JP2019094825A - 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機 Download PDF

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【課題】効率及び/又は静音性を向上させた電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機を提供する。【解決手段】回転子及び固定子を備えた電動機と、回転自在に設けられた回転軸7と、回転軸の一端部に一体成形される前記回転子と、回転軸の他端部に取り付けられる回転翼1と、回転子と回転翼との間の回転軸に取り付けられる軸受とを、有し、軸受を内包する軸受カバーと、軸受カバーに一体成形されたハウジング8と、回転翼の電動機側に配置された仕切板2と、ハウジングの回転翼側に設けられ、回転翼を覆うファンケーシング3と、を備え、仕切板の外周側とハウジング間に円環流路4が形成され、ファンケーシングの外周部に2箇所以上の開口部6a、6bを備えた電動送風機。【選択図】図1(c)

Description

本発明は、電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機に関する。
関連する電気掃除機用の電動送風機として、特開2001−271794号公報(特許文献1)が知られている。この特許文献1には、「ブラケットに覆われ、インペラを回転駆動するモータと、インペラ外周部に設けられ、表面に複数の静翼を有し、隣り合う静翼間で形成されるディフューザ部と、インペラを内包しブラケットに取り付けたファンケースを備え、インペラで発生させた気流によってモータの冷却を行う形態の電動機で、ファンケースの外周にはディフューザ部を通過した気流の一部を外気へ放出する複数のスリットを設け、スリットの総面積をS1、ブラケットに備えられた排気口の総面積をS2としたとき、S1≦S2となるように設定した電動送風機。」と記載されている。
特開2001−271794号公報
電気掃除機はフィルタの目詰まりや、掃除対象の床の材質等、運転条件によって動作風量が大きく変化するため、広い風量範囲で吸引力が強い電動送風機が求められる。
また、強い吸引力を得ようとすると、羽根車による圧力変動によるピーク音の発生など騒音が悪化するため、強い吸引力と、低騒音を両立させた電動送風機が求められる。
特許文献1に記載の電動送風機は、電動機によって羽根車(インペラ)を回転させて空気の流れを作り出す。電動送風機の吸込口から流入した空気は、羽根車で昇圧及び増速され、羽根車の外周に配置したディフューザの羽根間で減速されることによって、ディフューザに流入した空気のもつ運動エネルギーが圧力エネルギーに変換され、さらに圧力が上昇される。
羽根付ディフューザは設計点風量において優れた圧力回復を行うことが出来るが、非設計点風量においては、ディフューザ羽根の入口角と空気流れのディフューザへの流入角の不一致によりディフューザ性能が低下する恐れがある。そのため、電気掃除機の吸引力も設計点風量付近で高いが、非設計点風量では低下する恐れがある。
コードレススティック型または所定の掃除領域(例えば、室内)を自律走行する自走式電機掃除機のように、電池(2次電池)で駆動する掃除機は、電動送風機の消費電力が小さく、最大風量も小さい。そのため、これらの掃除機に特許文献1の電動送風機を適用した場合、最大風量の低下によって、ごみ搬送能力が低下し、掃除機の吸引力が低下する課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決するものであって、電動送風機の軸受やモータを効率良く冷却させ、かつ、電動送風機の効率向上と、広い風量域において高効率な小型軽量の電動送風機を提供すると共に、広い風量域において吸引力を向上し、さらに、騒音を低く抑えた小型の電気掃除機や、自走式の電気掃除機を提供することにある。
上記事情に鑑みてなされた本発明は、回転子及び固定子を備えた電動機と、回転自在に設けられた回転軸と、該回転軸の一端部に一体成形される前記回転子と、前記回転軸の他端部に取り付けられる回転翼と、前記回転子と前記回転翼との間の前記回転軸に取り付けられる軸受とを、有し、該軸受を内包する軸受カバーと、該軸受カバーに一体成形されたハウジングと、前記回転翼の前記電動機側に配置された仕切板と、前記ハウジングの前記回転翼側に設けられ、前記回転翼を覆うファンケーシングと、を備え、前記仕切板の外周側と前記ハウジング間に円環流路が形成され、前記ファンケーシングの外周部に2箇所以上の開口部を備えた電動送風機である。
