JP2019094292A - 1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)の製造方法 - Google Patents

1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)の製造方法 Download PDF

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健史 細井
Takeshi Hosoi
健史 細井
井村 英明
Hideaki Imura
英明 井村
廉 富田
Ren TOMITA
廉 富田
基博 萩原
Motohiro Hagiwara
基博 萩原
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【課題】1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)を効率よく、工業的規模で製造する方法を提供する。【解決手段】取り扱いの容易なフッ素化剤である金属フッ化物を用いた、1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対するフッ素化反応を行うことで、基質の分解を抑制しながら1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)を効率的に得ることが可能である。【選択図】なし

Description

本発明は、金属フッ化物を用いるフッ素化反応による1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)の製造方法に関する。
1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテルは、「デスフルラン」として知られている重要な吸入麻酔薬である。該吸入麻酔薬は、極めて低い生体内代謝率を有しており、生体に優しく安全性の高い薬剤として広く使用されている。
デスフルランに関する製造法は、出発物質として1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(イソフルラン)、そして1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルを用いてそれぞれをフッ素化することで製造する例が知られている。
イソフルランに対するフッ素化反応は、フッ化水素を使用する方法(特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4)が主に報告されている。また、金属フッ化物を用いるイソフルランへのフッ素化反応も知られている(特許文献5)。
また、1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対するフッ素化反応はフッ化水素を使用する方法(特許文献6、特許文献7及び特許文献8)は報告されている。
一方、本発明にて開示する、1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対する金属フッ化物を用いるフッ素化反応によるデスフルランの製造方法は知られていない。
特開平2−279646号公報 米国特許第6800786号明細書 国際公開第2006−076324号 特表2010−533211号公報 米国特許第4874901号明細書 西独国特許2361058号明細書 特開平2−104545号公報 特開平6−087777号公報
デスフルランの製造方法については、エーテル部位(「−O−」)を有する化合物の物性上、過酷な条件下にてフッ素化反応を行った場合、エーテル部位の開裂に伴った分解物の副生が問題となってくる。
イソフルランを原料に用いる特許文献1、特許文献2、特許文献3、そして特許文献4に記載の方法は、フッ化水素を用いたフッ素化反応を行うことにより、中程度の収率で目的とするデスフルランを得ている。しかし、フッ化水素自身、酸性物質でもあり、また、一般的に反応活性が高いとされる触媒を使用しているため、原料であるイソフルランや目的物であるデスフルランのエーテル部位の開裂に由来した不純物の副生が多く生じている。一方、特許文献5に記載の金属フッ化物を用いるイソフルランに対するフッ素化反応は、目立った基質の分解はあまり見られていないものの、高温かつ高圧の条件下のフッ素化反応である為、工業的に採用しにくい。
1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルを原料に用いた場合においても、基質の分解を誘発する恐れがあるフッ化水素や高活性な触媒を使用してデスフルランを製造している特許文献6、7及び8に記載の方法は、前述同様、低収率であり、吸入麻酔剤としての製造方法としては採用しにくく、何れの方法も課題が残されたままと言える。
以上のように、基質の分解を制御しながら、工業規模で取り扱いに優れたフッ素化剤を用いて、デスフルランを効率良く製造する方法が強く望まれていた。
本発明者らは、上記の問題点を鑑み、鋭意検討を行った。その結果、式[1]:
Figure 2019094292
で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに、取り扱いの容易な金属フッ化物を作用させることにより、式[2]:
Figure 2019094292
で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)が、反応基質の分解を抑制しながら簡便に得られるという知見を得た。
また、詳細は後述するが、フッ素化反応において、好ましい温度範囲、好ましい圧力条件等、特定の条件に付すことにより、既知の方法に比べ、収率が向上すると言う知見も得た。
さらに、本発明は、出発原料として、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(イソフルラン)を用いたフッ素化反応を採用するよりも、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルを用いた方が、出発原料が持つ基質特異性と、本発明のフッ素化反応の条件との組み合わせが、デスフルランを製造する上で有利である(後述の比較例2参照)ことも考慮すると、本発明は、非常に優位性のある製造方法と言える。
すなわち、本発明は、以下の[発明1]〜[発明5]に記載する、1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)の製造方法を提供する。
[発明1]
式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対し、溶媒及び相間移動触媒の存在下、金属フッ化物を反応させることにより、式[2]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)を製造する方法。
[発明2]
相間移動触媒が、クラウンエーテル類、4級アンモニウム塩類及び4級ホスホニウム塩類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、発明1に記載の方法。
[発明3]
