JP2019094645A - 施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉枠に対して扉が閉まっているか、開いているかを容易に識別することができる施錠装置を提供する。【解決手段】施錠装置10は、扉枠(筐体3)のラッチ受け部3aに係合可能なラッチ24を有して扉4に取り付けてある施錠本体20と、発光表示部65とを有する。施錠本体20は、発光表示部65の点灯を制御する制御部63を有し、ラッチ24とラッチ受け部3aとの係合が解除されてラッチ24が扉枠(筐体3)に接触した状態では、制御部63によって発光表示部65が点灯される。【選択図】図9

Description

本発明は、施錠装置に関する。
従来、開口を有する 筐体(扉枠)と、筐体の開口を開閉し、ラッチを有する扉とを有するケーシングの中には、例えば、信号機の電子機器等を収容するものがある。筐体は、ラッチと係合するラッチ受け部を有している。ケーシングは、施錠状態では、筐体に対して扉が開かれるのを規制する一方、解錠状態では、筐体に対して扉が開かれるのを許容するロック手段を有している。
通常、ロック手段を施錠状態にして、信号機の電子機器が操作させるのを防止している。一方、信号機の保守または点検のときには、ロック手段を解錠状態にして、筐体に対して扉を開き、電子機器を操作している。
しかしながら、信号機の保守または点検作業が終了したとき、筐体の前面を扉で塞いだものの、筐体に対して扉が完全に閉じていない状態であると、ロック手段を施錠状態としても、信号機の電子機器が操作されるおそれがあった。
本発明が課題とするところは、扉枠に対して扉が閉まっているか、開いているかを容易に識別することができる施錠装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、扉枠のラッチ受け部に係合可能なラッチを有して扉に取り付けてある施錠本体と、発光表示部とを有し、前記施錠本体は、前記発光表示部の点灯を制御する制御部を有し、前記ラッチと前記ラッチ受け部との係合が解除されて前記ラッチが前記扉枠に接触した状態では、前記制御部によって前記発光表示部が点灯される施錠装置である。
本発明に係る施錠装置によれば、ラッチとラッチ受け部との係合が解除されてラッチが扉枠に接触した状態では、制御部によって発光表示部が点灯されるため、発光表示部を視れば、ラッチとラッチ受け部とが係合していないこと、および扉枠に対して扉が完全に閉じていないことが容易にわかる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る施錠装置を有するケーシングの斜視図。 ケーシングが有する筐体の斜視図。 施錠装置の斜視図。 施錠装置の本体のみを示す斜視図。 本体が有する蓋体ベース部分の平面図。 筐体に対して扉が閉じている状態における施錠装置の要部の断面図。 施錠装置が有する表示回路の電気回路図。 ラッチの先端側の部分が本体から進出状態における本体の平面図。 図8に示す状態から、ラッチの先端側の部分が扉枠に当接することによって施錠本体の内部に退行を開始した状態における本体の平面図。 図9に示す状態から、ラッチの先端側の部分が施錠本体の内部に退行した状態における本体の平面図。
添付の図面を参照し、本発明に係る施錠装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。また、以下の実施形態は、本発明の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることのできる要件を含んでいる。
図1は、本発明に係る施錠装置10とケーシング1とを示す斜視図であり、図2は、ケーシング1が有する筐体3の斜視図である。図1における双頭矢印のX,Y,Zは、ケーシング1および施錠装置10における互いに交差(直交)する横方向Xと、縦方向Yと、前後方向Zとを示している。
ケーシング1は、直方体状であって、開口2を有する筐体(扉枠)3と、筐体3の前面に位置し、開口2を開閉する扉4とを有している。筐体3は、前方側に位置し、後述するラッチ24に係合するラッチ受け部3aを有している。ケーシング1の内部には、図示省略するが、信号機を統括的に制御する制御手段等を配置してある。
施錠装置10は、前後方向において、扉4の前面に取り付けてある。施錠装置10は、図3に示すように、施錠本体20と、蓋体30とを有している。
施錠本体20は、図4に示すように、扉4の前面に位置する直方体状の本体ベース部分21(図1参照)と、本体ベース部分21の前方側に位置し、円柱状の後方鍵受容部分22と、後方鍵受容部分22の前端から前方側へ向けて突出し、径方向の寸法が後方鍵受容部分22よりも小さい前方鍵受容部分23とを有している。前方鍵受容部分23は、鍵穴25を有している。鍵穴25は、前後方向へ延び、前後方向における最も前方側に位置する前面29において開口している。筐体3および扉4は、鍵穴25に挿入した鍵(不図示)を旋回操作することによって、ラッチ24とラッチ受け部3aとが係合して筐体3に対して扉4が開かれるのを規制する施錠状態と、ラッチ受け部3aからラッチ24が退行して筐体3に対して扉4が開かれるのを許容する解錠状態とに切り換わるロック手段50を有している。