本発明の実施形態における電動送風機の外観図である。 電動送風機の縦断面図である。 図1(b)のA-A断面図である。 電動送風機の斜視図である。 本発明の実施形態における遠心羽根車の斜視図である。 )遠心羽根車の縦断面図である。 本発明の実施形態におけるファンケーシングの斜視図である。 ファンケーシングの平面図である。 本発明の実施形態におけるファンケーシング内部の圧力分布である。 本発明の実施形態におけるファンケーシングの開口部端部を斜めにした際の開口部近傍における圧力のイメージ図である。 本発明の実施形態における二つのファンケーシングの開口部端部の圧力が逆位相になるように、開口部端部を形成した際の、開口部端部近傍における圧力のイメージ図である。 本発明の実施形態における二つのファンケーシングの開口部端部近傍に貫通穴を設けた際の、開口部端部近傍における圧力のイメージ図である。 本発明の実施形態における送風機部の流れを示す説明図で、送風機部を拡大した縦断面図である。 本発明の実施形態におけるハウジングの斜視図である。 本発明の実施形態におけるハウジングの背面図である。 図7(a)のF−F線での断面図である。 図6(a)のG−G線での断面図である。 実施形態における電動送風機が適用される自走式電気掃除機の外観斜視図である。 実施形態における電動送風機が適用される自走式電気掃除機の底面図である。 図9(a)のB−B断面図である。 図9(a)のH−H断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照し説明する。実施形態において、回転翼は遠心羽根車を用いて説明する。
<実施形態>
電動送風機200について、図1(a)に示す電動送風機の外観図と、図1(b)に示す電動送風機の縦断面図、図1(c)に示す円環流路部の模式図、図1(d)に示す電動送風機の斜視図を参照して説明する。この電動送風機200は、送風機部201と電動機部202に大別される。
送風機部201は、回転翼である遠心羽根車1と、遠心羽根車1の裏面である電動機部202側に仕切板2が配置され、遠心羽根車1、仕切板2を収納する樹脂製のファンケーシング3で構成される。仕切板2は円板状で、ハウジング8の内面と仕切板2の外径で電動機部202に空気を流入させる円環状の流路4(以下、円環流路4と呼ぶ)(図1(c)斜線部)が形成されている。遠心羽根車1とファンケーシング3の内周間で羽根無しディフューザを形成している。
また、ファンケーシング3とハウジング8の間には、エラストマー等の弾性体からできた防振部材501が挟まれている。ファンケーシング3の上面には空気吸込口5が設けられ、ファンケーシング3の外周部34には、遠心羽根車1から流出した空気の一部を排気するように二つの開口部dである、開口部A6a、開口部B6bが設けられている。また、開口部付近には舌部A502a、舌部B502bが設けられている。ファンケーシング3の外周部34の内径は、開口部A6a、開口部B6bの回転方向(図1(c)に示す矢印)の上流側から遠心羽根車1から流出した空気の流れ方向に向かって徐々に大きくなっている。すなわち、開口部A6a、開口部B6bの端部である開口端部から遠心羽根車1の回転方向に向かって内径は同じであるが、本実施形態では、点Aを起点として、点Aから開口端部6dまで内径が徐々に大きくなっている(図3(b)参照。図3(b)中、時計回り方向に進むと内径が徐々に大きくなっている)。なお、本実施形態においては、点Aから、アルキメデスの螺旋形状を用いて径を徐々に大きくしている。
また、舌部A502a、舌部B502bを設け、流路を狭くし開口部A6a、開口部B6bへ、多くの空気が流れるようにしている。
遠心羽根車1は熱可塑性樹脂製で、中心に焼結部材503がインサート成型され、回転軸7に圧入されている。ここで、本実施形態では、回転翼である遠心羽根車1を回転軸7に圧入固定しているが、回転軸7の端部にねじを設け、遠心羽根車1を固定ナットを用いて固定しても良い。
電動機部202は、ハウジング8内に収納される回転軸7に固定されているロータコア9、及びハウジング8に固定されているステータコア10から構成される。ステータコア10の周りには、ステータ巻線11が巻かれ、一緒になって相巻線を形成する。相巻線は、電動送風機200に備わる駆動用回路(図9、図11参照)に電気的に接続される。
ロータコア9は、回転軸7における遠心羽根車1が固定されている端部と逆側の端部に形成されており、希土類系のボンド磁石からなる。希土類系のボンド磁石は、希土類系磁性粉末と有機バインダーとを混合して作られる。希土類系のボンド磁石としては、例えば、サマリウム鉄窒素磁石や、ネオジム磁石等を用いることができる。なお、ロータコア9は回転軸7にスペーサ504を介し、圧入されている。また、本実施形態ではロータコア9に永久磁石を用いているが、これに囚われることがなく、無整流子電動機の一種であるリラクタンスモータなどを使用しても良い。
遠心羽根車1とロータコア9の間には軸受12、13を備え、回転軸7を回転自在に支持している。軸受12と軸受13の間には、圧縮された状態でばね14が配置され、軸受12、軸受13に予圧を付与している。軸受12、13と、ばね14は軸受カバー15に内包されている。ハウジング8は合成樹脂製であり、軸受カバー15を固定する支持部16を有している。軸受カバー15は非磁性金属材料製で、樹脂製ハウジング8とインサート成形によって一体化される。なお、軸受カバー15はアルミニウム合金や、焼結金属などの熱伝導率の高い材料が望ましい。
