JP2019091823A - シャント抵抗器 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な接合強度を得ることができるシャント抵抗器を提供することを目的としている。【解決手段】抵抗体10と、抵抗体10を挟んで当該抵抗体10に一体的に形成された一対の母材11と、母材11上に固定される測定端子12と、を有し、測定端子12は、軸部12aと、軸部12aの先端側から一体的に突出している突部と、を有し、突部は、電気抵抗溶接機を用いることにより、溶解し、もって、溶接材12baとなるものである。これにより、母材11上に測定端子12が固定されることとなる。【選択図】図1

Description

本発明は、シャント抵抗器に関し、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流が流れる電流経路の電流値を計測する際に用いられるシャント抵抗器に関する。
従来のシャント抵抗器として、特許文献1に記載のようなシャント抵抗器が知られている。このシャント抵抗器は、抵抗体を挟んで抵抗体に一体的に形成された二つの板状の母材それぞれに貫通孔を形成し、その貫通孔内に第1端子部が挿入され、第2端子部が貫通孔内より突出する電圧検出端子が設けられているものである。
特開2017−009419号公報
しかしながら、上記従来のシャント抵抗器の電圧検出端子は、母材に対して十分な接合強度を得ることができていないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、十分な接合強度を得ることができるシャント抵抗器を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、抵抗体(10)と、
前記抵抗体(10)を挟んで当該抵抗体(10)に一体的に形成された一対の母材(11)と、
前記母材(11)上に固定される測定端子(12)と、を有し、
前記測定端子(12)は、
軸部(12a)と、
前記軸部(12a)の先端側から一体的に突出している突部(12b)と、を有し、
前記突部(12b)は、電気抵抗溶接機を用いて溶解可能に形成されてなることを特徴としている。
また、請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載のシャント抵抗器において、前記突部(12b)は、先細り形状に形成されてなることを特徴としている。
さらに、請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載のシャント抵抗器において、前記電気抵抗溶接機は、前記母材(11)を銅で形成し、前記測定端子(12)を銅で形成し、該母材(11)と該測定端子(12)を接合する際、該接合する部分の組織が破壊されることがないよう短時間で接合可能であることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明によれば、軸部(12a)の先端側から一体的に突出している突部(12b)は、電気抵抗溶接機を用いて溶解可能に形成されているから、母材(11)上に測定端子(12)を立設固定する際、電気抵抗溶接機を用いて、突部(12b)を溶解するようにすれば、母材(11)上に立設固定される測定端子(12)、すなわち、軸部(12a)に密着した状態で、溶接することができる。これにより、母材(11)に対する軸部(12a)の軸方向(上方向)、スラスト方向(左右方向)の耐荷重を向上させることができ、もって、十分な接合強度を得ることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、突部(12b)は、先細り形状に形成されているから、電気抵抗溶接機の電極(I)に軸部(12a)を差し込み、この状態で電流を流した際、突部(12b)の先端面(12b2)側に電流が集中し易くなる。これにより、突部(12b)が、溶解し易くなり、もって、母材(11)上に軸部(12a)をより強固に溶接することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、電気抵抗溶接機は、母材(11)を銅で形成し、測定端子(12)を銅で形成し、該母材(11)と該測定端子(12)を接合する際、該接合する部分の組織が破壊されることがないよう短時間で接合可能であるから、接合部分の組織が破壊されることによって、抵抗値が上昇してしまうことがないため、もって、正確に電流値を計測することができることとなる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るシャント抵抗器の斜視図、(b)は、同実施形態に係るシャント抵抗器の断面図である。 (a)は、同実施形態に係る測定端子の正面図、(b)は、(a)に示すX部分の拡大図である。 同実施形態に係るシャント抵抗器の製造工程を示し、(a)は、電気抵抗溶接機の電極に軸部を差し込んだ状態の測定端子の突部の先端面を母材の上面に接触させている状態を示す一部半断面図、(b)は、(a)に示す状態で電極に電流を流すことによって、突部が溶解し、もって、母材と軸部の側周面が溶接される状態を示す一部半断面図である。 他の実施形態に係るシャント抵抗器の製造工程を示し、(a)は、同実施形態に係る母材に凹孔を形成し、電気抵抗溶接機の電極に軸部を差し込んだ状態の測定端子の突部の先端面を凹孔内に挿入し接触させている状態を示す一部半断面図、(b)は、(a)に示す状態で電極に電流を流すことによって、突部が溶解し、もって、母材と軸部の側周面が溶接される状態を示す一部半断面図である。