前方鍵受容部分23は、本体ベース部分21および後方鍵受容部分22に対して、軸心23xの周方向R(図8〜図10参照)へ旋回可能な態様で、本体ベース部分21および後方鍵受容部分22に取り付けてある。前方鍵受容部分23の後面側には、鍵穴25に挿入した鍵(不図示)を旋回操作することによって、軸心23xを中心に旋回するロックレバー26を取り付けてある。ロックレバー26は、ロック手段50に含まれる。
ロックレバー26は、図8〜図10に示すように、中央に穴26cを有するベース部分26aと、ベース部分26aから軸心23xの径外方向へ延びる延出部分26bとを有している。
施錠装置10は、図7に示す表示回路60を有している。表示回路60は、電源61と、制御部63と、発光表示部65と、電気抵抗67とを有している。電源61と制御部63とは導線62で接続されている。制御部63と発光表示部65とは導線64で接続されている。発光表示部65と電気抵抗67は導線66で接続されている。電気抵抗67と電源61とは導線68で接続されている。電源61は、発光表示部65に電圧を印加するものであって、例えば、電池である。なお、電源61は、電池に限られず、他のものを使用してもよい。制御部63は、例えばマイクロスイッチであり、制御部本体63bと、制御部本体63bから延出するレバー63aと、制御部本体63bからレバー63aへ突出する押ボタン63cとを有している。なお、制御部63は、マイクロスイッチに限られず、他のものを使用してもよい。発光表示部65は、例えば、発光ダイオードである。なお、発光表示部65は、発光ダイオードに限られず、他のものを使用してもよい。
本体ベース部分21は、扉4に取り付けられ、横方向において、本体ベース部分21の側面から進退可能なラッチ24を有している。ラッチ24は、厚さ方向の前面側が平坦な第1平坦部24bと第2平坦部24cとを有している。ラッチ24の横方向における第1平坦部24bと第2平坦部24cとの間には、前面側から後面側へ向けて凹む凹部24dが位置している。また、ラッチ24の第1平坦部24bは、横方向へ延びる延出部位28bを有している。
ラッチ24と本体ベース部分21との間には、図6に示すように、第1凸部71aと第1凹部71bとで構成され、本体ベース部分21に対してラッチ24が横方向のみにスライド移動するガイド手段71を設けてある。この実施形態では、第1凸部71aを本体ベース部分21の前面に配置してある一方、第1凹部71bをラッチ24の後面に配置してある。なお、これらの第1凸部および第1凹部を逆に配置してもよい。
第1凹部71bは、横方向へ延びるように形成してあり、第1凹部71bの内部に、第1付勢部材11が位置している。第1付勢部材11は、ラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部から突出するように付勢するものである。本実施形態では、第1付勢部材11にコイルばねを用いてある。第1付勢部材11の付勢力に抗してラッチ24を本体ベース部分21の内部側へ押すと、ラッチ24が退行し、ラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部に入る(図10参照(図10において、実線で示す位置がラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部に入った状態であり、仮想線で示す位置がラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部から進出した状態である))。
後方鍵受容部分22の前端は、図4に示すように、前後方向へ延びるネジ孔22aを一対有しているとともに、前後方向へ延びる貫通穴22bを有している。この貫通穴22bには、図6に示すように、導線64と発光表示部65の一部と電気抵抗67と導線68とを配置してある。このため、本体ベース部分21の内部空間に、表示回路60のすべての部品を配置する必要がなくなるため、本体ベース部分21の前後方向の大きさが無駄に大きくなることを抑え、施錠装置10を小型にできる。また、後方鍵受容部分22の貫通穴22bに、表示回路60の一部の部品を配置しているため、制御部63およびラッチ24が位置する部分と、鍵穴25が開口する部分とを前後方向へ離すことができ、鍵穴25へ鍵を挿入する操作の際に、施錠本体20が邪魔になることがない。しかも、貫通穴22bに表示回路60の一部の部品を配置して発光表示部65を前面側に位置させることが可能となるため、発光表示部65の視認性を向上することができる。