樹脂製ハウジング8の支持部16の端部には、回転軸方向に延在するねじ穴17が形成されている。ねじ穴17には固定ねじ18が螺合可能で、固定ねじ18の螺合によって仕切板2が樹脂製ハウジング8に固定設置されている。
ハウジング8の半径方向内周面と仕切板2の外周面との間で、円環流路4を形成している。仕切板2を遠心羽根車1の裏面である電動機部202側に設置することで、遠心羽根車1による電動機部202内の空気流れの乱れを抑制することで電動機部202の流路損失の増加を抑え、また遠心羽根車1の円板摩擦損失を低減することができる。
本実施形態では、遠心羽根車1の外径と仕切板2の外径を同じにしているが、仕切板2の外径を遠心羽根車1の外径よりも大きくすることで、仕切板2とファンケーシング3間で羽根無しディフューザとして効果が増加するため、送風機効率を向上させることができる。
ハウジング8には、ハウジング8内に空気が流れ込むように開口19と、電動送風機200の外部に空気を排出する排気口20が設けられている。ハウジング8の端部に配置されるステータコア10は、固定ねじ21によってハウジング8に固定されている。
円環流路4(図1(c)中、格子模様でハッチングした部分)の面積は、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bを合わせた面積よりも大きくなるように仕切板2の外径を設定している。円環流路4は、仕切板2の外周面からハウジング8の内周面までの部分であり、円還流路4の面積はその部分の面積である。ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bの面積は、開口端部6cから開口端部6dまでの略弧状の部分の面積である。
これにより、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bから流出する空気量よりも円環流路4に流れる空気量を多くすることができ、電動機202部を冷却することができる。また、遠心羽根車1から流出した空気の一部をファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bから排出しているため、円環流路4に流入する空気の量が少なくなり、円環流路4での流速の増加を抑えることができる。さらに、遠心羽根車1から流出した空気は、円環流路4で回転軸方向に曲げられるが、円環流路4の面積を大きくしているため、円環流路部での損失を低減することができる。このように、ファンケーシング3の小型化と、円環流路部での損失増加の抑制を両立できる。
更に、舌部A502a、舌部B502bを設けることで、旋回流505を減らすことで、損失を低減させることができる。舌部A502a、舌部B502bはそれぞれ、径方向に延在し、開口部A6a,B6b及び円環流路4の一部を跨ぐように設けられている。
次に、電動送風機200内における空気の流れを説明する。電動機部202を駆動して回転翼である遠心羽根車1を回転させると、ファンケーシング3の空気吸込口5から空気が流入し、遠心羽根車1内に流入する。流入した空気は遠心羽根車1内で昇圧及び増速され、遠心羽根車1の外周から流出される。遠心羽根車1とファンケーシング3の内周間は、羽根無しディフューザとして作用する。遠心羽根車1から流出した空気流の一部は、ファンケーシング3の開口部6から外部に流出し、残りの空気流はファンケーシング3の内周面と仕切板2の外周面で形成される円環流路4から電動機部202に流入する。
電動機部202に流入した空気は、ハウジング8の開口19からハウジング8内部に流入する。この流入空気により軸受カバー15が冷却され、軸受カバー15を介して軸受12、13が冷却され、また一部の空気はロータコア9、ステータコア10、ステータ巻線11を冷却して外部へ排出する。これによって、ハウジング8内の電動機部202が冷却される。ハウジング8に流入した空気流の一部は、ロータコア9、ステータコア10、ステータ巻線11を冷却せずにハウジング8の排気口20から外部へ排出する。これにより、電動機部202での曲がり損失が低減でき、電動送風機効率が向上する。
次に、本実施形態の送風機部201を図2から図4を用い説明する。図2(a)は実施形態の遠心羽根車の斜視図で、図2(b)は遠心羽根車の断面図、図3(a)は実施形態によるファンケーシング3の斜視図で、図3(b)はファンケーシング3の平面図、図4は実施形態におけるファンケーシング3と遠心羽根車1で発生する圧力分布、図5(a)、図5(b)、図5(c)は本発明の実施形態による遠心羽根車1で発生する圧力を現した図(イメージ図)。図6は実施形態における送風機部の流れを示す説明図で、送風機部の拡大断面図である。
先ず図2を用い、本発明に係る一実施形態における回転翼である遠心羽根車1について説明する。本発明に係る一実施形態の遠心羽根車1は、シュラウド板25と、ハブ板26と複数枚の羽根27から構成されている。ハブ板26と羽根27は熱可塑性樹脂で一体成形されている。熱可塑性樹脂製のシュラウド板25は、中央部に空気を吸い込む円環状の吸込開口28が形成されている。