以下、本発明に係るシャント抵抗器の一実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
本実施形態に係るシャント抵抗器は、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流が流れる電流経路の電流値を計測する際に用いられるもので、図1(a),(b)に示すように、シャント抵抗器1は、抵抗体10と、抵抗体10を挟むように抵抗体10と一体的に形成された一対の母材11と、一対の母材11上にそれぞれ立設固定されている測定端子12とで構成されている。抵抗体10は、図1(a)に示すように、例えば、厚み約3mm〜5mmの厚板状で短尺の矩形状に形成されており、例えば、Cu−Mn系合金、Cu−Ni系合金、Ni−Cr系合金、等で形成されていることが好ましく、50μΩから200μΩ程度の抵抗体である。このように形成される抵抗体10の両側面10a,10bには、図1(a),(b)に示すように、図示左に位置する母材11が抵抗体10の一方の側面10aに溶接により接合され、図示右に位置する母材11が抵抗体10の他方の側面10bに溶接により接合されている。これにより、一対の母材11が、抵抗体10を挟むように抵抗体10と一体的に形成されることとなる。
一方、母材11は、所謂バスパーと呼ばれるもので、銅等の金属からなり、図1(a)に示すように、例えば、厚み約3mm〜5mmの厚板状で、長尺の矩形状に形成されている。
他方、測定端子12は、電流検出用のプリント基板を実装可能なもので、銅,錫メッキ等で形成されており、図2(a)に示すように、長さH1(例えば、約15.5mm)からなるもので、棒状の軸部12aと、軸部12aの先端から一体的に突出して設けられている略逆円錐形状の突部12bとで構成されている。この軸部12aは、電流値を測定する際に用いられる電流測定端子であって、その直径Φ1は、例えば、約1.5mmに形成され、長さH2は、例えば、約14.5mmに形成されている。
一方、突部12bは、図2(b)に示すように、略逆円錐形状からなり、長さH1―H2は、例えば、約1.0mmに形成され、基端面12b1の直径は、軸部12aの直径Φ1と同一で、例えば、約1.5mmに形成され、先端面12b2の直径Φ2は、例えば、約0.3mmに形成されている。すなわち、突部12bは、基端面12b1から先端面12b2に向って先細り形状となっている。そして、図2(b)に示すように、基端面12b1から先端面12b2に向って先細り形状となっている突部12bの先端面12b2側の角度θは、例えば、約90度に形成されている。
かくして、このように形成されている突部12bは、図3(a)に示すように、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込み、この状態で電流を流すことにより、溶解し、図1,図3(b)に示すように、溶接材12baとなり、もって、母材11と軸部12aの側周面を溶接するものである。これにより、図1に示すように、母材11上に測定端子12(軸部12a)が立設固定されることとなる。
しかして、このように、軸部12aの先端から一体的に突出している略逆円錐形状の突部12bは、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込み、この状態で電流を流すことにより、溶解し、溶接材12baとなる。そしてこの溶接材12baは、軸部12aの先端から一体的に突出している突部12bが溶解したものであるから、母材11上に立設固定される軸部12aに密着した状態で、溶接することができることとなる。これにより、母材11に対する軸部12aの軸方向(上方向)、スラスト方向(左右方向)の耐荷重を向上させることができ、もって、十分な接合強度を得ることができる。
また、突部12bを、基端面12b1から先端面12b2に向って先細り形状とすることにより、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込み、この状態で電流を流した際、突部12bの先端面12b2側に電流が集中し易くなる。これにより、突部12bが、溶解し易くなり、もって、母材11上に軸部12aをより強固に溶接することができる。すなわち、突部12bを、基端面12b1から先端面12b2に向って先細り形状とせず、単なる平坦、つまり、突部12bを矩形状にすると、流した電流が分散し易くなり、もって、突部12bが溶解し難くなる。それゆえ、突部12bを、基端面12b1から先端面12b2に向って先細り形状とするのが好ましく、好適には、突部12bの先端面12b2側の角度θを、90度とするのが好ましい。