後方鍵受容部分22と、蓋体30との間には、施錠本体20と蓋体30とが、相対的に径方向および周方向へ回転するのを防止する凹部22cと、凹部22cに係合する凸部(不図示)とによって形成された回転防止手段27を有している。この実施形態の例では、後方鍵受容部分22に凹部22cを形成し、蓋体30に凸部を形成してあるがこの逆でもよい。
蓋体30は、図3に示すように、施錠本体20の後方鍵受容部分22の前方側および前方鍵受容部分23の径方向の外側を被覆する蓋体ベース部分31と、蓋体ベース部分31に対して移動可能な蓋部分32と、蓋体ベース部分31と蓋部分32とを移動可能に連結し、横方向へ延びる軸部分33と、蓋体ベース部分31と蓋部分32との間に位置し、ロック状態では、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32が移動するのを規制する一方、アンロック状態では、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32が移動するのを許容する施錠手段34とを有している。施錠手段34は、不図示の鍵と、鍵を挿入可能な鍵孔34aと、係合爪34bと、係合爪34bと係合可能な係合孔34cとによって構成され、鍵を鍵孔34aに挿入することよってロック状態とアンロック状態とに切り替わる。
蓋体ベース部分31は、図5に示すように、第1貫通孔31aと第2貫通孔31bと第3貫通孔31cと第4貫通孔31dとを有している。第1貫通孔31aは、縦方向および横方向の中央に位置し、施錠本体20の前方鍵受容部分23が前後方向へ貫通する大きさを有している。第2貫通孔31bと第3貫通孔31cは、第1貫通孔31aの周囲に配置してあり、ネジ51(図3参照)が前後方向へ貫通する大きさを有している。第2貫通孔31bに先端を挿入したネジ51をネジ孔22aに螺合させるとともに、第3貫通孔31cに先端を挿入したネジをネジ孔22aに螺合させることによって、施錠本体20に蓋体30を固定する。第4貫通孔31dは、第1貫通孔31aの周囲に配置してあり、発光表示部65の一部を配置可能な大きさを有している。第4貫通孔31dは、円形に形成してあり、本実施形態では、第4貫通孔31dの上端から発光表示部65の一部が突出している。
蓋部分32は、施錠本体20の前方鍵受容部分23の前面29と鍵穴25、および蓋体ベース部分31の前面を被覆する大きさを有している。蓋部分32は、貫通穴73と、貫通穴73を充填し、透光性の合成樹脂で形成されたカバー(透過部)72とを有している。貫通穴73は、図6に示すように、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32を閉じた状態において、発光表示部65の前方に位置している。
次に、施錠装置10の作用を説明する。
図6および図8に示すように、ラッチ24とラッチ受け部3aとが係合し、筐体3に対して扉4が閉まった状態においては、ラッチ24の先端側の部分24aが、ラッチ受け部3aの周縁の筐体3に接触しておらず、第1付勢部材11の付勢力によって、ラッチ24の先端側の部分24aが、本体(本体ベース部分21)の内部から進出している。この状態では、図8に示すように、制御部63のレバー63aの基端部位に、ラッチ24の延出部位28bが接触しているが、レバー63aによって押ボタン63cが押下操作されていないため、電源61の電圧は発光表示部65に印加されず、発光表示部65は消灯している。
この状態から、蓋部分32を蓋体ベース部分31に対して開いた後、鍵穴25に鍵を挿入して鍵を旋回操作すると、鍵の旋回とともにロックレバー26も旋回(図8において、軸心23xを中心に回転方向Rにおける時計回り方向へ旋回)し、ロックレバー26の旋回によってロックレバー26の延出部分26bが第2平坦部24cに接触し、図9に示すように、第1付勢部材11の付勢力に抗して、ラッチ24が施錠本体20(本体ベース部分21)の内部に退行する。このラッチ24の横方向の移動によって、ラッチ24の延出部位28bが制御部63のレバー63aの先端側の部分に接触し、レバー63aを介して押ボタン63cが押下操作される。この押ボタン63cの押下操作によって、表示回路60が閉回路となり、電源61の電圧が発光表示部65に印加され、発光表示部65が点灯する。より具体的に説明すると、ラッチ24の先端側の部分24aが閾値L1以上、施錠本体20の内部に退行すると、発光表示部65が点灯する。この実施形態では、閾値L1は、例えば3mm以上である。