シュラウド板25の流路面側には、羽根27と対応する位置に凹状溝29が形成され、外径側まで延設されている。ハブ板26の中央には、凸形状のボス30が形成されている。ボス30には回転軸7が挿入固定させる焼結部材503一体成形されている。焼結部材503の先端は6角形の形状としている。これにより、各部品を組み立て電動送風機200とした時に遠心羽根車1を手や工具を用い、簡単に回転させることができ、回転の初期異常の有無などの検査を行える。
なお、本実施形態ではハブ板26と焼結部材503を一体成形としているが、これに囚われることがなく、ハブ板26と焼結部材503を圧入固定してしても良い。また、焼結部材503の端部は6角形の形状としているが、これに囚われることはなく、2面形状や、円筒形状としても良い。
ハブ板26と一体成形されている羽根27は周方向に等間隔で設置されており、内径側から径方向外側に向かうにつれ、回転方向に後退した羽根形状を有する。ボス30は軸方向から径方向に向かうように曲面が形成されている。羽根27の上面には突起状の爪と溶着用のリブが形成されている。羽根27の突起状の爪とシュラウド板25の凹状溝29と羽根27を係合させ、爪及び溶着リブを溶着加工により接合することで遠心羽根車1が形成される。
溶着リブは凹状溝29内で溶融するため、溶着リブの体積を凹部溝29に羽根27が挿入された際の隙間の体積よりも小さくしている。つまり、溶融した樹脂材が遠心羽根車1の流路内にはみ出すことを抑制できる。また、羽根27の溶着リブが溶融し、シュラウド板25と溶着されているため、羽根27間での漏れ流れを防止することができる。
なお、ハブ板26の羽根27の裏面側の外周には凸部26aが設けられており、遠心羽根車1を回転させて凸部26aを削ることで、バランス修正を行うことができる。これにより、遠心羽根車1のアンバランス量を小さくでき、振動や騒音の低減を図ることができる。
次に図3、図1(c)、図6を用い、本発明に係る一実施形態のファンケーシング3について説明する。本発明に係る一実施形態におけるファンケーシング3は、回転翼である遠心羽根車1を外方から覆っており、平面視で円形状の上板部32と、上板部32の周縁部に連続して軸方向に延在する曲面部33を有し、曲面部33から延在する略円環状の外周部34とを備えている。外周部34には開口部A6a、開口部B6bが設けられている。また、開口部端部6dには、舌部A502a、舌部B502bが設けられており、流路が絞られている。
ファンケーシング3の外周部34の内径は、起点Aを電気掃除機本体のもっとも寸法を小さくする箇所に二箇所設け、(本実施形態では、上下)とし、点Aから上流側の約1/4の流路範囲Bのファンケーシング3の内半径r1は同じであるが、点Aから開口部6の端部である開口端部6dまでの範囲Cのファンケーシング3の内半径r2は徐々に大きくなっている。すなわち、ファンケーシング3の内半径はr1<r2となっている。ファンケーシング3の内径を点Aから開口端部6bに向かって半径r2を徐々に大きくしている。
また、ファンケーシング3に設けている舌部A502a、舌部B502bの外周壁506は羽根車1の接線角度が10度〜25度の間とし、羽根車1から発生する風の向きと同じ角度になるように設定した。
このように、遠心羽根車1とファンケーシング3の内周面で形成している羽根無しディフューザ部で、遠心羽根車1から流出した空気の速度を低下させることができるので、運動エネルギーを圧力エネルギーに変換でき、送風機効率を向上させることができる。また、羽根無しディフューザのため、広い風量範囲で高い効率を得ることができる。さらに半径r2を徐々に大きくしているが、電気掃除機本体の余裕のある方向へ開口部A6a、開口部B6bを設けることができるため、小型化と高効率化の両立を図ることができる。
更に、舌部A502a、舌部B502bにより、流路が狭まることから、ファンケーシング3内を旋回する旋回流505が開口部A6a、開口部B6bから排出される。また、排出される際も、遠心羽根車1から排出される風と、舌部A502a、舌部B502bの外周壁506の角度が同じことから抵抗にならず、効率よく排出が可能である。その結果ファンケーシング3内の圧力が高くならず、空気取り込み口5より新しい空気が入りやすくなる。このように、舌部A502a、舌部B502bを設けることにより、効率を高めることができる。
本実施形態では開口部A6a、開口部B6bに箇所で外周部34の全周の略1/6が二箇所、即ち略1/3の範囲が開口している。この開口部A6a、開口部B6bの面積は、ハウジング8の内面と仕切板2の外周との間で形成される円環流路4の面積よりも小さくなるように開口部6の面積を設定している。これにより、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bから流出する空気量よりも円環流路4に流れる空気の量を同等又は、多くすることができ、電動機202部を十分に冷却することができ、さらに開口部A6a、開口部B6bから遠心羽根車1から流出した空気の一部を排出しているため、円環流路4での流速の増加、すなわち円環流路部での損失が増加するのを抑制することができ送風機効率を向上させることができる。