さらに、電気抵抗溶接機としては、短時間で大電流を出力することができる電気抵抗溶接機を用いるのが好ましい。すなわち、母材11を銅で形成し、測定端子12を銅で形成した際、銅は電気が伝わり易く熱が逃げやすい性質があるため、銅同士を接合するにあたっては、短時間で大電流が必要となる。そのため、短時間で大電流を出力することができる電気抵抗溶接機を用いるのが好ましい。仮に、短時間で大電流を出力することができない電気抵抗溶接機を用いた場合、母材11と測定端子12を接合(測定端子12の突部12bを溶解させ母材11上に軸部12aを接合)する際、非常に時間がかかってしまい、もって、接合部分の組織が破壊される可能性がある。接合部分の組織が破壊されると、その組織破壊によって、抵抗値が上昇し、もって、正確に電流値を計測することができないという問題がある。それゆえ、電気抵抗溶接機としては、短時間で大電流を出力することができる電気抵抗溶接機を用いるのが好ましい。例えば、このような電気抵抗溶接機として、インバータ式電気抵抗溶接機、コンデンサ式電気抵抗溶接機等が例示される。
ここで、上記のように構成されるシャント抵抗器1の製造方法を、図3を参照して具体的に説明する。
まず、図3(a)に示すように、抵抗体10を挟むように抵抗体10と一体的に形成された一対の母材11の抵抗体10の近傍に、測定端子12を立設させる。すなわち、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込んだ状態の測定端子12の突部12bの先端面12b2を、母材11の上面に接触させることにより、一対の母材11の抵抗体10の近傍に、測定端子12を立設させる。
この状態で、電極Iに電流を流すことにより、突部12bの先端面12b2側に電流が集中し、もって、突部12bが溶解し、図3(b)に示すように、溶接材12baとなる。これにより、母材11と軸部12aの側周面が溶接され、一対の母材11上に、それぞれ測定端子12が立設固定され、もって、図1(a)に示すような、シャント抵抗器1が製造されることとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、軸部12aの先端から一体的に突出している突部12bは、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込み、この状態で電流を流すことにより、溶解し、溶接材12baとなる。そしてこの溶接材12baは、軸部12aの先端から一体的に突出している突部12bが溶解したものであるから、母材11上に立設固定される軸部12aに密着した状態で、溶接することができる。これにより、母材11に対して軸部12aの軸方向(上方向)、スラスト方向(左右方向)の耐荷重を向上させることができ、もって、十分な接合強度を得ることができる。
また、本実施形態によれば、従来のように貫通孔を設ける必要がないため、母材11の厚みに関係なく、一対の母材11上にそれぞれ、測定端子12を立設固定させることができる。それゆえ、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流を流す際、母材11の厚みを厚くする必要があるものの電流測定の検出精度を低下させないように、軸部12aの径を細くする必要があるが、そのようなものにも対応することが可能となる。
また、一般に、母材11の厚み以下の直径の貫通孔を母材11に明けようとすると、ドリル加工をした際、貫通孔を形成途中、或いは、形成後ドリルを貫通孔より抜出する際、ドリルが折れてしまい、もって、貫通孔にバリが発生し、正確な位置に貫通孔を明けることができないといった問題があるが、本実施形態によれば、従来のように貫通孔を設ける必要がないため、このような問題が生じることがない。
ところで、測定端子12は、図1に示すように、抵抗体10の近傍に設けられている。これは、抵抗体10の近傍に測定端子12を設けるようにすれば、電流測定時のノイズ等を軽減でき、もって、電流測定の検出精度を向上させることができるためである。それゆえ、測定端子12は、抵抗体10の近傍に設けられている。ただし、測定端子12が抵抗体10に接触してしまうと、電流測定の検出精度が低下してしまうこととなるため、接触しないように、抵抗体10の近傍に測定端子12を設ける必要がある。それゆえ、測定端子12の位置は重要である。
この点、本実施形態においては、従来のように貫通孔を設ける必要がないため、一対の母材11上にそれぞれ、測定端子12を立設固定させる際、その位置を自由に変更することができる。それゆえ、測定端子12が抵抗体10に接触しないように、抵抗体10の近傍に測定端子12を設けることが可能となる。
一方で、測定端子12が抵抗体10に接触しないように、抵抗体10の近傍に測定端子12をより正確に立設固定する必要がある場合、図4(a)に示すように、母材11の上面、すなわち、抵抗体10の両側面10a,10bの近傍に、例えば、直径約1.0mm、深さ約0.5mmの凹孔11aを形成するようにしても良い。このようにすれば、測定端子12が抵抗体10に接触しないように、抵抗体10の近傍に測定端子12を立設固定する際、この凹孔11aを目印に立設固定することができるため、位置決め精度が向上することとなる。
