JP2019090225A - 折板屋根用ソーラーパネル取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新設,既設を問わず折板屋根上の自由な位置に、一対(二個)の固定具を用いて強固に固定可能な折板屋根用ソーラーパネル取付装置を提供すること。【解決手段】固定具2と、固定具2により折板屋根1上に固定する支持金具3とを具備し、支持金具3は、一対の固定具2を挿通可能な一対の前記挿通孔4を有するベース体5と、一対の挿通孔4を覆い隠すようにベース体5上に配設され上部にソーラーパネル6を支持可能な支持部7を有するパネル支持体8とから成り、パネル支持体8をベース体5に対しパネル支持体8をスライド移動させると挿通孔4が露出するか、若しくはパネル支持体8をベース体5に対し起動回動移動させると挿通孔4が露出するように構成されている折板屋根用ソーラーパネル取付装置。【選択図】図1

Description

本発明は、重ね式折板屋根上にソーラーパネルを取付けるために使用される折板屋根用ソーラーパネル取付装置に関するものである。
重ね式折板屋根上にソーラーパネルを取付けるための取付装置としては、従来、特許第5691479号(特許文献1)がある。
この特許文献1を簡単に説明すると、重ね式折板屋根の山部に突出する剣先ボルトに断面凹型の下部分割体がナット止めされ、この下部分割体に断面逆凹型の上部分割体が外嵌され、上部分割体と下部分割体の隣接する左右側壁がボルトで連結されたソーラーパネルの支持金具であり、折板屋根上に縦横に間隔を置いて固定され、上部分割体の天板に突設したボルトに架台を介してソーラーパネルを固定するか、若しくは直接ソーラーパネルを固定し得るように構成されている。
特許第5691479号公報
上記特許文献1は、屋根上の固定位置が剣先ボルトのある位置に限られるため、ソーラーパネルの設置条件には制約がある。
また、既存の折板屋根が設置対象の場合、剣先ボルトが経年劣化により折れていたり酷く錆びていたりすると、設置できない(ナット止めできない)こともあった。
本発明は、この点、ルーフボルトなどの固定具を用いて、新設にも既設にも折板屋根上の自由な位置に固定できて様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応可能であると共に、一対(二個)の固定具により折板屋根上に極めて強固に固定可能となる実用性に優れた折板屋根用ソーラーパネル取付装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折板屋根1に固定可能な固定具2と、この固定具2により折板屋根1上に固定される支持金具3とを具備する折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記固定具2は、芯ボルト9の上部が上方に突出している折板屋根1固定用の一対のルーフボルト10が採用され、前記支持金具3は、折板屋根1に固定された一対の前記ルーフボルト10の芯ボルト9を挿通可能な一対の挿通孔4が設けられているベース体5と、この挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設され上部にソーラーパネル6を支持可能な支持部7が設けられているパネル支持体8とから成ると共に、パネル支持体8がベース体5に対しスライド移動可能に設けられていて、前記挿通孔4に前記ルーフボルト10の芯ボルト9の上部を挿通させた状態でこのパネル支持体8をスライド移動させると、芯ボルト9の上部がベース体5上に露出するように構成されているか、若しくはパネル支持体8がベース体5に対し起伏回動移動可能に設けられていて、前記挿通孔4に前記ルーフボルト10の芯ボルト9の上部を挿通させた状態でこのパネル支持体8を起動回動移動させると、芯ボルト9の上部がベース体5上に露出するように構成されており、このパネル支持体8のスライド移動若しくは起動回動移動により挿通孔4と共にベース体5上に露出する芯ボルト9の上部に、固定ナット11を螺着し締め付けることで、ルーフボルト10に前記支持金具3を固定し得るように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
また、前記挿通孔4は、長孔形状に形成されていて、この挿通孔4が、前記ルーフボルト10の前記折板屋根1に対する固定位置誤差を吸収しつつ芯ボルト9を挿通可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
また、折板屋根1に固定可能な固定具2と、この固定具2により折板屋根1上に固定される支持金具3とを具備し、折板屋根1の軒側端部に固定される折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具3は、一対の前記固定具2を挿通可能な一対の前記挿通孔4が軒側配設部位と棟側配設部位とに設けられているベース体5と、この一対の挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設され上部にソーラーパネル6を支持可能な支持部7が設けられているパネル支持体8とから成ると共に、パネル支持体8が、ベース体5に対し折板屋根1の棟方向にのみスライド移動可能且つ起伏回動移動可能に設けられていて、このパネル支持体8を折板屋根1の棟方向にスライド移動させると、ベース体5の軒側配設部位の前記挿通孔4が露出して、この露出する挿通孔4に挿通した前記固定具2でベース体5を折板屋根1に固定し得るように構成されていると共に、パネル支持体8を起動回動移動させると、ベース体5の棟側配設部位の前記挿通孔4が露出して、この露出する挿通孔4に挿通した前記固定具2でベース体5を折板屋根1に固定し得るように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