遠心羽根車1が回転することで、翼通過周波数騒音(回転周波数×インペラ羽根枚数)や、空気が流れることにより発生する流体騒音は、開口部A6a、開口部B6bから放出する。本実施形態での開口部A6a、開口部B6bは、外周部34の全周の略1/6を二箇所に設けてているため、電気掃除機に搭載した場合、二方向からの放射音について静音構造をとることで効果的に騒音を下げることができる。すなわち、電気掃除機本体での吸音材などを少なくすることができ、電気掃除機の低コスト化につながる。
ファンケーシング3はハウジング8と防振部材501を介し固定される。この際、防振部材501の固有振動数がモータの固有振動数に対し小さくなる材質を選択することで、モータの振動を防振可能としている。ファンケーシング3の上板部32の中央に空気吸込口5が設けられている。空気吸込口5よりも外径側には凹部35が設けられ、凹部35内に遠心羽根車1の吸込開口28が配置される。ファンケーシング3と遠心羽根車1の吸込開口28の先端は小さな隙間を有するように遠心羽根車1が配置され、遠心羽根車1で昇圧された空気が遠心羽根車1の吸込開口28側へ循環する空気量を小さくする構造を有している。なお、凹部35内にシール部材を配設することで、シール効果を高めることができ、送風機効率をさらに向上させることができる。
ここで、翼通過周波数騒音は、図4に示すように遠心羽根車1の羽根27で発生した圧力が、開口部A6a、開口部B6bの開口部端部6dと干渉することにより発生する。
本実施形態では、ファンケーシング3に設けた開口部A6a、開口部B6bの開口端部6dは、側面方向から見て回転軸7に対して斜めに形成しており、これによって遠心羽根車1の羽根27と開口端部6dの干渉によって発生する翼通過周波数騒音の位相差を生じさせることができるため、幅広い回転数範囲で翼通過周波数騒音を低減することができ、電気掃除機の低騒音化が図られる(図5(a))。なお、本実施形態においては、図3(b)に示すファンケーシング3のように、開口端部6dを幅方向(径方向)にも広げて更なる低騒音化を図っている。なお、ハブ側のほうが流速が早いため、ハブ側も幅を狭く、シュラウド側を広くしている。
また、本実施形態では、ファンケーシング3に設けた開口部A6a、開口部B6bの開口端部6dと遠心羽根車1の羽根27との位置関係は、開口部A6が回転する際、交互に近づくように設定している。即ち、羽根27と、開口部A6aの開口端部6dが最も近い位置関係にある場合(図1(c))は、羽根27と、開口部B6bの開口端部6dがこれより(好ましくは最も)遠くなるよう構成している。これにより、開口部A6a、開口部B6bと遠心羽根車1の羽根27で発生する翼通過周波数騒音に半周波数分の位相差を生じさせ、騒音を低減させている(図5(b))。
更に、図3bに示すようにファンケーシング3の舌部502a、502b、周辺の下流側(本実施形態では最も圧力変動の大きい場所)へ貫通穴507を配置した。この貫通穴507を介し、ファンケーシング3の外側との流路ができることで、圧力が大きくなった際は、貫通穴507よりファンケーシング3内部の空気が排出され、圧力が減るとともに、圧力が小さくなった際は、貫通穴507を介しファンケーシング3外部の空気が流入することで圧力が増す。これにより、穴が節となりファンケーシング内の圧力変動が少なくなり、騒音を低減できる(図5(c))。なお、遠心羽根車1の外周において、最も大きい圧力差が発生するため、貫通穴507は、遠心羽根車の外径と同一もしくは外周に配置するのがよい。
また、図3(a),3(b)に示すように、開口部6dの回転翼回転方向下流側端部(舌部502のように開口部の外縁を形成する壁)は、シュラウド側からハブ側に向かうにつれて下流側に向かうよう斜めに構成されている。シュラウド側よりハブ側において端部の幅(厚み)が減少する形状を有している。
次に図6、図1(c)を用い、本実施形態の送風機部の流れを説明する。電動機を駆動して回転翼である遠心羽根車1を回転させるとファンケーシング3の空気吸込口5から遠心羽根車1に流入する。遠心羽根車1に流入した空気は、流入流れ36のように回転軸7の方向から流入し、半径方向流れに転向する。以下、空気吸込口5から回転軸7の方向への流れを軸方向流れと呼ぶ。なお、遠心羽根車1内で昇圧及び増速された排気流は、遠心羽根車1から流出流れ37となる。
流出流れ37は旋回方向の流れ成分を有しており、ファンケーシング3の内面に当たって、旋回しながら軸方向流れに転向し、ハウジング8の内面と仕切板2の外周で形成される円環流路4からハウジング8に流入する。ファンケーシング3は曲面部33を有しているため、スムーズに軸方向流れに転向することができ、損失を小さくすることができる。これによって、送風機効率を向上させることができる。また、羽根無しディフューザを用いているため、設計点風量以外の広い風量域で高い効率を得ることができる。
また、遠心羽根車1からの流出流れ37の一部は、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bから径方向に流れ外部に排気する(排気流れ38)。