すなわち、このような凹孔11aを形成するにあたっては、図4(a)に示すように、抵抗体10を挟むように抵抗体10と一体的に形成された一対の母材11の抵抗体10の近傍に、パンチプレス加工により、それぞれ、凹孔11aを形成する。このように、凹孔11aをパンチプレス加工により形成するようにすれば、位置決め精度が高くなると共に、高速での連続生産が可能となる。より詳しく説明すると、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流を流す際、母材11の厚みを厚くする必要があるものの電流測定の検出精度を低下させないように、軸部12aの径を細くする必要がある。そのため、凹孔11aではなく、母材11の厚み(例えば約3mm〜5mm)以下の直径(例えば、約1.0mm)の貫通孔を母材11に明けようとすると、ドリル加工をした際、貫通孔を形成途中、或いは、形成後ドリルを貫通孔より抜出する際、ドリルが折れてしまい、もって、貫通孔にバリが発生し、正確な位置に貫通孔を明けることができないといった問題がある。さらには、パンチプレス加工にて上記のような貫通孔を明けようとすると、パンチの摩耗を招き、もって、加工性が低下し、正確な位置に貫通孔を明けることができず高速での連続生産に適さないといった問題もある。
そこで、本実施形態においては、貫通孔ではなく、パンチプレス加工により凹孔11aを形成することで、上記問題を解決するようにしている。すなわち、貫通孔ではなく、凹孔11aをパンチプレス加工により形成するようにすれば、母材11を貫通させる必要がないため、パンチが摩耗してしまう事態を低減させることができ、もって、加工性の低下を低減させることができる。それゆえ、正確な位置に凹孔11aを明けることができ、高速での連続生産が可能となる。しかして、本実施形態においては、パンチプレス加工により凹孔11aを形成しているから、位置決め精度が高くなると共に、高速での連続生産が可能となる。なお、凹孔11aを形成するにあたって、ドリル加工で形成するようにしても良いが、位置ずれが生じる可能性があり、正確な位置に凹孔11aを形成することができない可能性があるため、パンチプレス加工により凹孔11aを形成するのが好ましい。
かくして、上記のような位置決め精度の高い凹孔11aを一対の母材11の抵抗体10の近傍に、パンチプレス加工により形成した後、図4(a)に示すように、電気抵抗溶接機の電極Iに軸部12aを差し込んだ状態の測定端子12の突部12bの先端面12b2を凹孔11a内に挿入し接触させることにより、一対の母材11の抵抗体10の近傍に、測定端子12を立設させる。
そしてこの状態で、電極Iに電流を流すことにより、突部12bの先端面12b2側に電流が集中し、もって、突部12bが溶解し、図4(b)に示すように、溶接材12baとなる。これにより、溶接材12baが凹孔11a内を埋め、さらに凹孔11a内に収まりきらなかった溶接材12bが外に漏れ出し、この外に漏れ出した溶接材12bが母材11と軸部12aの側周面を溶接することとなる。しかして、このようにして、一対の母材11上に、それぞれ測定端子12が立設固定され、もって、図1(a)に示すような、シャント抵抗器1が製造されることとなる。
かくして、このように、母材11の上面、すなわち、抵抗体10の両側面10a,10bの近傍に、凹孔11aを形成するようにすれば、位置決め精度が向上することとなる。
なお、本実施形態において例示したシャント抵抗器1、抵抗体10、母材11、測定端子12の形状はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。
本実施形態において例示したシャント抵抗器1は、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流が流れる電流経路の電流値を計測する際に用いるのが有用である。
1 シャント抵抗器
10 抵抗体
11 母材
11a 凹孔
12 測定端子
12a 軸部
12b 突部
12b1 基端面
12b2 先端面
12ba 溶接材
I (電気抵抗溶接機の)電極

Claims (3)

  1. 抵抗体と、
    前記抵抗体を挟んで当該抵抗体に一体的に形成された一対の母材と、
    前記母材上に固定される測定端子と、を有し、
    前記測定端子は、
    軸部と、
    前記軸部の先端側から一体的に突出している突部と、を有し、
    前記突部は、電気抵抗溶接機を用いて溶解可能に形成されてなるシャント抵抗器。
  2. 前記突部は、先細り形状に形成されてなる請求項1に記載のシャント抵抗器。
  3. 前記電気抵抗溶接機は、前記母材を銅で形成し、前記測定端子を銅で形成し、該母材と該測定端子を接合する際、該接合する部分の組織が破壊されることがないよう短時間で接合可能である請求項1又は2に記載のシャント抵抗器。
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