その後、鍵の旋回操作を継続し、図10に示すように、ラッチ24の先端側の部分24aを施錠本体(本体ベース部分21)の内部に完全に退行させた状態(本体ベース部分21の外部からラッチ24の先端側の部分24aが突出しない状態)になると、ラッチ24の先端側の部分24aがラッチ受け部3aの周縁に位置する筐体3を乗り越えることが可能となる。この状態でも、ラッチ24の延出部位28bが制御部63のレバー63aの先端側の部分に接触し、レバー63aを介して押ボタン63cの押下操作が継続される。よって、発光表示部65の点灯が継続する。より具体的に説明すると、ラッチ24の先端側の部分24aが完全に退行した状態とは、ラッチ24に外部から力が加えられていない状態から横方向へ寸法L2移動した状態をいう。この実施形態では、横方向の寸法L2は、例えば10mm以上である。
また、この状態では、ラッチ受け部3aからラッチ24が退行して筐体(扉枠)3に対して扉4が開かれるのを許容する解錠状態になっているため、筐体3に対して扉4を開くことが可能である。そこで、ラッチ24の先端側の部分24aを、ラッチ受け部3aの周縁に位置する筐体3を乗り越えさせ、筐体3に対して扉4を開く。すると、第1付勢部材11の付勢力によって、ラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部から進出する。すると、制御部63のレバー63aの基端部位のみに、ラッチ24の延出部位28bが接触し、レバー63aによって押ボタン63cが押下操作されていないため、電源61の電圧は発光表示部65に印加されず、発光表示部65は消灯する。また、ラッチ24の進出によって、ロックレバー26が旋回(図10において、軸心23xを中心に回転方向Rにおける反時計回り方向へ旋回)する。
その後、筐体3に対して扉4を閉めるとき、ラッチ24の先端側の部分24aが、ラッチ受け部3aの周縁の筐体3に接触し、ラッチ24の先端側の部分24aが本体ベース部分21の内部へ閾値L1以上退行すると、上記と同様、発光表示部65が点灯する。その後、筐体3に対して扉4の閉操作を継続し、ラッチ24と、ラッチ受け部3aとが係合し、筐体3に対して扉4が閉じると、ラッチ24の先端側の部分24aが、本体ベース部分21の内部から進出し、上記と同様、発光表示部65が消灯する。
よって、ラッチ24とラッチ受け部3aとの係合が解除されてラッチ24が筐体3に接触した状態では、制御部63によって発光表示部65が点灯するため、発光表示部65を視れば、ラッチ24とラッチ受け部3aとが係合していないこと、および筐体3に対して扉4が完全に閉じていないことが容易にわかる。
また、施錠本体20の前面29には、前面29を被覆する蓋体(蓋部分32)が位置し、発光表示部65は施錠本体20が有し、蓋体(蓋部分32)は点灯した発光表示部65の光を透過するカバー(透過部)72を有する。このため、前面29が蓋(蓋部分32)によって覆われた状態では、発光表示部65が、蓋体(蓋部分32)およびカバー(透過部)72によって覆われるため、異物に発光表示部65が当たって発光表示部65が損傷することを防止することができる。
さらに、ラッチ24は、ロックレバー26が旋回するための空間となる凹部24dを有している。このため、施錠装置10が前後方向へ大きくなることを抑え、小型にすることができる。
また、ロック手段50の鍵穴25の前面を蓋体30(蓋部分32)が被覆する。このため、蓋体30の鍵孔34aに挿入した鍵を操作することによって、施錠本体20に対して蓋体30(蓋部分32)を開いて鍵穴25を前面に露出させた後、鍵穴25に挿入した鍵を操作しなければ、筐体3に対して扉4を開くことができない。従って、筐体3に対して扉4を開くためには、異なる2つの鍵が必要であるため、防盗性を向上させることができる。
さらに、上述した実施形態では、蓋体ベース部分31と蓋部分32との間に軸部分33が位置し、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32が軸部分33を中心に、前後方向へ旋回する施錠装置10を説明した。しかしながら、本発明は、この実施形態に限られず、横方向または縦方向のいずれか一方に、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32がスライド移動してもよいし、横方向および縦方向に傾斜する方向に、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32がスライド移動してもよいし、横方向および縦方向を含む平面において、蓋体ベース部分31と蓋部分32との間に位置し、前後方向へ延びる軸部分を中心に、蓋体ベース部分31に対して蓋部分32がスライド移動してもよい。
また、筐体3と扉4との間において、例えば、筐体3側に、雨水等の異物がケーシング1の内部に入ることを防止するパッキンを配置してもよい。パッキンが配置されている場合には、力を加えて扉4を閉じる必要があり、扉4が完全に閉まらないときがあるが、本発明に係る施錠装置10を使用すれば、扉4の状態が容易に分かる。