また、折板屋根1に固定可能な固定具2と、この固定具2により折板屋根1上に固定される支持金具3とを具備する折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具3は、一対の前記固定具2を挿通可能な一対の前記挿通孔4が軒側配設部位と棟側配設部位とに設けられているベース体5と、この一対の挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設され上部にソーラーパネル6を支持可能な支持部7が設けられているパネル支持体8とから成ると共に、パネル支持体8が、ベース体5に対し折板屋根1の軒方向と棟方向とにスライド移動可能に設けられていて、このパネル支持体8を折板屋根1の棟方向にスライド移動させると、ベース体5の軒側配設部位の前記挿通孔4が露出して、この露出する挿通孔4に挿通した前記固定具2でベース体5を折板屋根1に固定し得るように構成されていると共に、パネル支持体8を折板屋根1の軒方向にスライド移動させると、ベース体5の棟側配設部位の前記挿通孔4が露出して、この露出する挿通孔4に挿通した前記固定具2でベース体5を折板屋根1に固定し得るように構成され、前記ベース体5の二箇所に長孔形状のガイド孔12が設けられ、このガイド孔12と連通させる長孔形状の合わせ孔13が前記パネル支持体8の二箇所に設けられ、この各ガイド孔12と各合わせ孔13とを連通させた二箇所の連通孔部に夫々ガイドボルト14が貫通配設されて、このガイドボルト14に対しガイド孔12と合わせ孔13とが移動可能な範囲内でベース体5に対しパネル支持体8が折板屋根1の軒方向と棟方向とにスライド移動可能に構成されていると共に、この二箇所のガイドボルト14の締付若しくは二箇所のガイドボルト14に螺着した締付ナット19の締付によりベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動不能となるように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
また、前記ベース体5は、底板部15の両端に立上がり板部16が連設する断面コ字状体に構成されていると共に、この底板部15に一対の前記挿通孔4が設けられ、前記パネル支持体8は、天板部17の両端に垂下板部18が連設する断面コ字状体に構成されていると共に、前記天板部17の上面が前記支持部7として構成され、前記ベース体5の立上がり板部16に長孔形状のガイド孔12が貫通形成され、このガイド孔12と連通させる長孔形状の合わせ孔13が前記パネル支持体8の垂下板部18に貫通形成され、このガイド孔12と合わせ孔13とを連通させた連通孔部にガイドボルト14が貫通配設されて、このガイドボルト14に対しガイド孔12と合わせ孔13とが移動可能な範囲内でベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動可能に構成されていると共に、ガイドボルト14を支点にベース体5に対しパネル支持体8が起伏回動可能に構成され、このガイドボルト14の締付若しくはガイドボルト14に螺着した締付ナット19の締付によりベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動不能且つ起伏回動移動不能となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
請求項1記載の発明は上述のように構成したから、支持金具のパネル支持体をスライド移動させるか若しくは起伏回動移動させることにより、一対(二個)のルーフボルトを用いて折板屋根上に強固に固定でき、新設,既設を問わず折板屋根に容易に固定できると共に、折板屋根の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応でき、しかも、元々止水構造(パッキン)を具備するルーフボルトが固定具として採用されているので、折板屋根のルーフボルト固定箇所への止水対策が不要となり、その上、ルーフボルトは、折板屋根上にあっても外観上違和感のないものであるため、ソーラーパネルを折板屋根上から撤去したい場合には、ルーフボルトを残してソーラーパネルと支持金具を撤去するだけで良く、撤去後の孔埋め加工や止水対策は基本的に不要であり、パッキン等の劣化が大きく止水対策を要する場合でも簡単な止水施工で足りることとなるなど、極めて実用性に優れた折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、折板屋根に固定するルーフボルトの固定位置に多少の誤差があっても、このルーフボルトの芯ボルトの上部を容易に挿通孔に挿通してルーフボルトにベース体(支持金具)を固定可能となる一層実用性に優れた構成の折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項3記載の発明は上述のように構成したから、支持金具のパネル支持体をスライド移動させると共に起伏回動移動させることにより、二個の固定具を用いて折板