このように、遠心羽根車1からの流出流れ37は軸方向流れと径方向へ広がる流れの排気流路構成となっている。なお、本実施形態においては遠心羽根車は斜流ファンとなっており、遠心羽根車より発生する流れは電動機側へ向かう成分も含まれており、これにより電動機を冷やす風の流れの損失を低減し、効率の向上を図っている。
次に本発明の実施形態における電動機部202を図7、図8を用い説明する。図7(a)は本発明による一実施形態のハウジングの斜視図で、図7(b)は背面図で、図8(a)は図7(a)のF−F線での断面図で、図8(b)は図7(a)のG−G線での断面図である。
ハウジング8は合成樹脂製であり、軸受12、13を内包する軸受カバー15を固定する支持部16を有している。支持部16は略2重円筒状を呈しており、ハウジング8の前部の内側に位置している。支持部16の内側の略円筒部16aに軸受カバー15が固定されている。
樹脂製ハウジング8の支持部16の端部には回転軸方向に延在するねじ穴17が形成されている。ねじ穴17には固定ねじ18が螺合可能で、固定ねじ18の螺合によって仕切板2がハウジング8に固定設置される。支持部16の外周部はブリッジ39によって、略円筒状のフレーム40につながれている。フレーム40のブリッジ39がある端部にはステータコア10を固定するねじ穴41が設けられている。ねじ穴41には固定ねじ21が螺合可能で、固定ねじ21の螺合によってステータコア10がハウジング8に固定設置されている。
ハウジング8には、ハウジング8内に空気が流れ込むようにブリッジ39間で形成される開口19と、ロータコア9、ステータコア10、ステータ巻線11を冷却せずに直接外部に空気を排出する排気口20が複数個設けている。
フレーム40の内側は傾斜部42が設けられている。ハウジング8の内面と仕切板2の外周で形成される円環流路4から流出した空気が、傾斜部42によって開口19に流入し易い構造となっており、開口19から流入した空気は、軸受カバー15に衝突する。軸受12、13で発生した熱は、金属材料で製作させている軸受カバー15に熱伝導で伝わり、軸受カバー15が冷却されることで軸受12、13が効果的に冷却される。
ハウジング8を樹脂製としても、軸受12、13で発生した熱を軸受カバー15を介して効果的に放熱させることができ、軸受12、13を効果的に冷却可能であり、信頼性が高い電動送風機200を提供することができる。さらに、ハウジング8を樹脂製としているため、軽量化が可能となり、電動送風機200を軽量化することができる。本実施形態では、軸受カバー15と樹脂製ハウジング8をインサート成形で一体化しているが、樹脂製ハウジング8に軸受カバー15を圧入しても良い。
以上説明した本実施形態の電動送風機200によれば、ハウジング8の内面と仕切板2の外周との間の円環流路4の面積は、ファンケーシング3の開口部6の面積よりも大きくなるように仕切板2の外径を設定しているため、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bから流出する空気量よりも円環流路4に流れる空気の量を多くすることができ、電動機202部を冷却することができる。また、遠心羽根車1から流出した空気の一部をファンケーシング3の開口部6から排出しているため、円環流路4に流入する空気の量が少なくなり、円環流路部での流速の増加、すなわち円環流路部での損失が増加するのを抑制することができる。さらに、仕切板2とファンケーシング3間は、羽根無しディフューザとして作用するため、広い風量範囲で送風機効率を向上させることができる。これにより、広い風量域において高効率な小型軽量の電動送風機を得ることができる。
更に、仕切板2を遠心羽根車1の裏面の電動機部202側に設置することで、遠心羽根車1による電動機部202内の空気流れの乱れを抑制すことで電動機部202の流路損失の増加を抑え、また遠心羽根車1の円板摩擦損失を低減することができ、送風機効率を向上させることができる。
更に、舌部A502a、舌部B502bを設けることにより、ファンケーシング3内を旋回する旋回流505を、効率よく排出が可能となり、その結果ファンケーシング3内へ空気取り込み口5より新しい空気が入りやすくなり、効率を高めることができる。
また、ファンケーシング3の開口部A6a、開口部B6bの開口部端部6dを回転軸7に対して斜めに形成すること、開口部A6a、開口部B6bの開口部端部6dと遠心羽根車により発生する圧力の干渉を半位相ずらすこと及び、舌部周辺へ貫通穴507と設けることにより翼通過周波数騒音を低減することができる。
次に図9、図10及び図11により、本発明の一実施形態に係る自走式電気掃除機400について説明する。なお、自走式電気掃除機400(図10(a)参照)が進行する向きのうち、サイドブラシ401を設けた側を前方、鉛直上向きを上方、駆動輪409(図10(b)参照)が対向する方向を左方及び右方とする。すなわち、図10及び図11に示す様に前後、上下、左右を定義する。