さらに、上述した実施形態では、筐体3と扉4とを有するケーシング1を例として施錠装置10を説明した。しかしながら本発明はそれに限られず、筐体3に代えて扉枠と、筐体本体とによって筐体を構成し、扉枠がラッチ受け部を有してもよい。
また、上述した実施形態では、信号機の電子機器を収容するケーシング1の施錠装置10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、施錠装置10を、他の機器を収容するケーシングの扉に使用してもよい。
さらに、上述した実施形態では、本体ベース部分21に形成した開口21aに導線62,68を通過させ、電源61と発光表示部65とを電気的に接続する施錠装置10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、本体ベース部分21の後面に開口を形成し、該開口に導線を通過させ、電源と発光表示部とを電気的に接続してもよい。
また、上述した実施形態では、施錠本体20と蓋体30とを接触させる施錠装置10を説明した。しかし、この発明はそれに限られず、ゴム等の弾性材料で形成された緩衝部材を施錠本体20と蓋体30との間に位置させてもよい。
これまでに説明した本発明は、少なくとも以下のように整理することができる。施錠装置10は、筐体(扉枠)3のラッチ受け部3aに係合可能なラッチ24を有して扉4に取り付けてある施錠本体20と、発光表示部65とを有し、施錠本体20は、発光表示部65の点灯を制御する制御部63を有し、ラッチ24とラッチ受け部3aとの係合が解除されてラッチ24が筐体(扉枠)3に接触した状態では、制御部63によって発光表示部65が点灯される。
また、本発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)横方向Xと縦方向Yと前後方向Zとを有し、施錠本体20は、扉4と筐体(扉枠)3との施錠状態および解錠状態を切り換える鍵を挿入する鍵穴25を有し、制御部63およびラッチ24が位置する部分と、鍵穴25が開口する部分とが前後方向Zにおいて離れている。
(2)施錠本体20の前面29には、前面29を被覆する蓋体(蓋部分32)が位置し、発光表示部65は施錠本体20が有し、蓋体(蓋部分32)は点灯した発光表示部65の光を透過するカバー(透過部)72を有する。
(3)ラッチ24とラッチ受け部3aとが係合して筐体(扉枠)3に対して扉4が開かれるのを規制する施錠状態と、ラッチ受け部3aからラッチ24が退行して筐体(扉枠)3に対して扉4が開かれるのを許容する解錠状態とに切り換わるロック手段50を有し、ロック手段50は、軸心23xを中心に旋回可能なロックレバー26と、施錠状態においてロックレバー26に接触する第2平坦部(接触部)24cとを有し、ラッチ24は、第2平坦部(接触部)24cを有するとともに、ロックレバー26が旋回するための空間となる凹部24dを有している。
3 筐体(扉枠)
3a ラッチ受け部
4 扉
10 施錠装置
20 施錠本体
23x 軸心
24 ラッチ
24c 第2平坦部(接触部)
24d 凹部
26 ロックレバー
29 前面
30 蓋体
32 蓋部分
50 ロック手段
63 制御部(スイッチ)
65 発光表示部

Claims (4)

  1. 扉枠のラッチ受け部に係合可能なラッチを有して扉に取り付けてある施錠本体と、発光表示部とを有し、
    前記施錠本体は、前記発光表示部の点灯を制御する制御部を有し、前記ラッチと前記ラッチ受け部との係合が解除されて前記ラッチが前記扉枠に接触した状態では、前記制御部によって前記発光表示部が点灯される施錠装置。
  2. 横方向と縦方向と前後方向とを有し、
    前記施錠本体は、前記扉と前記扉枠との施錠状態および解錠状態を切り換える鍵を挿入する鍵穴を有し、
    前記制御部および前記ラッチが位置する部分と、前記鍵穴が開口する部分とが前記前後方向において離れている請求項1に記載の施錠装置。
  3. 前記施錠本体の前面には、前記前面を被覆する蓋体が位置し、
    前記発光表示部は前記施錠本体が有し、
    前記蓋体は点灯した前記発光表示部の光を透過する透過部を有する請求項1または2に記載の施錠装置。
  4. 前記ラッチと前記ラッチ受け部とが係合して前記扉枠に対して前記扉が開かれるのを規制する施錠状態と、前記ラッチ受け部から前記ラッチが退行して前記扉枠に対して前記扉が開かれるのを許容する解錠状態とに切り換わるロック手段を有し、
    前記ロック手段は、軸心を中心に旋回可能なロックレバーと、施錠状態において前記ロックレバーに接触する接触部とを有し、
    前記ラッチは、前記接触部を有するとともに、前記ロックレバーが旋回するための空間となる凹部を有している請求項1〜3のいずれかに記載の施錠装置。
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