屋根上に強固に固定でき、新設,既設を問わず折板屋根に容易に固定可能であると共に、折板屋根の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応でき、しかも、パネル支持体がベース体に対し折板屋根の棟方向にしかスライド移動しないため、ソーラーパネルがパネル支持体と共に軒方向へ必要以上に移動してしまうことなく、折板屋根の軒側端部でソーラーパネルを安定的に取付け可能となるなど、極めて実用性に優れた折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項4記載の発明は上述のように構成したから、支持金具のパネル支持体を折板屋根の棟方向と軒方向とにスライド移動させることにより、二個の固定具を用いて折板屋根上に強固に固定でき、新設,既設を問わず折板屋根に容易に固定可能であると共に、折板屋根の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応でき、しかも本発明は、パネル支持体が折板屋根の棟方向と軒方向の両方向にスライド移動する構成でありながら、二箇所のガイドボルト若しくは二箇所の締付ナットの締付によりパネル支持体をベース体に対して強固なスライド移動不能状態とできるので、ソーラーパネルがパネル支持体と共に軒方向や棟方向へ必要以上に移動してしまうことなく、ソーラーパネルを安定的に取付け可能となるなど、極めて実用性に優れた折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項5記載の発明においては、パネル支持体がベース体に対しスライド移動可能且つ起伏回動移動可能であると共に、ガイドボルト若しくは締付ナットの簡単な締付操作によりパネル支持体をベース体に対しスライド移動不能且つ起伏回動移動不能状態にできる支持金具を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の支持金具の分解斜視図である。 実施例1の支持金具を示す作動説明側面図である。 実施例1のルーフボルトを折板屋根へ固定しようとする様子並びにルーフボルトの折板屋根への固定状態を示す説明斜視図である。 図4に続いて、ルーフボルトの芯ボルト上部をベース体の挿通孔に挿通してルーフボルト上に支持金具を配設した状態を示す説明斜視図である。 図5に続いて、支持金具のパネル支持体を棟方向にスライド移動させて、軒側のルーフボルトの芯ボルト上部に固定ナットを螺着しようとする状態を示す説明斜視図である。 図6に続いて、パネル支持体を起動回動移動させて、棟側のルーフボルトの芯ボルト上部に固定ナットを螺着しようとする状態を示す説明斜視図である。 図7に続いて、パネル支持体を元に戻し、支持部上にソーラーパネルの端部を支持して押え込み金具で取付固定した状態を示す説明側面図である。 実施例2の支持金具の分解斜視図である。 実施例2の、折板屋根に固定された一対のルーフボルトの芯ボルト上部をベース体の挿通孔に挿通してルーフボルト上に支持金具を配設した状態を示す説明斜視図である。 図10に続いて、支持金具のパネル支持体を棟方向にスライド移動させて、軒側のルーフボルトの芯ボルト上部に固定ナットを螺着しようとする状態を示す説明斜視図である。 図11に続いて、支持金具のパネル支持体を軒方向にスライド移動させて、棟側のルーフボルトの芯ボルト上部に固定ナットを螺着しようとする状態を示す説明斜視図である。 図12に続いて、パネル支持体を元に戻し、支持部上に二枚のソーラーパネルの端部を支持して押え込み金具で取付固定した状態を示す説明側面図である。 実施例3を示す、折板屋根に固定しようとする状態の説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
・請求項1記載の発明
先ず、折板屋根1に、固定具2として採用された一対のルーフボルト10を、支持金具3のベース体5に設けられている一対の挿通孔4の位置に対応させた配置で固定する。
次いで、この折板屋根1に固定された一対のルーフボルト10の芯ボルト9の上部を、ベース体5の一対の挿通孔4に挿通してルーフボルト10の上方にベース体5(支持金具3)を配設し、この一対の挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設されているパネル支持体8をスライド移動させるか若しくは起動回動移動させると、挿通孔4と共にこの挿通孔4からベース体5上にルーフボルト10の芯ボルト9上部が露出し、この露出する芯ボルト9の上部に固定ナット11を螺着して締め付けることで、ルーフボルト10に前記ベース体5を固定できる(ルーフボルト10を介して折板屋根1上に支持金具3を固定できる。)。
従って、本発明の折板屋根用ソーラーパネル取付装置は、一対(二個)のルーフボルト10により、折板屋根1上に強固に固定可能であると共に、ルーフボルト10は、新設,既設を問わず折板屋根1に容易に固定可能であり、しかも折板屋根1の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネル6の設置レイアウトに対応可能である。
次いで、パネル支持体8を元の状態に戻し(挿通部4並びにルーフボルト10をパネル支持体8で覆い隠し)、パネル支持体8の支持部7上にソーラーパネル6を支持して取付固定可能である。
本発明の場合、元々止水構造(パッキン)を具備するルーフボルト10が固定具2として採用されているので、折板屋根1の止水対策が不要となる。