金属フッ化物がフッ化カリウム、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化セシウム及びフッ化ルビジウムからなる群より選ばれる少なくとも1種である、発明1または発明2に記載の方法。
[発明4]
溶媒がスルホキシド類、アミド類、グリコール類、ニトリル類、ハロゲン化芳香族炭化水素類、ハロゲン化脂肪族炭化水素類、ケトン類及びスルホラン類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、発明1乃至発明3の何れかに記載の方法。
[発明5]
反応温度として0〜200℃の範囲で、かつ、反応圧力として0.1MPa〜2.0MPa(絶対圧。以下、本明細書で同じ)の範囲で反応を行う、発明1乃至発明4の何れかに記載の方法。
本発明によれば、工業規模で取り扱いに優れたフッ素化剤を用いて、1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)を効率的に製造できるという効果を奏する。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明は以下の実施態様に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜実施することができる。
本発明の出発原料である、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルは、特開平2−104545号公報(特許文献7)や特開平6−087777号公報(特許文献8)に記載の方法等により合成できる。
本発明のフッ素化反応は、相間移動触媒の存在下で好適に進行する。相間移動触媒の種類に特別な制限はないが、クラウンエーテル類、4級アンモニウム塩類、4級ホスホニウム塩等が挙げられる。具体的な化合物としては、15−クラウン−5、18−クラウン−6、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6、ジシクロヘキシル−24−クラウン−8、ジベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−24−クラウン−8、ジアザ−15−クラウン、ジアザ−18−クラウン、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムクロリド、水酸化テトラブチルアンモニウム、トリカプリリルメチルアンモニウムクロリド、トリオクタメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロミド、テトラフェニルホスホニウムクロリド、ヨウ化トリフェニルメチルホスホニウム、テトラブチルホスホニウムクロリド等が挙げられる。これらの中でも、クラウンエーテル類が好ましく、これらのうち、15−クラウン−5、18−クラウン−6は、本発明において高活性を示すことから、特に好ましい。なお、相間移動触媒は、単独で用いても良いし、複数のものを併用しても良い。
相間移動触媒の使用量は特に限定されないが、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテル100質量部に対して、通常0.1〜100質量部使用されるが、好ましくは0.5〜50質量部、更に好ましくは1〜10質量部使用される。
本発明で用いる金属フッ化物における「金属」とはアルカリ金属のことであり、アルカリ金属の具体例としては、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)が挙げられる。金属フッ化物の具体的な化合物は、フッ化カリウム、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化セシウム、フッ化ルビジウム等である。これらのうち、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウムが、入手が容易であるから好ましく用いられるが、中でも、フッ化カリウムが特に好ましい。
金属フッ化物は極力無水で使用されるが、1質量%未満の微量の水分は反応を阻害しない限り、本発明でも好ましく用いられる。
金属フッ化物の形状は、表面積が大きなスプレードライ品が好ましいが、特に限定することはなく、粉末状、粒状であればよい。
本発明における、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルと金属フッ化物との反応は、一度に基質中の2つの塩素原子が2つのフッ素原子に変換される等モルの反応であるため、用いる金属フッ化物の量は、原料の式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対し、通常、2当量以上あればよい。式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対し、2〜20当量用いることができるが、好ましくは2〜10当量、更に好ましくは、2〜5当量用いられる。金属フッ化物が2当量より少ない場合は反応の進行が遅く、5当量より多い場合は反応に関与しない金属化合物が多くなるため、金属フッ化物の必要以上の追加は、フッ素化反応の進行の度合いを見ながら適宜行えば良い。
本発明に用いる溶媒は、反応を阻害しない限り特に限定されることはないが、スルホキシド類、アミド類、グリコール類、ニトリル類、ハロゲン化芳香族炭化水素類、ハロゲン化脂肪族炭化水素類、ケトン類、スルホラン類等が挙げられる。具体的な化合物としては、スルホキシド類としてはジメチルスルホキシド等、アミド類としてはN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等、グリコール類としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等、ニトリル類としてはアセトニトリル、イソブチルニトリル等、ハロゲン化芳香族炭化水素類としてはクロロベンゼン、1、2−ジクロロベンゼン、1、3−ジクロロベンゼン、1、4−ジクロロベンゼン等、ハロゲン化脂肪族炭化水素類としては1、2−ジクロロエタン等、ケトン類としてはメチルエチルケトン、アセチルアセトン等、スルホラン類としてはスルホラン等が挙げられる。なお、これらの溶媒は、1種以上または2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明では、前記溶媒に脂肪族炭化水素類(ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等)や芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等)の無極性溶媒を混合することもできる。これらの無極性溶媒の混合割合に制限はなく、当業者が適宜調整できる。
溶媒の使用量は特に限定されないが、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテル100質量部に対して、通常0〜2000質量部であるが、好ましくは100〜1000質量部、更に好ましくは100〜800質量部である。
本発明の反応温度は、0℃〜300℃の範囲で行えば良く、通常は0℃〜250℃が好ましく、中でも0℃〜200℃がより好ましい。