図9(a)は自走式電気掃除機400の上方からの外観斜視図であり、図9(b)は底面図である。図9において、自走式電気掃除機400は、上壁(及び一部の側壁)である上ケース402と、底壁(及び一部の側壁)である下ケース403と、前部に設置されるバンパ404とを含んで構成される。自走式電気掃除機400の上面には、集塵室405とこれを取り外すためのハンドル406が設けられている。上ケース402には、操作ボタン407と掃除モード等を表示する表示パネル408が配置されている。図9(b)に示すように、下ケース403の中央付近の左右両側に駆動輪409と、駆動輪409を駆動するための駆動機構部410が形成されている。下ケース403の前側には、サイドブラシ401と、補助輪411が形成されている。また、下ケース403の後側には、吸口部412が形成されている。
サイドブラシ401は、自走式電気掃除機400の本体よりも外側にある部屋の隅などの塵埃を吸口部412に導くブラシであり、その一部が平面視で自走式電気掃除機400の本体から露出している。サイドブラシ401は、平面視において120°間隔で放射状に延びる3束の刷毛を有し、下ケース403の前方左右に配置されている。サイドブラシ401は、サイドブラシモータ(図示せず)が駆動することで、サイドブラシ401が内側に向けて(図9(b)に付した矢印の方向)回転し、吸引部412に塵埃を掻き集めるようになっている。
補助輪411は、自走式電気掃除機400を床面から所定高さで保ちつつ自走式電気掃除機400を円滑に移動させるための補助的な車輪である。補助輪411は、自走式電気掃除機400の移動に伴い床面との間で生じる摩擦力によって従動回転するように軸支され、向きが水平方向に360°回転自在に構成されている。
下ケース403の中心より後側には、吸口部412が形成せれている。吸口部412は、吸引口413が形成されるとともに、掻取りブラシ414、回転ブラシ415を収容する部材である。掻取ブラシ414は表面の一部又は全面に植毛を備え、床面から0.5mm程度浮かせ吸口部412に支持されている。
回転ブラシ415は円筒形であり、回転ブラシモータ(図示せず)により回転可能で、かつ取り外しが可能に吸口部412に支持されている。回転ブラシ415は、複数の植毛を備えている。回転ブラシ415の植毛は、長さが異なる植毛、硬さが異なる植毛など複数種類の植毛を備え、各植毛が回転軸に対してらせん状に列をなす様に配設されている。
下ケース403の中央部には、電動送風機200(図11参照)からの排気空気の一部を外部に排気する複数の排気口416が設けられている。排気口416は吸口部412側に空気が流れるように斜めに形成され、排気口416の上側に電動送風機200(図11参照)が配置されている。電動送風機200のファンケーシング3は、開口部A6a、開口部B6bが、本体に対し、スペースのある左右に配置され、また、ファンケーシング3の内径が大きくなり始める起点Aは最も寸法の小さい本体上下方向になるよう、電気掃除機400に実装することにより、ファンケーシング3の外径は電気掃除機400の高さ方向に広げずに実装できるので寸法の拡大を抑制することができる(図10)。
また、電動送風機200からの排気空気の一部は、制御装置421(図11)、電池ユニット419(図11)を冷却し、排気口416と、駆動機構部410から外部に排気される。
下ケースに403の前後左右4カ所に、床面用測距センサ417が設置されている。床面用測距センサ417によって階段等の大きな段差を検知することで、自走式電気掃除機400の落下(階段などからの)を防止することができる。
次に、図9(a)に示す自走式電気掃除機400における掃除機本体を模式的に示した断面図を用いて、自走式電機掃除機本体400について説明する。自走式電機掃除機本体400の内部の略中央部には、電動送風機200(図1参照)が配置されている。電動送風機200から見て空気の流れの上流側には集塵フィルタ418、集塵室405が配置され、吸引部412に接続されている。電動送風機200の電動機側(自走式電気掃除機400の前側)には、電池ユニット419が配置され、内部に電池(2次電池)420が収納されている。電池ユニット419の上部には、制御装置421が配置されている。電池420からの電力は、電動送風機200、各センサ類、各モータ、各駆動装置、及び制御装置421に供給される。
電動送風機200のファンケーシング3に設けられた開口部A6a、開口部B6bは、本体に対し、スペースのある左右に配置され、また、ファンケーシング3の内径が大きくなり始める起点Aは最も寸法の小さい本体上下方向に配置されている。。開口部6からの排気流が電動送風機収納ケース422を介して、排気口416から床面に排気されるようになっている。また、電動送風機200の排気口20から排気された空気は、制御装置421、電池ユニット419を冷却し、自走式電気掃除機400の排気口416や、駆動機構部410から外部に排気される。
下ケース403の排気口416から排気された空気は、下ケース403に配置された吸口部412側に流れるため、サイドブラシ401で掻き集められた塵埃を吸口部412側に搬送するように作用する。そのため、自走式電気掃除機400の集塵性能が向上する。