また、ルーフボルト10は、折板屋根1上にあっても外観上違和感がなく、従って、ソーラーパネル6を折板屋根1上から撤去したい場合には、ルーフボルト10は残してソーラーパネル6と支持金具3を撤去するだけで良い。そして、撤去後の孔埋め作業や止水対策等は基本的に不要であり、パッキン等の劣化が大きく止水対策が必要な場合であっても簡単な止水施工で足りることとなる。
・請求項3記載の発明
先ず、折板屋根1上の軒側端部に支持金具3を配設し、次いで、例えばこの支持金具3のパネル支持体8をベース体5に対し折板屋根1の棟方向にスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の軒側配設部位の挿通孔4が露出し、この露出する軒側の挿通孔4に固定具2を挿通してこの固定具2でベース体5(支持金具3)を折板屋根1に固定できる。
次いで、支持金具3のパネル支持体8を起動回動移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の棟側配設部位の挿通孔4が露出し、この露出する棟側の挿通孔4に固定具2を挿通してこの固定具2でベース体5(支持金具3)を折板屋根1に固定できる。
従って、本発明の折板屋根用ソーラーパネル取付装置は、二個の固定具2により、折板屋根1上に強固に固定可能であると共に、新設,既設を問わず折板屋根1に容易に固定可能であり、しかも折板屋根1の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネル6の設置レイアウトに対応可能である。
なお、パネル支持体8を起動回動移動させて棟側の挿通孔4に挿通した固定具2でベース体5を折板屋根1に固定してから、パネル支持体8を棟側にスライド移動させて軒側の挿通孔4に挿通した固定具2でベース体5を折板屋根1に固定するようにしても良い。
次いで、パネル支持体8を元の状態に戻し(挿通部4並びに固定具2をパネル支持体8で覆い隠し)、パネル支持体8の支持部7上にソーラーパネル6を支持して取付固定可能である。
この際、本発明は、パネル支持体8がベース体5に対し折板屋根1の棟方向にのみスライド移動可能であって、軒方向にはスライド移動不能であるので、ソーラーパネル6がパネル支持体8と共に軒方向へ必要以上に移動してしまうことはなく、折板屋根1の軒側端部でソーラーパネル6を安定的に取付固定可能である。
・請求項4記載の発明
本発明の支持金具3は、ベース体5の二箇所に長孔形状のガイド孔12が設けられ、このガイド孔12と連通させる長孔形状の合わせ孔13がパネル支持体8の二箇所に設けられ、この各ガイド孔12と各合わせ孔13とを連通させた二箇所の連通孔部に夫々ガイドボルト14が貫通配設されて、このガイドボルト14に対しガイド孔12と合わせ孔13とが移動可能な範囲内でベース体5に対しパネル支持体8が折板屋根1の軒方向と棟方向とにスライド移動可能に構成されていると共に、この二箇所のガイドボルト14の締付若しくは二箇所のガイドボルト14に螺着した締付ナット19の締付によりベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動不能となるように構成されている。
先ず、折板屋根1上に支持金具3を配設し、次いで、例えばこの支持金具3のパネル支持体8をベース体5に対し折板屋根1の棟方向にスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の軒側配設部位の挿通孔4が露出し、この露出する軒側の挿通孔4に固定具2を挿通してこの固定具2でベース体5(支持金具3)を折板屋根1に固定できる。
次いで、支持金具3のパネル支持体8をベース体5に対し折板屋根1の軒方向へスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の棟側配設部位の挿通孔4が露出し、この露出する棟側の挿通孔4に固定具2を挿通してこの固定具2でベース体5(支持金具3)を折板屋根1に固定できる。
従って、本発明の折板屋根用ソーラーパネル取付装置は、二個の固定具2により、折板屋根1上に強固に固定可能であると共に、新設,既設を問わず折板屋根1に容易に固定可能であり、しかも折板屋根1の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネル6の設置レイアウトに対応可能である。
なお、パネル支持体8を軒方向へスライド移動させて棟側の挿通孔4に挿通した固定具2でベース体5を折板屋根1に固定してから、パネル支持体8を棟方向へスライド移動させて軒側の挿通孔4に挿通した固定具2でベース体5を折板屋根1に固定するようにしても良い。
次いで、パネル支持体8を元の状態に戻し(挿通部4並びに固定具2をパネル支持体8で覆い隠し)、二箇所の前記ガイドボルト14の締付若しくは二箇所のガイドボルト14に螺着した前記締付ナット19の締付によりベース体5に対しパネル支持体8をスライド移動不能とした後、パネル支持体8の支持部7上にソーラーパネル6を支持して取付固定可能である。
この際、本発明は、パネル支持体8が折板屋根1の棟方向と軒方向の両方向にスライド移動することによって固定具2による固定が可能となる構成であるものの、上記した二箇所の締付によってパネル支持体8をベース体5に対して強固なスライド移動不能状態とできるので、ソーラーパネル6がパネル支持体8と共に軒方向や棟方向へ必要以上に移動してしまうことはなく、ソーラーパネル6を安定的に取付固定可能である。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図8に基づいて説明する。尚、この実施例1は、請求項1及び請求項3記載の発明に属するものである。