本発明の反応圧力は、0.1MPa〜4.0MPaの範囲で行えば良く、通常は0.1MPa〜3.0MPaが好ましく、特に0.1MPa〜2.0MPaがより好ましい。
本発明は、反応温度として0℃〜200℃の範囲で、かつ、反応圧力として0.1MPa〜2.0MPaの範囲で行うことが、高収率でデスフルランを製造できる特に好ましい態様の一つである。
本発明における反応容器については、ステンレス鋼(SUS)の様な材質でできた耐圧反応容器やフッ化水素に対する耐食性能を有するテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂にて内部がライニングされた耐圧反応容器を用いて反応を行うことが好ましい。
反応時間は、通常は24時間以内であるが、使用した金属フッ化物の使用量に起因した反応条件の違いにより、ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、核磁気共鳴等の分析手段により反応の進行状況を追跡し、出発基質が殆ど消失した時点を反応の終点とすることが好ましい。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、これらの実施態様に限られない。
[実施例1]
Figure 2019094292
圧力計を備えた100mLステンレス鋼(SUS316)製オートクレーブ反応器に、式[1]で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテル7.0g(34.8mmol、1当量)、金属フッ化物としてフッ化カリウム6.1g(104mmol、3当量)、相間移動触媒として18−クラウン−6を0.46g(1.7mmol、0.05当量)、そして反応溶媒としてスルホラン49gを量り取った後、150℃まで昇温することで反応を開始した。昇温後、反応を5時間行ったところ、反応圧力は0.4MPaであった。反応後、反応圧力を冷却により大気圧付近まで降下させた後、反応液を採取し、ビス−1,4−トリフルオロベンゼンを内部標準に用い、19F−NMRによる定量分析を行ったところ、目的物である式[2]のデスフルランの収率は70%であった。
[実施例2]
反応溶媒としてポリエチレングリコール400(PEG400)を用い、実施例1と同様の反応操作を行い、分析に供した。結果を表1に示す。
[実施例3]
反応溶媒としてアセトニトリル(MeCN)を用い、実施例1と同様の反応操作を行い、分析に供した。結果を表1に示す。
[実施例4]
反応溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、そして金属フッ化物としてフッ化セシウム15.8g(104mmol、3当量)を用い、実施例1と同様の反応操作を行い、分析に供した。結果を表1に示す。
[比較例1]
相間移動触媒を全く使用しない条件下、反応溶媒としてアセトニトリル(MeCN)を用い、実施例1と同様の反応操作を行い、分析に供した。結果を表1に示す。
Figure 2019094292
[物性データ]
・式[2];1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン):
H−NMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):5.91 (1H, dq, J=2.8Hz,54.2Hz), 6.43 (1H, t, J=70.5Hz)
19F−NMR(400MHz,CDCl,CFCl)δ(ppm):−146.5(1F, d, J=54.8Hz),−86.8 (1F, dd, J=69.3Hz, J=161.7Hz ),−85.5(1F, dd, J=69.3Hz, J=161.7Hz),−84.6(3F, s)
[比較例2]
Figure 2019094292
圧力計を備えた100mLステンレス鋼(SUS316)製オートクレーブ反応器に、1−クロロ−2,2,2−トリフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(イソフルラン)7.0g(37.9mmol、1当量)、金属フッ化物としてフッ化カリウム3.3g(56.9mmol、1.5当量)、相間移動触媒として18−クラウン−6を0.50g(1.9mmol、0.05当量)、そして反応溶媒としてスルホラン49gを量り取った後、150℃まで昇温することで反応を開始した。昇温後、反応を5時間行ったところ、反応圧力は0.4MPaであった。反応後、反応圧力を冷却により大気圧付近まで降下させた後、反応液を採取し、ビス−1,4−トリフルオロベンゼンを内部標準に用い、19F−NMRによる定量分析を行ったところ、目的物である式[2]のデスフルランの収率は27%であった。
本発明で対象とする1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)は、吸入麻酔剤として利用できる。

Claims (5)

  1. 式[1]:
    Figure 2019094292
    で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジクロロメチルエーテルに対し、溶媒及び相間移動触媒の存在下、金属フッ化物を反応させることにより、式[2]:
    Figure 2019094292
    で表される1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)を製造する方法。
  2. 相間移動触媒が、クラウンエーテル類、4級アンモニウム塩類及び4級ホスホニウム塩類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の方法。
  3. 金属フッ化物がフッ化カリウム、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化セシウム及びフッ化ルビジウムからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 溶媒がスルホキシド類、アミド類、グリコール類、ニトリル類、ハロゲン化芳香族炭化水素類、ハロゲン化脂肪族炭化水素類、ケトン類及びスルホラン類からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の方法。
  5. 反応温度として0〜200℃の範囲で、かつ、反応圧力として0.1MPa〜2.0MPa(絶対圧)の範囲で反応を行う、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の方法。
JP2017224528A 2017-11-22 2017-11-22 1,2,2,2−テトラフルオロエチルジフルオロメチルエーテル(デスフルラン)の製造方法 Pending JP2019094292A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116178117A (zh) * 2023-03-02 2023-05-30 宁德时代新能源科技股份有限公司 氟代醚及其制备方法、电解液、电池及用电装置

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