また、下ケース403に床面に向けた排気口416を設けているため、電動送風機200から発生する騒音が床面側に放出されるので、室内に居る使用者にとって騒音を抑制できる。電動送風機200の開口部A6a、開口部B6bを側面に配置しているため、開口部A6a、開口部B6b放射される騒音は電動送風機収納ケース422、上ケース402との2重の壁で覆われているので、電動送風機200から放射する騒音が遮音される。また、電動送風機200の開口部6から下ケース403の排気口416までの流路長さを長くすることができるので音のエネルギーが減衰するため騒音を低減できる。
電動送風機200を自走式の電気掃除機に搭載することで、電気掃除機の信頼性が高く小型軽量化を行うことができ、低騒音で広い風量域において吸引力を向上させることができる。
また、キャニスター型の電気掃除機や、スティック型の電気掃除機に本発明の電動送風機を組み込んでも同様の効果を得ることができる。なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分りやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部については、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 遠心羽根車
2 仕切板
3 ファンケーシング
4 流路(円環流路)
5 空気取り込み口
6a 開口部A
6b 開口部B
6c 開口部端部
6d 開口部端部
7 回転軸
8 ハウジング
9 ロータコア
10 ステータコア
11 ステータ巻線
12 軸受け
13 軸受け
14 ばね
15 軸受けカバー
16 支持部
17 ねじ穴
18 固定ねじ
19 開口
20 排気口
23 取り付け穴
24 シュラウド板
25 ハブ板
26a 凸部
27 羽根
28 吸込開口
29 凹状溝
30 ボス
32 上板部
33 曲面部
34 外周部
35 凹部
36 流入流れ
37 流出流れ
38 排気流れ
39 ブリッジ
40 フレーム
41 ねじ穴
42 傾斜部
200 電動送風機
201 送風機部
202 電動機部
400 自走式電気掃除機
401 サイドブラシ
403 シタケース
404 バンパ
405 集塵室
406 ハンドル
407 操作ボタン
408 表示パネル
409 駆動輪
410 駆動機構
411 補助輪
412 吸込部
413 吸引口
414 掻取りブラシ
415 回転ブラシ
416 排気口
417 床用測距センサ
418 集塵フィルタ
419 電池ユニット
420 電池
421 制御ユニット
422 電動送風機収納ケース
501 防振部材
502a 舌部A
502b 舌部B
503 焼結部材
504 スペーサ
505 旋回流
506 舌部外周壁
507 貫通穴

Claims (7)

  1. 回転子及び固定子を備えた電動機と、
    回転自在に設けられた回転軸と、
    該回転軸の一端部に一体成形される前記回転子と、
    前記回転軸の他端部に取り付けられる回転翼と、
    前記回転子と前記回転翼との間の前記回転軸に取り付けられる軸受とを、有し、
    該軸受を内包する軸受カバーと、
    該軸受カバーに一体成形されたハウジングと、
    前記回転翼の前記電動機側に配置された仕切板と、
    前記ハウジングの前記回転翼側に設けられ、前記回転翼を覆うファンケーシングと、を備え、
    前記仕切板の外周側と前記ハウジング間に円環流路が形成され、
    前記ファンケーシングの外周部に2箇所以上の開口部を備えた電動送風機。
  2. 前記開口部及び前記円環流路のそれぞれ一部を跨ぐように設けられている舌部を有し、
    前記ファンケーシングの外周部の内径は、前記回転翼の回転方向に向かって進むと、前記舌部から前記開口部にかけて徐々に大きくなることを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記ファンケーシングの前記開口部における、前記回転翼回転方向下流側の端部は、ハブ側が前記回転翼回転方向下流側に位置すると共に、
    シュラウド側が前記回転翼回転方向上流側に位置するように角度をつけたことを特徴とする請求項1又は2記載の電動送風機。
  4. 前記ファンケーシングの前記開口部の前記回転翼回転方向下流側の端部は、ハブ方向の幅の方がシュラウド方向の幅より小さいことを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の電動送風機。
  5. 前記ファンケーシングの、前記回転翼のシュラウド側と対向する面に1つ又は複数の貫通穴を設け、
    該貫通孔は、前記ファンケーシングの前記開口部における、前記回転翼回転方向下流側の端部より下流側の周辺に位置することを特徴とした請求項1乃至3何れか一項に記載の電動送風機。
  6. 前記貫通穴は前期回転翼の直径よりも外周側に設けたことを特徴とする請求項5に記載の電動送風機。
  7. 請求項1乃至6何れか一項に記載の電動送風機を搭載した電気掃除機。
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