本実施例は、重ね式折板屋根1の軒側端部に固定される折板屋根用ソーラーパネル取付装置に適用した場合であって、折板屋根1に固定可能な固定具2と、この固定具2により折板屋根1上に固定される支持金具3とを具備している。
本実施例の固定具2は、例えば二枚の折板屋根材を重ねて固定することに用いられる既存のルーフボルト10が採用されている。
このルーフボルト10について説明すると、図1に示すように芯ボルト9の先端側に拡開スリーブ20とこの拡開スリーブ20を拡開するカラー21とが被嵌され、このカラー21より芯ボルト9の基端側にパッキン付座金22が被嵌され、このパッキン付座金22より芯ボルト9の基端側にナット23が螺着された構成である。
本実施例では、このルーフボルト10の先端部を下向きにして重ね式折板屋根1の山部の平坦頂面に形成した下孔24に挿入し、芯ボルト9の上部(基端)を回り止め状態に固定しながらナット23を回転操作することにより、拡開スリーブ20をカラーによって拡開させ、この拡開した拡開スリーブ20とパッキン付座金22との間に折板屋根1を挟み込むことにより折板屋根1に対し固定して使用する(図4参照)。
本実施例の支持金具3は、前記ルーフボルト10(固定具2)の芯ボルト9の上部を挿通可能な挿通孔4が設けられているベース体5と、この挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設され上部にソーラーパネル6を支持可能な支持部7が設けられているパネル支持体8とから構成されている。
ベース体5は、金属製であって、図1,図2に示すように、底板部15の長手方向の両端に、立上がり板部16が立設状態に連設する断面コ字状体に構成(一体成形)されていると共に、底板部15と立上がり板部16とが折板屋根1の勾配方向に沿った長さを有する形状に形成されている。以下、本実施例では、このベース体5の長さ方向を支持金具3の前後方向と定めて説明する。
また、このベース体5の底板部15には、一対の前記ルーフボルト10の芯ボルト9の上部を挿通可能な一対の丸孔状の前記挿通孔4が軒側(前側)配設部位と棟側(後側)配設部位とに設けられ、この一対の挿通孔4は、軒側配設部位のそれが前後方向に長さを有する長孔形状に形成され、棟側配設部位のそれが左右方向に長さを有する長孔形状に形成されていて、この異なる方向に長さを有する一対の挿通孔4が、前記ルーフボルト10の前記折板屋根1に対する固定位置誤差を吸収しつつ芯ボルト9上部を挿通可能となるように構成されている。
また、このベース体5の左右両側の立上がり板部16には、この立上がり板部16の長さ方向に沿った長孔形状(前後方向に長さを有する孔形状)のガイド孔12が貫通形成されていると共に、このガイド孔12は、立上がり板部16の前後方向中ほどから棟側(後側)に至る範囲に形成されている。
また、この立上がり板部16には、前記支持部7上に取付支持するソーラーパネル6の並設間隔を作業者に報知する「20mm」,「40mm」の表示文字とともにその間隔指示線が刻設されている。
パネル支持体8は、金属製であって、図1,図2に示すように、前後方向に長さを有する天板部17の左右両端に、垂下板部18が垂設状態に連設する断面コ字状体に構成(一体成形)されている。
換言すると、このパネル支持体8は、前記ベース体5と略上下対称形状に形成されており、さらに左右の垂下板部18の対向間隔が、前記左右の立上がり板部16の対向間隔よりやや小さく設定されていて、左右の垂下板部18と左右の立上がり板部16同士を隣接させて(重ね合せて)ベース体5上にパネル支持体8を嵌合状態で装着可能に構成されている(図1参照)。
また、前記天板部17の上面が前記支持部7として構成されていると共に、この天板部17の中心部には、ボルト孔25を介して取付ボルト26が取付ナット27の締付により立設状態に固定されている。
また、この天板部17の上面には、折板屋根1上での支持金具3の固定向きを作業者に報知する「軒」,「棟」の表示文字とともに矢印が刻設されている。
また、左右両側の前記垂下板部18には、ベース体5上にパネル支持体8を嵌合状態で装着した際に、前記ガイド孔12と連通する長孔形状の合わせ孔13が貫通形成されていると共に、この合わせ孔13は、垂下板部18の前後方向中ほどから軒側(前側)に至る範囲に形成されている。
そして、ベース体5上にパネル支持体8を嵌合状態で装着した際、支持金具3の左右二箇所に存するガイド孔12と合わせ孔13の連通孔部に一本のガイドボルト14が貫通配設され、このガイドボルト14の先端に締付ナット19を螺着することにより、ガイドボルト14の連通孔部からの挿脱が防止されると共に、ベース体5とパネル支持体8とが分離不能状態となるように構成されている。
また、本実施例の支持金具3は、パネル支持体8が、ベース体5に対し折板屋根1の棟方向にのみスライド移動可能且つ起伏回動移動可能に設けられていて、このパネル支持体8を折板屋根1の棟方向にスライド移動させると、ベース体5の軒側配設部位の前記挿通孔4が露出すると共に、パネル支持体8を起動回動移動させると、ベース体5の棟側配設部位の前記挿通孔4が露出するように構成されている。
