JP2019094637A - 床用目地カバー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
床用目地カバー装置1は、図1,2に示すように、隣接する建造物81,82間に設けられた目地83に配設されるものであり、両建造物81,82を連絡する通路を構成する。建造物81,82はそれぞれ、緩衝機能を備えた免震装置(図示せず)によって下部が支持された免震構造の建造物である。目地83は、建造物81と建造物82との間に所定幅で形成され、地震の際に建造物81と建造物82との水平方向の相対的な揺れを吸収し得るようになっている。
一方、スライダー7は、カバー体2の後端2bから垂設された延成縁部7aと、該延成縁部7aの下端から前方へ延出された摺動縁部7bとからなる断面略L形に形成されたものである。摺動縁部7bは、その前後幅が、前記レール部材8の抜け止め縁部8dの上端と垂直縁部8aとの前後間隔よりも若干広く、スライダー7を少し傾けることにより挿通できる。そして、摺動縁部7bは、前記レール部材8の受縁部8bに支承される。こうしてレール部材8にスライダー7が取り付けられた状態では、地震等によりスライダー7が上下動しても、摺動縁部7bが抜け止め縁部8dに下方から衝当することにより抜止作用が得られ、該スライダー7がレール部材8から容易に外れてしまうことが防止される。尚、本実施例にあっては、スライダー7が、カバー体2の天板11の後端縁を下方へ延出させることにより、該天板11と一体形成されたものである。
カバー体2は、図2,4に示すように、矩形状の天板11と該天板11の下面に接合された複数の補強杆12とにより構成されている。補強杆12は、図示しない底板部と該底板部の両側縁から起立する一対の側板部とからなる断面コ字形に形成され、両側板部の上端が天板11の下面に溶接されている。複数の補強杆12は、天板11の左右方向に間隔をおいて並設されている。ここで、図3に示すように、各補強杆12の側板部は、その上端縁が、常態で前記摺動受枠体21の水平受板22に乗載される前側部分を、後側部分に比して前記の床部カバー板23の厚み分だけ低くするように形成されている。そして、天板11には、前記側板部の上端縁の後側部分と前側部分との境界に対応する部位に、該後側から前側へ下方傾斜する傾斜部11aが左右方向に亘って形成されている。また、天板11の前端には、前記した伸縮性支持杆31と連結される連結部11bが、該伸縮性支持杆31と同数設けられている。さらに、天板11の後端は、下方に延出されて、前記したスライダー7の延成縁部7aが連成されている。
図6,7に示すように、地震の際に建造物81と建造物82とが離間する方向(前後方向)に相対変位すると、該建造物81に連結されたカバー体2の自由端部2aと目地部カバー板41の挿入部43とが摺動空隙30内で前方へ摺動して、該相対変位に追従する。このときに、床部カバー板23の後端部(および遮蔽板35)が目地部カバー板41の非挿入部42上に乗り上げる。また、建造物81と建造物82との間に配設された壁カバー体89も、前記相対変位に従って前後方向に伸縮して、該相対変位に追従する(図示せず)。こうした前後方向の相対変位によっても、左右の壁87,88間と左右の壁カバー体89間とによる通路が、安定して保たれ得る。
さらに、両建造物81,82が左右方向に相対変位すると、通路を構成する壁カバー体89,89が傾動して追従することから、該壁カバー体89,89間の通路が、該相対変位に応じて左右方向にずれる。こうした目地83上で通路がずれた状態でも、前述したようにカバー体2と目地部カバー板41とで目地83を幅広く遮蔽できることから、該通路上に隙間が生ずることを防止できる。
ここで、図13,14に示す従来構成は、前述したように、目地部カバー板41の無い構成であるから、両建造物81,82が左右方向に相対変位した場合に、壁カバー体89,89間の通路上にカバー体202で遮蔽されない隙間230が生ずる(図14(B)参照)。この隙間によって、歩行者が躓いたり、靴の踵が嵌まったりする等の虞があり、通行の障害となり得る。
こうした従来構成に比して、本実施例1の構成は、前述したように、壁カバー体89,89間の通路上に隙間を生じないことから(図8参照)、前記通行障害を防止できる。
本実施例2にあっては、上述した構成以外は実施例1と同じであることから、同じ構成要素については同じ符号を記し、重複する説明を適宜省略した。
このように、本実施例2の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、両建造物81,82が前後方向へ相対変位した場合に、左右の壁87,88間と左右の壁カバー体89間とによる通路を、安定して保ち得る。
2,102 カバー体
2a,102a 自由端部
21 摺動受枠体
22 水平受板
23 床部カバー板
26 側壁
28 退避空域
30 摺動空隙
41,141 目地部カバー板
81,82 建造物
83 目地
85,86 床
Claims (4)
- 隣接する建造物の床相互間の目地に差し渡されるカバー体の一端を、一方の床の側縁に、保持手段を介して目地幅方向に移動不能かつ目地長手方向に移動可能に保持すると共に、該カバー体の他端部を自由端部とする一方、他方の床の側縁に、水平受板と、該水平受板の上方に対設されて該水平受板の外端に一端縁が連結された床部カバー板とを備え、該床部カバー板と水平受板との間を、前記カバー体の自由端部が摺動可能に挿入される摺動空隙とする摺動受枠体が配設されてなる床用目地カバー装置において、
前記カバー体を覆うように配設され、一端縁が前記一方の床の側縁に連結され且つ他端部が前記摺動空隙内に摺動可能に挿入される目地部カバー板を備えてなるものであることを特徴とする床用目地カバー装置。 - 隣接する建造物の床相互間の目地に差し渡されるカバー体の一端を、一方の床の側縁に、保持手段を介して目地幅方向に移動不能かつ目地長手方向に移動可能に保持すると共に、該カバー体の他端部を自由端部とする一方、他方の床の側縁に、水平受板と、該水平受板の上方に対設されて該水平受板の外端に一端縁が連結された床部カバー板とを備え、該床部カバー板と水平受板との間を、前記カバー体の自由端部が摺動可能に挿入される摺動空隙とする摺動受枠体が配設されてなる床用目地カバー装置において、
前記カバー体を覆うように配設され、一端縁が前記一方の床の側縁に連結され且つ他端部が前記床部カバー板に摺動可能に乗載される目地部カバー板を備えてなるものであることを特徴とする床用目地カバー装置。 - 摺動受枠体は、水平受板の、目地長手方向の両側端に夫々立設され、摺動空隙に挿入された前記カバー体の自由端部を該目地長手方向に移動不能とする側壁を備え、
目地部カバー板が、前記側壁の上方に位置するように配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床用目地カバー装置。 - 摺動受枠体は、両側壁の側方に、目地部カバー板の少なくとも側部を入出可能な退避空域を夫々備えたものであることを特徴とする請求項3に記載の床用目地カバー装置。
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2017
- 2017-11-20 JP JP2017222887A patent/JP7011297B2/ja active Active
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