバルブが開弁することを特徴とする請求項1または請求項2記載の流量制御装置。
  4. 前記規制部は、前記第1のシャフトにおいて前記第2のシャフトに接続する端面と、前記第2のシャフトにおいて前記第2のシャフトに接続する端面とに設けられていることを特徴とする請求項1または請求項3のうちのいずれか1項記載の流量制御装置。
  5. 前記規制部は、前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトの一方の端面に設けられた凹部と、前記第1のシャフト又は前記第2のシャフトのもう一方の端面に設けられ、前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとの相対回転に伴い前記凹部内を移動し前記凹部の壁面に当接して前記相対回転を規制する凸部とを有することを特徴とする請求項4記載の流量制御装置。
  6. 前記凹部の一部には円形状の円形凹部が設けられ、前記凸部の一部には前記円形凹部に嵌り前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとの相対回転の回転軸になる円形状の円形凸部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の流量制御装置。
  7. 前記規制部は、前記第1のシャフトの外周面及び前記第2のシャフトの外周面に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の流量制御装置。
  8. 前記第1のシャフトを、前記第1のバタフライバルブの閉弁方向へ回転させる第1のスプリングを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の流量制御装置。
  9. 排気ガス再循環システムにおいて排気ガスをエンジンへ再循環させる排気ガス通路に設置されることを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の流量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110230557A (zh) * 2019-06-29 2019-09-13 无锡同益汽车动力技术有限公司 一种双阀芯热端扭矩电机驱动egr阀及其装配方法

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CN110230557A (zh) * 2019-06-29 2019-09-13 无锡同益汽车动力技术有限公司 一种双阀芯热端扭矩电机驱动egr阀及其装配方法

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