具体的には、前記ベース体5の底板部5と左右の立上がり板部16との連設角部内側に、このベース体5の前後長さ方向に沿ってベース体5の前後幅いっぱいにレール突起28が一体的に設けられ、このレール突起28上を前記パネル支持体8の左右の垂下板部18の下端が摺動することによりベース体5に対しパネル支持体8が水平状態を維持しながら(ベース体5とパネル支持体8とが平行関係を維持しながら)スライド移動可能に設けられている(図3参照)。
また、このベース体5に対するパネル支持体8のスライド移動範囲は、前記ガイドボルト14,前記ガイド孔12及び前記合わせ孔13によって決まる。即ち、前記ガイドボルト14に対しガイド孔12と合わせ孔13とが移動可能な範囲内でベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動可能に構成されており、本実施例では、ガイド孔12と合わせ孔13の形成位置及び形成範囲を上記のように構成したことで、ベース体5の前後位置とパネル支持体8の前後位置とが合致した状態から、ベース体5に対しパネル支持体8が棟方向でのみスライド往復移動可能となるように構成されている(図3参照)。
また、パネル支持体8は、その垂下板部18の下縁の軒側端部が傾斜下縁29に形成されており、図3に示すように、前記合わせ孔13の軒側端部に前記ガイドボルト14を位置させると、このガイドボルト14を支点としてパネル支持体8の棟側を起動させた際に前記傾斜下縁29がレール突起28を逃げることとなり、これによりパネル支持体8を起動回動移動させることが可能となるように構成されている。
また、このようにベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動可能且つ起伏回動移動可能に構成されているが、ガイドボルト14に螺着した前記締付ナット19を締付けることにより、ベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動不能且つ起伏回動移動不能となる状態を維持できるように構成されている。
次に、上記のように構成した本実施例の折板屋根用ソーラーパネル取付装置を用いたソーラーパネル6の取付方法を説明する。
先ず、重ね式折板屋根1の軒側端部の山部の平坦頂面上に、一対のルーフボルト10を、支持金具3のベース体5に設けられている前後一対の挿通孔4の位置に対応させた配置で固定する(図4参照)。
次いで、この折板屋根1に固定された一対のルーフボルト10の芯ボルト9の上部を、ベース体5の一対の挿通孔4に挿通することで、ルーフボルト10の上方にベース体5(支持金具3)を配設する(図5参照)。
次いで、例えばこの一対の挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設されているパネル支持体8を、ベース体5に対し折板屋根1の棟方向にその移動限位置までスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の軒側配設部位の挿通孔4とこの挿通孔4に挿通されているルーフボルト10の芯ボルト9上部が露出するので(図6参照)、この露出する芯ボルト9上部に固定ナット11を螺着して締め付けることで、軒側のルーフボルト10に前記ベース体5を固定する。
次いで、支持金具3のパネル支持体8を起動回動移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の棟側配設部位の挿通孔4とこの挿通孔4に挿通されているルーフボルト10の芯ボルト9上部が露出するので(図7参照)、この露出する芯ボルト9上部に固定ナット11を螺着して締め付けることで、棟側のルーフボルト10に前記ベース体5を固定する。
このようにして、前後一対(二個)のルーフボルト10を介して折板屋根1上に支持金具3が強固に固定されることになる。
次いで、パネル支持体8を元の状態(挿通部4並びにルーフボルト10がパネル支持体8で覆い隠される図5の状態)に戻し、パネル支持体8の棟側の支持部7上にソーラーパネル6の軒側端部(金属フレーム部)を支持し(ソーラーパネル6の棟側端部は例えば後述する実施例2の支持金具3の支持部7で支持し)、このソーラーパネル6の上方から前記取付ボルト27に一枚押え込み用の押え込み金具30を押え込みナット31と共に装着し、押え込みナット31の締付操作により押え込み金具30でソーラーパネル6(の軒側端部)を上方から押え込み固定する(図8参照)。
本発明の具体的な実施例2について図9〜図13に基づいて説明する。尚、この実施例2は、請求項1及び請求項4記載の発明に属するものである。
本実施例は、前記実施例1と併用されるもので、折板屋根1の軒側端部以外の箇所での使用に好適な折板屋根用ソーラーパネル取付装置である。
具体的には、支持金具3の構成が前記実施例1とは異なる。
本実施例の支持金具3は、図9に示すように、前記パネル支持体8の合わせ孔13が、左右両側の垂下板部18の前後方向中ほどから棟側(後側)に至る範囲に形成されている。
従って、合わせ孔13の形成位置及び形成範囲をこのように構成したことより、本実施例では、パネル支持体8が、ベース体5に対し折板屋根1の棟方向だけでなく、軒方向にもスライド移動可能となるように構成されている。
また、本実施例のパネル支持体8は、その垂下板部18の下縁の棟側端部が傾斜下縁29に形成されていて、実施例1と同様にパネル支持体8を起動回動移動させることでも挿通孔4を露出させることが可能に構成されているが、後述するようにスライド移動させるだけでも一対の挿通孔4の双方を露出させることが可能である。尚、本実施例のパネル支持体8は、実施例1のパネル支持体8の前後向きを180度反転させただけの共通部品を用いた場合を示している。
また、本実施例では、ベース体5上にパネル支持体8を嵌合状態で装着した際、支持金具3の左右二箇所に存するガイド孔12と合わせ孔13の連通孔部に、夫々一本ずつ短めのガイドボルト14が貫通配設され、この各ガイドボルト14の先端に締付ナット19を螺着することにより、各ガイドボルト14の連通孔部からの挿脱が防止されると共に、ベース体5とパネル支持体8とが分離不能状態となるように構成され、さらに左右二箇所のガイドボルト14と締付ナット19の締付により、ベース体5に対しパネル支持体8がスライド移動不能状態となるように構成されている。
従って、このように構成した本実施例によれば、折板屋根1に固定された一対のルーフボルト10の芯ボルト9の上部を、ベース体5の一対の挿通孔4に挿通することでルーフボルト10の上方にベース体5(支持金具3)を配設(図10参照)した後、例えばこの一対の挿通孔4を覆い隠すようにしてベース体5上に配設されているパネル支持体8をベース体5に対し折板屋根1の棟方向にその移動限位置までスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の軒側配設部位の挿通孔4とこの挿通孔4に挿通されているルーフボルト10の芯ボルト9上部が露出するので(図11参照)、この露出する芯ボルト9上部に固定ナット11を螺着して締め付けることで、軒側のルーフボルト10に前記ベース体5を固定でき、次いで、支持金具3のパネル支持体8をベース体5に対し折板屋根1の軒方向にその移動限位置までスライド移動させると、このパネル支持体8によって覆い隠されていたベース体5の棟側配設部位の挿通孔4とこの挿通孔4に挿通されているルーフボルト10の芯ボルト9上部が露出するので(図12参照)、この露出する芯ボルト9上部に固定ナット11を螺着して締め付けることで、棟側のルーフボルト10に前記ベース体5を固定できる。
次いで、パネル支持体8を元の状態(挿通部4並びにルーフボルト10がパネル支持体8で覆い隠される図10の状態)に戻し、左右二箇所の前記ガイドボルト14と前記締付ナット19の締付によりベース体5に対しパネル支持体8をスライド移動不能とした後、パネル支持体8の軒側と棟側の支持部7上に二枚のソーラーパネル6の棟側端部と軒側端部を支持し、この二枚のソーラーパネル6の上方から前記取付ボルト27に二枚押え込み用の押え込み金具32を押え込みナット31と共に装着し、押え込みナット31の締付操作により押え込み金具32で、ソーラーパネル6(の軒側端部)を上方から押え込み固定できる(図13参照)。
また、この際、パネル支持体8を前後方向にスライド移動調整することにより、多少の取付誤差を吸収することも可能である。
また、本実施例のガイド支持体8は、前記天面部17の上面(支持部7)に、ソーラーパネル6端部の金属フレーム部に接触することでこの金属フレーム部と電気的に接続する接触突起33が設けられ、支持部7上に並設状態に支持したソーラーパネル6同士を、この接触突起33の接触により簡単にアース接続できるように構成されている。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図14に基づいて説明する。尚、この実施例3は、請求項3記載の発明に属するものである。
本実施例は、前記実施例1において、異なる固定具2が採用されている場合である。
具体的には、本実施例では、固定具2として折板屋根1に事前に下孔を形成することなく直接打込むことが可能な、株式会社九飛勢螺製のリベット(商品名:ピアス(登録商標)リベット)34が採用されている場合である。尚、このリベット34を実施例2の固定具2として採用しても良い(この場合は、請求項4記載の発明に属する実施例となる。)。
また、このリベット34の径に合せて、本実施例では、前記挿通孔4の孔径が実施例1のそれより小径に形成されていると共に、止水対策として、ベース体5の底板部15の底面に板状のパッキン35が付設されている。
尚、図示していないが、固定具2としてウルトラタイト(登録商標:サンコーテクノ株式会社製)のような高性能タイプのルーフボルトが採用されていても良いし、他の固定具2が採用されていても良い。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1〜3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折板屋根
2 固定具
3 支持金具
4 挿通孔
5 ベース体
6 ソーラーパネル
7 支持部
8 パネル支持体
9 芯ボルト
10 ルーフボルト
11 固定ナット
12 ガイド孔
13 合わせ孔
14 ガイドボルト
15 底板部
16 立上がり板部
17 天板部
18 垂下板部
19 締付ナット

Claims (5)

  1. 折板屋根に固定可能な固定具と、この固定具により折板屋根上に固定される支持金具とを具備する折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記固定具は、芯ボルトの上部が上方に突出している折板屋根固定用の一対のルーフボルトが採用され、前記支持金具は、折板屋根に固定された一対の前記ルーフボルトの芯ボルトを挿通可能な一対の挿通孔が設けられているベース体と、この挿通孔を覆い隠すようにしてベース体上に配設され上部にソーラーパネルを支持可能な支持部が設けられているパネル支持体とから成ると共に、パネル支持体がベース体に対しスライド移動可能に設けられていて、前記挿通孔に前記ルーフボルトの芯ボルトの上部を挿通させた状態でこのパネル支持体をスライド移動させると、芯ボルトの上部がベース体上に露出するように構成されているか、若しくはパネル支持体がベース体に対し起伏回動移動可能に設けられていて、前記挿通孔に前記ルーフボルトの芯ボルトの上部を挿通させた状態でこのパネル支持体を起動回動移動させると、芯ボルトの上部がベース体上に露出するように構成されており、このパネル支持体のスライド移動若しくは起動回動移動により挿通孔と共にベース体上に露出する芯ボルトの上部に、固定ナットを螺着し締め付けることで、ルーフボルトに前記支持金具を固定し得るように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  2. 前記挿通孔は、長孔形状に形成されていて、この挿通孔が、前記ルーフボルトの前記折板屋根に対する固定位置誤差を吸収しつつ芯ボルトを挿通可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  3. 折板屋根に固定可能な固定具と、この固定具により折板屋根上に固定される支持金具とを具備し、折板屋根の軒側端部に固定される折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具は、一対の前記固定具を挿通可能な一対の前記挿通孔が軒側配設部位と棟側配設部位とに設けられているベース体と、この一対の挿通孔を覆い隠すようにしてベース体上に配設され上部にソーラーパネルを支持可能な支持部が設けられているパネル支持体とから成ると共に、パネル支持体が、ベース体に対し折板屋根の棟方向にのみスライド移動可能且つ起伏回動移動可能に設けられていて、このパネル支持体を折板屋根の棟方向にスライド移動させると、ベース体の軒側配設部位の前記挿通孔が露出して、この露出する挿通孔に挿通した前記固定具でベース体を折板屋根に固定し得るように構成されていると共に、パネル支持体を起動回動移動させると、ベース体の棟側配設部位の前記挿通孔が露出して、この露出する挿通孔に挿通した前記固定具でベース体を折板屋根に固定し得るように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  4. 折板屋根に固定可能な固定具と、この固定具により折板屋根上に固定される支持金具とを具備する折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具は、一対の前記固定具を挿通可能な一対の前記挿通孔が軒側配設部位と棟側配設部位とに設けられているベース体と、この一対の挿通孔を覆い隠すようにしてベース体上に配設され上部にソーラーパネルを支持可能な支持部が設けられているパネル支持体とから成ると共に、パネル支持体が、ベース体に対し折板屋根の軒方向と棟方向とにスライド移動可能に設けられていて、このパネル支持体を折板屋根の棟方向にスライド移動させると、ベース体の軒側配設部位の前記挿通孔が露出して、この露出する挿通孔に挿通した前記固定具でベース体を折板屋根に固定し得るように構成されていると共に、パネル支持体を折板屋根の軒方向にスライド移動させると、ベース体の棟側配設部位の前記挿通孔が露出して、この露出する挿通孔に挿通した前記固定具でベース体を折板屋根に固定し得るように構成され、前記ベース体の二箇所に長孔形状のガイド孔が設けられ、このガイド孔と連通させる長孔形状の合わせ孔が前記パネル支持体の二箇所に設けられ、この各ガイド孔と各合わせ孔とを連通させた二箇所の連通孔部に夫々ガイドボルトが貫通配設されて、このガイドボルトに対しガイド孔と合わせ孔とが移動可能な範囲内でベース体に対しパネル支持体が折板屋根の軒方向と棟方向とにスライド移動可能に構成されていると共に、この二箇所のガイドボルトの締付若しくは二箇所のガイドボルトに螺着した締付ナットの締付によりベース体に対しパネル支持体がスライド移動不能となるように構成されていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  5. 前記ベース体は、底板部の両端に立上がり板部が連設する断面コ字状体に構成されていると共に、この底板部に一対の前記挿通孔が設けられ、前記パネル支持体は、天板部の両端に垂下板部が連設する断面コ字状体に構成されていると共に、前記天板部の上面が前記支持部として構成され、前記ベース体の立上がり板部に長孔形状のガイド孔が貫通形成され、このガイド孔と連通させる長孔形状の合わせ孔が前記パネル支持体の垂下板部に貫通形成され、このガイド孔と合わせ孔とを連通させた連通孔部にガイドボルトが貫通配設されて、このガイドボルトに対しガイド孔と合わせ孔とが移動可能な範囲内でベース体に対しパネル支持体がスライド移動可能に構成されていると共に、ガイドボルトを支点にベース体に対しパネル支持体が起伏回動可能に構成され、このガイドボルトの締付若しくはガイドボルトに螺着した締付ナットの締付によりベース体に対しパネル支持体がスライド移動不能且つ起伏回動移動不能となるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
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